JP5344692B2 - 高炉セメントを用いたaeコンクリートの調製方法及びaeコンクリート - Google Patents

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Description

本発明は高炉セメントを用いたAEコンクリートの調製方法及びAEコンクリートに関する。近年、二酸化炭素の排出量の削減やエネルギー消費効率の改善についての要求が益々強くなっている。かかる事情に鑑み、コンクリートの分野においても、製鉄所から副産する高炉水砕スラグが、高炉スラグ微粉末の形で高炉セメントの原料として有効利用されている。一般にコンクリートに使用されている高炉セメントは、普通ポルトランドセメントに高炉スラグ微粉末を混合して造られ、JIS−R5211の規格では、高炉スラグ微粉末の分量によって、A種(5%超〜30%)、B種(30%超〜60%)及びC種(60%超〜70%)の3種類に分けられている。かかる高炉セメントは、水和熱が低い、長期強度の伸びが大きい、水密性が大きい、硫酸塩に対する化学的侵食に対して抵抗性が大きい、アルカリ骨材反応の抑制効果がある等の有利な点を有しているが、乾燥収縮がポルトランドセメントに比べて大きく、高炉セメントを用いたコンクリートから得られる硬化体は収縮ひび割れが発生し易いという問題や、ポルトランドセメントに比べて中性化による劣化が速いという不利な点も有している。このような理由から、高炉セメントとしては、性能バランスの良い高炉セメントB種に限られて使用されているのが実情であるが、高炉セメントB種はコンクリート1m中に250〜450kgの割合で混入するのが一般的であり、高炉セメントB種1トンを工場で製造するために約400kgの二酸化炭素を排出しているので、高炉セメントB種を用いてコンクリート組成物1mを調製するためには、施工機械の運転や材料の運搬等により発生する二酸化炭素の排出を除き、100〜180kgの二酸化炭素を排出していることになる。そのため、コンクリート工事においては、施工性を確保しつつ、得られる硬化体が必要な強度を有することを前提として、高炉セメントB種よりも高炉スラグ微粉末の分量が多い高炉セメントを使用することにより二酸化炭素の発生を抑制する技術の出現が要求されている。本発明はかかる要求に応える高炉セメントを用いたAEコンクリートの調製方法及びこの調製方法によって得られるAEコンクリートに関する。
従来、用いる高炉スラグ微粉末の粉末度や置換率がコンクリート組成物に及ぼす影響について報告されている(例えば、非特許文献1参照)。ここでは、普通ポルトランドセメントに対する高炉スラグ微粉末の使用量が多くなると、普通ポルトランドセメント単独使用に比べて、初期強度が低下し、中性化が早くなり、乾燥収縮が大きくなる等、コンクリート物性のマイナス傾向が顕著になることが報告されている。別に、かかる高炉スラグ微粉末等に加えて各種の混和材を用いたいくつかの提案も報告されている(例えば、特許文献1〜11参照)。しかし、これらの従来提案には実際のところ、高炉セメントB種よりも高炉スラグ微粉末の分量が多い高炉セメントを使用すると、1)良好な施工性を確保できない、2)硬化体の乾燥収縮率を抑えることが難しい、3)硬化体の凍結融解に対する抵抗性が低下する、4)硬化体の圧縮強度の低下が大きい等、何らかの点で重大な支障をきたすという問題がある。
特開昭62−158146号公報 特開昭63−2842号公報 特開平1−167267号公報 特開平5−155648号公報 特開平10−114555号公報 特開2000−143326号公報 特開2002−321949号公報 特開2003−306359号公報 特開2005−281123号公報 特開2007−217197号公報 特開2007−297226号公報
「高炉スラグ微粉末を用いたコンクリートの技術の現状」、日本建築学会編、1992年、3頁
本発明が解決しようとする課題は、高炉セメントB種よりも高炉スラグ微粉末の分量が多い高炉セメントを使用することにより二酸化炭素の排出量を抑制しつつ、1)調製したAEコンクリートの経時的な流動性の低下や空気量の低下を抑えて良好な施工性を確保すること、2)得られる硬化体の乾燥収縮率が高炉セメントB種を用いた場合に比べて大きくならないようにすること、3)得られる硬化体の凍結融解に対する抵抗性が高炉セメントB種を用いた場合に比べて低くならないようにすること、4)得られる硬化体が必要な強度を発現すること、以上の1)〜4)の基本的な諸性能を同時に発現できるAEコンクリートの調製方法及びAEコンクリートを提供する処にある。
しかして本発明者らは、前記の課題を解決するべく研究した結果、結合材として高炉スラグ微粉末を高い割合で含有する特定の高炉セメントを用い、またこれと共に特定の混和材を所定割合で用いてAEコンクリートを調製する方法が正しく好適であることを見出した。
すなわち本発明は、少なくとも、セメント、水、細骨材、粗骨材及び混和材を含有するAEコンクリートの調製方法であって、セメントとして下記の高炉セメントを用い、且つ水/該高炉セメント比を30〜60%に調製し、また該高炉セメント100質量部当たり、混和材の少なくとも一部として下記のA成分を0.1〜1.5質量部、下記のB成分を0.3〜4.0質量部、下記のC成分を0.001〜0.3質量部及び下記のD成分を0.001〜0.1質量部の割合で用いて成ることを特徴とする高炉セメントを用いたAEコンクリートの調製方法に係る。また本発明は、かかる調製方法によって得られるAEコンクリートに係る。
高炉セメント:粉末度が3000〜13000cm/gの高炉スラグ微粉末とポルトランドセメントとからなり、且つ該高炉スラグ微粉末を60超〜80質量%及びポルトランドセメントを20〜40質量%未満(合計100質量%)の割合で含有する高炉セメント。
A成分:分子中に下記の構成単位Xを45〜85モル%、下記の構成単位Yを15〜55モル%及び下記の構成単位Zを0〜10モル%(合計100モル%)の割合で有し、且つ質量平均分子量が2000〜80000の水溶性ビニル共重合体からなるセメント分散剤。
構成単位X:メタクリル酸から形成された構成単位及びメタクリル酸塩から形成された構成単位から選ばれる一つ又は二つ以上
構成単位Y:分子中に5〜150個のオキシエチレン単位で構成されたポリオキシエチレン基を有するメトキシポリエチレングリコールメタクリレートから形成された構成単位
構成単位Z:(メタ)アリルスルホン酸塩から形成された構成単位及びメチルアクリレートから形成された構成単位から選ばれる一つ又は二つ以上
B成分:ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルからなる乾燥収縮低減剤
C成分:炭素数6〜18のアルキルリン酸モノエステル塩からなるAE調節剤
D成分:抑泡剤
本発明に係るAEコンクリートの調製方法(以下、本発明の調製方法という)では、少なくとも結合材、水、細骨材、粗骨材及び混和材を用い、結合材として特定の高炉セメントを用いる。かかる高炉セメントは、粉末度が3000〜13000cm/gの高炉スラグ微粉末を60超〜80質量%及びポルトランドセメントを20〜40質量%未満(合計100質量%)の割合で含有するものである。
前記の高炉スラグ微粉末は、粉末度が3000〜13000cm/gのものを使用するが、好ましくは3000〜8000cm/gのものを使用し、より好ましくは3500〜6500cm/gのものを使用する。粉末度が3000〜13000cm/gの範囲を外れたものを使用すると、調製したコンクリート組成物の流動性が悪くなったり、得られる硬化体の強度発現が低下したりする。尚、本発明において粉末度はブレーン法による比表面積で表したものである。
また前記のポルトランドセメントとしては、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント等が挙げられるが、汎用の普通ポルトランドセメントが好ましい。
本発明の調製方法で結合材として用いる高炉セメントは、前記の高炉スラグ微粉末を60超〜80質量%及びポルトランドセメントを20〜40質量%未満(合計100質量%)の割合で含有するものであるが、前記の高炉スラグ微粉末を64〜76質量%及びポルトランドセメントを24〜36質量%(合計100質量%)の割合で含有するものが好ましい。したがって本発明の調製方法で結合材として用いる高炉セメントには、JIS−R5211の規格に適合する高炉セメントC種が含まれる。
本発明の調製方法において、水としては水道水を使用でき、また細骨材としては、公知の川砂、砕砂、山砂等を使用でき、更に粗骨材としては、公知の川砂利、砕石、軽量骨材等を使用できる。
本発明の調製方法では、水/高炉セメントの質量比を30〜60%に調製するが、好ましくは30〜55%に調製する。かかる質量比が60%より大きいと、得られる硬化体の乾燥収縮が大きくなり過ぎたり、強度の低下が著しくなる。逆に、かかる質量比が30%より小さいと、調製したコンクリート組成物の流動性や空気量の経時的な低下が大きくなり、施工性が低下する。尚、本発明において水/高炉セメントの質量比は、(用いた水の質量/用いた高炉セメントの質量)×100で求められるものである。
また本発明の調製方法では、空気(AE)量は3〜6容量%に調製するのが好ましく、3.5〜5.5容量%に調製するのがより好ましい。空気量が3容量%より少ないと、得られる硬化体の凍結融解に対する抵抗性が低下する傾向を示し、逆に6容量%より多いと、得られる硬化体の圧縮強度が低下する傾向を示す。
本発明のコンクリート組成物では、混和材として、A成分のセメント分散剤、B成分の乾燥収縮低減剤、C成分のAE調節剤及びD成分の抑泡剤を用いる。
A成分のセメント分散剤としては、分子中に下記の構成単位Xを45〜85モル%、下記の構成単位Yを15〜55モル%及び下記の構成単位Zを0〜10モル%(合計100モル%)の割合で有する質量平均分子量が2000〜80000(GPC法、プルラン換算、以下同じ)の水溶性ビニル共重合体からなるものを用いる。
構成単位X:メタクリル酸から形成された構成単位及びメタクリル酸塩から形成された構成単位から選ばれる一つ又は二つ以上
構成単位Y:分子中に5〜150個、好ましくは7〜90個のオキシエチレン単位で構成されたポリオキシエチレン基を有するメトキシポリエチレングリコールメタクリレートから形成された構成単位
構成単位Z:(メタ)アリルスルホン酸塩から形成された構成単位及びメチルアクリレートから形成された構成単位から選ばれる一つ又は二つ以上
A成分のセメント分散剤として用いる前記の水溶性ビニル共重合体それ自体は公知の方法で合成できる。例えば特開昭58−74552号公報、特開平1−226757号公報等に記載されている方法で合成できる。かかる水溶性ビニル共重合体からなるセメント分散剤の使用量は、高炉セメント100質量部当たり、0.1〜1.5質量部、好ましくは0.2〜1.0質量部の割合とする。
B成分の乾燥収縮低減剤としては、ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルからなるものを用いる。なかでもジエチレングリコールモノブチルエーテル及びジプロピレングリコールジエチレングリコールモノブチルエーテルから選ばれる一つ又は二つ以上が好ましい。かかる乾燥収縮低減剤の使用量は、高炉セメント100質量部当たり、0.3〜4.0質量部、好ましくは0.6〜3.5質量部の割合とする。
C成分のAE調節剤としては、炭素数8〜18のアルキル燐酸モノエステル塩からなるものを用いる。なかでも、得られる硬化体が凍結融解に対する抵抗性に優れることから、炭素数8のオクチルリン酸モノエステル塩が好ましい。かかるAE調節剤の使用量は、高炉セメント100質量部当たり、0.001〜0.3質量部、好ましくは0.002〜0.2質量部の割合とする。
D成分の抑泡剤としては、ポリアルキレングリコールモノアルケニル(又はアルキル)エーテル、変性ポリジメチルシロキサン、リン酸トリアルキル等の公知の抑泡剤又は消泡剤のなかから選ばれるものが使用できる。なかでもポリ(40モル)オキシプロピレンポリ(6モル)オキシエチレンオレイルエーテルが性能及び経済性の面から好ましい。かかる抑泡剤は、高炉セメント100質量部当たり、0.001〜0.1質量部、好ましくは0.002〜0.01質量部の割合とする。
本発明の調製方法では、C成分のAE調節剤とD成分の抑泡剤とを併用し、AEコンクリートに微細で安定した質の良い空気量を連行することが重要である。結合材として高炉スラグ微粉末の分量の多い高炉セメントを用いると、AEコンクリートを練り混ぜて調製する際に不安定な巻き込み空気が入り易く、時間が経過するにつれて調製したAEコンクリートから不安定な空気が抜けて流動性が低下すると共に得られる硬化体の凍結融解に対する抵抗性が低下するようになる。これを防止するため、本発明の調製方法では、D成分の抑泡剤を添加して不安定な巻き込み空気の連行を抑えつつ、C成分のAE調節剤を添加することによって微細な独立気泡を導入する。したがって、AEコンクリートを練り混ぜて調製する際には、D成分の抑泡剤はC成分のAE調節剤よりも先に添加するか、C成分のAE調節剤と同時に添加することが望ましい。
本発明の調製方法では、以上説明した高炉セメント、水、細骨材、粗骨材、粗骨材及びA〜Dの各成分の混和材をコンクリートミキサーを用いて練り混ぜ、AEコンクリートを調製する。練り混ぜ手順は特に制限されないが、高炉セメント、水、細骨材及び粗骨材をコンクリートミキサーで先練りする一方で、A〜Dの各成分の混和材を練り混ぜ水で希釈しておき、しかる後に双方を練り混ぜる方法が好ましい。これらの練り混ぜに際しては、本発明の効果を損なわない範囲内で、必要に応じて、硬化促進剤、凝結遅延剤、防錆剤、防水剤、防腐剤等の添加剤を併用することができる。
本発明に係るAEコンクリートは以上説明した本発明の調製方法によって調製されるAEコンクリートである。かかるAEコンクリートからは乾燥収縮率が800×10−6以下となる硬化体を得ることができ、高炉セメントB種を用いたAEコンクリートと同等以上の品質の良い硬化体が得られる。また本発明に係るAEコンクリートは、建設現場で打設されるAEコンクリートとしてだけでなく、コンクリート製品工場で加工される二次製品用のAEコンクリートとしても適用できる。
本発明によると、AEコンクリートを調製するに当たり二酸化炭素の排出量を抑制しつつ、調製したAEコンクリートの経時的な流動性の低下や空気量の低下を抑えて良好な施工性を確保することができ、また得られる硬化体の乾燥収縮及び凍結融解に対する抵抗性の低下を抑制することができ、更に得られる硬化体に必要な強度を発現させることができるという効果がある。
以下、本発明の構成及び効果をより具体的にするため、実施例等を挙げるが、本発明が該実施例に限定されるというものではない。なお、以下の実施例等において、別に記載しない限り、%は質量%を、また部は質量部を意味する。
試験区分1(A成分のセメント分散剤としての水溶性ビニル共重合体の合成)
・水溶性ビニル共重合体(a−1)の合成
メタクリル酸60g、メトキシポリ(オキシエチレン単位数が23個、以下n=23とする)エチレングリコールメタクリレート300g、メタリルスルホン酸ナトリウム5g、3−メルカプトプロピオン酸6g及び水490gを反応容器に仕込んだ後、48%水酸化ナトリウム水溶液58gを加え、攪拌しながら部分中和して均一に溶解した。反応容器内の雰囲気を窒素置換した後、反応系の温度を温水浴にて60℃に保ち、過硫酸ナトリウムの20%水溶液25gを加えてラジカル重合反応を開始し、5時間反応を継続して反応を終了した。その後、48%水酸化ナトリウム水溶液24gを加えて反応物を完全中和し、水溶性ビニル共重合体(a−1)の40%水溶液を得た。水溶性ビニル共重合体(a−1)を分析したところ、メタクリル酸ナトリウムから形成された構成単位/メトキシポリ(n=23)エチレングリコールメタクリレートから形成された構成単位/メタリルスルホン酸ナトリウムから形成された構成単位=70/27/3(モル%)の割合で有する質量平均分子量が31700の水溶性ビニル共重合体であった。
・水溶性ビニル共重合体(a−2)〜(a−4)及び(ar−1)〜(ar−4)の合成
水溶性ビニル共重合体(a−1)の合成と同様にして、水溶性ビニル共重合体(a−2)〜(a−4)及び(ar−1)〜(ar−4)を合成した。以上で合成した各水溶性ビニル共重合体の内容を表1にまとめて示した。




Figure 0005344692
表1において、
構成単位X〜Z:各構成単位を形成することとなる単量体で表示した。
X−1:メタクリル酸ナトリウム
X−2:メタクリル酸
Y−1:メトキシポリ(n=23)エチレングリコールメタクリレート
Y−2:メトキシポリ(n=68)エチレングリコールメタクリレート
Y−3:メトキシポリ(n=9)エチレングリコールメタクリレート
Z−1:メタリルスルホン酸ナトリウム
Z−2:アリルスルホン酸ナトリウム
Z−3:メチルアクリレート
試験区分2(AEコンクリートの調製)
実施例1〜14
表2に記載の配合番号の条件で、50リットルのパン型強制練りミキサーに、練混ぜ水(水道水)、高炉スラグ微粉末を65%及び普通ポルトランドセメントを35%(合計100%)の割合で含有する高炉セメント(密度=2.99g/cm、粉末度4020cm/g)、細骨材(大井川水系産川砂、密度=2.58g/cm)、A成分のセメント分散剤として水溶性ビニル共重合体(a−1)、B成分の乾燥収縮低減剤としてジエチレングリコールモノブチルエーテル(b−1)、C成分の空気量調節剤としてオクチルリン酸モノエステルカリウム塩(c−1)、D成分の抑泡剤としてポリ(40モル)オキシプロピレンポリ(6モル)オキシエチレンオレイルエーテルの各所定量を順次投入し、次に粗骨材(岡崎産砕石、密度=2.68g/cm)を投入して60秒間練り混ぜ、目標スランプが18±1cm、目標空気量が4.5±1%とした実施例1の水/高炉セメントの質量比が50%のAEコンクリートを調製した。同様の方法で、実施例2〜14の水/高炉セメントの質量比が45〜50%のAEコンクリートを調製した。
比較例1〜15
実施例1と同様の方法で比較例1〜15の水/高炉セメントの質量比が50〜55%のAEコンクリートを調製した。実施例も含め、以上の各例で調製したAEコンクリートの内容を表2にまとめて示した。




Figure 0005344692
表2において、
s−1:高炉スラグ微粉末を65%及び普通ポルトランドセメントを35%(合計100%)の割合で含有する高炉セメント(密度=2.99g/cm、粉末度4020cm/g)
s−2:高炉スラグ微粉末を70%及び普通ポルトランドセメントを30%(合計100%)の割合で含有する高炉セメント(密度=2.98g/cm、粉末度4040cm/g)
s−3:高炉スラグ微粉末を75質量%及び普通ポルトランドセメントを25質量%(合計100%)の割合で含有する高炉セメント(密度=2.96g/cm、粉末度4050cm/g)
sr−1:高炉セメントB種(密度=3.04g/cm、粉末度3850cm/g)


























Figure 0005344692
表3において、
添加量:高炉セメント100質量部当たりの固形分質量部
a−1〜a−4及びar−1〜ar−4:表1に記載した水溶性ビニル共重合体
ar−5:ナフタレンスルホン酸ホルマリン高縮合物塩を主成分とするセメント分散剤(竹本油脂社製の商品名ポールファイン510AN)
ar−6:リグニンスルホン酸塩を主成分とするセメント分散剤(竹本油脂社製の商品名チューポールEX20)
b−1:ジエチレングリコールモノブチルエーテル
b−2:ジプロピレングリコールジエチレングリコールモノブチルエーテル
c−1:オクチルリン酸モノエステルカリウム塩
c−2:ラウリルリン酸モノエステルカリウム塩
cr−1:樹脂酸塩系AE剤(竹本油脂社製の商品名AE300)
d−1:ポリ(40モル)オキシプロピレンポリ(6モル)オキシエチレンオレイルエーテル
d−2:シリコーン系抑泡剤
試験区分3(調製したAEコンクリートの評価)
調製した各例のAEコンクリートについて、空気量、スランプ、スランプ残存率を下記のように求めた。また各例のAEコンクリートから得た硬化体について、乾燥収縮率、凍結融解耐久性指数及び圧縮強度を下記のように求めた。
・空気量(容量%):練り混ぜ直後のAEコンクリート及び更に60分間静置後のAEコンクリートについて、JIS−A1128に準拠して測定した。
・スランプ(cm):空気量の測定と同時に、JIS−A1101に準拠して測定した。
・スランプ残存率(%):(60分間静置後のスランプ/練り混ぜ直後のスランプ)×100で求めた。
・乾燥収縮率:JIS−A1129に準拠し、各例のAEコンクリートを20℃×60%RHの条件下で保存した材齢26週の供試体についてコンパレータ法により乾燥収縮ひずみを測定し、乾燥収縮率を求めた。この数値は小さいほど、乾燥収縮が小さいことを示す。
・凍結融解耐久性指数(300サイクル):各例のAEコンクリートについて、JIS−A1148に準拠して測定した値を用い、ASTM−C666−75の耐久性指数で計算した数値を示した。この数値は、最大値が100で、100に近いほど、凍結融解に対する抵抗性が優れていることを示す。
・圧縮強度(N/mm):各例のAEコンクリートについて、JIS−A1108に準拠し、材齢7日及び材齢28日で測定した。
結果を表4にまとめて示した。各実施例のAEコンクリートは、結合材として高炉セメントB種を用いた比較例14や15に比べて、高炉スラグ微粉末の使用量が多い分だけAEコンクリート1mを製造するための二酸化炭素の排出量が少なく、また調整したAEコンクリートの経時的な流動性に優れ、更に得られる硬化体の乾燥収縮率が800×10−6よりも小さく、凍結融解耐久性指数は高く、必要とされる充分な圧縮強度が得られている。























Figure 0005344692
表4において、
二酸化炭素排出量:AEコンクリート1mを製造する場合の二酸化炭素の排出量(kg)。但し、ポルトランドセメントの使用量から計算した値。
比較例5〜7:目標とする流動性(スランプ値)が得られなかったので測定しなかった。
比較例2、3、8〜11及び13の凍結融解耐久性指数:途中のサイクルで破壊した。

Claims (10)

  1. 少なくとも、セメント、水、細骨材、粗骨材及び混和材を含有するAEコンクリートの調製方法であって、セメントとして下記の高炉セメントを用い、且つ水/該高炉セメントの質量比を30〜60%に調製し、また該高炉セメント100質量部当たり、混和材の少なくとも一部として下記のA成分を0.1〜1.5質量部、下記のB成分を0.3〜4.0質量部、下記のC成分を0.001〜0.3質量部及び下記のD成分を0.001〜0.1質量部の割合で用いて成ることを特徴とする高炉セメントを用いたAEコンクリートの調製方法。
    高炉セメント:粉末度が3000〜13000cm/gの高炉スラグ微粉末とポルトランドセメントとからなり、且つ該高炉スラグ微粉末を60超〜80質量%及びポルトランドセメントを20〜40質量%未満(合計100質量%)の割合で含有する高炉セメント。
    A成分:分子中に下記の構成単位Xを45〜85モル%、下記の構成単位Yを15〜55モル%及び下記の構成単位Zを0〜10モル%(合計100モル%)の割合で有し、且つ質量平均分子量が2000〜80000の水溶性ビニル共重合体からなるセメント分散剤。
    構成単位X:メタクリル酸から形成された構成単位及びメタクリル酸塩から形成された構成単位から選ばれる一つ又は二つ以上
    構成単位Y:分子中に5〜150個のオキシエチレン単位で構成されたポリオキシエチレン基を有するメトキシポリエチレングリコールメタクリレートから形成された構成単位
    構成単位Z:(メタ)アリルスルホン酸塩から形成された構成単位及びメチルアクリレートから形成された構成単位から選ばれる一つ又は二つ以上
    B成分:ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルからなる乾燥収縮低減剤
    C成分:炭素数6〜18のアルキルリン酸モノエステル塩からなるAE調節剤
    D成分:抑泡剤
  2. 高炉スラグ微粉末が、その粉末度が3500〜6500cm/gのものであり、またポルトランドセメントが普通ポルトランドセメントである請求項1記載の高炉セメントを用いたAEコンクリートの調製方法。
  3. 高炉セメントが、高炉スラグ微粉末を64〜76質量%、ポルトランドセメントを24〜36質量%(合計100質量%)の割合で含有するものである請求項1又は2記載の高炉セメントを用いたAEコンクリートの調製方法。
  4. B成分の乾燥収縮低減剤が、ジエチレングリコールモノブチルエーテル及びジプロピレングリコールジエチレングリコールモノブチルエーテルから選ばれる一つ又は二つ以上である請求項1〜3のいずれか一つの項記載の高炉セメントを用いたAEコンクリートの調製方法。
  5. C成分のAE調節剤が、オクチルリン酸モノエステル塩からなるものである請求項1〜4のいずれか一つの項記載の高炉セメントを用いたAEコンクリートの調製方法。
  6. D成分の抑泡剤が、ポリアルキレングリコールモノアルケニルエーテルからなるものである請求項1〜5のいずれか一つの項記載の高炉セメントを用いたAEコンクリートの調製方法。
  7. 水/高炉セメント比を、30〜55%に調製する請求項1〜6のいずれか一つの項記載の高炉セメントを用いたAEコンクリートの調製方法。
  8. 空気(AE)量を3〜6容量%に調製する請求項1〜7のいずれか一つの項記載の高炉セメントを用いたAEコンクリートの調製方法。
  9. 請求項1〜8のいずれか一つの項記載の調製方法によって得られる高炉セメントを用いたAEコンクリート。
  10. 得られる硬化体の乾燥収縮率が800×10−6以下となるものである請求項9記載の高炉セメントを用いたAEコンクリート。
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