JP2001228847A - 表示焼付の判定方法およびその表示焼付防止装置 - Google Patents

表示焼付の判定方法およびその表示焼付防止装置

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JP2001228847A
JP2001228847A JP2000040536A JP2000040536A JP2001228847A JP 2001228847 A JP2001228847 A JP 2001228847A JP 2000040536 A JP2000040536 A JP 2000040536A JP 2000040536 A JP2000040536 A JP 2000040536A JP 2001228847 A JP2001228847 A JP 2001228847A
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Hiroko Ishiyama
裕子 石山
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 違和感の少ない、焼付の目立たない表示焼付
防止装置を得る。 【解決手段】 静止画のRGBの各色毎の信号レベルが
予め設定された所定の閾値レベルより高いかまたは低い
かを判別する色レベル判別部12と、各色毎の信号レベ
ルを個別に設定する色レベル設定部13とを設け、静止
画面が予め設定された所定の時間以上継続する場合、色
レベル判別部12が判別する閾値レベルより高い色の部
分および、または色レベル判別部12が判別する閾値レ
ベルより低い色の部分を、色レベル設定部13が、輝度
が反転する補色にするか、または同補色に近づける信号
レベルに設定するとともに、レベル制御部8が同信号レ
ベルの制御を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示焼付の判定方
法およびその表示焼付防止装置に係り、より詳細には静
止画面および静止部分を所定の時間以上表示する場合、
色毎の信号レベルなどから焼付を判定するとともに信号
レベルを制御して表示画面の焼付を防止する表示焼付の
判定方法およびその表示焼付防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイパネル(PDP)
等の表示器では、CRTなどと同様に蛍光体を使用し発
光させている関係上、表示内容や使用時間に応じて画面
に輝度差を生じやすく、これにより焼付きとして目立つ
ことがあった。この輝度差に起因する焼付は、高輝度で
ある程、かつ、同じ画面を長時間表示する場合に、使用
時間に比例して顕著に現れる。一般的に動画の場合は、
画面を平均的に使用するので焼付の恐れは少ないが、特
に輝度差の大きい静止画面を長時間表示し、別の画面を
切換えて表示すると、以前に表示していた静止画面での
点灯部分は暗く、非点灯部分は明るく表示されるので、
輝度の段差として顕著に目立ってしまうという問題があ
った。
【0003】この問題を解決するために、所定の時間を
超えて同一静止画を表示する場合、図5(a)に示すよ
うに定期的に画面位置をずらす方法、(b)に示すよう
に表示を消す、あるいは全白画面を表示する、輝度を下
げる方法、(c)に示すように画面を反転させる方法、
あるいは別のスクリーンセイバー画面に切り換えるなど
の方法が提案された。しかし、表示を消す、あるいは別
の画面にするなどの方法は必要な情報が見えず、しか
も、焼付の延命には効果があるが、焼付の改善にはなり
にくかった。また、全白を表示させる方法は、輝度差の
縮小には効果があり、それ迄非点灯であった部分の改善
にはなるが、点灯部分はむしろ劣化が進むという問題が
あり、補色反転の方法は、同一画面を表示している場
合、当該画面を反転することで、最も顕著な焼付の改善
効果はあるが、原画とは正反対の見苦しい色調になり違
和感を感じる場合がある、という問題があった。また、
輝度の低い部分も長時間点灯されない特定の場所がある
と、その部分が焼付と同様の見え方となり、見苦しいと
いう問題があり、輝度レベルを下げる方法のみの対策で
は不充分であった。また、定期的に画面位置を動かす方
法は、罫線のような細いエッジの部分については焼付の
防止が可能であるが、面積が広い部分には効果が薄い、
という問題があった。一方、動画についても、画面の端
部に放送局名、時刻およびチャンネル名などが長時間表
示される場合があり、それらの文字部分が焼付として目
立つという問題があり、効果的な対策がなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みなされたもので、所定の時間以上継続して表示され
る静止画および固定部を判別するとともに、その色毎の
信号レベルなどから焼付を判定するとともに、各色レベ
ルが所定の信号レベルより高い部分と低い部分の信号レ
ベルを段階的に制御する、あるいは、文字と判定される
固定部のみの表示位置を制御するなどして違和感の少な
い、焼付を目立たなくする表示焼付の判定方法および表
示焼付防止装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するため、入力映像信号の動きを検出し静止画か動
画かを判定する静止/動画判定部と、判定用の時間や信
号レベル等の設定値および画面モード等を設定するため
のリモコンやキーなどの入力部と、時刻や表示時間を計
時する計時部と、前記設定値や前記計時を記憶するため
の記憶部と、同記憶部に記憶された前記設定値と前記計
時とを比較判定する判定部と、前記入力部から前記記憶
部に予め設定された所定の第一閾値レベルと同第一閾値
レベルより低い第二閾値レベルと前記入力映像信号の
R、G、Bの各色毎の信号レベルとのそれぞれのレベル
の大小を判別する色レベル判別部とを備え、前記入力映
像信号が静止画と判定され、同入力映像信号に前記第一
閾値レベルより高い信号レベルが判別され、同入力映像
信号の前記第二閾値レベルより低い色の部分が予め設定
された所定の時間以上継続表示される場合に、表示焼付
と判定する。
【0006】また、入力映像信号の動きを検出し静止画
か動画かを判定する静止/動画判定部と、前記入力映像
信号の平均輝度を検出するAverage Picture Level (以
降APLと云う)検出部と、判定用の時間や信号レベル
等の設定値および画面モード等を設定するためのリモコ
ンやキーなどの入力部と、時刻や表示時間を計時する計
時部と、前記設定値や前記計時を記憶するための記憶部
と、同記憶部に記憶された前記設定値と前記計時とを比
較判定する判定部と、前記入力部から前記記憶部に予め
設定された所定の第二閾値レベルと前記入力映像信号の
R、G、Bの各色毎の信号レベルのレベルの大小を判別
する色レベル判別部とを備え、前記入力映像信号が静止
画と判定され、前記APL検出部が検出する同入力映像
信号の平均輝度が予め設定された所定のレベル以上で、
且つ、同入力映像信号の前記第二閾値レベルより低い色
の部分が予め設定された所定の時間以上継続表示する場
合に、表示焼付と判定する。
【0007】また、入力映像信号の動きを検出し静止画
か動画かを判定する静止/動画判定部と、判定用の時間
や信号レベル等の設定値および画面モード等を設定する
ためのリモコンやキーなどの入力部と、時刻や表示時間
を計時する計時部と、前記設定値や前記計時を記憶する
ための記憶部と、同記憶部に記憶された前記設定値と前
記計時とを比較判定する判定部と、前記入力部から前記
記憶部に予め設定された所定の第一閾値レベルと同第一
閾値レベルより低い第二閾値レベルと同第一閾値レベル
より高い第三閾値レベルと前記入力映像信号のR、G、
Bの各色毎の信号レベルとのそれぞれのレベルの大小を
判別する色レベル判別部と、各色毎の表示用出力信号の
信号レベルを個別に設定する色レベル設定部と、同表示
用出力信号の信号レベルを制御するレベル制御部とを備
え、前記入力映像信号が静止画と判定され、同入力映像
信号の前記第三閾値レベルより高い色の部分が予め設定
された所定の時間以上継続表示する場合、前記色レベル
判別部が判別する前記第三閾値レベルより高い色の部分
の信号レベルを、前記色レベル設定部が下げるように設
定し、または前記レベル制御部が同信号レベルを下げる
ように制御し、および、または、前記入力映像信号が静
止画と判定され、同入力映像信号に前記第一閾値レベル
より高い信号レベルが判別され、同入力映像信号の前記
第二閾値レベルより低い色の部分が予め設定された所定
の時間以上継続表示する場合、前記色レベル判別部が判
別する前記第二閾値レベルより低い色の部分の信号レベ
ルを、前記色レベル設定部が上げるように設定し、また
は、前記レベル制御部が同信号レベルを上げるように制
御する。
【0008】また、入力映像信号の動きを検出し静止画
か動画かを判定する静止/動画判定部と、前記入力映像
信号の平均輝度を検出するAPL検出部と、判定用の時
間や信号レベル等の設定値および画面モード等を設定す
るためのリモコンやキーなどの入力部と、時刻や表示時
間を計時する計時部と、前記設定値や前記計時を記憶す
るための記憶部と、同記憶部に記憶された前記設定値と
前記計時とを比較判定する判定部と、前記入力部から前
記記憶部に予め設定された所定の所定の第二閾値レベル
と同第二閾値レベルより低い第三閾値レベルとと前記入
力映像信号のR、G、Bの各色毎の信号レベルとのそれ
ぞれのレベルの大小を判別する色レベル判別部と、各色
毎の表示用出力信号の信号レベルを個別に設定する色レ
ベル設定部と、同表示用出力信号の信号レベルを制御す
るレベル制御部とを備え、前記入力映像信号が静止画と
判定され、同入力映像信号の前記第三閾値レベルより高
い色の部分が予め設定された所定の時間以上継続表示す
る場合、前記色レベル判別部が判別する前記第三閾値レ
ベルより高い色の部分の信号レベルを、前記色レベル設
定部が上げるように設定し、または、前記レベル制御部
が同信号レベルを上げるように制御し、および、また
は、前記入力映像信号が静止画と判定され、前記APL
検出部が検出する同入力映像信号の平均輝度が予め設定
された所定のレベル以上で、且つ、同入力映像信号の前
記第二閾値レベルより低い色の部分が予め設定された所
定の時間以上継続表示する場合、前記色レベル判別部が
判別する前記第二閾値レベルより低い色の部分の信号レ
ベルを、前記色レベル設定部が上げるように設定し、ま
たは、前記レベル制御部が同信号レベルを上げるように
制御する。
【0009】また、前記第三閾値レベルより高い色の部
分および、または前記第二閾値レベルより低い色の部分
の信号レベルを上下する場合、前記色レベル設定部が、
所定の時間の経過毎に、同信号レベルを分割した複数の
ステップ毎に段階的に上下させる。
【0010】また、前記レベル制御部が制御する各色の
信号レベルの上限値と下限値とを、設定可能とする。
【0011】また、前記レベル制御部が、前記色レベル
設定手段が設定する各色を表示部の特性に応じた予め定
められた優先順位に従い信号レベルの制御を行う。
【0012】また、前記レベル制御部が、前記色レベル
設定手段が設定する各色のうち、1ステップ毎に最も高
い信号レベルの色を選択しながら順番に信号レベルの制
御を行う。
【0013】また、入力映像信号の動きを検出し静止画
か動画かを判定する静止/動画判定部と、前記入力映像
信号から信号が変化しない固定部と信号が変化する変化
部とを判定する固定/変化部判定部と、固定部の表示位
置などから同固定部が文字かどうか判定する文字判定部
と、表示位置等の設定値を設定するためのリモコンやキ
ーなどの入力部とを備え、前記入力映像信号を前記静止
/動画判定部が動画と判定し、且つ前記固定/変化部判
定部が固定部と判定する前記入力映像信号の映像固定部
が、予め前記入力部から設定された所定の時間以上継続
表示するとともに、同映像固定部が所定の表示範囲に表
示される場合に、前記文字判定部が同映像固定部を文字
と判定するとともに、表示焼付と判定する。
【0014】また、前記所定の表示範囲を、表示画面の
四隅とする。
【0015】また、前記所定の表示範囲を、予め前記入
力部から設定する表示範囲とする。
【0016】また、入力映像信号の動きを検出し静止画
か動画かを判定する静止/動画判定部と、前記入力映像
信号から信号が変化しない固定部と信号が変化する変化
部とを判定する固定/変化部判定部と、同固定部の表示
位置などから同固定部が文字かどうか判定する文字判定
部と、判定用の時間や信号レベルや表示位置等の設定値
および画面モード等を設定するためのリモコンやキーな
どの入力部と、時刻や表示時間を計時する計時部と、前
記設定値や前記計時を記憶するための記憶部と、同記憶
部に記憶された前記設定値と前記計時とを比較判定する
判定部と、前記入力部から前記記憶部に予め設定された
所定の閾値レベルと前記入力映像信号のR、G、Bの各
色毎の信号レベルとのそれぞれのレベルの大小を判別す
る色レベル判別部と、各色毎の表示用出力信号の信号レ
ベルを個別に設定する色レベル設定部とを備え、前記入
力映像信号を前記静止/動画判定部が動画と判定し、且
つ前記固定/変化部判定部が固定部と判定する前記入力
映像信号の映像固定部が、前記入力部より予め設定され
た所定の時間以上継続表示するとともに、同映像固定部
が所定の表示範囲に表示される場合、前記文字判定部が
同映像固定部を文字と判定するとともに、同映像固定部
の前記色レベル判別部が判別する前記閾値レベルより高
い色の部分の信号レベルを、前記色レベル設定部が下げ
るように設定する。
【0017】また、前記閾値レベルを、第四閾値レベル
と同第四閾値レベルより低い第五閾値レベルとに分割設
定し、前記映像固定部が予め設定された所定の時間以上
継続表示する場合、前記色レベル設定部が、前記色レベ
ル判別部が判別する前記第四閾値レベルより高い色の部
分は信号レベルを下げ、および、または前記色レベル判
別部が判別する前記第五閾値レベルより低い色の部分は
信号レベルを上げるように設定する。
【0018】また、前記所定の表示範囲は、前記表示画
面の四隅とするか、または、予め前記入力部から設定す
る表示範囲とする。
【0019】また、前記映像固定部の表示位置を、同映
像固定部の表示時間が所定の連続時間の経過毎、およ
び、または所定の時刻毎に、同映像固定部の近傍の予め
定められた所定の位置を順番に移動させる。
【0020】また、前記映像固定部の表示位置を、前記
画面モードの切換毎に、近傍の予め定められた所定の位
置を順番に移動する。
【0021】また、前記所定の位置を、前記映像固定部
が本来存在する場所から画面の端部に近づけて外側に配
置する。
【0022】また、前記映像固定部の各色レベルを、所
定の時刻毎に同複数の色レベルを順番に切換えて表示す
る。
【0023】また、前記映像固定部を移動する場合、前
記映像固定部が本来存在した移動元の画素のデータを、
同画素の前後の画素、および、または上下のラインから
補間し設定する。
【0024】また、前記記憶部が前記映像固定部の予め
設定された所定の位置でのそれぞれの表示時間の累積時
間を記憶するとともに、同映像固定部の表示位置の移動
時は、同映像固定部を、前記累積時間の最も少ない前記
表示位置に移動する。
【0025】また、前記計時部が動画の動画表示時間と
前記映像固定部の固定部表示時間とをそれぞれ累積計時
するとともに、同累積計時を前記記憶部で記憶し、同動
画表示時間と同固定部表示時間との同累積計時の比が所
定の値を超える場合、前記色レベル設定部が、前記色レ
ベルを前記表示部が表示可能な最大値または最小値まで
信号レベルを制御可能とするとともに、同信号レベルの
制御の速度を早める。
【0026】また、前記計時部が動画の動画表示時間と
前記映像固定部の固定部表示時間とをそれぞれ累積計時
するとともに、同累積計時を前記記憶部で記憶し、同動
画表示時間と同固定部表示時間との同累積計時の比が所
定の値以下の場合、前記色レベル設定部と前記表示位置
制御部とを、動作の許可または動作の禁止を選択可能と
する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を説明
するための、表示焼付防止装置の要部ブロック図であ
る。図1に基づいて説明する。入力されるコンポジット
映像信号、輝度信号と色信号を分離したY/C映像信
号、Y、Pb、Prなどのコンポーネント映像信号およ
びパソコンなどのR,G,B映像信号などの入力映像信
号および入力同期信号は、入力信号処理部1で入力切
換、色復調、色分離・処理などの信号処理を行い、RG
B信号に分解する。分岐した一方の信号は同期信号処理
部2で同期分離し、分離した同期信号からタイミング、
クロックを生成し、生成したタイミングおよびクロック
は各部に供給する。入力信号処理部1から出力するRG
B信号はA/D(Analog Digital Converter) 3で、デ
ィジタル信号に変換し、フレームメモリ4に一旦蓄え
る。フレームメモリ4に記憶された映像信号と入力映像
信号とのフレーム間の差分を検出し、所定の差分以下で
あれば、静止/動画判定部5で静止画と判断し、それ以
外は動画とを判定する。信号処理部6ではフレームメモ
リ4の出力を利用し、走査線変換やアスペクト比変換等
のデジタル映像信号処理を行う。表示位置制御部7では
画面全体の表示位置の設定と、表示で文字と判定される
場合の固定部の表示位置の位置制御を行う。レベル制御
部8では、表示用出力信号の各色レベルを表示部9に適
した信号レベルに変換するガンマ処理や、焼付対策のた
めのレベル制御を行い、表示部9で表示を行う。
【0028】静止/動画判定部5の出力は、固定/変化
部判定部10へ入力し画面の固定部と変化部とを判定す
る。静止/動画判定部5の判定結果と、固定/変化部判
定部10の判定結果と、画面上の所定の表示位置にある
ことなどから文字判定部11では文字が表示されている
かどうかを判定する。静止/動画判定部5の出力および
固定/変化部判定部10の出力は色レベル判別部12
で、RGBの各色毎に色レベルを判別し、特に静止画部
分および固定部の色レベルが、所定の色レベルである第
一閾値レベルおよび第三閾値レベルより高いか、所定の
色レベルである第二閾値レベルより低いかを判別する。
その判別結果により、第三閾値レベルより高い色は信号
レベルを下げ、第二閾値レベルより低い色は信号レベル
を上げるように色レベル設定部13で各色レベルを設定
する。色レベル設定部13で設定する設定値は、レベル
制御部8に伝達され表示部9に反映され表示される。ガ
ンマ処理はRAMテーブルを参照して変換しているが、
RAMテーブルを色レベル設定部13で書き換えること
で焼付防止のための各色のレベル制御が可能であり、R
AMの共用も可能である。フレームメモリ4から分岐し
た出力はAPL検出部14で、画面の平均輝度を検出
し、制御部15に入力しているが、検出結果は色レベル
設定部13で設定する各色レベルの基準値として参照さ
れる。
【0029】制御部15は、具体的にはCPUであり、
同期信号処理部2からの同期情報やタイミング情報を受
信し、装置全体の監視および制御を統括して行う。制御
部15には、時刻やマスク表示時間およびその累積時間
を計時する機能を有する計時部17、設定値や計時部1
7での計時結果を記憶する記憶部18も接続されてお
り、判定部19で表示時間が所定の時間を超過するかど
うかの判定結果により、入力部16から予め設定された
指示により各色信号レベルや表示位置の制御を行う。こ
れらの各色信号レベルや表示位置の制御の選択や可否
は、選択設定部20で予め設定されている。選択設定部
20では入力部16からの指令により、各色信号レベル
の上下の可否、ステップ数、上限値、下限値、または表
示位置移動の可否、移動量、移動元の画素の補間方法な
どの選択設定を行い、その内容に基づき制御部15は焼
付防止のための制御を行う。
【0030】次に、本発明による表示焼付の判定方法お
よびその表示焼付防止装置の第一の実施例の動作を図2
の制御フローに基づいて説明する。表示焼付防止装置の
運転にあたり、まず、各種制御のための制御パラメータ
の初期設定が行われる(ST 1)。運転後、フレーム間
の差分を検出し、差分の大小で表示中の入力信号が静止
画か動画かの判定が行われ、同一画面が所定の時間、例
えば1分以上継続表示する場合を静止画と判定する(S
T2)。静止画と動画は1フレームのフレーム間の差分
値で判定可能であるが、短時間に頻繁に切り替わる静止
画は動画として検出される。静止画と判定される場合、
記憶されているR、G、Bそれぞれの色信号の色レベル
が第三閾値レベルを超える高い部分があるかどうかを判
別する(ST3)。第三閾値レベルは、例えば最大輝度
の70%の信号レベルとし、この信号レベルが第三閾値
レベルを超える部分が所定の時間以上例えば5分以上表
示されると焼付として判定する。第三閾値レベルを超え
る色成分がある場合、約10秒の待ち時間を計時後(S
T4)、当該色成分の色レベルを例えば1ステップを1
階調とし1ステップ下げる(ST5)。各色のとり得る
上限あるいは下限の限界値は表示する絵柄に対し違和感
の少ない許容レベルに設定可能としており、その下限の
限界値に達したかどうかを判定し(ST6)、限界値に
達していなければST4に戻りこのステップを繰り返す
(ST4〜ST 6)。このステップがRGB各色完了し
たか確認し(ST7)、完了するまでこのステップを繰
り返す(ST4〜ST7)。
【0031】次に、信号レベルが低いレベルに固定され
るため輝度差が生じ、焼付として見える部分の検出と対
策について説明する。レベルの低い部分は、全体の画面
が暗く、しかも輝度差の少ない画面については目立たな
いので対策は不用である。このため、入力映像信号の信
号レベルが通常は焼付とは無縁のレベルである第一閾値
レベルを例えば最大輝度の50%以下に設定し、第一閾
値レベルを超えるレベルがあるかどうかで判定する(S
T8)。第一閾値レベルを超えるレベルがない場合、入
力映像信号の平均輝度を確認し(ST9)、平均輝度が
低く、例えば20%以下の場合は処理を終了する(ST
15)。入力映像信号の平均輝度が20%を超える場
合、あるいは第一閾値レベルより大きい信号レベルを有
する場合は色レベルを確認し、RGBそれぞれの色信号
の色レベルが第二閾値レベルを超えて低い部分があるか
どうかを判別する(ST10)。第二閾値レベルは、例
えば最大輝度の30%以下の信号レベルとし、この信号
レベルを超えて低い部分を焼付要因として判定する。第
二閾値レベルより低い色成分がある場合、約10秒の待
ち時間を計時後(ST11)、当該色成分の色レベルを
例えば1ステップを1階調とし1ステップ上げる(ST
12)。各色のとりうる上限の限界値に達したかどうか
を判定し(ST13)、限界値に達していなければST
10に戻りこのステップを繰り返す(ST10〜ST1
3)。このステップがR、G、B各色完了したか確認し
(ST14)、完了するまでこのステップを繰り返す
(ST10〜ST14)。
【0032】ステップ2(ST2)で表示中の画面が静
止画ではなく、動画と判定される場合、動画の中に固定
部があるかどうか判定し(ST17)、固定部があれば
固定部の表示位置や大きさを確認する(ST18)。一
般的に動画中に挿入される放送局名、時刻およびチャン
ネル名などは画面の4隅のいずれかの位置に比較的小さ
く白などの均一な色で表示されることが多い。動画中の
文字かどうかは、これらの条件から判定が可能である。
固定部の表示位置が4隅になければ文字ではないと判断
し(ST19)、処理を終了する(ST23)。固定部
の表示位置が4隅にあれば文字と判定し、従って焼付と
判定し焼付を軽減するように焼付対策を行う。焼付対策
として初期設定時に設定した処理の指示に従い、位置移
動の指示を確認し(ST20)、レベル制御の指示であ
れば文字信号のレベル制御を行い(ST21)位置移動
の指示であれば表示位置の移動を行い(ST22)、処
理を終了する(ST23)。文字のレベル制御は、前述
のように各色の信号レベルを徐々に下げる制御を行い、
固定部、即ち文字位置の移動は予め設定した移動方法に
より移動する。
【0033】出力信号のレベル制御は、レベル制御部8
が、色レベル設定部13が設定する各色を予め定められ
た優先順位に従い信号レベルの制御を行うようにした
が、優先順位とは、例えば表示部9の蛍光体などの輝度
低下特性に差がある場合、最も弱い蛍光体(例えば青)
は早めに輝度を下げ、丈夫な蛍光体(例えば赤)はゆっ
くり輝度を下げる方法があり、この場合、蛍光体の延命
と違和感を和らげることができる。また、色レベル設定
部13が設定する各色のうち、1ステップ毎に最も高い
信号レベルの色を選択しながら順番にレベル制御部8が
信号レベルの制御を行うようにしても良い。また、レベ
ル制御部8が、色レベル設定部13が設定する最も高い
信号レベルの色をまず下げ、順次高い信号レベルの色か
ら順番に信号レベルの制御を行うことも可能である。
【0034】図3は以上説明した制御方法を説明するた
めの図である。(1)は表示画面の例であり、この時の
映像入力信号の1ラインの波形は例えば(2)の(a)
に示すような波形である。なるべく原画を損なわず違和
感の少ない焼付対策を行うため、本実施例では3つの閾
値を設けて制御を行う。図の例では破線で示す第一閾値
レベルは最大輝度の50%の信号レベルであり、第二閾
値は最大輝度の30%の信号レベル、第三閾値レベルは
最大輝度の70%の信号レベルに設定した例を示す。図
の例の場合、画面の平均輝度は中位であるが、信号レベ
ルは第一閾値レベルを超えており、第二閾値レベルおよ
び第三閾値レベルを超えた部分は、レベル制御の対象信
号となる。
【0035】図3(2)の(b)は(a)の入力信号を
単純に反転した信号を示し、(3)(a)の各色毎に明
暗が反転する画面となる。(2)の(c)は本発明のレ
ベル制御信号を示すもので、第二閾値レベルと第三閾値
レベルの各信号レベルの間の信号はそのままとしてい
る。これは、通常50%近傍のレベルの信号は焼付難い
からである。図は第二閾値レベルおよびを第三閾値レベ
ル超える部分は反転していることを示している。レベル
制御は時間の経過とともに徐々に行うが、図は最大の場
合を示している。このように、一定レベルの範囲内の映
像は原画と変わらず、しかもレベル制御を徐々に段階的
に行うようにし、しかも、レベル制御の上限、下限は設
定可能としているので、違和感の少ないものとしてい
る。
【0036】図4は動画で固定文字を表示する場合の対
策例を示す。図4(1)は表示画面に文字を表示した例
を示し、画面の右上端部に放送局名ABCと時刻が表示
されている。この時の映像入力信号の1ラインの波形は
例えば(2)の(a)に示すような波形であり、文字部
分の信号レベルが高くなっている。文字の判定は、入力
映像信号が、静止/動画判定部5で動画と判定され、且
つ固定/変化部判定部10が固定部と判定する映像固定
部が、所定の時間以上継続表示されるとともに、所定の
表示範囲に表示される場合としている。文字と判定され
る場合、第四閾値レベル、例えば最大輝度の70%より
高い色の部分は信号レベルを下げ、第五閾値レベル、例
えば最大輝度の30%より低い色の部分は信号レベルを
上げるようにしている。図4(2)(b)は最大の制御
を行い、反転した例を示している。
【0037】図4(3)は文字を移動する場合を説明す
るための図である。文字の移動量は予め決められた破線
の位置にある文字を、例えば4ライン、4ドット離れた
実線で示す対角の位置に移動するものとする。本実施例
では、定位置から画面の端となる外側の方向に4ライ
ン、4ドットづつの4箇所を順番に移動するようにして
いる。もともと文字は隅に設定されるため、このように
移動量を増やしても違和感は少ないので、文字位置は入
力部16からの設定を可能としている。また、文字の移
動と色レベル制御を組み合わせて制御することも可能と
している。もともと文字は端部にあるので、位置や色を
極端に変えても違和感は少ない。
【0038】また文字位置の移動は、例えば画面モード
の切換毎、一定時間毎に定期的に変える、定時の午前、
午後、夜、深夜と分けてそれぞれ位置と色とを変えるな
どの方法も考えられる。画面モードの切換え毎に行う方
法は視聴者に気付かれないようにすることができ、一定
時間毎、例えば1時間毎に移動する方法は各位置での表
示を均等にすることができる。決められた定時に文字移
動を行い、色調もそれに合わせて変える方法は、例えば
午前:赤、午後:緑、夜:青、深夜:灰などとするとそ
れぞれの時間帯を判別しやすいという効果が生じる。文
字の色は、背景色と同色になると識別が困難になるの
で、同色は避け背景色とは異なるように各色レベルを設
定している。各色毎に文字色と背景色とを比較し、同じ
場合は各色を1ステップ上昇あるいは下降する方向に進
めれば同一色を避けることができる。RGB各色を比較
し、どれかが異なればそのままとする。通常は文字は動
画を背景とするので、大きな変化や迅速な変化は避けて
いる。文字判定を確実にするために、予め入力部16か
ら文字時範囲を設定できるようにしても良い。放送局名
や時刻などの出現する位置の範囲を設定しておけば、文
字の精度を高めることができる。文字位置を記憶するよ
うにすれば、検出スピードを上げることも可能である。
なお、文字を移動する場合、移動した後の定位置の場所
の画素データについては、前後の画素、上下のラインな
ど周辺の画素やラインのレベルから単純平均、加重平均
などの方法で補間データを算出して置き換えている。
【0039】計時部17では、動画の動画表示時間と固
定部の固定部表示時間とをそれぞれ累積計時するととも
に、それぞれの累積計時を記憶部18で記憶している。
このため、計時部17では動画および固定部の表示時間
を1分単位でそれぞれの計時を行っている。記憶部が固
定部である文字部の予め設定された所定の位置でのそれ
ぞれの表示時間の累積時間を記憶しておけば、固定部の
表示位置の移動時は、累積時間の最も少ない表示位置に
移動するとよい。これにより焼付を均等化できる。動画
表示時間と固定部表示時間との累積計時の比が所定の値
を超える場合、色レベル設定部13が、色レベルを表示
部9が表示可能な最大値または最小値まで信号レベルを
制御可能とするとともに、信号レベルの制御の速度を早
めるようにしている。色レベル制御、位置移動の可否、
色レベルの上限値、下限値、移動量などの設定はユーザ
ーの選定を優先するが、累積表示時間の比は数%以下な
ら問題は少ないが、10%を越えるとかなり目立つよう
になるため、そのような場合に色レベル設定部13では
色レベルの上限値および下限値の制限を超えて信号レベ
ルを表示可能な最大値または最小値まで上下するするよ
うにしている。また、上昇、下降のスピードも早めるな
どして焼付対策を強化するようにしている。
【0040】一方、動画表示時間と固定部表示時間との
累積計時の比が所定の値以下、例えば1〜2%以下であ
れば焼付きの心配は少なく、入力部16の設定で色レベ
ル設定部13と表示位置制御部7との動作の許可または
動作の禁止を選択可能とし、不必要な切換えをしなくて
もよいようにしている。以上、本発明の実施例におい
て、閾値を設定し、閾値より高いか低いかの判別を行う
ようにしているが、閾値は実施例のような数値に限るも
のではなく、さらに増やしてもよい。閾値レベルも最大
レベルの30%、70%としたが、これに限るものでは
なく、静止画の表示頻度が多い場合には最大レベルの4
0%、60%などに設定すると良い。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による表示
焼付の判定方法およびその表示焼付防止装置によれば、
静止画のR、G、Bの各色毎の信号レベルが入力部から
記憶部に予め設定された所定の閾値レベルより高いかま
たは低いかを判別する色レベル判別部と、各色毎の表示
用出力信号の信号レベルを個別に設定する色レベル設定
部とを備え、静止画が予め設定された所定の時間以上継
続表示する場合、色レベル判別部が判別する閾値レベル
より高い色の部分を焼付の要因と判定し、その信号レベ
ルを色レベル設定部が段階的に下げるように設定するの
で、違和感の少ない、焼付の目立たない表示焼付の判定
方法およびその表示焼付防止装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の表示焼付の判定方法およびその表示
焼付防止装置の実施例の要部ブロック図である。
【図2】 本発明の表示焼付の判定方法およびその表示
焼付防止装置における制御方法を説明するための制御フ
ローある。
【図3】 本発明の表示焼付の判定方法およびその表示
焼付防止装置における表示状態、信号波形および画面を
説明するための説明図である。
【図4】 本発明の表示焼付の判定方法およびその表示
焼付防止装置における文字表示画面、信号波形および文
字移動を説明するための説明図である。
【図5】 従来装置における焼付対策を説明するための
説明図である。
【符号の説明】
1 入力信号処理部 2 同期信号処理部 3 A/D 4 フレームメモリ 5 静止/動画判定部 6 信号処理部 7 表示位置制御部 8 レベル制御部 9 表示部 10 固定/変化部判定部 11 文字判定部 12 色レベル判別部 13 色レベル設定部 14 APL検出部 15 制御部 16 入力部 17 計時部 18 記憶部 19 判定部 20 選択設定部

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号の動きを検出し静止画か動
    画かを判定する静止/動画判定部と、判定用の時間や信
    号レベル等の設定値および画面モード等を設定するため
    のリモコンやキーなどの入力部と、時刻や表示時間を計
    時する計時部と、前記設定値や前記計時を記憶するため
    の記憶部と、同記憶部に記憶された前記設定値と前記計
    時とを比較判定する判定部と、前記入力部から前記記憶
    部に予め設定された所定の第一閾値レベルと同第一閾値
    レベルより低い第二閾値レベルと前記入力映像信号の
    R、G、Bの各色毎の信号レベルとのそれぞれのレベル
    の大小を判別する色レベル判別部とを備え、 前記入力映像信号が静止画と判定され、同入力映像信号
    に前記第一閾値レベルより高い信号レベルが判別され、
    同入力映像信号の前記第二閾値レベルより低い色の部分
    が予め設定された所定の時間以上継続表示される場合
    に、表示焼付と判定することを特徴とする表示焼付の判
    定方法。
  2. 【請求項2】 入力映像信号の動きを検出し静止画か動
    画かを判定する静止/動画判定部と、前記入力映像信号
    の平均輝度を検出するAverage Picture Level (以降A
    PLと云う)検出部と、判定用の時間や信号レベル等の
    設定値および画面モード等を設定するためのリモコンや
    キーなどの入力部と、時刻や表示時間を計時する計時部
    と、前記設定値や前記計時を記憶するための記憶部と、
    同記憶部に記憶された前記設定値と前記計時とを比較判
    定する判定部と、前記入力部から前記記憶部に予め設定
    された所定の第二閾値レベルと前記入力映像信号のR、
    G、Bの各色毎の信号レベルのレベルの大小を判別する
    色レベル判別部とを備え、 前記入力映像信号が静止画と判定され、前記APL検出
    部が検出する同入力映像信号の平均輝度が予め設定され
    た所定のレベル以上で、且つ、同入力映像信号の前記第
    二閾値レベルより低い色の部分が予め設定された所定の
    時間以上継続表示する場合に、表示焼付と判定すること
    を特徴とする表示焼付の判定方法。
  3. 【請求項3】 入力映像信号の動きを検出し静止画か動
    画かを判定する静止/動画判定部と、判定用の時間や信
    号レベル等の設定値および画面モード等を設定するため
    のリモコンやキーなどの入力部と、時刻や表示時間を計
    時する計時部と、前記設定値や前記計時を記憶するため
    の記憶部と、同記憶部に記憶された前記設定値と前記計
    時とを比較判定する判定部と、前記入力部から前記記憶
    部に予め設定された所定の第一閾値レベルと同第一閾値
    レベルより低い第二閾値レベルと同第一閾値レベルより
    高い第三閾値レベルと前記入力映像信号のR、G、Bの
    各色毎の信号レベルとのそれぞれのレベルの大小を判別
    する色レベル判別部と、各色毎の表示用出力信号の信号
    レベルを個別に設定する色レベル設定部と、同表示用出
    力信号の信号レベルを制御するレベル制御部とを備え、 前記入力映像信号が静止画と判定され、同入力映像信号
    の前記第三閾値レベルより高い色の部分が予め設定され
    た所定の時間以上継続表示する場合、前記色レベル判別
    部が判別する前記第三閾値レベルより高い色の部分の信
    号レベルを、前記色レベル設定部が下げるように設定
    し、または前記レベル制御部が同信号レベルを下げるよ
    うに制御し、および、または、前記入力映像信号が静止
    画と判定され、同入力映像信号に前記第一閾値レベルよ
    り高い信号レベルが判別され、同入力映像信号の前記第
    二閾値レベルより低い色の部分が予め設定された所定の
    時間以上継続表示する場合、前記色レベル判別部が判別
    する前記第二閾値レベルより低い色の部分の信号レベル
    を、前記色レベル設定部が上げるように設定し、また
    は、前記レベル制御部が同信号レベルを上げるように制
    御することを特徴とする表示焼付防止装置。
  4. 【請求項4】 入力映像信号の動きを検出し静止画か動
    画かを判定する静止/動画判定部と、前記入力映像信号
    の平均輝度を検出するAPL検出部と、判定用の時間や
    信号レベル等の設定値および画面モード等を設定するた
    めのリモコンやキーなどの入力部と、時刻や表示時間を
    計時する計時部と、前記設定値や前記計時を記憶するた
    めの記憶部と、同記憶部に記憶された前記設定値と前記
    計時とを比較判定する判定部と、前記入力部から前記記
    憶部に予め設定された所定の所定の第二閾値レベルと同
    第二閾値レベルより低い第三閾値レベルとと前記入力映
    像信号のR、G、Bの各色毎の信号レベルとのそれぞれ
    のレベルの大小を判別する色レベル判別部と、各色毎の
    表示用出力信号の信号レベルを個別に設定する色レベル
    設定部と、同表示用出力信号の信号レベルを制御するレ
    ベル制御部とを備え、 前記入力映像信号が静止画と判定され、同入力映像信号
    の前記第三閾値レベルより高い色の部分が予め設定され
    た所定の時間以上継続表示する場合、前記色レベル判別
    部が判別する前記第三閾値レベルより高い色の部分の信
    号レベルを、前記色レベル設定部が上げるように設定
    し、または、前記レベル制御部が同信号レベルを上げる
    ように制御し、および、または、前記入力映像信号が静
    止画と判定され、前記APL検出部が検出する同入力映
    像信号の平均輝度が予め設定された所定のレベル以上
    で、且つ、同入力映像信号の前記第二閾値レベルより低
    い色の部分が予め設定された所定の時間以上継続表示す
    る場合、前記色レベル判別部が判別する前記第二閾値レ
    ベルより低い色の部分の信号レベルを、前記色レベル設
    定部が上げるように設定し、または、前記レベル制御部
    が同信号レベルを上げるように制御することを特徴とす
    る表示焼付防止装置。
  5. 【請求項5】 前記第三閾値レベルより高い色の部分お
    よび、または前記第二閾値レベルより低い色の部分の信
    号レベルを上下する場合、前記色レベル設定部が、所定
    の時間の経過毎に、同信号レベルを分割した複数のステ
    ップ毎に段階的に上下させることを特徴とする請求項3
    または4記載の表示焼付防止装置。
  6. 【請求項6】 前記レベル制御部が制御する各色の信号
    レベルの上限値と下限値とを、設定可能とすることを特
    徴とする請求項3ないし5記載の表示焼付防止装置。
  7. 【請求項7】 前記レベル制御部が、前記色レベル設定
    手段が設定する各色を表示部の特性に応じた予め定めら
    れた優先順位に従い信号レベルの制御を行うことを特徴
    とする請求項3ないし6記載の表示焼付防止装置。
  8. 【請求項8】 前記レベル制御部が、前記色レベル設定
    手段が設定する各色のうち、1ステップ毎に最も高い信
    号レベルの色を選択しながら順番に信号レベルの制御を
    行うことを特徴とする請求項3ないし7記載の表示焼付
    防止装置。
  9. 【請求項9】 入力映像信号の動きを検出し静止画か動
    画かを判定する静止/動画判定部と、前記入力映像信号
    から信号が変化しない固定部と信号が変化する変化部と
    を判定する固定/変化部判定部と、固定部の表示位置な
    どから同固定部が文字かどうか判定する文字判定部と、
    表示位置等の設定値を設定するためのリモコンやキーな
    どの入力部とを備え、 前記入力映像信号を前記静止/動画判定部が動画と判定
    し、且つ前記固定/変化部判定部が固定部と判定する前
    記入力映像信号の映像固定部が、予め前記入力部から設
    定された所定の時間以上継続表示するとともに、同映像
    固定部が所定の表示範囲に表示される場合に、前記文字
    判定部が同映像固定部を文字と判定するとともに、表示
    焼付と判定することを特徴とする表示焼付の判定方法。
  10. 【請求項10】 前記所定の表示範囲を、表示画面の四
    隅とすることを特徴とする請求項9記載の表示焼付の判
    定方法。
  11. 【請求項11】 前記所定の表示範囲を、予め前記入力
    部から設定する表示範囲とすることを特徴とする請求項
    9記載の表示焼付の判定方法。
  12. 【請求項12】 入力映像信号の動きを検出し静止画か
    動画かを判定する静止/動画判定部と、前記入力映像信
    号から信号が変化しない固定部と信号が変化する変化部
    とを判定する固定/変化部判定部と、同固定部の表示位
    置などから同固定部が文字かどうか判定する文字判定部
    と、判定用の時間や信号レベルや表示位置等の設定値お
    よび画面モード等を設定するためのリモコンやキーなど
    の入力部と、時刻や表示時間を計時する計時部と、前記
    設定値や前記計時を記憶するための記憶部と、同記憶部
    に記憶された前記設定値と前記計時とを比較判定する判
    定部と、前記入力部から前記記憶部に予め設定された所
    定の閾値レベルと前記入力映像信号のR、G、Bの各色
    毎の信号レベルとのそれぞれのレベルの大小を判別する
    色レベル判別部と、各色毎の表示用出力信号の信号レベ
    ルを個別に設定する色レベル設定部とを備え、 前記入力映像信号を前記静止/動画判定部が動画と判定
    し、且つ前記固定/変化部判定部が固定部と判定する前
    記入力映像信号の映像固定部が、前記入力部より予め設
    定された所定の時間以上継続表示するとともに、同映像
    固定部が所定の表示範囲に表示される場合、前記文字判
    定部が同映像固定部を文字と判定するとともに、同映像
    固定部の前記色レベル判別部が判別する前記閾値レベル
    より高い色の部分の信号レベルを、前記色レベル設定部
    が下げるように設定することを特徴とする表示焼付防止
    装置。
  13. 【請求項13】 前記閾値レベルを、第四閾値レベルと
    同第四閾値レベルより低い第五閾値レベルとに分割設定
    し、前記映像固定部が予め設定された所定の時間以上継
    続表示する場合、前記色レベル設定部が、前記色レベル
    判別部が判別する前記第四閾値レベルより高い色の部分
    は信号レベルを下げ、および、または前記色レベル判別
    部が判別する前記第五閾値レベルより低い色の部分は信
    号レベルを上げるように設定することを特徴とする請求
    項12記載の表示焼付防止装置。
  14. 【請求項14】 前記所定の表示範囲は、前記表示画面
    の四隅とするか、または、予め前記入力部から設定する
    表示範囲とすることを特徴とする請求項12または13
    記載の表示焼付防止装置。
  15. 【請求項15】 前記映像固定部の表示位置を、同映像
    固定部の表示時間が所定の連続時間の経過毎、および、
    または所定の時刻毎に、同映像固定部の近傍の予め定め
    られた所定の位置を順番に移動させることを特徴とする
    請求項12ないし14記載の表示焼付防止装置。
  16. 【請求項16】 前記映像固定部の表示位置を、前記画
    面モードの切換毎に、近傍の予め定められた所定の位置
    を順番に移動することを特徴とする請求項12ないし1
    5記載の表示焼付防止装置。
  17. 【請求項17】 前記所定の位置を、前記映像固定部が
    本来存在する場所から画面の端部に近づけて外側に配置
    することを特徴とする請求項16記載の表示焼付防止装
    置。
  18. 【請求項18】 前記映像固定部の各色レベルを、所定
    の時刻毎に同複数の色レベルを順番に切換えて表示する
    ことを特徴とする請求項12ないし17記載の表示焼付
    防止装置。
  19. 【請求項19】 前記映像固定部を移動する場合、前記
    映像固定部が本来存在した移動元の画素のデータを、同
    画素の前後の画素、および、または上下のラインから補
    間し設定することを特徴とする請求項12ないし18記
    載の表示焼付防止装置。
  20. 【請求項20】 前記記憶部が前記映像固定部の予め設
    定された所定の位置でのそれぞれの表示時間の累積時間
    を記憶するとともに、同映像固定部の表示位置の移動時
    は、同映像固定部を、前記累積時間の最も少ない前記表
    示位置に移動することを特徴とする請求項12ないし1
    9記載の表示焼付防止装置。
  21. 【請求項21】 前記計時部が動画の動画表示時間と前
    記映像固定部の固定部表示時間とをそれぞれ累積計時す
    るとともに、同累積計時を前記記憶部で記憶し、同動画
    表示時間と同固定部表示時間との同累積計時の比が所定
    の値を超える場合、前記色レベル設定部が、前記色レベ
    ルを前記表示部が表示可能な最大値または最小値まで信
    号レベルを制御可能とするとともに、同信号レベルの制
    御の速度を早めることを特徴とする請求項12ないし2
    0記載の表示焼付防止装置。
  22. 【請求項22】 前記計時部が動画の動画表示時間と前
    記映像固定部の固定部表示時間とをそれぞれ累積計時す
    るとともに、同累積計時を前記記憶部で記憶し、同動画
    表示時間と同固定部表示時間との同累積計時の比が所定
    の値以下の場合、前記色レベル設定部と前記表示位置制
    御部とを、動作の許可または動作の禁止を選択可能とす
    ることを特徴とする請求項12ないし21記載の表示焼
    付防止装置。
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