JP4886174B2 - インクジェット用インク及びこれを用いたインクジェット記録方法 - Google Patents
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(式中、R1及びR2は各々独立に置換若しくは未置換のアルキル基、アリール基、アリールアルキル基、又は水素の何れかを表す。R3及びR5はそれぞれ独立に、カルボキシル基、スルホン酸基、リン酸基、又はそれらの塩の基、又はこれらの基で置換されたアルキル基を表す。R4及びR6はそれぞれ独立に、R3及びR5に対して定義した以外の基を表す。p及びrは、それぞれ独立に1乃至5の整数を表し、q及びsは、それぞれ独立に0乃至4の整数を表す。又、p+qが5以下の値を有し、r+sが5以下の値を有す。)
(上記式中、Mはアルカリ金属(例えばLi、Na、K、Rb、Cs、Fr等)又はアンモニウムである。又、R7はOH、COOM、R8COOM(R8はC4〜C9のアルキル基)を表し、x、y、zはそれぞれ独立に0、1、2、3又は4である。)
(上記式中、Mはアルカリ金属(例えばLi、Na、K、Rb、Cs、Fr等)又はアンモニウムである。又、R7はOH、COOM、R8COOM(R8はC4〜C9のアルキル基)を表し、x、y、zはそれぞれ独立に0、1、2、3又は4である。)
以下の成分を混合し、充分攪拌して溶解した後、ポアサイズ0.2μmのミクロフィルター(富士フィルム製)にて加圧濾過し、本発明のインクを調製した。
・グリセリン 10部
・1,5−ペンタンジオール 10部
・下記構造I−1の染料のリチウム塩とナトリウム塩の混合物(モル比 Li
塩:Na塩=2:1) 3部
・下記構造II−1の染料 1部
・水 76部
以下の成分を混合し、充分攪拌して溶解した後、ポアサイズ0.2μmのミクロフィルター(富士フィルム製)にて加圧濾過し、本発明のインクを調製した。
・グリセリン 10部
・1,5−ペンタンジオール 6部
・エチレングリコール 8部
・上記構造I−1の染料のリチウム塩とナトリウム塩の混合物(モル比 Li
塩:Na塩=2:1) 3部
・上記構造II−1の染料 1部
・水 72部
以下の成分を混合し、充分攪拌して溶解した後、ポアサイズ0.2μmのミクロフィルター(富士フィルム製)にて加圧濾過し、本発明のインクを調製した。
・グリセリン 6部
・1,5−ペンタンジオール 10部
・エチレングリコール 9部
・上記構造I−1の染料のリチウム塩とナトリウム塩の混合物(モル比 Li
塩:Na塩=2:1) 3部
・上記構造II−1の染料 1部
・水 71部
以下の成分を混合し、充分攪拌して溶解した後、ポアサイズ0.2μmのミクロフィルター(富士フィルム製)にて加圧濾過し、比較例のインクを調製した。
・グリセリン 25部
・上記構造I−1の染料のリチウム塩とナトリウム塩の混合物(モル比 Li
塩:Na塩=2:1) 3部
・上記構造II−1の染料 1部
・水 71部
以下の成分を混合し、充分攪拌して溶解した後、ポアサイズ0.2μmのミクロフィルター(富士フィルム製)にて加圧濾過し、比較例のインクを調製した。
・1,5−ペンタンジオール 25部
・上記構造I−1の染料のリチウム塩とナトリウム塩の混合物(モル比 Li
塩:Na塩=2:1) 3部
・上記構造II−1の染料 1部
・水 71部
以下の成分を混合し、充分攪拌して溶解した後、ポアサイズ0.2μmのミクロフィルター(富士フィルム製)にて加圧濾過し、比較例のインクを調製した。
・グリセリン 20部
・1,5−ペンタンジオール 5部
・上記構造I−1の染料のリチウム塩とナトリウム塩の混合物(モル比 Li
塩:Na塩=2:1) 3部
・上記構造II−1の染料 1部
・水 71部
以下の成分を混合し、充分攪拌して溶解した後、ポアサイズ0.2μmのミクロフィルター(富士フィルム製)にて加圧濾過し、比較例のインクを調製した。
・グリセリン 10部
・1,5−ペンタンジオール 10部
・上記構造I−1の染料のリチウム塩とナトリウム塩の混合物(モル比 Li
塩:Na塩=2:1) 4部
・水 76部
以下の成分を混合し、充分攪拌して溶解した後、ポアサイズ0.2μmのミクロフィルター(富士フィルム製)にて加圧濾過し、比較例のインクを調製した。
・グリセリン 10部
・1,5−ペンタンジオール 6部
・エチレングリコール 8部
・上記構造I−1の染料のリチウム塩とナトリウム塩の混合物(モル比 Li
塩:Na塩=2:1) 4部
・水 72部
以下の成分を混合し、充分攪拌して溶解した後、ポアサイズ0.2μmのミクロフィルター(富士フィルム製)にて加圧濾過し、比較例のインクを調製した。
・グリセリン 6部
・1,5−ペンタンジオール 10部
・エチレングリコール 9部
・上記構造I−1の染料のリチウム塩とナトリウム塩の混合物(モル比 Li
塩:Na塩=2:1) 4部
・水 71部
(間欠吐出安定性評価方法及び評価基準)
上記、実施例1〜3及び比較例1〜6のインクを用いて、インクジェットヘッドにおける間欠吐出安定性の評価を行った。評価は、キヤノン製BJS−950i改造機を用いて行った。先ず、温度15℃、湿度10%の環境下で、インクジェットヘッドのノズル部のインクが温度上昇しない条件で、ある一定の吐出休止時間の間隔で縦罫線を印字し、一定の休止時間を設けた後、最初に吐出されて形成される縦罫線を目視にて下記の基準で評価した。
◎:縦罫線に全く乱れがなく正常に印字できる。
○:縦罫線に目視では確認できない程度の若干の乱れが確認される。
△:縦罫線に目視で確認できる程度の若干の乱れが確認される。
×:縦罫線に不吐出や乱れがはっきりと確認される。
(間欠吐出安定性評価方法及び評価基準)
上記、実施例1〜3及び比較例1〜6のインクを用いて、インクジェットヘッドにおける間欠吐出安定性の評価を行った。評価は、インクジェットヘッドのノズル部のインクが吐出直前に25℃に保たれるキヤノン製BJS−950i改造機を用いて、評価1と同一環境下、同一評価基準で行った。
上記、評価1、評価2の結果を下記表2に示す。
5001:インクタンク(IT)
5002:紙押え板
5003:ガイド
5004:螺旋溝
5005:リードスクリュー
5006:レバー
5007:フォトカプラ
5008:フォトカプラ
5009:駆動力伝達ギア
5010:駆動力伝達ギア
5011:駆動力伝達ギア
5012:記録ヘッド(IJH)
5013:駆動モータ
5014:キャリッジ(HC)
5015:キャップ内吸引手段
5016:キャップ支持部材
5017:クリーニングブレード
5018:本体支持板
5019:クリーニングブレード移動可能部材
5020:カム
5022:キャップ部材
5023:キャップ内開口
5024:温度センサー
5029:ノズル部
5100:ヒータボード
5110:温調用ヒータ(昇温用ヒータ)
5112:共通液室
5113:吐出用(メイン)ヒータ
5114:バブル
5115:インク液滴
5200:配線基板
5300:支持体
Claims (8)
- 水溶性有機溶剤A及びHOCH2(CH2)nCH2OH(n=1から6)で表される水溶性有機溶剤Bを各々6質量%以上と、2種以上の染料とを含有するインクジェット用インクにおいて、上記水溶性有機溶剤Aが上記2種以上の染料全てに対して良溶媒である関係にあり、上記水溶性有機溶剤Bが上記2種以上の染料全てに対して貧溶媒である関係にあることを特徴とするインクジェット用インク(ただし、上記2種以上の染料全てに対して良溶媒であるとは、25℃環境下で粉状の上記2種以上の染料をそれぞれ24時間、密閉状態で攪拌した場合に上記2種以上の染料がそれぞれ5質量%以上溶解する溶媒であるということであり、上記2種以上の染料全てに対して貧溶媒であるとは、25℃環境下で粉状の上記2種以上の染料をそれぞれ24時間、密閉状態で攪拌した場合に上記2種以上の染料がそれぞれ5質量%未満しか溶解しない溶媒であるということである。)。
- 上記水溶性有機溶剤Aが、グリセリンである請求項1に記載のインクジェット用インク。
- 上記水溶性有機溶剤Bが、1,5−ペンタンジオールである請求項1に記載のインクジェット用インク。
- 温度調整機能を有するインクジェットヘッドを有するインクジェットプリンタ用のインクである請求項1〜5の何れか1項に記載のインクジェット用インク。
- 請求項1〜5の何れか1項に記載のインクジェット用インクを昇温させた後、吐出させることを特徴とするインクジェット記録方法。
- 上記昇温させた到達温度が25℃以上である請求項7に記載のインクジェット記録方法。
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