JP4882320B2 - プロジェクションシステム、情報処理装置、変化画像データ生成方法、変化画像データ生成プログラム、このプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

プロジェクションシステム、情報処理装置、変化画像データ生成方法、変化画像データ生成プログラム、このプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、プロジェクションシステム、情報処理装置、変化画像データ生成方法、変化画像データ生成プログラム、このプログラムを記録した記録媒体に関する。
画像投射装置としてプロジェクタが知られている。
そして、映像ソースの形状補正や色調補正を行う情報処理装置としてのパソコンと、
パソコンで補正処理された画像をスクリーンに投射するプロジェクタと、
パソコンとプロジェクタとの間のデータ伝送路としてのUSBケーブルと、を備えたプロジェクションシステムが知られている(例えば、特許文献1)。
このようなプロジェクションシステムにおいて、パソコンに入力された映像ソースがパソコンの画像処理部にて画像処理される。
画像処理としては、例えば、プロジェクタとスクリーンとの配置関係に起因して生じる台形歪みを補正する台形補正や、プロジェクタの色特性による輝度ムラや色ムラを補正する色調補正などが例として挙げられる。
パソコンで画像処理された画像データがUSBケーブルを介してプロジェクタに伝送される。
伝送された画像データがプロジェクタにてスクリーンに投影されると、スクリーン上に所定の画像が表示される。
このような構成によれば、パソコン上で画像補正を行っており、プロジェクタは単に画像データを投影するだけで複雑な画像処理を行わないので、プロジェクタの構成を非常に簡易にすることができる。
また、元来、パソコンは、グラフィック処理の機能を有するので、特別にパソコンに新たな機能を付加することなく、高精度の画像補正を行うことができる。
ここで、例えば、映像ソースが動画であった場合、USBケーブルの伝送レートが小さいと、一つの画像データを伝送するのに時間がかかるため、プロジェクタによる表示画像のフレームレートが小さくなり、動画再生が適切に行われないこととなる。
例えば、滑らかな動画再生には30フレーム/秒が基準といわれるところ、USB2.0ケーブルを用いた場合に、画像の総てのデータを伝送していたのでは到底不可能なフレームレートである。
例えば、USB2.0に期待できる安定した通信速度は240Mbps程度である一方、表示解像度がXGA(1024×768ドット)で1画素あたり30ビットの色情報である画像では約25Mビットのデータ量となる。すると、単純には、9フレーム/秒のフレームレートでした画像データを伝送できないことになる。仮に理論上の最大通信速度である480Mbpsで通信を行ったとしても、18フレーム/秒のフレームレートに止まり、やはり動画再生には適さない。
そこで、特許文献1では、「前画面データの差分データ送信」によって必要な伝送データ量を少なくし、フレームレートを適切なレベルに維持することが提案されている(特許文献1の段落(0048)参照)。
特許文献1においては、パソコンにて差分データが生成され、この差分データを受けたプロジェクタにおいて、全画面と差分データとが合成されて現在のフレームデータが生成される。そして、生成された現在のフレームデータがプロジェクタによってスクリーンに投影される。
特開2004−69996号公報
しかしながら、特許文献1においては、「差分データ送信」によって伝送データを少なくすることは提案されているが、「差分データ」をどのようにして生成するかについては開示されていない。
プロジェクタによって投影された画像がスクリーン上で適正に表示されるためには、台形補正等の形状補正や色ムラ等の色調補正が画像データに施されていなければならない。
この点、適正な画像投影に必要な現フレームデータをプロジェクタで正しく再現するために必要な差分データを如何にして生成するかは問題である。
本発明の目的は、情報処理装置、変化画像データ生成方法、プロジェクタにて現画像フレームデータを適正に再現できるプロジェクションシステム、変化画像データ生成プログラム、このプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
本発明のプロジェクションシステムは、各画素における色調が所定の情報量によって表されている画像ソースの画像に所定の画像処理を行う情報処理装置と、前記情報処理装置からの画像データ信号に基づいて画像を投射するプロジェクタと、前記情報処理装置と前記プロジェクタとの信号送受信を媒介する信号伝送手段と、を備えたプロジェクションシステムであって、前記情報処理装置は、最新の画像データと一つ前の画像データとを対比して、一つ前の画像データから最新の画像データを見て変化している領域を変化領域として検出する変化領域検出部と、前記変化領域検出部にて検出された変化領域における各画素に最新の画像データの変化領域における画素ごとの色調データを付加して変化領域の画像データである変化画像データを生成する変化画像データ生成部と、を備え、前記プロジェクタは、前記情報処理装置からの変化画像データに基づいて新たに現画像フレームを生成する現画像フレーム生成部を備え、前記画像ソースの各画素における色調は、所定ビット数のデータで表されており、前記変化領域検出部は、前記所定ビット数のデータの上位桁のデータに基づいて前記変化領域を検出するとともに、前記変化領域を検出するにあたって、前記変化画像データのデータ量と前記プロジェクタのフレームレートを維持できる最大データ量とを比較し、比較結果に基づいて、前記変化領域を検出する精度を可変とすることを特徴とする。
このような構成において、情報処理装置にて画像に所定の画像処理が施されたうえで情報処理装置から画像データ信号がプロジェクタに伝送される。そして、プロジェクタにおいて、受け取った画像データ信号に基づいて現画像フレームデータが生成され、この現画像フレームデータがスクリーンに投射されて画像が表示される。情報処理装置においては、まず、変化領域検出部において、一つ前の画像データから最新の画像データを見て変化している領域が変化領域として検出される。そして、変化領域検出部において検出された変化領域は、一つ前の画像から現画像への移行において変化した「領域」であって、その変化領域の色情報が欠落しているので、変化画像データ生成部において、変化領域の各画素に対して色調データが付加され、変化領域における各画素に色調データがのった変化画像データが生成される。この変化画像データが信号伝送手段を介してプロジェクタに伝送される。そして、プロジェクタにおいて、変化画像データに基づいて現画像フレームデータが生成される。すなわち、情報処理装置からは、変化画像データとして、一つ前の画像データから最新の画像データへの変化領域とその変化領域の色調データとがプロジェクタに伝送されているので、現画像フレーム生成部において、例えば、現在プロジェクタで投影している画像データに変化画像データが合成されて最新の現画像フレームデータが生成される。
そして、現画像フレームデータがプロジェクタからスクリーンに向けて投射されると、スクリーン上に画像が表示される。
このような構成によれば、情報処理装置からプロジェクタへは、変化画像データとして変化領域とこの変化領域の色調データとを送るので、例えば、一枚の画像フレームを構成する総てのデータを伝送する場合に比べて伝送すべきデータ量を格段に少なくすることができる。信号伝送手段は、一般に所定の最大伝送レートを有するために、情報処理装置からプロジェクタへの伝送データ量が大きすぎると、情報処理装置からプロジェクタへのデータ伝送に時間がかかってしまい、プロジェクタでの表示タイミングが画像ソース本来の表示タイミングからずれてきてしまうことになる。
この点、本発明では、情報処理装置からプロジェクタに伝送するのは一枚の画像フレーム総てではなくて変化画像データとするので、伝送データ量を少なくしてプロジェクタによって表示される画像のフレームレートを適正に維持することができる。
さらに、変化領域検出部において変化領域を検出するにあたっては、画素の色調を表す情報量以下の精度で変化領域を検出するので、色調に所定量以上の変化があった画素のみを変化領域として検出する。したがって、変化領域として必要以上に多くの画素を検出することなく、変化画像データのデータ量を望ましい大きさにすることができる。その結果、信号伝送手段による伝送レートによってもプロジェクタでのフレームレートを適切に維持することができる。
また、変化画像データは、領域に関しては変化部分であるが、色調に関しては色調データそのものがのっているので、プロジェクタで現画像フレームデータを生成するのに、色情報まで差分のデータから演算して求める必要はない。よって、プロジェクタに必要な機能を少なくしてプロジェクタの構成を簡易にすることができる。
ここで、色調を表す情報量以下の精度で変化領域を検出するとは、例えば、画像ソースにおいて各画素の色調が8ビットデータで構成されていた場合、8ビット以下の精度で各画素の変化を検出することをいう。例えば、8ビット、6ビット、4ビット等の精度で各画素の変化を検出する。この場合に、8ビットデータの上位桁(msbから数えた数桁)に基づいて色調の変化を検出することが好ましい。
本発明では、このように画像ソースの各画素における色調を表す所定ビット数のデータの上位桁のデータに基づいて変化領域を検出するので、視認性に大きな影響を及ぼす重要な大きい変化を検出する一方で、視認性にそれほど大きな影響を与えないわずかな色ムラ等の変化を検出しないので、変化画像データとして小さなデータ量でありながらも視認性にとって重要な情報を含ませることができる。
あるいは、色調を表す情報量以下の精度で変化領域を検出するにあたって、例えば、画像ソースにおいて各画素の色調が256階調(8ビットに相当)で表されている場合に、256階調で差分を求めたうえで所定閾値以上(例えば10階調以上(5ビット程度に相当))の差が生じている画素だけを検出してもよい。
また、例えば、画像データの色調が10ビットで表されている場合に、変化領域の検出にあたっては、10ビット総てを見てもよく、上位桁8ビットに基づいてもよく、あるいは、上位桁6ビットに基づいて変化領域を検出してもよい。
例えば、画像データが白黒文字だけのデータであれば、色調データの上位数桁にのみ着目して変化領域を検出してわずかな色ムラなどは検出しなくても、文字情報の伝送に重要な変化領域は十分に検出することができる。
その一方、イラストであれば、色調のわずかな変化を検出する必要があるので、高い精度で色調の変化を検出して変化画像データを生成しなければ、プロジェクタで適切な現画像データを再現できなくなる。この点、本発明によれば、画像ソースの種類に応じて変化領域を検出する精度を可変にできる。
本発明では、前記情報処理装置は、前記画像データを前記プロジェクタの色特性に応じて色調補正をする色調補正処理部を備え、前記変化領域検出部は、前記色調補正処理部にて色調補正される前の画像データ同士を対比して前記変化領域を検出し、前記変化画像データ生成部は、前記変化画像データを生成する際に、前記変化領域における各画素に、前記色調補正処理部により色調補正された後の最新の画像データの変化領域における画素ごとの色調データを付加することが好ましい。
このような構成によれば、変化領域検出部における変化領域の検出は、色調補正が行われる前の画像データ同士を対比することによって行われる。色調補正が行われると、画素ごとに色情報が精密に補正されることになるので、色調補正後の画像データ同士を単純に対比すると、画像の略全体が変化していることになりかねないという問題が生じる。
この点、本発明では、色調補正前の画像データ同士を対比して変化領域を検出するので、画像ソースにおける変化領域を適切に検出することができる。
本発明では、前記情報処理装置は、前記画像データを前記プロジェクタの色特性に応じて色調補正をする色調補正処理部を備え、前記変化領域検出部は、前記色調補正処理部にて色調補正された後の画像データ同士を対比し、色調補正後の色調を表す情報量以下の精度で前記変化領域を検出し、前記変化画像データ生成部は、前記変化画像データを生成する際に、前記変化領域における各画素に、前記色調補正処理部により色調補正された後の最新の画像データの変化領域における画素ごとの色調データを付加することが好ましい。
このような構成において、色調補正処理部によって画像データの色調補正が行われる。例えば、色変換、γ補正、VT−γ補正、色ムラ補正などが行われる。そして、変化領域検出部において、色調補正された画像データ同士を対比して変化領域が検出される。このとき、変化領域検出部は、色調補正後の色調を表す情報量以下の精度で変化領域の検出を行う。画像データに色調補正が施されると、わずかな色ムラ等が補正されておよそ総ての画素についての色調が変化してくることになる。さらに、例えば、画像ソースにおける各画素の色調が8ビットで表されていた場合、色調補正が行われると、色調がより精度の高い10ビットで表されるようになる。
このように色調が高精度に表現されるため、変化領域の検出にあたって色調補正後に各画素の色調を単純に対比すると、総ての画素が変化領域として検出され、変化画像データのデータ量が膨大になるおそれがある。すると、信号伝送手段の伝送レートではプロジェクタに必要なデータを適切な速度で送れないという問題が生じる。
この点、本発明によれば、色調補正後の色調を表す情報量以下の精度で変化領域を検出するので、色調に所定量以上の変化があった画素のみを変化領域として検出する。
例えば、色調補正後の色調が10ビットの精度であった場合でも、上位桁8ビットのみに基づいて変化領域の検出を行う。したがって、変化領域として必要以上に多くの画素を検出することなく、変化画像データのデータ量を望ましい大きさにすることができる。その結果、信号伝送手段による伝送レートによってもプロジェクタでのフレームレートを適切に維持することができる。
本発明の情報処理装置は、入力される画像ソースに所定の画像処理を行ったうえで出力し、信号伝送手段を介して接続されたプロジェクタに画像を表示させる情報処理装置であって、最新の画像データと一つ前の画像データとを対比して、一つ前の画像データから最新の画像データを見て変化している領域を変化領域として検出する変化領域検出部と、前記変化領域検出部にて検出された変化領域における各画素に最新の画像データの変化領域における画素ごとの色調データを付加して変化領域の画像データである変化画像データを生成する変化画像データ生成部と、を備え、前記プロジェクタは、前記情報処理装置からの変化画像データに基づいて新たに現画像フレームを生成する現画像フレーム生成部を備え、前記画像ソースの各画素における色調は、所定ビット数のデータで表されており、前記変化領域検出部は、前記所定ビット数のデータの上位桁のデータに基づいて前記変化領域を検出するとともに、前記変化領域を検出するにあたって、前記変化画像データのデータ量と前記プロジェクタのフレームレートを維持できる最大データ量とを比較し、比較結果に基づいて、前記変化領域を検出する精度を可変とすることを特徴とする。
このような構成によれば、上記プロジェクションシステムに好適に利用できる情報処理装置とできる。
本発明では、各画素における色調が所定の情報量によって表されている画像ソースの画像に所定の画像処理を行う情報処理装置と、前記情報処理装置からの画像データ信号に基づいて画像を投射するプロジェクタと、前記情報処理装置と前記プロジェクタとの信号送受信を媒介する信号伝送手段と、を備えたプロジェクションシステムであって、前記情報処理装置は、最新の形状変換済み画像データと一つ前の画像データとを対比して、一つ前の画像データから最新の画像データを見て変化している領域を変化領域として検出する変化領域検出部と、前記変化領域検出部にて検出された変化領域における各画素に画素ごとの色情報を付加して変化領域の画像データである変化画像データを生成する変化画像データ生成部と、前記変化画像データ生成部にて生成された前記変化画像データに基づいて最新の現画像データを生成する現画像生成部と、前記現画像生成部にて生成された画像データを保存する画像保存部と、を備え、前記変化領域検出部は、最新の画像データと前記画像保存部に保存された一つ前の画像データとを対比して一つ前の画像データから最新の画像データを見て変化している領域を変化領域として検出し、かつ、前記画像ソースの各画素における色調を表す情報量以下の精度で前記変化領域を検出することが好ましい。
このような構成によれば、変化画像データ生成部にて生成された変化画像データを現画像生成部にフィードバックして現画像フレームデータを生成するので、情報処理装置からプロジェクタに伝送したのと同じ画像データを現画像生成部が受け取ってプロジェクタが現在保有している現画像フレームデータと同等の画像データを生成することができる。そして、このようにして現画像生成部にて生成された現画像データと最新の画像データとが対比されるので、プロジェクタが保有している現画像データと同等の画像データに対して最新の画像データが変化した領域が検出される。
本発明では、所定のタイミングで形状変換および色調変換された画像データの全体を情報処理装置からプロジェクタに伝送することが好ましい。
変化画像データを情報処理装置からプロジェクタに伝送するだけでは、情報処理装置とプロジェクタとで保有している画像データに差が生じてくる。そこで、適切なタイミングで画像データの全体を情報処理装置からプロジェクタに伝送して、情報処理装置とプロジェクタとで保有する画像データを一致させておくことが好ましい。
本発明の変化画像データ生成方法は、各画素における色調が所定の情報量によって表されている画像ソースの画像に所定の画像処理を行う情報処理装置と、前記情報処理装置からの画像データ信号に基づいて画像を投射するプロジェクタと、前記情報処理装置と前記プロジェクタとの信号送受信を媒介する信号伝送手段と、を備えたプロジェクションシステムにおいて、前記情報処理装置から前記プロジェクタに伝送する変化画像データを生成する変化画像データ生成方法であって、最新の画像データと一つ前の画像データとを対比して、一つ前の画像データから最新の画像データを見て変化している領域を変化領域として検出する変化領域検出工程と、前記変化領域検出工程にて検出された変化領域における各画素に最新の画像データの変化領域における画素ごとの色調データを付加して変化領域の画像データである変化画像データを生成する変化画像データ生成工程と、を備え、前記画像ソースの各画素における色調は、所定ビット数のデータで表されており、前記変化領域検出工程は、前記所定ビット数のデータの上位桁のデータに基づいて前記変化領域を検出するとともに、前記変化領域を検出するにあたって、前記変化画像データのデータ量と前記プロジェクタのフレームレートを維持できる最大データ量とを比較し、比較結果に基づいて、前記変化領域を検出する精度を可変とすることを特徴とする。
このような構成によれば、上記発明と同様の作用効果を奏することができる。
すなわち、情報処理装置から伝送される適切な変化画像データにより、フレームレートを維持して適切に画像表示を行うことができる。
本発明では、前記画像データを前記プロジェクタの色特性に応じて色調補正をする色調補正処理工程を備え、前記変化領域検出工程は、前記色調補正処理工程にて色調補正される前の画像データ同士を対比して前記変化領域を検出し、前記変化画像データ生成工程は、前記変化画像データを生成する際に、前記変化領域における各画素に、前記色調補正処理工程により色調補正された後の最新の画像データの変化領域における画素ごとの色調データを付加することが好ましい。
このような構成によれば、色調補正によって色調の情報量が大きくなる前に色調補正前の画像データ同士を対比して変化領域を検出するので、画像ソースにおける変化領域を適切に検出することができる。
本発明では、前記画像データを前記プロジェクタの色特性に応じて色調補正をする色調補正処理工程を備え、前記変化領域検出工程は、前記色調補正処理工程にて色調補正された後の画像データ同士を対比し、色調補正後の色調を表す情報量以下の精度で前記変化領域を検出し、前記変化画像データ生成工程は、前記変化画像データを生成する際に、前記変化領域における各画素に、前記色調補正処理工程により色調補正された後の最新の画像データの変化領域における画素ごとの色調データを付加することが好ましい。
このような構成によれば、色調補正後の色調を表す情報量以下の精度で変化領域を検出するので、色調に所定量以上の変化があった画素のみを変化領域として検出でき、変化領域として必要以上に多くの画素を検出することなく、変化画像データのデータ量を望ましい大きさにすることができる。
その結果、信号伝送手段による伝送レートによらずプロジェクタでのフレームレートを適切に維持することができる。
本発明の変化画像データ生成プログラムは、前記変化画像データ生成方法を前記情報処理装置に実行させることを特徴とする。
また、本発明の記録媒体は、前記変化画像データ生成プログラムを記録したことを特徴とする。
例えば、情報処理装置にCPUやメモリを配置してコンピュータとして機能できるように構成し、このメモリに所定のプログラムをインターネット等の通信手段や、CD−ROM、メモリカード等の記録媒体を介してインストールし、このインストールされたプログラムでCPU等を動作させて、各工程を実行させればよい。プログラムをインストールするには、メモリカードやCD−ROM等を直接差し込んで行ってもよいし、これらの記憶媒体を読み取る機器を外付けで電子機器に接続してもよい。さらには、LANケーブル、電話線等接続して通信によってプログラムを供給しインストールしてもよいし、無線によってプログラムを供給してインストールしてもよい。
以下、本発明の実施の形態を図示するとともに図中の各要素に付した符号を参照して説明する。
(第1実施形態)
本発明のプロジェクションシステムに係る第1実施形態について図1から図13を参照して説明する。
図1は、プロジェクションシステム100の外観図である。
プロジェクションシステム100は、映像ソース(画像ソース)の画像に所定の画像処理を行ったうえで前の画像フレームに対する差分データをプロジェクタ300に出力するパソコン200と、パソコン200からの差分データに基づいて現画像フレームを生成してスクリーン400に向けて投射するプロジェクタ300と、プロジェクタ300とパソコン200とを接続するUSBケーブル500と、を備えている。
図2は、パソコン200の機能ブロック図である。
図3は、プロジェクタ300の機能ブロック図である。
図4は、画像投射部360の構成を示す図である。
パソコン200は、図2に示されるように、CPU201、メインメモリ202、補助メモリ203、ディスプレイ204、キーボード205、画像補正パラメータ記憶部210、画像生成部220、画像補正処理部230、形状データ処理部240、色調データ処理部250、エンコーダ260、および、USBコネクタ270、を備えている。
補助メモリ203としては映像ソースのメディアが利用され、例えば、デジタルデータとして映像と音声とを記録したDVD(digital versatile disc)が例として挙げられる。画像補正パラメータ記憶部210は、プロジェクタ300の特性に応じた画像補正のための補正パラメータを記憶している。画像補正パラメータ記憶部210に記憶されるパラメータとしては、例えば、台形補正、輝度ムラ、色ムラ、γ補正等のための各種パラメータが例として挙げられる。
なお、これらのパラメータを記録したメモリカードやCD−ROMをパソコン200に挿入して、画像補正パラメータ記憶部210にパラメータをインストールしてもよい。
または、パソコン200とプロジェクタ300とをUSBケーブル500で接続した際にパソコン200が所定のパラメータをプロジェクタ300から読み取って画像補正パラメータ記憶部210に記憶してもよい。
画像生成部220は、補助メモリ203からの映像ソースに対して記録方式に応じた解凍を行って一つ一つの画像フレームデータを復号する。すると、例えば、各画素に対して8ビットの色情報(RGBの3色)が与えられている画像データが得られる。
画像補正処理部230は、形状変換処理部231と、色調補正処理部232と、を備えている。形状変換処理部231は、台形補正(例えば図6参照)に代表される形状の補正を画像データに対して行う。
ここで、台形補正とは、例えば、図1に示されるように、プロジェクタ300とスクリーン400との配置関係により、下辺よりも上辺の投影距離が長いために下辺よりも上辺が引き伸ばされる場合に、投影された画像がスクリーン400上で適正な形状となるように予め画像データの形状に変形を施しておくことをいう。
なお、図1に示されるように、スクリーン400の下側にプロジェクタ300を配置する場合のみならず、スクリーン400に対して斜め方向から画像を投射する場合には台形補正が必要となる。
なお、形状補正としては、スクリーン400が曲面である場合にスクリーン400の形状に応じて行う補正や、プロジェクタ300に内蔵されたレンズに起因する歪みを補正するための形状補正も含まれる。
色調補正処理部232は、プロジェクタ300の色特性に応じて画像データの色情報を変換補正する。色調補正処理部232は、画像データに対して、例えば、色変換、γ補正、VT−γ補正、色ムラ補正などを行う。例えば、当初は8ビットであった色情報を10ビット以上の精度に補正することが例として挙げられる。
形状データ処理部240は、変換画像保存部241と、変化領域検出部242と、を備える。変換画像保存部241は、形状変換処理部231にて形状補正された画像データを順次記憶する。なお、変換画像保存部241が記憶する変換済み画像データは、最新の数フレーム分で十分であり、古くなったものは順次消去していく。
変化領域検出部242は、形状変換処理部231にて形状補正された最新の変換済み画像データと変換画像保存部241にて保存されている一つ前の変換済み画像データとを対比して、一つ前の画像から最新の画像見て変化している領域を変化領域として検出する。
色調データ処理部250は、色調データ抽出部251と、変化画像データ生成部252と、を備えている。色調データ抽出部251は、変化領域検出部242にて検出された変化領域における画素ごとの色情報を色調補正処理部232で色調補正された画像データから抽出する。そして、変化画像データ生成部252は、変化領域の各画素に対して色情報が付加された変化領域の画像データを生成する。
エンコーダ260は、変化画像データ生成部252にて生成された変化領域の画像データを符号化する。そして、USBコネクタ270は、データ入力部271と、データ出力部272と、を備え、USBケーブル500を介してプロジェクタ300とデータの入出力を行う。
プロジェクタ300は、図3に示されるように、画像補正パラメータ記憶部310と、画像生成部320と、駆動制御部350と、画像投射部360と、USBコネクタ380と、を備えている。画像補正パラメータ記憶部310は、プロジェクタ300の特性に応じた画像補正のための補正パラメータを記憶しており、補正パラメータとしては、例えば、台形補正、輝度ムラ、色ムラ、γ補正等のための各種パラメータが例として挙げられる。
画像生成部320は、デコーダ330と、現画像フレーム生成部340と、を備えている。デコーダ330は、パソコン200から伝送された画像データ信号を復調する。すなわち、パソコン200からの画像データ信号は、エンコーダ260にて符号化されているところ、デコーダ330で復調することによい変化領域の画像データが得られる。
現画像フレーム生成部340は、現在投影している画像フレームデータに対して復調された変化領域の画像データを合成して、新たに現画像フレームを生成する。
駆動制御部350は、現画像フレームを表示するように画像投射部360を駆動する制御信号を出力する。
画像投射部360は、図4に示されるように、光源部361を備え、光源362からの光は、リフレクタ363で平行光束にされ、二枚のレンズアレイ364、364を通って色分離光学系365に進む。色分離光学系365は、赤色を反射して青色および緑色を通過させるダイクロイックミラー366と、緑色を反射して青色を通過させるダイクロイックミラー367と、を備え、光を赤色、緑色、青色に分離する。そして、赤色は反射ミラー365Aに反射され、緑色はダイクロイックミラー366に反射され、青色は二枚の反射ミラー369、370を有するリレー光学系368に導かれ、電気光学装置371の赤色用液晶パネル372、緑色用液晶パネル373および青色用液晶パネル374にそれぞれ入射する。各色は、各液晶パネル372〜374において画像情報に応じた所定の変調を受けて、プリズム375で合成される。合成された画像は投射光学系376から射出され、スクリーン400上に拡大投写される。
次に、図5のフローチャートおよび図6〜図13の画像例を参照して、映像ソースをプロジェクタ300にて投射するまでの手順について説明する。
まず、ST100において、パソコン200とプロジェクタ300とをUSBケーブル500で接続する。すると、ST110において、プロジェクタ300の画像補正パラメータ記憶部310に記憶された各種の補正パラメータがUSBケーブル500を介してパソコン200側に伝送され、パソコン200の画像補正パラメータ記憶部210に記憶される。
次に、ST120において、補助メモリ203のDVDから映像ソースを読み込み、そして、ST130において、画像生成手段にて映像ソースに対してデコードやIP変換等を行って画像データを生成する。
ここで、映像ソースとしては、図6の(A)に示されるように、四角形が横方向に次第に太っていく動画像である場合を例にして説明する。つまり、画像生成手段にて生成される各画像データは、A1、A2、A3・・と時間を追うに従って四角形が太っていく画像データとなる。画像生成部220にて生成された画像データは、生成された順であるA1、A2、A3の順に形状変換処理部231に送られる。
すると、ST140において、形状変換処理部231にて画像データに形状変換の補正が行われる。ここでは、図6(B)に示されるように台形補正が行われる場合を例にして説明する。画像A1、A2、A3が順に形状変換され、画像A1が形状変換されて画像B1となり、画像A2が形状変換されて画像B2となり、画像A3が形状変換されて画像B3となったとする。
このように形状変換補正を受けた形状変換済み画像データは、ST150において、変換画像保存部241に保存される。その一方、形状変換された画像データ(B1〜B3)は、順次、変化領域検出部242に送られ、ST160において、変化領域検出部242にて一つ前の画像と最新の画像とで変化している変化領域が検出される。
例えば、形状変換処理部231にて画像A2が形状変換されて画像B2になったとすると、この画像B2が変化領域検出部242に送られて、一つ前の形状変換済み画像データB1と対比される。そして、画像B1から画像B2を見たときの変化した領域が検出される。例えば、画像B1から画像B2への変化では、領域C2が変化領域として検出され、画像B2から画像B3への変化では、領域C3が変化領域として検出される。
ここで、変化領域の検出について、一画素あたりの情報量を数値で表した具体例をもって説明する。
例えば、画像A1を形状補正した結果として図9に示される画像データ(B1)が得られ、また、画像A2を形状補正した結果として図10に示される画像データ(B2)が得られたとする。
この段階では、画像データには形状補正のみがかけられただけであるので、各画素の色調を表す色データはもとの映像ソースと同じであって8ビットで表現されている。変化領域検出部242は、画像B1と画像B2との間で変化領域を検出するにあたり、各画素の色データを8ビットの精度で減算し、差が存在する画素を検出する。すると、図11に示されるように、画像B1から画像B2への変化領域が検出される。
また、形状変換された画像データB1〜B3に対し、ST170において、色調補正処理部232により色調補正が行われる(図7参照)。すなわち、形状変換処理部231にて形状された画像データ(B1〜B3)は順番に色調補正処理部232に送られて、所定の色調変換を受ける。例えば、形状変換済みの画像データB1が色調補正されて画像D1、形状変換済み画像データB2が色調補正されて画像D2、形状変換済み画像データB3が色調補正されて画像D3になるとする。
ここで、もとの映像ソースは各画素に対して8ビットの情報量で色調を表していたが、色調補正によって10ビットの精度にて色調が表される。例えば、画像B2が色調補正されることにより、図12に示される画像データD2が得られる。
ST180において、色調データ抽出部251にて変化領域C2、C3における画素ごとの色調データが抽出される。
ここで、変化領域検出部242では変化領域C2、C3を検出しているが、一つ前の画像から現画像への移行において変化した「領域」を抽出しているだけであり、その変化領域の色情報が欠落している。そこで、色調データ抽出部251において、色調変換された画像データD1〜D3と変化領域C2、C3とを対比し、変化領域中の各画素に対応する色調変換済み画像D1〜D3の画素を認識したうえで、色調変換済み画像D1〜D3から色調データを抽出する。
ST190において、変化画像データ生成部252にて、変化領域の各画素に色調データ抽出部251にて抽出された各画素の色調データをのせて、変化領域の各画素に対して色情報が付加された変化領域の画像データが生成される。たとえば、変化領域C2に色調情報が付加されて変化画像E2が生成され、変化領域C3に色調情報が付加されて変化画像E3が生成される(図8参照)。具体的には、例えば、変化領域C2に対応する画素の色調データを色調補正された画像D2(図12)から抽出し、さらに、抽出した色調データを各画素にのせる。すると、図13に示されるように、変化領域の各画素に色調データが付加された変化画像E2が生成される。
ST200において、変化画像データ生成部252にて生成された変化画像E2、E3がエンコーダ260にて符号化される。そして、ST210において、符号化された変化画像E2、E3がUSBケーブル500を介してプロジェクタ300に伝送される。
ST220において、伝送された変化画像E2、E3のデータ信号をデコーダ330にて復調する。例えば、伝送された変化画像E2が復調されて変化画像F2となり、変化画像E3が復調されて変化画像F3となったとする(図8参照)。
ST230において、現画像フレーム生成部340にて、復調された変化画像F2、F3を現在投影している現画像フレームデータに合成して新たに次の現画像フレームを生成する。
例えば、現在、現画像G1を投影して映像H1がスクリーン400に表示されている場合、現画像G1に変化画像F2を合成して新たに次の現画像フレームG2が生成される。同様に、現画像G2を投影して映像H2がスクリーン400に表示されている場合、現画像G2に変化画像F3を合成して新たに次の現画像フレームG3が生成される。
ST240において、現画像が順次投影されてスクリーン400に映像が表示される。具体的には、現画像フレーム生成部340にて生成された現画像G1〜G3を表示するように駆動制御部350から制御信号が画像投射部360に出力される。すると、画像投射部360から画像が投射されて、スクリーン400上に画像が投影される。
このような構成を備える第1実施形態によれば、次の効果を奏することができる。
(1)パソコン200において形状変換に代表される画像処理を行ったうえでプロジェクタ300に画像データ信号を伝送するので、プロジェクタ300としては画像処理のための複雑な機能を備える必要がなくなり、プロジェクタ300の構成を簡易にすることができる。すなわち、プロジェクタ300としては、主として画像生成部320と、画像投射部360とを備えた簡易な構成として、小型化および低価格化を図ることができる。
(2)パソコン200はもともとグラフィック処理機能を備え、形状補正や色調補正の機能を有している。従って、特別に画像処理機能を新たに設ける必要はなく、単に、必要なパラメータをパソコン200に入力するだけでよい。また、パソコン200のグラフィック処理機能によれば、高速かつ高精度の画像処理を行うことができる。
(3)パソコン200からプロジェクタ300へは、変化画像データとして変化領域とこの変化領域の色調データとを送るので、例えば、一枚の画像フレームを構成する総てのデータを伝送する場合に比べて伝送すべきデータ量を格段に少なくすることができる。よって、伝送レートが制限されるUSBケーブル500を利用する場合でも、必要なデータ量を所定の速度で伝送して、プロジェクタ300でのフレームレートを適切に維持することができる。
(4)パソコン200において変化領域を検出するにあたっては、形状変換処理部231にて形状変換された画像データ同士を比較して変化領域を検出しており、形状に関しては処理確定後に変化部分を検出するので、形状の変化部分については適切に変化領域を検出することができる。その結果、プロジェクタ300では伝送された変化画像データに基づいて適切に現画像フレームデータを生成して、適切な画像表示を行うことができる。
(5)変化画像データは、領域に関しては変化部分であるが、色調に関しては色調データそのものがのっているので、プロジェクタ300で現画像フレームデータを生成するのに、色情報まで差分のデータから演算して求める必要はない。よって、プロジェクタ300に必要な機能を少なくしてプロジェクタ300の構成を簡易にすることができる。
(6)変化領域検出部242における変化領域の検出は、色調補正が行われる前の画像データ同士を対比することによって行われる。色調補正が行われると、もとは8ビットの精度であった画素ごとの色情報が精密に補正されて10ビットになるので、色調補正後の画像データ同士を単純に対比すると、変化領域として検出される画素が非常に多くなるおそれがある。すると、変化画像データの情報量が大きくなりすぎて、USBケーブル500では十分な伝送レートを維持することが難しくなる。
この点、本実施形態では、形状変換後であって色調補正前の画像データ同士を対比して変化領域を検出するので、8ビットの精度で画素ごとの変化を検出し、映像ソースにおける変化領域を適切に検出し、変化画像データの情報量も適切な大きさにすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図14〜図22を参照して説明する。
第2実施形態の基本的構成は第1実施形態と同様であるが、変化領域を検出するにあたって、色調変換済み画像データ同士を対比する点に特徴を有する。
図14は、第2実施形態においてパソコン200の機能ブロック図を示す図である。
図14において、画像補正処理部230は、形状変換処理部231と、色調補正処理部232と、を備える。
画像生成部220にて生成された画像データは、第1実施形態と同様に、形状変換処理部231にて形状補正(台形補正)される。形状変換処理部231にて形状変換された画像データは色調補正処理部232に送られて、色調補正処理部232にて画像データの色調が補正される。色調補正処理部232にて色調補正された画像データは、形状データ処理部240に送られる。そして、色調補正された画像データが変換画像保存部241にて保存される。また一方、色調補正された画像データは変化領域検出部242に送られ、色調補正された最新の画像データと変換画像保存部241にて保存されている一つ前の画像データと対比されて、一つ前の画像から最新の画像を見て変化している領域が変化領域として検出される。
ここで、第1実施形態においては、形状変換処理部231にて形状変換した画像データを変換画像保存部241に保存し、また、変化領域検出部242では形状変換処理部231にて形状変換した画像データ同士を対比して変化領域を検出していたが、第2実施形態においては、形状変換の後にさらに色調補正した画像データ同士を対比して変化領域の検出を行う。そして、変化領域検出部242は、色調補正後の画像データ同士を対比する際に、10ビットで与えられている各画素の色調データのうち上位桁8ビットを対比して変化領域の検出を行う。
なお、色調データ処理部250において、色データ抽出部が変化領域における画素ごとの色情報を色調補正処理部232で色調補正された画像データから抽出し、変化画像データ生成部252が、変化領域の各画素に対して色情報が付加された変化領域の画像データを生成する点は第1実施形態に同じである。
図15のフローチャートおよび図16〜図21の画像例を参照して、映像ソースをプロジェクタ300に投射するまでの手順について説明する。
図15において、ST300〜ST340までは、第1実施形態のST100〜ST140に同じである。すなわち、図16において、映像ソース(I)を台形補正する(J)するところまでは第1実施形態に同様である。
ST340における形状変換処理部231での形状変換補正が行われた後、ST350において、色調補正処理部232において色調補正処理が行われる。すると、形状変換済み画像(J)が色調補正された画像(K)となる。
この色調補正された画像(K)が、ST360において変換画像保存部241に順次保存されていく。さらに、ST370において、色調変換された画像データが変化領域検出部242にて一つ前の色調変換済み画像と対比されて、変化領域が検出される(図16中の(L))。
ここで、一画素あたりの情報量を数値で表した具体例をもって説明する。
例えば、画像I1を形状補正した後(J1)、さらに色調補正した結果として図17に示される画像データ(K1)が得られ、また、画像I2を形状補正した画像J2をさらに色調補正した結果として図19に示される画像データ(K2)が得られたとする。このように色調補正されると、映像ソースにおける各画素の色調は8ビットで表されていたのに対し、色調補正後の画像データにおいては、各画素の色調は10ビットの精度で表されている。そして、変化領域検出部242は、画像K1と画像K2との間で変化領域を検出するにあたり、上位桁8ビットを対比して変化領域を検出する。例えば、画像K1(図17)と画像K2(図19)との間で輝度差が2以上である画素を検出する。すると、図20に示されるように、画像K1から画像K2への変化領域L2が検出される。
そして、ST380において、色調データ抽出部251にて色調変換済み画像(K)と変化領域(L)とが対比されて、変化領域中の各画素についての色調データが抽出される。
ST390において、抽出された色調データが変化画像データ生成部252にて変化領域の各画素にのせられて変化領域の画像データである変化画像データが生成される(図11中の(M))。具体的には、例えば、変化領域L2に対応する画素の色調データを色調補正された画像K2(図19)から抽出し、さらに、抽出した色調データを各画素にのせる。すると、図21に示されるように、変化領域の各画素に色調データが付加された変化画像M2が生成される。
以後、ST400〜ST440については、第1実施形態に同様である。
すなわち、変化画像データ(M)がUSBケーブル500でプロジェクタ300に伝送され、プロジェクタ300にて現画像フレームが生成されたうえでスクリーン400に画像が投影される。
このような第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、次の効果を奏することができる。
(7)形状変換の後に引き続いて色調補正を実行するので、パソコン200において形状変換および色調補正を一連のグラフィック処理として連続して実行することができる。例えば、第1実施形態のごとく形状変換後で色調補正前に変化領域を検出するとなると、形状変換後に画像データを変化領域検出部242に送らなければならないので、形状変換から色調補正に続くグラフィック処理としては一旦中断されることになる。
この点、本第2実施形態では、形状変換と色調補正とを連続して行うことができるので、グラフィック処理を高速に行うことができる。
(8)色調補正が行われると、画素ごとに色情報が精密に補正されることになるので、色調補正後の画像データ同士を単純に対比すると、図22に示されるように画像の略全体が変化していることになりかねないという問題が生じるが、色調補正後の色調を表す情報量以下の精度で変化領域を検出するので、色調に所定量以上の変化があった画素のみを変化領域として検出することができる。したがって、変化領域として必要以上に多くの画素を検出することなく、変化画像データのデータ量を望ましい大きさにすることができる。
その結果、信号伝送手段による伝送レートによってもプロジェクタ300でのフレームレートを適切に維持することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図23〜図25を参照して説明する。
第3実施形態の基本的構成は、第2実施形態に同様であるが、パソコン200で保存する保存画像の生成に特徴を有する。すなわち、図23において、変化画像データ生成部252にてプロジェクタ300に伝送する変化画像データを生成するところ、変化画像データはプロジェクタ300に伝送されると同時に形状データ処理部280にフィードバックされ、形状データ処理部280の現画像生成部281において変化画像データに基づいて現画像フレームデータを生成する。そして、このように現画像生成部281にて生成された現画像フレームを画像保存部に順次保存しておき、変化領域検出部283にて変化領域を検出する際の対比用画像データとする。
図23において、画像補正処理部230は、形状変換処理部231と、色調補正処理部232と、を備える。
画像生成部220にて生成された画像データが、形状変換処理部231にて形状補正(台形補正)され、さらに、色調補正処理部232にて画像データの色調が補正される。色調補正処理部232にて色調補正された画像データは、形状データ処理部280に送られる。
形状データ処理部280は、現画像生成部281と、画像保存部282と、変化領域検出部283と、を備えている。現画像生成部281には、変化画像データ生成部252にて生成される変化画像データが入力される。そして、現画像生成部281は、変化画像データ生成部252にて生成される変化画像に基づいて最新の画像フレームデータを生成する。いわば、プロジェクタ300において変化画像データから現画像フレームデータを生成することに等しい。
画像保存部282は、現画像生成部281にて生成された画像データを保存する。
変化領域検出部283は、形状変換および色調補正された最新の変換済み画像データと画像保存部に保存されている一つ前の変換済み画像データとを対比して、一つ前の画像から最新の画像を見て変化している領域を変化領域として検出する。
図24のフローチャートおよび図25の画像例を参照して、映像ソースをプロジェクタ300に投影するまでの手順について説明する。
図24において、ST500〜ST550までは第2実施形態のST300〜ST350に同じである。すなわち、図25において、映像ソース(N)を台形補正して(O)、さらに、色調補正する(P)ところまでは同じである。
ST560において、色調変換された画像データが変化領域検出部283にて一つ前の画像フレームデータと対比されて、変化領域(Q)が検出される。そして、ST570において、色調データ抽出部251にて色調変換済み画像(P)と変化領域(Q)とが対比されて、変化領域中の各画素についての色調データが抽出される。
ST580において、抽出された色調データが変化画像データ生成部252にて変化領域の各画素にのせられて変化領域の画像データである変化画像データが生成される(図25中の(R))。
ST590において、変化画像データは形状データ処理部280にフィードバックされ、現画像生成部281にて一つ前の画像フレームデータに変化画像データを合成して新たに現画像フレームデータ(S)が生成される。このように現画像生成部281にて生成された現画像フレームデータは、ST600において、画像保存部に保存される。
その一方、変化画像データ生成部252にて生成された変化画像データは、ST610において、エンコーダ260にてエンコードされ、ST620において、USBケーブル500を介してプロジェクタ300に伝送される。
以後、ST620〜ST650については第1実施形態と同様である。
すなわち、変化画像データ(R)がUSBケーブル500でプロジェクタ300に伝送され、プロジェクタ300にて現画像フレームが生成されたうえでスクリーン400に画像が投影される。
このような第3実施形態によれば、上記実施形態の効果に加えて、次の効果を奏することができる。
(9)変化画像データ生成部252にて生成された変化画像データを現画像生成部281にフィードバックして現画像フレームデータを生成するので、パソコン200からプロジェクタ300に伝送したのと同じ画像データを現画像生成部281が受け取ってプロジェクタ300が現在保有している現画像フレームデータと同等の画像データを生成することができる。そして、このようにして現画像生成部281にて生成した現画像データと形状変換された最新の形状変換済み画像データとを対比するので、プロジェクタ300が保有している現画像データと同等の現画像データに対して最新の形状変換済み画像データが変化した領域が検出できる。このようにして生成された変化画像データをプロジェクタ300に伝送することで、プロジェクタ300において適切に最新の現画像フレームデータを生成することができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
上記実施形態においては、パソコンからプロジェクタに変化画像データを伝送する場合のみについて説明したが、加えて、所定のタイミングで形状変換および色調変換された画像データの全体をパソコンからプロジェクタに伝送することが好ましい。変化画像データをパソコンからプロジェクタに伝送するだけでは、パソコンとプロジェクタとで保有している画像データに差が生じてくる。そこで、適切なタイミングで画像データの全体をパソコンからプロジェクタに伝送して、パソコンとプロジェクタとで保有する画像データを一致させておくことが好ましい。
信号伝送手段としては、USBケーブルに限られず、例えば、無線でパソコンとプロジェクタとで信号伝送させてもよい。
変化領域検出部は、画像データ同士を対比して変化領域を検出するにあたって、色調を表す情報量のうち着目する情報量の精度を可変としてもよく、この場合、変化領域の検出精度をユーザーが任意に設定してもよく、あるいはプロジェクタでのフレームレートを維持できるように変化領域の検出精度を自動判断してもよい。
プロジェクタでのフレームレートを維持できるように変化領域の検出精度を自動判断する場合、例えば、フレームレートを維持できる最大データ量を予め設定しておき、変化画像データのデータ量と前記最大データ量とを比較して、変化画像データのデータ量が前記最大データ量よりも大きいときは、変化領域検出部における変化領域の検出にあたって検出精度を低くしてもよい。
例えば、変化領域検出部において8ビット精度で変化領域を検出し、さらに変化画像データ生成部にて各画素の色調データ(例えば10ビット)をのせた変化画像データのデータ量がフレームレートを維持できる前記最大データ量を超える場合、変化領域検出部における変化領域の検出精度を6ビットあるいは5ビットに落とす。このような構成によれば、変化画像データのデータ量を適切な大きさに自動調整するので、プロジェクタによる画像表示のフレームレートを確実に維持できる。
本発明は、プロジェクションシステムに利用できる。
第1実施形態において、プロジェクションシステムの外観図。 第1実施形態において、パソコンの機能ブロック図。 第1実施形態において、プロジェクタの機能ブロック図。 第1実施形態において、画像投射部の構成を示す図。 第1実施形態において、映像ソースをプロジェクタにて投射するまでの手順を示すフローチャート。 第1実施形態において、映像ソースをプロジェクタにて投射するまでの画像処理の様子を示す図。 第1実施形態において、映像ソースをプロジェクタにて投射するまでの画像処理の様子を示す図。 第1実施形態において、映像ソースをプロジェクタにて投射するまでの画像処理の様子を示す図。 第1実施形態において、一画素あたりの情報量を数値で表した具体例をもって画像処理の様子を説明する図。 第1実施形態において、一画素あたりの情報量を数値で表した具体例をもって画像処理の様子を説明する図。 第1実施形態において、一画素あたりの情報量を数値で表した具体例をもって画像処理の様子を説明する図。 第1実施形態において、一画素あたりの情報量を数値で表した具体例をもって画像処理の様子を説明する図。 第1実施形態において、一画素あたりの情報量を数値で表した具体例をもって画像処理の様子を説明する図。 第2実施形態において、パソコンの機能ブロック図。 第2実施形態において、映像ソースをプロジェクタにて投射するまでの手順を示すフローチャート。 第2実施形態において、映像ソースをプロジェクタにて投射するまでの画像処理の様子を示す図。 第2実施形態において、一画素あたりの情報量を数値で表した具体例をもって画像処理の様子を説明する図。 第2実施形態において、一画素あたりの情報量を数値で表した具体例をもって画像処理の様子を説明する図。 第2実施形態において、一画素あたりの情報量を数値で表した具体例をもって画像処理の様子を説明する図。 第2実施形態において、一画素あたりの情報量を数値で表した具体例をもって画像処理の様子を説明する図。 第2実施形態において、一画素あたりの情報量を数値で表した具体例をもって画像処理の様子を説明する図。 第2実施形態において、色調補正後の画像データ同士を対比して高い精度で変化領域を検出した場合の変化領域を示す図。 第3実施形態において、パソコンの機能ブロック図。 第3実施形態において、映像ソースをプロジェクタにて投射するまでの手順を示すフローチャート。 第3実施形態において、映像ソースをプロジェクタにて投射するまでの画像処理の様子を示す図。
符号の説明
100…プロジェクションシステム、200…パソコン、201…CPU、202…メインメモリ、203…補助メモリ、204…ディスプレイ、205…キーボード、210…画像補正パラメータ記憶部、220…画像生成部、230…画像補正処理部、231…形状変換処理部、232…色調補正処理部、240…形状データ処理部、241…変換画像保存部、242…変化領域検出部、250…色調データ処理部、251…色調データ抽出部、252…変化画像データ生成部、260…エンコーダ、270…USBコネクタ、271…データ入力部、272…データ出力部、280…形状データ処理部、281…現画像生成部、283…変化領域検出部、300…プロジェクタ、310…画像補正パラメータ記憶部、320…画像生成部、330…デコーダ、340…現画像フレーム生成部、350…駆動制御部、360…画像投射部、361…光源部、362…光源、363…リフレクタ、364…レンズアレイ、365…色分離光学系、365A…反射ミラー、366…ダイクロイックミラー、367…ダイクロイックミラー、368…リレー光学系、369…反射ミラー、371…電気光学装置、372…赤色用液晶パネル、373…緑色用液晶パネル、374…青色用液晶パネル、375…プリズム、376…投射光学系、380…コネクタ、400…スクリーン、500…USBケーブル。

Claims (9)

  1. 各画素における色調が所定の情報量によって表されている画像ソースの画像に所定の画像処理を行う情報処理装置と、前記情報処理装置からの画像データ信号に基づいて画像を投射するプロジェクタと、前記情報処理装置と前記プロジェクタとの信号送受信を媒介する信号伝送手段と、を備えたプロジェクションシステムであって、
    前記情報処理装置は、
    最新の画像データと一つ前の画像データとを対比して、一つ前の画像データから最新の画像データを見て変化している領域を変化領域として検出する変化領域検出部と、
    前記変化領域検出部にて検出された変化領域における各画素に最新の画像データの変化領域における画素ごとの色調データを付加して変化領域の画像データである変化画像データを生成する変化画像データ生成部と、を備え、
    前記プロジェクタは、
    前記情報処理装置からの変化画像データに基づいて新たに現画像フレームを生成する現画像フレーム生成部を備え、
    前記画像ソースの各画素における色調は、所定ビット数のデータで表されており、
    前記変化領域検出部は、前記所定ビット数のデータの上位桁のデータに基づいて前記変化領域を検出するとともに、前記変化領域を検出するにあたって、前記変化画像データのデータ量と前記プロジェクタのフレームレートを維持できる最大データ量とを比較し、比較結果に基づいて、前記変化領域を検出する精度を可変とする
    ことを特徴とするプロジェクションシステム。
  2. 請求項1に記載のプロジェクションシステムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    前記画像データを前記プロジェクタの色特性に応じて色調補正をする色調補正処理部を備え、
    前記変化領域検出部は、前記色調補正処理部にて色調補正される前の画像データ同士を対比して前記変化領域を検出し、
    前記変化画像データ生成部は、
    前記変化画像データを生成する際に、前記変化領域における各画素に、前記色調補正処理部により色調補正された後の最新の画像データの変化領域における画素ごとの色調データを付加する
    ことを特徴とするプロジェクションシステム。
  3. 請求項1に記載のプロジェクションシステムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    前記画像データを前記プロジェクタの色特性に応じて色調補正をする色調補正処理部を備え、
    前記変化領域検出部は、前記色調補正処理部にて色調補正された後の画像データ同士を対比し、色調補正後の色調を表す情報量以下の精度で前記変化領域を検出し、
    前記変化画像データ生成部は、
    前記変化画像データを生成する際に、前記変化領域における各画素に、前記色調補正処理部により色調補正された後の最新の画像データの変化領域における画素ごとの色調データを付加する
    ことを特徴とするプロジェクションシステム。
  4. 入力される画像ソースに所定の画像処理を行ったうえで出力し、信号伝送手段を介して接続されたプロジェクタに画像を表示させる情報処理装置であって、
    最新の画像データと一つ前の画像データとを対比して、一つ前の画像データから最新の画像データを見て変化している領域を変化領域として検出する変化領域検出部と、
    前記変化領域検出部にて検出された変化領域における各画素に最新の画像データの変化領域における画素ごとの色調データを付加して変化領域の画像データである変化画像データを生成する変化画像データ生成部と、を備え、
    前記プロジェクタは、
    前記情報処理装置からの変化画像データに基づいて新たに現画像フレームを生成する現画像フレーム生成部を備え、
    前記画像ソースの各画素における色調は、所定ビット数のデータで表されており、
    前記変化領域検出部は、前記所定ビット数のデータの上位桁のデータに基づいて前記変化領域を検出するとともに、前記変化領域を検出するにあたって、前記変化画像データのデータ量と前記プロジェクタのフレームレートを維持できる最大データ量とを比較し、比較結果に基づいて、前記変化領域を検出する精度を可変とする
    ことを特徴とする情報処理装置。
  5. 各画素における色調が所定の情報量によって表されている画像ソースの画像に所定の画像処理を行う情報処理装置と、
    前記情報処理装置からの画像データ信号に基づいて画像を投射するプロジェクタと、
    前記情報処理装置と前記プロジェクタとの信号送受信を媒介する信号伝送手段と、を備えたプロジェクションシステムにおいて、前記情報処理装置から前記プロジェクタに伝送する変化画像データを生成する変化画像データ生成方法であって、
    最新の画像データと一つ前の画像データとを対比して、一つ前の画像データから最新の画像データを見て変化している領域を変化領域として検出する変化領域検出工程と、
    前記変化領域検出工程にて検出された変化領域における各画素に最新の画像データの変化領域における画素ごとの色調データを付加して変化領域の画像データである変化画像データを生成する変化画像データ生成工程と、を備え、
    前記画像ソースの各画素における色調は、所定ビット数のデータで表されており、
    前記変化領域検出工程は、前記所定ビット数のデータの上位桁のデータに基づいて前記変化領域を検出するとともに、前記変化領域を検出するにあたって、前記変化画像データのデータ量と前記プロジェクタのフレームレートを維持できる最大データ量とを比較し、比較結果に基づいて、前記変化領域を検出する精度を可変とする
    ことを特徴とする変化画像データ生成方法。
  6. 請求項に記載の変化画像データ生成方法において、
    前記画像データを前記プロジェクタの色特性に応じて色調補正をする色調補正処理工程を備え、
    前記変化領域検出工程は、前記色調補正処理工程にて色調補正される前の画像データ同士を対比して前記変化領域を検出し、
    前記変化画像データ生成工程は、
    前記変化画像データを生成する際に、前記変化領域における各画素に、前記色調補正処理工程により色調補正された後の最新の画像データの変化領域における画素ごとの色調データを付加する
    ことを特徴とする変化画像データ生成方法。
  7. 請求項に記載の変化画像データ生成方法において、
    前記画像データを前記プロジェクタの色特性に応じて色調補正をする色調補正処理工程を備え、
    前記変化領域検出工程は、前記色調補正処理工程にて色調補正された後の画像データ同士を対比し、色調補正後の色調を表す情報量以下の精度で前記変化領域を検出し、
    前記変化画像データ生成工程は、
    前記変化画像データを生成する際に、前記変化領域における各画素に、前記色調補正処理工程により色調補正された後の最新の画像データの変化領域における画素ごとの色調データを付加する
    ことを特徴とする変化画像データ生成方法。
  8. 請求項から請求項のいずれかに記載の変化画像データ生成方法を前記情報処理装置に実行させる変化画像データ生成プログラム。
  9. 請求項に記載の変化画像データ生成プログラムを記録した記録媒体。
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