JP2006243437A - ディスプレイ表示装置 - Google Patents

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【課題】WとRとGとBの4色の発光が可能なELディスプレイにおいて、電力低減効果を損なわず、高輝度部の焼付改善を図る。
【解決手段】WとRとGとBの4色発光が可能なELディスプレイと、RGB入力信号からW’信号を作成するW信号変換手段と、W’信号よりELディスプレイに表示するためのW出力信号を作成するW信号補正手段と、W出力信号とRGB入力信号からELディスプレイに表示するためのRGB出力信号を作成するRGB変換手段にから構成されるディスプレイ装置において、W信号補正手段はW’信号のレベルが低い場合にはゲイン1を乗じてW信号を出力する一方、W’信号が高くなるにつれて小さいゲインを乗じてW信号を出力することにより、輝度の低い場合ではWが最大となるような表示によって電力を低減し、焼付きが問題となる輝度の高い場合にはWの比率を低減する。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力画像信号に応じた画像を表示するディスプレイの表示装置、特にELディスプレイの表示装置に関するものである。
ELディスプレイは、通常赤色(以後R)、緑色(以後G)、青色(以後B)の3色の副画素を有する画素で表示される(以後3色ELディスプレイ)。しかし、最近では、図2に示すようにR、G、Bに白色(以下W)を加えた4色の副画素を有する画素で構成されるものが発表されている(以後4色ELディスプレイ)。これは、白色EL発光層を使用し、これにR、G及びBの各カラーフィルターを付け、Wにはカラーフィルターを付けないものが一般的である。(特許文献1等)
このようなRGBW4色の副画素を持つ4色ELディスプレイの表示方法について、液晶を始めとする受光型のディスプレイについては特許文献2に示されるような方法が記載されているが、ELディスプレイのような自発光のものについては詳しい記載がなされているものは無い。しかしながら、4色ELディスプレイを採用する目的が電力低減であることは明確であり、これは一般的な画像のRGB入力信号において多くの割合を占める無彩色の白色信号を可能な限り透過率の高いWの副画素に表示することで実現可能となる。
このような4色ELディスプレイを表示するための構成を図11に示す。
図11に示すELディスプレイ装置は、W信号変換手段1、RGB信号変換手段3、ELディスプレイ4を備える。
W信号変換手段1はRGB入力信号から白色成分であるWout信号を作成しELディスプレイ4に入力する。RGB信号変換手段3はRGB入力信号からW成分を減じたRout、Gout、Bout信号を作成しELディスプレイ4に入力する。
図12は、4色ELディスプレイに白色の信号が入力された場合の概念図を示す。
図12(a)はR、G、Bの入力信号であり、白色の場合は、R、G、Bのレベルが概同じである。3色ディスプレイに表示する場合は図12(a)の入力信号をそのまま印加すれば良い。一方、4色ELディスプレイに表示する場合には、図12(b)に示すようにWout信号のみを印加すれば良く、Rout、Gout、Boutの各信号は0となる。もちろん、WとR+G+Bの白色色度が異なる場合には、上記出力に対し、若干の補正が必要である。また、ここではWとR+G+Bの白色輝度が同一であるということを前提に概念を説明しているが、WとR+G+Bの白色輝度が異なる場合は、補正が必要になる。
図13は、4色ELディスプレイに赤色成分のみからなる信号が入力された場合の概念図を示す。図13に示すように、入力信号のGとBが0でRのみの場合には、白色成分が存在しないため、Woutは0となり、同様にGout、Boutも0でRoutのみが出力される。白色成分と色成分が混在している場合においても図12、図13に示す概念の組み合わせで実現可能である。
R、G、Bの3色から構成されるELディスプレイと4色ELディスプレイの電力について以下に説明する。ここでは、W、R、G、Bの各副画素に同一の電流と電圧を印加した場合(R、G、B、Wの各副画素の電力が同一の場合)にWとR+G+Bの電力が同じであること、また、3色ELディスプレイ及び4色ELディスプレイの両方が白色EL発光層を使用しこれにカラーフィルターを付けたものであること、電流密度によって発光効率が変わらないことを前提に説明する。
図12(a)の入力信号において、3色ELディスプレイの電力を3(R、G、Bを各1)とする。この場合、4色ELディスプレイの電力はWのみの発光となるため1となり、電力は1/3となる。一方、図13(a)のような入力信号においては、3色ELディスプレイも4色ELディスプレイも1となり変わらない。ここで、前述のとおり、一般的な画像のRGB入力信号において無彩色である白色成分の比率が多いため、平均すると電力は概1/2程度まで低減される。
特開2004−334204号公報 特開2001−147666号公報
しかしながら、4色ELディスプレイにおいては、EL素子の発光特性が発光時間の経過に伴って劣化し、同じ入力電流によって得られる輝度が徐々に低下する問題が3色ELディスプレイに対して顕著になることが考えられる。4色ELディスプレイにおいては、副画素の数が4/3倍(3から4に増加)となるため、副画素の面積が全て同一であると仮定すると、副画素の開口率はそれぞれ3/4以下になる。したがって同じ発光を得るため単位面積に流す電流は3/4倍以上になる。図14に単位面積あたりの発光輝度(電流密度)と輝度半減寿命の関係を示す。図14に示すように単位面積あたりの発光輝度が増加するにつれて、輝度半減寿命は反比例の関係以上に大きく劣化することが知られている。したがって、図12(b)に示すようなW信号のみを印加した場合、W画素の輝度半減寿命は3/4以下になる。4色ディスプレイにおいても輝度が低い場合には、この現象は顕著には現れないが、時刻等の高輝度固定文字については、この現象が指数関数的に顕著になることは図14に示すように明らかである。
この現象を改善するため、図15に示すように、白色の入力信号をWoutのみで表示せず、Wout、Rout、Gout、Boutで表示することは可能であるが、その場合は電力が図12(b)の場合に対し2倍となる。実際には、単位面積あたりの発光輝度が増加すると若干ではあるが発光効率が低下する場合が多く、4色ELディスプレイの最大の特徴である電力低減効果が大きく損なわれる。電力低減効果が損なわれると、無効電力によるELディスプレイの温度上昇が発生する。図16に一般的な有機ELディスプレイの温度と輝度半減寿命の相関を示すが、このような温度上昇は、輝度半減寿命の劣化を招き、結果的に焼付きの改善を招くこととなる。
本発明の目的は、4色ELディスプレイにおいて、時刻等の高輝度固定文字における焼付きを改善すると同時に、4色ELディスプレイの特徴である電力低減効果を維持することで、温度上昇による画面全体の輝度半減寿命を損なわないことである。
請求項1記載の発明は、
RGB入力画像信号に応じた画像を表示するRGBWからなる4色ディスプレイの表示装置であって、前記4色ディスプレイと、前記RGB入力画像信号から白色成分であるW’信号を作成するW信号変換手段と、W’信号より前記4色ディスプレイに表示するためのW出力信号を作成するW信号補正手段と、前記W出力信号と前記RGB入力画像信号から前記4色ディスプレイに表示するためのRGB出力信号を作成するRGB変換手段とを有し、前記W信号補正手段は、前記W’信号のレベルが所定の値より低い場合には、前記W’信号にゲイン1を乗じてW信号を出力し、前記W’信号が高くなるにつれて、前記W’信号に乗じるゲインを減じてW信号を出力するディスプレイ装置であり、
前記RGB入力画像信号の輝度レベルが低い場合には、前記W信号が最大になるような表示によって電力を低減し、前記RGB入力画像信号の輝度レベルが高い場合には、前記W信号の比率を低減し、R+G+Bの輝度とほぼ等しくなるよう制御する。
上記W’信号に応じた制御により、4色ディスプレイの表示装置の特徴である電力低減効果の悪化を最小限にとどめ、焼付きを改善することが可能となる。
請求項2記載の発明は、
RGB入力画像信号に応じた画像を表示するRGBWからなる4色ディスプレイの表示装置であって、前記4色ディスプレイと、前記RGB入力画像信号から白色成分であるW’信号を作成するW信号変換手段と、前記W’信号の1フィールド期間の平均レベルを出力するW信号平均輝度検出手段と、W’信号とW信号平均輝度検出手段出力より前記4色ディスプレイに表示するためのW出力信号を作成するW信号補正手段と、前記W出力信号と前記RGB入力画像信号から前記4色ディスプレイに表示するためのRGB出力信号を作成するRGB変換手段とを有し、前記W信号補正手段は、前記W’信号のレベルが所定の値より低い場合には、前記W信号平均輝度検出手段の出力信号レベルに関わらず前記W’信号にゲイン1を乗じてW信号を出力し、前記W’信号のレベルが所定の値より高い場合には、前記W信号平均輝度検出手段の出力信号レベルにも応じてW信号を出力し、前記W信号平均輝度検出手段の出力信号レベルが所定の値より低い場合には、前記W’信号が高くなるにつれて、前記W’信号に乗じるゲインを減じてW信号を出力し、前記W信号平均輝度検出手段の出力信号レベルが高くなるにつれて、前記W’信号が高くなった場合においても、前記W’信号に乗じるゲインを維持するべく制御するディスプレイ装置である。
このような制御により、前記RGB入力画像信号の輝度レベルが低い場合、若しくは前記RGB入力画像信号の画面全体の平均輝度レベルが高い場合には、前記W信号が最大になるような表示によって電力を低減し、前記RGB入力画像信号の画面全体の平均輝度レベルが高く、且つ、前記RGB入力画像信号の輝度レベルが高い場合には、前記W信号の比率を低減し、R+G+Bの輝度とほぼ等しくなるよう制御する。上記W’信号とW’信号の1フィールド期間の平均輝度レベルに応じた制御により、4色ディスプレイの表示装置の特徴である電力低減効果の悪化を最小限にとどめ、焼付きを改善することが可能となる。
請求項3の発明は、
前記W信号補正手段は、W’入力信号に応じたゲイン発生手段と、W’入力信号に前記ゲイン発生手段の出力ゲインを乗じて出力するゲイン補正手段を有する請求項1記載のディスプレイ表示装置である。
請求項4の発明は、
前記W信号補正手段は、W’入力信号と前記W信号平均輝度検出手段の出力信号の両方に応じたゲイン発生手段と、W’入力信号に前記ゲイン発生手段の出力ゲインを乗じて出力するゲイン補正手段を有する請求項2記載のディスプレイ表示装置。
請求項5の発明は、
前記W信号補正手段は、前記RGB入力画像信号の輝度レベルが高い場合には、前記4色ディスプレイに表示されるWとRGBの寿命が概同じになるようなW信号を出力することを特徴とする請求項1、2記載のディスプレイ装置。
以上により4色ディスプレイにおいて、時刻等の高輝度固定文字における焼付きを改善すると同時に、4色ディスプレイの特徴である電力低減効果の悪化を最小限に留めることが可能になる。また、これにより、温度上昇による画面全体の輝度半減寿命を損なわないことが可能である。
以下、本発明に係るディスプレイ装置について説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の第1の実施例によるELディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すELディスプレイ装置は、W信号変換手段1、W信号補正手段2、RGB信号変換手段3、ELディスプレイ4を備える。W信号変換手段1はRGB入力信号から白色成分であるW’信号を作成する。このW’信号は4色ELディスプレイにおいて電力を最小にする出力である。W信号補正手段2は、W信号変換手段1から出力されるW’信号より最終的にELディスプレイに表示するためのWout出力信号を作成する。RGB信号変換手段3はRGB入力信号からW成分を減じたRout、Gout、Bout信号を作成しELディスプレイ4に入力する。
図3は、本発明の第1の実施例におけるW信号補正手段2の構成を示すブロック図である。
図3に示すW信号補正手段2は、ゲイン発生手段5、ゲイン補正手段6を備える。ゲイン発生手段5は、W信号変換手段1から出力されるW’信号よりW’信号に応じたゲインをリアルタイムに出力する。
図4は、本発明の第1の実施例におけるゲイン発生手段5の動作を示す概念図である。図4に示すようにゲイン発生手段5は、一般的な映像信号においてほとんどの割合を占めるW’信号のレベルが低い領域においては1のゲインを発生する。通常の映像信号においては高輝度の白色文字、一部の白の輝く部分等を除く殆どの信号がW’=0.5以下であり、そのためゲイン×1の範囲をW’=0〜0.5程度とすることが望ましい。一方、図4に示すように、W’信号レベルが高くなるにつれて徐々にゲインを減じ、白色文字等焼付きが顕著に発生するようなW’信号レベルの最も高い部分においては、ゲインが最も小さくなるように制御する。R+G+BとWの無彩色における発光効率や寿命が同じであれば、W’信号レベルが最も高い場合のゲインは×0.5が望ましい。一方、例えばR+G+Bの発光効率や寿命が悪い場合は×0.5より大きいゲインに、逆にWの発光効率や寿命が悪い場合は×0.5より小さいゲインにすることが望ましいが、その場合はW’信号入力とW信号出力の逆転現象が発生しないよう、ゲイン×1を保持する範囲もW’=0.5から同様に減じる必要がある。
ゲイン補正手段6は、W信号変換手段1から出力されるW’信号にゲイン発生手段5から出力されるゲインを乗じてWout信号を出力する。図5は本発明の第1の実施例におけるW信号補正手段の動作を示す概念図である。図5に示すように、一般的な映像信号においてほとんどの割合を占めるW’信号のレベルが低い領域においては従来どおり、電力を最小にするようなるべく多くのWout信号を出力する一方、W’レベルがある一定値を超える輝度の高い無彩色領域においてはWoutの輝度を一定に保つ。
このようなW信号補正手段2の制御により、無彩色信号におけるRGB信号変換手段3の出力は、W’信号のレベルが低い領域においては従来どおり0であるが、W’レベルがある一定値を超える輝度の高い領域においては、図5の破線に示すように徐々にそのレベルが高くなる。
尚、W信号補正手段2の動作を図6のように徐々に変化させることによっても同様の効果を得ることが可能である。
このように、一般的な映像信号においてほとんどの割合を占めるW’信号のレベルが低い領域については、Wout信号が最大になるような制御によって4色ELディスプレイの特徴である電力低減効果の悪化を最小限に留め、一方、映像信号の成分としては少ないが焼付きの発生可能性が高い、白色文字等の領域であるW’信号のレベルが高い領域では、Wout信号の比率を低減し、その一方で、Rout、Gout、Boutの比率を増加させるような制御によってW画素の焼付きを大幅に改善する。また、電力低減効果が大きく悪化しないことから、パネル温度上昇による画面全体の寿命悪化も最小限に留めることが可能である。
尚、ELディスプレイのR+G+BとWの無彩色における発光効率や同一輝度での寿命が同じであるという条件においては、W’信号レベルが最も高い場合、R+G+BとWの輝度が同じになるように制御することが、焼付きにとって最も望ましい。
一方、R+G+Bの発光効率や同一輝度での寿命がWに比べて悪い場合には、寿命が同一になるように、Wの輝度を高くすることが、逆にWの発光効率や同一輝度での寿命がR+G+Bに比べて悪い場合には、R+G+Bの輝度の方を高くすることが望ましい。
(実施例2)
図7は、本発明の第2の実施例によるELディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。
図7に示すELディスプレイ装置は、W信号変換手段1、W信号平均輝度検出手段12、W信号補正手段11、RGB信号変換手段3、ELディスプレイ4を備える。W信号変換手段1はRGB入力信号から白色成分であるW’信号を作成する。このW’信号は4色ELディスプレイにおいて電力を最小にする出力である。W信号平均輝度検出手段12は、W信号変換手段1から出力されるW’信号の1フィールド期間の平均レベルであるW’aveを出力する。W信号補正手段11は、W信号変換手段1から出力されるW’信号とW信号平均輝度検出手段12から出力されるW’ave信号より最終的にELディスプレイに表示するためのWout出力信号を作成する。RGB信号変換手段3はRGB入力信号からW成分を減じたRout、Gout、Bout信号を作成しELディスプレイ4に入力する。
図8は、本発明の第2の実施例におけるW信号補正手段11の構成を示すブロック図である。
図3に示すW信号補正手段11は、ゲイン発生手段13、ゲイン補正手段6を備える。ゲイン発生手段13は、W信号変換手段1から出力されるW’信号とW信号平均輝度検出手段12から出力されるW’ave信号に応じたゲインをリアルタイムに出力する。
図9は、本発明の第2の実施例におけるゲイン発生手段13の動作を示す概念図である。図9に示すようにゲイン発生手段13は、一般的な映像信号においてほとんどの割合を占めるW’信号のレベルが低い領域においてはW’ave信号のレベルに関わらず、第1の実施例と同様×1のゲインを発生する。通常の映像信号においては高輝度の白色文字、一部の白の輝く部分等を除く殆どの信号がW’=0.5以下であり、そのためゲイン×1の範囲をW’=0〜0.5程度とすることが望ましいことも第1の実施例と同様である
一方、W’信号レベルが高い場合は、W’ave信号の信号に応じた制御を実施する。W’ave信号が低い場合においては、第1の実施例と同様、W’信号レベルが高くなるにつれて徐々にゲインを減じ、白色文字等焼付きが顕著に発生するようなW’信号レベルの最も高い部分においては、ゲインが最も小さくなるように制御する。R+G+BとWの無彩色における発光効率や寿命が同じであれば、W’信号レベルが最も高い場合のゲインは0.5が望ましいことも第1の実施例と同様である。
しかし、W’aveが高くなるにつれて、図9に示すようにゲインを減じる開始点をW’=0.5から徐々に高くし、同様にW’信号レベルが最も高い場合のゲインも、W’aveが低い場合に比べ高くする。
ゲイン補正手段6は、W信号変換手段1から出力されるW’信号にゲイン発生手段13から出力されるゲインを乗じてWout信号を出力する。図10は本発明の第1の実施例におけるW信号補正手段の動作を示す概念図である。図10に示すように、一般的な映像信号においてほとんどの割合を占めるW’信号のレベルが低い領域においては、W’ave信号のレベルに関わらず第1の実施例と同様、電力を最小にするようなるべく多くのWout信号を出力する。
一方、W’レベルがある一定値を超える輝度の高い無彩色領域においては、W’ave信号の信号に応じた制御を実施する。
W’ave信号が低い場合においては、第1の実施例と同様、W’レベルがある一定値を超える輝度の高い無彩色領域においてはWoutの輝度を一定に保つ。一方、W’ave信号が高くなるにつれて、Woutを保持すべきW’レベルを徐々に高くし、それに伴いWoutの最大値も徐々に高くする。
尚、W’aveとWoutを保持すべきW’レベルの開始点の関係であるが、入力画像信号のなるべく多くの信号がW’以下であることが望ましいため、式1であらわされる。このとき、αは一般的な映像を鑑みて0.1〜0.2程度の値で固定する方法や、1フィールド分のW’信号の分散により1フィールド〜数フィールド毎に変更する方法により、電力をminにする方法がある。
W’ave + α= (Woutを保持すべき)W’の開始点 −−−−(式1)
このように、一般的な映像信号においてほとんどの割合を占めるW’信号のレベルが低い領域については、Wout信号が最大になるような制御によって4色ELディスプレイの特徴である電力低減効果の悪化を最小限に留めるとともに、
W’信号のレベルが高い領域において、平均輝度が低く、焼付きが目立ち易い場合においては、Wout信号の比率を低減し、その一方で、Rout、Gout、Boutの比率を増加させるような制御によってW画素の焼付きを大幅に改善し、一方平均輝度が高く、焼付きが目立ち難い場合においては、平均輝度が高くなる程、Wout信号の比率低減率を少なくし(Woutが多く出力されるように制御し)電力低減効果の悪化を最小限に留める。また、電力低減効果が大きく悪化しないことから、パネル温度上昇による画面全体の寿命悪化も最小限に留めることが可能である。
なお、上記の各実施例においては、本発明をELディスプレイ表示装置に適用した場合について説明したが、同様の表示特性を有する他のディスプレイ表示装置についても、当然適用可能である。
本発明は入力画像信号に応じた画像を表示するディスプレイ表示装置、特にELディスプレイ表示装置に有用である。
本発明の第1の実施例によるELディスプレイ装置の構成を示すブロック図 ELディスプレイ装置の画素構成の例を示す図 本発明の第1の実施例のおけるW信号補正手段の構成を示すブロック図 本発明の第1の実施例のおけるゲイン発生手段の動作を示す概念図 本発明の第1の実施例のおけるW信号補正手段の動作を示す概念図 本発明の第1の実施例のおけるW信号補正手段の動作を示す別の例の概念図 本発明の第2の実施例によるELディスプレイ装置の構成を示すブロック図 本発明の第2の実施例のおけるW信号補正手段の構成を示すブロック図 本発明の第2の実施例のおけるゲイン発生手段の動作を示す概念図 本発明の第2の実施例のおけるW信号補正手段の動作を示す概念図 従来のELディスプレイ装置の構成を示すブロック図 従来のELディスプレイ装置において無彩色信号を入力した場合の動作を示す概念図 従来のELディスプレイ装置において有彩色信号を入力した場合の動作を示す概念図 一般的な有機ELディスプレイの単位面積あたりの発光輝度と輝度半減寿命の相関を示す概念図 従来のELディスプレイ装置において焼付きを低減する無彩色表示方法を示す概念図 一般的な有機ELディスプレイの温度と輝度半減寿命の相関を示す概念図
符号の説明
1 W信号変換手段
2 W信号補正手段
3 RGB信号変換手段
4 ELディスプレイ
5 ゲイン発生手段
6 ゲイン補正手段
11 W信号補正手段(実施例2)
12 W信号平均輝度検出手段(実施例2)
13 ゲイン発生手段(実施例2)

Claims (5)

  1. RGB入力画像信号に応じた画像を表示するRGBWからなる4色ディスプレイの表示装置であって、
    前記4色ディスプレイと、
    前記RGB入力画像信号から白色成分であるW’信号を作成するW信号変換手段と、
    W’信号より前記4色ディスプレイに表示するためのW出力信号を作成するW信号補正手段と、
    前記W出力信号と前記RGB入力画像信号から前記4色ディスプレイに表示するためのRGB出力信号を作成するRGB変換手段とを有し、
    前記W信号補正手段は、前記W’信号のレベルが所定の値より低い場合には、前記W’信号にゲイン1を乗じてW信号を出力し、前記W’信号が高くなるにつれて、前記W’信号に乗じるゲインを減じてW信号を出力する
    ディスプレイ装置。
  2. RGB入力画像信号に応じた画像を表示するRGBWからなる4色ディスプレイの表示装置であって、
    前記4色ディスプレイと、
    前記RGB入力画像信号から白色成分であるW’信号を作成するW信号変換手段と、
    前記W’信号の1フィールド期間の平均レベルを出力するW信号平均輝度検出手段と、
    W’信号とW信号平均輝度検出手段出力より前記4色ディスプレイに表示するためのW出力信号を作成するW信号補正手段と、
    前記W出力信号と前記RGB入力画像信号から前記4色ディスプレイに表示するためのRGB出力信号を作成するRGB変換手段とを有し、
    前記W信号補正手段は、前記W’信号のレベルが所定の値より低い場合には、前記W信号平均輝度検出手段の出力信号レベルに関わらず前記W’信号にゲイン1を乗じてW信号を出力し、前記W’信号のレベルが所定の値より高い場合には、前記W信号平均輝度検出手段の出力信号レベルにも応じてW信号を出力し、
    前記W信号平均輝度検出手段の出力信号レベルが所定の値より低い場合には、前記W’信号が高くなるにつれて、前記W’信号に乗じるゲインを減じてW信号を出力し、
    前記W信号平均輝度検出手段の出力信号レベルが高くなるにつれて、前記W’信号が高くなった場合においても、前記W’信号に乗じるゲインを維持するべく制御する
    ディスプレイ装置。
  3. 前記W信号補正手段は、W’入力信号に応じたゲイン発生手段と、W’入力信号に前記ゲイン発生手段の出力ゲインを乗じて出力するゲイン補正手段とを有する請求項1記載のディスプレイ表示装置。
  4. 前記W信号補正手段は、W’入力信号と前記W信号平均輝度検出手段の出力信号の両方に応じたゲイン発生手段と、W’入力信号に前記ゲイン発生手段の出力ゲインを乗じて出力するゲイン補正手段とを有する請求項2記載のディスプレイ表示装置。
  5. 前記W信号補正手段は、前記RGB入力画像信号の輝度レベルが高い場合には、前記4色ディスプレイに表示されるWとRGBの寿命が概同じになるようなW信号を出力することを特徴とする請求項1または2に記載のディスプレイ装置。
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