JP4887193B2 - 毛髪トリートメント組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、毛髪を処理する局所適用組成物に関する。この組成物は、特に毛髪が永続的な染色中、漂白中及びパーマ中に生じるような化学処理によって以前に損傷を受けた場合に、以前から既知のシリコーンベースのコンディショナーよりも優れたコンディショニング耐久性を毛髪上で示す、規定の物理化学特性を有する官能化シリコーンポリマーを含む。
酸化的染色又は永続的な着色として既知であるものは、毛髪に不可逆性の物理化学的変化をもたらす。典型的には、このプロセスの間に2つの成分が共に混合されて、その後毛髪に適用される。これらの成分は普通、過酸化水素のような酸化剤、並びに酸化的染料前駆体及びカップラーのような染色材料(高pHに、典型的には約10に緩衝されている)を含む。この混合物を、毛髪と接触させた後、必要とされる色変化が生じるのに好適な期間保持させると、その後毛髪は、不可逆性の化学変化によって、着色されていない毛髪よりも親水性になる。理論によって束縛されることは意図しないが、毛髪の親水性の変化は、とりわけ、より親水性のシステイン酸アミノ酸残基を生成する毛髪内のケラチン−ケラチンシステインアミノ酸の酸化、及び毛髪の天然疎水性物質、F層として示される保護層、外側の外表皮エンベロープに共有結合した脂質、18−メチルエイコサン酸の加水分解に起因するように思われる。この着色プロセスは普通、所望の毛髪の色合い及び彩度を維持するために、また新しく成長した毛髪が古い毛髪と同一の色を持つように、消費者によって定期的に繰返される。結果として毛髪は、元々の色をもった頭皮付近の相対的に疎水性の表面から、多数回の着色処理に供された毛髪の先端における次第により極性の高くなった基材まで、その極性が変化する。毛髪の酸化染色の考察は、チャールズ・ズビアク(Charles Zviak)による「ヘアケアの科学(The Science of Hair Care)」(マーセル・デッカー(Marcel Dekker)、ニューヨーク、1986年)に見出すことができる。これらの不可逆の物理化学的変化は、より扱いにくい毛髪につながる粗さ、脆さ及び乾燥の増大として現れ得る。
着色プロセスの後、人の毛髪は、周囲環境と接触することによって、また頭皮が分泌する皮脂によって汚れる。毛髪のこの汚れは、汚れた感触及び魅力のない外観を生じ、定期的に頻繁にシャンプーする必要がある。シャンプーは過剰な汚れ及び皮脂を取り除くことによって毛髪を洗浄するが、毛髪をぬれた、もつれた、一般に取り扱い難い状態にすることがある。毛髪がいったん乾くと、毛髪の天然油分、他の天然又は付着コンディショニング成分、及び保湿成分が除去されるため、毛髪は、乾燥し、荒れて、光沢のない、又は縮れた状態になることが多い。毛髪はまた、乾燥時に静電気が増えた状態になる可能性があるが、これが櫛通りを悪くする場合があり、一般的に「まとまりのない髪(fly-away-hair)」と呼ばれる状態を引き起こす。このような状態は、以前に酸化的に着色された毛髪では悪化する傾向にある。
上記の問題を軽減するために毛髪コンディショナーを使用することが既知である。より具体的には、コンディショニング材料を、着色剤製品に添加すること又は着色剤キットの一部として別個に供給することが既知である。コンディショナーをシャンプープロセスで使用することも既知である。これらの手法は、リーブオン製品又はリンスオフ製品のようにシャンプー後に適用するヘアコンディショナーから、単一製品で毛髪の洗浄とコンディショニングの両方を行おうとするヘアコンディショニングシャンプーにまで及んでいる。ヘアコンディショナーは、典型的には、シャンプーの後に続く別の工程で適用される。ヘアコンディショナーは、使用される製品の種類によってリンスオフ又はリーブオンのいずれかであることができる。ポリジメチルシロキサン(PDMS)は、毛髪の感触を改善するために、コンディショニング材料として使用されることが多い。しかし、酸化的着色後に得られた、より親水性の毛髪においては、PDMS付着が大いに低減され、毛髪コンディショニングにおいて酸化着色されていない毛髪の場合と同じ効果をもたらすことはできないことが既知である。
上記で議論した問題を解決するための試みが、先行技術においてなされて来た。より詳細には、極めて疎水性のPDMSベースのシリコーンの使用から離れ、アミンのような官能基を含む官能化シリコーンを用いるようになった−例えば、欧州特許第0275 707号及び国際公開第99/49836号を参照されたい。ただし、これらの文書に開示されている組成物は耐久性ではなく、その後の数回のシャンプーの間に毛髪から除去されやすい。これは特に、親水性の、酸化的に損傷された毛髪に当てはまる。洗髪の都度、適用する必要のないコンディショナーを開発することは非常に有利である。
改良されたコンディショニング効果を得るために、消費者の要求を満たすに十分なシリコーン流体が各フィラメントに付着すること、すなわち初期及びその後で行われるシャンプー後の長い期間のいずれでも、シリコーン流体の完全な付着がこの目的のために十分であることを確実にすることもまた重要である。
上記の議論を考慮して、本発明は、ヴァージン毛髪及び複数回の酸化染料処理がなされた毛髪のいずれの場合においても、消費者のニーズに適合するために十分なコンディショニング剤を毛髪上に付着させるコンディショニング剤を含み、耐久性、すなわちコンディショニング効果が消費者に感じられなくなるほど早急に洗い流されない毛髪トリートメント組成物を理想的に提供するものである。
本発明によると、(a)極性官能性置換基が以下で使用する一価の有機基A内又はこの有機基A上に組み込まれた、次の式:
Figure 0004887193
(式中、nは50〜2000であり;pは1〜50であり;B1はH、OH、アルキル又はアルコキシ基であり;A1は、第一級アミン又は第二級アミンを含む極性官能性置換基である)を有し、粘度が400〜150,000mPa・sであり、且つ粒径が2μmよりも大きいグラフト型の官能性シリコーンポリマー0.1〜20重量%と、
(b)ジセチルジメチルアンモニウムクロリドを含み、且つ次の式:
Figure 0004887193
(式中、R1は8〜22個の炭素原子を有するアルキル又はアルケニル基、R2〜R4は、それぞれ独立して、1〜4個の炭素原子を有するアルキル又はヒドロキシアルキル基であり、X は塩形成陰イオンである)の第四級アンモニウム化合物を含まない界面活性剤系と
を含む毛髪トリートメント組成物が提供される。
本明細書で使用する時、「官能化」シリコーンという用語は、少なくとも1つのメチル基が、好ましくは水素でない異なる基によって置換されたポリジメチルシロキサン類(PDMS)を含む。「官能性シリコーン」という用語は、「官能化シリコーン」と同義である。
本明細書で使用する時、官能化シリコーン付着に関連して用いられる用語「耐久性」は、下記のシリコーン耐久性指数方法プロトコルによって測定した場合の耐久性指数が、少なくとも0.20であること、好ましくは0.5より大きく、より好ましくは0.75より大きく、最も好ましくは1.0より大きいことを意味する。「耐久的に付着」及び耐久性付着という語句は、それに応じて解釈される。
用語HLB値はこの技術分野において働く当業者には既知である−例えば「HLB値(HLB-Wert)」(ロンプ・ケミ・レキシコン(Rompp Chemie Lexikon)、シーム出版社(Thieme Verlag)、シュツットガルト(Stuttgart)、第9版、1995年)を参照のこと。
全ての引用文献は、その全体を本明細書に参考として組み込む。
本明細書に示される百分率は全て、特に指定しない限り総組成物に対する重量による。本明細書に示される割合は全て、特に指定しない限り重量比である。
本明細書に示される分子量は全て、特に指定しない限り重量平均分子量とする。
上記技術問題を如何にして解決するかを検討する際に、本発明者らは、分子特性だけに焦点をあてることから離れ、シリコーン類の物理的特性を変えることが有する効果について考慮することから始めた。これは、シリコーン液滴が主に流体として、毛髪のストランドと相互作用する傾向があり、個々の分子としてではないということを認めたからである。多くのパラメータを調査し、目的に適合させた。我々は、特定の親水性の範囲内で、毛髪へのシリコーン付着の完全な付着及び耐久性に関して、有利な技術的効果を達成することができることを同定した。親水性は、以下で定義するようにペンダントドロップ型方法(pendant drop-type method)を用いて、従来から確立されている界面張力(IFT)によって、これまで測定されている。本発明者もこのような方法を使用した。本発明による親水性の範囲は、1〜12mN/m、好ましくは1〜10mN/m、より好ましくは1〜8mN/m、最も好ましくは1〜4mN/mのIFTに相当する。
本発明者らはまた、所与の官能性シリコーンの親水性レベルについて、シリコーン流体粘度が、付着シリコーンの耐久性レベル及び触感に重大な影響を持つことを確証した。有利なことには、シリコーンは、400〜150,000mPa・sの範囲の粘度を有する。より有利なことには、粘度は600〜100,000mPa・sの範囲中にある。さらにより有利なことには、粘度は4000〜25,000mPa・sの範囲中にある。
発明者らは、官能性シリコーンの耐久性が、定義された最小粘度に大いに依存することを確証した。理論に束縛されることは意図しないが、官能性シリコーンの耐久性は、消費者によるすすぎ適用プロセス中に水を自己乳化して、粘弾性及びそれによって接着特性を持つ構造化された付着を毛髪上に生成する能力によって決定されると考えられる。このプロセスで、シリコーン中水型構造の形成を耐久性ゲル生成の降伏点を超えて不可逆的に進行させ、すすぎからのエネルギー除去後にシリコーンから単に相分離する水を少なくするため、最小粘度が必要とされる。不可逆の構造形成、したがって耐久性のための最小シリコーン流体粘度は、約400mPa・sであることが明らかにされた。
発明者らは、上に定義された必要なシリコーン親水性範囲内にあり、耐久性のための最小粘度以上である、付着した官能性シリコーンの触感又は感覚性能が、4,000mPa・s以上のシリコーン粘度で劇的に改良されることも確証した。理論に束縛されることは意図しないが、粘度が4,000mPa・sよりも大きい官能性シリコーンは、4,000mPa・s以下の流体からの構造化された付着と比べて、より平滑及び均一な構造化されたシリコーン中水型の付着モルホロジーを毛髪上に生じさせると考えられる。これは、消費者によるすすぎ適用プロセス中の構造形成の動力学がより低速であり(ベース流体粘度が高いため)、構造形成が降伏点を超えて進行する前に、流体がより完全に流れ/広がり続けることを可能にするためであると考えられる。
意外にも、本発明者は、定義された範囲の親水性及び粘度を有する官能化シリコーンに伴う効果が、化学に関係なく、すなわち、関係する官能基に関係なく、該当することを明らかにした。
本発明の毛髪トリートメント組成物は、0.1〜20重量%、好ましくは0.25〜15重量%、より好ましくは0.5〜10重量%、より一層好ましくは0.5〜7.5重量%の官能性シリコーンポリマーを含む。
本発明による組成物に含まれる親水性及び疎水性官能性シリコーンポリマー類は、次のように、極性官能性置換基が以下で使用する一価の有機基A内又はこの有機基A上に組み込まれた、グラフト型の有機変性シリコーンポリマー類である:
Figure 0004887193
式中、nは50〜2000であり;pは1〜50であり;BはH、OH、アルキル又はアルコキシ基である。
上記官能性シリコーンポリマーはまた、当業者にシルセスキオキサン又はT基として既知であるMeSiO3/2、及び当業者にQ基として既知であるSiO4/2を包含するシリコーン分枝基を組み込むことができる。
有機基Aは、第一級アミン又は第二級アミンを含む極性官能性置換基である。非常に好ましい極性官能性置換基は、次の式
Figure 0004887193
のアミン−型、ポリオール−型、又は−NYRであり、式中、各Rは、水素原子及び式−RNYの基からなる群から独立して選択され、各Yは独立して水素原子又はY’であり、各Y’は式
−CHCH(OH)R−OH
の基であり、式中、Rは独立して1〜10個の炭素原子を有する二価の炭化水素基であり、但し全てのYがHであることはない。
より好ましくは、Y’は式−CHCH(OH)CHOHの基であり、nは200〜500であり、pは20〜50である。
本発明の好適な官能性シリコーンポリマーとしては、ワッカー・シリコーンズ(Wacker Silicones)からのADM1100及びADM1600、ダウ・コーニング社(Dow Corning Corporation)からのDC2−8211、DC8822、DC8822A、DC8803、DC2−8040、DC2−8813、DC2−8630及びDC8566、信越(Shin-Etsu Corporation)からのKF−862、KF−861、KF−862S、KF−8005、KF−8004、KF−867S、KF−873、及びX−52−2328、並びにGEバイエル・シリコーンズ(GE Bayer Silicones)からのTSF4702、TSF4703、TSF4704、TSF4705、TSF4707、TSF4708、TSF4709、F42−B3115、SF1708、SF1923、SF1921、SF1925、OF TP AC3309、OF7747、OF−NH TP AI3631、OF−NH TP AI3683のような商標名で市販されている、アミン官能性を持つ有機変性シリコーンが挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の非常に好ましい官能性シリコーンポリマーは、粘度が4,000mPa・sより大きいアミン官能性を有する有機変性シリコーンであり、これには商標名ADM1100(ワッカー・シリコーンズ(Wacker Silicones)より)、DC8803(ダウ・コーニング社(Dow Corning Corporation)より)、及びTSF4707(GEバイエル・シリコーンズ(GE Bayer Silicones)より)の市販の流体が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明のさらなる態様によれば、
(a)酸化的漂白組成物と、
(b)染料組成物と、
以上で定義された毛髪トリートメント組成物と
を含む毛髪トリートメントキットが提供され、前記毛髪トリートメント組成物が、成分(a)内及び/若しくは成分(b)内に含まれ、並びに/又は別個の成分として与えられる。
下の表は、本発明の毛髪トリートメント組成物に含まれる官能性シリコーン流体の卓越した耐久性を実証する。
Figure 0004887193
本発明の毛髪トリートメント組成物は、組成物を適用する際にシリコーン油の分配を促進するために、組成物中にシリコーン油用の希釈液、分散剤、又はキャリアとして作用する化粧品的に許容可能なビヒクルを含んでいてもよい。ビヒクルは、水性エマルション、水、液体又は固体皮膚軟化剤、溶媒、保湿剤、噴射剤、増粘剤及び粉末であってもよい。
有利なことには、本発明の毛髪トリートメント組成物は、主要成分として水を用いるエマルションの形態であり、上に列挙したような水性有機溶媒を含んでもよい。エマルションは、油中水型エマルション、水中油型エマルション、水中油中水型多重エマルション、又は油中水中油型多重エマルションであってもよいが、好ましくは水中油型エマルション(水中シリコーン型エマルション)である。このような場合、官能化シリコーンの粒径は、2μmより大きい。
本発明のエマルショントリートメント組成物の水性連続相はさらに、エマルションの形成を促進するための乳化剤を含む。本エマルショントリートメント組成物の水性連続相において使用する乳化剤には、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、水溶性高分子界面活性剤、水溶性シリコーン含有界面活性剤、約10より大きいHLBを有する非イオン性界面活性剤、又はシリコーン液滴の周りに安定化液晶を形成することができる界面活性剤系が挙げられ得る。非イオン性界面活性剤は、好ましくは少なくとも12のHLBを有し、より好ましくは少なくとも約15のHLB値を有する。これらの分類に属する界面活性剤は、マカッチャンの乳化剤及び洗剤(McCutcheon's Emulsifiers and Detergents)(北米及び国際版、MCパブリッシング(MC Publishing Co.)、ニュージャージー州グレンロック(Glen Rock)、235〜246ページ(1993年))に例示されている。
水相のための乳化剤は、水相をゲル化させない。しかし、乳化剤は、シリコーン液滴の周りにラメラ液晶の安定化層を形成することができる。バリア被膜は、エマルション液滴間の合体を防止する。簡潔には、用語「液晶構造」は、本明細書で使用される時、凝固した液晶であるゲル網状組織を含むとみなされるべきである。界面活性剤系は、単一界面活性剤、又は界面活性剤の混和物にすることができる。場合によっては、特定の界面活性剤は、単独では液晶構造を形成できないが、第2界面活性剤が存在すると液晶の形成に関与することができる場合がある。このような界面活性剤系は、シリコーンの周りにラメラ液晶の層を形成し、シリコーンと水性相との間のバリアを提供する。この種のエマルションは、シリコーンと水の境界面での界面活性剤の疎水性及び親水性成分の配向を利用する従来のエマルション類とは異なるものである。シリコーンの周りに形成されているラメラ液晶の層は、マルタ十字の存在を直交偏光板を通して光学顕微鏡検査することによって、又は凍結割断電子顕微鏡検査することによって検出することができる。
本発明に用いられる界面活性剤系は、ジセチルジメチルアンモニウムクロリドを含む。この界面活性剤系は、シリコーン液滴周りの液体結晶構造の形成に関与することできる
本発明に用いられる界面活性剤系は、晶形の観点から、次の式:
Figure 0004887193
の第四級アンモニウム化合物を含まず、式中、R1は約8〜22個の炭素原子を有するアルキル又はアルケニル基、R2〜R4は各々独立して約1〜4個の炭素原子を有するアルキル又はヒドロキシアルキル基であり、Xは塩形成陰イオン(例えば、塩化物、臭化物、アセテート、アルキルサルフェート)である。理論に束縛されることは意図しないが、単一置換された第四級アンモニウム分子は官能化シリコーン液滴と相互作用し、その水との境界面の変化を引き起こし、これが次にシリコーン液滴直径及びその界面エネルギーの望ましくない変化を生じさせると考えられている。これらの影響は全て、官能化シリコーンの繊維との適合性を低下させ、したがって非耐久性とする。それ故に、本発明の組成物は本質的にこのような物質を含むべきではない。
有利なことには、液晶の形成を促進するため、界面活性剤系は次の一般式:
R1 CONH(CH2)mN(R2)2
のアミドアミンをまた含んでもよく、式中、R1はC〜C24の脂肪酸の残基であり、R2はC〜Cのアルキルであり、mは1〜4の整数である。
本発明に有用な好ましいアミドアミンには、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアルアミドプロピルジエチルアミン、ステアルアミドエチルジエチルアミン、ステアルアミドエチルジメチルアミン、パルミタミドプロピルジメチルアミン、パルミタミドプロピルジエチルアミン(paimitamidopropyldiethylamine)、パルミタミドエチルジエチルアミン、パルミタミドエチルジメチルアミン、ベヘナミドプロピルジメチルアミン、ベヘナミドプロピルジエチルアミン(behenamidopropyidiethylamine)、ベヘナミドエチルジエチルアミン、ベヘナミドエチルジメチルアミン、アラキダミドプロピルジメチルアミン、アラキダミドプロピルジエチルアミン(arachidamidopropyidiethylamine)、アラキダミドエチルジエチルアミン(arachidamidoethyidiethylamine)、アラキダミドエチルジメチルアミン(arachidamidoethyidimethylamine)、及びこれらの混合物、さらに好ましくはステアラミドプロピルジメチルアミン(stearamidopropyidimethylamine)、ステアルアミドエチルジエチルアミン(stearamidoethyidiethylamine)、及びこれらの混合物が挙げられる。
より有利なことには、アミドアミンは、L−グルタミン酸、乳酸、塩酸、リンゴ酸、コハク酸、酢酸、フマル酸、L−グルタミン酸塩酸塩(L-glutamicio acid hydrochloride)、酒石酸、及びこれらの混合物、好ましくはL−グルタミン酸、乳酸、塩酸、及びこれらの混合物からなる群から選択された酸で、部分的に四級化されている。好ましくは、アミドアミンと酸とのモル比は、約1:0.3〜約1:1、より好ましくは約1:0.5〜約1:0である。
組成物中にジセチルジメチルアンモニウムクロリドが存在すると、官能性シリコーンポリマーの付着及び耐久性が向上する。理論に制限されることは意図しないが、ジセチルジメチルアンモニウムクロリドは、アミノシリコーンと繊維との望ましい相互作用を妨げることなく、繊維表面にアミノ−シリコーンを送給する輸送機関として作用する小胞構造を官能化シリコーン液滴の周囲に形成すると考えられている。
水性の連続相は、理想的に、シリコーンを安定化するのに十分な量の乳化剤を含まなければならない。一実施形態では、水性の連続相は、水性連続相に対して、約0.1重量%〜約15重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約10重量%の量の乳化剤を含む。
液晶を形成する界面活性剤系の場合、改良された付着及び耐久性を達成するために重要であることが確証された物理的特性は、エマルション内の本発明の官能性シリコーンポリマーの粒径である。有利には、官能性シリコーンポリマーは2μmより大きい粒径を有する。理論に束縛されることは意図しないが、500nm未満の粒径は強く乳化しすぎて、すすぎプロセス後の付着効率の低下を招くと考えられている。
本発明の局所適用化粧品組成物は、有益な物質又は補助剤がこの組成物の性能又は保存安定性を排除し、又は実質的に低下させない限り、任意の有益な物質及び化粧品補助剤を含んでもよい。追加成分には、例えば、染料及び着色剤、芳香剤;陰イオン性、陽イオン性、非イオン性、両性、又は双極性界面活性剤;緩衝液、マスキング芳香剤、分散剤、安定剤、陽イオン性ポリマー、香料、非イオン性ポリマー、陰イオン性ポリマー、複合コアセルベート、複合コアセルベートカプセル、金属塩、ルイス酸、緩衝剤、粒子状増粘剤、高分子増粘剤、ロウ増粘剤、油、皮膚軟化剤、湿潤剤、保湿剤、真珠光沢物質、不透明化剤、酵素、懸濁剤、抗菌剤、防腐剤、タンパク質、ハーブ及び植物抽出物、漂白剤、過酸化物、ポリオール、シリコーン、抗体、pH緩衝剤を包含するpH調整剤、粘度調整剤、防腐剤、粘度向上剤、ゲル化剤、キレート剤、酸化剤、還元剤、UVフィルタ、乳化剤、保湿及びコンディショニング剤、並びに当業者に周知の他の一般的な補助剤が挙げられる。
また抗酸化剤を、エマルショントリートメント組成物に組み込んでもよい。好適な酸化防止剤には、ビタミンE及びその誘導体類、BHT及びBHAが挙げられる。
本発明の一実施形態では、高分子増粘剤を含む安定剤が用いられる。高分子増粘剤は、本明細書のエマルション処理組成物において安定剤として用いられる時には、典型的には、水相に対して、約0.01重量%〜約5重量%、好ましくは約0.3重量%〜約3重量%の量で含まれる。高分子増粘剤は、好ましくは、カラヤゴム、トラガカントゴム、アラビアゴム、ガティゴム、グアーガム、イナゴマメゴム、マルメロ種子、オオバコ種子、タマリンド種子、カラギーナン、アルギネート類、寒天、ラーチゴム(larch gum)、ペクチン類、デンプン類、キサンタンガム、デキストラン、カゼイン、ゼラチン、ケラチン、セラック、セルロース誘導体類、グアー誘導体類、アクリル酸ポリマー類、ポリアクリルアミド類、及びアルキレン/アルキレンオキシドポリマー類を包含する、植物、微生物、動物、又は石油原料由来の、天然源、又は変性された天然源、又は合成源の、陰イオン性、非イオン性、陽イオン性、又は疎水変性ポリマーである。好ましい高分子増粘剤には、アクアロン社(Aqualon)からスーパーコル(SUPERCOL)U、U NF、スーパーコルGF、スーパーコルG2S、及びスーパーコルG3NFとして、及びローヌ・プーラン社(Rhone-Poulenc)からジャガー・ガム(JAGUAR GUM)として市販されているグアーガム;カルゴン社(Calgon)からケルトロール(KELTROL)CG、ケルトロールCG F、ケルトロールCG T、ケルトロールCG TF、ケルトロールCG1000、ケルトロールCG RD、ケルトロールCG GM、ケルトロールCG SFとして、ローム・アンド・ハース(Rohm & Haas)からアキュリン(ACCULYN)46、94及び21として、並びにローヌ・プーラン社(Rhone-Poulenc)からロジケア(RHODICARE)S、ロジケアXC、ロジケアH、及びロジケアDとして市販されているキサンタンガム;アクアロン社(Aqualon)からナトラゾル(NATRASOL)210型及びナトラゾル250型として市販されているヒドロキシエチルセルロース;ローヌ・プーラン社(Rhone-Poulenc)からジャガー(JAGUAR)HP−8、ジャガーHP−11、ジャガーHP−60、及びジャガーH−79として市販されているヒドロキシプロピルグアーが挙げられる。本発明に好適な他の特定の高分子増粘剤については、化粧品及びトイレタリーのレオロジー特性(Rheological Properties of Cosmetics and Toiletries)(デニス・ラバ(Dennis Laba)編、1993年、マーセル・デッカー社(Marcel Dekker,Inc.)、57〜121頁(ISBN0−8247−9090−1))に記載されている。
あるいは、使用する安定剤が、C10〜C22のエチレングリコール脂肪酸エステルを含むこともできる。またC10〜C22のエチレングリコール脂肪酸エステルも、望ましくは以上で記載した高分子増粘剤と併せて用いることができる。エステルは、好ましくはジエステル、より好ましくはC14〜C18のジエステル、最も好ましくはエチレングリコールジステアレートである。C10〜C22のエチレングリコール脂肪酸エステルが本明細書のエマルショントリートメント組成物において安定剤として用いられる時、水相に対して、約3重量%〜約10重量%、好ましくは約5重量%〜約8重量%、より好ましくは約6重量%〜約8重量%の量で、典型的には存在する。
本願による組成物に関して、毛髪着色組成物、とりわけ毛髪が特に厳しい環境下に供されるような酸化的毛髪着色剤において特定の有用性を見出した。
本明細書に用いるのに好ましい毛髪着色剤は、酸化的毛髪着色剤である。本発明による着色組成物における各酸化的毛髪着色剤の濃度は、約0.0001重量%〜約5重量%であってもよい。
いずれの酸化的毛髪着色剤も本明細書の組成物に使用することができる。典型的には、酸化的毛髪着色剤は、染料形成中間体(又は前駆体)と集合的に称される少なくとも2つの成分を含む。染料形成中間体は、着色分子を形成するのに好適な酸化剤の存在下で反応することができる。
酸化的毛髪着色剤に使用される染料形成中間体としては、芳香族ジアミン類、アミノフェノール類、種々の複素環類、フェノール類、ナフトール類、及びこれらの種々の誘導体が挙げられる。これらの染料形成中間体は広く、第一中間体及び第二中間体に分類することができる。酸化的染料前駆体としても既知の第一中間体は、酸化によって活性化される化学的化合物であり、その後お互いに反応して及び/又はカップラーと反応して、着色染料複合体を形成することができる。色変性剤又はカップラーとしても既知の第二中間体は、活性化前駆体/第一中間体の存在下で色を形成することができる一般的に無色の分子であり、他の中間体と共に使用され特定の色効果を生成するか又は色合いを安定化させる。
本明細書の組成物及び方法に使用するのに好適な第一中間体としては:芳香族ジアミン類、多価フェノール類、アミノフェノール類及びこれらの芳香族化合物の誘導体(例えば、アミンのN−置換誘導体、及びフェノールのエーテル類)が挙げられる。このような第一中間体は、酸化前は一般的に無色の分子である。
いかなる特定の理論にも束縛されることは意図しないが、色がこれらの第一中間体及び第二カップラー化合物から生成されるプロセスは、第一中間体が(酸化によって)活性化され、カップラーと結合して二量体の抱合体有色種を生成することができるが、これが次に他の「活性化」第一中間体と結合して三量体である抱合体有色分子を生成することができるという、連続的な段階を一般的に含むと考えられている。
一般的な用語において、酸化的染料第一中間体としては、酸化されて分子構造に拡張された電子共役系を有するオリゴマー又はポリマーを形成する物質が挙げられる。新しい電子構造のため、結果として生じるオリゴマー及びポリマーは電子スペクトルが可視範囲に移動して色が現れる。例えば、有色ポリマーを形成することができる酸化的第一中間体としては、単一の官能基を有し、酸化によって一連の抱合体イミン類及びキノイド二量体、三量体などを形成し、色は緑から黒の範囲である、アニリンなどの物質が挙げられる。2官能基を有するp−フェニレンジアミンなどの化合物は、酸化的重合によって、拡張された共役電子系を有する高分子量の有色物質を産出することができる。当該技術分野において既知の酸化的染料を本発明による組成物に使用することができる。本明細書の使用に好適な第一中間体及び第二カップラーの代表的な一覧表が、サガリン(Sagarin)の「化粧品の科学及び技術(Cosmetic Science and Technology)」(インターサイエンス(Interscience)、特別版、第2巻、308〜310ページ)に見られる。
第一中間体は、単独で使用することも他の第一中間体と組み合わせて使用することもでき、1つ以上の中間体を1つ以上のカップラーと組み合わせて使用することもできる。第一中間体及びカップラーの選択は、所望の着色の色合い、明度及び彩度によって決定される。本明細書で単体又は組み合わせて使用して、灰色がかった金色から黒までの多様な明度を有する染料を提供することができる19個の好ましい第一中間体及びカップラーが存在するが;これらは:ピロガロール、レゾルシノール、p−トルエンジアミン、p−フェニレンジアミン、o−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、o−アミノフェノール、p−アミノフェノール、4−アミノ−2−ニトロフェノール、ニトロ−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−p−フェニレンジアミン、m−アミノフェノール、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、1−ナフトール、N,Nビス(2−ヒドロキシエチル)p−フェニレンジアミン、ジアミノピラゾール、4−アミノ−2−ヒドロキシトルエン、1,5−ジヒドロキシナフタレン、2−メチルレゾルシノール及び2,4−ジアミノアニソールである。これらは、分子形態又は過酸化物適合性塩の形態で使用することができる。
本発明の毛髪着色組成物は、酸化的毛髪着色剤に加えて又はその代わりに、非酸化的及び他の染料物質を含有していてもよい。本発明による毛髪着色組成物及び方法に使用するのに好適な任意の非酸化的及びその他の染料としては、半永続的染料、一時的染料及びその他の染料が挙げられる。本明細書中に定義されるような非酸化的染料としては、いわゆる「直接作用(direct action)染料」、金属染料、金属キレート染料、繊維反応染料、並びに他の合成染料及び天然染料が挙げられる。種々のタイプの非酸化的染料は、以下に詳述される:「人毛の化学的挙動及び物理的挙動(Chemical and Physical Behaviour of Human Hair)」第3編、クラレンス・ロビンス(Clarence Robbins)著(250〜259ページ);「化粧品の化学及び製造(The Chemistry and Manufacture of Cosmetics)」、第4巻、第2編、Maison G.De Navarre、45章、G.S.カス(Kass)著(841〜920ページ);「化粧品:科学及び技術(cosmetics:Science and Technology)」第2編、第2巻、バルサム・サガリン(Balsam Sagarin)、23章、F.E.ウォール(Wall)(279〜343ページ);「ヘアケアの科学(The Science of Hair Care)」、C.ズビアク(Zviak)編、7章(235〜261ページ)、並びに「毛髪染色(Hair Dye)」、J.C.ジョンソン(Johnson)、ノイズデータ(Noyes Data Corp.)、米国パークリッジ(1973年)、(3〜91ページ及び113〜139ページ)。
本明細書の毛髪着色組成物は、好ましくは少なくとも1つの酸化剤を含んでいてもよいが、それは無機酸化剤又は有機酸化剤であってよい。酸化剤は、好ましくは組成物の約0.01重量%〜約10重量%、好ましくは約0.01重量%〜約6重量%、より好ましくは約1重量%〜約4重量%の濃度で着色組成物中に存在する。
本明細書の使用に好ましい酸化剤は、無機過酸素酸化剤である。無機過酸素酸化剤は、本組成物に使用するのに安全且つ有効でなければならない。好ましくは、本明細書の使用に好適な無機過酸素酸化剤は、液状又は使用される予定の形態にある場合に、本発明による組成物に可溶性である。好ましくは、本明細書の使用に好適な無機過酸素酸化剤は水溶性である。本明細書で定義される水溶性酸化剤とは、25℃で脱イオン水1000mlに対して約10g程度の溶解度を有する薬剤を意味する(「化学(Chemistry)」C.E.モルティマー(C.E.Mortimer)、第5版、277頁)。
本明細書で有用な無機過酸素酸化剤は、一般的に水溶液中で過酸化物を発生可能な無機過酸素物質である。無機過酸素酸化剤は当該技術分野において周知であり、過酸化水素、無機アルカリ金属過酸化物、例えば、過ヨウ素酸ナトリウム、過臭素酸ナトリウム、及び過酸化ナトリウム、並びに無機過水和塩の酸化化合物、例えば、過ホウ酸類、過炭酸類、過リン酸類、過ケイ酸類、過硫酸類などのアルカリ金属塩が挙げられる。これらの無機過水和塩は、一水塩、四水塩などとして組み込まれてもよい。必要に応じて、2つ以上のかかる無機過酸素酸化剤の混合物を使用することができる。アルカリ金属臭素酸塩及びヨウ素酸塩物は本明細書の使用に好適であるが、臭素酸塩が好ましい。本発明による組成物の使用に極めて好ましいのは、過酸化水素である。
本明細書の組成物は無機過酸素酸化剤(類)の代わりに又はそれに加えて、1つ以上の予め形成された有機過オキソ酸酸化剤を含んでもよい。
本発明による着色組成物に使用するのに好適な有機過オキソ酸酸化剤は次の一般式:
R−C(O)OOH
を有し、式中、Rは、1〜14個の炭素原子を有する飽和又は不飽和、置換又は非置換、直鎖又は分枝鎖のアルキル基、アリール基又はアルカリール基から選択される。
有機過オキソ酸酸化剤は、本明細書の組成物にて使用されるのに安全且つ有効でなければならない。好ましくは、本明細書の使用に好適な予め形成された有機過オキソ酸酸化剤は、液状及び使用する予定の形態にある場合に、本発明に従って使用される組成物に可溶性である。好ましくは、本明細書の使用に好適な有機過オキソ酸酸化剤は水溶性となる。本明細書で定義されるような水溶性の予め形成された有機過オキソ酸酸化剤とは、25℃で脱イオン水1000mlに対して約10g程度の溶解度を有する剤を意味する(「化学(Chemistry)」C.E.モルティマー(C.E.Mortimer)、第5版、277頁)。
本明細書の組成物は、無機過酸素酸化剤類及び任意の予め形成された過オキソ酸酸化剤(類)用の遷移金属含有触媒を任意に含有してもよい。本明細書に用いるのに好適な触媒は、国際公開第98/27945号に開示されている。
本明細書の組成物は、任意の成分として重金属イオン封鎖剤を含有してもよい。重金属イオン封鎖剤は、本明細書において重金属イオンを封鎖する(キレート化する又は除去する)作用を行う成分を意味する。これらの成分はまた、カルシウム及びマグネシウムキレート能力を有する場合もあるが、好ましくは鉄、マンガン及び銅などの重金属イオンと結合する選択性を表す。そのような金属封鎖剤は、本明細書に記載されているような毛髪着色組成物において、毛髪着色製品の優れた保存安定性の提供と同様に、制御された酸化作用の送給に有用なものである。
重金属イオン封鎖剤は、組成物の約0.005重量%〜約20重量%、好ましくは約0.01重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.05重量%〜約2重量%の濃度で存在してもよい。
好適な金属イオン封鎖剤については、国際公開第98/27945号に開示されている。
使用のために本発明の実施形態による毛髪トリートメント組成物は、約3〜11、好ましくは4〜10.5のpHで与えられてもよい。
本発明による毛髪処理組成物は、例えば、低粘度から中間粘度、さらには高粘度までの液体、ローション、乳液、ムース、分散体、スプレー、ジェル、フォーム、エアゾール、及びクリームのような、いずれの好適な物理形態で提供されてもよい。このような組成物は、当業者に周知の手順によって製造されてもよい。組成物は、ヘアシャンプー、皮膚洗浄料、スキンローション、ヘアコンディショナー、毛髪用染料、着色後用コンディショナー、パーマ、毛髪ストレート剤、毛髪漂白剤、スタイリングスプレー、ヘアムース、及びツー・イン・ワンシャンプーのような、リンスオフ及びリーブオン製品が挙げられるが、これらに限定されない様々な製品に組み込まれてもよい。
本発明の毛髪トリートメント組成物は、500〜100,000mPa・s又はそれ以上の粘度を有する、流体、ローション、流体クリーム又はクリームとして配合することができる。組成物は、その粘度及び消費者によって意図される使用に適合するように、好適な容器内に包装することができる。例えば、ローション又は液状クリームは、ビン、ロールボールアプリケータ、噴射剤駆動式エアゾール装置、手又は指で操作するのに好適なポンプに嵌合された容器などに包装することができる。組成物がクリームの時には、単純にチューブ又は蓋付きビンのような、変形不可能なビン又は圧搾式容器内に保存することができる。
本発明の毛髪トリートメント組成物は、濡れた毛髪、半乾きの毛髪、又は乾いた毛髪に適用することができる。所望であれば、毛髪への適用前又は適用時に、組成物を追加の水又は別個の組成物と混合することができる。本発明のエマルション処理組成物と基材との接触時間は、数秒〜約1時間、好ましくは10秒〜50分、より好ましくは30秒〜40分で変えることができる。組成物は、毛髪から完全にすすぎ落としてもよく、所望の場合にはリーブオン製品として適用することもできる。
(試験方法)
(界面張力測定プロトコル)
有機変性シリコーンのシリコーン/水界面張力は、F.K.ハンセン(F.K.Hansen)、G.ロッズラン(G.Rodsrun)、「ペンダントドロップによる界面張力、コンピュータ画像解析を用いる高速標準計器(Surface tension by pendant drop A fast standard instrument using computer image analysis)」(コロイド及び界面科学誌(Journal of Colloid and Interface Science)、第141巻、第1号、1991年1月、1〜9頁)に教示されているように、クルス(Kruss)DSA−10計器でのペンダントドロップ形状分析により測定された。この方法の正確さは、参照流体(通常は水)と試験流体との間の密度差による。本官能化シリコーンの多くが水の密度に近い密度を有することから、十分な密度差を確実にするために、より密度の高い相としてDO(1.1g/cm−3の密度を有する)でHOを置き換えた。有機変性シリコーン類の各々の密度は、アポロ・サイエンティフィック(Apollo Scientific Limited)からの計算用精密密度計DMA55装置(Calculating Precision Density Meter DMA 55 instrument)を用いて測定された。
(官能化シリコーン流体の粘度−測定プロトコル)
AR500回転レオメーター(TAインスツルメンツ(TA Instruments Ltd.))(イギリス、サレイ(Surrey)レザーヘッド(Leatherhead)KT22 7UQ)を用いて、本明細書に使用される官能化シリコーン流体の粘度を測定する。測定は、30℃にて、49μm(ミクロン)のギャップを持つ4cm2度スチールコーン測定システムを用いて行い、2分間にわたって、0.5〜590Paの剪断応力をプログラムして適用することによって行う。これらのデータを使用して、物質の剪断速度対剪断応力曲線を創出する。次いでこの流動曲線を、物質に粘度を与えるためにモデル化することができる。これらの結果は、次の十分に認められているニュートンモデルに一致した:
粘度μ=σ/γ
(式中、σは剪断応力であり、γは剪断速度である)。
(水中油型エマルション内のシリコーン粒径の評価方法)
シリコーン粒子とエマルションの他の態様、例えば、層状ゲル相とを区別するため、次の方法を採用しなければならなかった。
(サンプルの調製:)
少量のサンプル製品を標準顕微鏡スライド上に置き、標準カバースリップを液滴の両側に置き、その上に第3のカバースリップを液滴の上部に直接置くことによって、先ほどの2つのカバースリップを架橋する。次いで前記第3のカバースリップを先ほどの2つのカバースリップと接触するまで押し下げ、それによって製品を閉じ込める。そのためサンプルの厚みは常に同一(すなわち、標準カバースリップの厚み)であることが保証され、これが粒子の直径よりも大きいことを考慮すれば、サンプルの調製が粒子に影響する(粒子の形をくずす)可能性を低減することができる。故に好ましいサンプルの量は、前記第3のカバースリップ下の空間の容積によって規定されるものである(少なすぎるとサンプルはこの第3のカバースリップの下面と接触せず、多すぎるとサンプルは前記第3のカバースリップの圧縮によって側面からにじみ出る)。
(粒径測定:)
粒径測定は当該技術分野において既知の代表的な方法であり、10倍の対物レンズを用いる標準透過光による標準ニコン光学顕微鏡を利用する。以下の手順では、精度を上げるため、ルシア(Lucia)Gソフトウェア(ニコン製)を用いる。分析の第1工程では、ユーザーが走査し、バルクを示す視野を選択しなければならない−通常これは正確性のために複数の調製物を必要とする。JVCビデオカメラを介して観察された画像を標準モニターに伝送し、各粒子を標準測定マクロを用いて測定する;すなわち粒子の両側をクリックして直径を測定する。球形でない粒子を考慮に入れるために、「直径」は常にモニターに対して水平に評価する。1つの平面において測定することによって、この技術が自動的に球形でない形状用に補正し、多数の粒子を測定することによって平均直径と等価となる。等価な直径は長軸及び短軸を測定し、縦横比の式から等価な直径を計算することによって決定してもよいが、上記技術によりほぼ正確な結果が得られる。
最も大きな粒子を最初に数え、それによって全ての粒子を数え、測定したと確信するのが典型的な人間の特性であるため、モニター上で数えた粒子の各々に対して小さいドットを(通常消すことのできるペンを用いて)つけておくべきである。ある視野において1つずつ目に見える粒子を数え終わるまでこのカウント手順を続ける。非常に小さい粒径の分布の場合には、この作業は400カウントを超える可能性がある。より大きい粒径の場合には、各視野あたり約100カウントと予測されるが、このような場合は別の視野を選択し、少なくとも200個の個々の粒子が数えられるようにする。要約すると、全ての場合で、少なくとも200個の個々の粒子が測定されるべきであり、全ての場合で1つの視野の全ての粒子(実際には上限が400〜500)が数えられる。本明細書で示された例の全てを平均して、1サンプルあたり約300個の粒子が測定される。分析は、以下の通り(技法を実証するため標準体積平均を手計算する)とするか、又はより典型的には、体積平均を報告するデータを自動的に分類するマクロを使用する(上で測定した直径に基づく球状の外形を仮定する)ことができる。
(シリコーン耐久性指数方法)
(毛髪基材の調製)
耐久性は、極性の、化学的に損傷した基材に関して評価される。毛髪は、ヒューゴ・ロイヤー・インターナショナル(Hugo Royer International Limited)(イギリス、バークシャー、サンドハースト、レイクサイドビジネスパーク(Lakeside Business Park)10、GU47 9DN)によって供給されるが、それは混色の東欧系ミッドブラウンの人毛である。使用する前に毛髪を、バッチあたり少なくとも200毛髪ストランドに基づいて評価するが、キューティクル損傷が少なく(<20%)、不揃い(misalignment)が少ない(<5%)ものとする。毛髪ストランド上の損傷は、1点の損傷として数えられ、次いで合計をパーセントとして計算する。この毛髪を10cm(4”)で2gの丸く束ねたヘアピース(毛髪の長さ及び重量は束ねた部分より下方の毛髪に対応する)にする。損傷した、極性の毛髪基材を得るために、次のプロトコルを使用した。
ヘアピースを、次の2成分漂白配合物を用いて化学的に損傷させる:
Figure 0004887193
Figure 0004887193
(1):サーファケム(Surfachem)(イギリス、リーズ)からのサーファック(Surfac)セチルアルコールとして入手可能。
(2):サーファケム(Surfachem)(イギリス、リーズ)からのサーファック(Surfac)ステアリルアルコールとして入手可能。
(3):クローダ(Croda)(イギリス、ノースハンバーサイド)からヴォルポ(Volpo)CS25として入手可能。
(4):ニパ−ハードウィック(Nipa-Hardwicke)(デラウェア州ウィルミントン)からフェノキシエタノールとして入手可能。
(5):ハルターマン(Haltermann)(イギリス、カンブリア)から安息香酸ナトリウムEP/USPとして入手可能。
(6):BASF(イギリス チェシア、チェアドル(Cheadle))からエディータ(Edeta)Bパウダーとして入手可能。
(7):BASF(イギリス チェシア、チェアドル(Cheadle))からトリロン(Trilon)C液として入手可能。
(8):ソルティア(Solutia)(サウスウェールズ、ニューポート)からデクエスト(Dequest)2010として入手可能。
(9):アルブライト&ウィルソン(Albright & Wilson)(イギリス、ウエストミッドランド)からリン酸750Fとして入手可能。
(10):アルドリッチ(Aldrich)からスズ酸ナトリウムとして入手可能。
(11):エリス&エヴァード(Ellis & Everard)(イギリス、ウォルソル)から過酸化水素35%171/4として入手可能。
(12):ヘイズ(Hays)(イギリス、ロンドン、グリニッジ)から50%酢酸として入手可能。
(13):ブラザートン・スペシャリティ・プロダクツ(Brotherton Speciality Products)(イギリス、ウエストヨークシャー)からアンモニウム溶液BP等級として入手可能。
これらの製品は、次のプロトコルを用いて製造される。
(過酸化物ベース)
第一段階はエマルションベースを製造することである:これは、容器に脱イオン水を添加し、攪拌を開始し、次いで82℃まで加熱することによって調製される。次いでEDTA四ナトリウム及び安息香酸ナトリウムを添加して溶解させ、続いてセテアレス25、セチルアルコール及びステアリルアルコールを添加する。添加プロセスの間、温度は80℃以上に維持し、最後にフェノキシエタノールを添加し、混合物を30分間均質化する。生成物をなお高剪断混合しながら50℃以下に冷却することによって、エマルション構造を得る。次いでエマルションベースを60分間で増粘させる。
キレート剤を、混合しながら脱イオン水に添加して、キレート剤プレミックスを形成させる。次いでこれを攪拌しながらあらかじめ製造されたエマルションベースに添加する。過酸化物混合水を添加し、続いて過酸化水素をエマルションベース/キレート剤プレミックスに添加し、均一になるまで攪拌して、完全な過酸化物ベースを作る。
(染料用のキャリアベース)
容器に水を添加し、攪拌を開始して、続いて酢酸を添加し、次いでエマルションベース(以上で記載した過酸化物ベース用のエマルションベースの調製を参照のこと)を添加することによって、染料用キャリアベースを調製する。完全に混合したら、水酸化アンモニウムをその混合物に添加し、生成物が均一になるまで攪拌を続ける。
この漂白系を使用するため、過酸化物ベースと染料用キャリアベースとの2つの構成成分を等重量にて完全に混合する。次いで、乾燥した未処理のヘアピースそれぞれに、この漂白系4gを適用し、指を使って毛髪全体に行き渡らせ、均一に完全に覆うようにする。次いでヘアピースを食品包装用フィルムでラップし、30℃のオーブンで30分間インキュベートし、その後製品を、(シャワー部を備えたシンク内で、流量6±1L分−1及び温度37±2℃にて)2分間指で掻きながらすすぐ。最終的にヘアピースを熱風ドライヤ(ベイビーリス・ライトウェイト・プロフェッショナル・モデル(Babyliss Lightweight Professional model)1015(1400W))を用いて3分間乾燥させる。次いで漂白されたヘアピースを、流速を6±1L分−1、温度を37±2℃に設定したシャワー部を備えたシンクにて洗浄する。最初にヘアピースをシャワー部の下で30秒間濡らす。次いで毛髪を水流から取り除き、0.2gのシャンプー(パンテーン・クラリファイング・シャンプー(Pantene Clarifying Shampoo))をヘアピースそれぞれに滴下し、次いで手で30秒間泡立て、その後シャワーで60秒間すすぐ。毛髪を再びシャワーから取り除き、さらに0.2gのシャンプーを適用し、30秒間泡立てて、その後最後にシャワーで60秒間すすぐ。次いでヘアピースを熱風ドライヤ(ベイビーリス・ライトウェイト・プロフェッショナル・モデル(Babyliss Lightweight Professional model)1015(1400W))を用いて3分間乾燥させる。2回のシャンプー適用及び1回の乾燥工程を含むこの洗浄プロトコルを、1回の洗浄サイクルとして定義する。次いでこの洗浄方法を、別の完全な洗浄サイクルとして再び繰返す。次いで乾燥ヘアピースを上記で概要した方法に従って再び漂白し、続いて2回の完全な洗浄サイクルによって再び洗浄する。以下、この毛髪を「損傷」毛髪と定義し、親水性毛髪基材として使用する。
(毛髪トリートメント)
シリコーンは、溶媒マトリックスを介して毛髪上に付着される。プロパン−2−オル(アルドリッチ・ケミカルズ(Aldrich Chemicals)より入手、製品番号15,479−2)を、本明細書において官能性シリコーン流体の送給の溶媒として使用する。シリコーン流体を、磁性攪拌器を用いて、0.20%の濃度で2−プロパノールに可溶化する。毛髪の房を、食品包装用フィルム上に平坦に置き、得られた2−プロパノール/シリコーン溶液を、注射器を用いて1gシリコーン溶液/毛髪1gの適用量(各側に2分の1)で適用する。続いて、指を使って溶液を毛髪に30秒間マッサージする。処理されたヘアピースを、周囲環境中で自然乾燥する。ヘアピースを乾燥させる時、それらを2つの群に分け、その両方が同数の損傷ヘアピースを含むようにする。第1の群は、2−プロパノール付着後の初期付着を測定するために使用する。第2セットを洗浄してシリコーン耐久性を評価する。ヘアピースを、流速を6±1L分−1、温度を37±2℃に設定したシャワー部を備えたシンクにて洗浄する。最初にヘアピースをシャワー部の下で30秒間ぬらす。次いで毛髪を水流から取り除き、0.2gのシャンプー(「パンテーン・クラシック・クリーン・シャンプー(Pantene Classic Clean Shampoo)」をヘアピースそれぞれに適用し、次いで手で30秒間泡立て、その後シャワーで60秒間すすぐ。次いでヘアピースにさらに0.2gのシャンプーを適用し、30秒間泡立てて、その後最後に60秒間シャワーですすぐ。次いでヘアピースを熱風ドライヤ(ベイビーリス・ライトウェイト・プロフェッショナル・モデル(Babyliss Lightweight Professional model)1015(1400W))を用いて3分間乾燥させる。2回のシャンプー適用及び1回の乾燥工程を含むこのプロトコルを1回の完全な洗浄サイクルとして定義する。次いでこの洗浄プロトコルを、(全部で12回の洗浄サイクルを行うために)完全なサイクルとして新たに11回繰返す。次いで耐久性能を評価するために、これらのヘアピースをシリコーン付着に関して測定する。
(付着測定)
波長分散型X線蛍光スペクトロメーター(フィリップス・エレクトロニクス(Phillips Electronics)PW2404シーケンス「4000W」X線スペクトロメーターシステム)を利用して、毛髪におけるシリコーン付着レベルを測定する。スペクトロメーターは、ロジウム管を備え、高感度のシリコーン検出を促進するためにInSb結晶を含む。
固有X線光子をシリコーン原子の内殻電子の放出によって生成させ、続いて高エネルギー状態から空の内殻に電子を遷移させる。ポリジメチルシロキサン(PDMS)内のケイ素のX線蛍光は、毛髪上に付着したPDMSの量に正比例する。XRF技術を活用するために重要な要素は、一貫性のある様式でスペクトロメーターにサンプルを提示する能力である。曝露サンプル面積(16mmの直径)にわたって連続で、平坦な整列した毛髪表面を提示するオーダーメイドのサンプルホルダーにヘアピースを配置する。サンプルを、32kVの管電圧及び125mAの電流を用いて、ヘリウム雰囲気にて、60秒の照射/捕捉時間で分析する。
分析信号におけるドリフトを定期的にモニターし、評価する。用いられる好ましい手法は、ドリフトを評価する度に調製する必要のない既知の標準を使用するものである。オースモン(Ausmon)サンプルは、シリコーン測定を包含する多くのアプリケーション用に適切なモニターサンプルである。シリコーン用のオースモン(Ausmon)サンプルを用いたドリフト較正を、サンプルを分析する日の最初に毎回行う。計算されたドリフトは、分析のセット内で3%未満である。
ppm単位の毛髪上のシリコーン量は、次の式(1)を用いて計算することができる。
=(I−b)/m(1)
式中、m及びbは、毛髪に付着したシリコーン量の関数としてXRF信号の測定から構築された較正曲線に基づいて計算され、続いて選択したシリコーンの原子吸光を用いて分析する。
上述のようにして得られたXRFシリコーン付着データをシリコーン耐久性の基準に変換するために、シリコーン耐久性指数値を得ることが必要である。シリコーン耐久性指数値を得るため、次の式を用いる:
Figure 0004887193
式中、Dep(初期)は、非洗浄サイクルでシリコーン付着後の毛髪で得られたXRF付着値であり、Dep(12サイクル)は、シリコーン付着及びその後の12洗浄サイクルの後の毛髪で得られたXRF付着値である。
次の実施例は、本発明の範囲内の好ましい実施形態についてさらに詳しく説明し、実証するものである。本発明の範囲から逸脱することなく本発明の多くの変形が可能であるため、これらの実施例は例示を目的とするだけであって、本発明を制限するものとして解釈されるべきではない。
(実施例1〜3 − 着色剤組成物)
Figure 0004887193
Figure 0004887193
(1):サーファケム(Surfachem)(イギリス、リーズ)からのサーファック(Surfac)セチルアルコールとして入手可能。
(2):サーファケム(Surfachem)(イギリス、リーズ)からのサーファック(Surfac)ステアリルアルコールとして入手可能。
(3):クローダ(Croda)(イギリス、ノースハンバーサイド)からヴォルポ(Volpo)CS25として入手可能。
(4):ニパ−ハードウィック(Nipa-Hardwicke)(デラウェア州ウィルミントン)からフェノキシエタノールとして入手可能。
(5):ハルターマン(Haltermann)(イギリス、カンブリア)から安息香酸ナトリウムEP/USPとして入手可能。
(6):BASF(イギリス、チェシア、チェアドル(Cheadle))からエディータ(Edeta)Bパウダーとして入手可能。
(7):BASF(イギリス、チェシア、チェアドル(Cheadle))からトリロン(Trilon)C液として入手可能。
(8):ソルティア(Solutia)(サウスウェールズ、ニューポート)からデクエスト(Dequest)2010として入手可能。
(9):アルブライト&ウィルソン(Albright & Wilson)(イギリス、ウエストミッドランド)からリン酸750Fとして入手可能。
(10):アルドリッチ(Aldrich)からスズ酸ナトリウムとして入手可能。
(11):エリス&エヴァード(Ellis & Everard)(イギリス、ウォルソル)から過酸化水素35%171/4として入手可能。
(12):ヘイズ(Hays)(イギリス、ロンドン、グリニッジ)から50%酢酸として入手可能。
(13):ブラザートン・スペシャリティ・プロダクツ(Brotherton Speciality Products)(イギリス、ウエストヨークシャー)からアンモニウム溶液BP等級
として入手可能。
(代表的な着色剤のアプリケーションの製造)
(過酸化物ベース)
エマルションベースは、脱イオン水を容器に加え、82℃に加熱しながら攪拌を開始することで調製される。次に防腐剤(EDTA四ナトリウム、安息香酸ナトリウム)を添加し、溶解させる。これに続いて、温度を80℃超に維持しながら、セテアレス25、セチルアルコール及びステアリルアルコールを添加する。次いでフェノキシトールを添加する。次いで混合物を、再循環ラインによって完全に熱ブレンドし、均一化する。生成物を50℃未満に冷却し、冷却しながら剪断することによって、エマルション構造を得る。生成物を60分間放置して増粘化させる。
容器にて、水にキレート剤を添加し、混合することによって、キレート剤プレミックスを調製する。次いでこの溶液をエマルションベースに添加する。前記混合物に水を添加し、続いて攪拌しながら過酸化水素を添加することによって、最終的な過酸化物ベースを製造する。
この過酸化物ベースに、続いてシリコーンを添加及び攪拌することができる。
(染料ベースのキャリア系)
キャリアベースは、水を容器に加え、攪拌を開始し、続いて酢酸を添加することによって調製される。次いでエマルションベース(上述のエマルションベースに調製を参照のこと)を添加する。完全に均一化されたら、水酸化アンモニウムを混合物に添加する。
(実施例4〜5 − 着色後用コンディショナー)
Figure 0004887193
(14):アルドリッチ(Aldrich)からの無水クエン酸細粒として入手可能。
(組成物の調製)
攪拌しながら、容器に脱イオン水及びエマルションベース(上述のエマルションベースの調製を参照のこと)を添加することによって、コンディショナー組成物を調製する。均一化した時に、エマルションのpHが5〜6になるまでクエン酸を混合物に添加する。
続いて、この単一流体をエマルションに添加及び攪拌することができる。
(実施例6〜9 − 毛髪コンディショナー)
実施例9が本発明の毛髪トリートメント組成物の例であり、実施例6〜8は参考例である。
Figure 0004887193
1−イノレックス(Inolex)より、商標名レキサミン(Lexamine)S−13で供給。
2−味の素社(Ajinomoto Ltd)より供給 。
3−プロクター&ギャンブル(Procter & Gamble)より供給。
4−ローム&ハ−ス(Rohm & Haas)より供給。
5−ハーマン&ライマー(Haarman & Reimer)より供給。
6−BASFより供給。
7−フィルメニッヒ(Firmenich)より供給。
8−ゴールトシュミット(Goldschmidt)より、商標名バリソフト(Varisoft)432CGで供給。
9−ワッカー(Wacker)より、商標名ADM1100で供給。
10−ダウ・コーニング・コーポレーション(Dow Corning Corporation)より供給されるアミノ−、ポリオール−官能性シリコーン、参照番号17828−137。
実施例6〜9では、ジセチルジメチルアンモニウムクロリド、ステアラミドプロピルジメチルアミン及びL−グルタミン酸を、70℃以上の温度で混合する。次いでセチルアルコール、ステアリルアルコール及びベンジルアルコールを撹拌しながら添加する。60℃以下まで冷却した後、アミノシリコーン、カトン(Kathon)CG及び香料を攪拌しながら添加し、次いで約30℃まで冷却する。

Claims (5)

  1. (a)極性官能性置換基が以下で使用する一価の有機基A1内又はこの有機基A1上に組み込まれた、次の式:
    Figure 0004887193
    (式中、nは50〜2000であり;pは1〜50であり;B1はH、OH、アルキル又はアルコキシ基であり;A1は、第一級アミン又は第二級アミンを含む極性官能性置換基である)を有し、粘度が400〜150,000mPa・sであり、且つ粒径が2μmよりも大きいグラフト型の官能性シリコーンポリマー0.1〜20重量%と、
    (b)ジセチルジメチルアンモニウムクロリドを含み、且つ次の式:
    Figure 0004887193
    (式中、R1は8〜22個の炭素原子を有するアルキル又はアルケニル基、R2〜R4は、それぞれ独立して、1〜4個の炭素原子を有するアルキル又はヒドロキシアルキル基であり、X-は塩形成陰イオンである)の第四級アンモニウム化合物を含まない界面活性剤系と
    を含む毛髪トリートメント組成物。
  2. 前記官能性シリコーンポリマーが、4,000〜25,000mPa・sの範囲の粘度を有する請求項1に記載の毛髪トリートメント組成物。
  3. 前記官能性シリコーンポリマーが、0.5〜7.5重量%の範囲の量で存在する請求項1又は2に記載の毛髪トリートメント組成物。
  4. 毛髪漂白成分及び/又は毛髪染色成分をさらに含む請求項1〜3のいずれか1項に記載の毛髪トリートメント組成物。
  5. (a)酸化的漂白組成物と、
    (b)染料組成物と、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の毛髪トリートメント組成物と
    を含む毛髪トリートメントキットであって、
    前記毛髪トリートメント組成物が、成分(a)内及び/若しくは成分(b)内に含まれ、並びに/又は別個の成分として与えられる毛髪トリートメントキット。
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