JP3449383B2 - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents

プラズマディスプレイ装置

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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長時間静止画を表示す
るときに生じる表示画面の焼付を防止したプラズマディ
スプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプラズマディスプレイ装置では、
静止画を長時間表示する場合でも、特別な対策が講じら
れていなかったので、蛍光体の劣化等で表示部と非表示
部に輝度の差を生じる、いわゆる焼付が起る問題があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みなされたもので、長時間静止画を表示するときに
焼付防止を行うための有効な手段を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】各画素に対応する映像信
号レベルの記憶手段と、その映像信号レベルの一定期間
毎の比較手段を備え、映像信号レベルが前記一定期間で
変化が無いときは焼付防止を行う。
【0005】2つのフィールドメモリとタイマとMPU
を用いて映像信号レベル記憶手段及び同比較手段とす
る。
【0006】映像信号レベルを比較する画素は、表示画
素の中から選んだ代表点とする。
【0007】比較する映像信号はディジタル信号とし、
その上位ビットのみを比較する。
【0008】プラズマディスプレイに表示する映像信号
のAPL(平均映像レベル)検出手段と該APLの記憶
手段と、同APLの一定期間毎の比較手段を備え、AP
Lが前記一定期間で変化が無いときは焼付防止を行う。
【0009】一定周期での割込手段を備えたMPUを用
いてAPL比較手段とする。
【0010】APLを記憶する2つのレジスタとコンパ
レータとタイマを備え、前記レジスタに一定周期で交互
にAPLを記憶し、その各レジスタの値を前記コンパレ
ータで比較して該コンパレータのノットイコール信号で
前記タイマをリセットし、該タイマのタイムアウト信号
で焼付防止を行う。
【0011】静止画と動画を切換えて表示するプラズマ
ディスプレイ装置において、前記切換信号により、静止
画のときは焼付防止を行う。
【0012】
【作用】各画素に対応する映像信号レベルの記憶手段
と、その映像信号レベルの一定期間毎の比較手段を備
え、映像信号レベルが前記一定期間で変化が無いときは
焼付防止を行うことで、自動的に焼付防止を行うことが
できる。
【0013】2つのフィールドメモリとタイマとMPU
を用いて映像信号レベル記憶手段及び同比較手段とする
ことで、確実に一定期間の映像信号レベルの変化が検出
できる。
【0014】映像信号レベルを比較する画素は、表示画
素の中から選んだ代表点とすることで、フールドメモリ
の容量を減らすことができる。
【0015】比較する映像信号はディジタル信号とし、
その上位ビットのみを比較することで、各画素に対応す
る映像信号レベルがノイズ等で変動した場合でも、正確
な比較結果が得られる。
【0016】プラズマディスプレイに表示する映像信号
のAPL(平均映像レベル)検出手段と該APLの記憶
手段と、同APLの一定期間毎の比較手段を備え、AP
Lが前記一定期間で変化が無いときは焼付防止を行うこ
とで、簡単に動画と静止画の検出ができ有効に焼付防止
ができる。
【0017】一定周期での割込手段を備えたMPUを用
いてAPL比較手段とすることで、装置の制御システム
のMPUと共用して静止画/動画の検出ができる。
【0018】APLを記憶する2つのレジスタとコンパ
レータとタイマを備え、前記レジスタに一定周期で交互
にAPLを記憶し、その各レジスタの値を前記コンパレ
ータで比較して該コンパレータのノットイコール信号で
前記タイマをリセットし、該タイマのタイムアウト信号
で焼付防止を行うことで、ハードウェアのみのIC化可
能な静止画/動画の検出回路ができる。
【0019】静止画と動画を切換えて表示するプラズマ
ディスプレイ装置において、前記切換信号により、静止
画のときは焼付防止を行うことで、簡単に焼付防止が可
能となる。
【0020】
【実施例】以下、本発明によるプラズマディスプレイ装
置について、図を用いて詳細に説明する。図1は、本発
明によりプラズマディスプレイ装置の主要部のブロック
図である。入力信号となるディジタル映像輝度信号S1
が一定周期のパルス例えば垂直同期信号C1をカウンタ
15で適宜カウントダウンした信号C2を切換信号とし
て、切換器11で切り換えて、フィールドメモリ12及
び13に交互に書き込む。他方一定周期パルスC2を1
/2カウンタ16で1/2の周期としたパルスC3でM
PU14に割り込みをかける。その割り込みによりMP
U14はMPUバスS2を通してフィールドメモリ12
及び13の各対応する画素のデータを読み出して比較
し、一致すれば焼付防止信号C4を出力する。この信号
により表示画像の輝度反転、表示輝度の低減あるいはス
クリーンセーバへ表示の切換等によりプレズマディスプ
レイ装置の焼付が防止できる。
【0021】フィールドメモリ12及び13への書き込
みは、ディジタル映像信号のクロックをそのまま使用し
て各画素毎に行うこともできるが、そのクロックを適宜
カウントダウンして、例えば16画素の内の1つのデー
タを記憶して一定周期で比較することもできる。一般に
表示画面の輝度レベルの相関が大きいので、この場合で
も正確な判定が期待でき、且つフィールドメモリの容量
を低減できる。
【0022】フィールドメモリ12及び13への書き込
みは、ディジタル映像信号の全レベル例えば8ビットを
そのまま使用して行うこともできるが 、そのディジタ
ル映像信号の上位ビット例えば4ビットのみの記憶し、
一定期間で比較して静止画/動画を判定することもでき
る。この場合使用するフィールドメモリ容量が低減する
他、ノイズ等による信号レベルの細かな変動で判定を誤
ることが無くなる。
【0023】図2は本発明によるプラズマディスプレイ
装置の別の実施例の主要部のブロック図である。入力映
像輝度信号S1を積分して正規化を行うなどでAPLを
求めるAPL回路21の出力レジスタ22のデータを、
一定周期のクロック例えば垂直同期信号C1をカウンタ
24で適宜カウントダウンした信号C3の割り込みによ
りMPU23が、バスラインS2を通して読み出す。そ
の値をMPU23内のRAMに記憶しておき、次に読み
出したデータと比較し、同一であれば静止画と判定し、
MPU23の出力ポートより焼付防止信号C4をして出
力する。この信号により表示画像の輝度反転、表示輝度
の低減あるいはスクリーンセーバへ表示の切換等により
プレズマディスプレイ装置の焼付が防止できる。
【0024】図3は本発明によるプラズマディスプレイ
装置の他の実施例の主要部のブロック図である。入力映
像輝度信号S1を積分して正規化を行うなどでAPLを
求めるAPL回路31の出力を切換回路38を用い、垂
直同期信号C1を1/2カウンタ37でカウントダウン
した信号C2の制御により切り換えて2つのレジスタ3
2と33に書き込む。レジスタ32と33の値をコンパ
レータ36で比較し、そのノットイコール信号で一定期
間に設定されたタイマ35をリセットする。このタイマ
35のタイムアウト信号でS−Rフリップフロップ36
をセットし前期ノットイコール信号でリセットすること
で出力C4を得る。この信号により表示画像の輝度反
転、表示輝度の低減あるいはスクリーンセーバへ表示の
切換等によりプレズマディスプレイ装置の焼付が防止で
きる。
【0025】図4は本発明によるプラズマディスプレイ
装置のもう1つ他の実施例の主要部のブロック図であ
る。パソコン画像等の静止画映像信号S41とテレビ映
像等の動画映像信号S42を映像信号切換器41で切り
換えて、表示する映像信号S43として出力する。切換
器41は外部のリモコン43からの表示切換信号をリモ
コン信号受信器44で受け、その出力をMPU42に入
力して、静止画/動画のデコードを行い、切換信号C4
として出力する。この切換信号C4を焼付防止信号とし
て、表示画像の輝度反転、表示輝度の低減あるいはスク
リーンセーバへ表示の切換等によりプレズマディスプレ
イ装置の焼付が防止できる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、一定期間内で映像
レベルが変化しないことを検出して、又は静止画と動画
の切り換え信号を用いて焼付防止を行うことで、プラズ
マディスプレイ装置の確実な焼付防止を行うことが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプレズマディスプレイ装置の一実
施例の主要部のブロック図である。
【図2】本発明によるプレズマディスプレイ装置の別の
実施例の主要部のブロック図である。
【図3】本発明によるプレズマディスプレイ装置の他の
実施例の主要部のブロック図である。
【図4】本発明によるプレズマディスプレイ装置のもう
1つ別の実施例の主要部のブロック図である。
【符号の説明】
11 切換器 12 フィールドメモリ 13 フィールドメモリ 14 MPU 15 カウンタ 16 1/2カウンタ S1 映像輝度信号 C1 垂直同期信号 C4 焼付防止信号 21 APL検出回路 22 レジスタ 23 MPU 24 カウンタ 31 APL検出回路 32 レジスタ 33 レジスタ 34 コンパレータ 35 タイマ 36 S−Rフリップフロップ 41 映像信号切換器 42 MPU 43 リモコン 44 リモコン受信器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/00 - 5/42 H04N 5/66 101

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラズマディスプレイに表示する映像信号
    のAPL(平均映像レベル)検出手段と該APLの記憶
    手段と、同APLの一定期間毎の比較手段を備え、AP
    Lが前記一定期間で変化が無いときは焼付防止を行うこ
    とを特徴としたプラズマディプレイ装置。
  2. 【請求項2】一定周期での割込手段を備えたMPUを用
    いてAPL比較手段とすることを特徴とした請求項1記
    載のプラズマディプレイ装置。
  3. 【請求項3】APLを記憶する2つのレジスタとコンパ
    レータとタイマを備え、前記レジスタに一定周期で交互
    にAPLを記憶し、その各レジスタの値を前記コンパレ
    ータで比較して該コンパレータのノットイコール信号で
    前記タイマをリセットし、該タイマのタイムアウト信号
    で焼付防止を行うことを特徴とした請求項1記載のプラ
    ズマディプレイ装置。
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