JP4883402B2 - ワーク切削用治具テーブル - Google Patents

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本発明はワーク切削用治具テーブルに係り、特にCSP( Chip Scale Package; Chip Size Package)基板を吸着保持し、このCSP基板を切削ブレードによってチップ毎に切削加工するためのダイシング装置に用いられるワーク切削用治具テーブルに関する。
従来、CPS基板等の基板ワークを切削ブレードによってチップ毎に切削加工するダイシング装置では、基板ワークの回路パターンが形成されている面を上向きにして基板ワークをワーク切削用治具テーブルにより吸着保持させ、この後、ワーク切削用治具テーブルを所定のX、Y、Z方向に移動させながら、基板ワークのストリートを切削ブレードによって切削する。そして、ダイシング装置では、基板ワークを切削加工した後、切削ライン(以下、「カーフ」と称する)のチッピング状態を検査するために、カーフチェックが実施される。
特許文献1には、2台の切削ブレードのうち、一方の切削ブレード側に可視光撮像手段が装着され、他方の切削ブレード側に赤外線撮像手段が装着されたダイシング装置が開示されている。
このダイシング装置によれば、CSP基板等のようにストリートが表面に現れない被加工物を切削加工する場合に、切削加工前には、前記赤外線撮像手段によって、CSP基板の内部にあるストリートを撮像し、ストリートの切削加工後は、前記可視光撮像手段によって、CSP基板のカーフを撮像してカーフチェックを行う。
図4は、従来のワーク切削用治具テーブル1を示した平面図、図5は、図4に示したワーク切削用治具テーブル1の断面を模式的に示した説明図である。ワーク切削用治具テーブル1は、金属製のテーブル本体2と、このテーブル本体2の上面に固着された吸着部3とから構成される。吸着部3は、ステンレス等の金属で造られたベース部4とラバー部5とからなり、真空吸着用の多数のバキューム穴6、6…が配列形成されるとともに切削ブレードの逃げ溝7、7…が碁盤目状に形成されている。このワーク切削用治具テーブル1は、ダイシング装置のワークテーブルに固定されたり、ワークテーブルを取り外して代わりに取り付けられたりして使用される。
特開2005−85973号公報
しかしながら、従来のワーク切削用治具テーブルの吸着部は、一般的に黒色ラバーが使用され、カーフ直下の吸着部には、切削ブレードを逃がす逃げ溝が形成されているため、特許文献1の如く、カーフを可視光撮像手段によって撮影しても、ワークの種類(基板の色が例えば茶色、緑色のワーク)によっては、ワーク表面とカーフのコントラストが鮮明にならず、カーフを検出することができない場合があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ワークの種類に関わらず切削加工されたワークのカーフを確実に検出することができるワーク切削用治具テーブルを提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、テーブル本体と、該テーブル本体に設けられるとともにワークを吸着する吸着部とからなり、前記吸着部には、該吸着部に吸着されたワークを切削する切削刃を逃がすための逃げ溝が形成されるとともに、該吸着部に吸着されたワークを照明する照明手段が設けられ、前記吸着部は、前記テーブル本体に固着される金属製のベース部と、前記ワークを吸着するラバー部とを備え、前記ラバー部は半透明、又は透明であることを特徴としている。
本発明の前記照明手段は、前記吸着部の外周部に配置されていることを特徴とする。
本発明は、ワークを吸着する吸着部に、ワークを照明する照明手段、特にワークを吸着面側から照明するバックライト構造となる照明手段を設ける。カーフ検査時には、この照明手段を点灯させることによって、ワークを吸着面側から照明できるので、ワーク種別に関わらず、常に安定した照明効果、及び検査環境を作り出すことができる。
カーフ検査に必要とする照明手段を溝部に沿って配置することにより、カーフを確実に照明できる。また、吸着部を構成するラバー部を黒色から半透明、又は透明にして照明手段を点灯させると、その照明光がラバー部内で拡散するので、吸着部全体が照明体となり、ワーク全体を吸着面側から均一に照明することができる。これによって、照明手段をカーフ下面の溝部にのみ設置しなくても、例えば吸着部の外周部に配置しても、カーフ全体を略均一な照明光で照明でき、ワーク上面とカーフとのコントラストが鮮明になる。
本発明に係るワーク切削用治具テーブルによれば、ワークを吸着する吸着部に、ワークを照明する照明手段を設け、カーフ検査時に、照明手段を点灯させてワークを照明したので、ワーク種別に関わらず、常に安定した照明効果、及び検査環境を作り出すことができる。
以下添付図面に従って、本発明に係るワーク切削用治具テーブルの好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、実施の形態のワーク切削用治具テーブルが搭載されるダイシング装置100の斜視図が示されている。ダイシング装置100は、ワークを外部装置との間でポート102を介して受け渡し、ワークWを載置するワークテーブル108と、ワークWの切削加工を行う加工部110とから構成される。また、ダイシング装置100の各部の動作は制御手段としてのコントローラ114により制御される。
加工部110には、ワークWの表面(回路パターンが形成された面)を撮像する撮像手段116が備えられている。また、加工部110の内部には、一対の切削手段が互いに対向配置され、この切削手段は、先端に薄い円盤状の切削ブレード118と、この切削ブレード118を高速回転させる高周波モータ内蔵型のスピンドル120とから構成されている。
スピンドル120、120はどちらも30,000rpm〜60,000rpmで高速回転されるとともに、不図示の移動軸により互いに独立して図1のY方向のインデックス送りとZ方向の切込み送りとがなされる。更に、ワークWを吸着載置するワークテーブル108が、不図示の移動軸によって図1のX方向に研削送りされるように構成されており、これらの動作により高速に回転する切削ブレード118が、ワークWに接触され、ワークWがX、Y方向にダイシングされる。
切削ブレード118は、ダイヤモンド砥粒やCBN砥粒をニッケルで電着した電着ブレード、金属粉末を混入した樹脂で結合したメタルレジンボンドのブレード等が用いられる。また、切削ブレード118の寸法は、加工内容によって種々選択されるが、通常の半導体ウェーハをワークWとしてダイシングする場合は、直径50〜80mm、厚さ30μm前後のものが用いられる。
図2は、実施の形態のワーク切削用治具テーブル10を示した平面図、図3は、図2に示したワーク切削用治具テーブル10の断面を模式的に示した説明図である。
ワーク切削用治具テーブル10は、円盤状に形成された金属製のテーブル本体12と、このテーブル本体12の上面に固着され、切削対象ワークであるCSP基板14を吸着保持する吸着部16とから構成される。吸着部16は、ステンレス等の金属で造られたベース部18とラバー部20とからなり、真空吸着用の多数のバキューム穴22、22…が配列形成されるとともに切削ブレード118の逃げ溝24、24…が碁盤目状に形成されている。この逃げ溝24は、切削ブレード118による切削時に切削ブレード118がベース部18に切り込まないように形成された溝である。この逃げ溝24、24…に区切られたスペースは、CSP基板14から切り出されるチップと略同一サイズに形成される。この逃げ溝24、24…によって区切られた矩形状のスペースにバキューム穴22が形成され、切り出されたチップが切削中に吸着部16から脱落しないようにしている。バキューム穴22は、テーブル本体12に形成された不図示のエア流路を介して吸引源に連通されている。
一方、逃げ溝24、24…の底面には照明手段であるLED発光体26、26…が発光部を上方に向けて、かつ所定の間隔をもってベース部18に多数埋設されている。これにより、LED発光体26、26…を発光させると、LED発光体26、26…に対向するCSP基板14の切削ブレード118によって切断されたカーフ28が照明される。照明されたカーフ28は、撮像手段116によって撮像されてチッピングの有無が検査される。
すなわち、このワーク切削用治具テーブル10は、図1に示したダイシング装置100のワークテーブル108にテーブル本体12が直接固定されたり、ワークテーブル108を取り外して代わりにテーブル本体12が取り付けられたりして使用され、吸着部16に吸着保持されたCSP基板14のストリートが切削ブレード118によって切削加工される。この後、CSP基板14のカーフ28がLED発光体26、26…によって照明され、撮像手段116によって撮像される。
したがって、前記の如く構成されたワーク切削用治具テーブル10によれば、カーフ28の検査に必要とするLED発光体26、26…を逃げ溝24、24…に沿って配置し、カーフ28の検査時に、LED発光体26、26…を発光させたので、CSP基板14の吸着面側からカーフ28を確実に照明できる。これにより、CSP基板14の種別に関わらず、常に安定した照明効果、及び検査環境を作り出すことができ、撮像手段116によるカーフ28の検査精度が向上する。
また、吸着部16を構成するラバー部20を黒色から半透明、又は透明にしてLED発光体26、26…を点灯させると、その照明光がラバー部20内で拡散するので、ラバー部20全体が照明体となり、CSP基板14全体を吸着面側から均一の照明光で照明することができる。これによって、LED発光体26、26…をカーフ28の下面の逃げ溝24にのみ設置しなくてもよく、例えば吸着部16の外周部に配置しても、カーフ28全体を略均一の照明光で照明でき、CSP基板14の上面とカーフ28とのコントラストが鮮明になる。
なお、LED発光体26、26…を発光制御するマイコン、及び電源は、ワーク切削用治具テーブル10に内蔵してもよく、ダイシング装置100側に内蔵させてもよい。また、照明手段としてLED発光体26を適用したが、これに限定されるものではなく、ワーク切削用治具テーブル10の吸着部を発光させるものであれば、如何なるものでも適用できる。
実施の形態のワーク切削用治具テーブルが搭載されるダシング装置の斜視図 実施の形態のワーク切削用治具テーブルを示した平面図 図2に示したワーク切削用治具テーブルの断面を模式的に示した説明図 従来のワーク切削用治具テーブルを示した平面図 図4に示したワーク切削用治具テーブル1の断面を模式的に示した説明図
符号の説明
10…ワーク切削用治具テーブル、12…テーブル本体、14…CSP基板、16…吸着部、18…ベース部、20…ラバー部、22…バキューム穴、24…逃げ溝、26…LED発光体、28…カーフ、100…ダイシング装置、108…ワークテーブル、110…加工部、114…コントローラ、116…撮像手段、118…切削ブレード、120…スピンドル

Claims (2)

  1. テーブル本体と、該テーブル本体に設けられるとともにワークを吸着する吸着部とからなり、
    前記吸着部には、該吸着部に吸着されたワークを切削する切削刃を逃がすための逃げ溝が形成されるとともに、該吸着部に吸着されたワークを照明する照明手段が設けられ
    前記吸着部は、前記テーブル本体に固着される金属製のベース部と、前記ワークを吸着するラバー部とを備え、前記ラバー部は半透明、又は透明であることを特徴とするワーク切削用治具テーブル。
  2. 前記照明手段は、前記吸着部の外周部に配置されている請求項1に記載のワーク切削用治具テーブル。
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