JP4891459B1 - ホーム拡幅化工法及びガイド部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ホーム拡幅化工法は、プラットホームに対して、奥行き方向に沿うように複数の横桁を敷設する横桁敷設工程と、複数の横桁に対して奥行き方向にスライド自在なガイド部材を設置するガイド部材設置工程と、複数の横桁間に、軌道の延在方向に沿うようにフレームを掛け渡すフレーム設置工程と、複数のフレーム上に複数の覆工板を敷設し、該覆工板の先端部がプラットホームの初期の先端位置に配置する覆工板敷設工程と、フレーム上に設置されたままの状態で覆工板が軌道側に押し出されるように、ガイド部材を横桁に対してスライドさせる拡幅工程と、覆工板が軌道側に押し出されたことにより空いた部分に、第二覆工板をさらに敷設する第二覆工板敷設工程と、覆工板、第二覆工板、ガイド部材及びフレームを撤去して、横桁上にPC板を掛け渡すPC板敷設工程とを含む。
【選択図】図5
Description
このため、本発明の課題は、切り替え当夜の作業量を削減して、作業効率を高めることである。
プラットホームに対して、軌道の延在方向に直交する奥行き方向に沿うように複数の横桁を所定の間隔にて敷設する横桁敷設工程と、
複数の前記横桁のそれぞれに、該横桁に対して奥行き方向にスライド自在なガイド部材を設置するガイド部材設置工程と、
前記ガイド部材上に複数のフレームを設置し、複数の前記横桁間に、前記軌道の延在方向に沿うように前記フレームを掛け渡すフレーム設置工程と、
複数の前記フレーム上に複数の覆工板を敷設し、該覆工板の先端部が前記プラットホームの初期の先端位置に配置する覆工板敷設工程と、
前記フレーム上に設置されたままの状態で前記覆工板が軌道側に押し出されるように、前記ガイド部材を前記横桁に対してスライドさせる拡幅工程と、
前記覆工板が軌道側に押し出されたことにより空いた部分に、第二覆工板をさらに敷設する第二覆工板敷設工程と、
前記覆工板、前記第二覆工板、前記ガイド部材及び前記フレームを撤去して、前記横桁上にPC板を掛け渡すPC板敷設工程とを含むことを特徴としている。
前記覆工板は、本体部と、前記本体部の少なくとも一辺から伸縮して前記覆工板の幅を調整する調整部とを備えることを特徴としている。
前記第二覆工板は、第二本体部と、前記第二本体部の少なくとも一辺から伸縮して前記第二覆工板の幅を調整する第二調整部とを備えることを特徴としている。
プラットホームに対して、軌道の延在方向に直交する奥行き方向に沿うように所定の間隔で敷設された複数の横桁のそれぞれに設置され、該横桁に対して奥行き方向にスライド自在な一対の長尺部材からなるガイド部材であって、
前記長尺部材は、前記横桁に載置される台座部と、前記台座部から上方に延在する連結部と、前記連結部の上部から水平方向に延在して、フレームを支持する支持部とを備え、
前記一対の長尺部材のそれぞれの前記連結部同士を重ね合わせることで、当該一対の長尺部材を連結していることを特徴としている。
また、ガイド部材自体が一対の長尺部材を連結することで形成されているので、ガイド部材の設置時や撤去時に一対の長尺部材を分割することができる。したがって、分解不可能なガイド部材と比べて、ガイド部材の設置時や撤去時の作業効率を高めることができる。
台座部42は、横桁3の上面に沿う上面部421と、上面部421における外側の端部から下方に延在する側面部422とを有する。上面部421には、先端が横桁3の上面に当接するネジ424が取り付けられていて、このネジ424により、横桁3との係合を固定できるようになっている。
支持部44は、台座部42よりも幅広に形成されている。この支持部44の下面には、連結部42及び台座部42に接続されたリブ46が設けられている。このリブ46によりガイド部材4の剛性が確保されている。
支持部44には、ネジ424の上方を開放するための切欠441が、各ネジ424に対向する位置に設けられている。
図9は、横桁設置領域103に設置される覆工板5の概略構成を示す上面図である。覆工板5は、その長手方向が奥行き方向に沿うように配置される。この覆工板5には、上面視矩形状の本体部51と、本体部51の両側方から伸縮するようにスライド自在に取り付けられた一対の調整部52とが備えられている。本体部51の両側部の表面には、調整部52をガイドするためのガイドピン53が複数設けられている。一方、一対の調整部52には、それぞれガイドピン53が挿通するガイド長孔54が形成されている。これにより、調整部52が外側に向けてスライドすることになり、覆工板5の幅を調整することができる。さらには、図10に示すように扇状に広げることも可能である。
なお、調整部52は、本体部51の一辺部だけに設けられていても、三辺以上の辺部に設けられていても良い。
また、本体部51及び調整部52の表面の一部には、滑り止め用の凸部55が多数形成されている。この凸部55は、例示した点状のものでなくとも、線状のものであってもよい。
ここで、図11に示すように、ガイド部材4の上部には、左右のフレーム7をそれぞれ支持するためのフレーム受け部71が複数対取り付けられている。このフレーム受け部71は、ガイド部材4に対してスライド自在であるとともに、ガイド部材4の上面に沿って回動するようになっている。具体的には、フレーム受け部71には、長孔72が形成されていて、この長孔72を介してネジ73によりガイド部材4に固定されている。ネジ73を緩めることで、フレーム受け部71がスライド及び回動するようになっている。そして、図11に示すように直線状の軌道Rに沿ってフレーム7を配置する場合には、各対のフレーム受け部71も直線状に配置する。また、図12に示すように、湾曲した軌道R1に沿うようにフレーム7を配列する場合には、軌道R1に沿うようにフレーム受け部71を回動させることとなる。
そして、次回の営業開始に備えるべく、乗客がホーム部100を歩行できるように所定箇所101、横桁設置領域103及び横桁間領域104を覆工板2,5で覆う。
盛土の撤去後は、次回の営業開始に備えるべく、乗客がホーム部100を歩行できるように所定箇所101、横桁設置領域103及び横桁間領域104を覆工板2,5で覆う。このとき、覆工板5は複数枚、複数のフレーム7上に敷設され、覆工板5の先端部がプラットホーム1におけるホーム先端部200の初期の先端位置に配置されている(フレーム設置工程)。
なお、ガイド部材4を押し出すものとしては、例えばエアシリンダ等のセンターホールジャッキ9以外の工具であってもよく、さらには人力であってもよい。
この際、軌道R自体も新たな位置(図5における点線部)に設置される。
拡幅後においては、次回の営業開始に備えるべく、乗客がホーム部100を歩行できるように、覆工板5が軌道側に押し出されたことにより空いた部分を、さらに別の第二覆工板10で覆う(図6参照:第二覆工板敷設工程)。
第二覆工板10は、その長手方向が軌道Rの延在方向に沿うように配置される。この第二覆工板10には、図13に示すように、上面視矩形状の第二本体部13と、第二本体部13の一辺部に伸縮するようにスライド自在に取り付けられた第二調整部14とが備えられている。これにより、第二調整部14が外側に向けて伸縮することになり、第二覆工板10の幅を調整することができる。例えば、図13では、第二調整部14が第二本体部13に対して扇状に開いた場合を示している。なお、第二覆工板10においても、覆工板5のように一対の第二調整部14を第二本体部13の両側方に設けることも可能である。さらには、第二本体部13の全ての辺部に第二調整部14を設けてもよい。
例えば、上記のプラットホーム1以外にも擁壁式のプラットホームに対しても本発明に係るホーム拡幅化工法を適用することも可能である。
また、上記実施形態では、覆工板5の長手方向が奥行き方向に沿うように覆工板5が配置される場合を例示したが、覆工板5は、その長手方向が奥行き方向に直交する方向に沿って配置されてもよい。
また、本実施形態では、プラットホーム1の軌道R側端部が直線状である場合を例示して説明したが、曲線状であっても構わない。このとき、覆工板5の調整部52をスライドさせることで、各覆工板5同士の隙間を抑制することができる。特に、押し出し前と、押し出し後では、覆工板5一枚あたりの覆う領域が異なることになるが、調整部52を調整することで押し出し前と後でも一種類の覆工板5で対応することができる。
2 覆工板
3 横桁
4 ガイド部材
5 覆工板
6 板材
7 フレーム
9 センターホールジャッキ
10 第二覆工板
11 PC板
12 ホーム用化粧板
13 第二本体部
14 第二調整部
31 延長部材
32 仮足場
33 本支持部
41 長尺部材
42 台座部
43 連結部
44 支持部
46 リブ
51 本体部
52 調整部
53 ガイドピン
54 ガイド長孔
55 凸部
71 フレーム受け部
72 長孔
73 ネジ
100 ホーム部
101 所定箇所
102 受台
103 横桁設置領域
104 横桁間領域
200 ホーム先端部
421 上面部
422 側面部
424 ネジ
431 固定ネジ
432 ナット
441 切欠
R 軌道
Claims (4)
- プラットホームに対して、軌道の延在方向に直交する奥行き方向に沿うように複数の横桁を所定の間隔にて敷設する横桁敷設工程と、
複数の前記横桁のそれぞれに、該横桁に対して奥行き方向にスライド自在なガイド部材を設置するガイド部材設置工程と、
前記ガイド部材上に複数のフレームを設置し、複数の前記横桁間に、前記軌道の延在方向に沿うように前記フレームを掛け渡すフレーム設置工程と、
複数の前記フレーム上に複数の覆工板を敷設し、該覆工板の先端部が前記プラットホームの初期の先端位置に配置する覆工板敷設工程と、
前記フレーム上に設置されたままの状態で前記覆工板が軌道側に押し出されるように、前記ガイド部材を前記横桁に対してスライドさせる拡幅工程と、
前記覆工板が軌道側に押し出されたことにより空いた部分に、第二覆工板をさらに敷設する第二覆工板敷設工程と、
前記覆工板、前記第二覆工板、前記ガイド部材及び前記フレームを撤去して、前記横桁上にPC板を掛け渡すPC板敷設工程とを含むことを特徴とするホーム拡幅化工法。 - 請求項1記載のホーム拡幅化工法において、
前記覆工板は、本体部と、前記本体部の少なくとも一辺から伸縮して前記覆工板の幅を調整する調整部とを備えることを特徴とするホーム拡幅化工法。 - 請求項1又は2記載のホーム拡幅化工法において、
前記第二覆工板は、第二本体部と、前記第二本体部の少なくとも一辺から伸縮して前記第二覆工板の幅を調整する第二調整部とを備えることを特徴とするホーム拡幅化工法。 - プラットホームに対して、軌道の延在方向に直交する奥行き方向に沿うように所定の間隔で敷設された複数の横桁のそれぞれに設置され、該横桁に対して奥行き方向にスライド自在な一対の長尺部材からなるガイド部材であって、
前記長尺部材は、前記横桁に載置される台座部と、前記台座部から上方に延在する連結部と、前記連結部の上部から水平方向に延在し、板材を支持する支持部とを備え、
前記一対の長尺部材のそれぞれの前記連結部同士を重ね合わせることで、当該一対の長尺部材を連結していることを特徴とするガイド部材。
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JP2000142381A (ja) * | 1998-11-11 | 2000-05-23 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | プラットホーム先端隙間調整装置および軌道用車両乗降場 |
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- 2011-09-16 JP JP2011202581A patent/JP4891459B1/ja active Active
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