JP2017503826A - 毛髪をスタイリングするための毛髪コンディショニング組成物の使用 - Google Patents

毛髪をスタイリングするための毛髪コンディショニング組成物の使用 Download PDF

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ライオンズ,テレサ・エリザベス
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ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ
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Abstract

毛髪をスタイリングするための、0.4から8重量%の8から22個の炭素を有する脂肪アルコールと、0.1から2重量%の陽イオン性界面活性剤成分と、水と、を含み、1から250gの引っ張り質量を有するコンディショニング組成物の使用。【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪をスタイリングするための優れたコンディショニング能を含むコンディショニング組成物の使用に関する。
先行技術にもかかわらず、コンディショニング組成物の改善が依然として必要とされている。
したがって、本発明は、請求項1に記載のコンディショニング組成物の使用を提供する。
ここで、添付の図面を参照して、例を用いて本発明を説明する。
引っ張り質量(draw mass)を測定するためにヘアブラシ上に置いたヘアスイッチの写真である。 引っ張り質量を測定するためにヘアスイッチに付加した錘の写真である。
引っ張り質量は、櫛またはブラシから対照ヘアスイッチを引き出すために必要とされる質量である。したがって、毛髪のもつれが多いほど、櫛またはブラシからスイッチを引き出すのに必要とされる質量が大きくなる。
好ましくは、本組成物は、
脂肪アルコールと、陽イオン性成分と、0から15重量%の水の共融解物(comelt)と、を含む第一の容器中で「共融解物」を形成させ(A);
50から60℃の水を含有する第二の容器に「共融解物」を添加し(B);
混合し、このとき第二の容器中の共融解物と水との混合物(B)の温度が56から65℃、好ましくは58から62℃、より好ましくは60℃に維持されるように調節され、脂肪アルコールが8から22個の炭素を有し、陽イオン性成分が0から70重量%の陽イオン性成分を含み、陽イオン性界面活性剤が、式Nを有し、より好ましくは30から60重量%の陽イオン性界面活性剤成分であり、式中、R、R、RおよびRが、独立に(C〜C30)アルキルまたはベンジルであることによって得ることができるコンディショニングゲル相を含む。
脂肪アルコールおよび陽イオン性界面活性剤の共融解(comelting)は等方相を形成する。これは、構造の発達、すなわち層状コンディショニングゲル相の形成が、共融解物と水との混合温度および比率によって調節することができることを意味する。このようなコンディショニングゲル相を用いて最終的に作製されるコンディショニング組成物は、もつれを解く引っ張り(Detangling Draw)を減少させることによって明らかとなる、優れたコンディショニング能を有する。
本発明のコンディショニングゲル相を用いて作製されるコンディショニング組成物は、水、脂肪アルコールおよび陽イオン性界面活性剤を70℃前後で混合することで作製されるものよりも優れた製品である。具体的に、この上質性は、翌日の優れたコンディショニング効果において現れるが、優れたコンディショニング効果は、固形物沈着の増加ゆえであると予想されるものであり、それゆえ翌日、毛髪のつやのなさおよびべたつきを残す。
したがって、改善は、水と共融解物との混合の時点での熱エネルギーのバランスに帰する。
水が冷たすぎる場合、共融解物が固体化し、その結果、系がよく混合されなくなり、これによって最終的に組成物が低粘度になる。水の温度が高すぎる場合、共融解物との混合時点でも高すぎるので、小胞を形成する。これによってまた、得られたコンディショニングゲル相を用いて形成されたコンディショニング組成物において粘度がより低くなる。
好ましくは、第二の容器中の水は、56から60℃、より好ましくは57から59℃に維持される。
好ましくは共融解物は45から90重量%の共融解脂肪アルコールを含む。
好ましくは、脂肪アルコールは、8から22個の炭素原子、より好ましくは16から22個を含む。脂肪アルコールは、一般的には直鎖アルキル基を含有する化合物である。適切な脂肪アルコールの例としては、セチルアルコール、ステアリルアルコールおよびそれらの混合物が挙げられる。これらの材料の使用は特に好ましい。
本発明のコンディショナー中の脂肪アルコールのレベル(コンディショニングゲル相のみではない)は、一般に、本組成物の、0.01から10%、好ましくは0.1%から8%、より好ましくは0.2%から7%、最も好ましくは0.3%から6重量%の範囲である。陽イオン性界面活性剤と脂肪アルコールとの重量比は適切には、1:1から1:10、好ましくは1:1.5から1:8、最適には1:2から1:5である。陽イオン性界面活性剤と脂肪アルコールとの重量比が高すぎる場合、これは、本組成物から眼への刺激性を導き得る。この重量比が低すぎる場合、一部の消費者において毛髪のきしみが感じられるようになり得る。
好ましくは、共融解物は10から40重量%の共融解陽イオン性成分を含む。
最も好ましい実施形態において、コンディショニング組成物は、脂肪アルコールに陽イオン性界面活性剤を添加し、85℃で撹拌することによって形成されるコンディショニングゲル相を最初に調製することによって作製される。
一般的には55℃で、しかし混合物温度が60℃になるのを確実にするために本組成物に対して調整される温度で、他の成分を含有する水に徐々にこの混合物を添加し、必要に応じて外部加熱によりこの温度を維持し、撹拌する。
より多くの水および他の周囲温度成分を添加することによって、必要に応じて外部冷却を使用し、これを周囲温度に冷却し、撹拌する。
次いでコンディショニング組成物に残りの構成成分を添加し得る。
代替的な実施形態において、本発明のコンディショニング組成物は、
脂肪アルコールと、陽イオン性成分と、0から15重量%の共融解水と、を含む第一の容器中で「共融解物」を形成させ;混合容器に「共融解物」および水を独立に添加し、混合し、このとき共融解物と水との混合物の温度が、混合容器中にある場合、56から65℃、好ましくは58から62℃、より好ましくは60℃に維持され、脂肪アルコールが8から22個の炭素を含み、陽イオン性成分が0から70%の陽イオン性成分を含み、陽イオン性界面活性剤が、式Nを有し、より好ましくは30から60重量%の陽イオン性界面活性剤成分であり、式中、R、R、RおよびRが、独立に(C〜C30)アルキルまたはベンジルであることによってコンディショニングゲル相を最初に形成させることよって得ることができる。
本発明のコンディショニングゲル相を用いて作製されるコンディショニング組成物は、優れたコンディショニング製品である。具体的に、固体レベルが低いにもかかわらず、これらはより濃厚であり、これらはより容易にすすがれる。より容易にすすがれる製品は水の使用量が少ないので、より持続可能な未来をもたらす。これらの製品は、環境に関心がある消費者により所望されると考えられる。
好ましくは、本工程は連続工程である。
本発明の共融解物は、等方相を形成し、これは、構造の発達、すなわち層状コンディショニングゲル相の形成を調節することができることを意味する。この工程において、共融解物と水との混合物の温度は、混合物に添加される水の温度を変化させることによって調節される。一度に水を添加してもよいし、または段階的であってもよい。一般的には、第一の水容器を40℃前後に維持し、混合容器に注ぎ込み、一方で第二の水容器は、必要とされる範囲の温度になるように、すなわち混合容器中で56から65℃、好ましくは58から62℃、より好ましくは60℃になるように、水と共融解物との混合物の温度を変化させるのに十分な温度に維持する。
このようなコンディショニングゲル相を用いて最終的に作製されるコンディショニング組成物は、共融解物中でコンディショニングゲル相が形成されるときに観察されないコンディショニング特性の改善を示す。
したがって、改善は、水と共融解物との混合の時点での熱エネルギーのバランスに帰する。
冷たすぎる場合、共融解物が固体化する傾向ゆえに、系がよく混合されなくなり、これによって最終的に組成物が低粘度になる。混合温度の場合、小胞が形成される。これによってまた、最終的に形成されたコンディショニング組成物において粘度がより低くなる。
好ましくは共融解物は45から90重量%の共融解脂肪アルコールを含む。
好ましくは、脂肪アルコールは、8から22個の炭素原子、より好ましくは16から22個を含む。脂肪アルコールは、一般的には直鎖アルキル基を含有する化合物である。適切な脂肪アルコールの例としては、セチルアルコール、ステアリルアルコールおよびそれらの混合物が挙げられる。これらの材料の使用は特に好ましい。
本発明のコンディショナー中の脂肪アルコールのレベル(コンディショニングゲル相のみではない)は、一般に、本組成物の、0.01から10%、好ましくは0.1%から8%、より好ましくは0.2%から7%、最も好ましくは0.3%から6重量%の範囲である。陽イオン性界面活性剤と脂肪アルコールとの重量比は適切には、1:1から1:10、好ましくは1:1.5から1:8、最適には1:2から1:5である。陽イオン性界面活性剤と脂肪アルコールとの重量比が高すぎる場合、これは、本組成物から眼への刺激性を導き得る。この重量比が低すぎる場合、一部の消費者において毛髪のきしみが感じられるようになり得る。
好ましくは共融解物は、10から40重量%の共融解陽イオン性界面活性剤を含む。
陽イオン性界面活性剤を脂肪アルコールに添加し、85℃で撹拌することによって。
他の成分を含有する流水にこの混合物を注入し、この混合物の温度を確実に60℃にするために水の温度を変化させ、混合する。
第二の流水への注入および混合によってこの流水を周囲温度に冷却する。
代替的な実施形態において、本組成物は、
陽イオン性成分の等方水溶液を形成させ;
陽イオン性界面活性剤の等方水溶液を溶融脂肪アルコールと混合し、
このとき脂肪アルコールと等方陽イオン性界面活性剤溶液との混合中の温度が55℃から65℃に維持され、脂肪アルコールが8から22個の炭素を有することによって得ることができるコンディショニングゲル相を含む。
本発明のコンディショニングゲル相を用いて作製されるコンディショニング組成物は、70℃前後の水中で材料が混合される標準的工程により作製される組成物よりも優れていることが示された。優れたコンディショニングは、(固体レベルがより低いにもかかわらず)優れたコンディショナーの濃厚さおよび翌日の清潔な感触およびコンディショニング効果において現れる。優れたコンディショニング製品は通常、固形物の過剰な沈着ゆえに、翌日、毛髪につやのない感じおよびべたつきを残すと予想されるので、これらは、驚くべきことである。
好ましくは、等方水溶液と脂肪アルコールとの混合物の温度は55℃から65℃に維持される。
好ましくは、溶融脂肪アルコールを陽イオン性界面活性剤の等方水溶液に添加する。
この工程において、混合物の温度は、脂肪アルコールと陽イオン性界面活性剤溶液との混合物の温度/比率を変化させることによって調節される。適切なコンディショニングゲル相構造を達成するために温度を慎重に調節する必要がある。したがって、改善は、脂肪アルコールと等方混合物との混合の時点での熱エネルギーのバランスに帰する。
ゲル相の形成後、さらなる水および付加的な成分を一度に添加してもよいし、または段階的でもよい。好ましくは、水の添加前にゲル相を冷却する。
このようなコンディショニングゲル相を用いて最終的に作製されるコンディショニング組成物は、コンディショニング能が改善されている。
好ましくは、脂肪アルコールと等方水溶液との混合物の温度は58℃から62℃;最も好ましくは60℃に維持される。
好ましくは、および等方混合物への添加前に、液相で脂肪アルコールを維持するのに十分な温度に脂肪アルコールを維持する。好ましくは、脂肪アルコールを80℃から85℃に維持する。
好ましくは、10から34、好ましくは21から27、特に好ましくは24ms−1のローター先端速度を有するミキサーで、得られたコンディショニングゲル相を混合する。
好ましくは、脂肪アルコールは、8から22個の炭素原子、より好ましくは16から22個を含む。脂肪アルコールは、一般的には直鎖アルキル基を含有する化合物である。好ましい脂肪アルコールの例としては、セチルアルコール、ステアリルアルコールおよびそれらの混合物が挙げられる。
本発明のコンディショナー中の脂肪アルコールのレベル(コンディショニングゲル相のみではない)は、一般に、本組成物の、0.01から10%、好ましくは0.1%から8%、より好ましくは0.2%から7%、最も好ましくは0.3%から6重量%の範囲である。陽イオン性界面活性剤と脂肪アルコールとの重量比は適切には、1:1から1:10、好ましくは1:1.5から1:8、最適には1:2から1:5である。陽イオン性界面活性剤と脂肪アルコールとの重量比が高すぎる場合、これは、本組成物から眼への刺激性を導き得る。この重量比が低すぎる場合、一部の消費者において毛髪のきしみが感じられるようになり得る。
コンディショニング組成物を形成させるために、必要に応じてさらなるコンディショニング組成物成分を添加する。
代替的な実施形態において、本コンディショニング組成物は、脂肪アルコールおよびアミドアミンの水分散液を形成させ;
この水分散液に陽イオン性界面活性剤を添加し、混合し;
アミドアミンを中和し、
このとき水分散液中の陽イオン性界面活性剤の混合物の温度が56℃から67℃に維持されることによって得ることができコンディショニングゲル相を含む。
本発明のコンディショニングゲル相を用いて作製されるコンディショニング組成物は、コンディショニング性能が改善している。より具体的には、本発明のコンディショニングゲル相を用いて作製されるコンディショニング組成物は、より低レベルの固形物を使用する場合でも、より濃厚で、翌日の清潔な感触が改善している。通常は、翌日べたつきおよび重さを生じさせる固形物の沈着増加によるコンディショニングの改善を連想するので、これは驚くべきことである。正反対の事物を提供することは、未だ達成されていない消費者のニーズである。
好ましくは、水分散液の温度は、脂肪アルコールの融解温度を上回り、好ましくは脂肪アルコールの融点よりも少なくとも5℃高く維持される。
好ましくは、少なくとも脂肪アルコールの融点、好ましくは脂肪アルコールの融点よりも少なくとも5℃高く加熱され、維持される水に脂肪アルコールを添加することによって、水分散液が形成される。好ましくは、液相で脂肪アルコールを維持するのに十分な融点に水分散液を維持する。
好ましくは、水分散液の混合物の温度は、56から67℃、好ましくは58から65℃、より好ましくは63℃に維持されるように調節される。
好ましくは、水分散液と陽イオン性界面活性剤との混合物の温度は56℃から67℃に維持される。より好ましくは、水分散液と陽イオン性界面活性剤との混合物の温度は58℃から65℃;最も好ましくは63℃に維持される。
脂肪アルコールと陽イオン性界面活性剤との混合物の温度を調節することは、ゲル構造の形成を調節することを意味する。この工程において、共融解物と水との混合物の温度は、陽イオン性界面活性剤と脂肪アルコールおよびアミドアミン界面活性剤水性混合物との、温度/比率を変化させることによって調節される。冷たすぎるかまたは熱すぎる場合、構造の混合物を有する系が得られ、これはコンディショニング能に乏しい。
ゲル相の形成後、さらなる水および付加的な成分を一度に添加してもよいし、または段階的でもよい。
好ましくは、本工程はバッチ工程である。
好ましくは、粘度変化が横這いである場合、必要とされる度合いの会合が生じ、アミドアミンが中和されるように、粘度の測定によって陽イオン性界面活性剤と水分散液との混合を監視する。一般に、この陽イオン性界面活性剤と水分散液との混合は20から60分間を要する。
このようなコンディショニングゲル相を用いて最終的に作製されるコンディショニング組成物は、標準的工程を用いて作製される同一処方物で作製される同一コンディショニング組成物と比較して、コンディショニング性能が改善している。
好ましくは、本工程は、ローター先端速度が10から34、好ましくは21から27、特に好ましくは24ms−1であるミキサーに混合容器の内容物を通過させることを含む。
好ましくは、本水分散液は、25重量%から50重量%、より好ましくは35から45重量%の総分散水を含む。
好ましくは、本水分散液は、4から20重量%の総分散脂肪アルコールを含む。
好ましくは、本水分散液は、1から5重量%の総分散アミドアミンを含む。
好ましくは、水分散液および陽イオン性界面活性剤に添加される中和剤は、少なくとも90重量%の陽イオン性界面活性剤、より好ましくは少なくとも95%の陽イオン性界面活性剤、最も好ましくは少なくとも99%の陽イオン性界面活性剤を中和するのに十分な中和剤を含む。
好ましくは、脂肪アルコールは、8から22個の炭素原子、より好ましくは16から22個を含む。脂肪アルコールは、一般的には直鎖アルキル基を含有する化合物である。適切な脂肪アルコールの例としては、セチルアルコール、ステアリルアルコールおよびそれらの混合物が挙げられる。これらの材料の使用は特に好ましい。
本発明のコンディショナー中の脂肪アルコールのレベル(コンディショニングゲル相のみではない)は、一般に、本組成物の、0.01から10%、好ましくは0.1%から8%、より好ましくは0.2%から7%、最も好ましくは0.3%から6重量%の範囲である。陽イオン性界面活性剤と脂肪アルコールとの重量比は適切には、1:1から1:10、好ましくは1:1.5から1:8、最適には1:2から1:5である。陽イオン性界面活性剤と脂肪アルコールとの重量比が高すぎる場合、これは、本組成物から眼への刺激性を導き得る。この重量比が低すぎる場合、一部の消費者において毛髪のきしみが感じられるようになり得る。
好ましくは、コンディショニングゲル相は、60℃で水にステアリルアミドプロピルジメチルアミンおよび脂肪アルコールを添加し、外部加熱の使用により温度を維持し、撹拌することによって得ることができる。
この混合物に陽イオン性界面活性剤、一般にはベヘントリモニウムクロリドを添加し、外部加熱または冷却の使用によって温度を60℃に維持し、撹拌する。
ステアリルアミドプロピルジメチルアミンをプロトン化するために乳酸を添加し、外部加熱または冷却の使用によって温度を60℃に維持し、撹拌する。
より多くの水および他の周囲温度成分を添加することによって、必要に応じて外部冷却を使用し、これを周囲温度に冷却し、撹拌する。
次いで、コンディショニング組成物を形成させるためにさらなる成分を添加する。
適切なコンディショニング界面活性剤としては陽イオン性界面活性剤から選択されるものが挙げられ、単独でまたは混合して使用される。好ましくは、陽イオン性界面活性剤は、式N(式中、R、R、RおよびRは、独立に(C−C30)アルキルまたはベンジルである)を有する。好ましくは、R、R、RおよびRのうち1、2または3個は、独立に(C−C30)アルキルであり、(1または複数の)他のR、R、RおよびR基は(C−C)アルキルまたはベンジルである。より好ましくは、R、R、RおよびRのうち1または2個は、独立に(C−C30)アルキルであり、他のR、R、RおよびR基は(C−C)アルキルまたはベンジル基である。アルキル基は、アルキル鎖内に1以上のエステル(−OCO−または−COO−)および/またはエーテル(−O−)結合を含んでいてもよい。アルキル基は、1以上のヒドロキシル基で置換されていてもよい。アルキル基は、直鎖または分岐状、3以上の炭素原子を有するアルキル基の場合は環状であり得る。アルキル基は、飽和しているものであり得るか、または1以上の炭素−炭素二重結合を含有し得る(例えばオレイル)。アルキル基は、1以上のエチレンオキシ基があるアルキル鎖上でエトキシル化されていてもよい。
本発明での使用に適切な陽イオン性界面活性剤としては、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化テトラメチルアンモニウム、塩化テトラエチルアンモニウム、塩化オクチルトリメチルアンモニウム、塩化ドデシルトリメチルアンモニウム、
塩化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、塩化オクチルジメチルベンジルアンモニウム、塩化デシルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ジドデシルジメチルアンモニウム、塩化ジオクタデシルジメチルアンモニウム、塩化タロウトリメチルアンモニウム、塩化二水素化(dihydrogenated)タロウジメチルアンモニウム(例えばAkzo NobelからのArquad 2HT/75)、塩化ココトリメチルアンモニウム、PEG−2−オレアンモニウムクロリドおよびそれらの対応するヒドロキシドが挙げられる。さらなる適切な陽イオン性界面活性剤としては、CTFA命名、クオタニウム−5、クオタニウム−31およびクオタニウム−18を有する材料が挙げられる。先行材料の何れの混合物も適切であり得る。本発明によるコンディショナーでの使用のために特に有用な陽イオン性界面活性剤は、市販の、例えばHoechst CelaneseからのGENAMIN CTACのような、塩化セチルトリメチルアンモニウムである。本発明によるコンディショナーでの使用のための別の特に有用な陽イオン性界面活性剤は、市販の、例えばClariantからのGENAMIN KDMPのような、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムである。
好ましくは、共融解物の陽イオン性界面活性剤成分は0から70%陽イオン性成分を含み、陽イオン性界面活性剤は、上記のような式Nを有し、より好ましくは30から60重量%の陽イオン性界面活性剤成分である。
単独であれ、1以上の他の陽イオン性界面活性剤と一緒であれ、本発明での使用のための適切な陽イオン性界面活性剤のクラスの別の例は、下記(i)および(ii)の組み合わせである:
(i)一般式(I):
(I)R1CONH(CH2)mN(R2)R3
(式中、Rは、10以上の炭素原子を有するヒドロカルビル鎖であり、RおよびRは、独立に1から10個の炭素原子のヒドロカルビル鎖から選択され、mは1から約10の整数である)に対応するアミドアミン;
(ii)酸。
本明細書中で使用される場合、ヒドロカルビル鎖という用語は、アルキルまたはアルケニル鎖を意味する。
好ましいアミドアミン化合物は、式(I)
(式中、
は、約11から約24個の炭素原子を有するヒドロカルビル残基であり、
およびRは、それぞれ独立に、1から約4個の炭素原子を有するヒドロカルビル残基、好ましくはアルキル基であり、mは1から約4の整数である)
に対応するものである。
好ましくは、RおよびRはメチルまたはエチル基である。
好ましくは、mは2または3、すなわちエチレンまたはプロピレン基である。
本明細書中で有用な好ましいアミドアミンとしては、ステアリン酸アミド−プロピルジメチルアミン、ステアリン酸アミドプロピルジエチルアミン、ステアリン酸アミドエチルジエチルアミン、ステアリン酸アミドエチルジメチルアミン、パルミチン酸アミドプロピルジメチルアミン、パルミチン酸アミドプロピル−ジエチルアミン、パルミチン酸アミドエチルジエチルアミン、パルミチン酸アミドエチルジメチルアミン、ベヘンアミドプロピルジメチル−アミン、ベヘンアミドプロピルジエチルアミン(behenamidopropyldiethylmine)、ベヘンアミドエチルジエチル−アミン、ベヘンアミドエチルジメチルアミン、アラキドアミドプロピル−ジメチルアミン、アラキドアミドプロピルジエチルアミン、アラキド−アミドエチルジエチルアミン、アラキドアミドエチルジメチルアミンおよびそれらの混合物が挙げられる。
本明細書中で有用な特に好ましいアミドアミンは、ステアリン酸アミドプロピルジメチルアミン、ステアリン酸アミドエチルジエチルアミンおよびそれらの混合物である。
本明細書中で有用な市販のアミドアミンとしては、Inolex(Philadelphia Pennsylvania,USA)から入手可能な商品名LEXAMINE S−13のステアリン酸アミドプロピルジメチルアミンおよびNikko(日本、東京)から入手可能なアミドアミンMSP、Nikkoから入手可能な商品名アミドアミンSのステアリン酸アミドエチルジエチルアミン、Croda(North Humberside,England)から入手可能な商品名INCROMINE BBのベヘンアミドプロピルジメチルアミンおよびScher(Clifton New Jersey,USA)から入手可能な商品名SCHERCODINEシリーズの様々なアミドアミンが挙げられる。
酸は、本コンディショナー組成物中でアミドアミンをプロトン化することが可能である何らかの有機酸または無機酸であり得る。本明細書中で有用な適切な酸としては、塩酸、酢酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、リンゴ酸、コハク酸およびそれらの混合物が挙げられる。好ましくは、酸は、酢酸、酒石酸、塩酸、フマル酸、乳酸およびそれらの混合物からなる群から選択される。
酸の主要な役割は、ヘアトリートメント組成物中でアミドアミンをプロトン化する、したがってヘアトリートメント組成物中でインシトゥで三級アミン塩(TAS)を形成させることである。TASは、事実上、非永久的四級アンモニウムまたは偽四級アンモニウム陽イオン性界面活性剤である。
適切に、酸は、存在するアミドアミンの95モル%(293K)超をプロトン化するのに十分な量で含まれる。
本明細書中に記載のタイプのアミドアミンが存在すべきであり、対応する酸成分は共融解物中には存在しない。代わりにこれは水中に存在する。好ましくは、水は、0.01から3重量%でプロトン化成分を含む。
したがって、本発明が10から40重量%共融解陽イオン性界面活性剤を必要とする場合、陽イオン性界面活性剤成分は、プロトン化されていないアミドアミンを含み得、すなわちこれは陽イオン荷電されていないが、水に添加された場合にプロトン化されるようになり、ゆえにプロトン化物質がそこに含有される。
好ましくは、共融解物の陽イオン性界面活性剤成分は0から70%陽イオン性成分、式(I)に対応するアミドアミン、より好ましくは30から60重量%の陽イオン性界面活性剤成分を含む。
本発明のコンディショニング組成物において(コンディショニングゲル相のみではない)、陽イオン性界面活性剤のレベルは、一般に、本組成物の、0.01から10%、より好ましくは0.05%から7.5%、最も好ましくは0.1%から5重量%の範囲である。
好ましくは、共融解物を使用する場合、共融解物は液相で脂肪アルコールを維持するのに十分な融点に維持する。好ましくは共融解物は80から85℃に維持する。
好ましくは、共融解物と水との混合物の温度は、混合中に56から65℃、好ましくは58から62℃、より好ましくは60℃に維持されるように調節される。
好ましくは、ローター先端速度が10から34、好ましくは21から27、特に好ましくは24ms−1であるミキサーに混合容器の内容物を通過させる。
さらなる態様において、上記のように得られるコンディショニングゲル相を形成させ、次いで残りの成分を全て添加することによってコンディショニング組成物を製造するための工程が提供される。典型的な残りの成分としては、香料、シリコーン、繊維活性物質(fibre actives)または他の有益物質が挙げられる。
好ましくは、残りの成分を添加した後もう一度、ローター先端速度が10から34、好ましくは21から27、特に好ましくは24ms−1のミキサーに本コンディショニング組成物を通過させる。
本発明のコンディショニング組成物または本発明のコンディショニングゲル相を使用することはまた、従来のように作製されるコンディショニング組成物よりもシリコーンを良好に沈着させる。
したがって、本発明の組成物は、コンディショニング性能を促進するために、シリコーンコンディショニング剤の乳化液滴を含有し得る。
適切なシリコーンとしては、ポリジオルガノシロキサン、特にCTFA名ジメチコンを有するポリジメチルシロキサンが挙げられる。CTFA名ジメチコノールを有する、ヒドロキシル末端基を有するポリジメチルシロキサンも本発明の組成物(特にシャンプーおよびコンディショナー)の使用に適切である。例えば国際公開第96/31188号に記載のような軽度の架橋を有するシリコーンガムも、本発明の組成物での使用に適切である。
乳化シリコーンそれ自身(エマルションまたは最終毛髪コンディショニング組成物ではない)の粘度は、一般的には25℃で少なくとも10,000cst、シリコーン自身の粘度は好ましくは少なくとも60,000cst、最も好ましくは少なくとも500,000cst、理想的には少なくとも1,000,000cstである。好ましくは、処方の容易さのために、粘度は109cstを超えない。
本発明のシャンプー組成物での使用のための乳化シリコーンは一般的には、本組成物中で30未満、好ましくは20未満、より好ましくは10ミクロン未満、理想的には0.01から1ミクロンの平均シリコーン液滴直径を有する。0.15ミクロンの平均シリコーン液滴直径を有するシリコーンエマルションは一般にマイクロエマルションと呼ばれる。
本発明のコンディショナー組成物での使用のための乳化シリコーンは一般的には、本組成物中で30未満、好ましくは20未満、より好ましくは15未満のサイズを有する。好ましくは、平均シリコーン液滴は、0.5ミクロンより大きく、より好ましくは1ミクロンより大きく、理想的には2から8ミクロンである。
シリコーン粒径は、レーザー光散乱技術の手段によって、例えばMalvern Instrumentsからの2600D Particle Sizerを用いて測定し得る。
適切な予め形成されたエマルションの例としては、Dow Corningから入手可能なXiameter MEM 1785およびマイクロエマルションDC2−1865が挙げられる。これらは、ジメチコノールのエマルション/マイクロエマルションである。架橋シリコーンガムは、プレ乳化型でも入手可能であり、これは、処方の容易性の面で有利である。
本発明のシャンプーおよびコンディショナー中に含まれるためのシリコーンのさらなる好ましいクラスは、アミノ官能シリコーンである。「アミノ官能シリコーン」は、少なくとも1個の一級、二級または三級アミン基または四級アンモニウム基を含有するシリコーンを意味する。適切なアミノ官能シリコーンの例としては、CTFA名「アモジメチコン」を有するポリシロキサンが挙げられる。
本発明での使用に適切なアミノ官能シリコーンの具体例はアミノシリコーン油DC2−8220、DC2−8166およびDC2−8566(全てDow Corningから)である。
適切な四級シリコーンポリマーは、EP−A−0 530 974に記載されている。好ましい四級シリコーンポリマーは、GoldschmidtからのK3474である。
非イオン性および/または陽イオン性界面活性剤とのアミノ官能シリコーン油のエマルションも適切である。
アミノ官能シリコーンの予め形成されたエマルションもDow CorningおよびGeneral Electricなどのシリコーン油の供給業者から入手可能である。具体例としては、DC939陽イオン性エマルションおよび非イオン性エマルションDC2−7224、DC2−8467、DC2−8177およびDC2−8154(全てDow Corningから)が挙げられる。
シリコーンの総量は、好ましくは総組成物の0.01重量%から10重量%であり、より好ましくは0.1重量%から5重量%、最も好ましくは0.5重量%から3重量%が適切なレベルである。
第一の態様によれば、本発明は、毛髪をスタイリングするための本明細書中に記載の組成物の使用に関する。
スタイリングとは、元のスタイルとは異なるスタイルが達成されるような、毛髪の何らかの取り扱いを意味する。好ましくは、毛髪をスタイリングするための使用は、スタイルを維持することに関する。言い換えると、本発明は、洗浄サイクル期間にわたりスタイルを維持することができる。
好ましくは、本発明は、長持ちするスタイリングのための、より好ましくは毛髪をスタイリングし、少なくとも3回の洗浄サイクルにわたりそのスタイルを維持するための、使用に関する。
洗浄サイクルとは、毎日シャンプーを行うなど、毛髪の洗浄を意味する。
好ましくは、スタイリングとは直毛化することを意味する。
[実施例1]
基本洗浄プロトコールに従い、14%SLESを用いて、5g 10インチ(30cm)バージン(化学物質によるダメージなし)インド人ヘアスイッチ[工業規格毛髪タイプ、International Hair Importers and Products,Glendale,NYより]を基本洗浄した。
基本洗浄プロトコール
流動/温度制御型の水栓を用いて全てのスイッチ洗浄を行う。流速を4リットル/分に設定し、温度を35℃から40℃に設定する。
1.洗浄開始前に全てのシリンジを準備する。
・シリンジに基本洗浄剤(base wash)を予め充填し、空にする。
・シリンジを秤に置き、風袋を秤量する。
・シリンジに求められる印まで充填し、2回の洗浄に対する正確な量が量り分けられていることを秤上で確認する。
・各スイッチに対して反復する。
2.水栓を開き、30秒間安定させるためにそのままにする。温水の栓を全開にすることによって温度および流動調節を使用する。水栓を開いたら、そのセッションで処理しているスイッチの全てが処理されるまで水を流し続けることが望ましい。
3.水栓下でスイッチを流すことによってスイッチを濡らし、スイッチの全長に上から下に人差し指および中指を滑らせることによって過剰な水分を除去する。
4.シンクの端にスイッチを平らに寝かせ、秤量した基本洗浄剤(0.1mL/g毛髪)の半分を均一にスイッチの全長に上から下に塗布する。
5.スイッチの両端を保持する。基本洗浄剤を30秒間毛髪に穏やかに揉み込む。繊維が過度にもつれることを回避するために、スイッチの両端を保持し続けていることを確認する。
6.30秒間すすぎ、5秒ごとに指をスイッチの上から下に滑らせる。過剰な水分を除去する。
7.残りの基本洗浄剤をスイッチの全長に上から下に均一に塗布する。
8.基本洗浄剤を30秒間毛髪に穏やかに揉み込み、過剰なもつれを回避するために、再びスイッチの両端を保持する。
9.30秒間すすぎ、10秒ごとに指をスイッチの上から下に滑らせる。過剰な水分を除去する。
10.シンクの端にMatador Sawcut No 4の櫛の幅広の歯の部分を用いてスイッチを寝かせ;スイッチのもつれを慎重に櫛で梳かす。スイッチを根元から毛先へと櫛で梳かし、毛先から開始し、分割して、ゆっくりと根元まで徐々に進む。全てのもつれを櫛で梳いたら、櫛の幅の狭い歯の部分で仕上げる。
11.人差し指および中指をスイッチの上から下に滑らせ、乾燥キャビネット中で最低2時間50℃で乾燥させる。あるいは20℃/50%相対湿度で一晩乾燥させる。
Figure 2017503826
5g 10”のヘアスイッチはおよそ7000本の繊維を有する。
次いでスイッチを50℃乾燥チャンバー中で2時間乾燥させた。
試験プロトコール
次いで標準的なシャンプー対照処方物でスイッチを洗浄した(表1参照)。洗浄は、毛髪1gあたり0.1gシャンプー中で30秒間マッサージし、次いで30秒間すすぎ(水流速4L/分)、次にこれらの2段階を反復することから構成された。
次いで、様々なコンディショナー試験処方物を用いてもつれを解く効果についてスイッチを試験した。
コンディショナーは、毛髪1gあたり0.2g毛髪コンディショナーの濃度で使用した。これをスイッチに1分間揉み込み、次いで5秒間(水流速4L/分)すすいだ。スイッチの接着端にしっかり固定したブルドッククリップとともに湿ったスイッチをブラシ上に置いた。接着端で5cmから20cmが吊り下がった状態になるように、スイッチをブラシ上に置いた。この状況を図1で示し、ここで、引っ張り質量の測定に備えて、2束のヘアスイッチを2本のヘアブラシ上に置く。
スイッチがブラシから滑り落ちるまで、スイッチの接着端に錘を付加した。ブラシの毛からのスイッチの移動が開始されたときのスイッチに付加された錘の質量が引っ張り質量である。この状況は図2で示され、ヘアスイッチの一方の末端に50gの錘が取り付けられている。
表1
表1は、もつれを解く引っ張りを評価するためのシャンプー対照を与える。シャンプーは、標準的工程によって作製される。
Figure 2017503826
コンディショナー組成物:
標準的工程によって比較処方物を作製した。上記のような工程によって本発明処方物を作製した。
Figure 2017503826
[実施例2]
Figure 2017503826
Figure 2017503826
この表は、発明組成物を用いてコンディショニングする場合に生成される体積が、対照例の場合よりも小さいことを示す。本処方物は、成分および量に関して同一であり、本発明例が本明細書中に記載の工程に従い作製され、一方で対照組成物が標準的工程に従い作製されることのみが異なる。

Claims (7)

  1. 毛髪をスタイリングするための、0.4から8重量%の8から22個の炭素を有する脂肪アルコールと、0.1から2重量%の陽イオン性界面活性剤成分と、水と、を含み、1から250gの引っ張り質量を有するコンディショニング組成物の使用。
  2. 前記組成物が、
    脂肪アルコールと、陽イオン性成分と、0から15重量%の水の共融解物と、を含む第一の容器中で「共融解物」を形成させ(A);
    50から60℃の水を含有する第二の容器に前記「共融解物」を添加し(B);混合し、
    このとき、前記第二の容器中の前記共融解物と前記水との混合物(B)の温度が56から65℃、好ましくは58から62℃、より好ましくは60℃に維持されるように調節され、前記脂肪アルコールが8から22個の炭素を有し、前記陽イオン性成分が0から70重量%の陽イオン性成分を含み、陽イオン性界面活性剤が、式Nを有し、より好ましくは30から60重量%の陽イオン性界面活性剤成分であり、式中、R、R、RおよびRが、独立に(C−C30)アルキルまたはベンジルであることによって得ることができるコンディショニングゲル相を含む、請求項1に記載の使用。
  3. 前記組成物が、
    脂肪アルコールと、陽イオン性成分と、0から15重量%の共融解水と、を含む第一の容器中で「共融解物」を形成させ;
    混合容器に前記「共融解物」および水を独立に添加し、混合し、
    このとき前記「共融解物」と前記水との混合物の温度が、前記混合容器中にある場合、56から65℃、好ましくは58から62℃、より好ましくは60℃に維持され、前記脂肪アルコールが8から22個の炭素を含み、前記陽イオン性成分が0から70%の陽イオン性成分を含み、陽イオン性界面活性剤が、式Nを有し、より好ましくは30から60重量%の陽イオン性界面活性剤成分であり、式中、R、R、RおよびRが、独立に(C−C30)アルキルまたはベンジルであることによって得ることができるコンディショニングゲル相を含む、請求項1に記載の使用。
  4. 前記組成物が、
    陽イオン性成分の等方水溶液を形成させ;
    陽イオン性界面活性剤の前記等方水溶液を溶融脂肪アルコールと混合し、
    このとき、前記脂肪アルコールと前記等方陽イオン性界面活性剤溶液との混合中の温度が55℃から65℃に維持され、前記脂肪アルコールが8から22個の炭素を有することによって得ることができるコンディショニングゲル相を含む、請求項1に記載の使用。
  5. 前記組成物が、
    脂肪アルコールおよびアミドアミンの水分散液を形成させ;
    前記水分散液に陽イオン性界面活性剤を添加し、混合し;
    前記アミドアミンを中和し、
    前記水分散液中の陽イオン性界面活性剤の混合物の温度が56℃から67℃に維持されることによって得ることができる、コンディショニングゲル相を含む、請求項1に記載の使用。
  6. 前記毛髪を直毛化するための、請求項1に記載の使用。
  7. 前記毛髪を長持ちするようにスタイリングするための、請求項1に記載の使用。
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