JP4883757B2 - Aeコンクリートの製造方法及びaeコンクリート - Google Patents

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Description

本発明はAEコンクリートの製造方法及びAEコンクリートに関する。近年、AEコンクリートについても、その高品質化及び高耐久性化が要求されるようになっている。AEコンクリートの高品質化及び高耐久性化を図るためには、該AEコンクリートが相応に優れた流動性を有し、またそれから得られる硬化体が相応に優れた圧縮強度を発現することを前提として、1)該AEコンクリートから得られる硬化体の乾燥収縮率が低いこと、2)該AEコンクリートから得られる硬化体の凍結融解作用に対する抵抗性が強いこと、3)該AEコンクリートから得られる硬化体の中性化速度が遅いこと、以上の1)〜3)の多機能を同時に備えることが必要である。本発明は、以上のような多機能を同時に備え、よって近年の高品質化及び高耐久性化の要求に応えることができるAEコンクリートの製造方法及びAEコンクリートに関する。
従来、AEコンクリートに優れた流動性を付与し、得られる硬化体に優れた圧縮強度を発現させる混和剤として、ポリカルボン酸系化合物を主成分とする各種のセメント分散剤が知られている(例えば特許文献1及び2参照)。またAEコンクリートから得られる硬化体の乾燥収縮率を低くする混和剤として、各種の乾燥収縮低減剤も知られている(例えば特許文献3及び4参照)。しかし、従来のセメント分散剤を用いたAEコンクリートに従来の乾燥収縮低減剤を加えると、得られる硬化体の凍結融解作用に対する抵抗性が弱くなり、この抵抗性は乾燥収縮低減剤を加える量を増せば増すほど弱くなるという問題がある。得られる硬化体について乾燥収縮低減効果を高めることと凍結融解作用に対する抵抗性を強くすることとが相反する現象となっているのである。別に、AEコンクリートに優れた流動性を付与すると共に得られる硬化体の乾燥収縮率を低くする混和剤も提案されている(例えば特許文献5〜7参照)。しかし、これら従来の混和剤を用いても、得られる硬化体の乾燥収縮率を低くし、また凍結融解作用に対する抵抗性を強くする上で、これを同時に充足するには到っていないという問題がある。
特開昭58−74552号公報 特開平1−226757号公報 国際公開番号WO82/03071号公報 特開平2−307849号公報 特開平8−268741号公報 特開2001−10853号公報 特開2004−262715号公報
本発明が解決しようとする課題は、優れた流動性を有し、また得られる硬化体が優れた圧縮強度を発現することを前提として、更に加えて、1)得られる硬化体の乾燥収縮率が低いこと、2)得られる硬化体の凍結融解作用に対する抵抗性が強いこと、3)得られる硬化体の中性化速度が遅いこと、以上の1)〜3)の多機能を同時に充足するAEコンクリートの製造方法及びAEコンクリートを提供する処にある。
しかして本発明者らは、前記の課題を解決するべく研究した結果、特定の4成分がそれぞれ所定割合から成る混和剤を所定量用いて連行空気(AE)量を所定範囲内に調製するのが正しく好適であることを見出した。
すなわち本発明は、セメント、水、細骨材、粗骨材及び混和剤を用いてAEコンクリートを製造するに際し、セメント100質量部当たり下記の混和剤を0.1〜3質量部の割合で用いて連行空気(AE)量を3〜8容量%に調製することを特徴とするAEコンクリートの製造方法に係る。また本発明は、この製造方法によって製造されたAEコンクリートに係る。
混和剤:下記のA成分、B成分、C成分及びD成分から成り、該A成分を58〜84質量%、該B成分を15〜41質量%、該C成分を0.3〜3質量%及び該D成分を0.05〜2質量%(合計100質量%)含有して成る混和剤。
A成分:下記のA1成分とA2成分とを共重合した水溶性ビニル共重合体又はA1成分とA2成分とA3成分とを共重合した水溶性ビニル共重合体であって、分子中に該A1成分から形成された構成単位を45〜85モル%、該A2成分から形成された構成単位を15〜55モル%及び該A3成分から形成された構成単位を0〜20モル%(合計100モル%)有する質量平均分子量2000〜70000の水溶性ビニル共重合体
A1成分:(メタ)アクリル酸及びその塩から選ばれる一つ又は二つ以上
A2成分:アルコキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレートから選ばれる一つ又は二つ以上
A3成分:(メタ)アリルスルホン酸塩及びメチル(メタ)アクリレートから選ばれる一つ又は二つ以上
B成分:下記の化1で示される(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエーテル
Figure 0004883757
C成分:下記の化2で示される有機リン酸エステル
Figure 0004883757
D成分:下記の化3で示されるポリエーテル系化合物



Figure 0004883757
化1、化2及び化3において、
:炭素数4のブチル基
:炭素数8〜18のアルキル基
:炭素数8〜20の脂肪族炭化水素基
,M:水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属又は有機アミン
:分子中に1〜5個のオキシエチレン単位のみ又は合計2〜7個のオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位とで構成された(ポリ)オキシアルキレン基を有する(ポリ)アルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基
:分子中に合計23〜70個のオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位とで構成され且つ該オキシエチレン単位と該オキシプロピレン単位とがブロック状に結合したポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基
本発明に係るAEコンクリートの製造方法(以下、本発明の製造方法という)で用いる混和剤は、前記したA成分、B成分、C成分及びD成分から成る混和剤である。かかる混和剤の一成分として用いるA成分は、A1成分とA2成分とを共重合した水溶性ビニル共重合体又はA1成分とA2成分とA3成分とを共重合した水溶性ビニル共重合体である。
A1成分は(メタ)アクリル酸及びその塩から選ばれる一つ又は二つ以上である。ここで(メタ)アクリル酸はアクリル酸又はメタクリル酸を意味する。かかる(メタ)アクリル酸の塩としては、リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の有機アミン塩が挙げられる。なかでも、A1成分としては、メタクリル酸又はその塩が好ましく、メタクリル酸ナトリウムがより好ましい。
A2成分はアルコキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレートから選ばれる一つ又は二つ以上である。ここで(メタ)アクリレートはアクリレート又はメタクリレートを意味する。かかるアルコキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレートとしては、モノメトキシポリエチレングリコール、モノエトキシポリエチレングリコール、モノ(イソ)プロポキシポリエチレングリコール等の炭素数1〜3のアルコキシを有するモノアルコキシポリエチレングリコールと(メタ)アクリル酸とのエステルが挙げられる。なかでも、A2成分としては、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレートが好ましく、分子中に5〜100個のオキシエチレン単位で構成されたポリオキシエチレン基を有するメトキシポリエチレングリコールメタクリレートがより好ましい。
A3成分は(メタ)アリルスルホン酸塩及びメチル(メタ)アクリレートから選ばれる一つ又は二つ以上である。かかる(メタ)アリルスルホン酸塩としては、アリルスルホン酸塩、メタリルスルホン酸塩が挙げられ、またメチル(メタ)アクリレートとしては、メチルアクリレート、メチルメタクリレートが挙げられる。ここで(メタ)アリルスルホン酸塩の塩の部分はA1成分の(メタ)アクリル酸の塩について前記したことと同じである。
A成分は以上説明したようなA1成分とA2成分とを共重合した水溶性ビニル共重合体又はA1成分とA2成分とA3成分とを共重合した水溶性ビニル共重合体であって、分子中にA1成分から形成された構成単位を45〜85モル%、A2成分から形成された構成単位を15〜55モル%及びA3成分から形成された構成単位を0〜20モル%(合計100モル%)有する水溶性ビニル共重合体である。各構成単位の割合がこれらの範囲から外れると、そのような水溶性ビニル共重合体は流動性能が低下する。なかでも、A成分としては、それがA1成分とA2成分とを共重合した水溶性ビニル共重合体である場合、分子中にA1成分から形成された構成単位を45〜85モル%及びA2成分から形成された構成単位を15〜55モル%(合計100モル%)有するものが好ましく、またそれがA1成分とA2成分とA3成分とを共重合した水溶性ビニル共重合体である場合、分子中にA1成分から形成された構成単位を45〜80モル%、A2成分から形成された構成単位を15〜50モル%及びA3成分から形成された構成単位を0.1〜5モル%(合計100モル%)有するものが好ましい。
A成分としての水溶性ビニル共重合体は公知の方法で合成できる。これには例えば、特開昭58−74552号公報や特開平5−11057号公報に記載されているような水系ラジカル共重合による方法が適用できる。いずれにしても、これらの方法で合成される水溶性ビニル共重合体の質量平均分子量(GPC法、プルラン換算、以下同じ)は、2000〜70000の範囲内のものとするが、3000〜50000の範囲内のものとするのが好ましい。質量平均分子量がこれらの範囲から外れると、そのような水溶性ビニル共重合体は流動性能が低下する。
本発明の製造方法において混和剤の一成分として用いるB成分は、化1で示される(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエーテルである。化1中のRは炭素数4のブチル基である。ブチル基には、ノルマルブチル基、イソブチル基、セカンダリーブチル基、ターシャリーブチル基等の異性体が含まれるが、なかでもRとしてはノルマルブチル基が好ましい。また化1中のAは分子中に1〜5個のオキシエチレン単位のみ又は合計2〜7個のオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位とで構成された(ポリ)オキシアルキレン基を有する(ポリ)アルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基である。したがって、化1で示される(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエーテルには、1)分子中に1〜5個のオキシエチレン単位のみで構成された(ポリ)オキシエチレン基を有する(ポリ)エチレングリコールモノアルキルエーテル、2)分子中に合計2〜7個のオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位とで構成された(ポリ)オキシアルキレン基を有する(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエーテルが含まれる。ここでオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位の結合様式はランダム状でも又はブロック状でもよい。
本発明の製造方法において混和剤の一成分として用いるC成分は、化2で示される有機リン酸エステルである。化2中のRは炭素数8〜18のアルキル基であり、また化2中のM及びMは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属又は有機アミンである。したがって、化2で示される有機リン酸エステルには、アルキルリン酸モノエステル、該アルキルリン酸モノエステルの塩が含まれる。
C成分としての有機リン酸エステルは公知の方法で合成できる。これには例えば、炭素数8〜18の高級アルコールに無水リン酸を反応させた後、有機溶媒を用いて再結晶することにより、アルキルリン酸モノエステルを合成する方法、更にこのアルキルリン酸モノエステルを水酸化アルカリで中和することにより、アルキルリン酸モノエステルのアルカリ金属塩を合成する方法が挙げられる。
本発明の製造方法において混和剤の一成分として用いるD成分は、化3で示されるポリエーテル化合物である。化3中のRは炭素数8〜20の脂肪族炭化水素基であり、これには飽和脂肪族炭化水素基、不飽和脂肪族炭化水素基が含まれる。また化3中のAは分子中にオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位とで構成され且つ該オキシエチレン単位と該オキシプロピレン単位とがブロック状に結合したポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基である。Aを構成するオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位との繰り返し数は合計で23〜70とするが、25〜60とするのが好ましい。
D成分としてのポリエーテル化合物は公知の方法で合成できる。これには例えば、炭素数8〜20の脂肪族アルコール1モルに対してエチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドを合計で23〜70モルの割合となるようブロック状に付加させる方法が挙げられる。
本発明の製造方法で用いる混和剤は、以上説明したようなA成分、B成分、C成分及びD成分から成り、該A成分を58〜84質量%、該B成分を15〜41質量%、該C成分を0.3〜3質量%及び該D成分を0.05〜2質量%(合計100質量%)含有して成るものである。各成分の含有割合がこれらの範囲から外れると、そのような混和剤を用いて調製したAEコンクリートは前記した所期の多機能を同時に備えるのが難しくなる。
本発明の製造方法では、セメント、水、細骨材、粗骨材及び以上説明したような混和剤を練り混ぜ、AEコンクリートを製造するが、この際に混和剤は、セメント100質量部当たり0.1〜3質量部、好ましくは0.2〜1.5質量部の割合で用いる。混和剤の使用量がこれより少ないと、調製したAEコンクリートはそもそも流動性が悪く、また前記した所期の多機能を同時に備えるのが難しくなる。逆に混和剤の使用量をこれより多くしても、それに見合うだけの効果が得られない。
混和剤を加える手段は特に制限されない。例えば、混和剤として、各成分の所定量を予め混合しておいたものを加えてもよいし、又は各成分の所定量を別々に加えてもよいのである。もっとも、得られる硬化体の気泡間隔係数がより小さくなるAEコンクリートを得るためには、先にセメント、細骨材及び粗骨材をミキサーで空練りする一方で、別に混和剤を混り練ぜ水で希釈し、しかる後に双方を練り混ぜる方法が好ましい。
また本発明の製造方法では、製造するAEコンクリートの連行空気量を3〜8容量%、好ましくは4〜7容量%に調製する。連行空気量がこれより少ないと、そのようなAEコンクリートから得られる硬化体の気泡間隔係数が大きくなって、凍結融解作用に対する抵抗性が弱くなり、逆に連行空気量がこれより多いと、そのようなAEコンクリートから得られる硬化体のそもそも強度が低くなる。
本発明の製造方法では、前記したように、セメント、水、細骨材、粗骨材及び混和剤を結果として練り混ぜ、AEコンクリートを製造する。この際、水/セメント比は特に制限されないが、一般に期待される圧縮強度20〜55N/mmの硬化体が得られるようなAEコンクリートとするためには、水/セメント比を35〜65%、好ましくは40〜55%とする。
本発明の製造方法において、セメントとしては、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント等の各種ポルトランドセメントの他に、高炉セメント、フライアッシュセメント、シリカフュームセメント等の各種混合セメントが使用できる。また細骨材としては、いずれも公知の川砂、山砂、海砂、砕砂等を使用できる。更に粗骨材としては、いずれも公知の川砂利、砕石、軽量骨材等を使用できる。
本発明の製造方法では、以上説明したように、セメント、水、細骨材、粗骨材及び混和剤を結果として練り混ぜ、AEコンクリートを製造するが、この際、本発明の効果を損なわない範囲内で、必要に応じて凝結促進剤、凝結遅延剤、防水剤、防腐剤、防錆剤等の他の添加剤を併用することができる。
本発明に係るAEコンクリートは以上説明したような本発明の製造方法によって製造されるAEコンクリートである。かかるAEコンクリートのなかでも、得られる硬化体の気泡間隔係数が350μm以下となるものが好ましく、得られる硬化体の気泡間隔係数が100〜300μmの範囲となるものがより好ましい。得られる硬化体の気泡間隔係数が350μmを超えると、凍結融解作用に対する抵抗性が低下する傾向を示す。本発明の製造方法によると、気泡間隔係数の小さい微細な気泡を有するAEコンクリートを製造でき、かかる気泡を保持した硬化体を得ることができる。
本発明によると、優れた流動性を有し、また得られる硬化体が優れた強度を発現することを前提として、更に加えて、得られる硬化体の乾燥収縮率が低く、また得られる硬化体の凍結融解作用に対する抵抗性が強く、しかも得られる硬化体の中性化速度が遅いという効果がある。
以下、本発明の構成及び効果をより具体的にするため、実施例等を挙げるが、本発明が該実施例に限定されるというものではない。なお、以下の実施例等において、別に記載しない限り、%は質量%を、また部は質量部を意味する。
試験区分1(水溶性ビニル共重合体の合成)
・水溶性ビニル共重合体(a−1)の合成
メタクリル酸57g、メトキシポリ(23モル)エチレングリコールメタクリレート313g及びメタリルスルホン酸ナトリウム6.5g、3−メルカプトプロピオン酸4.5g及び水540gを反応容器に仕込んだ後、48%水酸化ナトリウム水溶液33gを加え、攪拌しながら部分中和して均一に溶解した。反応容器内の雰囲気を窒素置換した後、反応系の温度を温水浴にて60℃に保ち、過硫酸ナトリウムの20%水溶液25gを加えてラジカル重合反応を開始し、5時間反応を継続して反応を終了した。その後、48%水酸化ナトリウム水溶液26gを加えて反応物を完全中和し、水溶性ビニル共重合体の40%水溶液を得た。この水溶性ビニル共重合体を分析したところ、メタクリル酸ナトリウムから形成された構成単位/メトキシポリ(23モル)エチレングリコールメタクリレートから形成された構成単位/メタリルスルホン酸ナトリウムから形成された構成単位=66/30/4(モル%)で有する質量平均分子量32600の水溶性ビニル共重合体(a−1)であった。
・水溶性ビニル共重合体(a−2)〜(a−5)及び(ar−1)〜(ar−3)の合成
水溶性ビニル共重合体(a−1)の合成と同様にして、水溶性ビニル共重合体(a−2)〜(a−5)及び(ar−1)〜(ar−3)を合成した。以上で合成した各水溶性ビニル共重合体の内容を表1にまとめて示した。







Figure 0004883757
表1において、
M1:メタクリル酸ナトリウム
M2:アクリル酸ナトリウム
M3:メトキシポリ(23モル)エチレングリコールメタアクリレート
M4:メトキシポリ(68モル)エチレングリコールメタアクリレート
M5:メタリルスルホン酸ナトリウム
M6:アリルスルホン酸ナトリウム
M7:メチルアクリレート
試験区分2(混和剤の調製)
混和剤(P−1)の調製
A成分として試験区分1で合成した水溶性ビニル共重合体(a−1)の40%水溶液150部(固形分換算で60部)、B成分としてジエチレングリコールモノノルマルブチルエーテル(b−1)39部、C成分としてオクチルリン酸モノエステルカリウム塩(c−1)0.7部及びD成分としてα−オレイル−ω−ヒドロキシ−ポリ(6モル)オキシエチレンポリ(43モル)オキシプロピレンブロック状結合体(d−1)0.3部を混合して、混和剤(P−1)を調製した。
混和剤(P−2)〜(P−8)及び混和剤(R−1)〜(R−10)の調製
混和剤(P−1)と同様にして、混和剤(P−2)〜(P−8)及び混和剤(R−1)〜(R−10)を調製した。以上で調製した混和剤の内容を表2にまとめて示した。











Figure 0004883757
表2において、
P−1〜P−8:実施例又は参考例で使用する混和剤
R−1〜R−10:比較例で使用する混和剤
a−1〜a−5,ar−1〜ar−3:試験区分1で合成した水溶性ビニル共重合体
b−1:ジエチレングリコールモノノルマルブチルエーテル
b−2:ジプロピレングリコールジエチレングリコールモノノルマルブチルエーテル
c−1:オクチルリン酸モノエステルのカリウム塩
c−2:ラウリルリン酸モノエステル
cr−1:樹脂酸石鹸系AE剤(竹本油脂社製の商品名チューポールAE−300)
d−1:α−オレイル−ω−ヒドロキシ−ポリ(6モル)オキシエチレンポリ(43モル)オキシプロピレン(ブロック結合)
d−2:α−ラウリル−ω−ヒドロキシ−ポリ(3モル)オキシエチレンポリ(32モル)オキシプロピレン(ブロック結合)
試験区分3(AEコンクリートの製造及び評価)
実施例又は参考例1〜10及び比較例1〜10
表3に記載した調合条件で、50Lのパン型強制練りミキサーに普通ポルトランドセメント(密度=3.16g/cm、ブレーン値3300)、細骨材(大井川水系砂、密度=2.58)及び粗骨材(岡崎産砕石、密度=2.68)を順次投入して15秒間空練りした。別に試験区分2で調製した表2記載の混和剤を練り混ぜ水で希釈し、これを前記の空練りしたものに投入して練り混ぜ、目標スランプが18±1cm、目標空気量が5.5±1.5%(4〜7%)とした各例のAEコンクリートを製造した。混和剤の添加量は表4にまとめて示した。



Figure 0004883757
・AEコンクリートの物性評価
製造した各例のAEコンクリートについて、空気量、スランプ、スランプ残存率を下記のように求め、結果を表4にまとめて示した。また各AEコンクリートの硬化体について、乾燥収縮率、気泡間隔係数、凍結融解抵抗性指数、促進中性化深さ及び圧縮強度を下記のように求め、結果を表5にまとめて示した。
・連行空気量(容量%):練り混ぜ直後のAEコンクリート及び更に90分間静置後のAEコンクリートについて、JIS−A1128に準拠して測定した。
・スランプ(cm):連行空気量の測定と同時に、JIS−A1101に準拠して測定した。
・スランプ残存率(%):(90分間静置後のスランプ/練り混ぜ直後のスランプ)×
100で求めた。
・乾燥収縮率:JIS−A1129に準拠し、各例のAEコンクリートを20℃×60%RHの条件下で保存した材齢26週の供試体についてコンパレータ法により乾燥収縮ひずみを測定し、乾燥収縮率を求めた。この数値は小さいほど、乾燥収縮が小さいことを示す。
・気泡間隔係数(μm):各例のAEコンクリートを20℃×60%RHの条件下で26週間保存し、得られた硬化体の表面を研磨仕上げした供試体について、気泡組織をASTM−C457のリニアトラバース法に準拠して顕微鏡的測定をした。
・凍結融解耐久性指数(300サイクル):各例のAEコンクリートについて、JIS−A1129の付属書2に準拠して測定した値を用い、ASTM−C666−75の耐久性指数で計算した数値を求めた。この数値は最大値が100で、100に近いほど凍結融解に対する抵抗性が強いことを示す。
・促進中性化深さ(mm):各例のAEコンクリートについて、10×10×40cmの角型供試体の打ち込み面、底面及び両端面をエポキシ樹脂でシールし、20℃×60%RH、炭酸ガス濃度5%の条件下で促進試験を行なった。材齢13週に供試体の断面を切断し、1%フェノールフタレイン溶液を吹き付けて赤色化しない部分を中性化しない部分とし、外側からの幅を促進中性化深さとした。この数値は小さいほど中性化が進まず、耐久性が優れていることを示す。
・圧縮強度(N/mm):各例のAEコンクリートについて、JIS−A1108に準拠し、材齢7日と材齢28日で測定した。









Figure 0004883757























Figure 0004883757
表4及び5において、
*1:セメント100部に対する混和剤(固形分)の添加部
*2:目標とする流動性(スランプ値)が得られなかったので測定しなかった。

Claims (7)

  1. セメント、水、細骨材、粗骨材及び混和剤を用いてAEコンクリートを製造するに際し、セメント100質量部当たり下記の混和剤を0.1〜3質量部の割合で用いて連行空気(AE)量を3〜8容量%に調製することを特徴とするAEコンクリートの製造方法。
    混和剤:下記のA成分、B成分、C成分及びD成分から成り、該A成分を58〜84質量%、該B成分を15〜41質量%、該C成分を0.3〜3質量%及び該D成分を0.05〜2質量%(合計100質量%)含有して成る混和剤
    A成分:下記のA1成分とA2成分とを共重合した水溶性ビニル共重合体又はA1成分とA2成分とA3成分とを共重合した水溶性ビニル共重合体であって、分子中に該A1成分から形成された構成単位を45〜85モル%、該A2成分から形成された構成単位を15〜55モル%及び該A3成分から形成された構成単位を0〜20モル%(合計100モル%)有する質量平均分子量2000〜70000の水溶性ビニル共重合体
    A1成分:(メタ)アクリル酸及びその塩から選ばれる一つ又は二つ以上
    A2成分:アルコキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレートから選ばれる一つ又は二つ以上
    A3成分:(メタ)アリルスルホン酸塩及びメチル(メタ)アクリレートから選ばれる一つ又は二つ以上
    B成分:下記の化1で示される(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエーテル
    Figure 0004883757
    C成分:下記の化2で示される有機リン酸エステル


    Figure 0004883757
    D成分:下記の化3で示されるポリエーテル系化合物
    Figure 0004883757
    (化1、化2及び化3において、
    :炭素数4のブチル基
    :炭素数8〜18のアルキル基
    :炭素数8〜20の脂肪族炭化水素基
    ,M:水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属又は有機アミン
    :分子中に1〜5個のオキシエチレン単位のみ又は合計2〜7個のオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位とで構成された(ポリ)オキシアルキレン基を有する(ポリ)アルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基
    :分子中に合計23〜70個のオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位とで構成され且つ該オキシエチレン単位と該オキシプロピレン単位とがブロック状に結合したポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基)
  2. A成分が、分子中にA1成分としてのメタクリル酸又はその塩から形成された構成単位を45〜85モル%及びA2成分としてのメトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレートから形成された構成単位を15〜55モル%(合計100モル%)有する水溶性ビニル共重合体である請求項1記載のAEコンクリートの製造方法。
  3. A成分が、分子中にA1成分としてのメタクリル酸又はその塩から形成された構成単位を45〜80モル%及びA2成分としてのメトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレートから形成された構成単位を15〜50モル%及びA3成分としての(メタ)アリルスルホン酸塩から形成された構成単位を0.1〜5モル%(合計100モル%)有する水溶性ビニル共重合体である請求項1記載のAEコンクリートの製造方法。
  4. 連行空気量を4〜7容量%に調製する請求項1〜のいずれか一つの項記載のAEコンクリートの製造方法。
  5. 水/セメント比を35〜65%に調製する請求項1〜のいずれか一つの項記載のAEコンクリートの製造方法。
  6. 請求項1〜のいずれか一つの項記載のAEコンクリートの製造方法によって製造されたAEコンクリート。
  7. 得られる硬化体の気泡間隔係数が100〜300μmの範囲内となるものである請求項記載のAEコンクリート。
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