JP4885446B2 - 動物用シャンプー組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、動物用シャンプー組成物に関するものであり、更に詳しくは犬や猫等の動物に寄生する蚤等の外部寄生虫を、効果的に除去できる動物用シャンプー組成物並びに該動物用シャンプー組成物を用いた外部寄生虫の駆除方法に関するものである。
近年、趣味の多様化に伴い、犬や猫を代表とする動物をペットとして飼育する愛好者が増加している。多くのペットは家族の一員として飼われており、ペット動物が快適な生活を送れるように、多くの飼い主はペットの健康状態を良好に保つように努力している。このような中、蚤等の外部寄生虫がペットに寄生するという問題が良く知られており、ペットが蚤等に刺されると、かゆみに悩まされる、蚤アレルギー性皮膚炎を引き起こす、条虫等の寄生虫を媒介される等の問題を生じる場合がある。このため飼い主は、ペットに対して蚤等の外部寄生虫が寄生しないように予防したり、寄生した場合はその駆除を行っている。
このような中、蚤等の外部寄生虫の駆除には、シャンプーで動物を洗浄することが最も簡単な方法であることが知られている。動物用シャンプーには、通常、蚤等の外部寄生虫を殺虫あるいは殺卵する殺虫成分が含まれており、この殺虫成分の効力によって蚤等の外部寄生虫を駆除している。例えば、特許文献1に、外部寄生虫防除のために用いられる液状組成物として、ピレスロイド系殺虫剤0.001〜5重量%(質量%)、アニオン界面活性剤10〜70重量%(質量%)及びグリコールエーテル類0.5〜40重量%(質量%)を含有することを特徴とする液状組成物(請求項1)が開示されている。
特開2003−192505号公報 特許請求の範囲
しかしながら、特許文献1に記載されている液状組成物では、ピレスロイド殺虫剤の添加量が少ない時は、蚤等の外部寄生虫に対する殺虫能力が不足し、殺虫剤の添加量を増やすと、動物や人に対して、毒性や刺激性などの副作用が生じる問題があった。
従って、本発明の目的は、少量の殺虫成分で、蚤等の外部寄生虫の駆除に対して効果的な動物用シャンプー組成物を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために、鋭意研究を行った結果、特定の構造を有する化合物と殺虫成分を併用することにより、殺虫効果を向上させることができる動物用シャンプー組成物を提供できることを見出し、本発明を完成したものである。
即ち、本発明の動物用シャンプー組成物は、(A)成分としてアニオン界面活性剤を1〜50質量%、(B)成分として、下記の一般式(1)
Figure 0004885446
(式中、R〜Rは、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基を示し、同一であっても異なっていてもよく、m+m=5〜100且つm=0〜3であり、Xはハロゲン原子またはCHSOを示し、m/(m+n)<0.2である)で表される、ポリエーテル型第4級アンモニウム塩を0.1〜10質量%、及び(C)成分としてピレスロイド系化合物からなる殺虫成分を0.001〜1質量%含有することを特徴とする。
本発明によれば、蚤等の外部寄生虫を効果的に駆除することができ、且つ動物や人に対して安全な動物用シャンプー組成物を提供できるという効果を奏するものである。
本発明の動物用シャンプー組成物に用いられる(A)成分は、アニオン界面活性剤である。アニオン界面活性剤は、特に限定されるものではないが、例えば高級脂肪酸塩、高級アルコール硫酸エステル塩、硫化オレフィン塩、高級アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、硫酸化脂肪酸塩、スルホン化脂肪酸塩、リン酸エステル塩、脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、グリセライト硫酸エステル塩、脂肪酸エステルのスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸メチルエステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸塩、アシル化ペプチド、脂肪酸アルカノールアミド又はそのアルキレンオキサイド付加物の硫酸エステル塩、スルホコハク酸エステル、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルベンゾイミダゾールスルホン酸塩、ポリオキシアルキレンスルホコハク酸塩、N−アシル−N−メチルタウリンの塩、N−アシルグルタミン酸又はその塩、アシルオキシエタンスルホン酸塩、アルコキシエタンスルホン酸塩、N−アシル−β−アラニン又はその塩、N−アシル−N−カルボキシエチルタウリン又はその塩、N−アシル−N−カルボキシメチルグリシン又はその塩、アシル乳酸塩、N−アシルサルコシン塩、及びアルキル又はアルケニルアミノカルボキシメチル硫酸塩等の1種又は2種以上の混合物を挙げることができる。これらのアニオン界面活性剤に使用される対イオンとしては、アルカリ金属又はアルカリ土類金属類が挙げられ、中でもアルカリ金属類が好ましく、ナトリウム又はカリウムが更に好ましい。これらのアニオン界面活性剤の中でも、硫酸エステル塩やスルホン酸塩が好ましく、硫酸エステル塩がより好ましく、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩が最も好ましい。
本発明の(A)成分であるアニオン界面活性剤は、動物用シャンプー組成物全体に対して1〜50質量%配合することができ、好ましくは3〜40質量%、より好ましくは5〜35質量%の範囲内である。(A)成分の配合量が1質量%未満の場合、動物用シャンプー組成物の泡立ちが悪くなることがあり、また、50質量%を超えると、動物用シャンプー組成物が分離したり固化したりして製品安定性が悪くなることがあるために好ましくない。
本発明に用いられる(B)成分は、下記一般式(1)で表されるポリエーテル型第4級アンモニウム塩である:
Figure 0004885446
(式中、R〜Rは、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基を示し、同一であっても異なっていてもよく、m+n=5〜100且つm=0〜3であり、Xはハロゲン原子またはCHSOを示し、m/(m+n)<0.2である)
一般式(1)で表される(B)成分のポリエーテル型第4級アンモニウム塩としては、Xが塩素、臭素、CHSOであることが好ましく、mが0または1であることが好ましい。これらの(B)成分としては、例えば塩化オキシエチレンポリオキシプロピレンメチルジエチルアンモニウム、塩化ポリオキシプロピレンメチルジエチルアンモニウム、塩化オキシエチレンポリオキシプロピレンジメチルプロピルアンモニウム、塩化ポリオキシプロピレントリメチルアンモニウム、塩化オキシエチレンポリオキシプロピレントリメチルアンモニウム、塩化オキシエチレンポリオキシプロピレンメチルエチルプロピルアンモニウム、臭化オキシエチレンポリオキシプロピレンメチルジエチルアンモニウム、オキシエチレンポリオキシプロピレンメチルジエチルアンモニウムメチル硫酸等の1種または2種以上の混合物を挙げることができる。
上記一般式(1)において、m+nは5〜100であるが、5〜80が好ましく、5〜50がより好ましい。m+nが5未満及び100を超える場合や、m>3の場合、及びm/(m+n)が0.2より大きい場合は、殺虫効果の向上に寄与することができなかったり、動物用シャンプー組成物の泡立ちが悪くなったりするために好ましくない。泡立ちが悪くなると、洗浄対象となる動物の全身に洗浄剤組成物が行き渡らず、結果的に洗浄対象となる動物に寄生する外部寄生虫を駆除することができなくなる。
本発明の(B)成分であるポリエーテル型第4級アンモニウム塩は、動物用シャンプー組成物全体に対して、0.1〜10質量%配合することができ、好ましくは0.5〜8質量%、より好ましくは1〜5質量%である。(B)成分の配合量が0.1質量%未満では殺虫成分との相乗効果が見られず、10質量%を超えると、配合量に見合う効果が期待できないために好ましくない。
本発明の(C)成分は、殺虫成分である。殺虫成分としては、例えばレスメトリン、カデスリン、シハロトリン、ビフェントリン、フェンプロパトリン、アレスリン、トラロメスリン、フェンバレレート、フルシトリネート、フルバリネート、シクロプロトリン、エトフェンプロックス、フブフェンプロックス、1−(3−フェノキシフェニル)−4−(4−エトキシフェニル)−4−メチルペンタン、1−(3−フェノキシ−4−フルオロフェニル)−4−(4−エトキシフェニル)−4−メチルペンタン、ジメチル−(4−エトシキフェニル)−(3−フェノキシベンジルオキシ)メチルシラン、シラフルオフェン等のピレスロイド系殺虫成分の1種又は2種以上の混合物を挙げることができる。これらの中でも、アレスリンが最も好ましい。
本発明の(C)成分である殺虫成分は、動物用シャンプー組成物全体に対して0.001〜1質量%配合することができ、好ましくは0.005〜1質量%、より好ましくは0.01〜0.8質量%、更に好ましくは0.02〜0.5質量%である。(C)成分の配合量が0.001質量%未満の場合には、殺虫効果を期待することができず、また、1質量%を超えると、動物や人に対して毒性や刺激性などの副作用が生じる場合があるために好ましくない。
本発明の動物用シャンプー組成物は、通常の殺虫成分入りの動物用シャンプー組成物よりも殺虫効果を高めることができる。その効果の仕組みは定かでないが、恐らく、殺菌効果のあるポリエーテル型第4級アンモニウム塩と殺虫成分との相乗効果で、全体の殺虫効果が向上しているものと思われる。
殺菌効果のある界面活性剤には、通常の4級アンモニウム塩型の界面活性剤もあるが、これらの4級アンモニウム塩型界面活性剤は、アニオン界面活性剤との相溶性に優れず、凝集して沈殿等を発生させてしまう。本発明の(B)成分であるポリエーテル型第4級アニオン塩は、アニオン界面活性剤との相溶性に優れるため凝集等を起こさない。また、アニオン界面活性剤の代わりに、ノニオン界面活性剤を使用すれば、通常の4級アンモニウム塩型界面活性剤を添加することもできるが、ノニオン界面活性剤では、特に汚れのひどい動物の洗浄において泡立ちが乏しく、更に、洗浄性にも劣るため、汚れを取り除くというシャンプーとしての基本的機能が劣ってしまう。また、泡立ちが悪くなると、洗浄対象となる動物の全身にシャンプー組成物が行き渡らず、結果的に洗浄対象となる動物に寄生する外部寄生虫を全て駆除することができない。そのため、アニオン界面活性剤とポリエーテル型第4級アンモニウム塩、及び殺虫成分との組み合わせが不可欠なのである。
本発明の動物用シャンプー組成物は、上述した成分を必須の構成成分とするものであるが、本発明の動物用シャンプー組成物には、本発明の目的を損なわない範囲で他の成分、例えば非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、シリコーン油、粘剤、油剤、粉体(顔料、色素、樹脂)、防腐剤、香料、保湿剤、生理活性成分、塩類、溶媒、酸化防止剤、キレート剤、パール化剤、中和剤、pH調整剤、酵素等の成分を適宜配合することができる。以下にこれらの成分の具体例を示すが、これらに限定されるものではないことを理解されたい。
非イオン性界面活性剤としては、例えば脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシプロピレンポリオキシエチレンブロック共重合体、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、アルキルアミンオキシド等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えばアルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン等のベタイン系界面活性剤が挙げられる。
シリコーン油としては、例えばジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、フルオロアルキル・ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン、アルキル変性オルガノポリシロキサン、ジメチコノール、末端変性オルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン、アモジメチコーン、アミノ変性オルガノポリシロキサン、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメチルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴム、フッ素変性シリコーン樹脂等のシリコーン化合物が挙げられる。
粘剤としては、例えば、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体、セルロース又はその誘導体、ケラチン及びコラーゲン又はそれらの誘導体、アルギン酸カリウム、プルラン、寒天、ゼラチン、タマリンド種子多糖類、キサンタンガム、カラギーナン、ハイメトキシルペクチン、ローメトキシルペクチン、グアーガム、アラビアゴム、結晶セルロース、アラビノガラクタン、カラヤガム、トラガカントガム、アルギン酸、アルブミン、カゼイン、カードラン、β−グルカン、ジェランガム、デキストラン等が挙げられる。
油剤は、通常化粧料に用いられる揮発性及び不揮発性の油剤、溶剤及び樹脂が挙げられ、常温で液体、ペースト、固体であっても構わないが、ハンドリングに優れる液体が好ましい。油剤としては、例えば、セチルアルコール、イソステアリルアルコール、ラウリルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アルコール、イソステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸等の脂肪酸、ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、モノステアリン酸グリセリン、フタル酸ジエチル、モノステアリン酸エチレングリコール、オキシステアリン酸オクチル等のエステル類、流動パラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素、ラノリン、還元ラノリン、カルナバロウ等のロウ、ミンク油、カカオ脂、ヤシ油、パーム核油、ツバキ油、ゴマ油、ヒマシ油、オリーブ油等の油脂等が挙げられる。
粉体としては、例えば赤色201号、黄色4号、青色1号、黒色401号等の色素、黄色Alレーキ、黄色203号Baレーキ等のレーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、シリコンパウダー、セルロースパウダー、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリエチレン粉末等の高分子、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン等の体質顔料、雲母チタン等のパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリカ、アルミナ等の無機粉体、ベントナイト、スメクタイト、窒化ホウ素等が挙げられる。これらの粉体の形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、鱗片状、紡錘状等)に特に制限はない。
これらの粉体は、従来公知の表面処理、例えばフッ素化合物処理、シリコーン処理、シリコーン樹脂処理、ペンダント処理、シランカップリング剤処理、チタンカップリング剤処理、油剤処理、N−アシル化リジン処理、ポリアクリル酸処理、金属石鹸処理、アミノ酸処理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケミカル処理等によって事前に表面処理されていても構わない。
保湿剤としては、例えばプロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ソルビトール、デオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜等の生体高分子、アミノ酸、乳酸ナトリウム、尿酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイ等が挙げられる。
生理活性成分としては、例えばアシタバエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アロエエキス、アンズエキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オトギリソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カキョクエキス、キウイエキス、キューカンバーエキス、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クロレラエキス、クワエキス、紅茶エキス、酵母エキス、コメ胚芽油、サルビアエキス、サボンソウエキス、サンザシエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シャクヤクエキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、センキュウエキス、センブリエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウニンエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、ブクリョウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ホップエキス、マロニエエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズマリーエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
また、スフィンゴ脂質、セラミド、コレステロール及びその誘導体、リン脂質等の油性成分、ε−アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β−グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコルチゾン等の抗炎症剤、ビタミンA、B2、B6、C、D、E、パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル等のビタミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分、トコフェロール、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤、α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸等の細胞賦活剤、γ−オリザノール、ビタミンE誘導体等の血行促進剤、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、ヒノキチオール等の殺菌剤、メチルパラペン、エチルパラペン、ブチルパラペン、オクタンジオール等の防腐剤、1−メントール、ハッカ油等の冷感剤、レチノール及びその誘導体等の創傷治癒剤等が挙げられる。
溶媒としては、例えば精製水、エタノール、軽質流動イソパラフィン、低級アルコール、エーテル類、LPG、フルオロカーボン、N−メチルピロリドン、フルオロアルコール、次世代フロン等が挙げられる。なお、上記配合成分の残部として溶媒を使用して動物用シャンプー組成物とすることが好ましい。
本発明の動物用シャンプー組成物は、前述の条件を満たしていればその形態は、液状、粉末状、ゲル状、顆粒状等適宜選択できるが、溶剤として水又は低級アルコールを用いたものが好ましく、水を用いた液状のものがより好ましい。また、充填する容器についても、ポンプタイプ、チューブ、多孔膜を有するポンプフォーマー等、いずれの容器も使用することができる。
本発明の動物からの外部寄生虫の駆除方法は、本発明の動物用シャンプー組成物を用いて、動物を洗浄することによって実施される。対象となる動物とは、例えば犬、猫、ウサギ、ハムスター、ウシ、ウマ、ヒツジ等の体毛のある動物(ヒトを除く)ならばいずれでもよいが、犬、猫等の家庭で一般的に飼育されている動物が好ましい。洗浄方法としては、従来知られている任意の方法を使用することができ、例えば動物の体毛を水で湿らせた後、本発明の動物用シャンプー組成物をそのまま又はお湯等で希釈して、人間の手やブラシ等を用いて均一に洗浄し、水やお湯等で洗い流す方法等が挙げられる。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する。なお、以下の実施例中、「部」及び「%」は特に記載がない限り質量基準である。
以下の動物用シャンプー組成物を配合し、以降の実験に供した:
<配合比>
(A)成分: 25.0%
(B)成分: 3.0%
(C)成分: 0.1%
ラウリルアミンオキシド: 2.8%
ラウリルアミンプロピルベタイン: 20.0%
プロピレングリコール: 3.0%
ヒドロキシエチルセロルース: 0.5%
精製水: 残部
上記配合例における、本発明品及び比較品の(A)、(B)及び(C)成分は以下の通りである:
本発明品1
(A)成分:ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム
(B)成分:塩化ポリオキシプロピレン(25)トリエチルアンモニウム[一般式(1) において、m=0、n=25、m+n=25、m/(m+n)=0]
(C)成分:アレスリン
本発明品2
(A)成分:ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム
(B)成分:塩化ポリオキシエチレン(2)ポリオキシプロピレン(15)モノメチルジ エチルアンモニウム[一般式(1)において、m=2、n=15、m+n= 17、m/(m+n)=0.12]
(C)成分:アレスリン
本発明品3
(A)成分:ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム
(B)成分:塩化ポリオキシプロピレン(25)トリエチルアンモニウム[一般式(1) において、m=0、n=25、m+n=25、m/(m+n)=0]
(C)成分:シクロプロトリン
本発明品4
(A)成分:ラウリル硫酸ナトリウム
(B)成分:塩化ポリオキシプロピレン(25)トリエチルアンモニウム[一般式(1) において、m=0、n=25、m+n=25、m/(m+n)=0]
(C)成分:アレスリン
比較品1
(A)成分:ポリオキシエチレン(10)ラウリルエーテル
(B)成分:塩化ポリオキシプロピレン(25)トリエチルアンモニウム[一般式(1) において、m=0、n=25、m+n=25、m/(m+n)=0]
(C)成分:アレスリン
比較品2
(A)成分:ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム
(B)成分:塩化トリメチルステアリルアンモニウム
(C)成分:アレスリン
比較品3
(A)成分:ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム
(B)成分:塩化ポリオキシエチレン(15)ポリオキシプロピレン(15)モノメチル ジエチルアンモニウム[一般式(1)において、m=15、n=15、m+ n=30、m/(m+n)=0.5]
(C)成分:アレスリン
比較品4
(A)成分:ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム
(B)成分:塩化ポリオキシプロピレン(150)トリエチルアンモニウム[一般式(1 )において、m=0、n=150、m+n=150、m/(m+n)=0]
(C)成分:アレスリン
比較品5
(A)成分:ポリオキシプロピレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム
(B)成分:配合せず
(C)成分:アレスリン
比較品6
(A)成分:ポリオキシプロピレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム
(B)成分:塩化ポリオキシプロピレン(25)トリエチルアンモニウム[一般式(1) において、m=0、n=25、m+n=25、m/(m+n)=0]
(C)成分:配合せず
<泡立ち試験>
犬(ゴールデンレトリバー)の体全体をぬるま湯で濡らし、上記動物用シャンプー組成物(本発明品1〜4、比較品1〜4)50mlを素手にとり、犬の体全体に塗布して、5分間素手で泡立てた。この時の泡立ちを以下の基準で観察して判定した。又、動物用シャンプー組成物の外観についても目視で判定した:
◎:非常に泡立ちがよく、余裕をもって洗うことができる;
○:泡立ちがよく、犬の体全体を洗うことができる;
△:部分的に泡立たない箇所があり、全体を洗うことができない;
×:泡立ちが悪く、半分以上の箇所を洗うことができない。
結果を表1に記す。
Figure 0004885446
<殺菌試験>
上記動物用シャンプー組成物(本発明品1〜4、比較品1〜4)を、蒸留水で各々所定倍率に希釈し、直径5cmに丸く切ったティッシュを希釈液で十分に湿らせた。ガラスシャーレ(直径5cm)に湿らせたティッシュを敷き詰め、その上にイヌ蚤の成虫20匹を入れて蓋をし、25℃、湿度50%の恒温槽内に放置し、24時間後の蚤の死亡率を調べた。結果を表2に記す。
Figure 0004885446
上記表2から、(C)成分である殺虫成分に、(B)成分であるポリエーテル型第4級アンモニウム塩を入れると、明らかに殺虫効果が向上していることが判る。しかしながら、(B)成分として、通常の第4級アンモニウム塩である塩化トリメチルステアリルアンモニウムを入れると、製品安定性が悪くなり、泡立ちも悪く、且つ殺虫効果も向上しない。更に、(A)成分としてノニオン界面活性剤である塩化ポリオキシプロピレン(25)トリエチルアンモニウムを入れると、殺虫効果の向上が見られるものの、動物用シャンプー組成物としての基本的な性能である洗浄力が劣る。
本発明の動物用シャンプー組成物は、例えばイヌ、ネコ、ウサギ、ハムスター、ウシ、ウマ、ヒツジ等の体毛のある動物の洗浄に好適に使用することができる。

Claims (4)

  1. (A)成分としてアニオン界面活性剤を1〜50質量%、(B)成分として、下記の一般式(1)
    Figure 0004885446
    (式中、R〜Rは、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基を示し、同一であっても異なっていてもよく、m+=5〜100且つm=0〜3であり、Xはハロゲン原子またはCHSOを示し、m/(m+n)<0.2である)で表される、ポリエーテル型第4級アンモニウム塩を0.1〜10質量%、及び(C)成分としてピレスロイド系化合物からなる殺虫成分を0.001〜1質量%含有することを特徴とする動物用シャンプー組成物。
  2. (A)成分のアニオン界面活性剤が、硫酸エステル塩又はスルホン酸塩型の界面活性剤である、請求項1記載の動物用シャンプー組成物。
  3. ピレスロイド系化合物が、アレスリンである、請求項1記載の動物用シャンプー組成物。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載の動物用シャンプー組成物で、動物(ヒトを除く)を処理することを特徴とする、動物からの外部寄生虫の駆除方法。
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