JP4843169B2 - 殺菌洗浄剤組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、殺菌性、洗浄性及び起泡性に優れ、更に人体に対して安全性が高く、環境への負荷が少ない殺菌洗浄剤組成物に関する。また本発明は、該殺菌洗浄剤組成物よりなる、台所用洗浄剤、毛髪用洗浄剤、ハンドソープ、ボディーソープ及び愛玩動物用洗浄剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、抗菌・殺菌に対する意識が高まり、食品製造工場、医薬品製造工場、病院、養護施設、厨房、トイレ等の施設において、衛生的な環境が望まれている。これらの施設において衛生的な環境を維持するために、床、壁等や使用器具等の殺菌洗浄に、殺菌洗浄剤が使用されている。また家庭においても、台所洗剤、トイレ用洗剤、家庭用洗剤等に、抗菌・殺菌成分の配合された殺菌洗浄剤が使用されている。また、手指、顔等の皮膚の殺菌洗浄の目的で皮膚用殺菌洗浄剤や、抗菌・殺菌成分を含有するシャンプーやリンス等も使用されている(例えば、特開昭63−139998号公報、特開平6−122893号公報、特開平7−109204号公報、特開平10−147795号公報、特開平10−147799号公報、特開平10−330792号公報、特開平11−35974号公報、特開平11−92794号公報、特開平11−124597号公報等)。
【0003】
従来の殺菌洗浄剤は、抗菌・殺菌洗浄成分として、長鎖のアルキル基を有する第4級アンモニウム塩を含有したり、抗菌・殺菌成分として、塩化ベンザルコニウム、アルキルピリジニウム等のカチオン性殺菌剤を含有するものであった。しかし、これらの抗菌・殺菌洗浄成分及び抗菌・殺菌成分は、使用後の洗浄廃液等が河川等の自然環境に放出された場合、ほとんど分解されず、環境に対する負荷が大きいという問題がある。また、台所用洗剤や身体用洗浄剤の界面活性剤の主たる基材としては、洗浄性及び起泡性に優れることから、陰イオン性界面活性剤が用いられているが、長鎖のアルキル基を有する第4級アンモニウム塩、塩化ベンザルコニウム、アルキルピリジニウム等をこれらの洗浄剤に配合すると、陰イオン性界面活性剤と錯体を形成するために、抗菌・殺菌性が十分発現されず、洗浄性や起泡性を損なう等の問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って本発明の目的は、殺菌性、洗浄性及び起泡性に優れ、人体に対して高い安全性を有し、環境への負荷の少ない殺菌洗浄剤組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するために、鋭意検討を重ねた結果、生分解性に優れたエステル型の陽イオン性界面活性剤を殺菌成分として使用することを見出し、本発明を完成するに至った。即ち本発明は、(A)成分として下記の一般式(1)
(式中、R1 がメチル基であり、R 2 がメチル基又は−CH 2 CH 2 OYで表わされる基であり、R 3 がベンジル基又はシクロヘキシル基であり、R 4 が−CH 2 CH 2 OCOR 7 で表わされる基であり、Yが水素原子又は−COR 8 で表わされる基であり、且つ、R 7 及びR 8 が炭素数5〜15のアルキル基、又は、R 1 及びR 2 がメチル基であり、R 3 が−CH 2 CH 2 OCOR 6 で表わされる基であり、R 4 が−CH 2 CH 2 OCOR 7 で表わされる基であり、R 6 が芳香族炭化水素基であり、且つ、R 7 が炭素数5〜9のアルキル基を表わし、Xはアニオン性原子又はアニオン性基を表わす。)
で表わされる陽イオン性界面活性剤;及び
(B)成分として、陰イオン性界面活性剤又は非イオン性界面活性剤を含有することを特徴とする殺菌洗浄剤組成物である。
【0006】
また本発明は、更に(C)成分として、キレート剤を含有することを特徴とする殺菌洗浄剤組成物であり、更に(D)成分として、両性界面活性剤を含有することを特徴とする殺菌洗浄剤組成物である。また本発明は、上記殺菌洗浄剤組成物からなる、台所用洗剤、毛髪用洗浄剤、ハンドソープ、ボディーソープ及び愛玩動物用洗浄剤である。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の(A)成分は、一般式(1)で表わされる陽イオン性界面活性剤である。一般式(1)において、R1は炭素数1〜4のアルキル基を表わし、R2は炭素数1〜4のアルキル基又は−(R5−O)a−Yで表わされる基を表わし、R3は炭素数1〜4のアルキル基、ベンジル基、シクロヘキシル基又は−(R5−O)a−COR6で表わされる基を表わし、R4は−(R5−O)a−COR7で表わされる基を表わし、Yは水素原子又は−COR8で表わされる基を表わし、R5はアルキレン基を表わし、aは1〜5の数を表わし、R6、R7及びR8は炭化水素基を表わす。
【0008】
炭素数1〜4のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、2級ブチル、ターシャリブチルが挙げられ、中でも、直鎖のアルキル基が好ましく、メチル基が更に好ましい。
R5は、アルキレン基を表わすが、アルキレン基のなかでも、エチレン、プロピレン、ブチレン等の炭素数2〜4のアルキレン基が好ましく、特にエチレン基である場合に最も生分解性が良いので好ましい。
【0009】
aは(R5−O)の繰り返し数を表わす1〜5の数であり、生分解性の点からは、aは1〜3が好ましく、1〜2が更に好ましいが、皮膚刺激性の点からは、aは2〜5が好ましい。
R6、R7及びR8は炭化水素基を表わすが、芳香族炭化水素基又は炭素数5〜22のアルキル基が好ましい。中でも、抗菌性の点からは、炭素数3〜20のアルキル基が好ましく、炭素数5〜15のアルキル基が最も好ましい。
【0010】
尚、一般式(1)において、R2及び/又はR3が炭素数1〜4のアルキル基である場合には、R1、R2及びR3のうち2又は3の基が同一でもよいし、それぞれ異なっていてもよい。同様に、R2が−(R5−O)a−COR8で表わされる基である場合及び/又はR3が−(R5−O)a−COR6で表わされる基である場合には、R2、R3及びR4のうち2又は3の基が同一でもよいし、それぞれ異なっていてもよい。
【0011】
本発明の(A)成分である陽イオン性界面活性剤が、特に高い殺菌力を発揮する構造としては、例えば、一般式(1)が以下の(a)〜(d)の場合が挙げられる。
(a)R1及びR2がメチル基であり、R3が−CH2CH2OCOR6で表わされる基であり、R4が−CH2CH2OCOR7で表わされる基であり、且つ、R6及びR7が炭素数5〜15、好ましくは炭素数5〜9のアルキル基である場合。
(b)R1がメチル基であり、R2がメチル基又はヒドロキシエチル基であり、R3がベンジル基又はシクロヘキシル基であり、R4が−CH2CH2OCOR7で表わされる基であり、且つ、R7が炭素数5〜15、好ましくは炭素数11〜15のアルキル基である場合。
(c)R1がメチル基であり、R2が−CH2CH2OCOR8で表わされる基であり、R3がベンジル基又はシクロヘキシル基であり、R4が−CH2CH2OCOR7で表わされる基であり、且つ、R7及びR8が炭素数5〜15、好ましくは炭素数5〜11のアルキル基である場合。
(d)R1及びR2がメチル基であり、R3が−CH2CH2OCOR6で表わされる基であり、R4が−CH2CH2OCOR7で表わされる基であり、且つ、R6が芳香族炭化水素基であり、且つ、R7が炭素数5〜15、好ましくは炭素数5〜9のアルキル基である場合。
【0012】
R6、R7及びR8は、それぞれR6COOH、R7COOH又はR8COOHで表わされる脂肪酸又は芳香族カルボン酸からカルボキシル基を除いた残基でもあり、R6、R7及びR8を上記のような条件とするには、一般式(1)で表わされる陽イオン性界面活性剤を製造する際に、原料として使用する脂肪酸又は芳香族カルボン酸を適宜選択すればよい。
【0013】
脂肪酸としては、例えば、酢酸、プロピオン酸、ブタン酸(酪酸)、ペンタン酸(吉草酸)、ヘキサン酸(カプロン酸)、ヘプタン酸、オクタン酸(カプリル酸)、ノナン酸(ペラルゴン酸)、デカン酸(カプリン酸)、ウンデカン酸、ドデカン酸(ラウリン酸)、テトラデカン酸(ミリスチン酸)、ヘキサデカン酸(パルミチン酸)、オクタデカン酸(ステアリン酸)、エイコ酸、ドコサン酸等の直鎖飽和脂肪酸;イソブタン酸、イソペンタン酸、イソヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソオクタン酸、イソノナン酸、イソデカン酸、イソトリデカン酸、イソステアリン酸等の分岐鎖飽和脂肪酸;クロトン酸、ウンデセン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレイン酸等の直鎖不飽和脂肪酸;12−ヒドロキシステアリン酸、リシノレイン酸等のヒドロキシ脂肪酸等が挙げられる。また、天然油脂から得られる混合脂肪酸であってもよい。天然油脂としては、例えば、アマニ油、エノ油、オイチシカ油、オリーブ油、カカオ脂、カポック油、白カラシ油、ゴマ油、コメヌカ油、サフラワー油、シアナット油、シナキリ油、大豆油、茶実油、ツバキ油、コーン油、ナタネ油、パーム油、パーム核油、ひまし油、ひまわり油、綿実油、ヤシ油、木ロウ、落花生油等の植物性油脂;馬脂、牛脂、牛脚脂、牛酪脂、豚脂、山羊脂、羊脂、乳脂、魚油、鯨油等の動物性油脂が挙げられる。
また、芳香族カルボン酸としては、例えば、安息香酸、メチル安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、ナフタレンカルボン酸等が挙げられる。
【0014】
一般式(1)で表わされる化合物は、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、N−プロピルエタノールアミン、N−プロピルジエタノールアミン、N−イソプロピルエタノールアミン、N−イソプロピルジエタノールアミン、N−ブチルエタノールアミン、N−ブチルジエタノールアミン、N、N−ジメチルエタノールアミン、N,N−ジエチルエタノールアミン、N,N−ジプロピルエタノールアミン、N,N−ジブチルエタノールアミン、N−ベンジルエタノールアミン、N−ベンジルジエタノールアミン、N−シクロヘキシルエタノールアミン、N−シクロヘキシルジエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、N−シクロヘキシルイソプロパノールアミン、N−シクロヘキシルジイソプロパノールアミン、N−ベンジルイソプロパノールアミン、N−ベンジルジイソプロパノールアミン、モノブタノールアミン、ジブタノールアミン、トリブタノールアミン等のアルカノールアミン、又はそのアルキレンオキサイド付加物と、脂肪酸又は芳香族カルボン酸若しくはその酸クロライドとをエステル化反応させた後に、4級化すれば得ることができる。
【0015】
一般式(1)において、Xはアニオン性原子又はアニオン性基を表わす。アニオン性原子又はアニオン性基としては、例えば、塩素原子、臭素原子、よう素原子等のハロゲン原子;メチル硫酸基、エチル硫酸基等の炭素数1〜4のモノアルキル硫酸基;モノメチルリン酸基、ジメチルリン酸基、ジエチルリン酸基等の炭素数1〜4のモノ又はジアルキルリン酸基;水酸基等が挙げられる。これらのなかでも、塩素原子、メチル硫酸基、ジメチルリン酸基が好ましく、塩素原子が更に好ましい。
【0016】
4級化剤としては、例えば、塩化メチル、塩化ベンジル、塩化シクロヘキシル、臭化メチル、臭化ベンジル、臭化シクロヘキシル等の有機ハロゲン化物;硫酸ジメチル、硫酸ジエチル等のジアルキル硫酸;炭酸ジメチル、炭酸ジエチル等の炭酸ジアルキル;リン酸トリメチル、リン酸トリエチル等のリン酸トリアルキル;エチレンクロルヒドリン、プロピレンクロルヒドリン等の炭素数1〜4のアルキレンクロルヒドリン;エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等の炭素数2〜4のアルキレンオキサイド等が挙げられる。一般式(1)で表わされる化合物におけるXは、製造時に用いられる4級化剤により決定される。
【0017】
本発明の(A)成分である一般式(1)で表わされる化合物の例を挙げると、N,N,N−トリアルキロイル(ポリ)オキシアルキル−N−(C1〜4)アルキルアンモニウム塩、N,N−ジアルキロイル(ポリ)オキシアルキル−N,N−ジ(C1〜4)アルキルアンモニウム塩、N,N−ジアルキロイル(ポリ)オキシアルキル−N−ヒドロキシアルキル−N−(C1〜4)アルキルアンモニウム塩、N−アルキロイル(ポリ)オキシアルキル−N,N−ジヒドロキシアルキル−N−(C1〜4)アルキルアンモニウム塩、N−アルキロイル(ポリ)オキシアルキル−N,N,N−トリ(C1〜4)アルキルアンモニウム塩、N,N−ジアルキロイル(ポリ)オキシアルキル−N−ベンジル−N−(C1〜4)アルキルアンモニウム塩、N−アルキロイル(ポリ)オキシアルキル−N−ベンジル−N,N−ジ(C1〜4)アルキルアンモニウム塩、N−アルキロイル(ポリ)オキシアルキル−N−ベンジル−N−ヒドロキシアルキル−N−(C1〜4)アルキルアンモニウム塩、N,N−ジアルキロイル(ポリ)オキシアルキル−N−シクロヘキシル−N−(C1〜4)アルキルアンモニウム塩、N−アルキロイル(ポリ)オキシアルキル−N−シクロヘキシル−N,N−ジ(C1〜4)アルキルアンモニウム塩、N−アルキロイル(ポリ)オキシアルキル−N−シクロヘキシル−N−ヒドロキシアルキル−N−(C1〜4)アルキルアンモニウム塩、N−アリーロイル(ポリ)オキシアルキル−N−アルキロイルオキシ(ポリ)オキシアルキル−N,N−ジ(C1〜4)アルキルアンモニウム塩、N−アリーロイル(ポリ)オキシアルキル−N−ヒドロキシアルキル−N,N−ジ(C1〜4)アルキルアンモニウム塩等が挙げられる。
【0018】
これらのなかで、特に好ましい化合物の具体的な例としては、N,N−ジブタノイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウム塩、N,N−ジヘキサノイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウム塩、N,N−ジオクタノイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウム塩、N,N−ジデカノイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウム塩等のN,N−ジアルキロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウム塩;
【0019】
N,N−ジブタノイルオキシエチル−N−ヒドロキシエチル−N−メチルアンモニウム塩、N,N−ジヘキサノイルオキシエチル−N−ヒドロキシエチル−N−メチルアンモニウム塩、N,N−ジオクタノイルオキシエチル−N−ヒドロキシエチル−N−メチルアンモニウム塩、N,N−ジデカノイルオキシエチル−N−ヒドロキシエチル−N−メチルアンモニウム塩等のN,N−ジアルキロイルオキシエチル−N−ヒドロキシエチル−N−メチルアンモニウム塩;
【0020】
N−ヘキサノイルオキシエチル−N−ベンジル−N,N−ジメチルアンモニウム塩、N−オクタノイルオキシエチル−N−ベンジル−N,N−ジメチルアンモニウム塩、N−デカノイルオキシエチル−N−ベンジル−N,N−ジメチルアンモニウム塩、N−ドデカノイルオキシエチル−N−ベンジル−N,N−ジメチルアンモニウム塩、N−テトラデカノイルオキシエチル−N−ベンジル−N,N−ジメチルアンモニウム塩等のN−アルキロイルオキシエチル−N−ベンジル−N,N−ジメチルアンモニウム塩;
【0021】
N−ヘキサノイルオキシエチル−N−ベンジル−N−ヒドロキシエチル−N−メチルアンモニウム塩、N−オクタノイルオキシエチル−N−ベンジル−N−ヒドロキシエチル−N−メチルアンモニウム塩、N−デカノイルオキシエチル−N−ベンジル−N−ヒドロキシエチル−N−メチルアンモニウム塩、N−ドデカノイルオキシエチル−N−ベンジル−N−ヒドロキシエチル−N−メチルアンモニウム塩、N−テトラデカノイルオキシエチル−N−ベンジル−N−ヒドロキシエチル−N−メチルアンモニウム塩等のN−アルキロイルオキシエチル−N−ベンジル−N−ヒドロキシエチル−N−メチルアンモニウム塩;
【0022】
N,N−ジブタノイルオキシエチル−N−ベンジル−N−メチルアンモニウム塩、N,N−ジヘキサノイルオキシエチル−N−ベンジル−N−メチルアンモニウム塩、N,N−ジオクタノイルオキシエチル−N−ベンジル−N−メチルアンモニウム塩、N,N−ジデカノイルオキシエチル−N−ベンジル−N−メチルアンモニウム塩、N,N−ジドデカノイルオキシエチル−N−ベンジル−N−メチルアンモニウム塩等のN,N−ジアルキロイルオキシエチル−N−ベンジル−N−メチルアンモニウム塩;
【0023】
N−ヘキサノイルオキシエチル−N−シクロヘキシル−N,N−ジメチルアンモニウム塩、N−オクタノイルオキシエチル−N−シクロヘキシル−N,N−ジメチルアンモニウム塩、N−デカノイルオキシエチル−N−シクロヘキシル−N,N−ジメチルアンモニウム塩、N−ドデカノイルオキシエチル−N−シクロヘキシル−N,N−ジメチルアンモニウム塩、N−テトラデカノイルオキシエチル−N−シクロヘキシル−N,N−ジメチルアンモニウム塩等のN−アルキロイルオキシエチル−N−シクロヘキシル−N,N−ジメチルアンモニウム塩;
【0024】
N−ヘキサノイルオキシエチル−N−シクロヘキシル−N−ヒドロキシエチル−N−メチルアンモニウム塩、N−オクタノイルオキシエチル−N−シクロヘキシル−N−ヒドロキシエチル−N−メチルアンモニウム塩、N−デカノイルオキシエチル−N−シクロヘキシル−N−ヒドロキシエチル−N−メチルアンモニウム塩、N−ドデカノイルオキシエチル−N−シクロヘキシル−N−ヒドロキシエチル−N−メチルアンモニウム塩、N−テトラデカノイルオキシエチル−N−シクロヘキシル−N−ヒドロキシエチル−N−メチルアンモニウム塩等のN−アルキロイルオキシエチル−N−シクロヘキシル−N−ヒドロキシエチル−N−メチルアンモニウム塩;
【0025】
N,N−ジブタノイルオキシエチル−N−シクロヘキシル−N−メチルアンモニウム塩、N,N−ジヘキサノイルオキシエチル−N−シクロヘキシル−N−メチルアンモニウム塩、N,N−ジオクタノイルオキシエチル−N−シクロヘキシル−N−メチルアンモニウム塩、N,N−ジデカノイルオキシエチル−N−シクロヘキシル−N−メチルアンモニウム塩、N,N−ジドデカノイルオキシエチル−N−シクロヘキシル−N−メチルアンモニウム塩、N,N−ジテトラデカノイルオキシエチル−N−シクロヘキシル−N−メチルアンモニウム塩等のN,N−ジアルキロイルオキシエチル−N−シクロヘキシル−N−メチルアンモニウム塩;
【0026】
N−ベンゾキシ−N−ブタノイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウム塩、N−ベンゾキシ−N−ヘキサノイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウム塩、N−ベンゾキシ−N−オクタノイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウム塩、N−ベンゾキシ−N−デカノイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウム塩等のN−ベンゾキシ−N−アルキロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウム塩等が挙げられる。本発明の(A)成分は単一の化合物でも2種以上の混合物でもよい。
【0027】
本発明の(B)成分は、陰イオン性界面活性剤又は非イオン性界面活性剤である。陰イオン性界面活性剤又は非イオン性界面活性剤としては、従来公知のものを使用でき、単独でも2種以上の混合物でもよい。
【0028】
陰イオン性界面活性剤としては、例えば、高級脂肪酸塩、高級アルコール硫酸エステル塩、硫化オレフィン塩、高級アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、硫酸化脂肪酸塩、スルホン化脂肪酸塩、リン酸エステル塩、脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、グリセライド硫酸エステル塩、脂肪酸エステルのスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸メチルエステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸塩、アシル化ペプチド、脂肪酸アルカノールアミド又はそのアルキレンオキサイド付加物の硫酸エステル塩、スルホコハク酸エステル、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルベンゾイミダゾールスルホン酸塩、ポリオキシアルキレンスルホコハク酸塩、N−アシル−N−メチルタウリンの塩、N−アシルグルタミン酸又はその塩、アシルオキシエタンスルホン酸塩、アルコキシエタンスルホン酸塩、N−アシル−β−アラニン又はその塩、N−アシル−N−カルボキシエチルタウリン又はその塩、N−アシル−N−カルボキシメチルグリシン又はその塩、アシル乳酸塩、N−アシルサルコシン塩、及びアルキル又はアルケニルアミノカルボキシメチル硫酸塩等が挙げられる。
【0029】
このような陰イオン性界面活性剤の塩の対イオンとしては、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属イオン;カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属イオン;アンモニウム;モノエタノールアンモニウム、ジエタノールアンモニウム、トリエタノールアンモニウム、モノイソプロパノールアンモニウム、ジイソプロパノールアンモニウム、トリイソプロパノールアンモニウム等の有機アンモニウム等が挙げられる。
【0030】
これらの陰イオン性界面活性剤の中でも、洗浄性が高く、皮膚等への刺激性が少ないことから、高級脂肪酸塩、高級アルキル硫酸エステル塩、α−スルホ脂肪酸メチルエステル塩、高級アルコール硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンスルホコハク酸アルキルエステル塩、モノアルキルリン酸エステル塩が好ましく、高級脂肪酸塩、高級アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩が更に好ましい。また、同様の理由から、陰イオン性界面活性剤の塩の対イオンとしては、ナトリウムイオン、カリウムイオン、アンモニウム、トリイソプロパノールアンモニウムが好ましい。
【0031】
また、高級脂肪酸塩としては、炭素数12〜18の脂肪酸の塩が好ましく、ヤシ油脂肪酸塩、ドデカン酸塩、テトラデカン酸塩、ヘキサデカン酸塩、オレイン酸塩が更に好ましい。
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩としては、アルキルが炭素数10〜18のものが好ましく、炭素数12〜16のものが更に好ましい。また、ポリオキシエチレン基は、オキシエチレン基の繰り返し数が1〜12であることが好ましく、2〜10であることが更に好ましく、3〜8であることが最も好ましい。高級アルキル硫酸エステル塩としては、アルキルが炭素数10〜18のものが好ましく、炭素数12〜16のものが更に好ましい。
【0032】
また、(B)成分が非イオン性界面活性剤である場合の非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル(エチレンオキサイドとプロピレンキサイドはランダム、ブロック何れでもよい。)ポリエチレングリコールプロピレンオキサイド付加物、ポリプロピレングリコールエチレンオキサイド付加物、グリセリン脂肪酸エステル又はそのエチレンオキサイド付加物、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アルキルポリグルコシド、脂肪酸モノエタノールアミド又はそのエチレンオキサイド付加物、脂肪酸−N−メチルモノエタノールアミド又はそのエチレンオキサイド付加物、脂肪酸ジエタノールアミド又はそのエチレンオキサイド付加物、ショ糖脂肪酸エステル、アルキル(ポリ)グリセリンエーテル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、脂肪酸メチルエステルエトキシレート、N−長鎖アルキルジメチルアミンオキサイド等が挙げられる。
【0033】
このような非イオン性界面活性剤の中でも、ポリオキシエチレンアルキルエーテルや脂肪酸ジエタノールアミド又はそのエチレンオキサイド付加物が好ましく、ポリオキシエチレン(エチレンオキサイド平均付加モル数4〜18)アルキル(炭素数12〜16)エーテルやヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド又はそのエチレンオキサイド付加物が更に好ましい。
【0034】
本発明の殺菌洗浄剤組成物において、(A)成分の含有量は、組成物全量に対して、0.01〜50質量%が好ましく、0.05〜20質量%がより好ましく、0.2〜10質量%が最も好ましい。(A)成分の含有量が0.01質量%未満では、十分な殺菌効果が得られない場合があり、50質量%を超えると、添加量に見合う増量効果は得られず、更に水溶性が悪くなったり、(B)成分である陰イオン性界面活性剤又は非イオン性界面活性剤の配合量が相対的に低下するために洗浄性が不充分となる場合がある。
【0035】
また本発明において、殺菌洗浄剤組成物中の(B)成分の含有量は、組成物全量に対して、0.5〜50質量%が好ましく、15〜35質量%がより好ましい。0.5質量%未満では、洗浄力が得られない場合があり、50質量%を超えると、添加量に見合う増量効果は得られない場合があるためである。
【0036】
本発明の殺菌洗浄剤組成物においては、更に(C)成分として金属キレート剤を配合することにより、殺菌・抗菌効果を高めることができる。金属キレート剤としては、金属イオンをキレートする能力を有するものであれば特に制限されないが、例えば、アミノポリカルボン酸系キレート剤、芳香族及び脂肪族カルボン酸系キレート剤、アミノ酸系キレート剤、エーテルポリカルボン酸系キレート剤、ホスホン酸系キレート剤、ヒドロキシカルボン酸系キレート剤、リン酸系キレート剤、高分子電解質(オリゴマー電解質を含む)系キレート剤、ジメチルグリオキシム、アスコルビン酸、チオグリコール酸、フィチン酸、グリオキシル酸、グリオキサール酸等が挙げられる。これらの金属キレート剤は、それぞれフリーの酸型であってもよく、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等の塩の形であってもよい。更に、それらは、加水分解可能なそれらのエステル誘導体の形であってもよい。
【0037】
アミノポリカルボン酸系キレート剤としては、例えば、エチレンジアミンテトラ酢酸、シクロヘキサンジアミンテトラ酢酸、ニトリロトリ酢酸、イミノジ酢酸、N−(2−ヒドロキシエチル)イミノジ酢酸、ジエチレントリアミンペンタ酢酸、N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミントリ酢酸、グリコールエーテルジアミンテトラ酢酸、及びこれらの塩類が挙げられる。
【0038】
芳香族又は脂肪族カルボン酸系キレート剤としては、例えば、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタール酸、アジピン酸、イタコン酸、アコニット酸、ピルビン酸、サリチル酸、アセチルサリチル酸、ヒドロキシ安息香酸、アミノ安息香酸(アントラニル酸を含む)、フタル酸、トリメリット酸、没食子酸、及びこれらの塩類、メチルエステル類及びエチルエステル類が挙げられる。
【0039】
アミノ酸系キレート剤としては、例えば、グリシン、セリン、アラニン、リジン、シスチン、システイン、エチオニン、チロシン、メチオニン及びこれらの塩類及び誘導体が挙げられる。ホスホン酸系キレート剤としては、例えば、イミノジメチルホスホン酸、アルキルジホスホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸及びこれらの塩類が挙げられる。ヒドロキシカルボン酸系キレート剤としては、例えば、リンゴ酸、クエン酸、グリコール酸、グルコン酸、ヘプトン酸、酒石酸、乳酸及びこれらの塩類が挙げられる。リン酸系キレート剤としては、例えば、オルトリン酸、ピロリン酸、トリリン酸及びポリリン酸が挙げられる。
【0040】
高分子電解質(オリゴマー電解質を含む)系キレート剤としては、例えば、アクリル酸重合体、無水マレイン酸重合体、α−ヒドロキシアクリル酸重合体、イタコン酸重合体、これらの重合体の構成モノマー2種以上からなる共重合体及びエポキシコハク酸重合体が挙げられる。更に、本発明では、アスコルビン酸、チオグリコール酸、フィチン酸、グリオキシル酸及びグリオキサール酸、並びにそれらの塩類も、金属キレート剤として好適に用いることができる。
【0041】
特に好ましい金属キレート剤としては、エチレンジアミンテトラ酢酸、コハク酸、サリチル酸、シュウ酸、乳酸、フマル酸、酒石酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸及びそれらの塩が挙げられる。(C)成分である金属キレート剤の含有量は、組成物全量に対して0.1〜10質量%が好ましく、0.2〜5質量%がより好ましい。(C)成分の含有量が0.1質量%未満では、(C)成分の添加による殺菌効果の向上効果が十分得られない場合があり、10質量%を超えると、添加量に見合う増量効果は得られない場合があるためである。
【0042】
本発明の殺菌洗浄剤組成物は、更に(D)成分として両性界面活性剤を含有することができる。両性界面活性剤としては、例えば、N−アルキルアミノ酸、アルキルジメチルアミノ脂肪酸ベタイン、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン、アルキルベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン等が挙げられる。(D)成分である両性界面活性剤の含有量は、組成物全量に対して0.1〜20質量%が好ましく、1〜10質量%がより好ましい。(D)成分の含有量が0.1質量%未満では、添加による洗浄力の向上は見られない場合があり、20質量%を超えると、添加量に見合う増量効果は得られない場合があるためである。
【0043】
本発明の殺菌洗浄剤組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、本発明の(A)〜(D)成分の他に、洗浄剤、化粧料、医薬品、食品に配合することが公知である成分を適宜配合することができる。このような成分としては、例えば、(A)成分以外の殺菌剤、グリチルリチン酸、ジヒドロコレステリン、アラントイン等の抗炎症剤、薬効剤、防腐剤;アミン類、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の珪酸塩、同炭酸塩、同リン酸塩、同水酸化物、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウム、水酸化リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素三ナトリウム、リン酸水素二カリウム、リン酸水素三カリウム等のアルカリ剤;
【0044】
エタノール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル等の溶剤又は可溶化剤;プロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ソルビトール等の可溶化剤;スクワラン、ホホバ油、オリーブ油、ラノリン、レシチン等の油分;陽イオン変性セルロースエーテル誘導体、ポリビニルピロリドン誘導体第4アンモニウム塩、ポリアクリル酸誘導体第4アンモニウム塩、ポリアミド誘導体第4アンモニウム塩、塩化ジアリルジメチルアンモニウムポリマー、塩化ジアリルジメチルアンモニウムとアクリルアミドの共重合体、塩化ポリオキシプロピレンジエチルメチルアンモニウム、アルキルポリエチレンイミン等の陽イオン性高分子化合物;
【0045】
メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、β−1,3−グルカン、キサンタンガム、ポリアクリルアミド、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルアルコール等の増粘剤;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン誘導体;ヒドロキシプロピルキトサン等のキトサン誘導体;染料、顔料等の着色剤;塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム等の中性の無機塩;パール化剤、増量剤、酵素、研磨剤、バインダー、各種調合香料等が挙げられる。
本発明の殺菌洗浄剤組成物は、常法により製造することが可能であり、その剤型は、ペースト状、ゲル状、液状、固形状等、任意に選択することができる。
【0046】
本発明の殺菌洗浄剤組成物の適用範囲は、使用用途によって、適宜他の成分を配合する等して調整すればよい。適用対象の例を挙げると、プラスチックス、ゴム、金属、ガラス、タイル、レンガ、コンクリート、セメント、木、セラミックス等からなる各種器械、器具、道具、家具等の人が接触するもの、医療器具、食器、衣服、寝具等の殺菌洗浄が挙げられる。更に食品工場、製薬工場、大規模調理施設、公衆トイレ、病院、老人福祉施設、福祉施設、保育園・幼稚園、学校、家庭等の殺菌洗浄が挙げられる。更に、手指、身体等の皮膚、毛髪等の殺菌洗浄が挙げられる。
【0047】
特に、本発明の殺菌洗浄剤組成物は、起泡性、洗浄性、殺菌性、生分解性に優れ、皮膚刺激性が少ないことから、台所洗浄剤や人間及び愛玩動物の身体用の洗浄剤として好適に使用可能できる。このような用途における本発明の殺菌洗浄剤組成物の具体的な処方例としては、以下のようなものが挙げられる。尚、表中の含有量は組成物全量に対する質量%を表わす。
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する。尚、以下の実施例中、部及び%は特に記載が無い限り質量基準である。
<A成分>
(A)成分として、表1に示すa−1〜14の陽イオン性界面活性剤を用いた。
【0054】
【0055】
<B成分>
b−1:ポリオキシエチレン(8)ラウリルエーテル
b−2:ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド
b−3:ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸エステルナトリウム
b−4:ラウリル硫酸エステルアンモニウム
b−5:ヤシ油脂肪酸カリウム
<C成分>
c−1:クエン酸
c−2:エチレンジアミン4酢酸二ナトリウム
<D成分>
d−1:ラウリルジメチルベタイン
d−2:ジメチルアミノ酢酸ベタイン
<その他の成分>
e−1:ジエチルメチルポリオキシプロピレン(36)アンモニウムクロライド
e−2:グリセリン
e−3:ジエタノールアミン
e−4:ジエチレングリコールジステアレート
e−5:オクタン酸セチル
e−6:塩化ナトリウム
【0056】
<抗菌性試験>
ブイヨン培地で前培養した菌液を用いて、ブイヨン培地へ菌数約107/mLとなるように希釈して試験菌液とした。この培地を表1に示す陽イオン性界面活性剤を所定の濃度になるように加え、36℃にて18時間静置培養し、育成状態を観察し最小育成阻止濃度(MIC)を求めた。菌株はE.coli(大腸菌)及びS.aureus(黄色ブドウ球菌)について行った。
【0057】
<生分解性評価試験>
河川水1Lをガラス瓶に取り、表1に示す陽イオン性界面活性剤をそれぞれ1mg/Lとなるように溶解させた。このガラス瓶に時計皿を載せ、25℃で2週間攪拌した。試験前後の陽イオン性界面活性剤の濃度をHPLC(カラム:東ソー(株)製TSKgel ODS−120a、UV検出波長:220nm、溶離液:0.1mol/Lヘキサンスルホン酸ナトリウムを含む0.05mol/Lリン酸緩衝液(pH2)とアセトニトリルとの同量の混合溶液)で測定し、陽イオン性界面活性剤の減少率(%)を生分解率とした。結果を表2に示す。
【0058】
【0059】
<<台所用洗剤としての評価>>
表3に示す配合にて台所用洗剤組成物を調整し、以下の試験に用いた。結果を表4に示す。
<起泡力試験>
JIS K3362(合成洗剤試験方法)の試験方法に準拠し、ロス・マイルス試験法により、起泡力及び泡安定度の試験を行い。以下の基準で評価した。尚、試験濃度は有姿で0.25%(w/v)であり、測定温度は20℃であった。
[評価基準]
◎:起泡力が非常に高い。
○:起泡力がかなり高い。
△:起泡力がやや高い。
×:起泡力が低い。
【0060】
<洗浄力試験>
1.リーナツ試験法
油類で汚染させた人工汚垢板を用いて洗浄性能試験を行った。
(1)人工汚垢の調整
牛脂30g、大豆油30g、モノオレイン0.75g及びオイルレッド0.1gをクロロホルム60mLに溶解し汚垢浴を調整した。
(2)洗浄力試験
上記汚垢浴を用いて、JIS K3370(台所用合成洗剤)の洗浄力評価方法に記載の方法に準拠して汚垢板の調整を行い、同規格の洗浄力試験装置を用いた攪拌法により行った。即ち、人工汚垢板を25℃の各試料溶液中で3分間攪拌洗浄した後、人工汚垢板を取り出しイオン交換水で1分間攪拌洗浄して濯ぎ、1昼夜恒温室で乾燥し、電子天秤で質量を測定した。この質量と洗浄前の人工汚垢板の質量とから洗浄率を算出し、下記4段階で洗浄力を評価した。尚、試料溶液は各台所用洗剤の1%水溶液であり、イオン交換水を使用水として各試料溶液の調整及び人工汚垢板の濯ぎに用いた。
[評価基準]
◎:洗浄力が非常に優れている。
○:洗浄力がかなり優れている。
△:洗浄力がやや優れている。
×:洗浄力が低い。
【0061】
2.リーナツ試験法(硬水)
上記1.と同様にして人工汚垢板調整し、同様に洗浄力試験を行い評価した。但し、炭酸カルシウムとして120mg/Lを含む硬水を使用水とし、各試料溶液の調整及び人工汚垢板の濯ぎに用いた。
[評価基準]
◎:洗浄力が非常に優れている。
○:洗浄力がかなり優れている。
△:洗浄力がやや優れている。
×:洗浄力が低い。
【0062】
3.ブラシ洗浄試験
(1)汚染皿の調整
マーガリン100g、小麦粉104g及びオレイン酸4gの混合物を直径25cmの磁製皿に3g塗布し、温度22℃、湿度50%の恒温槽に一晩静置したものを汚染皿として試験に用いた。
(2)洗浄力試験
直径30cmのプラスチック製洗い桶に1リットルの試料溶液を入れ、直径4.5cmの洗浄ブラシにて上記汚染皿を試料溶液中で10回こすり洗いし流水(水道水)にて10秒濯いだ後乾燥させた。乾燥後の皿について、目視及び手指の触感にて油の残留度を評価した。試験結果は、乾燥後油の残留感が無かった皿の枚数を示した。尚、試料溶液は各台所用洗剤の0.1%水溶液であり、試料溶液の調整には炭酸カルシウムとして120mg/Lを含む硬水を用いた。流水による濯ぎには水道水を用いた。
【0063】
<殺菌力試験>
10分間死滅濃度法フェノール係数測定法(厚生省編纂衛生検査指針I細菌・血清学的検査指針(II)4消毒薬検査指針のI)に準拠し、大腸菌及び黄色ブドウ球菌に対する殺菌力を評価した。試験は、各台所洗剤組成物を殺菌精製水で100倍に希釈し、この希釈液を供試菌液に10分間作用させた後の、供試菌液中の生存菌数を測定し、以下の基準により評価した。
[評価基準]
◎:生存菌がなく、殺菌力が非常に優れている。
〇:生存菌がほとんどなく、殺菌力がかなり優れている。
△:生存菌が少なく、殺菌力がやや優れている。
×:生存菌が多く、殺菌力が低い。
【0064】
<蛋白変性試験>
蛋白変性試験は宮澤らの方法*に準じて行った。0.15mol/Lの硫酸ナトリウムを含む0.05%リン酸ナトリウム緩衝液(pH7)に卵白アルブミン(和光純薬(株)製)を0.025%溶解させた溶液9mLに、表3に示した台所用洗剤組成物1mLを混合した。この溶液の調製直後と25℃で48時間放置後のHPLC(カラム:東ソー(株)製G−3000、UV検出波長:220nm、溶離液:0.15mol/Lの硫酸ナトリウムを含む0.05%リン酸ナトリウム緩衝液(pH7))による卵白アルブミンピークの面積比より、蛋白変性率を求めた。
*日本化粧品技術者会誌 (18(2),96-105(1984))
【0065】
【0066】
【0067】
<<ボディーソープとしての評価>>
表5に示す配合にてボディーソープ組成物を調整し、以下の試験に用いた。結果を表6に示す。
<使用感試験>
20名のパネリストに各ボディーソープ組成物を使用して身体を洗浄してもらい、洗浄力、使用時の泡立ち、すすぎ時の泡切れ及び乾燥後の皮膚のツッパリ感について以下の基準で評価してもらった。
[評価基準]
・洗浄力
◎:洗浄力が良いと感じた。
○:洗浄力がやや良いと感じた。
△:洗浄力が普通と感じた。
×:洗浄力が悪いと感じた。
・泡立ち
◎:泡立ちが良いと感じた。
○:泡立ちがやや良いと感じた。
△:泡立ちが普通と感じた。
×:泡立ちが悪いと感じた。
・泡切れ
◎:泡切れが良いと感じた。
○:泡切れがやや良いと感じた。
△:泡切れ普通と感じた。
×:泡切れが悪いと感じた。
・ツッパリ感
◎:ツッパリ感を感じない。
○:ツッパリ感をやや感じる。
△:ツッパリ感をはっきり感じる。
×:強いツッパリ感を感じる。
【0068】
<デオドラント性試験>
20名のパネリストにボディーソープ組成物を使用して1日1回、1週間身体を洗浄してもらい、洗浄後18時間経過後の各自の体臭を次に示す基準で評価してもらった。
[評価基準]
○:気にならない程度の体臭であった。
△:やや気になる程度の体臭であった。
×:強い体臭を感じた。
【0069】
<(A)成分の生分解試験>
各ボディーソープ組成物について、培養瓶を密栓せず上口部に時計皿を載せたほかはBOD測定法と同様の操作を行ない、21日間攪拌した。JIS K0102の参考欄にある陽イオン性界面活性剤測定方法に準拠し、試験前後の(A)成分の濃度を測定することにより、その減少率から(A)成分の生分解率を求めた。
<殺菌力試験>
各ボディーソープ組成物について<台所用洗剤としての評価>と同様の方法で殺菌力試験を行った。
<蛋白変性試験>
各ボディーソープ組成物について<台所用洗剤としての評価>と同様の方法で蛋白変性試験を行った。
【0070】
【0071】
【0072】
<<ハンドソープとしての評価>>
表7に示すハンドソープ組成物を配合し、以下の試験に用いた。結果を表8に示す。
<使用感試験>
20名のパネリストに各ハンドソープ組成物を使用して手及び指を洗浄してもらい、洗浄力、使用時の泡立ち及びすすぎ時の泡切れについて以下の基準で評価してもらった。
[評価基準]
・洗浄力
◎:洗浄力が良いと感じた。
○:洗浄力がやや良いと感じた。
△:洗浄力が普通と感じた。
×:洗浄力が悪いと感じた。
・泡立ち
◎:泡立ちが良いと感じた。
○:泡立ちがやや良いと感じた。
△:泡立ちが普通と感じた。
×:泡立ちが悪いと感じた。
・泡切れ
◎:泡切れが良いと感じた。
○:泡切れがやや良いと感じた。
△:泡切れ普通と感じた。
×:泡切れが悪いと感じた。
【0073】
<殺菌力試験>
各ハンドソープ組成物について、<台所用洗剤としての評価>と同様の方法により殺菌力試験を行った。
<洗浄殺菌率>
各ハンドソープ組成物の各組成物の殺菌洗浄力を評価するために以下の方法で洗浄殺菌率を測定した。まず被験者の片方の手及び指を、被験者とは別の者(以下、試験者という)が本発明品又は比較品の各組成物を用いて洗浄した。次に試験者が被験者の洗浄前及び洗浄後の手のひらを、それぞれ別のガーゼを用いてよく拭取り、そのガーゼをそれぞれ滅菌生理食塩水に加えてよく浸漬したものを菌液とした。洗浄前及び洗浄後の手のひらから得られた菌液中の菌数をそれぞれ測定比較して得られる殺菌率(%)を洗浄殺菌率とした。
【0074】
<(A)成分生分解率>
各ハンドソープ組成物について、<ボディーソープとしての評価>と同様の方法により(A)成分の生分解率を求めた。
<蛋白変性試験>
各ハンドソープ組成物について、<台所用洗剤としての評価>と同様の方法により蛋白変性率を求めた。
【0075】
【0076】
【0077】
<<毛髪洗浄剤としての評価>>
表9に示す毛髪洗浄剤組成物を配合し、以下の試験に用いた。結果を表10に示す。
<使用感試験>
20名のパネリストに各毛髪洗浄剤組成物を使用して頭髪を洗浄後、ドライヤーで乾燥した。洗浄力、洗浄中の毛髪のきしみ感及び泡立ち、すすぎ時の泡切れ、洗浄後のさっぱり感について、以下の基準で評価してもらった。
[評価基準]
・洗浄力
◎:洗浄力が良いと感じた。
○:洗浄力がやや良いと感じた。
△:洗浄力が普通と感じた。
×:洗浄力が悪いと感じた。
・キシミ感
◎:キシミがないと感じた。
○:キシミがややあると感じた。
△:キシミがあると感じた。
×:キシミが強いと感じた。
・泡立ち
◎:泡立ちが良いと感じた。
○:泡立ちがやや良いと感じた。
△:泡立ちが普通と感じた。
×:泡立ちが悪いと感じた。
・泡切れ
◎:泡切れが良いと感じた。
○:泡切れがやや良いと感じた。
△:泡切れ普通と感じた。
×:泡切れが悪いと感じた。
・サッパリ感
◎:サッパリ感を感じる。
○:サッパリ感が普通と感じた。
△:ややサッパリ感を感じない。
×:サッパリ感を感じない。
【0078】
<抗フケ性>
20名のパネリストに各組成物を使用して1日1回、1週間頭髪を洗浄してもらい、以下に示す基準で抗フケ性の評価をしてもらった。
[評価基準]
○:フケの量が減ったと感じた。
△:フケの量が変わらないと感じた。
×:フケの量が増えたと感じた。
<殺菌力試験>
各毛髪洗浄剤組成物について<台所用洗剤としての評価>と同様の方法で殺菌力試験を行った。
<(A)成分生分解率>
各毛髪洗浄剤組成物について<ボディーソープとしての評価>と同様の方法で(A)成分生分解率を測定した。
<蛋白変性試験>
各毛髪洗浄剤組成物について<台所用洗剤としての評価>と同様の方法で蛋白変性率を測定した。
【0079】
【0080】
【0081】
【発明の効果】
本発明は、洗浄性、起泡性及び殺菌性に優れ、人体に対して高い安全性を有し、環境への負荷の少ない殺菌洗浄剤組成物を提供したものである。
Claims (10)
- 組成物全量に対して、(A)成分を0.01〜50質量%、及び(B)成分を0.5〜50質量%含有する請求項1又は2に記載の殺菌洗浄剤組成物。
- 更に(C)成分として、金属キレート剤を含有する請求項1乃至3の何れか1項に記載の殺菌洗浄剤組成物。
- 更に(D)成分として、両性界面活性剤を含有する請求項1乃至4の何れか1項に記載の殺菌洗浄剤組成物。
- 請求項1乃至5の何れか1項に記載の殺菌洗浄剤組成物からなる台所用洗浄剤組成物。
- 請求項1乃至5の何れか1項に記載の殺菌洗浄剤組成物からなる毛髪用洗浄剤組成物。
- 請求項1乃至5の何れか1項に記載の殺菌洗浄剤組成物からなるハンドソープ組成物。
- 請求項1乃至5の何れか1項に記載の殺菌洗浄剤組成物からなるボディーソープ組成物。
- 請求項1乃至5の何れか1項に記載の殺菌洗浄剤組成物からなる愛玩動物用洗浄剤組成物。
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