JP3847006B2 - 画像表示制御装置及び記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナル・コンピュータ、テレビジョン受像機等で表示するアニメーションのような動画像に、例えば短時間に画像の輝度、色彩がめまぐるしく変化するシーン、渦巻、モザイクのような画像パターンが繰り返されるシーン等、視聴者に悪影響を及ぼす有害なシーンが含まれている場合に、このようなシーンの画像を加工したり、表示対象から除外したり、他の静止画と交換したりする等して視聴者に及ぼす悪影響を回避する画像表示制御装置及び画像表示制御のコンピュータプログラムが記録されている記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
高度なコンピュータ・グラフィックス、アニメーション技術等を用いて作られた、例えばテレビジョン用の動画像は、1秒間に30フレームの画像が表示される動画像である。このようなテレビジョン用の動画像の視聴者が、短時間での画像の輝度、色彩等の激しい変化、又は渦巻のようなパターンの繰り返しが原因で、めまい、てんかん等の知覚障害を引き起こしたと推定される事件が起きている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来では、上述のような被害が実際に発生してから、該当する動画像を検討して原因を究明し、短時間での輝度、色彩等の激しい変化、又は渦巻のようなパターンの繰り返し等、知覚障害を引き起こした原因と推測される画像を動画像から排除させる勧告を出して、製作側の自粛を求めるしかなかった。
【0004】
また、テレビジョン受像機は放送局から送信されてきた画像を忠実に再現するだけであるので、有害な画像を放送局側がチェックして削除するか、送信する画像信号に有害な画像を含む画像であることを示す信号を付加して視聴者に視聴するか否かを選択させる等しない限り、視聴者は有害な画像の表示に対して無防備である。
【0005】
本発明はこのような問題点を解決するためになされたものであって、短時間で輝度、色彩等が激しく変化する動画像、又は渦巻のような画像パターンが繰り返される動画像のような有害な動画像が、表示しようとする動画像に含まれている場合は、画像信号を加工する、有害の原因となっている静止画を削除する、この静止画を他の静止画に交換する、有害な動画像を表示する前に予告メッセージを表示させる、画像表示装置の電源を切断させる、画面輝度を低下させる、チャンネルを変更させる等により、有害な画像が視聴者に及ぼす被害を回避する画像表示制御装置、及びこのような画像表示制御のコンピュータプログラムが記録されている記録媒体の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1発明の画像表示制御装置は、動画像の表示を制御する画像表示制御装置において、所定時間毎の動画像を構成する各静止画と該各静止画に時間的に連続する静止画との間の対応する各画素の画素値の変化に基づいて該動画像が有害な画像であると判定するための条件を記憶する記憶手段と、所定時間毎の動画像を構成する静止画間の対応する各画素の前記画素値の変化を検出し、該変化に基づいて該動画像が前記条件に一致する有害な動画像であるか否かを判定する判定手段と、判定手段が有害な動画像であると判定した動画像を構成する所定の静止画の画像信号を加工する加工手段とを備え、前記記憶手段は、複数種の有害な動画像、及び該複数種の有害な動画像がそれぞれ悪影響を及ぼす病気の種類を対応付けて記憶する手段を有し、前記判定手段は、病気の種類の指定を受け付ける手段と、所定時間毎の動画像が、指定された種類の病気に悪影響を及ぼす有害な動画像であるか否かを判定する手段とを有することを特徴とする。
【0007】
第1発明では、例えば1秒毎の動画像を構成する、時間的に連続する静止画の間の対応する各画素のR(Red) G(Green) B(Blue)、H(Hue) S(Saturation)V(Value) 等の画素値の変化を検出し、この変化に基づいてこの動画像が有害な動画像であるか否かを判定し、有害であると判定した動画像を構成する静止画のうち、有害の原因となっている所定の静止画の画像信号に、平滑化、スロー表示、モザイク表示等する加工処理を施す。
これにより、短時間で輝度、色彩等が激しく変化するような有害な動画像が視聴者に及ぼす被害を回避する。
【0008】
第2発明の画像表示制御装置は、動画像の表示を制御する画像表示制御装置において、所定時間毎の動画像が有害な画像であると判定するための画像パターン及び該画像パターンの繰り返し回数を記憶する記憶手段と、所定時間毎の動画像が、前記画像パターンが前記繰り返し回数以上繰り返される有害な動画像であるか否かを判定する判定手段と、判定手段が有害な動画像であると判定した動画像を構成する所定の静止画の画像信号を加工する加工手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
第2発明では、例えば1秒毎の動画像が、渦巻、ノイズ、モザイク等の画像パターンが所定の繰り返し回数以上、繰り返されている有害な動画像であるか否かを判定し、有害であると判定した動画像を構成する静止画のうち、有害の原因となっている画像パターンを含む静止画の画像信号に、スロー表示、モザイク表示する等の加工処理を施す。
これにより、渦巻、ノイズ、モザイクのような画像パターンの繰り返しを含む動画像のような有害な動画像が視聴者に与える被害を回避する。
【0010】
第3発明の画像表示制御装置は、複数種の加工処理のそれぞれの手順を記憶する手段と、該複数種の中からの選択を受け付ける手段とを備え、前記加工手段が、前記判定手段により有害な動画像であると判定された場合、選択された加工処理の手順に従って、該動画像を構成する所定の静止画の画像信号を加工する手段であることを特徴とする。
【0011】
第3発明では、第1又は第2発明において、平滑化、削除、スロー表示、モザイク表示等の複数種の加工処理のそれぞれの手順を記憶しておき、複数種の加工処理の中から選択された加工処理を、有害な動画像に施す。
これにより、有害な動画像を、健康状態のようなユーザの条件に応じて有害でない画像へ加工することを可能し、有害な動画像が特定の視聴者に与える被害を回避する。
【0012】
第4発明の画像表示制御装置は、所定時間毎の動画像を構成する静止画間の対応する各画素の前記画素値の変化の検出結果を出力する手段を備えたことを特徴とする。
【0013】
第4発明では、例えば1秒毎の動画像を構成する、時間的に連続する静止画の間の対応する各画素のRGB、HSV等の画素値の変化の検出結果を出力する。これにより、有害な動画像を新たに特定できた場合、ユーザは検出された変化を参照して有害な動画像であるか否かを判定するための条件を追加登録することができる。
【0014】
第5発明の画像表示制御装置は、動画像の表示を制御する画像表示制御装置において、所定時間毎の動画像を構成する各静止画と該各静止画に時間的に連続する静止画との間の対応する各画素の画素値の変化に基づいて該動画像が有害な画像であると判定するための条件を記憶する第1の記憶手段と、所定時間毎の動画像を構成する静止画間の対応する各画素の前記画素値の変化を検出し、該変化に基づいて該動画像が前記条件に一致する有害な画像であるか否かを判定する判定手段と、有害な動画像の出現を予告するメッセージを記憶する第2の記憶手段と、判定手段が有害な動画像であると判定した場合、該動画像を表示する前の所定の時期に前記メッセージが表示されるように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】
第5発明では、例えば1秒毎の動画像を構成する、時間的に連続する静止画の間の対応する各画素のRGB、HSV等の画素値の変化を検出し、この変化に基づいてこの動画像が有害な動画像であるか否かを判定し、有害であると判定した場合は有害な動画像が表示される前の所定の時期に予告メッセージを表示させる。
これにより、短時間で輝度、色彩等が激しく変化するような動画像の出現を予告して有害な動画像が視聴者に与える被害を回避する。
【0016】
第6発明の画像表示制御装置は、画像表示装置による動画像の表示を制御する画像表示制御装置において、所定時間毎の動画像を構成する各静止画と該各静止画に時間的に連続する静止画との間の対応する各画素の画素値の変化に基づいて該動画像が有害な画像であると判定するための条件を記憶する第1の記憶手段と、静止画を記憶する第2の記憶手段と、所定時間毎の動画像を構成する静止画間の対応する各画素の前記画素値の変化を検出し、該変化に基づいて該動画像が前記条件に一致する有害な画像であるか否かを判定する判定手段と、判定手段が有害な動画像であると判定した場合、該動画像を構成する所定の静止画に代えて、第2の記憶手段が記憶している静止画が表示されるように制御する制御手段とを備え、前記記憶手段は、複数種の有害な動画像、及び該複数種の有害な動画像がそれぞれ悪影響を及ぼす病気の種類を対応付けて記憶する手段を有し、前記判定手段は、病気の種類の指定を受け付ける手段と、所定時間毎の動画像が、指定された種類の病気に悪影響を及ぼす有害な動画像であるか否かを判定する手段とを有することを特徴とする。
【0017】
第6発明では、例えば1秒毎の動画像を構成する、時間的に連続する静止画の間の対応する各画素のRGB、HSV等の画素値の変化を検出し、この変化に基づいてこの動画像が有害な動画像であるか否かを判定し、有害であると判定した動画像を構成する、有害の原因となっている静止画の代わりに、他の静止画を表示させる。これにより、短時間で輝度、色彩等が激しく変化するような動画像を表示せずに、有害な動画像が視聴者に与える被害を回避する。
【0018】
第7発明の画像表示制御装置は、動画像の表示を制御する画像表示制御装置において、所定時間毎の動画像を構成する各静止画と該各静止画に時間的に連続する静止画との間の対応する各画素の画素値の変化に基づいて該動画像が有害な画像であると判定するための条件を記憶する記憶手段と、所定時間毎の動画像を構成する静止画間の対応する各画素の前記画素値の変化を検出し、該変化に基づいて該動画像が前記条件に一致する有害な画像であるか否かを判定する判定手段と、判定手段が有害な動画像であると判定した場合は、画像表示装置の電源が切断されるように制御する制御手段とを備え、前記記憶手段は、複数種の有害な動画像、及び該複数種の有害な動画像がそれぞれ悪影響を及ぼす病気の種類を対応付けて記憶する手段を有し、前記判定手段は、病気の種類の指定を受け付ける手段と、所定時間毎の動画像が、指定された種類の病気に悪影響を及ぼす有害な動画像であるか否かを判定する手段とを有することを特徴とする。
【0019】
第7発明では、例えば1秒毎の動画像を構成する、時間的に連続する静止画の間の対応する各画素のRGB、HSV等の画素値の変化を検出し、この変化に基づいてこの動画像が有害な動画像であるか否かを判定し、有害であると判定した場合は、画像処理装置の電源を切断させる。
これにより、短時間で輝度、色彩等が激しく変化するような動画像を含む動画像を表示せずに、有害な動画像が視聴者に与える被害を回避する。
【0020】
第8発明の画像表示制御装置は、前記記憶手段が、複数種の有害な動画像、及び該複数種の有害な動画像がそれぞれ悪影響を及ぼす病気の種類を対応付けて記憶する手段を有し、前記判定手段が、病気の種類の指定を受け付ける手段と、所定時間毎の動画像が、指定された種類の病気に悪影響を及ぼす有害な動画像であるか否かを判定する手段とを有することを特徴とする。
【0021】
第8発明では、短時間に輝度が目まぐるしく変化する動画像、色彩が目まぐるしく変化する動画像、渦巻のような画像パターンが繰り返される動画像等、複数種の有害な動画像と、それぞれの動画像が悪影響を及ぼすめまい、てんかん等の病気の種類とを記憶しておき、例えば1秒毎の動画像が、指定された種類の病気に悪影響を及ぼす動画像であるか否かを判定する。
これにより、指定された種類の病気、即ちユーザの病歴に応じた有害な動画像を、有害でない画像へ加工したり、表示対象から除外する等して、有害な動画像が特定の視聴者に与える被害を回避する。
【0022】
第9発明の画像表示制御装置は、前記画像表示制御装置が、画像表示装置であるテレビジョン受像機での画像の表示を制御する装置であって、テレビジョン受像機に送信されてきたテレビジョン信号を所定量ずつ、静止画の連続からなる動画像の画像信号へ変換する信号変換手段と、変換した動画像の画像信号を記憶する記憶手段と、静止画の連続からなる動画像の画像信号をテレビジョン信号へ変換してテレビジョン受像機へ出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0023】
第9発明では、テレビジョン受像機へ送信されてきたテレビジョン信号を所定量ずつ、静止画の連続からなる動画像の画像信号へ変換して第1乃至第9発明のいずれかを適用し、有害な画像と判定した場合は、有害の原因となっている静止画の画像信号を加工したり、表示対象から除外する等した後、静止画の連続からなる動画像の画像信号をテレビジョン信号へ変換してテレビジョン受像機へ出力する。
これにより、画像表示制御装置を、汎用のテレビジョン受像機に外付けするか、又は内蔵することで、短時間で輝度、色彩等が激しく変化する動画像、渦巻、ノイズ、モザイクのような画像パターンの繰り返しを含む動画像等の有害な動画像が視聴者に与える被害を回避する。
【0024】
第10発明の画像表示制御装置は、テレビジョン受像機による画像の表示を制御する画像表示制御装置において、所定時間毎の動画像を構成する各静止画と該各静止画に時間的に連続する静止画との間の対応する各画素の画素値の変化に基づいて該動画像が有害な画像であると判定するための条件を記憶する第1の記憶手段と、テレビジョン受像機に送信されてきたテレビジョン信号を所定量ずつ、静止画の連続からなる動画像の画像信号へ変換する信号変換手段と、変換した動画像の画像信号を記憶する第2の記憶手段と、所定時間毎の動画像を構成する静止画間の対応する各画素の前記画素値の変化を検出し、該変化に基づいて該動画像が前記条件に一致する有害な画像であるか否かを判定する判定手段と、判定手段が有害な動画像であると判定した場合はテレビジョン受像機に、画面の輝度を低下させる制御手段と、静止画の連続からなる動画像の画像信号をテレビジョン信号へ変換してテレビジョン受像機へ出力する出力手段とを備え、前記第1の記憶手段は、複数種の有害な動画像、及び該複数種の有害な動画像がそれぞれ悪影響を及ぼす病気の種類を対応付けて記憶する手段を有し、前記判定手段は、病気の種類の指定を受け付ける手段と、所定時間毎の動画像が、指定された種類の病気に悪影響を及ぼす有害な動画像であるか否かを判定する手段とを有することを特徴とする。
【0025】
第10発明では、例えば1秒毎の動画像を構成する、時間的に連続する静止画の間の対応する各画素のRGB、HSV等の画素値の変化を検出し、この変化に基づいてこの動画像が有害な動画像であるか否かを判定し、有害であると判定した場合は、テレビジョン受像機に画面の輝度を低下させるべく制御するとともに、静止画の連続からなる動画像の画像信号をテレビジョン信号へ変換してテレビジョン受像機へ出力する。
これにより、画像表示制御装置を、汎用のテレビジョン受像機に外付けするか、又は内蔵することで、短時間で輝度、色彩等が激しく変化する動画像、渦巻、ノイズ、モザイクのような画像パターンの繰り返しを含む動画像等の有害な動画像を薄暗く表示して視聴者に与える被害を回避する。
【0026】
第11発明の画像表示制御装置は、テレビジョン受像機による画像の表示を制御する画像表示制御装置において、所定時間毎の動画像を構成する各静止画と該各静止画に時間的に連続する静止画との間の対応する各画素の画素値の変化に基づいて該動画像が有害な画像であると判定するための条件を記憶する第1の記憶手段と、テレビジョン受像機に送信されてきたテレビジョン信号を所定量ずつ、静止画の連続からなる動画像の画像信号へ変換する信号変換手段と、変換した動画像の画像信号を記憶する第2の記憶手段と、所定時間毎の動画像を構成する静止画間の対応する各画素の前記画素値の変化を検出し、該変化に基づいて該動画像が前記条件に一致する有害な画像であるか否かを判定する判定手段と、判定手段が有害な動画像であると判定した場合はテレビジョン受像機に他のチャンネルへ変更させる制御手段と、静止画の連続からなる動画像の画像信号をテレビジョン信号へ変換してテレビジョン受像機へ出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0027】
第11発明では、例えば1秒毎の動画像を構成する、時間的に連続する静止画の間の対応する各画素のRGB、HSV等の画素値の変化を検出し、この変化に基づいてこの動画像が有害な動画像であるか否かを判定し、有害であると判定した場合は、テレビジョン受像機にチャンネルを変更させるべく制御するとともに、静止画の連続からなる動画像の画像信号をテレビジョン信号へ変換してテレビジョン受像機へ出力する。
これにより、画像表示制御装置を、汎用のテレビジョン受像機に外付けするか、又は内蔵することで、短時間で輝度、色彩等が激しく変化する動画像、渦巻、ノイズ、モザイクのような画像パターンの繰り返しを含む動画像等の有害な動画像を表示せずにチャンネルを変更させて視聴者に与える被害を回避する。
【0028】
第12発明の記録媒体は、動画像の表示をコンピュータが制御する画像表示システムで使用され、コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体において、前記コンピュータに、所定時間毎の動画像を構成する各静止画と該各静止画に時間的に連続する静止画との間の対応する各画素の画素値の変化に基づいて該動画像が有害な画像であると判定するための条件を記憶させる第1のプログラムコード手段と、前記コンピュータに、所定時間毎の動画像を構成する静止画間の対応する各画素の前記画素値の変化を検出させ、該変化に基づいて該動画像が前記条件に一致する有害な画像であるか否かを判定させる第2のプログラムコード手段と、前記コンピュータに、有害な動画像であると判定された動画像を構成する所定の静止画の画像信号を加工させる第3のプログラムコード手段とを含み、前記第1のプログラムコード手段は、前記コンピュータに、複数種の有害な動画像、及び該複数種の有害な動画像がそれぞれ悪影響を及ぼす病気の種類を対応付けて記憶させるようにしてあり、前記第2のプログラムコード手段は、前記コンピュータに、病気の種類の指定を受け付けさせ、所定時間毎の動画像が、指定された種類の病気に悪影響を及ぼす有害な動画像であるか否かを判定させるようにしてあることを特徴とする。
【0029】
第13発明の記録媒体は、所定時間毎の動画像を構成する各静止画と該各静止画に時間的に連続する静止画との間の対応する各画素の画素値の変化に基づいて該動画像が有害な画像であると判定するための条件を記憶しているコンピュータが動画像の表示を制御する画像表示システムで使用され、コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体において、前記コンピュータに、所定時間毎の動画像を構成する各静止画と該各静止画に時間的に連続する静止画との間の対応する各画素の画素値の変化を検出させ、該変化に基づいて該動画像が前記条件に一致する有害な画像であるか否かを判定させる第1のプログラムコード手段と、前記コンピュータに、有害な動画像であると判定された動画像を構成する所定の静止画の画像信号を加工させる第2のプログラムコード手段とを含み、前記コンピュータに、複数種の有害な動画像、及び該複数種の有害な動画像がそれぞれ悪影響を及ぼす病気の種類を対応付けて記憶させ、前記第2のプログラムコード手段は、前記コンピュータに、病気の種類の指定を受け付けさせ、所定時間毎の動画像が、指定された種類の病気に悪影響を及ぼす有害な動画像であるか否かを判定させるようにしてあることを特徴とする。
【0030】
第12及び第13発明では、コンピュータが記録媒体のコンピュータプログラムを読み取り、例えば1秒毎の動画像を構成する、時間的に連続する静止画の間の対応する各画素のRGB、HSV等の画素値の変化を検出し、この変化に基づいてこの動画像が有害な動画像であるか否かを判定し、有害であると判定した動画像を構成する静止画のうち、有害の原因となっている所定の静止画の画像信号に、平滑化、スロー表示、モザイク表示等する加工処理を施す。
また第13発明では、有害な動画像を判定して、有害の原因となっている所定の静止画の画像信号に加工処理を施すコンピュータプログラムは、有害な動画像であると判定するための条件を格納している記録媒体と別の記録媒体に格納しても、同一の記録媒体に格納してもよい。
これにより、短時間で輝度、色彩等が激しく変化するような有害な画像が視聴者に与える被害を回避する画像表示制御のコンピュータプログラムを、CD-ROM、MO等の可搬型記録媒体、又は回線経由で提供することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態1のブロック図である。
メモリ1には、フレーム間の輝度の変化、色彩の変化が大きいドット(以下、フラッシュ・ドットという)をRGB、HSVのような画素値のいずれか又は全ての変化に基づいて検出するための変化量又は変化の割合、時間的に連続するフレームとの輝度の変化、色彩の変化が大きいフレーム(以下、フラッシュ・フレームという)を検出するための1フレームにおけるフラッシュ・ドットの数又は割合、さらに1秒相当の30フレームの静止画からなる動画像が視聴者にとって有害であるか否かを判定するための30フレームにおけるフラッシュ・フレームの数又は割合等からなる判定条件が記憶されている。
【0032】
また、メモリ1には、渦巻、ノイズ、モザイク等、視聴者にとって有害である画像パターン及びこの画像パターンを含む動画像が有害であると判定すべき画像パターンの繰り返し回数が記憶されている。
なお、メモリ1には、判定条件と画像パターンとの両方が記憶されていても、またいずれか一方が記憶されていてもよい。
【0033】
判定部2は、ビデオ、コンピュータ・グラフィックス、アニメーション等の動画像の画像信号を、1秒あたり30フレームの静止画の画像信号にコンバートし、メモリ1に記憶されている判定条件を参照して、時間的に連続する静止画間の対応する各ドットのRGB、HSVのような画素値のいずれか又は全ての変化量又は変化の割合が所定値以上であるフラッシュ・ドットを検出し、1フレームの静止画にフラッシュ・ドットが所定数又は所定の割合以上含まれるフラッシュ・フレームを検出し、1秒相当の30フレームの動画像の中に含まれるフラッシュ・フレームの数又は割合に基づいて、この動画像が視聴者にとって有害であるか否かを判定する。
【0034】
また、判定部2は、メモリ1に記憶されている画像パターン及びその繰り返し回数を参照して、30フレームの静止画に、有害な画像パターンが所定回数以上繰り返されているか否かを検出して、30フレームの静止画からなる動画像が視聴者にとって有害であるか否かを判定する。有害でないと判定した場合、判定部2は30フレームの静止画を画像表示装置へ出力するが、有害であると判定した場合、判定部2は30フレームの静止画を加工部3へ出力する。
【0035】
図2は、判定の一例の概念図である。
図2では、時間的に連続するフレームの対応するドットにおいて、RGB、HSVの変化量又は変化の割合が所定値より大きい、即ち変化の大きい場合が×、変化量又は変化の割合が所定値より小さい、即ち変化の小さい場合が○で表されている。
さらに、RGB、HSVのうち、変化が大きい要素が4個以上であるドットはフラッシュ・ドット(×)、3個以下であるドットは変化が少ないドット(○)であるという“Result”が得られる。
【0036】
このようにして検出した1フレームにおけるフラッシュ・ドットの数又は割合が所定値以上であるフラッシュ・フレームを検出し、30フレームにおけるフラッシュ・フレームの数又は割合が所定値以上である場合、この動画像を有害であると判定する。
以上のような検出結果は表形式で出力することも可能である。これにより、有害な画像が新たに特定できた場合、ユーザはこの表を参照して新たな判定条件をメモリ1に記憶させることができる。
【0037】
加工部3は、判定部2が有害であると判定した動画像の、有害の原因となっているフラッシュ・フレームの静止画に、平均加算、平滑化、スロー表示、モザイク表示等の加工処理を施す。
なお、これらの加工処理は、いずれかをデフォルトとして設定しておいても、また複数の加工処理のそれぞれの手順を記憶しておき、複数の中からユーザに選択させてもよい。
【0038】
図3は、加工処理の一例の概念図である。
有害であると判定されたフレームA,B,…の動画像において、変化が大きいフレームCとフレームDとが有害の原因(NG)となっている場合、フレームCの静止画とフレームDの静止画との対応する各画素間において画素値を平均加算した静止画のフレームC(p)とフレームD(p)に、フレームC及びフレームDを置き換える。
【0039】
図4は実施の形態2のブロック図である。
なお、図1の実施の形態1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。本形態が実施の形態1と異なるのは、判定部2が30フレーム分の動画像を有害であると判定した場合に、画像は加工せず、画像表示装置の電源を切断させる制御部4を設けた点である。
【0040】
図5は実施の形態3のブロック図である。
なお、図1の実施の形態1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。本形態が実施の形態1と異なるのは、第2メモリ5に、有害な動画像の表示を予告するメッセージ、又は他の静止画を記憶しておき、判定部2が30フレーム分の動画像を有害であると判定した場合に、画像は加工せず、有害な30フレームを表示する前の所定の時期に、第2メモリ5から読み出した予告のメッセージを画像表示装置に表示させるか、又は30フレームのうち、有害の原因となっている静止画の代わりに、第2メモリ5から読み出した静止画を画像表示装置に表示させるべく制御する制御部4を設けた点である。なお、予告のためのメッセージ、代わりの静止画は、入力部を設けて入力するようにしてもよい。
【0041】
図6は実施の形態4のブロック図である。
なお、図1の実施の形態1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。本形態が実施の形態1と異なるのは、メモリ6に、複数種の有害な動画像を判定するための複数種の判定条件又は複数種の画像パターンと、それぞれの判定条件又は画像パターンが悪影響を及ぼす病気の種類の情報とを対応付けて記憶しておき、判定部2は、視聴者からの病気の種類の指定を受け付け、メモリ6を参照して、指定された種類の病気に悪影響を及ぼす有害な動画像を判定するための判定条件、又は画像パターンに基づいて動画像が有害であるか否かを判定する点である。
従って、視聴者の病歴にとって有害な種類の動画像を判定して、特定の視聴者に与える被害を回避することができる。
【0042】
なお、以上のような構成の画像表示制御装置10を、図7及び図8に示すようにテレビジョン受像機20に外付けするか、又はテレビジョン受像機20に内蔵してもよい。
その場合、テレビジョン受像機20へ送信されてきたテレビジョン信号を、1秒あたり30フレームの静止画へコンバートする信号変換部7と、少なくとも30フレームの静止画を格納する第2メモリ8と、判定部2により有害でないと判定された第2メモリ8の30フレームの静止画又は有害であると判定されて加工部3で加工された静止画を含む30フレームの静止画をテレビジョン信号へコンバートしてテレビジョン受像機20へ出力するか、又は有害であると判定された場合に制御部4から出力された、テレビジョン受像機20の電源を切断する信号、テレビジョン受像機20の画面輝度を落とす信号、及びテレビジョン受像機20のチャンネルを変更する信号のいずれかをテレビジョン受像機20へ出力する出力部9とを設ける必要がある。
また、図5及び図6に示す実施の形態3及び4のような構成の画像表示制御装置10を、テレビジョン受像機20に外付けするか、又は内蔵してもよい。
【0043】
なお、以上のような画像表示制御のコンピュータプログラムはコンピュータにプレインストールして提供することも、またCD-ROM、MO等の可搬型記録媒体で提供することも可能である。さらに回線経由で提供することも可能である。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本発明の画像表示制御装置及び記録媒体は、短時間で輝度、色彩等が激しく変化する動画像、又は渦巻のような画像パターンが繰り返される動画像のような有害な動画像が、表示しようとする動画像に含まれている場合は、画像信号を加工する、有害の原因となっている静止画を削除する、この静止画を他の静止画に交換する、有害な動画像を表示する前に予告メッセージを表示させる、画像表示装置の電源を切断させる、画面輝度を低下させる、チャンネルを変更させる等するので、有害な画像が視聴者に及ぼす被害を回避するという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のブロック図である。
【図2】判定の一例の概念図である。
【図3】加工処理の一例の概念図である。
【図4】実施の形態2のブロック図である。
【図5】実施の形態3のブロック図である。
【図6】実施の形態4のブロック図である。
【図7】実施の形態5のブロック図である。
【図8】実施の形態6のブロック図である。
【符号の説明】
1 メモリ(第1メモリ)
2 判定部
3 加工部
4 制御部
5 第2メモリ
6 メモリ
7 信号変換部
8 第2メモリ
9 出力部
10 画像表示制御装置
20 テレビジョン受像機

Claims (13)

  1. 動画像の表示を制御する画像表示制御装置において、
    所定時間毎の動画像を構成する各静止画と該各静止画に時間的に連続する静止画との間の対応する各画素の画素値の変化に基づいて該動画像が有害な画像であると判定するための条件を記憶する記憶手段と、
    所定時間毎の動画像を構成する静止画間の対応する各画素の前記画素値の変化を検出し、該変化に基づいて該動画像が前記条件に一致する有害な動画像であるか否かを判定する判定手段と、
    判定手段が有害な動画像であると判定した動画像を構成する所定の静止画の画像信号を加工する加工手段と
    を備え
    前記記憶手段は、複数種の有害な動画像、及び該複数種の有害な動画像がそれぞれ悪影響を及ぼす病気の種類を対応付けて記憶する手段を有し、
    前記判定手段は、病気の種類の指定を受け付ける手段と、所定時間毎の動画像が、指定された種類の病気に悪影響を及ぼす有害な動画像であるか否かを判定する手段とを有することを特徴とする画像表示制御装置。
  2. 動画像の表示を制御する画像表示制御装置において、
    所定時間毎の動画像が有害な画像であると判定するための画像パターン及び該画像パターンの繰り返し回数を記憶する記憶手段と、
    所定時間毎の動画像が、前記画像パターンが前記繰り返し回数以上繰り返される有害な動画像であるか否かを判定する判定手段と、
    判定手段が有害な動画像であると判定した動画像を構成する所定の静止画の画像信号を加工する加工手段と
    を備えたことを特徴とする画像表示制御装置。
  3. 複数種の加工処理のそれぞれの手順を記憶する手段と、該複数種の中からの選択を受け付ける手段とを備え、前記加工手段が、前記判定手段により有害な動画像であると判定された場合、選択された加工処理の手順に従って、該動画像を構成する所定の静止画の画像信号を加工する手段である請求項1又は2に記載の画像表示制御装置。
  4. 所定時間毎の動画像を構成する静止画間の対応する各画素の前記画素値の変化の検出結果を出力する手段を備えた請求項1又は3に記載の画像表示制御装置。
  5. 動画像の表示を制御する画像表示制御装置において、
    所定時間毎の動画像を構成する各静止画と該各静止画に時間的に連続する静止画との間の対応する各画素の画素値の変化に基づいて該動画像が有害な画像であると判定するための条件を記憶する第1の記憶手段と、
    所定時間毎の動画像を構成する静止画間の対応する各画素の前記画素値の変化を検出し、該変化に基づいて該動画像が前記条件に一致する有害な画像であるか否かを判定する判定手段と、
    有害な動画像の出現を予告するメッセージを記憶する第2の記憶手段と、
    判定手段が有害な動画像であると判定した場合、該動画像を表示する前の所定の時期に前記メッセージが表示されるように制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする画像表示制御装置。
  6. 画像表示装置による動画像の表示を制御する画像表示制御装置において、
    所定時間毎の動画像を構成する各静止画と該各静止画に時間的に連続する静止画との間の対応する各画素の画素値の変化に基づいて該動画像が有害な画像であると判定するための条件を記憶する第1の記憶手段と、
    静止画を記憶する第2の記憶手段と、
    所定時間毎の動画像を構成する静止画間の対応する各画素の前記画素値の変化を検出し、該変化に基づいて該動画像が前記条件に一致する有害な画像であるか否かを判定する判定手段と、
    判定手段が有害な動画像であると判定した場合、該動画像を構成する所定の静止画に代えて、第2の記憶手段が記憶している静止画が表示されるように制御する制御手段と
    を備え
    前記記憶手段は、複数種の有害な動画像、及び該複数種の有害な動画像がそれぞれ悪影響を及ぼす病気の種類を対応付けて記憶する手段を有し、
    前記判定手段は、病気の種類の指定を受け付ける手段と、所定時間毎の動画像が、指定された種類の病気に悪影響を及ぼす有害な動画像であるか否かを判定する手段とを有することを特徴とする画像表示制御装置。
  7. 動画像の表示を制御する画像表示制御装置において、
    所定時間毎の動画像を構成する各静止画と該各静止画に時間的に連続する静止画との間の対応する各画素の画素値の変化に基づいて該動画像が有害な画像であると判定するための条件を記憶する記憶手段と、
    所定時間毎の動画像を構成する静止画間の対応する各画素の前記画素値の変化を検出し、該変化に基づいて該動画像が前記条件に一致する有害な画像であるか否かを判定する判定手段と、
    判定手段が有害な動画像であると判定した場合は、画像表示装置の電源が切断されるように制御する制御手段と
    を備え
    前記記憶手段は、複数種の有害な動画像、及び該複数種の有害な動画像がそれぞれ悪影響を及ぼす病気の種類を対応付けて記憶する手段を有し、
    前記判定手段は、病気の種類の指定を受け付ける手段と、所定時間毎の動画像が、指定された種類の病気に悪影響を及ぼす有害な動画像であるか否かを判定する手段とを有することを特徴とする画像表示制御装置。
  8. 前記記憶手段が、複数種の有害な動画像、及び該複数種の有害な動画像がそれぞれ悪影響を及ぼす病気の種類を対応付けて記憶する手段を有し、前記判定手段が、病気の種類の指定を受け付ける手段と、所定時間毎の動画像が、指定された種類の病気に悪影響を及ぼす有害な動画像であるか否かを判定する手段とを有する請求項2又は5記載の画像表示制御装置。
  9. 前記画像表示制御装置が、画像表示装置であるテレビジョン受像機での画像の表示を制御する装置であって、
    テレビジョン受像機に送信されてきたテレビジョン信号を所定量ずつ、静止画の連続からなる動画像の画像信号へ変換する信号変換手段と、
    変換した動画像の画像信号を記憶する記憶手段と、静止画の連続からなる動画像の画像信号をテレビジョン信号へ変換してテレビジョン受像機へ出力する出力手段と
    を備えた請求項1乃至8のいずれかに記載の画像表示制御装置。
  10. テレビジョン受像機による画像の表示を制御する画像表示制御装置において、
    所定時間毎の動画像を構成する各静止画と該各静止画に時間的に連続する静止画との間の対応する各画素の画素値の変化に基づいて該動画像が有害な画像であると判定するための条件を記憶する第1の記憶手段と、
    テレビジョン受像機に送信されてきたテレビジョン信号を所定量ずつ、静止画の連続からなる動画像の画像信号へ変換する信号変換手段と、
    変換した動画像の画像信号を記憶する第2の記憶手段と、
    所定時間毎の動画像を構成する静止画間の対応する各画素の前記画素値の変化を検出し、該変化に基づいて該動画像が前記条件に一致する有害な画像であるか否かを判定する判定手段と、
    判定手段が有害な動画像であると判定した場合はテレビジョン受像機に、画面の輝度を低下させる制御手段と、
    静止画の連続からなる動画像の画像信号をテレビジョン信号へ変換してテレビジョン受像機へ出力する出力手段と
    を備え
    前記第1の記憶手段は、複数種の有害な動画像、及び該複数種の有害な動画像がそれぞれ悪影響を及ぼす病気の種類を対応付けて記憶する手段を有し、
    前記判定手段は、病気の種類の指定を受け付ける手段と、所定時間毎の動画像が、指定された種類の病気に悪影響を及ぼす有害な動画像であるか否かを判定する手段とを有することを特徴とする画像表示制御装置。
  11. テレビジョン受像機による画像の表示を制御する画像表示制御装置において、
    所定時間毎の動画像を構成する各静止画と該各静止画に時間的に連続する静止画との間の対応する各画素の画素値の変化に基づいて該動画像が有害な画像であると判定するための条件を記憶する第1の記憶手段と、
    テレビジョン受像機に送信されてきたテレビジョン信号を所定量ずつ、静止画の連続からなる動画像の画像信号へ変換する信号変換手段と、
    変換した動画像の画像信号を記憶する第2の記憶手段と、
    所定時間毎の動画像を構成する静止画間の対応する各画素の前記画素値の変化を検出し、該変化に基づいて該動画像が前記条件に一致する有害な画像であるか否かを判定する判定手段と、
    判定手段が有害な動画像であると判定した場合はテレビジョン受像機に他のチャンネルへ変更させる制御手段と、
    静止画の連続からなる動画像の画像信号をテレビジョン信号へ変換してテレビジョン受像機へ出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とする画像表示制御装置。
  12. 動画像の表示をコンピュータが制御する画像表示システムで使用され、コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体において、
    前記コンピュータに、所定時間毎の動画像を構成する各静止画と該各静止画に時間的に連続する静止画との間の対応する各画素の画素値の変化に基づいて該動画像が有害な画像であると判定するための条件を記憶させる第1のプログラムコード手段と、
    前記コンピュータに、所定時間毎の動画像を構成する静止画間の対応する各画素の前記画素値の変化を検出させ、該変化に基づいて該動画像が前記条件に一致する有害な画像であるか否かを判定させる第2のプログラムコード手段と、
    前記コンピュータに、有害な動画像であると判定された動画像を構成する所定の静止画の画像信号を加工させる第3のプログラムコード手段と
    を含み
    前記第1のプログラムコード手段は、前記コンピュータに、複数種の有害な動画像、及び該複数種の有害な動画像がそれぞれ悪影響を及ぼす病気の種類を対応付けて記憶させるようにしてあり、
    前記第2のプログラムコード手段は、前記コンピュータに、病気の種類の指定を受け付けさせ、所定時間毎の動画像が、指定された種類の病気に悪影響を及ぼす有害な動画像であるか否かを判定させるようにしてあることを特徴とする記録媒体。
  13. 所定時間毎の動画像を構成する各静止画と該各静止画に時間的に連続する静止画との間の対応する各画素の画素値の変化に基づいて該動画像が有害な画像であると判定するための条件を記憶しているコンピュータが動画像の表示を制御する画像表示システムで使用され、コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体において、
    前記コンピュータに、所定時間毎の動画像を構成する各静止画と該各静止画に時間的に連続する静止画との間の対応する各画素の画素値の変化を検出させ、該変化に基づいて該動画像が前記条件に一致する有害な画像であるか否かを判定させる第1のプログラムコード手段と、
    前記コンピュータに、有害な動画像であると判定された動画像を構成する所定の静止画の画像信号を加工させる第2のプログラムコード手段と
    を含み
    前記コンピュータに、複数種の有害な動画像、及び該複数種の有害な動画像がそれぞれ悪影響を及ぼす病気の種類を対応付けて記憶させ、
    前記第2のプログラムコード手段は、前記コンピュータに、病気の種類の指定を受け付けさせ、所定時間毎の動画像が、指定された種類の病気に悪影響を及ぼす有害な動画像であるか否かを判定させるようにしてあることを特徴とする記録媒体。
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