JPH04286275A - 静止画像再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、静止画像をモニター
画面上に表示する静止画像再生装置に係り、特に長時間
の同一静止画像表示によるモニターの画面焼き付きを防
止するようにしたものに関する。

【０００２】

【従来の技術】周知のように、複数の静止画像データが
記録された記録媒体を再生し、静止画像をモニター画面
上に表示させる静止画像再生装置にあっては、異なる静
止画像を任意の周期で順次代えながらモニター画面上に
表示させるが、同一の静止画像をモニター画面上に長時
間表示すると、ＣＲＴ（カソード・レィ・チューブ）が
焼き付きを起こすことが知られている。この点に関し、
オシロスコープ等においては、従来より、スイッチ類の
操作が長時間行なわれない場合、ＣＲＴへの画像データ
の出力を停止するようにした保護対策が施されている。

【０００３】しかしながら、この保護対策は、オシロス
コープ等に出画される画像が、スイッチ類の操作が行な
われない状態では基本的に同一静止画像であるという考
えに立脚してなされたもので、出画された画像に無関係
にスイッチ類の操作にのみ着目したオシロスコープ独自
の対策であって、上記のような静止画像再生装置に適用
することはできないものである。

【０００４】すなわち、静止画像再生装置の場合、表示
される静止画像は、スイッチ類を操作することなく、シ
ステム・マイクロコンピュータ等の制御によって自動的
に順次切り替えられるので、オシロスコープの場合のよ
うにスイッチ類の操作にのみ着目してモニターの保護対
策を施すことは、静止画像再生装置全体のシステムに支
障をきたすことになる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
静止画像再生装置では、同一の静止画像をモニター画面
上に長時間表示した場合における、ＣＲＴの焼き付きを
防止するための対策が十分に施されておらず、実用に適
さないという問題を有している。

【０００６】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、同一の静止画像をモニター画面上に長時
間表示した場合のＣＲＴの焼き付きを確実に防止するこ
とができ、実用に供し得る保護対策を備えた極めて良好
な静止画像再生装置を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】この発明に係る静止画像
再生装置は、モニター画面上に表示されている同一静止
画像の表示期間を計測するとともに、モニター画面上に
表示されている静止画像の輝度レベルを検出し、これら
の出力に基づいてモニター画面上に表示された静止画像
の輝度レベルを下げるようにしたものである。

【０００８】

【作用】上記のような構成によれば、所定の輝度レベル
以上の同一静止画像がある一定時間以上継続して再生さ
れた場合、その静止画造の輝度レベルを下げるようにし
たので、同一の静止画像をモニター画面上に長時間表示
した場合のＣＲＴの焼き付きを確実に防止することがで
きる。

【０００９】

【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して詳細に説明する。図１において、１１は画像再生
装置であり、デジタル化された静止画像データが記録さ
れた図示しない記録媒体を再生してデジタル静止画像デ
ータを得るものである。この画像再生装置１１から出力
されたデジタル静止画像データは、デジタルＩ／Ｆ（イ
ンターフェース）回路１２を介して画像データ処理回路
１３に供給され復調された後、フレームメモリ１４にフ
レーム単位で書き込まれ記憶される。そして、フレーム
メモリ１４から読み出されたデジタル静止画像データは
、Ｄ／Ａ（デジタル／アナログ）変換回路１５でアナロ
グ系の静止画像信号に変換され、ビデオ復調回路１６で
画像表示に対応した信号形態に復調処理された後、モニ
ター１７に供給されて画像表示される。ここで、上述し
た画像再生装置１１，デジタルＩ／Ｆ回路１２，画像デ
ータ処理回路１３，フレームメモリ１４，Ｄ／Ａ変換回
路１５及びビデオ復調回路１６は、全てマイクロコンピ
ュータ１８によって統括的にその動作が制御されている
。

【００１０】また、上記フレームメモリ１４から読み出
されたデジタル静止画像データは、輝度レベル検出回路
１９に供給される。この輝度レベル検出回路１９は、入
力されたデジタル静止画像データの任意のビットを検知
することにより、基準値以上の高輝度の静止画像である
場合にＨ（ハイ）レベルとなるレベル検出信号を発生す
るものである。そして、この輝度レベル検出回路１９か
ら出力されるレベル検出信号は、ナンド回路２０の一方
の入力端に供給される。また、このナンド回路２０の他
方の入力端には、マイクロコンピュータ１８から出力さ
れるもので、同一の静止画像がある一定時間以上再生さ
れている場合にＨレベルとなる時間検出信号が供給され
ている。そして、このナンド回路２０の出力は、ＦＦ（
フリップ・フロップ）回路２１の一方の入力端に供給さ
れる。また、このＦＦ回路２１の他方の入力端には、マ
イクロコンピュータ１８から出力されるもので、静止画
像が変化したときに一定幅のＬ（ロー）レベルのパルス
を発生する変化検出信号が供給されている。そして、こ
のＦＦ回路２１の出力は、上記ビデオ復調回路１６に供
給されている。

【００１１】上記のような構成において、以下、図２を
参照してその動作を説明する。ただし、図２（ａ）は、
フレームメモリ１４から出力されるデジタル静止画像デ
ータＳ０，マイクロコンピュータ１８から出力される時
間検出信号Ｓ１，輝度レベル検出回路１９から出力され
るレベル検出信号Ｓ２，ナンド回路２０の出力信号Ｓ３
，マイクロコンピュータ１８から出力される変化検出信
号Ｓ４及びＦＦ回路２１の出力信号Ｓ５を示しており、
図２（ｂ）は、上記出力信号Ｓ３，Ｓ５及びビデオ復調
回路１６から出力されるアナログ静止画像信号Ｓ６の一
部を拡大した状態を示している。

【００１２】すなわち、図２（ａ）において、フレーム
メモリ１４からデジタル静止画像データＳ０が「画１」
，「画２」，「画３」，……なる順序と時間的長さとを
もって出力されると、マイクロコンピュータ１８からは
各静止画像の変化時点でＬレベルのパルス状の変化検出
信号Ｓ４が出力され、このＬレベルパルスの発生時点か
らマイクロコンピュータ１８は時間を計測する。なお、
このマイクロコンピュータ１８の時間計測は、変化検出
信号Ｓ４がＬレベルになる毎にリセットされるように繰
り返される。また、変化検出信号Ｓ４がＬレベルになる
毎に、ＦＦ回路２１がリセットされその出力信号Ｓ５が
Ｌレベルとなされる。

【００１３】一方、「画２」及び「画５」が高輝度であ
るとすると、輝度レベル検出回路１９から「画２」及び
「画５」の再生期間中、Ｈレベルのレベル検出信号Ｓ２
が発生される。そして、「画５」の場合のように、変化
検出信号Ｓ４がＬレベルになってから、所定時間以上同
一画像の再生が継続されると、マイクロコンピュータ１
８は、Ｈレベルのパルス状の時間検出信号Ｓ１を出力す
る。すると、ナンド回路２０からＬレベルのパルス状の
出力信号Ｓ３が発生され、ＦＦ回路２１の出力信号Ｓ５
がＨレベルとなる。このとき、ビデオ復調回路１６は、
コントラストやブライト等を制御して、図２（ｂ）に示
すように、アナログ静止画像信号Ｓ６の輝度レベルを下
げ、ここに、モニター１７の図示しないＣＲＴが焼き付
きを起こさないように制御される。

【００１４】したがって、上記実施例のような構成によ
れば、所定の輝度レベル以上の同一静止画像がある一定
時間以上継続して再生された場合、その静止画造の輝度
レベルを下げるようにしたので、同一の静止画像をモニ
ター１７の画面上に長時間表示した場合のＣＲＴの焼き
付きを確実に防止することができる。

【００１５】図３は、この発明の他の実施例を示してい
る。図１と同一部分には同一符号を付して説明すると、
フレームメモリ１４のＲ／Ｗ（リード／ライト）信号Ｓ
７をエッジ検出回路２２に供給して、静止画像が変化し
たときに一定幅のＬレベルのパルス状の変化検出信号Ｓ
８（上記変化検出信号Ｓ４に相当）を生成し、ＦＦ回路
２１に供給するとともに、カウンター回路２３のクリア
ー入力端ＣＬに供給する。このカウンター回路２３は、
変化検出信号Ｓ８がＬレベルになった時点から外部供給
される一定周期の基準クロックをカウントするもので、
そのカウント値は、変化検出信号Ｓ８がＬレベルになる
毎にクリアーされるように繰り返される。そして、この
カウンター回路２３は、そのカウント値がある一定値以
上になった状態で、一定幅のＨレベルのパルス状の時間
検出信号Ｓ９（上記時間検出信号Ｓ１に相当）を生成し
、ナンド回路２０に出力する。

【００１６】上記のような構成において、以下、図４を
参照してその動作を説明する。すなわち、フレームメモ
リ１４からデジタル静止画像データＳ０が「画１」，「
画２」，「画３」，……なる順序と時間的長さとをもっ
て出力されると、フレームメモリ１４のＲ／Ｗ信号Ｓ７
は、静止画像の変化時点でＬレベルのパルス状の信号と
なり、エッジ検出回路２２からこの信号に同期した変化
検出信号Ｓ８が出力される。そして、この変化検出信号
Ｓ８がＬレベルになった時点から、カウンター回路２３
はクリアーされてカウント動作を開始する。なお、変化
検出信号Ｓ８がＬレベルになる毎に、ＦＦ回路２１がリ
セットされその出力信号Ｓ５がＬレベルとなされる。

【００１７】一方、「画２」及び「画５」が高輝度であ
るとすると、輝度レベル検出回路１９から「画２」及び
「画５」の再生期間中、Ｈレベルのレベル検出信号Ｓ２
が発生される。そして、「画５」の場合のように、変化
検出信号Ｓ８がＬレベルになってから、カウンター回路
２３のカウント値が所定値以上になるまで同一画像の再
生が継続されると、カウンター回路２３は、Ｈレベルの
パルス状の時間検出信号Ｓ９を出力する。すると、ナン
ド回路２０からＬレベルのパルス状の出力信号Ｓ３が発
生され、ＦＦ回路２１の出力信号Ｓ５がＨレベルとなる
。このとき、ビデオ復調回路１６は、前述したようにコ
ントラストやブライト等を制御してアナログ静止画像信
号Ｓ６の輝度レベルを下げ、ここに、モニター１７の図
示しないＣＲＴが焼き付きを起こさないように制御され
る。したがって、図３に示した実施例によっても、図１
に示した実施例と略同様な効果を得ることができる。 なお、この発明は上記各実施例に限定されるものではな
く、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実
施することができる。

【００１８】

【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
同一の静止画像をモニター画面上に長時間表示した場合
のＣＲＴの焼き付きを確実に防止することができ、実用
に供し得る保護対策を備えた極めて良好な静止画像再生
装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係る静止画像再生装置の一実施例を
示すブロック構成図。

【図２】同実施例の動作を説明するために示すタイミン
グ図。

【図３】この発明の他の実施例を示すブロック構成図。

【図４】同他の実施例の動作を説明するために示すタイ
ミング図。

【符号の説明】

１１…画像再生装置、１２…デジタルＩ／Ｆ回路、１３
…画像データ処理装置、１４…フレームメモリ、１５…
Ｄ／Ａ変換回路、１６…ビデオ復調回路、１７…モニタ
ー、１８…マイクロコンピュータ、１９…輝度レベル検
出回路、２０…ナンド回路、２１…ＦＦ回路、２２…エ
ッジ検出回路、２３…カウンター回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　デジタル静止画像データを復調してモ
   ニター画面に画像表示する静止画像再生装置において、
   前記モニター画面上に表示されている同一静止画像の表
   示期間を計測する計測手段と、前記モニター画面上に表
   示されている静止画像の輝度レベルを検出する検出手段
   と、前記計測手段及び検出手段の出力に基づいて、前記
   モニター画面上に表示された静止画像の輝度レベルを下
   げる制御手段とを具備してなることを特徴とする静止画
   像再生装置。