JP4888284B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4888284B2
JP4888284B2 JP2007226123A JP2007226123A JP4888284B2 JP 4888284 B2 JP4888284 B2 JP 4888284B2 JP 2007226123 A JP2007226123 A JP 2007226123A JP 2007226123 A JP2007226123 A JP 2007226123A JP 4888284 B2 JP4888284 B2 JP 4888284B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric power
harness
hole
steering
power steering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007226123A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009056943A (ja
Inventor
武士 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2007226123A priority Critical patent/JP4888284B2/ja
Publication of JP2009056943A publication Critical patent/JP2009056943A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4888284B2 publication Critical patent/JP4888284B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置に関し、詳しくはそのトルクセンサ部分の構造に関する。
従来の電動パワーステアリング装置のトルクセンサとして、例えば特許文献1及び特許文献2に記載のものがある。トルクセンサは、電動アシスト機構の入力軸や出力軸等の軸部材外周を取り巻くコイルや、コイルと導線で接続された基板等を有する。これらをセンサハウジングに収納したり、或いは合成樹脂により一体的にモールド成形したりすることで、トルクセンサ・アセンブリが構成されている。トルクセンサ・アセンブリは、ウォームギヤ対を収納するギヤハウジングに固定され、ハーネスにより制御装置に接続されている。
特開平9−329509号公報 国際公開WO2005/097577A1号公報
従来、諸要素をセンサハウジングに収納してトルクセンサ・アセンブリを構成した多くの電動パワーステアリング装置においては、トルクセンサの前記ハーネスは、センサハウジングの外に引き出されてからすぐに、センサハウジングに設けられたクランプ部材によりクランプされ、それから制御装置に接続される構造となっている。
しかしながら、ハーネスをセンサハウジングにクランプする場合、レイアウトによってはセンサハウジングに形成されたハーネス引き出し用の孔より車両上部でしかクランプできない場合があり、運転者がステアリングホイールやダッシュボードの上で飲み物等をこぼした場合や、エアコンダクトが結露し水滴が垂れた場合に、ハーネスを伝ってセンサハウジング内部に水滴が浸入し、最悪の場合セルフステア等の危険な状況が生じる可能性がある。
また、従来品では電動パワーステアリング装置のコラム・アセンブリを直置きする際にハーネスを挟んで傷つけてしまい、最悪の場合断線して電動パワーステアリング装置が機能しなくなる可能性がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、トルクセンサの信頼性を向上させた電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ステアリングホイールの回動により発生した操舵トルクをトルクセンサにより検知し、検知した操舵トルクに応じて電動モータを駆動させ、ウォームギヤ対を介して操舵補助トルクを出力軸に伝達する電動アシスト機構を有し、前記トルクセンサはハーネスによって制御装置に接続されている電動パワーステアリング装置において、
前記トルクセンサを収納するセンサハウジングには、ハーネス引き出し用の孔が形成されると共に該孔の近傍に板状の突出部が形成され、前記ウォームギヤ対を収納するギヤハウジングには、前記孔より車両下方にブラケットが形成され、前記孔から引き出された前記ハーネスは、前記孔から下方に延びて前記ブラケットでクランプされることを特徴とする電動パワーステアリング装置を提供する。
本発明によれば、トルクセンサの信頼性を向上させた電動パワーステアリング装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
まず、実施形態に係る電動パワーステアリング装置の全体的な構成について図1を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る電動パワーステアリング装置の車室側部分を示す側面図である。
コラムアシスト型の電動パワーステアリング装置1は、後端部にステアリングホイール3を取り付けたアッパステアリングシャフト5を内側で回動自在に支持する中空のステアリングコラム7を有する。ステアリングコラム7の前端部には、電動アシスト機構9が連設されている。電動アシスト機構9内部の構造は図示を省略するが、電動アシスト機構9は、トーションバー等を介して互いに連結された入力軸及び出力軸、センサハウジングに収納されるトルクセンサ、ギヤハウジングに収納されるウォームギヤ対、電動モータ11等から構成されている。ウォームギヤ対は、電動モータの回転軸に連結したウォームと、ウォームに噛合し出力軸に外嵌するウォームホイールからなる公知の減速機構である。
なお、ギヤハウジングに取り付けられた電動モータ11やその軸に連結されたウォーム等の配置は、図1の配置に特に限定されず、本発明の特徴的構成が本質的に変わらない他の配置にしても良い。後の説明で参照する図2から図4においては、電動モータ及びウォームの配置が異なるものを示している。また、本明細書中の説明における各部材の前後方向は、車両の前後方向に対応するものとする。
鋼管製のステアリングコラム7は、アッパブラケット13を介して車体側メンバ15に固定されており、電動アシスト機構9は、ロアブラケット17を介して車体側メンバ15に固定されている。
車両走行時、電動パワーステアリング装置1は、ステアリングホイール3の回動により発生した操舵トルクをトルクセンサにより検知し、検知した操舵トルクに応じて電動モータ11を駆動させ、その回転力をウォームギヤ対を介して操舵補助トルクとして出力軸19に伝達する。さらに、出力軸19に伝達された回転力は、車両前方に向かって順に、出力軸19の前端部にユニバーサルジョイント21を介して連結されたロアステアリングシャフト23、図示しないラックアンドピニオン式のステアリングギヤへと伝達される。このようにして、運転者は走行輪を転舵することができる。
電動パワーステアリング装置1は、ステアリングホイール3のチルト位置を調整するチルト機構を有している。チルト機構は、ロアブラケット17に固定された枢軸部材であるチルトピボットTP、アッパブラケット13に設けられた調整レバー25等から構成される。チルトピボットTPは、ロアブラケット17や車体側メンバ15等からなる車体側部材に、電動アシスト機構9、ステアリングコラム7等を含むコラム側部材を上下方向に揺動自在に連結している。また、調整レバー25は、ステアリングコラム7に係合し、チルト位置をロック・アンロックする図示しない公知の機構の一部をなすものである。
チルト位置調整の際には、調整レバー25をアンロック操作してから、ステアリングホイール3を、ステアリングコラム7等と共にチルトピボットTPを支点として図1に矢印で示すように揺動させ、所望の位置で調整レバー25をロック操作してステアリングホイール3のチルト位置を固定する。
次に、実施形態における電動アシスト機構、特にそのトルクセンサ部分の外部構造について図2から図4を参照して説明する。
図2は、実施形態に係る電動パワーステアリング装置の電動アシスト機構の外観を示す図であり、電動アシスト機構を車両後方からステアリングコラム7の軸方向前方に見た図である。
図3は、図2に示される電動アシスト機構の斜視図である。
図4は、図2に示される電動アシスト機構の右側面図である。
トルクセンサは、ウォームギヤ対を収納するギヤハウジング27の後面に連続して形成されたセンサハウジング29に収納されている。ギヤハウジング27は、ウォームホイールを収納するホイール収納部31と、ウォームを収納するウォーム収納部33とを有する。センサハウジング29は、アッパステアリングシャフトである入力軸5や出力軸19等の軸部材を取り巻くコイル等を収納するコイル収納部35と、コイルと導線で接続された基板等を収納する基板収納部37と、コイル収納部35・基板収納部37の後部を塞ぐカバー39とからなる。コイルや基板等、センサハウジング29内部の構造は図示を省略する。
ステアリングコラム7の前端は、ステアリングコラム7の径方向外方に延在する略三角形の板状のフランジ部41中央に形成された円形孔に内嵌して固定されている。フランジ部41は、ホイール収納部31後面に形成されステアリングコラム7と同じ方向に延びる3つの柱状部43a,43b,43cに、3本のボルト45a,45b,45cにより固定されている。柱状部43a,43b,43cの端面はフランジ部41前面の三方の隅にそれぞれ接触し、フランジ部41をセンサハウジング29のカバー39より後方で支持している。このような構成により、ステアリングコラム7はフランジ部41を介してギヤハウジング27に固定される。また、入力軸5や出力軸19等の軸部材が、後方から順に、ステアリングコラム7、センサハウジング29、ギヤハウジング27内を延在している。
センサハウジング29の基板収納部37は、コイル収納部35に連続してステアリングコラム7の径方向外方に延在している四角い箱型の部分である。コイル収納部35は、ホイール収納部31の後面に連続しており、基板収納部37は、ホイール収納部31及びウォーム収納部33の後面に連続している。
基板収納部37のステアリングコラム7径方向外方の端面には、内部の基板に接続されたハーネス47をセンサハウジング29外部に引き出すための長方形の孔49が形成されている。また、センサハウジング29後部を塞ぐ板状のカバー39は、孔49に隣り合う部分がステアリングコラム7径方向外方に突出し、孔49に対して庇状に突き出た突出部51を形成している。なお、孔49近傍の構成を見やすくするため、突出部51は図2においてのみ図示し、図3及び図4においては図示せず、断面をハッチングで示す。
円筒状のウォーム収納部33の側面には、カバー39の突出部51と同方向、即ち図2において略右方向に突出する板状の第1ブラケット53及び第2ブラケット55が形成されている。第1ブラケット53は、ウォーム収納部33の下端部側面に連続して形成され、前記ハーネス引き出し用の孔49より車両下方に位置しており、第2ブラケット55は、ウォーム収納部33の上部側面に連続して形成され、孔49より上方に位置している。
トルクセンサの基板に接続されたハーネス47は、孔49から外部に引き出され、そこから下方に延び、ウォーム収納部33下端付近で車両前方に折り返されて、第1ブラケット53のトルクセンサ側の面上に第1留め金57によりクランプされる。ハーネス47は、第1留め金57から上方へ延び、第2ブラケット55のトルクセンサ側の面上に第2留め金59によりクランプされる。さらに上方で、ハーネス47は、モータ用ハーネス61と共に、電動モータ11に固定された制御装置63のコネクタ65に接続される。
以上のような構成により、種々の原因からセンサ用ハーネス47に水滴が伝わってきても、ハーネス47は孔49から下降して第1ブラケット53上でクランプされているため、水滴が孔49に達することはない。したがって、センサハウジング29内部に水が浸入することがなく、トルクセンサの信頼性を向上させることができる。また、第1及び第2ブラケット53,55がウォーム収納部33に一体に形成されていることから、ハーネスクランプ用のブラケットを別途設ける必要が無く、コストダウンを図ることができる。
また、ハーネス47は、カバー39の突出部51とウォーム収納部33の第1及び第2ブラケット53,55との間に配置され、突出部51と第1及び第2ブラケット53,55により内側で保護されている。したがって、電動パワーステアリング装置1のコラム・アセンブリを直置きしても、ハーネス47を傷つける心配がない。
以上のように、本実施形態によれば、センサハウジング内部への水滴の浸入や、ハーネスの破損を防ぎ、トルクセンサの信頼性を向上させた電動パワーステアリング装置を提供することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限られるものではない。例えば、上述の実施形態においてはチルト機構を有する電動パワーステアリング装置を示したが、本発明の電動パワーステアリング装置は、ステアリングホイールの位置を軸方向に調整することができるテレスコピック機構を有するものでも良く、またチルト機構とテレスコピック機構を両方備えたものでも良い。また、トルクセンサ部分の構造についても、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
実施形態に係る電動パワーステアリング装置の車室側部分を示す側面図である。 実施形態に係る電動パワーステアリング装置の電動アシスト機構の外観を示す図である。 図2に示される電動アシスト機構の斜視図である。 図2に示される電動アシスト機構の右側面図である。
符号の説明
1・・・・電動パワーステアリング装置
3・・・・ステアリングホイール
9・・・・電動アシスト機構
11・・・・電動モータ
19・・・・出力軸
27・・・・ギヤハウジング
29・・・・センサハウジング
47・・・・ハーネス
49・・・・孔
51・・・・突出部
53・・・・第1ブラケット
63・・・・制御装置

Claims (1)

  1. ステアリングホイールの回動により発生した操舵トルクをトルクセンサにより検知し、検知した操舵トルクに応じて電動モータを駆動させ、ウォームギヤ対を介して操舵補助トルクを出力軸に伝達する電動アシスト機構を有し、前記トルクセンサはハーネスによって制御装置に接続されている電動パワーステアリング装置において、
    前記トルクセンサを収納するセンサハウジングには、ハーネス引き出し用の孔が形成されると共に該孔の近傍に板状の突出部が形成され、
    前記ウォームギヤ対を収納するギヤハウジングには、前記孔より車両下方にブラケットが形成され、
    前記孔から引き出された前記ハーネスは、前記孔から下方に延びて前記ブラケットでクランプされることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
JP2007226123A 2007-08-31 2007-08-31 電動パワーステアリング装置 Active JP4888284B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007226123A JP4888284B2 (ja) 2007-08-31 2007-08-31 電動パワーステアリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007226123A JP4888284B2 (ja) 2007-08-31 2007-08-31 電動パワーステアリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009056943A JP2009056943A (ja) 2009-03-19
JP4888284B2 true JP4888284B2 (ja) 2012-02-29

Family

ID=40553093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007226123A Active JP4888284B2 (ja) 2007-08-31 2007-08-31 電動パワーステアリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4888284B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5472684B2 (ja) * 2009-05-19 2014-04-16 株式会社ジェイテクト 電動パワーステアリング装置
JP5299344B2 (ja) * 2010-04-12 2013-09-25 日本精工株式会社 電動パワーステアリング装置
US20190248408A1 (en) * 2016-08-30 2019-08-15 Thyssenkrupp Presta Ag Moisture sensing in electric motors of motor vehicle steering systems based on galvanic potential
JP2023162458A (ja) * 2020-09-17 2023-11-09 日立Astemo株式会社 電動パワーステアリング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009056943A (ja) 2009-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7497299B2 (en) Power steering system for vehicle
EP1770003B1 (en) Vehicle having a steering shaft supporting structure
US7497471B2 (en) Power steering system for vehicle
US7665571B2 (en) Power steering system in low floor type small vehicle
JP4888284B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
WO2019044361A1 (ja) ステアリング装置
CN111065571A (zh) 转向装置
JP5776626B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP5397383B2 (ja) ステアリング装置
JP2013208929A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2014073805A (ja) 車両用ラックアンドピニオン式ステアリング装置
JP6620421B2 (ja) 電動モータとその制御装置との防滴構造、及び、これを用いた電動パワーステアリング装置、アクチュエータ、車両
JP2007216720A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2016064719A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP6933067B2 (ja) ステアリングホイール
JP5878346B2 (ja) ケーブル配線構造
JP4951991B2 (ja) ステアリングコラム組付構造
JP5180629B2 (ja) 車両の電動式パワーステアリング装置
JP5983893B2 (ja) ステアリング装置
JP5176552B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4640435B2 (ja) ステアリング装置
JP4466123B2 (ja) ステアリングラックマウント構造
JP5240887B2 (ja) ステアリングホイールの芯金構造
JP4432617B2 (ja) ステアリング支持構造
JP5046020B2 (ja) 電動パワーステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111115

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4888284

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3