JP3570863B2 - 動画像復号化装置および動画像復号化方法 - Google Patents
動画像復号化装置および動画像復号化方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、動画像を復号化する技術に関する。特に、対象物の動きを予測して符号化された動画像の復号化に関する。
【0002】
【従来の技術】
図23は、第一の従来技術である、ITU−Tの勧告H.263に基づく動画像符号化装置の構成を示すブロック図である。同図において、1は入力画像、101は差分器、102は予測信号、103は予測誤差信号、104は符号化部、105は符号化データ、106は復号部、107は復号された予測誤差信号、108は加算器、109は局所復号画像信号、110はメモリ、111は予測部、112は動きベクトル、をそれぞれ表す。
【0003】
まず符号化すべき入力画像1は、差分器101に入力される。差分器101は、この入力画像1と後述する予測信号102との差分をとり、それを予測誤差信号103として出力する。符号化部104は、入力画像1または予測誤差信号103を符号化して符号化データ105を出力する。符号化部104における符号化の方法としては、予測誤差信号103を直交変換の一種であるDCT(DiscreteCosine Transformation : 離散コサイン変換)を用いて空間領域から周波数領域に変換し、DCTによって得られた変換係数を線形量子化する手法が採用されている。
【0004】
前記符号化部104で得られた符号化データ105は2つに分岐され、一方は図示しない受信側復号化装置に向けて送出され、他方は本装置内の復号部106に入力される。復号部106は、符号化部104と逆の動作を行い、符号化データより復号予測誤差信号107を求めて出力する。加算器108は、復号予測誤差信号107を予測信号102に加算することにより復号画像信号109を求め、出力する。予測部111は、符号化すべき入力画像1とメモリ110に蓄えられた1フレーム前の復号画像信号109とを用いて動き補償予測を行い、予測信号123と動きベクトル112を出力する。このとき動き補償はマクロブロックと呼ばれる16×16画素からなる固定サイズのブロック単位で行われる。さらに動きの激しい領域に位置するブロックに対しては、オプショナルな機能として、マクロブロックを4分割した8×8画素のサブブロック単位で動き補償予測を行う機能がある。このようにして求められた動きベクトル112は図示しない受信側復号化装置に向かって送出され、予測信号102は前記差分器101および加算器108に送られる。
【0005】
図24は第二の従来技術に係わる動画像符号化装置の構成図である。この装置は、L.C.Realらによる A Very Low Bit Rate Video Coder Based on Vector Quantization (IEEE Trans. on Image Processing, VOL.5, NO.2, Feb.1996)で提案された符号化方式に基づく。同図において、113は領域分割部、114は予測部、115は領域決定部、116は符号化モード情報、117は動きベクトル、118は符号化部、119は符号化データ、をそれぞれ表す。
【0006】
図24のように、本方式では、入力画像1をまず領域分割部113において複数の領域に分割する。領域分割部113では、動き補償予測誤差に基づいた領域形状の決定を行っており、あらかじめ用意した10種類のブロックサイズ4×4, 4×8, 8×4, 8×8, 8×16, 16×8, 16×16, 16×32, 32×16, 32×32の中から、フレーム間信号の分散の閾値判定により、動きの大きい領域には小さなブロックを割り当て、背景などの動きの小さい領域には大きなブロックを割り当てている。具体的には、予測部114で得られた予測誤差信号について、領域決定部115でその分散値を計算し、これに基づいてブロックサイズを決定していく。領域形状情報や各領域の符号化モードなどの属性情報116、動きベクトル117もこの時点で決定され、属性情報116のうちの符号化モード情報にしたがって予測誤差信号または原信号が符号化部118で符号化され、符号化データ119を得る。以降の処理は第一の従来技術と同じである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記第一の従来技術では、符号化単位の領域の形が2種類に限定される。しかも、それらはともに正方形である。したがって、さほど動きがない背景のような領域であっても動きの激しい被写体のエッジ部分などの領域であっても特に区別なく符号化することになるので、画像のシーン構造にダイナミックに適応した符号化を行うことができない。
【0008】
また、上記第二の従来技術は、複数のサイズの正方ブロックを準備し、重要度の低い領域は大きなブロックで粗く符号化し、重要度の高い領域は小さいブロックで密に符号化することで画像のシーン構造に対応した符号化を行うようになっているが、領域の形状が正方ブロックに限定されており、任意の形状の画像領域に対する適応性には改善の余地がある。
【0009】
また、任意形状に対応した領域分割を行って、この領域単位で符号化を行う場合、領域分割に係わる演算量が増えるのみならず、領域形状に関する符号量も増大する。
【0010】
本発明の目的は、上記課題を解決する、種々の画像構造に的確に対応できる領域分割技術を用いた動画像符号化技術によって、いろいろな形状に分割された領域の符号化データを正しく復号する技術の提供にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、過去に復号済みのフレームにおける領域分割結果を利用した領域分割、または現フレーム内の情報のみを用いた領域分割のうち、いずれか一方を用いて複数の領域に分割された画像を個々の領域毎に符号化した符号化データを入力して復号する動画像復号化装置において、符号化データには各領域の領域形状を過去に復号済みのフレームの領域形状情報を利用して復号するか、あるいはフレーム内の情報のみで復号するかを指示する指示情報を含み、符号化データに含まれる各領域に対する上記指示情報を復号する指示情報復号部と、該指示情報復号部で復号された各領域に対する上記指示情報に応じて領域形状を復号する領域形状復号部と、を備えることを特徴とするものである。
【0014】
また、本発明は、過去に復号済みのフレームにおける領域分割結果を利用した領域分割、または現フレーム内の情報のみを用いた領域分割のうち、いずれか一方を用いて複数の領域に分割された画像を個々の領域毎に符号化した符号化データを入力して復号する動画像復号化方法において、符号化データには各領域の領域形状を過去に復号済みのフレームの領域形状情報を利用して復号するか、あるいはフレーム内の情報のみで復号するかを指示する指示情報を含み、符号化データに含まれる各領域形状の上記指示情報を復号するステップと、復号された各領域に対する上記指示情報に応じて領域形状を復号するステップと、を備えることを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
動画像符号化装置の説明1.
本発明の動画像復号化装置が復号するのに好適な符号化ビットストリームを生成する動画像符号化装置の具体例について説明する。図1は符号化装置の構成を示すブロック図である。同図において、1は入力画像、2は領域分割部、3は領域形状情報、4は領域画像信号、5は領域動き情報、6は領域属性情報、7は符号化部、8は局所復号画像、9はメモリ、10は差分画像、11は符号化ビットストリーム、をそれぞれ表す。図2は本符号化装置の動作を示すフローチャートである。
【0018】
まず、図1および図2をもとに、装置全体の動作について説明する。入力画像1は領域分割部2に入力され(S1)、ここでまず、メモリ9に蓄えられた1フレーム前に領域分割符号化された画像(参照画像)の領域形状情報3を読み出し、該領域形状を初期形状として、初期分割(S2)と近傍領域統合(S3)の2系統の処理を行う。領域分割部2の動作は後で詳しく述べる。領域分割部2は、結果として入力画像を領域に分割した状態を表す形状情報3、各領域の画像信号4、各領域の動き情報5、各領域の符号化モードなどの属性情報6を符号化部7へ受け渡す。また次に領域分割および符号化を行うフレームの初期分割状態とするため、領域形状情報3をメモリ9に蓄えておく。符号化部7では、これらの情報を適当な符号化方式に基づいてビットパターンに変換し、多重化して符号化ビットストリーム11として出力する(S4、S5)。また、動き補償予測に基づく領域分割および符号化を行うため、符号化部7では領域ごとに局所復号画像8を生成し、これをメモリ9に蓄えておく。領域分割部2および符号化部7はメモリ9に蓄えられた局所復号画像を差分画像10として読み出し、動き補償予測を行う。ただし、領域分割の過程で動き補償予測が行われているので符号化部7では、動き補償予測を新たに行わなくてもよい。
【0019】
以下、領域分割部2の動作について詳述する。図3は領域分割部2の詳細な構成図である。同図において、12は射影部、13は初期形状情報、14は分割処理部、15は分割形状情報、16は統合処理部、をそれぞれ表す。
【0020】
図4に分割処理部14の内部構成を示す。同図において、17はアクティビティ算出部、18はアクティビティ、19は分割判定部、をそれぞれ表す。図5は射影部12および分割処理部14の動作を示すフローチャートである。
【0021】
分割処理部14は、アクティビティに基づく分割を行う。アクティビティとは、画像の特徴又は特性を判定するために、画像情報の所定の性質に関して数値化されたデータである。
【0022】
まず符号化する画像をFt, 1フレーム前に領域分割符号化された画像をFt−1とすると、射影部12において、Ft−1の領域形状情報3をメモリ9から読み出し、Ft−1の領域形状をFtに射影し(S8)、射影された領域形状を初期形状情報13として分割処理部14に渡す。Ftに図6のようにFt−1の最終の領域形状(Sfinal nとする)が射影されたとする。このときのFtに含まれる領域数をN0とし、各領域をS0 n(1≦n≦N0)と表記する。この各S0 nについて、さらに分割を行うかどうかを判定する(S9)。このため、アクティビティ算出部17で各領域のアクティビティを算出する。ここでのアクティビティは次式に示す符号量−歪みコストL(S0 n)を採用する。
【0023】
[数1] L(S0 n) = D(S0 n) + λR(S0 n)
ここでD(S0 n)はS0 nの符号化歪み、R(S0 n)はS0 nの符号量で、λは定数である。
【0024】
図7にアクティビティ算出部17の内部構成図を示す。同図において、20は暫定符号化部、21は復号部、22は符号化歪み算出部、23は符号量−歪みコスト算出部、24は定数、をそれぞれ表す。
【0025】
また図8はアクティビティ算出部の動作を示すフローチャートである。
【0026】
まず暫定符号化部20において、S0 nの符号化を行う(S13)。ここでの符号化の目的は、符号化歪みD(S0 n)算出のための局所復号画像と、符号量R(S0 n)を求めることにある。本実施の形態では、暫定符号化部20では、メモリ9中の差分画像10を用いて動き補償予測を行って符号化を実施する。ここで符号化されるデータは、画像データ、つまり予測誤差信号または原信号、予測画像を特定するための動き情報、符号化モードなどの属性情報を含み、これらの符号量の総和がR(S0 n)である。予測誤差信号は原信号と動きパラメータ探索の結果得られる予測画像の差として得られる。
【0027】
一方、復号部21では、暫定符号化部20で得られた符号化データを用いて局所復号画像を生成する(S14)。次いで符号化歪み算出部22において、この局所復号画像と原画像との間の歪みD(S0 n)を計算する(S15)。符号量−歪みコスト算出部23は、暫定符号化部20で得られた符号量R(S0 n)、符号化歪み算出部22で得られた符号化歪みD(S0 n)をもとに、定数24のもとで前述の符号量−歪みコストL(S0 n)を計算する(S16)。算出されたL(S0 n)をアクティビティ18として、分割判定部19に渡す。
【0028】
次いで分割判定部19において、アクティビティ18とあらかじめ設定した閾値THと比較して、S0 nをさらに分割するかどうかを判定する(S9)。この分割判定部19は、本発明の比較部に相当する。アクティビティ18がTHより大きい場合、そのS0 nを分割する。すなわち、分割判定部19は、本発明の組分割部にも相当する。分割の方法については、例えば図9のようにその領域を構成している最小のブロックに均等分割する方法などがある。それ以外の例として、領域のサイズに応じて分割するブロックのサイズを可変にすることもできる。
【0029】
この時点での各領域を、分割領域S1 nと表記する。この分割状態を分割形状情報として統合処理部16に渡す。
【0030】
次いで統合処理部16において、各S1 nについて隣接する領域との統合を行う。
【0031】
領域の分割、統合処理終了後、最終的に入力画像1の領域分割状態を表す情報3、各領域の画像信号4、動き情報5、属性情報6が符号化部7に出力される。
【0032】
領域分割状態を表す情報3には、領域の形状情報が含まれる。領域の形状情報としては、例えば、分割および統合の処理過程に関する情報を採用する。復号側では、この情報をもとに符号化装置と同様の処理を再現することで、領域形状を把握することができる。1フレーム前に領域分割符号化された画像の領域形状を初期形状とした場合、再分割が行われた領域に関してのみ、該領域の位置情報と分割の処理過程に関する情報を符号化して伝送すればよく、再分割を行わない領域に関しては、分割過程に関する情報を伝送する必要がない。TV会議のようなシーンでは、領域形状情報を効果的に削減できるだけでなく、領域分割処理時間を低減できる。
【0033】
以上の射影部12を含む領域分割部2の動作により、1フレーム前の領域形状を利用せずに、画像を無条件に均等に分割した状態を初期形状として領域分割を行う場合に比べて、領域分割における計算量、および領域形状の符号量を削減することができる。
【0034】
以上の動画像符号化装置の例では、アクティビティとして符号量−歪みコストを採用したが、それ以外の例として、以下のものが考えられる。
【0035】
第一の例は、領域の動き補償予測に伴う予測誤差電力である。動き補償予測はブロックマッチング法により行う。このとき領域の形状は任意形状のため、通常のブロックマッチング法を適用するために、図10に示すように、領域に外接する矩形を定義し、この外接矩形単位でブロックマッチングを行う。図11はブロックマッチング法による動き補償予測の方法を示している。ブロックマッチング法では、次の式を与えるベクトルvが被予測領域Sの動きベクトルとして求められる。
【0036】
【数2】
ただし、被予測領域Sの時刻tにおける(x, y)上の画素値をfS(x, y, t)、時刻t−1における(x, y)上の画素値をfS(x, y, t−1)、位置(x, y, t−1)をベクトルvだけ変位させた位置の画素値をfS(x+vx, y+vy, t−1)とする。また、Rは動きベクトル探索範囲を表す。
【0037】
この結果得られたベクトルによって、予測画像はfS(x+vx, y+vy, t−1)で与えられ、予測誤差電力、すなわちアクティビティはDminとなる。この方法でアクティビティを定義することにより、1フレーム前に領域分割符号化された画像の領域形状で動き補償予測を行った結果、予測誤差が大きい領域について再分割を行い、領域形状を変更することができる。
【0038】
第二の例は領域内の分散値である。分散値は領域の画素分布の複雑さを表しており、エッジなど画素値が急激に変化する画像を含む領域では分散値が大きくなる。領域S内の画素値をfS(x, y, t)とし、領域S内の画素値の平均値をμSとすると、領域内の分散値σSは次式で与えられる。
【0039】
【数3】
このアクティビティを採用すれば、1フレーム前に領域分割符号化された画像の領域形状を用いた場合、エッジを含んでしまうような領域について、再分割を行い、領域形状を変更することができる。
【0040】
第三の例は領域内のエッジ強度である。エッジ強度は例えば、G.Robinsonによる「Edge detection by compass gradient masks」(Journal of Computer Graphics and Image Processing, Vol.6, No.5, Oct.1977)に記載されるソーベル演算子(Sobel Operator)で求めたり、エッジ上に分布する画素数(エッジ分布面積)として求めることができる。このアクティビティを採用すれば、1フレーム前に領域分割符号化された画像の領域形状を用いた場合エッジを含む領域について、エッジを検出し、その結果に基づいて領域を再分割し、領域形状を変更することができる。
【0041】
第四の例は今まで述べたアクティビティの値の線形和である。各アクティビティ値に適度の重み付けを行うことにより、種々の画像への対応することができる。
【0042】
動画像符号化装置の説明2.
本発明の動画像復号化装置が復号するのに好適な符号化ビットストリームを生成する動画像符号化装置の他の具体例について説明する。本具体例では、動画像符号化装置の説明1で述べた動画像符号化装置の分割処理部14の構成だけが異なるので、この部分についてのみ説明する。本具体例における分割処理部14の内部構成図を図12に示す。同図において、25はブロック抽出部である。また、図13は図12に示す分割処理部14の動作を示すフローチャートである。
【0043】
本具体例の分割処理部14では、射影された領域形状とは無関係に、まずブロック抽出部25で、固定サイズのブロック(B0 m)を抽出し(S17)、このブロック単位でアクティビティを算出する。次に分割判定部19において、アクティビティ18とあらかじめ設定した閾値THと比較して(S18)、アクティビティ18がTHより大きい場合、そのブロック位置の領域についてのみ分割する(S19)。分割の方法については、例えば図14のように、そのブロックを均等分割する方法などがある。
【0044】
本具体例では領域形状とは無関係にアクティビティを算出するため、大きな領域の一部に変更があった場合に、その部分のみを検出し、分割することができる。
【0045】
動画像符号化装置の説明3.
本発明の動画像復号化装置が復号するのに好適な符号化ビットストリームを生成する動画像符号化装置のさらに他の具体例について説明する。本具体例では、動画像符号化装置の説明1で述べた動画像符号化装置の領域分割部2の構成だけが異なるので、この部分についてのみ説明する。本具体例における領域分割部2の内部構成図を図15に示す。同図において、26は評価値算出部、27は初期状態判定部、28は評価値、29は初期状態決定フラグ、をそれぞれ表す。
【0046】
図16は図15の構成による領域分割部2の動作を示すフローチャートである。
【0047】
本具体例の領域分割部2では、射影部12でFt−1の領域形状を射影したFtに対して、該領域形状に基づく分割を行ったときのFtの評価値(E0 tとする)を算出する(S22)。評価値としては例えば、動画像符号化装置の説明1で述べた各領域Sk(1≦k≦N0)の符号量−歪みコストL(Sk)の総和Lを採用する。
【0048】
【数4】
初期状態判定部27では、該評価値に基づき、Ft−1の領域形状を初期状態とするか否かを判定する。実際の判定は該評価値を閾値判定(S23)することにより、行う。該評価値E0 tが予め設定された閾値TH0を超えた場合には、Ft−1の領域形状を利用せず、フレーム全体を固定サイズのブロックに均等に分割した状態を初期状態とする(S24)など、1フレーム前の状態とは関係なく、分割を行う。閾値判定の結果、Ft−1の領域形状を利用するか否かの情報を初期状態決定フラグ29として、符号化部7に渡す。
【0049】
それ以外の例として、E0 tが閾値TH0を超えた場合に、フレーム内情報のみを用いて領域分割、および符号化を行うこともできる。フレーム内情報のみを用いた領域分割の方法としては例えば、領域内の分散値をアクティビティとする領域分割がある。領域内の分散値については動画像符号化装置の説明1で述べたとおりである。
【0050】
フレーム内情報として分散値を採用すれば、画像の局所的な構造の複雑さに応じて領域を分割することができる。
【0051】
また、閾値を二つ設定し、フレーム内情報のみを用いた領域分割と、フレーム内/フレーム間情報を用いた領域分割を切り替えて、併用することもできる。
【0052】
予め設定された閾値をTH1, TH2(TH1 > TH2)とする。E0 tが閾値TH1を超えた場合には上述したように、フレーム内情報のみを用いて領域分割を行う。また、TH2 < E0 t≦ TH1のときには動き補償予測を行って求めた符号量−歪みコストや予測誤差電力等をもとに、領域分割を行う。
【0053】
本具体例によれば、フレーム間の動きが大きく、1フレーム前の領域分割の形状を用いることに意味がない場合には、1フレーム前の領域形状を用いずに、領域分割を行うことができる。
【0054】
さらに、評価値をもとにシーンチェンジ等を判定することにより、シーンチェンジなどがあった場合にはフレーム内の情報のみを用いた領域分割に切り替えるなど、より画像の内容に応じた符号化を行うことができる。
【0055】
実施の形態1.
本実施の形態では今まで述べた1フレーム前の領域形状を利用して領域分割を行う動画像符号化装置によって生成される符号化ビットストリームを復号する動画像復号化装置を説明する。図17に本実施の形態に係わる復号化装置の構成を示す。
【0056】
同図において、30はビットストリーム解析部、31は初期分割方法復号部、32は初期分割方法フラグ、33は射影部、34は領域形状復号部、35は属性情報復号部、36は画像データ復号部、37は動き情報復号部、38は動きパラメータ、39は動き補償部、40は予測画像、41は画像復元部、42は外部メモリ、43は再生画像、をそれぞれ表す。
【0057】
本実施の形態における復号化装置は、画像フレームもしくは画像フレーム中の部分画像に関して、1フレーム前に領域分割符号化された画像あるいは部分画像の領域形状を用いて、領域分割を行うか、また1フレーム前の画像の領域形状を用いない場合に、フレーム内情報のみを用いて符号化するかといった領域分割の方法に関する情報をまず復号し、次にこの情報に基づいて、領域分割状態を表す領域形状を表す符号化ビットストリームを復号する。つぎに所定の符号化方法により符号化された各領域の画像データ、各領域の属性情報、各領域の動き情報とからなる符号化ビットストリームを復号し、領域画像を復元し、画像フレームもしくは画像フレーム中の部分画像領域を再生する。
【0058】
本実施の形態では、領域形状の記述は、符号化の際、領域を分割および統合したときの処理過程の明示による。分割の処理過程の記述は、領域を予め決められた順番で走査し、分割が行われたかどうかを記述することにより行う。統合に関しても同様である。1フレーム前の領域形状を利用して分割を行う場合には、分割が行われた領域に関してのみ、その領域の位置情報と分割の処理過程を記述すればよい。復号化装置では、符号化装置同様、1フレーム前の領域形状を利用する場合には、1フレーム前の領域形状を符号化すべき画像に射影し、分割、統合の処理過程に関する情報をもとに最終的な領域分割状態を復元することができる。
【0059】
図18は本実施の形態に係わる復号化装置の動作を示すフローチャートである。
【0060】
符号化ビットストリーム11は、まずビットストリーム解析部30に入力され、ビット列から符号化データへの変換が行われる(S25)。符号化データのうち、まず初期分割方法フラグが初期分割方法復号部31において復号され(S26)、初期分割方法フラグより1フレーム前の領域形状を利用するか否かを判定し(S27)、1フレーム前の領域形状を利用する場合には、射影部33において、1フレーム前の領域形状を射影する(S28)。また1フレーム前の領域形状を利用しない場合には、符号化装置同様、固定サイズのブロックに均等分割を行う(S29)。次に領域形状情報が領域形状復号部34において復号され、上述の方法で画像フレームもしくは画像フレーム中の部分画像の領域分割状態が復元される(S30)。領域が復元されたことにより、以降のビットストリーム中に符号化されている領域情報の符号化順序が特定される。各領域をSnと呼ぶ。
【0061】
次いで符号化順序に従って、ビットストリームから順次各領域のデータが復号される。まず領域Snの属性情報が属性情報復号部35で復号され、領域の符号化モード情報などが復号される(S31)。ここでインターモード、すなわち予測誤差信号を符号化するモードであれば(S32)、動き情報復号部37において動きパラメータが復号される(S33)。動きパラメータ38は動き補償部39に送られ、動き補償部39はこれに基づいて外部メモリ42内に蓄積される参照画像中の予測画像に相当するメモリアドレスを計算し、外部メモリ42から予測画像を取り出す(S34)。次いで画像データ復号部36において領域Snの画像データが復号される(S35)。インターモードの場合は、この復号された画像データと予測画像40とを加算することによって最終的な領域Snの再生画像43が復元される。イントラモードの場合には、復号された画像データそのものが最終的な領域Snの再生画像43となる。再生画像は以降の予測画像生成のための参照画像として用いるため、外部メモリ42に書き込まれる。これらの判断および再生画像の復元は画像復元部41で行われる(S36)。
【0062】
一連の処理は、画像フレームもしくは画像フレーム中の部分画像に含まれる全領域について行われた時点で終了する。以降の他の画像フレームもしくは画像フレーム中の部分画像についても同様の処理を施せばよい。
【0063】
動画像符号化装置の説明4.
図19は本発明の動画像復号化装置が復号するのに好適な符号化ビットストリームを生成する動画像符号化装置の構成を示すブロック図である。
【0064】
同図において、44は符号化モード選択部、45は符号化モード組合せ表、46は領域サイズ、47は選択された符号化モード組合せ、をそれぞれ表す。
【0065】
また、図20は図19の構成による動画像符号化装置の動作を示すフローチャートである。
【0066】
本具体例では、各領域の符号化モードを選択する際に、予め領域サイズに対して、選択できる符号化モードの組合せを決めておく。符号化モードとしては、インターモード(フレーム間符号化モード)、イントラモード(フレーム内符号化モード)、1フレーム前の同じ位置の領域画像をそのままコピーするコピーモード、量子化パラメータが1領域前と変わる場合と変わらない場合などがあげられる。例えば、大きなサイズの領域で、イントラモード(フレーム内符号化モード)が選択されることは少ないので、選択できる符号化モードをインターモード(フレーム間符号化モード)とコピーモードのみに限定する。
【0067】
符号化モード選択部44では、領域分割部2によって得られた領域のサイズ46に応じて、予め設定された符号化モードの組合せ表45の中から選択できる符号化モードの組合せ47を選択し(S40)、その中から符号化モードを決定する(S41)。
【0068】
以上の構成により、付加情報なしで領域サイズに応じて選択できる符号化モードを効果的に限定できるため、符号化モードの符号量を削減することができる。
【0069】
実施の形態2.
本実施の形態では、上述の動画像符号化装置の説明4で述べた動画像符号化装置によって生成される符号化ビットストリームを復号して再生画像を得る動画像復号化装置について説明する。
【0070】
図21に本実施の形態における復号化装置の構成を示す。同図において、48は領域サイズ算出部、49は符号化モード選択部、50は選択できる符号化モードの組合せ、51は符号化モード復号部、をそれぞれ表す。
【0071】
この復号化装置は、画像フレームまたは画像フレーム中の部分画像に関して、まず符号化ビットストリーム中の領域分割状態を表す領域形状情報を復元し、各領域の領域サイズより、各領域の符号化モードの組合せを特定し、符号化モードを復号する。この符号化モードに基づいて符号化された各領域の画像データ、各領域の動き情報とからなる符号化ビットストリームを復号し、領域画像を復元し、画像フレームもしくは画像フレーム中の部分画像を再生する。
【0072】
図22は本実施の形態における復号化装置の動作を示すフローチャートである。
【0073】
符号化ビットストリーム11は、まずビットストリーム解析部30に入力され、ビット列から符号化データへの変換が行われる(S25)。符号化データのうち、領域形状情報が領域形状復号部34において復号され、画像フレームもしくは画像フレーム中の部分画像内の領域分割の状態が復元される(S26)。この領域分割状態の復元により、以降のビットストリーム中に符号化されている領域情報の符号化順序が特定される。本文では、各領域をSnと呼ぶ。次いで、符号化順序に従って、ビットストリームから順次各領域のデータが復号される。まず領域サイズ算出部48において、各領域Snの形状よりSnの領域サイズを算出する(S44)。領域サイズとしては、図10に示すように、領域の外接矩形のサイズや、領域に含まれる画素数などを採用する。次に符号化モード選択部49において、Snの領域サイズよりその領域を符号化するために用いた符号化モードの組合せを選択する(S45)。選択された組合せの中から、符号化モード復号部51において、領域Snの符号化モード情報が復号される(S46)。以下この符号化モードに基づいて、各領域の画像データが復元される。復元方法については、実施の形態1で述べた方法と同様である。
【0074】
【発明の効果】
本発明の動画像復号化装置は、領域分割方法復号部と領域形状復元部および画像データ復号部を備えるため、動画像符号化装置で画像の内容に応じた領域分割方法によって、いろいろな形状の領域が生成されていても対応することができる。従って、動画像符号化装置との組合せが容易になる。
【0075】
他方、本発明の別の動画像復号化装置は、領域形状復元部、符号化モード選択部、符号化部を備えるため、動画像符号化装置で各領域のサイズによって選択できる符号化モードの組合せが限定されていても対応することができる。従って、動画像符号化装置との組合せが容易になる。
【0076】
また、本発明の動画像復号化方法は、領域分割方法復号ステップと領域形状復元ステップおよび画像データ復号ステップを備えるため、動画像符号化方法で画像の内容に応じた領域分割方法によって、いろいろな形状の領域が生成されていても対応することができる。従って、画像符号化方法との組合せが容易になる。
【0077】
また、本発明の別の動画像復号化方法は、領域形状復元ステップ、符号化モード選択ステップ、符号化ステップを備えるため、動画像符号化方法で各領域のサイズによって選択できる符号化モードの組合せが限定されていても対応することができる。従って、動画像符号化方法との組合せが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】動画像符号化装置及び方法全般に共通な構成図である。
【図2】図1の符号化装置、方法の動作を示すフローチャートである。
【図3】図1の領域分割部の内部構成図である。
【図4】図3の分割処理部の内部構成図である。
【図5】図3の射影部および図4の分割処理部の動作を示すフローチャートである。
【図6】図3の射影部における領域形状の射影の例を示す図である。
【図7】図4のアクティビティ算出部の内部構成図である。
【図8】図7のアクティビティ算出部の動作を示すフローチャートである。
【図9】図4の分割処理部における領域の均等分割結果の例を示す図である。
【図10】領域の外接矩形の例を示す図である。
【図11】ブロックマッチングによる動き補償予測を示す図である。
【図12】図3の分割処理部の別の実施の形態を示す図である。
【図13】図14の分割処理部の動作を示すフローチャートである。
【図14】図12の分割処理部におけるブロックの均等分割結果の例を示す図である。
【図15】図3の領域分割部の別の具体例を示す図である。
【図16】図15の領域分割部の動作を示すフローチャートである。
【図17】実施の形態に係わる動画像復号化装置の内部構成図である。
【図18】図17の復号化装置の動作を示すフローチャートである。
【図19】動画像符号化装置の別の構成図である。
【図20】図19の符号化装置の動作を示すフローチャートである。
【図21】実施の形態に係わる動画像復号化装置の別の内部構成図である。
【図22】図21の復号化装置の動作を示すフローチャートである。
【図23】第一の従来技術に係わる動画像符号化装置を示す図である。
【図24】第二の従来技術に係わる動画像符号化装置を示す図である。
【符号の説明】
1 入力画像、2 領域分割部、3 領域形状情報、4 領域画像信号、5領域動き情報、6 領域属性情報、7 符号化部、8 局所復号画像、9 メモリ、10 差分画像、11 符号化ビットストリーム、12 射影部、13 初期形状情報、14 分割処理部、15 分割形状情報、16 統合処理部、17アクティビティ算出部、18 アクティビティ、19 分割判定部、20 暫定符号化部、21 復号部、22 符号化歪み算出部、23 符号量−歪みコスト算出部、24 定数、25 ブロック抽出部、26 評価値算出部、27 初期状態判定部、28 評価値、29 初期状態決定フラグ、30 ビットストリーム解析部、31 初期分割方法復号部、32 初期分割方法フラグ、33 射影部、34 領域形状復号部、35 属性情報復号部、36 画像データ復号部、37 動き情報復号部、38 動きパラメータ、39 動き補償部、40 予測画像、41 画像復元部、42 外部メモリ、43 再生画像、44 符号化モード選択部、45 符号化モード組合せ表、46 領域サイズ、47 選択された符号化モード組合せ、48 領域サイズ算出部、49 符号化モード選択部、50 選択できる符号化モードの組合せ、51 符号化モード復号部、101差分器、102 予測信号、103 予測誤差信号、104 符号化部、105 符号化データ、106 復号部、107 復号された予測誤差信号、108加算器、109 局所復号画像信号、110 メモリ、111 予測部、112 動きベクトル、113 領域分割部、114 予測部、115 領域決定部、116符号化モード情報、117 動きベクトル、118 符号化部、119 符号化データ。
Claims (2)
- 過去に復号済みのフレームにおける領域分割結果を利用した領域分割、または現フレーム内の情報のみを用いた領域分割のうち、いずれか一方を用いて複数の領域に分割された画像を個々の領域毎に符号化した符号化データを入力して復号する動画像復号化装置において、
符号化データには各領域の領域形状を過去に復号済みのフレームの領域形状情報を利用して復号するか、あるいはフレーム内の情報のみで復号するかを指示する指示情報を含み、
符号化データに含まれる各領域に対する上記指示情報を復号する指示情報復号部と、
該指示情報復号部で復号された各領域に対する上記指示情報に応じて領域形状を復号する領域形状復号部と、
を備えることを特徴とする動画像復号化装置。 - 過去に復号済みのフレームにおける領域分割結果を利用した領域分割、または現フレーム内の情報のみを用いた領域分割のうち、いずれか一方を用いて複数の領域に分割された画像を個々の領域毎に符号化した符号化データを入力して復号する動画像復号化方法において、
符号化データには各領域の領域形状を過去に復号済みのフレームの領域形状情報を利用して復号するか、あるいはフレーム内の情報のみで復号するかを指示する指示情報を含み、
符号化データに含まれる各領域形状の上記指示情報を復号するステップと、
復号された各領域に対する上記指示情報に応じて領域形状を復号するステップと、
を備えることを特徴とする動画像復号化方法。
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