JP2005284636A - 動き量検出装置、画像形成装置、動き量検出方法及び動き量検出プログラム - Google Patents

動き量検出装置、画像形成装置、動き量検出方法及び動き量検出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】動画データを構成する2枚のフレーム間において、処理時間の低減を図りながら、的確に動き量を検出することができる動き量検出装置を提供する。
【解決手段】動き量検出装置は、2枚のフレームのおいて抽出された各特徴点間の相関性に基づき、同2枚のフレーム間において相関性の高い特徴点同士を組合せ(An,Bm)とし(ステップ210)、組合せ(An,Bm)とされた特徴点間の動き量Vnをそれぞれ求め(ステップ220)、組合せ(An,Bm)とされた特徴点間の誤差Enをそれぞれ算出し、その誤差Enが最小となる組合せ(An,Bm)の特徴点間の動き量Vnを2枚のフレーム間の動き量とする(ステップ240〜280)。
【選択図】 図8

Description

本発明は、動き量検出装置、画像形成装置、動き量検出方法及び動き量検出プログラムに関するものである。
デジタルカメラで撮像した動画像やDVD-ROM 等のメディアに記憶された動画データはフレームと呼ばれる画像データの連続で構成されており、このフレームを連続表示することで動画の再生が実現される。近年、このような動画データを構成するフレームのうちの1枚を、静止画像として印刷する構成が提案されている。
ところで、動画データは、動画表示においてはノイズが目立ちにくいことから静止画像を圧縮する場合と比較して圧縮率が高いため、1枚のフレームに着目するとジャギやノイズの存在する精度の低いものとなっている。また、一般的な動画データを構成するフレームの大きさは例えば320(画素)×240(画素)であり、プリンタの出力画像のドット密度は例えば720dpiというように極めて高密度である。このため、動画データを構成する1枚のフレームをプリンタにおいて例えばL判用紙に印刷しようとすると、画素数の不足やノイズ等に起因して画像のぼやけやノイズの発生を招き、高品質な印刷画像を得ることが困難である。
そこで、印刷するフレームに補間処理を施してフレームの画素間に副画素を生成し(例えば、特許文献1参照)、高画質な印刷画像を得る技術が公知である。しかし、1枚のフレームの画素に基づいて副画素を生成すると、その画像よりも高い周波数成分を得ることはできないためエッジのたたないぼやけた印刷画像となり易く、やはり高品質な印刷画像を得ることは困難であった。そこで、フレーム間の時間的なずれ(動き量)を利用して動画データを構成する複数のフレームを使用して補間処理を施し、画素数を元の画像データよりも多くした印刷画像を得る方法が提案されている。
特開2001−268349号公報
ところで、動画データを構成する複数のフレームを使用して画像を合成するとき、フレーム間の時間的なずれによる動き量を検出し、この動き量に基づいて画像を合成する。従来のフレーム間の動き量検出方法においては、例えばブロックマッチング法により、フレームの画面内を所定数の画素単位に分割して、フレーム間で各ブロックの画素値を比較することで動き量を検出していた。しかし、このようにフレームの画面全体の画素について検証する方法であると、動き量検出のための計算量が膨大となり処理時間がかかるという問題があった。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、動画データを構成する2枚のフレーム間において、処理時間の低減を図りながら、的確に動き量を検出することができる動き量検出装置、画像形成装置、動き量検出方法及び動き量検出プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、動画データを構成する2枚のフレーム間の動き量を検出する動き量検出装置において、前記2枚のフレーム間において相関性の高い特徴点間の動き量をそれぞれ検出する第1の動き量検出部と、前記相関性の高い特徴点間の誤差をそれぞれ算出し、その誤差が最小となる組合せの特徴点間の前記動き量を前記2枚のフレーム間の動き量とする第2の動き量検出部と、を備えたことを要旨とする。
また、上記の動き量検出装置に対応する本発明の動き量検出方法は、動画データを構成する2枚のフレーム間の動き量を検出する動き量検出方法において、前記2枚のフレーム間において相関性の高い特徴点間の動き量をそれぞれ検出する第1の動き量検出ステップと、前記相関性の高い特徴点間の誤差をそれぞれ算出し、その誤差が最小となる組合せの特徴点間の前記動き量を前記2枚のフレーム間の動き量とする第2の動き量検出ステップと、を備えたことを要旨とする。
上述した動き量検出装置及び動き量検出方法によれば、画像合成に使用される2枚のフレーム間において相関性の高い特徴点間のそれぞれの動き量が求められ、誤差が最小となる特徴点間の動き量が2枚のフレーム間の動き量として決定される。このように、相関性の高い特徴点のみを用いて2枚のフレーム間の動き量が検出されるため、各フレームの画面全体に存在する画素を用いて動き量を検出する場合と比較して、動き量検出精度の低下を抑制しつつ処理を簡易化することができる。従って、動画データを構成する2枚のフレーム間において、処理時間の低減を図りながら、的確に動き量を検出することができる。
上述した動き量検出装置において、前記2枚のフレームの特徴点を抽出する特徴点抽出部と、前記2枚のフレームから抽出された各特徴点間の相関性に基づき、同2枚のフレーム間において相関性の高い特徴点同士を組合せるマッチング処理部と、を備えたこととしてもよい。
これによれば、特徴点が抽出され相関性の高い特徴点同士が組合せとされるため、第1の動き量検出部により相関性の高い特徴点間のみの動き量が検出され、動き量検出精度の低下を抑制しつつ処理を高速化することができる。
また、上述した動き量検出装置において、前記第2の動き量検出部は、前記相関性の高い特徴点間の誤差を、各特徴点の周囲に存在する所定数の画素の画素値に基づいて算出することとしてもよい。
これによれば、組合せとされた特徴点間の動き量を検証する際に使用する画素を、各特徴点の周囲に存在する画素のみに限定したため、フレーム全体に存在する画素を使用して検証する場合と比較して、動き量検出精度の低下を抑制しつつ処理を高速化することができる。
更には、上述した動き量検出装置において、前記マッチング処理部は、前記2枚のフレームにおいて、一方のフレームで抽出された特徴点が指定する他方のフレームの特徴点が、前記一方のフレームの特徴点を指定していれば、その特徴点同士を組合せとすることとしてもよい。
これによれば、一方のフレームの特徴点のみから他方のフレームの特徴点を指定している場合はその特徴点は組合せとされないため、2枚のフレーム間に存在するノイズを特徴点の組合せから削減することができる。
また、上述した動き量検出装置において、前記マッチング処理部は、互いに指定される特徴点間の相関値が所定値よりも小さければ、その特徴点同士を組合せとしないこととしてもよい。
これによれば、相関性の低い特徴点同士は組合せとされないため、2枚のフレーム間に存在するノイズを特徴点の組合せから削減することができる。
また、本発明の画像形成装置は、上述した動き量検出装置と、前記2枚のフレーム間の動き量に基づいて合成画像を生成する画像合成部と、を備えたことを要旨とする。
上述した画像形成装置によれば、動画データを構成するフレーム間において、処理時間の低減を図りながら、的確な動き量を検出してその動き量に基づいて画像を合成し、高品質な印刷画像を得ることができる。
更には、上述した画像形成装置において、前記画像合成部は、前記合成画像の基準となる参照フレームと複数のフレームとを合成し、前記参照フレームとその他のフレームとの間の動き量をそれぞれ検出し、検出された各動き量に基づいて前記参照フレームの画素間に副画素を生成することとしてもよい。
これによれば、参照フレームと複数のフレームとを使用して合成画像を生成する場合に、各フレームの画面全体に存在する画素を用いて動き量を検出する場合と比較して、動き量検出の精度低下を抑制しつつ処理を簡易化して、処理時間を大幅に短縮することができる。
また、上述した動き量検出方法を実現する本発明の動き量検出プログラムは、動画データを構成する2枚のフレーム間の動き量を検出する処理を制御部が実行するための動き量検出プログラムであって、前記制御部が、前記2枚のフレーム間において相関性の高い特徴点間の動き量をそれぞれ検出する第1の動き量検出処理と、前記相関性の高い特徴点間の誤差をそれぞれ算出し、その誤差が最小となる組合せの特徴点間の前記動き量を前記2枚のフレーム間の動き量とする第2の動き量検出処理と、を実行するためのものである。
これによれば、上述の各種機能を実現すれば、動画データを構成する2枚のフレーム間において、処理時間の低減を図りながら、的確に動き量を検出することができる。
以下、本発明を具体化した実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係る印刷システムを示す概略図である。
印刷システムは、動き量検出装置及び画像形成装置としてのパーソナルコンピュータ(以下「PC」という)1とプリンタ2とを含み、それらは、本実施の形態においては、例えばUSBケーブル3により接続されている。本実施形態では、プリンタ2はPC1の周辺機器として機能する。
PC1は、表示画面4と入力装置5とを備えており、ユーザは、表示画面4を見ながら、入力装置5を構成するキーボード5aやマウス5bを操作することで、印刷指示等の各種の指示をプリンタ2に与えることができる。
表示画面4は、画像データ(動画データ)や各種処理の結果を示す画面、用紙サイズ、用紙種類、レイアウト、静止画像選択、印刷枚数等のパラメータ入力等の表示に用いられる。そして、表示画面4に表示された種々の条件が入力装置5のキーボード5aやマウス5bの操作により選択されることで、プリンタ2に印刷指示等を与えることができるように構成されている。
表示画面4には、画面水平方向に800画素と画面垂直方向に600画素の表示エリアを備えており、ドットマトリクス状の画素で表現した画像データをRGBの三原色においてそれぞれ256階調表示することにより、約1670万色を表現可能となっている。なお、この解像度は一例に過ぎず、例えば、640×480画素や、1024×720画素に適宜変更可能である。
プリンタ2は、インクジェット式プリンタであり、本体6の背面側には用紙供給装置7が設けられており、シートフィーダ7aにセットされた用紙、あるいはロール紙支持部7bにセットされたロール紙等が本体6内部に給紙される。本体6の中央に設けられたカバー8の下方には印刷機構(図示略)が設けられており、この印刷機構の作動により印刷された用紙9が本体6の前側下部に設けられた排紙口10から排出される。
プリンタ2の本体6の側面下側には、外部機器と接続するための接続部として、本実施の形態においては例えばUSBポート11が設けられている。本実施形態では、USBポート11には、上述したようにプリンタ2がUSBケーブル3を介して接続されている。
図2は、PC1及びそれに接続されるプリンタ2の構成を示すブロック図である。なお、図1と同様な構成部分については、同一符号を付して説明する。
まず、PC1の構成について説明する。
PC1は、CPU21、メモリ22、記憶装置23、ドライブ装置24及びインタフェース回路(以下、単に「I/F」という)25を備え、それらは内部バス26を介して相互に接続されている。
制御部としてのCPU21は、記憶装置23に格納されているプログラムを読み出し、そのプログラムに従った処理を実行することにより、PC1を統括的に制御する。メモリ22は、CPU21が処理を実行する際のワーキングメモリとして利用される。
ドライブ装置24は、記録媒体27を駆動してその記憶内容にアクセスする。CPU21は、ドライブ装置24を介して記録媒体27からプログラムを読み出し、それを記憶装置23にインストールする。記憶装置23には、例えば、動き量検出処理、画像形成処理、画像データをプリンタ2に送り出す処理等を実行するためのプログラムが格納されている。記録媒体27としては、光ディスク(CD-ROM,DVD-ROM,… )、光磁気ディスク(MO,MD,…)等、任意の記録媒体を使用することができる。なお、記録媒体27には、通信媒体を介してアップロード又はダウンロードされたプログラムを記録した媒体、ディスク装置を含む。
記憶装置23においては、PC1に画像データを入力するとともに、プリンタ2や表示画面4に画像データを出力するために所定のプログラムが実行される。そのうち、基本プログラムとして稼動しているのは、オペレーティングシステム(以下、「OS」という)31であり、このOS31上には、アプリケーションプログラム(以下、単に「アプリケーション」という)32が、記録媒体27としてのCD−ROMから読み取りをすることによりインストールされている。アプリケーション32にはディスプレイドライバ33やプリンタドライバ34等が組み込まれている。なお、ディスプレイドライバ33やプリンタドライバ34の類は、表示画面4やプリンタ2の機種に依存しており、それぞれの機種に応じてOS31に対して追加変更可能である。また、機種に依存して標準処理以上の付加機能を実現することもできるようになっており、許容される範囲内での各種の追加的処理を実現可能である。
CPU21は、入力装置5の操作に基づいて、ドライブ装置24を介してDVD-ROM等の記録媒体27から画像データを読み込む処理や、画像データの加工をする処理、表示及び保存のための処理、画像データをディスプレイドライバ33に送って表示画面4に表示させる処理等を行う。
また、CPU21は、記録媒体27に記憶された、例えばMPEG形式の動画データを順次読み出し、読み出した動画データをディスプレイドライバ33において復号化処理を施すことでデコードし、該デコード後のデータを表示画面4に順次出力して動画を表示させる処理を行う。
そして、CPU21は、入力装置5の所定の操作ボタンが操作されると、動画の静止/再生を行う。詳しくは、動画の表示中に入力装置5が操作されると、動画を一時停止させて静止画像(フレーム)を表示させた状態とする。即ち、ディスプレイドライバ33は、メモリ22からの読み出し及びデコード処理を中断するとともに、その時にメモリ22に格納されているデコード済みのデータを表示画面4に繰り返し出力する。これにより、表示画面4には、動画を一時停止させた静止画像(フレーム)が表示される。そして、ディスプレイドライバ33は、動画の一時停止中に入力装置5が操作されると、静止画像以降の動画を再生する。
また、CPU21は、動画から静止画像を取得する処理(キャプチャ処理)を実行する。CPU21は、メモリ22に記憶された動画データを表示画面4にて再生するとともに、入力装置5の操作によって連続的な再生を一時停止させ、表示画面4に表示されている画像のデータを入力装置5の操作によって参照フレームとして取得する。そして、この参照フレームを基準として所定数のフレームを取得して、画像合成に使用する複数のフレームとしてメモリ22に格納する。
そして、CPU21は、入力装置5の操作により印刷指令等の操作がなされると、メモリ22に格納された画像データ(例えば、画像合成に使用する複数のフレーム)をプリンタドライバ34に入力し、印刷データに変換させてプリンタ2に送出する処理を行う。
ここで、仮に、動画を表示画面4に表示させながら一時停止したときの1枚の静止画像を、プリンタ2において印刷画像として出力しようとすると、印刷画像に不具合が生じる場合がある。即ち、一般的な動画データを構成する1枚のフレームの画素数に対して、プリンタ2で出力される画像の画素密度が格段に多いため、1枚のフレームをプリンタ2において例えばL判用紙に印刷しようとすると、画素数の不足から良好な画質が得られない場合がある。また、表示画面4上での表示を画素単位で一致させて印刷するとなると極めて小さな画像となる場合がある。
このため、本実施形態では、プリンタドライバ34は、動き量検出処理及び画像形成処理を含む解像度変換処理を実行する解像度変換部を備えている。つまり、プリンタドライバ34は、動画データを構成する複数のフレームを使用して、1枚のフレームの実際の画素の間に、該画素に基づいて副画素を生成する補間処理を行い、受け取った画像データの解像度をプリンタ2が印刷するための印刷解像度に変換する。
詳しくは、プリンタドライバ34の解像度変換部は、動画データを構成する2枚のフレームの特徴点を抽出する特徴点抽出部と、2枚のフレームのおいて抽出された各特徴点間の相関性に基づき、この2枚のフレーム間において相関性の高い特徴点同士を組合せるマッチング処理部とを備える。また、解像度変換部は、2枚のフレーム間において相関性の高い特徴点間の動き量をそれぞれ検出する第1の動き量検出部と、相関性の高い特徴点間の誤差をそれぞれ算出し、その誤差が最小となる組合せの特徴点間の動き量を2枚のフレーム間の動き量とする第2の動き量検出部とを備える。更に、解像度変換部は、2枚のフレーム間の動き量に基づいて合成画像を生成する画像合成部を備える。
また、プリンタドライバ34はコマンド生成部を備えており、コマンド生成部は解像度変換後の画像データにコマンドを付して印刷データとしてプリンタ2に出力する。I/F25は、USBケーブル3を介してプリンタ2と接続され、プリンタ2に印刷データを送信する。
次に、PC1と接続されたプリンタ2の構成について説明する。
プリンタ2は、色インクを用いて記録媒体たる用紙9上にドットを付して画像を印刷可能となっている。画像密度は、例えば、360×360dpiや720×720dpiといった高密度印刷が可能となっているが、階調表現については色インクを付すか否かといった2階調表現となっている。
上述したように、本実施形態においては、プリンタ2はPC1の周辺機器として機能する。プリンタ2は、第1のRAM41、ROM42、第2のRAM43、プリンタヘッド44及びCPU組込みASIC45を備えている。
第1のRAM41には、PC1から送られてきた画像データが格納される。ROM42には、後述するCPU51が処理を実行するために必要な制御プログラムや各種のアプリケーションプログラムが格納されている。第2のRAM43は、後述するCPU51が処理を実行する際のワーキングメモリとして利用される。例えば、第2のRAM43は、後述する画像処理の段階で生成されるデータ(印刷イメージデータ等)を一時格納しておくためのバッファとして利用される。
プリンタヘッド44は、主走査方向(紙送り方向と垂直な方向)に往復移動するキャリッジ(図示略)の下端に設けられており、用紙9の搬送路に対向した面に各色のノズルを多数個有している。このプリンタヘッド44は、後述するヘッド制御回路52の制御に基づいて、主走査方向に往復移動しながら、各色のインク滴をそれぞれの色に対応したノズルから吐出することで、給紙された用紙9に画像を形成する。
CPU組込みASIC45は、CPU51、ヘッド制御回路52、画像処理回路53、メモリインタフェース回路(以下、単に「メモリI/F」という)54及びインタフェース回路(以下、単に「I/F」という)55を備え、それらは内部バス56にて相互に接続されている。この内部バス56には、上述した第1のRAM41及びROM42も接続されている。
CPU51は、ROM42に格納されているプログラムを読み出し、そのプログラムに従った処理を実行することにより、プリンタ2を統括的に制御する。例えば、CPU51には、後述する画像処理回路53での色変換処理、ハーフトーン処理及びマイクロウィーブ処理や、ヘッド制御回路52でのキャリッジのモータの駆動制御を司る。
画像処理回路53は、色変換部、ハーフトーニング部及びマイクロウィーブ部としての機能を有している。詳述すると、色変換部は、第1のRAM41に格納されているRGBの多階調の画像データに色変換処理を施し、例えば、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)、ライトシアン(LC)、ライトマゼンダ(LM)、ライトイエロー(LY)の7色の多階調の画像データを生成して、それをメモリI/F54を介して接続された第2のRAM43に格納する。
ハーフトーニング部は、その色変換処理後の画像データにハーフトーン処理を施し、多階調の画像データを各色毎に2値化して表した印刷イメージデータ(色プレーン)を生成して、それを第2のRAM43に格納する。マイクロウィーブ部は、そのハーフトーン処理後の各色プレーンのラスタラインをノズル数、ヘッド走査回数、紙送り量等に基づき並び替えて印刷データを生成し、それらを第2のRAM43に格納する。
ヘッド制御回路52は、プリンタヘッド44を往復移動させるキャリッジのモータの駆動を制御するとともに、画像処理回路53で生成された各色の印刷データに基づいてインク滴の有無や、吐出するインク滴の量等を制御する。I/F55は、USBケーブル3を介してPC1と接続され、PC1から送られてくる画像データを受信する。
次に、上記の印刷システムにおいて実行される動き量検出処理及び画像形成処理について説明する。
先ず、ユーザは、入力装置5を操作して、記録媒体27に記憶された動画データの選択画面を表示画面4に表示させて、所望の動画データD1を選択した後、入力装置5により動画再生の操作を行うと、図3に示す処理が開始される。
先ず、ステップ100において、CPU21は、選択された動画データD1を記録媒体27から読み出し、その動画データD1をディスプレイドライバ33に転送し、ディスプレイドライバ33において動画データD1をRGBの画像データにデコードさせた後、該画像データを一旦メモリ22に格納する。CPU21は、その画像データに応じた静止画像(フレーム)を順次表示画面4に送出することで、表示画面4に動画を再生させる。
図4には、動画データD1を構成するフレームの具体例を示している。フレーム501〜510が図中矢印にて示す動画再生方向に順に表示されて動画が再生される。フレーム501,510はIピクチャーであり、フレーム内符号化により符号化されたフレームである。また、フレーム504,507はPピクチャーであり、直前のIピクチャー又はPピクチャーを参照画像とする片方向のフレーム間符号化により符号化されたフレームである。従って、例えばフレーム504を符号化する際には、フレーム501を参照してフレーム間予測が行われる。フレーム502,503,505,506,508,509はBピクチャーであり、直前と直後のIピクチャー又はPピクチャーを用いた双方向のフレーム間予測が行われる。なお、ディスプレイドライバ33は、Iピクチャー及びPピクチャーのみを表示画面4に表示させて、動画を高速で再生することも可能である。
続くステップ110において、CPU21は、アプリケーション32に、再生中の動画データD1から、画像合成に使用する複数のフレームを決定する処理を実行させる。即ち、CPU21は、表示画面4において再生中の動画データD1(図4参照)から静止画像(フレーム)を取得し、その静止画像を画像合成に使用する複数のフレームとして決定する。
このとき、本実施形態においては、CPU21は、ユーザによる入力装置5の操作に応答して動画データD1の再生を一時停止させ、動画データD1の一時停止中に表示画面4に表示された画像を参照フレームAとする。即ち、CPU21は、入力装置5から停止信号を取得し、表示画面4において再生中の動画データD1を一時停止させて、同じ静止画面(フレーム)を繰り返し表示させ、その状態で入力装置5から決定を指示する制御信号を取得すると、表示中の静止画像を参照フレームAとして取得する。
更に、CPU21は、参照フレームAを基準に複数のフレームB〜Dを取得して画像合成に使用する複数のフレームとする。具体的には、参照フレームAを基準として、動画再生時に参照フレームAの前に表示される1枚のフレームBと、参照フレームAの後に表示される2枚のフレームC,Dとを取得する。そして、CPU21は、取得した参照フレームA及びその他のフレームB〜Dをメモリ22に格納する。
このように、表示画面4に動画データD1を再生させながら一時停止の操作を行ったときに表示される画像が参照フレームAとして選択され、その参照フレームAを基準としてその他のフレームB〜Dが取得される。このため、ユーザは動画データD1の再生を一時停止させたときに表示画面4に表示された画像を確認し、その画像を選択して高精細な合成画像として生成することができる。
そして、ステップ120において、CPU21は、アプリケーション32に、参照フレームAとその他のフレームB〜Dとの間の動き量Vfb,Vfc,Vfdを検出する処理を実行させる。即ち、動画データD1を構成するフレーム間においては、図5に示すように時間的な経過により多少のずれが存在しており、その各フレーム間の動き量を検出する。このとき、参照フレームAとその他のフレームB〜Dとの間にそれぞれ動き量Vfb,Vfc,Vfdが検出されてメモリ22に格納される。なお、このフレーム間の動き量Vfb,Vfc,Vfdを検出する処理については後述する。
更に、ステップ130において、CPU21は、アプリケーション32に、フレーム合成を行わせて合成画像としての印刷画像D2を合成する画像合成処理を実行させる。即ち、CPU21は、参照フレームA及びフレームB〜Dの画像データと、参照フレームAとその他のフレームB〜Dとの間の動き量Vfb,Vfc,Vfdのデータとを取得し、それに基づいて参照フレームAの画素間に副画素を生成して印刷画像D2を生成する。
図6には、参照フレームAにおける実際の画素(以下、単に「実画素」という)の位置と、実画素に基づき演算により算出される副画素の位置の一例を示している。実画素は、参照フレームAの画面水平方向及び画面垂直方向にドットマトリックス状に配置されており、副画素は実画素の半分のピッチで配置されるように形成されている。例えば、図6に示す4つの実画素p1,q1,r1,s1に囲まれる箇所に副画素*が生成される際には、副画素*の画素値f(*)は、下記の式で表される。
f(*)=[f(p1)+f(q1)+f(r1)+f(s1)]/2
参照フレームAとその他のフレームB〜Dが重ねられると、図7に示すように、参照フレームAの各実画素p1,q1,r1,s1の周囲にフレームB〜Dの実画素が存在することとなる。そして、参照フレームAに対する各フレームB〜Dの動き量Vfb,Vfc,Vfdは検出されているため、参照フレームAに重ねられたときのフレームBの各実画素p2,q2,r2,s2の副画素*までの距離は検出される。また、同様に、参照フレームAに重ねられたときのフレームCの各実画素p3,q3,r3,s3の副画素*までの距離、及び参照フレームAに重ねられたときのフレームDの各実画素p1,q1,r1,s1から副画素*までの距離は検出される。
このように、副画素*の周辺に存在することとなる実画素のそれぞれの距離が検出されるため、副画素*に最も近い位置にある4つの実画素を抽出し、それらの実画素の画素値と副画素*までの距離を用いることで、副画素*の画素値を算出することができる。このように、動画データD1を構成する複数のフレームA〜Dを使用して実画素間の副画素を生成することで、高精度の印刷画像D2を得ることができるようになる。
そして、CPU21が、アプリケーション32に、印刷画像D2のデータをI/F25に転送させた時点で本処理を終了する。
次に、フレーム間の動き量を検出する処理について図8を参照して説明する。本処理においては、参照フレームAとフレームBとの間の動き量Vfbを検出する場合について説明する。
先ず、ステップ200において、CPU21は、アプリケーション32に、参照フレームAの特徴点AnとフレームBの特徴点Bmとを抽出する特徴点抽出処理を実行させる。特徴点An,Bmは公知の技術により抽出され、例えば、参照フレームA及びフレームBを構成する画素の輝度値等に基づいて、画像のエッジ上の点が特徴点として抽出される。
このとき、参照フレームAにおいては、Cn個の特徴点An(n=1,2,…,Cn)が検出され、各特徴点Anには、画面水平方向にx座標値が、画面垂直方向にy座標値が設定された座標Pn(x,y)と(図5参照)、特徴点Anに対応するフレームBの特徴点を指定するポインタPaと、相関値VLaとが設定されるものとする。なお、この時点では特徴点Anの相関値VLaの値は0に設定されている。
また、同様に、フレームBにおいては、Cm個の特徴点Bm(m=1,2,…,Cm)が検出され、各特徴点Bmには、画面水平方向にx座標値が、画面垂直方向にy座標値が設定された座標Pm(x,y)と(図5参照)、特徴点Bmに対応する参照フレームAの特徴点を指定するポインタPbと、相関値VLbとが設定されるものとする。なお、この時点では特徴点Bmの相関値VLbの値は0に設定されている。
続くステップ210において、CPU21は、アプリケーション32に、参照フレームAとフレームBとの間で相関性の高い特徴点の組合せ(An,Bm)を求めるマッチング処理を実行させる。この相関性の高い特徴点の組合せ(An,Bm)を求める処理については後述する。このとき、参照フレームAとフレームBとの間には、Cp個のペア番号Np(p=1,2,…,Cp)の組合せ(An,Bm)が求められ、メモリ22に格納される。
そして、ステップ220において、CPU21は、アプリケーション32に、ステップ210で求められた組合せ(An,Bm)の特徴点間の動き量Vnを検出する第1の動き量検出処理を実行させる(第1の動き量検出ステップ)。この動き量Vnは、特徴点Anの座標Pn(x,y)と特徴点Bmの座標Pm(x,y)との間の距離が算出されて検出される。
更に、ステップ230において、CPU21は、アプリケーション32に、組合せ(An,Bm)とされた特徴点間の誤差Enを算出する処理を実行させる。ステップ230、及び続くステップ240〜280において、CPU21は、組合せ(An,Bm)とされた特徴点間の誤差Enをそれぞれ検出し、その誤差Enが最小となる組合せ(An,Bm)の特徴点間の動き量Vnを参照フレームAとフレームBとの動き量Vfbとする第2の動き量検出処理を実行する(第2の動き量検出ステップ)。
ここで、組合せ(An,Bm)とされた特徴点間の誤差Enを算出する処理について説明する。
図9(a)に示すように、参照フレームAにおいて特徴点A1,A2,A3,A4,A5,A6が検出されており、図9(b)に示すように、フレームBにおいて特徴点B1,B2,B3,B4,B5が検出されているものとする。
この場合、参照フレームAとフレームBとの間において、上述したステップ210のマッチング処理により、組合せ(A1,B1)、(A2,B2)、(A3,B3)、(A4,B4)、(A5,B5)が求められている。なお、参照フレームAにおいて検出される特徴点A6は、対応する特徴点がフレームBに存在しないため、マッチング処理において組合せとされていない。また、上述したステップ220の第1の動き量検出処理により、それぞれの組合せにおいて、特徴点間の動き量V1,V2,V3,V4,V5が検出されている。なお、参照フレームAとフレームBとの間において、同じオブジェクトを構成する特徴点A1〜A4と特徴点B1〜B4との間の動き量V1〜V4に対して、特徴点A5と特徴点B5との間の動き量V5は大幅に大きい値が検出されている。
先ず、組合せとされている各特徴点(特徴点A1〜A5及び特徴点B1〜B5)において、各特徴点An,Bmを中心として、15(画素)×15(画素)の範囲に存在する画素の画素値の累積値f(An),f(Bm)が算出される。そして、参照フレームAの特徴点Anの累積値f(An)と、フレームBの特徴点Bmの累積値f(Bm)との差分が算出されて誤差Enとされる。例えば、組合せ(A1,B1)の特徴点間の誤差E1は、累積値f(A1)と累積値f(B1)との差分とされる。同様に、組合せ(A2,B2)、(A3,B3)、(A4,B4)、(A5,B5)の特徴点間の誤差E2,E3,E4,E5が算出される。こうして、マッチング処理において求められたCp個の組合せ(An,Bm)の特徴点間の誤差Enが算出されてメモリ22に格納される。
このように、参照フレームAとフレームBとの間の動き量Vfbを決定するために、組合せ(An,Bm)とされた各特徴点間に生じる誤差を検証するために使用する画素を、各特徴点An,Bmの周囲に存在する15(画素)×15(画素)のみに限定した。このため、参照フレームA及びフレームB全体に存在する画素を使用して特徴点間の動き量を検出する場合と比較して、処理時間の低下を図ることができる。また、各特徴点An,Bmの周囲に存在する所定数の画素(本実施形態では15(画素)×15(画素))を使用して誤差Enを検出するため、動き量Vfb検出精度の低下を抑制することができる。
また、このとき、誤差Enを算出するための特徴点An,Bm周囲の画素数を調整することで、動き量Vfb検出の精度と処理時間のバランスをとることができる。つまり、誤差Enの算出に使用する特徴点An,Bm周囲の画素数を多くすれば、動き量Vfb検出の精度を向上することができ、誤差Enの算出に使用する特徴点An,Bm周囲の画素数を少なくすれば、動き量Vfb検出のための計算量を軽減することができ、処理を高速化することができる。
そして、ステップ240において、CPU21は、ペア番号Npの値を0に設定する。続くステップ250において、CPU21は、ペア番号Npの組合せ(An,Bm)の特徴点間の誤差Enは、最小誤差Errよりも小さいか否かを判断する。なお、本処理を開始する時点では、この最小誤差Errの値は非常に大きい値とされており、ペア番号Npが0のときの誤差Enが必ず初期設定の最小誤差Errの値よりも小さくなるように設定されている。
誤差Enが最小誤差Errよりも小さいと判断すれば、ステップ260において、CPU21は、ペア番号Npの組合せ(An,Bm)の特徴点間の動き量Vnを、参照フレームAとフレームBとの間の動き量Vfbとし、ペア番号Npの誤差Enを最小誤差Errとしてステップ270に移行する。なお、ステップ250において、誤差Enが最小誤差Errよりも小さくないと判断すれば、CPU21は、ステップ260の処理を行うことなくステップ270に移行する。
そして、ステップ270において、CPU21は、すべてのペア番号Npについて処理を行ったか否かを判断する。つまり、Cp個のペア番号Npの組合せ(An,Bm)の特徴点間において算出された誤差Enについて、最小誤差Errと比較したか否かを判断する。
すべてのペア番号Npについて処理を行っていなければ、ステップ280において、CPU21は、Npに1を加えてステップ250まで戻り、続く一連の処理を行う。また、すべてのペア番号Npについて処理を行っていれば、CPU21は、その時点の動き量Vnを参照フレームAとフレームBとの間の動き量Vfbとしてメモリ22に格納する。
このように、参照フレームAとフレームBとの間において相関性の高い特徴点An,Bm、及び各特徴点の周囲に存在する画素のみを用いて動き量Vfbが検出されるため、参照フレームA及びフレームBの画面全体に存在する画素を使用して動き量を検出する場合と比較して、動き量検出精度の低下を抑制しつつ処理を簡易化することができる。
なお、上述したステップ120においては、参照フレームAとフレームBとの間の動き量Vfbの検出と同様に、参照フレームAとフレームC,Dとの間の動き量Vfc,Vfdが検出されて、メモリ22に格納される。そして、ステップ130において、参照フレームAと複数のフレームB〜Dとを使用して画像を合成する際に、参照フレームAとその他のフレームB〜Dとの間においてそれぞれ検出された動き量Vfb,Vfc,Vfdを用いて画像が合成される。上述したように、各動き量Vfb,Vfc,Vfdが検出される際に、検出精度の低下を抑制しながら処理を簡略なものとすることができるため、フレームA〜Dの画面全体に存在する画素を使用して動き量を検出して画像を合成する場合と比較して、大幅に処理時間を短縮することができる。
次に、上述した相関性の高い特徴点の組合せ(An,Bm)を求めるマッチング処理について図10を参照して説明する。なお、本処理の開始時においては、上述したように、特徴点Anに設定されている相関値VLa、及び特徴点Bmに設定されている相関値VLbは0とされている。
先ず、ステップ300において、CPU21は、nの値を0に設定し、続くステップ310においてmの値を0に設定する。そして、ステップ320において、CPU21は、参照フレームAの特徴点Anと、フレームBの特徴点Bmとの間の相関値VLnを算出する。相関値VLnは、正規化相関等の公知の情報処理手法により求められ、例えば、各特徴点An,Bmを中心とする15(画素)×15(画素)の範囲でそれぞれの画素の画素値を用いて算出される。このとき、特徴点Anと特徴点Bmとが似た傾向にあるほど、相関値VLnは高い値となる。
更に、ステップ330において、CPU21は、ステップ320にて算出された相関値VLnが、特徴点Anに設定されている相関値VLaよりも大きいか否かを判断する。つまり、相関値VLnがこの時点で設定されている特徴点Anの相関値VLaよりも大きいか否か判断される。
相関値VLnがその時点で特徴点Anに設定されている相関値VLaよりも大きければ、ステップ340に移行し、相関値VLnを特徴点Anの相関値VLaとし、特徴点AnのポインタPaが特徴点Bmを指定するように設定して、ステップ350に移行する。なお、ステップ330において相関値VLnがその時点の相関値VLaよりも大きくないと判断すれば、CPU21は、ステップ340の処理は行わずにステップ350に移行する。ステップ330及びステップ340において、CPU21は、参照フレームAの特徴点Anに対して最も相関性の高いフレームBの特徴点Bmを抽出する。
そして、ステップ350において、CPU21は、ステップ320にて算出された相関値VLnが、特徴点Bmに設定されている相関値VLbよりも大きいか否かを判断する。つまり、相関値VLnがこの時点で設定されている特徴点Bmの相関値VLbよりも大きいか否か判断される。
相関値VLnがその時点で特徴点Bmに設定されている相関値VLbよりも大きければ、ステップ360に移行し、相関値VLnを特徴点Bmの相関値VLbとし、特徴点BmのポインタPbが特徴点Anを指定するように設定してステップ370に移行する。なお、ステップ350において相関値VLnがその時点の相関値VLbよりも大きくないと判断すれば、CPU21は、ステップ360の処理は行わずにステップ370に移行する。ステップ350及びステップ360において、CPU21は、フレームBの特徴点Bmに対して最も相関性の高い参照フレームAの特徴点Anを抽出する。
更に、ステップ370において、CPU21は、すべてのmについて処理を行ったか否か、即ち、フレームBにおいて抽出されたCm個の特徴点Bmについて処理を行ったか否かを判断する。すべてのmについて処理を実行していなければ、ステップ380においてmに1を加えてステップ320まで戻り、続く一連の処理を行う。また、すべてのmについて処理を行っていれば、続くステップ390において、CPU21は、すべてのnについて処理を行ったか否か、即ち、参照フレームAにおいて抽出されたCn個の特徴点Anについて処理を行ったか否かを判断する。すべてのnについて処理を実行していなければ、ステップ400においてnに1を加えてステップ310まで戻り、続く一連の処理を行う。また、すべてのnについて処理を行っていれば、続くステップ410からの処理を行う。
ステップ410において、CPU21は、nの値を0に設定する。続くステップ420において、CPU21は、特徴点Anと特徴点Bmは互いに指定しており、且つ、特徴点Anの相関値VLaは所定の閾値γよりも大きいか否かを判断する。このとき、特徴点AnのポインタPaが特徴点Bmを指定しているとともに、特徴点BmのポインタPbが特徴点Anを指定していれば、特徴点Anと特徴点Bmとは互いに指定していることとなる。また、特徴点AnのポインタPaが特徴点Bmを指定していても、特徴点BmのポインタPbが特徴点Anではない特徴点を指定していれば、特徴点Anと特徴点Bmは対応していない。
このように、一方の参照フレームAの特徴点Anのみから他方のフレームBの特徴点BmをポインタPaで指定している場合は、その特徴点Anは組合せとされないため、参照フレームAとフレームBとの間に存在する(具体例としては、図9(a)における特徴点A6)を特徴点の組合せから削減することができる。
また、相関値VLnが所定の閾値γよりも低い値となる特徴点同士は組合せとされないため、動き量検出精度の低下を抑制しつつ処理を高速化することができる。つまり、相関性の低い組合せが組合せとされないことで、組合せとされる特徴点Anの数Cpを効率よく低減することができ、上述したステップ220〜280の処理における動き量Vnの検出や誤差Enの算出等の計算量が軽減されることとなる。
ステップ420において、特徴点Anと特徴点Bmは互いに指定しており、且つ、特徴点Anの相関値VLaは閾値γよりも大きいと判断すれば、CPU21は、ステップ430に移行して、順次ペア番号Npを付しながら特徴点Anと特徴点Bmとを組合せ(An,Bm)としてメモリ22に格納し、ステップ440に移行する。なお、ステップ420において否と判断すれば、CPU21は、ステップ430の処理を行うことなくステップ440に移行する。
そして、ステップ440において、CPU21は、すべてのnについて処理を行ったか否かを判断する。すべてのnについて処理を実行していなければ、CPU21は、ステップ450においてnに1を加えてステップ420まで戻り、続く一連の処理を実行する。また、すべてのnについて処理を実行していれば、本処理を終了する。
本処理により、参照フレームAとフレームBとの間に存在する相関性の高い特徴点同士の組合せが検出され、Cp個の、それぞれにペア番号Np(Np=1,2,…,Cp)が付された特徴点の組合せ(An,Bm)がメモリ22に格納される。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)上記実施形態のPC1は、画像合成に使用される参照フレームAとフレームBとの間において、相関性の高い組合せ(An,Bm)の特徴点間の動き量Vnをそれぞれ求め、特徴点間の誤差Enが最小となる組合せ(An,Bm)の動き量Vnを、参照フレームAとフレームBとの間の動き量Vfbとする。このように、相関性の高い特徴点のみを用いて参照フレームAとフレームBとの間の動き量Vfbが検出されるため、参照フレームA及びフレームBの画面全体に存在する画素を用いて動き量を検出する場合と比較して、動き量Vfb検出の精度の低下を抑制しつつ処理を簡易化することができる。また、同様に、参照フレームAとフレームC,Dとの間の動き量Vfc,Vfdが求められる。従って、動画データD1を構成するフレームA〜D間において、処理時間の低減を図りながら、的確な動き量Vfb,Vfc,Vfdを検出し、ひいては高品質な印刷画像D2を得ることができる。
(2)上記実施形態のPC1は、組合せ(An,Bm)とされた特徴点間の誤差Enを、各特徴点An,Bmの周囲に存在する15(画素)×15(画素)の画素の画素値の累積値f(An),f(Bm)の差分とした。これによれば、組合せ(An,Bm)とされた特徴点間の動き量Vnを検証する際に使用する画素を、各特徴点An,Bmの周囲に存在する画素のみに限定したため、参照フレームA及びフレームB全体に存在する画素を使用してフレーム間の動き量を検出する場合と比較して、処理時間を大幅に低減することができる。また、相関性の高い特徴点An,Bmの周囲に存在する画素を使用するため、精度低下を抑制しながら誤差Enを算出することができる。
なお、実施の形態は、上記に限定されず以下の変形例を採用することもできる。
(変形例1)上記実施形態においては、動き量検出装置としてのPC1により、参照フレームAとその他のフレームB〜Dとの間にそれぞれ検出された動き量Vfb,Vfc,Vfdを、フレームA〜Dを合成するために使用する場合について説明したが、動き量Vfb,Vfc,Vfdの用途はこれに何ら限定されるものではない。
(変形例2)上記実施形態においては、組合せ(An,Bm)とされた特徴点間の誤差Enを、各特徴点An,Bmの周囲に存在する画素の画素値の累積値f(An),f(Bm)の差分としたが、特徴点間の誤差をどのように算出してもよい。
(変形例3)上述した実施形態においては、PC1は、参照フレームAの特徴点AnのポインタPaが指定するフレームBの特徴点BmのポインタPbが、参照フレームAの特徴点Anを指定していれば、特徴点Anと特徴点Bmとを相関性の高い組合せ(An,Bm)として組合せるものとした。しかし、参照フレームAとフレームBとの間において相関性の高い特徴点同士を組合せる態様はこれに何ら限定されるものではなく、どのようにして組合せを求めてもよい。
(変形例4)PC1は、特徴点Anと特徴点Bmとが互いに指定していても、特徴点Anの相関値VLaが所定の閾値γよりも低い場合は、相関性の高い特徴点の組合せとしないものとしたが、必ずしも相関値VLaと閾値γとの比較を行わなくてもよく、この処理を省略してもよい。また、閾値γの値はどのように設定してもよく、閾値γの値を高くすればするほど、相関性の高い特徴点のみが組合せとして抽出されることとなる。
(変形例5)上述した実施形態においては、複数のフレームA〜Dを合成して合成画像を生成するとき、4枚のフレームA〜Dを重ねたときに副画素に最近接する4つの画素を用いて該副画素を生成するものとしたが、副画素を生成する手法はこれに限定されず、どのような補間処理手法により副画素を生成してもよい。
(変形例6)PC1は、画像合成に使用するフレームを取得する際に、Iピクチャー又はPピクチャーを参照フレームとし、該参照フレームを基準に複数のフレームを取得してもよい。そうすると、動画データを構成するフレームのうちIピクチャー又はPピクチャーが参照フレームとされるため、表示画面4において動画データのIピクチャー又はPピクチャーのみを順次表示させる高速再生中に画像を選択することができるようになる。
(変形例7)PC1は、フレームA〜Dを合成する際に、複数のフレームA〜Dの画像をそれぞれ解析し、その解析結果に基づき画質がよいと判定されたフレームを合成することとしてもよい。そうすると、画質がよいと判定されたフレームのみを使用して画像が合成されるため、合成画像の画質を向上することができる。また、PC1は、フレーム間の動き量が大きい場合には、フレーム合成の際にそのフレームを使用しないようにしてもよい。
(変形例8)PC1は、参照フレームAと3枚のフレームB〜Dとを合成する場合に限定されず、参照フレームと1枚のフレームとを合成してもよいし、参照フレームと4枚以上のフレームとを合成してもよい。また、参照フレームAを基準として画像合成に使用するフレームをどのように取得してもよく、例えば参照フレームAを基準として画像再生時に後側に表示されるフレームのみを取得するようにしてもよい。
(変形例9)PC1は、動画データD1を構成するフレームの中から、画像合成に使用するフレームをどのような態様で取得してもよい。例えば、表示画面4に動画データD1を再生させながら、所定数毎に自動的に取得するようにしてもよい。
(変形例10)上述した実施形態においては、PC1の画像入力デバイスとして、DVD-ROM 等の記録媒体27から動画データを入力する場合について説明したが、画像入力デバイスはこれに何ら限定されるものではない。例えば、PC1とデジタルスチルカメラやビデオカメラ、テレビ等とを接続し、それらのデバイスから動画データを取得するようにしてもよい。
また、PC1に、外部のネットワークなどに接続するための通信デバイスとしてのモデムを接続し、外部のネットワークに同公衆通信回線を介して接続し、ソフトウェアやデータをダウンロードして導入するようにしてもよい。更には、モデムにて電話回線を介して外部にアクセスする形態に限定されず、例えばLANアダプタを介してネットワークに対してアクセスする構成とすることも可能である。
(変形例11)プリンタ2を本発明に係る動き量検出装置及び画像形成装置とし、PC1を接続せずスタンドアロン型プリンタとして機能させてもよい。その場合、プリンタ2に動画データを再生可能な表示画面を装備した上で、上記実施形態で説明したプリンタドライバ34で実行される動き量検出処理及び画像形成処理をプリンタ2の画像処理回路53で実行させるようにすればよい。そして、例えば、プリンタ2のUSBポート11にメモリカードが挿入されたデジタルスチルカメラやビデオカメラ等を接続し、表示画面に動画を再生させながら印刷画像を選択して印刷するようにしてもよい。また、プリンタ2にメモリカードを挿入可能なスロットを設け、そのメモリカードに記憶された動画データの画像を印刷するようにしてもよい。
本発明を具体化した実施の形態に係る印刷システムの概略図。 印刷システムの構成を説明するブロック図。 画像形成処理を説明するフローチャート。 動画データを構成するフレームの説明図。 フレームの重ね方の説明図。 参照フレームの実際の画素と副画素の説明図。 画像を合成する際の実際の画素と副画素の説明図。 動き量検出処理を説明するフローチャート。 (a),(b)は組合せとなる特徴点の説明図。 マッチング処理を説明するフローチャート。
符号の説明
1…動き量検出装置及び画像形成装置としてのパーソナルコンピュータ(PC)、2…プリンタ、33…特徴点抽出部、マッチング処理部、第1の動き量検出部、第2の動き量検出部及び画像合成部としてのプリンタドライバ、D1…動画データ、D2…合成画像としての印刷画像、A…参照フレーム、B,C,D…フレーム、Vn…動き量、Vfb,Vfc,Vfd…フレーム間の動き量、An,Bm…特徴点、En…特徴点間の誤差、VLa,VLb,VLn…相関値。

Claims (9)

  1. 動画データを構成する2枚のフレーム間の動き量を検出する動き量検出装置において、
    前記2枚のフレーム間において相関性の高い特徴点間の動き量をそれぞれ検出する第1の動き量検出部と、
    前記相関性の高い特徴点間の誤差をそれぞれ算出し、その誤差が最小となる組合せの特徴点間の前記動き量を前記2枚のフレーム間の動き量とする第2の動き量検出部と、
    を備えた動き量検出装置。
  2. 請求項1に記載の動き量検出装置において、
    前記2枚のフレームの特徴点を抽出する特徴点抽出部と、前記2枚のフレームから抽出された各特徴点間の相関性に基づき、同2枚のフレーム間において相関性の高い特徴点同士を組合せるマッチング処理部と、を備えた動き量検出装置。
  3. 請求項1又は2に記載の動き量検出装置において、
    前記第2の動き量検出部は、前記相関性の高い特徴点間の誤差を、各特徴点の周囲に存在する所定数の画素の画素値に基づいて算出する動き量検出装置。
  4. 請求項2又は3に記載の動き量検出装置において、
    前記マッチング処理部は、前記2枚のフレームにおいて、一方のフレームで抽出された特徴点が指定する他方のフレームの特徴点が、前記一方のフレームの特徴点を指定していれば、その特徴点同士を組合せとする動き量検出装置。
  5. 請求項4に記載の動き量検出装置において、
    前記マッチング処理部は、互いに指定される特徴点間の相関値が所定値よりも小さければ、その特徴点同士を組合せとしない動き量検出装置。
  6. 請求項1〜5のうち何れか1項に記載の動き量検出装置と、
    前記2枚のフレーム間の動き量に基づいて合成画像を生成する画像合成部と、
    を備えた画像形成装置。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置において、
    前記画像合成部は、前記合成画像の基準となる参照フレームと複数のフレームとを合成し、前記参照フレームとその他のフレームとの間の動き量をそれぞれ検出し、検出された各動き量に基づいて前記参照フレームの画素間に副画素を生成する画像形成装置。
  8. 動画データを構成する2枚のフレーム間の動き量を検出する動き量検出方法において、
    前記2枚のフレーム間において相関性の高い特徴点間の動き量をそれぞれ検出する第1の動き量検出ステップと、
    前記相関性の高い特徴点間の誤差をそれぞれ算出し、その誤差が最小となる組合せの特徴点間の前記動き量を前記2枚のフレーム間の動き量とする第2の動き量検出ステップと、
    を備えた動き量検出方法。
  9. 動画データを構成する2枚のフレーム間の動き量を検出する処理を制御部が実行するための動き量検出プログラムであって、
    前記制御部が、
    前記2枚のフレーム間において相関性の高い特徴点間の動き量をそれぞれ検出する第1の動き量検出処理と、
    前記相関性の高い特徴点間の誤差をそれぞれ算出し、その誤差が最小となる組合せの特徴点間の前記動き量を前記2枚のフレーム間の動き量とする第2の動き量検出処理と、
    を実行するための動き量検出プログラム。
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