JP4882450B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は空気調和機に係り、詳細には、除湿運転時の快適性を向上できるようにした構造に関する。
従来の空気調和機は、図10に示すように、風下側の室内熱交換器60a及び風上側の室内熱交換器60bと、室内ファン(室内送風機)120と、吸い込みグリル310と、通風路350を形成している背面側のケーシング320と、凝縮水を受ける露受皿330と、開閉可能な吸込みダンパ340と、ケーシング320の上部に設けた通風路350とを備えた構成になっている(例えば、特許文献1参照。)。
このような構成により、除湿運転時に、室内熱交換器60bが蒸発器、室内熱交換器60aが過熱器となり、室内ファン120を運転することによって、室内空気の空気流360が吸込みグリル310を通り、室内熱交換器60bで冷却・除湿された後、室内熱交換器60aで加熱され、室内ファン120を通って空気流370となって室内へ吹出される。また、室内熱交換器60bで生じた凝縮水は露受皿330に一旦受けられた後、室外へ排出される。
除湿運転には高風量除湿運転モードと低風量除湿運転モードがあり、高風量除湿運転モードでは、吸込みダンパ340が340aに示すように開き、通風路350から室内熱交換器60a、室内熱交換器60bを通らない空気を取り入れて、室内ファン120を高風量状態で運転する。温度センサで検出した検出室温を設定室温と比較し、温度差がプラスの場合には高風量冷房気味除湿運転を行い、温度差がほぼゼロの場合には高風量等温気味除湿運転を行い、温度差がマイナスの場合には高風量暖房気味除湿運転を行う。
一方、低風量除湿運転モードでは、吸込みダンパ340が閉じ、高風量除湿運転モードと同様に検出室温と設定室温との温度差に応じて各種の運転を行う。高風量除湿運転モードによる除湿運転では、室内ファン120の運転が、通風路350を通る空気流と室内熱交換器60a、室内熱交換器60bを通る空気流との和による風量となる。
特開平7−139848号公報(第11頁〜第12頁、第5図)
しかしながら、特許文献1のような空気調和機は、通風路350を通る空気流と室内熱交換器60a、室内熱交換器60bの空気流はそれぞれ直交する形で室内ファン120に導かれるようになっているので、双方の空気流が十分に混合されずに室内ファン120に到達するため、室内ファン120に結露を生じてしまうおそれがあった。
本発明は上記問題点に鑑み、通風路を通る、即ち室内熱交換器を通らない空気流と室内熱交換器を通る空気流とが十分に混合された上で室内送風機に導かれるように構成することで、室内送風機に結露を生じさせずに室内に空気流を送出するようにして、除湿運転時の快適性を向上できるようにした空気調和機を提供することにある。
本発明は上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、空気吸込口及び空気吹出口を有するハウジングと、前記ハウジング内の前記空気吸込口と前記空気吹出口を結ぶ空気通路内で前記空気吸込口側に配置される第1室内熱交換器および第2室内熱交換器と、前記空気通路内で前記空気吹出口側に配置される室内送風機とを備えている空気調和機において、
前記第1室内熱交換器と前記第2室内熱交換器の間のフィン群内、前記第1室内熱交換器および前記第2室内熱交換器を通すことなく導入された空気を前記室内送風機側に導出するダクトが、前記第1室内熱交換器および第2室内熱交換器の長手方向に沿って埋設されており
前記ダクトは、前記第1室内熱交換器および第2室内熱交換器の長手方向に沿って配置され、
前記ダクトには、空気を導入する導入口および空気を導出する空気導出口と、空気導入量を調節する開閉手段が設けられていることを特徴とする構成となっている。
また、請求項2記載の発明は、前記開閉手段が前記空気導出口側に配置されてなることを特徴とする構成となっている。
また、請求項記載の発明は、室外空気を室内の取り込む換気ファンをさらに備え、前記換気ファンから前記ダクトに室外空気が供給されることを特徴とする構成となっている。
請求項1記載の本発明によれば、ハウジング内の第1室内熱交換器と第2室内熱交換器の間に、室内空気および/または室外空気(生ガス)を導入するダクトを備えるようにしたことにより、生ガス導入手段であるダクトをハウジング内に配置する上での設計の自由度が高められる。更に、ダクトにより導入された第1室内熱交換器と第2室内熱交換器を通らない空気流と、第1室内熱交換器と第2室内熱交換器を通る空気流とが、十分に混合された上で室内送風機に導かれるので、室内送風機に結露を生じさせずに室内に空気流を流すことができ、除湿運転時の快適性を向上できる。
請求項2記載の本発明によれば、ダクトに空気導入口および空気導出口を設け、ダクトの空気導出口側に開閉手段を配置するようにしたので、ダクト内に空気が逆流しないため、ダクト内の結露を防止することができる。
請求項3記載の本発明によれば、ダクトを第1室内熱交換器と第2室内熱交換器の間のフィン群内に埋設するようにしたので、第1室内熱交換器と第2室内熱交換器の配置や大きさを設計変更する必要がなく、比較的容易に既存の機種にダクトを配置することができる。更に、室内機の小型化を損なうことがない。
請求項4記載の本発明によれば、換気ファンからダクトに室外空気を供給するようにしたので、室内環境のさらなる快適性が高められる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。図1は本発明による空気調和機の生ガス導入用ダクトを示す説明図で、(A)は室内空気を導入するダクトの一実施例を示す分解斜視図、(B)は室外空気を導入するダクトの一実施例を示す分解斜視図、図2は本発明による空気調和機の生ガス導入用ダクトを示す説明図で、(A)は室内空気を導入するダクトの他の実施例を示す部分斜視図、(B)は室外空気を導入するダクトの他の実施例を示す部分斜視図、図3は図1の生ガス導入用ダクトの生ガスの流れを模式的に示す説明図で、(A)は図1(A)に対応する説明図、(B)は図1(B)に対応する説明図である。
図4は本発明による空気調和機のハウジング内での生ガス導入用ダクトの第一配置例を模式的に示す断面図、図5は本発明による空気調和機のハウジング内での生ガス導入用ダクトの第二配置例を模式的に示す断面図、図6は本発明による空気調和機のハウジング内での生ガス導入用ダクトの第三配置例を模式的に示す断面図、図7は本発明による空気調和機のハウジング内での生ガス導入用ダクトの第四配置例を模式的に示す断面図、図8は本発明による空気調和機のハウジング内での生ガス導入用ダクトの第五配置例を模式的に示す断面図、図9は本発明の空気調和機のハウジング内でのその他の生ガス導入手段の配置例を示す部分斜視図である。
本発明の空気調和機は、図4に示すように、室内機Sは壁掛け式のハウジング(筐体)1を有し、ハウジング1には、室内の壁面に取り付けられるベース板2と、ベース板2に支持されるパネル本体4及び上面パネル5とが含まれている。
パネル本体4はハウジング1の底面から前面にかけて覆うように、上面パネル5はハウジング1の上面を覆うように設けられ、パネル本体4の底面側には空気吹出口4aが設けられる。上面パネル5は空気吸込口5aを有するグリルパネルからなっている。
空気吹出口4aには上下風向板4bが設けられているが、図示しない左右風向板が設けられてもよい。上面パネル5の空気吸込口5aの内面側には、図示しないエアフィルタが設けられる。パネル本体4の前面側にも空気吸込口が設けられてよい。
ハウジング1内で、上面パネル5の空気吸込口5aからパネル本体4の空気吹出口4aに至る空気通路内には、室内熱交換器6と室内送風機(室内ファン)7とが配置される。室内熱交換器6と室内送風機7は、ベース板2の両端に設けられている図示しない側板間に支持される。通常、室内送風機7にはクロスフローファンが用いられる。
室内熱交換器6は分割された熱交換器ユニットとして、パネル本体4の前面側に配置される第1熱交換器ユニット6aと、パネル本体4の背面側に配置される第2熱交換器ユニット6bの少なくとも2つの熱交換器ユニットを備えている。
第1熱交換器ユニット6aと第2熱交換器ユニット6bは、ラムダ(Λ)型に組み合わされて、室内送風機7の空気吸い込み側の周りに沿って配置されるが、図4のように、第1熱交換器ユニット6aの下方に第3熱交換器ユニット6cをさらに設けてもよい。
パネル本体4の内面側には、第1熱交換器ユニット6aと第3熱交換器ユニット6cから滴下する結露を受けるドレンパン4cが形成される。一方、ベース板2には、ドレンパン4cの底面との間で、室内送風機7から空気吹出口4aに至る送風路を形成する送風ガイド板3が設けられ、この送風ガイド板3は、第2熱交換器ユニット6bに対するドレンパンを備えている。
図示しないが、ハウジング1内には、室内空気の温度(室温)を検出する室温センサ,室内空気の相対湿度を検出する湿度センサおよび室内熱交換器6の温度を検出する熱交換器温度センサが設けられる。室温センサと湿度センサは、室内熱交換器6の空気吸い込み面側に配置されることが好ましい。
本発明では、除湿時の弱冷房運転を含む冷房サイクル運転時において、潜熱による除湿性能を高めるとともに、冷房サイクル運転時における吹出空気の温度を上昇させるため、室内熱交換器6の一部分に、室内空気または室外空気(生ガスと言うことがある。)を熱交換することなく直接的に導入する生ガス導入手段と、生ガス導入手段に有する開口の空気導入量を調節する開閉手段とを備える。本発明では、生ガス導入手段にダクトを用いた例と空気導入孔を用いた例を、開閉手段にダンパーを備えた例を後述する。
この例において、ダンパーはスライド式で、図示しないモータによりピニオン−ラック機構を介して駆動される。モータには、好ましくはステッピングモータが用いられる。なお、ダンパーは回転式であってもよい。
ダンパーを開いて、生ガス導入手段の開口から生ガスを導入することにより、相対的に室内熱交換器6を通る空気量が減らされるとともに通過風速が遅くなり、その結果、室内熱交換器6の温度が室内空気の露点温度よりも低温に維持され、室内空気の露点温度と室内熱交換器6の熱交換温度の差が大きくなって除湿(潜熱)性能が高められる。また、生ガスの導入により空気吹出口4aから吹き出される空気の温度も上昇し、冷房・除湿運転時の体感的な肌寒さも解消される。
また、生ガス導入手段の開口から生ガスを導入することにより、室内送風機7での結露を生じにくくすることができる。すなわち、室内送風機7の結露は、露点温度の高い空気が室内熱交換器6からの冷気により冷やされ、室内送風機7に接触することにより生ずるが、本発明の場合、開口から導入される生ガスは室内熱交換器6からの冷気と混合され、生ガスの温度が下がり、これに伴って生ガスの露点温度も下がるため、室内送風機7での結露が生じにくくなる。
生ガス導入手段は、第1熱交換器ユニット6aと第3熱交換器ユニット6cとの間に設けられてもよいが、室内熱交換器6により冷やされた空気と、生ガス導入手段から導入さる生ガスとの混合をより良好とするには、後述する図4乃至図8に示すように、生ガス導入手段9、10、11、12のように、室内送風機7から見て距離的に遠い位置に配置されることが好ましい。
図4乃至図8によれば、生ガスが第1熱交換器ユニット6aと第2熱交換器ユニット6bからの冷気により挟まれた状態となり、生ガスと冷気との混合がより促進され、室内送風機7の結露をより効果的に防止することができる。
次に、図1乃至図8によって、ハウジング1内に、生ガス(室内空気もしくは室外空気(外気))を室内熱交換器6を通さずに導く生ガス導入手段について具体的に説明する。生ガス導入手段は、図1乃至図3に示すダクト9、10が用いられる。
図1(A)に示すダクト9は、例えば断面台形状である長尺の角筒体からなり、角筒体内に配置されるダンパー9cを含んでいる。角筒体の上面には、空気吸込口5aから吸込んだ室内空気(生ガス)をダクト9内に導入するための空気導入口9aが例えば複数のスリット状として形成されている。
また、角筒体の底面には、ダクト9内の生ガスを室内送風機7に向けて導出するための空気導出口9bが例えば複数のスリット状として形成されている。角筒体の両端は閉じられている。なお、空気導入口9aと空気導出口9bは角筒体の異なる面に設けられればよく、例えば、図2(A)に示すように、空気導入口9aを各筒体の上面に設け、空気導出口9b’を角筒体の両側面に設けてもよい。
この例において、ダンパー9cは、角筒体内でその底面側にスライド可能に配置される長尺のシャッター板からなり、これには空気導出口9bに対応する複数のスリット孔9caが形成されている。
ダンパー9cは、図示しないモータなどの駆動手段により、空気導出口9bとスリット孔9caとが合致する全開位置と、空気導出口9bに対してスリット孔9caがずらされた全閉位置との間で往復的に駆動される。なお、ダンパー9cのスライド方向は、ダンパー9cの長尺方向,幅方向のいずれであってもよい。なお、例えば、除湿性能を損なわない範囲で中間の半開位置に駆動されるようにしてもよく、更に空気導入量を調節することができ、人の好みに応じた室内環境を実現できる。
また、ダンパー9cは、ダクト9内に室内熱交換器6からの空気(冷気)が逆流して結露が生じないようにするため、空気導出口9b側に配置されることが好ましいが、空気導入口9a側に設けられてもよい。
図1(B)に示すダクト10は、例えば断面三角形状である長尺の角筒体からなり、角筒体内に配置されるダンパー10cを含んでいる。このダクト10においては、角筒体の一方の端面に空気導入口10aが形成され、角筒体の横方向で対向する両側面に空気導出口10bが複数のスリット状として形成されている。
ダンパー10cは、角筒体内で空気導出口10b側の両側面にスライド可能に配置される長尺のシャッター板からなり、これには空気導出口10bに対応する複数のスリット孔10caが形成されている。ダンパー10cは、図示しないモータなどの駆動手段により、空気導出口10bとスリット孔10caとが合致する全開位置と、空気導出口10bに対してスリット孔10caがずらされた全閉位置との間で往復的に駆動される。なお、ダンパー10cのスライド方向は、ダンパー10cの長尺方向,幅方向のいずれであってもよく、また、図1(A)と同様に、半開位置に駆動されるようにしてもよい。
このダクト10においても、ダクト10内に室内熱交換器6からの空気(冷気)が逆流して結露が生じないようにするため、ダンパー10cは、空気導出口10b側に配置されることが好ましいが、空気導入口10a側に例えばフラップ弁状のダンパーを設けてもよい。なお、空気導出口10bは、図2(b)に示すように、図1(A)のダクト9と同じく、角筒体の底面に空気導出口10b’として設けてもよい。
このダクト10では、一方の端面に形成されている空気導入口10aを、例えば、ハウジング1内の側面に配置された室外空気を室内に吸気する換気ファン8に結合して、その換気ファン8からダクト10内に室外空気を導入するようにしている。なお、空気導入口10aをハウジング1の側面に臨ませて、室内送風機7の運転に伴ってダクト10内に室内空気を吸い込むようにしてもよい。
次に、ダクト9、ダクト10のハウジング1内の配置例を図4乃至図8を用いて説明する。図4に示すように、第1熱交換器ユニット6a(第1室内熱交換器)と第2熱交換器ユニット6b(第2室内熱交換器)の上端間に隙間を設け、この隙間にダクト9を配置している。ダクト9では、上面パネル5の空気吸込口5aから吸込んだ室内空気を空気導入口9aから導入し、導入した室内空気を空気導出口9bから送出することにより、第1熱交換器ユニット6aと第2熱交換器ユニット6bを通った室内空気に混合するようにしたものである。なお、ダクト9は、図2(A)に示すものを配置してもよい。
また、図5に示すように、第1熱交換器ユニット6a(第1室内熱交換器)と第2熱交換器ユニット6b(第2室内熱交換器)との上端連結部分の内側に沿って、ダクト10を配置している(室内熱交換器6の下流側に配置。)。ダクト10では、換気ファン8から吸気された室外空気を空気導入口10aから導入し、導入した室外空気を空気導出口10bから送出する。
そして、除湿性能が著しく悪くならない程度であれば、送出された室外空気を第1熱交換器ユニット6aと第2熱交換器ユニット6bのフィン群の後面側の一部分により熱交換してもよく、熱交換された室外空気が、通常どおりに第1熱交換器ユニット6aと第2熱交換器ユニット6bを通った室内空気に混合するようにしたものである。なお、ダクト10は、図2(B)に示すものを配置してもよく、この場合は、空気導出口10b’から送出される室外空気は直接、第1熱交換器ユニット6aと第2熱交換器ユニット6bを通った室内空気に混合するようにしたものとなる。
この図5に示す例によれば、ダクト10を室内熱交換器6の下流側に配置するようにしたので、室内熱交換器6の配置や大きさを設計変更する必要がないため、既存の機種にダクト10を設置することができる。更に、室内機Sの小型化を損なうことがない。
更に、図6に示すように、第1熱交換器ユニット6a(第1室内熱交換器)と第2熱交換器ユニット6b(第2室内熱交換器)との上端連結部分の外側に沿って、ダクト9の変形例として断面五角形状のダクト11を配置している(室内熱交換器6の上流側に配置。)。この場合のダクト11は、第1熱交換器ユニット6aと第2熱交換器ユニット6bとの上端連結部分の外側に沿った2面に空気導出口11bが設けられ、上面パネル5の空気吸込口5aから吸込んだ室内空気を空気導入口11aから導入し、導入した室内空気を空気導出口11bから送出する。
そして、図5に示したダクト10と同様に、空気導出口11bから送出された室内空気を第1熱交換器ユニット6aと第2熱交換器ユニット6bの後面側の一部分により熱交換され、熱交換された室内空気が、通常どおりに第1熱交換器ユニット6aと第2熱交換器ユニット6bを通った室内空気に混合するようにしたものである。
この図6に示す例によれば、ダクト11を室内熱交換器6の上流側に配置するようにしたので、室内熱交換器6の配置や大きさを設計変更する必要がないため、既存の機種にダクト11を設置することができる。更に、室内送風機7から見てダクト11との距離を最も遠くすることができるので、ダクト11により導入された室内熱交換器6を通らない空気流と室内熱交換器6を通る空気流とが効果的に混合された上で室内送風機7に導くことができる。
更に、図7及び図8に示すように、ダクトを第1熱交換器ユニット6a内に設けてもよい。図7に示すように、第1熱交換器ユニット6aのフィン群を貫通するように、2分割した第1熱交換器ユニット6aに、ダクト9を埋設してもよい。この場合、第1熱交換器ユニット6aは埋設したダクト9を上下の熱交換器で挟んだ形になり、下側の熱交換器を第1室内熱交換器とし、上側の熱交換器を第2室内熱交換器として捉えて、第1室内熱交換器と第2室内熱交換器との間のフィン群内にダクト9を埋設した構成になっている。
また、図8に示すように、第1熱交換器ユニット6aのフィン群の前面側の一部分に、ダクト9の変形例としてのダクト12を埋設するようにしてもよい。この場合も図7に示す例と同様に、第1熱交換器ユニット6aは埋設したダクト12の上下に熱交換器を形成したようになり、下側の熱交換器を第1室内熱交換器とし、上側の熱交換器を第2室内熱交換器として捉えた構造になっている。なお、図7及び図8においては、第1熱交換器ユニット6a内にダクト9、ダクト12をそれぞれ埋設するようにしているが、第2熱交換器ユニット6b内に埋設するようにしてもよい。
図4乃至図8において説明してきたダクト9乃至ダクト12のいずれの場合も、ダクトの長さは、導入する生ガスを室内送風機7に対して均等に送出し得るようにするため、室内熱交換器6の長手方向の幅の1/2以上であることが好ましい。
更に、図4乃至図8において説明してきたダクト9乃至ダクト12のいずれの場合も、導入する生ガスを室内送風機7に対してより均等に送出し得るように、ダクトの空気導出口を工夫している。即ち、図1に示すように、ダクト9の空気導入口9aやダクト10の空気導入口10aの位置からダクト9の空気導出口9bやダクト10の空気導出口10bの位置までの距離に比例して、空気導出口9bや空気導出口10bの開口面積を広くするようにしている。即ち、空気導入口9bや空気導出口10bからの距離が遠くなるほど、スリット状に形成された孔の数を多くし、開口面積を広くするようにしている。このように工夫することにより、図3に示すように、空気吸込口5aからの流入空気や換気ファン8からの流入空気を、ダクト9の空気導出口9bやダクト10の空気導出口10bから室内送風機7に対して均等に送出することができる。
これまで説明してきた生ガス導入手段は長尺の角筒体からなるダクトを用いた構成であったが、その他の生ガス導入手段について説明する。図9に示すように、第1熱交換器ユニット6a(第1室内熱交換器)と第2熱交換器ユニット6b(第2室内熱交換器)との上端連結部分の内側であって、室内熱交換器6を支持する側板に備えた空気導入孔13を配置しているものである(室内熱交換器6の下流側に配置。)。空気導入孔13は、言い換えれば、一種の短尺の角筒体からなるダクトを側板に構成したものと同等であり、図5に示すような上面パネル5の空気吸込口5aから吸込んだ室内空気を空気導入孔13から導入することにより、第1熱交換器ユニット6aと第2熱交換器ユニット6bを通った室内空気に混合するようにしたものである。側板に備えた空気導入孔13も、室内送風機7への結露を防止できるなど、長尺の角筒体からなるダクトと同様な効果を得ることができる。なお、図1(b)に示すような換気ファン8から吸気された室外空気を空気導入孔13から導入するようにしてもよい。
本発明による空気調和機の生ガス導入用ダクトを示す説明図で、(A)は室内空気を導入するダクトの一実施例を示す分解斜視図、(B)は室外空気を導入するダクトの一実施例を示す分解斜視図である。 本発明による空気調和機の生ガス導入用ダクトを示す説明図で、(A)は室内空気を導入するダクトの他の実施例を示す部分斜視図、(B)は室外空気を導入するダクトの他の実施例を示す部分斜視図である。 図1の生ガス導入用ダクトの生ガスの流れを模式的に示す説明図で、(A)は図1(A)に対応する説明図、(B)は図1(B)に対応する説明図である。 本発明による空気調和機のハウジング内での生ガス導入用ダクトの第一配置例を模式的に示す断面図である。 本発明による空気調和機のハウジング内での生ガス導入用ダクトの第二配置例を模式的に示す断面図である。 本発明による空気調和機のハウジング内での生ガス導入用ダクトの第三配置例を模式的に示す断面図である。 本発明による空気調和機のハウジング内での生ガス導入用ダクトの第四配置例を模式的に示す断面図である。 本発明による空気調和機のハウジング内での生ガス導入用ダクトの第五配置例を模式的に示す断面図である。 本発明の空気調和機のハウジング内でのその他の生ガス導入手段の配置例を示す部分斜視図である。 従来の空気調和機の生ガス導入手段を示す説明図である。
符号の説明
S 室内機
1 ハウジング
2 ベース板
3 送風ガイド板
4 パネル本体
4a 空気吹出口
4b 上下風向板
4c ドレンパン
5 上面パネル
5a 空気吸込口
6 室内熱交換器
6a 第1熱交換器ユニット
6b 第2熱交換器ユニット
6c 第3熱交換器ユニット
7 室内送風機
8 換気ファン
9 ダクト(生ガス導入手段)
9a 空気導入口
9b 空気導出口
9b’ 空気導出口
9c ダンパー(開閉手段)
9ca スリット孔
10 ダクト(生ガス導入手段)
10a 空気導入口
10b 空気導出口
10b’ 空気導出口
10c ダンパー(開閉手段)
10ca スリット孔
11 ダクト(生ガス導入手段)
11a 空気導入口
11b 空気導出口
12 ダクト(生ガス導入手段)
12a 空気導入口
12b 空気導出口
13 空気導入孔(生ガス導入手段)

Claims (3)

  1. 空気吸込口及び空気吹出口を有するハウジングと、前記ハウジング内の前記空気吸込口と前記空気吹出口を結ぶ空気通路内で前記空気吸込口側に配置される第1室内熱交換器および第2室内熱交換器と、前記空気通路内で前記空気吹出口側に配置される室内送風機とを備えている空気調和機において、
    前記第1室内熱交換器と前記第2室内熱交換器の間のフィン群内、前記第1室内熱交換器および前記第2室内熱交換器を通すことなく導入された空気を前記室内送風機側に導出するダクトが埋設されており
    前記ダクトは、前記第1室内熱交換器および第2室内熱交換器の長手方向に沿って配置され、
    前記ダクトには、空気を導入する導入口および空気を導出する空気導出口と、空気導入量を調節する開閉手段が設けられていることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記開閉手段が前記空気導出口側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 室外空気を室内の取り込む換気ファンをさらに備え、前記換気ファンから前記ダクトに室外空気が供給されることを特徴とする請求項1乃至請求項に記載の空気調和機。
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