JP2008179583A - 皮膚洗浄剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】泡立ち、泡質(クリーミィ性)が良好であり、すすぎ時にぬるつきが無く、タオルドライ後のしっとり感に優れる皮膚洗浄剤組成物を提供すること。
【解決手段】皮膚洗浄剤組成物に、脂肪酸アルカリ金属塩、脂肪酸塩基性アミノ酸塩及びカチオン化高分子を配合することにより実現できる。さらに非イオン性高分子を配合することが好ましく、塩基性アミノ酸塩としてアルギニンを用いることが望ましい。また、カチオン化高分子としては、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]グァーガム、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、及びアクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体から選択することが好ましい。
【選択図】なし
【解決手段】皮膚洗浄剤組成物に、脂肪酸アルカリ金属塩、脂肪酸塩基性アミノ酸塩及びカチオン化高分子を配合することにより実現できる。さらに非イオン性高分子を配合することが好ましく、塩基性アミノ酸塩としてアルギニンを用いることが望ましい。また、カチオン化高分子としては、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]グァーガム、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、及びアクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体から選択することが好ましい。
【選択図】なし
Description
本発明は、皮膚洗浄剤組成物に関し、更に詳しくは、泡立ち、泡質(クリーミィ性)が良好であり、すすぎ時にぬるつきが無く、タオルドライ後のしっとり感に優れる皮膚洗浄剤組成物に関する。
従来、皮膚洗浄剤組成物において、脂肪酸アルカリ金属塩よりも皮膚への刺激が低いことから脂肪酸塩基性アミノ酸塩を用いることは公知の事実であり、泡立ち、洗浄力の改善を目的として、脂肪酸塩基性アミノ酸塩と脂肪酸アルカリ金属塩を配合した組成物の技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、泡質(クリーミィ性)、タオルドライ後のしっとり感については満足がいくものではなく、泡立ちについても、その効果は十分に満足がいくものではなかった。一方、塩基性アミノ酸塩の優れた使用感を生かした公知の技術も開示されているが、使用時の泡立ち、泡質の点で満足がいくものではなかった(例えば特許文献2,3参照)。さらに、アニオン性高分子を中心とする水溶性高分子を配合する手段によって脂肪酸塩の使用感を改善した技術が開示されているが、泡立ち、泡質(クリーミィ性)の点で十分満足がいくものではなかった(例えば特許文献4参照)。すなわち、これらはいずれも、泡立ち、泡質(クリーミィ性)、すすぎ時のぬるつきの無さ、タオルドライ後のしっとり感を同時に満たしてくれる技術ではなく、十分に満足がいくものではなかった。
そこで、本発明者らは上記の事情に鑑み、鋭意研究した結果、脂肪酸アルカリ金属塩、脂肪酸塩基性アミノ酸塩及びカチオン化高分子を配合することにより、泡立ち、泡質(クリーミィ性)が良好であり、すすぎ時にぬるつきが無く、タオルドライ後のしっとり感に優れる皮膚洗浄剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は泡立ち、泡質(クリーミィ性)が良好であり、すすぎ時にぬるつきが無く、タオルドライ後のしっとり感に優れる皮膚洗浄剤組成物を提供することを目的とするものである。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、脂肪酸アルカリ金属塩、脂肪酸塩基性アミノ酸塩及びカチオン化高分子を配合することにより、上記目的を達成する。
本発明の皮膚洗浄剤組成物において、更に非イオン性高分子を配合することが好ましい。
上記脂肪酸塩基性アミノ酸塩は、脂肪酸アルギニンであることが好ましい。
上記カチオン化高分子は、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチル
アンモニオ)プロピル]グァーガム、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、及びアクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体の中から選ばれる一種又は二種以上であることが好ましい。
アンモニオ)プロピル]グァーガム、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、及びアクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体の中から選ばれる一種又は二種以上であることが好ましい。
上記非イオン性高分子は、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリエチレングリコール、高重合ポリエチレングリコール、及びポリビニルアルコールの中から選ばれる一種又は二種以上であることが好ましい。
本発明によれば、泡立ち、泡質(クリーミィ性)が良好であり、すすぎ時にぬるつきが無く、タオルドライ後のしっとり感に優れる皮膚洗浄剤組成物を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について詳述する。
本発明に係る(A)脂肪酸アルカリ金属塩は、脂肪酸部は飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、直鎖脂肪酸、分岐脂肪酸などが挙げられ単独・混合の脂肪酸を問わないが、好ましくはカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リノール酸、イソステアリン酸及びそれらの混合脂肪酸であるヤシ油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、パーム油脂肪酸などから1種又は2種以上選択され、特にラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸及びそれらの混合脂肪酸が、良好な泡立ち、泡質を実現する点で好適である。また、アルカリ金属塩部はカリウム、ナトリウムから1種又は2種選択される。
上記(A)脂肪酸アルカリ金属塩の配合量は、皮膚洗浄剤組成物全体質量中、好ましくは1〜90質量%、更に好ましくは5〜50質量%、より好ましくは10〜30質量%であることが、泡立ち、泡質、及びすすぎ時のぬるつき防止の点で好適である。
次に、本発明に係る(B)脂肪酸塩基性アミノ酸塩としては、脂肪酸部は飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、直鎖脂肪酸、分岐脂肪酸などが挙げられ単独・混合の脂肪酸を問わないが、好ましくはカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リノール酸、イソステアリン酸及びそれらの混合脂肪酸であるヤシ油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、パーム油脂肪酸などから1種又は2種以上選択され、特にラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸及びそれらの混合脂肪酸が、良好な泡立ち、泡質を実現する点で好適である。又、塩基性アミノ酸塩部としては、アルギニン、リジン、ヒスチジンから選択され、特に良好なタオルドライ後のしっとり感を実現する点からアルギニンが好適である。
上記(B)脂肪酸塩基性アミノ酸塩の配合量は、皮膚洗浄剤組成物全体質量中、好ましくは0.01〜30質量%、更に好ましくは0.05〜20質量%、より好ましくは0.1〜10質量%であることが、泡立ち、泡質、すすぎ時のぬるつき防止、及びタオルドライ後のしっとり感の点で好適である。
次に、本発明に係る(C)カチオン化高分子は、好ましくは塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]グァーガム、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、及びアクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体の中から一種又は二種以上選択されるが、泡立ち、泡質、タオルドライ後のしっとり感のといった各項目をバランス良く品質に反映させる観
点から、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]グァーガム、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体が好適である。
点から、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]グァーガム、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体が好適である。
上記(C)カチオン化高分子の配合量は、皮膚洗浄剤組成物全体質量中好ましくは0.001〜2質量%、更に好ましくは0.01〜1質量%、より好ましくは0.05〜0.5質量%であることが、より良好な泡立ち、泡質、洗い流し時のぬるつきの無さ、タオルドライ後のしっとり感を実現する観点から好適である。
更に、本発明の皮膚洗浄剤組成物において、(A)脂肪酸アルカリ金属塩/(B)脂肪酸塩基性アミノ酸塩がモル比で0.3〜500であることが良好な安定性を保つ点で好ましく、また、(B)脂肪酸塩基性アミノ酸塩/(C)カチオン化高分子が重量比で0.1〜100であることが泡立ち・泡質とヌルつきの無さの両立の点で好ましい。
次に、本発明の皮膚洗浄剤組成物において、泡立ち、泡質、洗い流し時のぬるつきの無さ、タオルドライ後のしっとり感が更に良好になるため、(D)非イオン性高分子を配合することも好ましい。本発明に係る(D)非イオン性高分子としては、好ましくはヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリエチレングリコール、高重合ポリエチレングリコール、及びポリビニルアルコールの中から選ばれる一種又は二種以上を選択して用いる。
上記(D)非イオン性高分子の配合量は、皮膚洗浄剤組成物全体質量中好ましくは0.001〜2質量%、更に好ましくは0.01〜1質量%、より好ましくは0.05〜0.5質量%であることが、泡立ち、泡質、洗い流し時のぬるつきの無さ、タオルドライ後のしっとり感を実現する観点から好適である。
更に、本発明の皮膚洗浄剤組成物において、(B)脂肪酸塩基性アミノ酸塩/(D)非イオン性高分子が重量比で0.1〜100であることが泡立ち・泡質とヌルつきの無さの両立の点で好ましい。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、上述した成分の他に、本発明の目的を損なわない範囲で他の成分、例えば上記(A)〜(D)成分以外の、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤、高分子、油剤、粉体(顔料、色素、樹脂等)、防腐剤、香料、保湿剤、生理活性成分、塩類、溶媒、パール化剤、中和剤、pH調整剤、昆虫忌避剤、酵素等の成分を適宜配合することができる。
上記アニオン界面活性剤としては、特に限定されるものではなく、例えばα−ラウロイルスルホン酸ナトリウム、ミリストイルアリルスルホン酸ナトリウム、ラウリルナフタレンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(3E.O.)、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミドエーテル硫酸カリウム、ラウリルリン酸ナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、パルチミン酸カリウム、ヤシ油脂肪酸カリウム、N−ヤシ油脂肪酸グルタミン酸カリウム、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウム(4.5E.O,)等が挙げられ、適宜一種又は二種以上選択して用いればよい。
上記カチオン界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、例えば塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド等が挙げられ、適宜一種又は二種以上選択して用いればよい。
なお、カチオン界面活性剤を用いる場合は、その含有量が界面活性剤全体質量中、好ましくは1質量%以下であることが泡立ち及び安全性の点で好適である。
なお、カチオン界面活性剤を用いる場合は、その含有量が界面活性剤全体質量中、好ましくは1質量%以下であることが泡立ち及び安全性の点で好適である。
上記両性界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、例えばラウリン酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルアミノジ酢酸ナトリウム、β−アミノプロピオン酸ナトリウム、N−ラウロイル−N’−カルボキシメチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム等が挙げられ、適宜一種又は二種以上選択して用いればよい。
上記ノニオン界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、例えばポリオキシエチレンセチルエーテル、モノステアリン酸ソルビタン、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)、ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(6)モノイソステアレート、ポリオキシエチレン(12)ジオレイン酸グリセリル、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸N−メチルエタノールアミド、ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(30)グリコール、モノラウリン酸ポリエチレングリコール(12E.O.)、等が挙げられ、適宜一種又は二種以上選択して用いればよい。
上記油剤は、通常化粧料に用いられる揮発性及び不揮発性の油剤、溶剤及び樹脂が挙げられ、常温で液体、ペースト、固体であっても構わないが、ハンドリングに優れる液体が好ましい。具体的に、油剤としては、例えばセチルアルコール、イソステアリルアルコール、ラウリルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アルコール、イソステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸等の脂肪酸、ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸へキシルデシル、モノステアリン酸グリセリン、フタル酸ジエチル、モノステアリン酸エチレングリコール、オキシステアリン酸オクチル等のエステル類、流動パラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素、ラノリン、還元ラノリン、カルナバロウ等のロウ、カカオ脂、ヤシ油、パーム核油、ツバキ油、ゴマ油、ヒマシ油、オリーブ油等の油脂などが挙げられる。又、シリコーン類として例えばジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、フルオロアルキル・ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン、アルキル変性オルガノポリシロキサン、ジメチコノール、末端変性オルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン、アモジメチコーン、アミノ変性オルガノポリシロキサン、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメチルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴム、フッ素変性シリコーン樹脂等のシリコーン化合物が挙げられる。
また、上記粉体としては、例えば赤色201号、黄色4号、青色1号、黒色401号等の色素、黄色4号Alレーキ、黄色203号Baレーキ等のレーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、シリコーンパウダー、セルロースパウダー、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリエチレン末等の高分子、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン等の体質顔料、雲母チタン等のパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリカ、アルミナ等の無機粉体、ベントナイト、スメクタイト、窒化ホウ素等が挙げられる。これらの粉体の形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状など)に特に制限はない。
上記粉体は、従来公知の表面処理、例えばフッ素化合物処理、シリコーン処理、シリコーン樹脂処理、ペンダント処理、シランカップリング剤処理、チタンカップリング剤処理、油剤処理、N−アシル化リジン処理、ポリアクリル酸処理、金属石鹸処理、アミノ酸処
理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケミカル処理等によって事前に表面処理されていてもいなくても構わない。
理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケミカル処理等によって事前に表面処理されていてもいなくても構わない。
上記溶媒としては、例えば精製水、エタノール、軽質流動イソパラフィン、低級アルコール、エーテル類、LPG、フルオロカーボン、N−メチルピロリドン、フルオロアルコール、揮発性直鎖状シリコーン、次世代フロン等が挙げられる。
上記生理活性成分としては、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば、抗炎症剤、老化防止剤、紫外線防御剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。上記生理活性成分は、天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分や、化合物等が挙げられるが、これらの中でも、特に天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分が安全性の点で好ましい。
上記天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分の例としては、例えばアシタバエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アロエエキス、アンズエキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オトギリソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カキョクエキス、キウイエキス、キューカンバーエキス、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クロレラエキス、クワエキス、紅茶エキス、酵母エキス、コメ胚芽油、コラーゲン、サルビアエキス、サボンソウエキス、サンザシエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シャクヤクエキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、センキュウエキス、センブリエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウニンエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、ブクリョウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ホップエキス、マロニエエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズマリーエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
また、上記天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分以外の成分としては、例えばデオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜などの生体高分子、アミノ酸、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイなどの保湿成分、スフィンゴ脂質、セラミド、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂質などの油性成分、ε−アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β−グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコルチゾン等の抗炎症剤、ビタミン類(A、B2、B6、C、D、E)、パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル等のビタミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分、トコフェロール、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤、α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸などの細胞賦活剤、γ−オリザノール、ビタミンE誘導体などの血行促進剤、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、ヒノキチオール、塩化ベンザルコニウム等の殺菌剤、l−メントール、ハッカ油等の冷感剤、レチノール、レチノ
ール誘導体等の創傷治癒剤等が挙げられる。
ール誘導体等の創傷治癒剤等が挙げられる。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、頭皮や身体各部の皮膚洗浄剤のいずれにも適用でき、ボディシャンプー、ハンドソープ、洗顔剤、固型石鹸等の身体用洗浄剤として好適に使用できる。また、固形、液体、クリーム状、ジェル状、エアゾールフォーム、ポンプフォーム、スクイズフォーム、ミスト等様々な形態のものとして用いることができ、望ましくは液体、又はペースト状洗浄料として用いられる。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、各種常法に従い調製することができる。例えば、ボディシャンプーの場合、全成分を配合し、加熱、中和、混合、冷却することにより調製することができる。
次に、実施例によって本発明を詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。表1に示す処方に基づいて実施例1〜5、比較例1〜5のボディシャンプーを調製し、泡立ち、泡質(クリーミィ性)、すすぎ時のぬるつきの無さ、タオルドライ後のしっとり感の各項目に関して下記に示すとおり実用試験による評価を行った。尚、配合量はすべて質量%である。評価結果を併せて表1に示す。
・泡立ち、泡質、すすぎ時の感触および仕上がり感試験法
パネル(20人)が自宅浴室にて、実施例および比較例に示したボディシャンプーを実使用し、使用時の泡立ち、泡質(クリーミィ性)、すすぎ時のぬるつきの無さ、タオルドライ後のしっとり感の各項目について評価した。なお、各項目の評価にあたっては、大変良い、良い、普通、悪い、大変悪いの5段階評価を行い、表1中の数値は、大変良い、又は良いと回答したパネルの人数の合計である。
パネル(20人)が自宅浴室にて、実施例および比較例に示したボディシャンプーを実使用し、使用時の泡立ち、泡質(クリーミィ性)、すすぎ時のぬるつきの無さ、タオルドライ後のしっとり感の各項目について評価した。なお、各項目の評価にあたっては、大変良い、良い、普通、悪い、大変悪いの5段階評価を行い、表1中の数値は、大変良い、又は良いと回答したパネルの人数の合計である。
下記実施例6に示す処方に基づき、定法によりボディシャンプーを調製した。20名の女性パネルを対象に自宅浴室における連用試験を実施し、アンケートによる評価回答を得た。結果については、泡立ち、泡質(クリーミィ性)、すすぎ時のぬるつきの無さ、タオルドライ後のしっとり感の各項目に関して、良好な回答を得ることができた。
実施例6
(成分名) (質量%)
1. ラウリン酸カリウム 8.0
2. ミリスチン酸カリウム 6.0
3. ステアリン酸カリウム 4.0
4. ミリスチン酸 6.0
5. L−アルギニン 2.0
6. ポリオキシエチレンラウリルエーテル
硫酸ナトリウム(2E.O.) 1.0
7. 2−アルキル−N−カルボキシメチル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン 1.0
8. ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 1.0
9. 塩化ジメチルジアリルアンモニウム
・アクリルアミド共重合体 0.3
10. ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.1
11. エデト酸二ナトリウム 0.5
12. ヒドロキシエタンジホスホン酸四ナトリウム 0.5
13. グリコシルトレハロース 1.0
14. モモ葉エキス 0.5
15. アロエエキス 0.5
16. ユズエキス 0.5
17. チャエキス 0.5
18. ノバラエキス 0.5
19. グレープフルーツエキス 0.5
20. ブドウエキス 0.5
21. オレンジエキス 0.5
22. 褐藻エキス 0.5
23. 赤色106号 微 量
24. 香料 適 量
25. 精製水 残 余
(成分名) (質量%)
1. ラウリン酸カリウム 8.0
2. ミリスチン酸カリウム 6.0
3. ステアリン酸カリウム 4.0
4. ミリスチン酸 6.0
5. L−アルギニン 2.0
6. ポリオキシエチレンラウリルエーテル
硫酸ナトリウム(2E.O.) 1.0
7. 2−アルキル−N−カルボキシメチル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン 1.0
8. ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 1.0
9. 塩化ジメチルジアリルアンモニウム
・アクリルアミド共重合体 0.3
10. ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.1
11. エデト酸二ナトリウム 0.5
12. ヒドロキシエタンジホスホン酸四ナトリウム 0.5
13. グリコシルトレハロース 1.0
14. モモ葉エキス 0.5
15. アロエエキス 0.5
16. ユズエキス 0.5
17. チャエキス 0.5
18. ノバラエキス 0.5
19. グレープフルーツエキス 0.5
20. ブドウエキス 0.5
21. オレンジエキス 0.5
22. 褐藻エキス 0.5
23. 赤色106号 微 量
24. 香料 適 量
25. 精製水 残 余
Claims (5)
- (A)脂肪酸アルカリ金属塩、(B)脂肪酸塩基性アミノ酸塩、及び(C)カチオン化高分子を含有することを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。
- さらに(D)非イオン性高分子を含有する請求項1に記載の皮膚洗浄剤組成物。
- (B)脂肪酸塩基性アミノ酸塩が脂肪酸アルギニン塩である請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の皮膚洗浄剤組成物。
- (C)カチオン化高分子が、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]グァーガム、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、及びアクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体の中から選ばれる一種又は二種以上である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の皮膚洗浄剤組成物。
- (D)非イオン性高分子が、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリエチレングリコール、高重合ポリエチレングリコール、及びポリビニルアルコールの中から選ばれる一種又は二種以上である請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の皮膚洗浄剤組成物。
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