JP4878537B2 - 光学素子の製造方法、成形型ユニット、成形装置 - Google Patents

光学素子の製造方法、成形型ユニット、成形装置 Download PDF

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Description

本発明は、熱可塑性の成形素材を成形型の内部で加熱軟化させて光学素子を成形する光学素子の成形技術に適用して有効な技術に関する。
たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3等に開示されているように、光学素子の製造工程では、対向する一対の金型の成形面に熱可塑性の成形素材を挟持し、軟化温度まで加熱した状態で加圧することにより、金型の成形面の形状が光学機能面として転写されたレンズ等の光学素子を成形することが知られている。
この場合、製品によっては、金型の成形面以外に成型される光学素子が接触する面を構成する別部材が用いられる場合がある。
これらの別部材としては、たとえば、組立時の基準面となる光学素子の側面形状を転写する円筒部材や、外周規制リングが挙げられる。また、インサートガラス成形レンズの場合には、レンズと一体に成形され組立時の基準となるインサート部品が挙げられる。
たとえば、特許文献1の場合には、凹レンズの成形において、金型の外周部にリング部材を装着して、金型の成形面からはみ出すガラス素材の外周部を規制することが行われている。
また、特許文献2では、一方の金型の外周に筒状の嵌合部材を設けてレンズの外周を規制している。
また、特許文献3では、上型および下型の各々に対向端がテーパ面を有する筒状の中間胴型を装着して、光学素子の外周部に把持部を形成することが行われている。
このような別部材を用いる成形において、特許文献1、特許文献2および特許文献3の何れの場合も、当該別部材(リング部材、嵌合部材、中間胴型)と金型の成形面との相対的な位置関係が成形プロセスの間に常に完全に固定されているため、成形面から転写される光学機能面に非対称性の誤差が発生することが懸念される。
また、成形時の加熱状態から冷却する間に、別部材によって拘束されるため、光学素子のクラック、割れ、インサート部材等の別部材自体の変形等が発生することが懸念される、という技術的課題もある。
その理由は、成形面の光学素子の光学機能面への転写後から離型に至るまでの冷却、収縮のバランスが、光学素子の外周部に常に密着する別部材により阻害され、アス(Astigmatism)やコマ収差等の非対称性の誤差の原因となってしまう点にある。
金型の成形面の間で成型素材が完全にバランス良く押圧されていれば、大きな問題にならない場合もあるが、通常、僅かな位置ズレを完全に解消することは難しい。
これを避けるため、成形面以外の部材を金型に対して完全に固定しない場合は、別部材の光軸に対する位置規制精度が低下してしまったり、成形中にインサート部材等の別部材が変形してしまう等の大きな技術的課題を生じる。
また、特許文献1〜特許文献3のいずれにおいても、上述の技術的課題は認識されていない。
特開平9−328323号公報 特開平8−133764号公報 特開2000−95532号公報
本発明の目的は、成形型以外に、当該成形型とともにキャビティの一部を構成する別部材を用いる光学素子の成形技術において、成形面から転写される光学機能面に非対称性の誤差等が発生することを防止して、光学機能面の精度を向上させることにある。
本発明の他の目的は、成形型以外に、当該成形型とともにキャビティの一部を構成する別部材を用いる光学素子の成形技術において、光学素子のクラック、割れ、インサート部材等の別部材自体の変形等が発生することを防止して、光学素子の歩留りを向上させることにある。
本発明の第1の観点は、成形型ユニットを用いる光学素子の成形装置であって、
第1の成形型と前記第1の成形型に対向して配置された第2の成形型との間に実装された成形素材を挟圧する与圧手段と、
大径部および小径部を備える異径孔が貫通して形成された異径スリーブを、前記第1の成形型および前記第2の成形型に対して相対的に変位させる拘束力制御手段と、
前記成形型ユニットを加熱する昇温ステージと、
加熱された前記成形型ユニットを挟圧する加圧ステージと、
前記成形型ユニットを冷却する冷却ステージと、を含み、
前記成形型ユニットは、
前記異径スリーブと、
前記異径孔の前記大径部に挿入される前記第1の成形型と、
前記異径孔の前記小径部に挿入される前記第2の成形型と、を含み、
前記異径スリーブは、前記小径部側の外端面の外周部に突設された突起部を有し、
前記第1の成形型は、上型であり、
前記第2の成形型は、下型であり、
前記上型の外径は、前記異径スリーブの大径部とほぼ等しく設定され、
前記成形素材は、前記異径スリーブの異径孔の段差部と前記上型との間隙にはみ出して成形品と一体なコバ部を形成し、
前記下型と前記異径スリーブの軸方向の相対的な変位によって、前記コバ部の拘束および拘束解除が行われ、
前記拘束力制御手段は、前記冷却ステージに刻設された、前記異径スリーブの底面が嵌合する凹溝である光学素子の成形装置を提供する。
本発明の第の観点は、成形型ユニットを用いる光学素子の製造方法であって、
第1の成形型と前記第1の成形型に対向して配置された第2の成形型との間に実装された成形素材を昇温ステージで加熱し、加圧ステージで押圧して変形させる変形工程と、
前記変形工程後、前記成形素材を冷却ステージで冷却する冷却工程と、を含み、
前記冷却工程では、大径部および小径部を備える異径孔が貫通して形成された異径スリーブを、前記第1の成形型および前記第2の成形型に対して、拘束力制御手段により相対的に変位させ、
前記成形型ユニットは、
前記異径スリーブと、
前記異径孔の前記大径部に挿入される前記第1の成形型と、
前記異径孔の前記小径部に挿入される前記第2の成形型と、を含み、
前記異径スリーブは、前記小径部側の外端面の外周部に突設された突起部を有し、
前記第1の成形型は、上型であり、
前記第2の成形型は、下型であり、
前記上型の外径は、前記異径スリーブの大径部とほぼ等しく設定され、
前記成形素材は、前記異径スリーブの異径孔の段差部と前記上型との間隙にはみ出して成形品と一体なコバ部を形成し、
前記下型と前記異径スリーブの軸方向の相対的な変位によって、前記コバ部の拘束および拘束解除が行われ、
前記拘束力制御手段は、前記冷却ステージに刻設された、前記異径スリーブの底面が嵌合する凹溝である光学素子の製造方法を提供する。
上記した本発明によれば、光学素子を変形させている最中は、少なくとも一度以上、成形面以外の外周規制部材を、どちらかの成形面に対し固定した状態を作って成形中における位置的な精度を向上させ、冷却中には、外周規制部材の固定を開放する事で極めて僅かな移動を許すことで、光学素子の収縮等に追随して外周規制部材を変位させることが可能となる。
この結果、外周規制部材によって常時、光学素子を拘束することに起因する光学素子の光学機能面の成形精度の低下や、クラック、割れ、インサート部材等の別部材自体の変形や熱応力等の発生を回避することができる。
本発明によれば、成形型以外に、当該成形型とともにキャビティの一部を構成する別部材を用いる光学素子の成形技術において、成形面から転写される光学機能面に非対称性の誤差等が発生することを防止して、光学機能面の精度を向上させることができる。
また、成形型以外に、当該成形型とともにキャビティの一部を構成する別部材を用いる光学素子の成形技術において、光学素子のクラック、割れ、インサート部材等の別部材自体の変形等が発生することを防止して、光学素子の歩留りを向上させることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施の形態である光学素子の製造方法を実施する成形装置の構成の一例を示す略断面図であり、図2A、図2B、および図3A、図3Bは、その作用の一例を示す略断面図、図4は、その作用の一例を示す線図である。
図1等に例示されるように、本実施の形態の成形装置100は、成形ステージ101、下ヒータープレート102、上ヒータープレート103、プレスヘッド104、エアシリンダ105、拘束機構部106、保温カバー107、ロード/アンロードステージ108を、備えている。
上下方向に対向する成形ステージ101およびプレスヘッド104の各々には、下ヒータープレート102、上ヒータープレート103が対向して配置されている。下ヒータープレート102および上ヒータープレート103は、図示しない温度制御機構によって所望の温度に加熱/冷却されるようになっている。
上ヒータープレート103を背面から支持するプレスヘッド104は、エアシリンダ105によって上下方向に駆動される。
下ヒータープレート102の近傍には、拘束機構部106が配置されている。この拘束機構部106は、当該下ヒータープレート102と上ヒータープレート103に対向する方向に交差するように、水平に対向して配置された固定拘束部材106aと可動拘束部材106bを備えている。
これらの構成の全体は、保温カバー107によって囲繞されている。
成形ステージ101の側方には、ロード/アンロードステージ108が配置されており、下ヒータープレート102と上ヒータープレート103の間に対する成形型ユニット10の出し入れが行われる。
本実施の形態の場合、成形型ユニット10は、下型11、上型12、変形スリーブ14を備えている。
下型11と上型12は、変形スリーブ14の内部に上下方向に対向する姿勢で収容され、各々の対向面には、成形面11aおよび成形面12aがそれぞれ形成されている。
この場合、成形面11aおよび成形面12aの各々は、曲率半径が互いに異なる凸型を呈しており、後述のように、成形素材15から凹レンズ等の光学素子16が成形される。
下型11と上型12の間には、ガラス素材等からなる成形素材15と、この成形素材15を取り囲む内周に成形面13aを備え、外径が下型11と等しい円環条の外周規制部材13が配置されている。上型12は、下型11よりも直径が僅かに小さく設定され、変形スリーブ14の縮閉変形による下型11および外周規制部材13の拘束時にも、変形スリーブ14の内部を上下動することが可能になっている。
この場合、下型11の成形面11aと、上型12の成形面12aと、外周規制部材13の成形面13aによってキャビティC1が構成され、キャビティC1の内部に、成形素材15が実装される。
変形スリーブ14は、側面の軸方向にスリット14aが形成された、C字形の断面を呈しており、拡縮変形が可能になっている。この変形スリーブ14は、外力が作用しない状態では、外周規制部材13よりも大きな径に拡開した状態となっている。
以下、図4等を参照して、本実施の形態の光学素子の製造方法の作用の一例について説明する。図4の温度変化111、圧力変化112、規制力変化113は、本実施の形態におけるキャビティC1内の成形素材15(光学素子16)の温度、圧力、規制力の推移の一例を示す線図である。
まず、内部のキャビティC1に成形素材15が装填された成形型ユニット10がロード/アンロードステージ108に載置され、当該ロード/アンロードステージ108上を移動して、下ヒータープレート102と上ヒータープレート103の間に位置決めされ、下ヒータープレート102および上ヒータープレート103による成形型ユニット10の加熱が開始される(温度変化111)。なお、この時、可動拘束部材106bは、成形型ユニット10の移動経路から退避した状態にある。
その後、プレスヘッド104により上ヒータープレート103を下降させ、下型11と上型12の間に位置する成形素材15を加圧する(圧力変化112)。
そして、キャビティC1内の成形素材15の温度および加圧力が所定の成形温度よび成形圧力に達する直前の時刻t1で、可動拘束部材106bを固定拘束部材106aに接近させることで、両者の間に変形スリーブ14を挟圧することにより、図2Bのように変形スリーブ14はスリット14aが狭まるように縮閉し、外周規制部材13は直径の等しい下型11と同軸になるように位置決めされ、変位が拘束される(規制力変化113a)。
その後、プレスヘッド104により上ヒータープレート103を下降させ、下型11と上型12の間に位置する成形素材15を加圧する(圧力変化112)。
そして、キャビティC1内の成形素材15の温度および加圧力が所定の成形温度よび成形圧力に達する直前の時刻t1で、可動拘束部材106bを固定拘束部材106aに接近させることで、両者の間に変形スリーブ14を挟圧することにより、図2Bのように変形スリーブ14はスリット14aが狭まるように縮閉し、外周規制部材13は直径の等しい下型11と同軸になるように位置決めされ、変位が拘束される(規制力変化113a)。
この状態で、図3Aに例示されるように、所定の成形温度よび成形圧力の下で、プレスヘッド104により上ヒータープレート103を介して上型12を与圧してキャビティC1内の成形素材15を変形させ、成形面11aおよび成形面12a、さらには成形面13aを成形素材15に転写することで、光学機能面16aおよび光学機能面16b、外周面16cを有する光学素子16を形成する。
このとき、外周規制部材13は、下型11に対して拘束されているため、光学素子16において、成形面11aおよび成形面12aが転写された光学機能面16aおよび光学機能面16bと、成形面13aが転写された外周面に対して高い同心度で成形される。
ここで、本実施の形態の場合には、上型12の相対的な移動量(上ヒータープレート103の当接開始からの下降量)が、成形工程の全ストロークの90%程度まで完了した時刻t2(この時点で、冷却と、成形圧の緩和が開始される)と、キャビティC1内で成形された光学素子16が実質的に固化する時刻t3の間で、一旦、可動拘束部材106bを図2Aの状態に後退させて、図3Bのように、外周規制部材13の下型11に対する拘束状態を解除する(規制力変化113b)。
すなわち、外周規制部材13によるキャビティC1内の光学素子16(成形素材15)の位置規制を開放するタイミングとしては、成形素材15の押圧変形がほぼ完了し、且つ成形素材15の流動が僅かに可能な状態である温度(たとえば、成形素材15を構成するガラスのTg点、型(下型11、上型12)または型とガラスの離型温度以上の何れか温度の高い方)で外周規制部材13の下型11に対する拘束を開放し、開放されたことにより発生するガラス内部の歪みが光学機能面に影響を及ぼさない状態まで応力が緩和し、その後ガラスが固化、型とガラスの離型が行われる状態となる。
これにより、時刻t2以降の温度降下によってキャビティC1の内部で光学素子16が収縮する際に、当該収縮に追随して外周規制部材13が径方向および高さ方向に自由に変位できる状態となる。このため、硬化中の光学素子16の外周部を外周規制部材13で強く拘束することに起因して、光学素子16の収縮のバランスが阻害されることが回避され、アスやコマ収差等の非対称性の誤差の発生を防止できる。
また、熱応力等に起因する歪みの発生が防止され、光学素子16の割れ、クラック、外周規制部材13の変形等を防止できる。
なお、時刻t3以降に、拘束機構部106によって変形スリーブ14を縮閉することで、外周規制部材13を下型11に再び拘束してもよい(規制力変化113c)。
上述の成形工程が完了すると、成形型ユニット10は、ロード/アンロードステージ108に取り出され、光学素子16が取り出される。
なお、本実施の形態の場合には、光学素子16の外周部の外周規制部材13は取り外され、光学素子16の外周面16cが、組立時の基準面となる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の他の実施の形態である光学素子の製造方法を実施する成形装置200の構成の一例を示す略断面図、図6A、図6B、図6Cは、その作用の一例を工程順に例示した断面図、図7は、本実施の形態の成形装置200に供される成形素材と成形後の光学素子を示す説明図、図8は、本実施の形態の作用の一例を示す線図である。
図7に例示されるように、本実施の形態では、成形対象の光学素子26は、コバ付きであり、光学機能面26a、光学機能面26bの外に、製品組立時の枠入れ時の位置基準となる薄いコバ部26cが外周部にフランジ状に突設された形状となっている。本実施の形態の場合、ボールレンズを成形素材25として使用して光学素子26を成形する。
図5に例示されるように、本実施の形態の成形装置200は、複数の第1ステージ部210(昇温)、第2ステージ部220(昇温/押圧)、第3ステージ部230(押圧)、第4ステージ部240(冷却/押圧)、第5ステージ部250(冷却)、を一例に配置した構成となっており、配列の両端部には、投入ステージ207および取り出しステージ208が設けられている。
第1ステージ部210〜第5ステージ部250は、保温カバー209に収容されている。
第1ステージ部210〜第5ステージ部250は、基本的に同じ構成であり、第4ステージ部240のみ部分的に異なるため、第1ステージ部210の構成を説明し、他は、同一の符号を付して説明は省略する。
第1ステージ部210は、成形ステージ201、下ヒータープレート202、上ヒータープレート203、プレスヘッド204、エアシリンダ205を備えている。
上下方向に対向する成形ステージ201およびプレスヘッド204の各々には、下ヒータープレート202、上ヒータープレート203が対向して配置されている。下ヒータープレート202および上ヒータープレート203は、図示しない温度制御機構によって所望の温度に加熱/冷却されるようになっている。
上ヒータープレート203を背面から支持するプレスヘッド204は、エアシリンダ205によって上下方向に駆動される。
上下方向に対向する下ヒータープレート202と上ヒータープレート203の間には、後述のように成形型ユニット20が投入される。
図6Aに例示されるように、成形型ユニット20は、下型21、上型22、異径スリーブ23、を備えている。異径スリーブ23の内部において、下型21と上型22は、各々の成形面21aと成形面22aが対向して配置されている。この場合、上型22では、成形面22aの周囲の平坦な平面が成形面22bとして機能する。
異径スリーブ23は、小径の下型21が貫通する小径の貫通孔と、大径の上型22が挿入される大径の貫通孔が同軸に配置された異径孔が設けられており、異径孔の段差部が、上型22の成形面22bと対向する規制面23aとなっている。
上述の成形面21a、成形面22a、成形面22b、規制面23aでキャビティC2が構成されている。
異径スリーブ23の底面には、外周部に全周にわたって底面凸部23bが突設されている。この底面凸部23bの凸部高さh1は、異径スリーブ23に対する下型21の正規の挿入位置における当該下型21の下端部の突出高さと同一に設定されている。従って、下ヒータープレート202等の平坦面に異径スリーブ23および下型21が載置された状態では、下型21の内端部に設けられた成形面21aの外周部は、規制面23aと同一の高さの正規の成形位置となる。
本実施の形態の場合、冷却が開始される第4ステージ部240の成形ステージ201には、他の下ヒータープレート202とは異なる凹型下ヒータープレート206が設けられている。この凹型下ヒータープレート206には、上述の異径スリーブ23の底面に突設された底面凸部23bに嵌合し、深さが前記凸部高さh1よりも大きな凹溝206aが設けられている。
これにより、第4ステージ部240では、凹型下ヒータープレート206に成形型ユニット20が載置され、異径スリーブ23の底面凸部23bが凹溝206aに嵌合することにより、異径スリーブ23は、下型21に対して相対的に凸部高さh1だけ下降するように変位する。
まず、下型21と上型22の間に成形素材25がキャビティC2内に実装された成形型ユニット20が、投入ステージ207から第1ステージ部210の成形ステージ201に投入される。成形ステージ201では、下ヒータープレート202と上ヒータープレート203の間に所定の荷重で(圧力変化262a)、成形型ユニット20を挟んで加熱する処理が行われる(温度変化261)。この状態が図6Aである。
こうして加熱された成形型ユニット20は、さらに次の第2ステージ部220に移動され、加熱下で、さらに大きな荷重で(圧力変化262b)、下ヒータープレート202と上ヒータープレート203の間で加圧され、成形素材25は、所定の高さにつぶれるように変形する。
さらに、この状態で成形型ユニット20は、押圧のための第3ステージ部230に移動され、下ヒータープレート202と上ヒータープレート203の間で、さらに大きな所定の成形荷重(圧力変化262c)で押圧され、高さ方向に潰れるように変形する。
この時、成形面21aと成形面22aの間から径方向に規制面23aと成形面22bの間に放射状にはみ出した成形素材25は、コバ部26cとなるが、光学機能面26bが径方向に伸展するにつれて、規制面23aと成形面22bとの接触面積の増大によって当該伸展を妨げる規制力が漸増するように発生する(規制力変化263a)。
この規制力により、キャビティC2に充満する成形素材25の内圧が増大し、成形面21aおよび成形面22aが光学機能面26aおよび光学機能面26bとして転写された光学素子26が成形される。この状態が図6Bである。
その後、成形型ユニット20は、冷却のための第4ステージ部240に移動され、凹型下ヒータープレート206の上に異径スリーブ23が載置されると、図6Cに例示されるように、底面凸部23bが凹溝206aと嵌合することで、異径スリーブ23は下型21に対して凸部高さh1だけ相対的に下降し、規制面23aがコバ部26cから離れた状態となる。
これにより、異径スリーブ23の規制面23aによるコバ部26cの拘束状態が解除される(規制力変化263b)。この状態で、ガラス等の成形素材25から成形された光学素子26が実質的に固化する時刻t21を通過する。
すなわち、光学素子26の光学機能面26aと光学機能面26bは、下型21および上型22から所定の挟圧荷重を受け続けるが、光学素子26が実質的に固化する時刻t21では、規制面23aからの径方向(光軸に直交する方向)および上下方向(光軸方向)の規制力はなくなる。
これにより、光学素子26は、規制面23a等に拘束されることなく、径方向等にバランスよく均一に収縮して固化でき、非対称性の誤差が防止され、光学機能面26aと光学機能面26bの光軸に対する同心度の高い高精度の光学素子26が得られる。
また、収縮時の熱応力等に起因して光学素子26やコバ部26c等に割れやクラックが発生することもなく、歩留りも向上する。
こうして異径スリーブ23の規制面23aによる拘束力のない状態で冷却された光学素子26は、成形型ユニット20とともに次の第5ステージ部250に移動されてさらに冷却される。この時、光学素子26の光学機能面26aおよび光学機能面26bは収縮して下型21の成形面21aおよび上型22の成形面22aから離間しているため、上型22から作用する押圧荷重はコバ部26cにのみ作用する状態となる(規制力変化263c)。
図9は、本実施の形態の成形型ユニット20の変形例を示す断面図である。この変形例では、異径スリーブ23の規制面23aに高さh2の段差部23cが設けられている。
これにより、上型22の成形面22bが、異径スリーブ23の段差部23cに当接することで、上型22の成形面22bと異径スリーブ23の規制面23aの間隔(すなわちコバ部26cの厚さ寸法)、及び上型22と異径スリーブ23との位置関係が一義的に決まる。
この場合にも、上述の段差部23cがない場合と同様の効果が得られるとともに、コバ部26cの厚さ寸法や、光軸方向における位置等の精度が向上する。
(実施の形態3)
図10は、本発明のさらに他の実施の形態である光学素子の製造方法を実施する成形装置200Aの構成の一例を示す断面図、図11Aおよび図11Bは、本実施の形態の成形装置200Aの作用の一例を示す断面図、図12は、本実施の形態の成形装置200Aで成形される光学素子の一例を示す断面図である。また、図13は、本実施の形態の作用の一例を示す線図である。
この実施の形態では、図12に例示されるように、光学素子36として、別部材としてのレンズ枠37が一体に成形されるメニスカスレンズを成形する場合について説明する。
図11A等に例示されるように、本実施の形態の成形型ユニット30は、下型31、上型32、異径スリーブ33、外周規制部材34を備えている。
上述の成形型ユニット20とほぼ同様の構成であるが、この場合、異径スリーブ33の規制面33aに外周規制部材34が配置されている。
この外周規制部材34は、内径が異径スリーブ33の底面を貫通する下型31の外径にほぼ等しく、外径が、規制面33aの外径と等しくなっている。
外周規制部材34の上面には、上からの深さが、高さh30の嵌合凹部34bが下型31と同軸に形成されている。そして、嵌合凹部34bに嵌合するようにレンズ枠37が配置され、当該嵌合凹部34bの底部が規制面34aとなっている。
異径スリーブ33の底面には、凸部高さh1の底面凸部3bが突設され、この異径スリーブ33に同軸に貫通して挿通された下型31の内端部の成形面31aの高さは、異径スリーブ33とともに平面に載置された状態で、外周規制部材34の規制面33aの高さと等しくなるように設定されている。
そして、下型31の凹型の成形面31a、上型32の凸型の成形面32a、成形面32aの周囲の平坦な成形面32b、外周規制部材34の規制面34a、レンズ枠37の内周面によってキャビティC3が構成されている。
この場合、異径スリーブ33の底面に設けられた底面凸部33bの凸部高さh1は、上述の嵌合凹部34bの高さh30よりも大きく設定される。
上述のような成形型ユニット30を用いて成形を行う本実施の形態の成形装置200Aは、上述の成形装置200とほぼ同様の構成を呈するため、異なる構成部分を説明し、同様の部分には、同一の符号を付して重複した説明は割愛する。
この成形装置200Aでは、第4ステージ部240および第5ステージ部250に、上述の凹型下ヒータープレート206と同様に、異径スリーブ33の底面凸部33bと嵌合する凹溝206−1a、凹溝206−2aを有する凹型下ヒータープレート206−1、凹型下ヒータープレート206−2が、それぞれ設けられている。
この場合、第4ステージ部240の凹型下ヒータープレート206−1の凹溝206−1aの深さh31は、上述の嵌合凹部34bの高さh30よりも小さく設定される。
また、第5ステージ部250の凹型下ヒータープレート206−2の凹溝206−2aの深さh32は、嵌合凹部34bの高さh30よりも大きい
すなわち、h32 > h30 > h31の関係となっている。
以下、本実施の形態の成形装置200Aの作用の一例について、図13等を参照して説明する。
なお、図13において、温度変化271は、第1ステージ部210〜第5ステージ部250の間を移動する成形型ユニット30の加熱温度の推移を示し、圧力変化272は、プレスヘッド204から成形型ユニット30に作用する荷重の推移を示す。
また、規制力変化273は、外周規制部材34からレンズ枠37に対する規制力の推移を示し、光学機能面荷重変化274は、上型32から光学素子36の光学機能面36bに作用する押圧荷重の推移を示している。
図11Aのように、キャビティC3に成形素材35が実装された成形型ユニット30は、投入ステージ207から第1ステージ部210の成形ステージ201に投入され、後段の第2ステージ部220、第3ステージ部230、第4ステージ部240、第5ステージ部250を移動する間に、加熱、押圧/成形、冷却の成形プロセスが進行する。
この間の温度変化271、圧力変化272、規制力変化273、光学機能面荷重変化274の推移は上述の図13の通りである。
本実施の形態の場合、第3ステージ部230で、図11Bのように異径スリーブ33の規制面33aと、上型32の成形面32bとの間で外周規制部材34とレンズ枠37が密着する状態まで成形素材35の変形が進行すると、上型32から作用する押圧荷重が、外周規制部材34およびレンズ枠37によって負担されるため、上型32から光学素子36の光学機能面36bに作用する光学機能面荷重変化274は漸減して零になり(光学機能面荷重変化274a)、逆に、外周規制部材34によってレンズ枠37を拘束する力を示す規制力変化273は、最大値(上型32よる押圧荷重)まで増加する(規制力変化273a)。
すなわち、レンズ枠37が外周規制部材34と上型32に挟まれて、上型32と下型31の相対的な距離が固定され、このタイミングで位置規制が行われる。
これにより、キャビティC3に充満した成形素材35(光学素子36)の内圧が確保され、下型31の成形面31a、および上型32の成形面32aが、光学素子36の光学機能面36aおよび光学機能面36bに精度良く転写される。
その後、成形型ユニット30は、第4ステージ部240に移動して凹型下ヒータープレート206−1に載置される。
このとき、異径スリーブ33の底面凸部33bが、深さh31の凹溝206−1aに嵌合することにより、異径スリーブ33は、下型31に対して当該h31の分だけ相対的に下降し、規制面34aは外周規制部材34の下面から離間し、上下方向(光軸方向)のレンズ枠37の拘束は解除される(規制力変化273b)。
ただし、上述のように、h31<h30であるため、レンズ枠37は、嵌合凹部34bから完全に離脱せず、径方向の変位は外周規制部材34によって拘束されたままである。
また、当該h31の値を調整することにより、外周規制部材34からレンズ枠37に作用する規制力を制御できる。
図13に例示されるように、この第4ステージ部240における時刻t31が実質的に光学素子36が固化する時点であり、本実施の形態の場合には、それ以前に、外周規制部材34による規制力が緩和されている。
この状態で光学素子36の硬化が進行することにより、光学素子36の光軸の回りの収縮がバランスよく行われ、光学素子36の光学機能面36aと光学機能面36bの光軸に対する同心度等の成形精度が向上する。
次に、成形型ユニット30は、第5ステージ部250に移動され、凹型下ヒータープレート206−2に載置され、底面凸部33bは、凹溝206−2aに嵌合する。
上述のように、凹溝206−2aの深さh32は、外周規制部材34の嵌合凹部34bの深さh30よりも大きいため、嵌合凹部34bに嵌合していたレンズ枠37は、当該嵌合凹部34bから完全に離脱し、レンズ枠37は、外周規制部材34から全く拘束されない状態となる。
これにより、第5ステージ部250に位置する間において進行する光学素子36の硬化においても、硬化中の外周規制部材34による拘束に起因する非対称性の誤差や割れ等の発生が確実に防止される。
(実施の形態4)
図14は、本発明のさらに他の実施の形態である光学素子の製造方法を実施する成形装置の構成の一例を示す断面図であり、図15は、本実施の形態で用いられる成形型ユニットの構成の一例を示す断面図である。
この実施の形態では、成形素材と、当該成形素材から成形される光学素子の形状が近似している場合の成形例を示す。
本実施の形態の成形装置300は、成形ステージ301、下ヒータープレート302、上ヒータープレート303、プレスヘッド304、エアシリンダ305、ロード/アンロードステージ308、保温カバー309、を備えている。
下ヒータープレート302、上ヒータープレート303は、その間に挟持される後述の成形型ユニット40を所望の温度に加熱、冷却する動作を行う。
プレスヘッド304は、エアシリンダ305によって駆動されることにより、下ヒータープレート302と上ヒータープレート303の間に挟持される成形型ユニット40を加圧する。
この場合、下ヒータープレート302は、成形ステージ301に支持された中央部の固定部302aと、この固定部302aと同心円状に設けられた可動部302bとで構成されている。
可動部302bは、成形ステージ301を貫通する下ヒータープレート昇降ロッド307を介して当該成形ステージ301の下部に配置されたエアシリンダ306に接続されている。そして、可動部302bは、上面が、固定部302aと同じ高さに平坦になる位置と、それよりも低い位置との間で上下動する。
固定部302aと可動部302bの寸法は、中央の固定部302aが後述の下型41の下端を支持し、可動部302bが後述の異径スリーブ43の底面凸部43bを支持するように設定されている。
図15に例示されるように、本実施の形態の成形型ユニット40は、下型41、異径上型42、異径スリーブ43を備えている。
異径スリーブ43の内部において、下型41と異径上型42は、各々の成形面41aと成形面42aが対向して配置されている。
この場合、異径上型42は、対向する下型41と同一径の小径部と大径部からなり、その段差部の平面が規制面42bとして機能する。
異径スリーブ43は、小径の下型41が貫通する小径の貫通孔と、大径の異径上型42が挿入される大径の貫通孔が同軸に設けられた異径孔を備えており、この異径孔の段差部が、異径上型42の規制面42bと対向する規制面43aとなっている。
異径上型42の規制面42bと異径スリーブ43の規制面43aとの間には、内径が下型41の外径にほぼ等しく、外径が異径スリーブ43の大径部の内径にほぼ等しい筒状のレンズ枠47が別部材として配置される。このレンズ枠47の内部において、異径上型42の小径部の成形面42aと、下型41の成形面41aが対向する。
これにより、成形面41a、成形面42a、別部材(外周規制部材)であるレンズ枠47の内周面によってキャビティC4が構成され、成形素材45が実装される。
レンズ枠47の高さは、当該レンズ枠47の上面に異径上型42の規制面42bが当接する位置で、成形面42aと成形面41aの外周部に光軸方向に所定の間隙が生じるように設定されている。この間隙から露出したレンズ枠47の内周面に成形素材45が密着することにより、後述のように、成形素材45から成形された光学素子46とレンズ枠47は一体となる。
異径スリーブ43の底面には、外周部に全周にわたって底面凸部43bが突設されている。この底面凸部43bの凸部高さh1は、異径スリーブ43に対する下型41の正規の挿入位置における当該下型41の下端部の突出高さと同一に設定されている。従って、下ヒータープレート302等の平坦面に異径スリーブ43および下型41が載置された状態では、下型41の内端部に設けられた成形面41aの外周部は、規制面43aから所定の高さだけ突出した高さの正規の成形位置となる。
以下、本実施の形態の作用の一例を図16の線図等を参照して説明する。この図16は、成形装置200に装填された成形型ユニット40における温度、プレスヘッド404から受ける荷重、レンズ枠47の変位を規制する規制力の各々の推移が、温度変化281、圧力変化282、規制力変化283として示されている。
本実施の形態の場合には、最終的に得られる光学素子46の形状とほぼ同じ形状の成形素材45が用いられ、キャビティC4に実装される。従って、成形中の変形量は比較的小さい。
キャビティC4に成形素材45が実装された成形型ユニット40は、ロード/アンロードステージ308から、平坦な下ヒータープレート302と上ヒータープレート303の間に装填される。この時、下型41の下端は、下ヒータープレート302の中央部の固定部302に当接して支持され、異径スリーブ43の底面凸部43bは、可動部302bに当接して支持される。
そして、下ヒータープレート302および上ヒータープレート303によって上下方向から加熱されるとともに、上ヒータープレート303から作用する荷重によって押圧され、キャビティC4内の成形素材45の変形が進行し、異径上型42の規制面42bがレンズ枠47の上面に当接した段階でレンズ枠47の変位が拘束され(規制力変化283a)、成形面41aおよび成形面42aから転写される光学素子46の光学機能面46a、光学機能面46bと、レンズ枠47の光軸に対する同心度が維持される。
本実施の形態の場合には、成形素材45が変形して成形面41a、成形面42aと接触する接触面積が、光学素子46の変形完了時の接触面積の90%程度の段階で冷却を開始するが(時刻t41)、この冷却開始後、成形素材45が実質的に固化する前に(時刻t42)、異径スリーブ43の底面凸部43bを支持する可動部302bを下降させて、レンズ枠47の拘束状態を解除する(規制力変化283b)。
なお、時刻t42は、たとえば、ガラスからなる成形素材45が実質的に固まる時点であり、この時の温度は、たとえば、成形素材45の外周部の温度=Tg−15℃である。
これにより、光学素子46が温度低下によって硬化して収縮する際に、レンズ枠47によって拘束されることがなく、全体が均等に収縮できるため、レンズ枠47に拘束されつづけることに起因して、光学機能面46aと光学機能面46b、の中心が光軸からずれるような非対称性の誤差が防止され、光学素子46の成形精度が向上するとともに、割れ等の損傷の防止できる。
なお、この場合は、成形素材45とそれを変形させて得られる光学素子46の形状が近似しているため、異径上型42と下型41の相対的な接近量が非常に小さく、成形素材45が変形して成形面41a、成形面42aと接触する接触面積が、光学素子46の変形完了時の接触面積の90%程度の段階で冷却を開始しても、(残り僅かな相対的な下型41と異径上型42の接近量で転写面積が増えるため)ガラス等からなる光学素子46(成形素材45)が固化するまでに転写を完了させることが出来る。
図17は、上述のようにして成形された光学素子46の断面図であり、外周部にレンズ枠47が一体に固定された状態となっている。
このレンズ枠47は、上述のように、光学機能面46aおよび光学機能面46bに対して高い同心度を有するので、レンズ枠47を基準とて光学素子46を所望の光学系に組み込む際の取付精度が向上する。
図18は、光学素子46の光学系900に対する取付例を示す断面図である。光学系900は、鏡筒901に対して、レンズ902および光学素子46を同軸に固定する構造である。
上述のように、本実施の形態の成形方法では、成形時にレンズ枠47を拘束することにより、光学機能面46aおよび光学機能面46bとレンズ枠47の同心度が高いので、レンズ枠47を基準として鏡筒901に光学素子46を組み込むことで、光学素子46とレンズ902を光軸上に正確に位置決めでき、光学系900の性能が向上する。
また、成形時に一旦、レンズ枠57の拘束を解除することにより、光学素子46における光学機能面46aおよび光学機能面46bの同心度が高く、また光学的な歪み等もなく成形できるので、光学素子46自体の光学的な性能も高く、アスやコマ収差等の問題も発生しない。
(実施の形態5)
図19は、本発明のさらに他の実施の形態である光学素子の製造方法を実施する成形装置400の構成例を示す断面図である。図20は、本実施の形態で用いられる成形型ユニット50の構成の一例を示す断面図である。
本実施の形態の成形ステージ401、下ヒータープレート402、上ヒータープレート403、プレスヘッド404、エアシリンダ405、エアシリンダ406、与圧ロッド407a、ロード/アンロードステージ408、保温カバー409を備えている。
基本的な構造は、上述の成形装置100と同様であるが、本実施の形態の場合には、後述の成形型ユニット50の異径スリーブ53を、独立に押圧するための与圧プレート407、与圧ロッド407a、を設けた点が異なっている。
図20に例示されるように、本実施の形態の成形型ユニット50は、異径下型51、上型52、異径スリーブ53、位置調整部材54を備えている。
この成形型ユニット50は、上述の実施の形態4の成形型ユニット40を上下に反転させた構成となっている。
すなわち、異径下型51の大径と小径部の段差部に規制面51bが設けられ、異径スリーブ53の規制面53aとの間に挟持されるように、位置調整部材54が設けられている。
この位置調整部材54の上面には、収納凹部54aが設けられ、この収納凹部54aに、別部材としてのレンズ枠57が嵌合して配置され、その上に異径スリーブ53が載置される。
従って、レンズ枠57は、位置調整部材54を介して異径スリーブ53の規制面53aと異径下型51の規制面51bとの間で挟持されることによって拘束される。
そして、互いに対向する異径下型51の成形面51a、上型52の成形面52a、レンズ枠57の内周面によってキャビティC5が形成される。
この場合、成形型ユニット50の組立状態で上型52の上端部は、異径スリーブ53の上面よりも高く突出しており、後述の上ヒータープレート403からの成形圧は、上型52にのみ作用する。
従って、拘束力は、異径スリーブ53の自重および与圧プレート407から作用する荷重で制御され、最小でも異径スリーブ53の自重が拘束力として作用する。
以下、本実施の形態の作用の一例を説明する。
キャビティC5にレンズ枠57と成形素材55が実装された成形型ユニット50は、ロード/アンロードステージ408から成形ステージ401の下ヒータープレート402の上に装填される。
そして、エアシリンダ406によって与圧プレート407を下降させて、所定の拘束荷重で異径スリーブ53の上面に当接させることにより、異径スリーブ53の規制面53aと、異径下型51の規制面51bとの間で、レンズ枠57および位置調整部材54を拘束する。
また、上ヒータープレート403を上型52の上端部に当接させて所定の温度に加熱する。
そして、プレスヘッド404によって上ヒータープレート403を上型52に押圧してキャビティC5の内部の成形素材55を変形させ、当該キャビティC4内に充填することで、異径下型51の成形面51a、上型52の成形面52aが、光学機能面56a、および光学機能面56bとして転写された光学素子56が成形される。
そして、たとえば、上述の実施の形態4の場合と同様に、光学素子56を硬化させるための冷却の開始時に、与圧プレート407による異径スリーブ53の加圧を緩和あるいは解除することで、レンズ枠57の拘束を緩和する。
すなわち、本実施の形態では、レンズ枠57の拘束の解除のタイミングや拘束力の大きさを、プレスヘッド404による成形荷重とは独立に任意に制御できる、という利点がある。
これにより、成形時には、レンズ枠57を拘束することによって、光学素子56の光学機能面56a、光学機能面56bの光軸に対するレンズ枠57の同心度を高精度に設定可能であるとともに、成形後の硬化時には、レンズ枠57の拘束を緩和して、光学素子56の収縮変形を阻害しないように制御して、光学素子56の光学機能面56a、光学機能面56bの非対称性の誤差の発生を防止することができる。
また、成形型ユニット50に外力が作用しない状態でも、異径スリーブ53の自重がレンズ枠57に作用するので、レンズ枠57が移動中に浮き上がって位置ずれする等の不具合が防止され、成形型ユニット50の内部における位置調整部材54とレンズ枠57の装填状態を安定に維持することができる。
図21に例示されるように、上述のようにして成形装置400にて成形された光学素子56は、上述のように高精度にてレンズ枠57と一体となっており、このレンズ枠57を組立時の取付基準として用いることにより、高精度な光学系を実現できる。
(実施の形態6)
図22は、本発明のさらに他の実施の形態である光学素子の製造方法を実施する成形型ユニットの構成例を示す断面図である。
この実施の形態では、成形型ユニット0を構成する各部材の熱膨張の差を利用して拘束力の設定/緩和を実現する例を示す。
本実施の形態では、成形装置として、上述の実施の形態1の成形装置100を用いることができる。
成形型ユニット0は、異径下型61、上型62、位置規制部材63、変形スリーブ14を備えている。
異径下型61は、大径部と小径部が同軸に形成され、小径部の先端に成形面61aが形成されている。
同様に、上型62は、上述の異径下型61の大径部と同径の大径部と、小径部が同軸に形成され、上述の異径下型61の小径部と同径の小径部の先端に成形面62aが形成されている。
異径下型61の成形面61a、および上型62の成形面62aは、各小径部と同径の筒状の位置規制部材63の内部に対向するように配置され、位置規制部材63の両端部に対する規制面61bおよび規制面62bの当接位置が成形完了位置である。位置規制部材63の外径は、異径下型61および上型62と同一である。
そして、成形面61a、成形面62a、位置規制部材63の内周面にてキャビティC6が形成され、成形素材65が実装される。
この場合、膨張係数は、異径下型61(上型62)<位置規制部材63<成形素材65(たとえばガラス)、の関係となっている。
このような構成の成形型ユニット60を、上述の成形装置100に装填して、下ヒータープレート102と上ヒータープレート103の間で挟圧し、異径下型61および上型62による成形素材65の押圧完了と同時に、拘束機構部106によって、変形スリーブ14を介して位置規制部材63を挟み込んで位置規制を行う。
この位置規制により、成形面61a、成形面62a、および位置規制部材63は、光軸に対して同軸になるように位置決めされ、この状態で、成形が行われる。
その後、硬化のための成形型ユニット60の冷却に移行すると、この冷却が進行するにつれて、膨張係数の大きい位置規制部材63は成形素材65よりも光軸方向(この場合、上下方向)へ大きく収縮し、位置規制部材63の規制が光軸方向について解除される。
これにより光学素子66(成形素材65)の自由な収縮が位置規制部材63の拘束によって阻害されることがなく、非対称性の誤差等のない高精度の光学機能面66aおよび光学機能面66bを有する光学素子66を製造することができる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明の実施の形態1である光学素子の製造方法を実施する成形装置の構成の一例を示す略断面図である。 その作用の一例を示す略断面図である。 その作用の一例を示す略断面図である。 その作用の一例を示す略断面図である。 その作用の一例を示す略断面図である。 その作用の一例を示す線図である。 本発明の実施の形態2である光学素子の製造方法を実施する成形装置の構成の一例を示す略断面図である。 その作用の一例を工程順に例示した断面図である。 その作用の一例を工程順に例示した断面図である。 その作用の一例を工程順に例示した断面図である。 本発明の実施の形態2である光学素子の製造方法に供される成形素材と成形後の光学素子を示す説明図である。 本発明の実施の形態2である光学素子の製造方法の作用の一例を示す線図である。 本発明の実施の形態2における成形型ユニットの変形例を示す断面図である。 本発明の実施の形態3である光学素子の製造方法を実施する成形装置の構成の一例を示す断面図である。 その作用の一例を示す断面図である。 その作用の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態3である光学素子の製造方法で成形される光学素子の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態3である光学素子の製造方法の作用の一例を示す線図である。 本発明の実施の形態4である光学素子の製造方法を実施する成形装置の構成の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態4で用いられる成形型ユニットの構成の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態4の光学素子の製造方法の作用の一例を示す線図である。 本発明の実施の形態4の光学素子の製造方法で成形された光学素子の断面図である。 本発明の実施の形態4の光学素子の製造方法で成形された光学素子が組み込まれた光学系の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態5である光学素子の製造方法を実施する成形装置の構成例を示す断面図である。 本発明の実施の形態5である光学素子の製造方法で用いられる成形型ユニットの構成の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態5である光学素子の製造方法で成形された光学素子の断面図である。 本発明の実施の形態6である光学素子の製造方法を実施する成形型ユニットの構成例を示す断面図である。
符号の説明
10 成形型ユニット
11 下型
11a 成形面
12 上型
12a 成形面
13 外周規制部材
13a 成形面
14 変形スリーブ
14a スリット
15 成形素材
16 光学素子
16a 光学機能面
16b 光学機能面
16c 外周面
20 成形型ユニット
21 下型
21a 成形面
22 上型
22a 成形面
22b 成形面
23 異径スリーブ
23a 規制面
23b 底面凸部
23c 段差部
25 成形素材
26 光学素子
26a 光学機能面
26b 光学機能面
26c コバ部
30 成形型ユニット
31 下型
31a 成形面
32 上型
32a 成形面
32b 成形面
33 異径スリーブ
33a 規制面
33b 底面凸部
34 外周規制部材
34a 規制面
34b 嵌合凹部
35 成形素材
36 光学素子
36a 光学機能面
36b 光学機能面
37 レンズ枠
40 成形型ユニット
41 下型
41a 成形面
42 異径上型
42a 成形面
42b 規制面
43 異径スリーブ
43a 規制面
43b 底面凸部
45 成形素材
46 光学素子
46a 光学機能面
46b 光学機能面
47 レンズ枠
50 成形型ユニット
51 異径下型
51a 成形面
51b 規制面
52 上型
52a 成形面
53 異径スリーブ
53a 規制面
54 位置調整部材
54a 収納凹部
55 成形素材
56 光学素子
56a 光学機能面
56b 光学機能面
57 レンズ枠
60 成形型ユニット
61 異径下型
61a 成形面
61b 規制面
62 上型
62a 成形面
62b 規制面
63 位置規制部材
65 成形素材
66 光学素子
66a 光学機能面
66b 光学機能面
100 成形装置
101 成形ステージ
102 下ヒータープレート
103 上ヒータープレート
104 プレスヘッド
105 エアシリンダ
106 拘束機構部
106a 固定拘束部材
106b 可動拘束部材
107 保温カバー
108 ロード/アンロードステージ
111 温度変化
112 圧力変化
113 規制力変化
200 成形装置
200A 成形装置
201 成形ステージ
202 下ヒータープレート
203 上ヒータープレート
204 プレスヘッド
205 エアシリンダ
206 凹型下ヒータープレート
206a 凹溝
206−1 凹型下ヒータープレート
206−1a 凹溝
206−2 凹型下ヒータープレート
206−2a 凹溝
207 投入ステージ
208 取り出しステージ
209 保温カバー
210 第1ステージ部
220 第2ステージ部
230 第3ステージ部
240 第4ステージ部
250 第5ステージ部
261 温度変化
262 圧力変化
263 規制力変化
271 温度変化
272 圧力変化
273 規制力変化
273a 規制力変化
274 光学機能面荷重変化
281 温度変化
282 圧力変化
283 規制力変化
283a 規制力変化
283b 規制力変化
300 成形装置
301 成形ステージ
302 下ヒータープレート
302a 固定部
302b 可動部
303 上ヒータープレート
304 プレスヘッド
305 エアシリンダ
306 エアシリンダ
307 下ヒータープレート昇降ロッド
308 ロード/アンロードステージ
309 保温カバー
400 成形装置
401 成形ステージ
402 下ヒータープレート
403 上ヒータープレート
404 プレスヘッド
405 エアシリンダ
406 エアシリンダ
407 与圧プレート
407a 与圧ロッド
408 ロード/アンロードステージ
409 保温カバー
900 光学系
901 鏡筒
902 レンズ
C1 キャビティ
C2 キャビティ
C3 キャビティ
C4 キャビティ
C5 キャビティ
C6 キャビティ

Claims (5)

  1. 成形型ユニットを用いる光学素子の成形装置であって、
    第1の成形型と前記第1の成形型に対向して配置された第2の成形型との間に実装された成形素材を挟圧する与圧手段と、
    大径部および小径部を備える異径孔が貫通して形成された異径スリーブを、前記第1の成形型および前記第2の成形型に対して相対的に変位させる拘束力制御手段と、
    前記成形型ユニットを加熱する昇温ステージと、
    加熱された前記成形型ユニットを挟圧する加圧ステージと、
    前記成形型ユニットを冷却する冷却ステージと、を含み、
    前記成形型ユニットは、
    前記異径スリーブと、
    前記異径孔の前記大径部に挿入される前記第1の成形型と、
    前記異径孔の前記小径部に挿入される前記第2の成形型と、を含み、
    前記異径スリーブは、前記小径部側の外端面の外周部に突設された突起部を有し、
    前記第1の成形型は、上型であり、
    前記第2の成形型は、下型であり、
    前記上型の外径は、前記異径スリーブの大径部とほぼ等しく設定され、
    前記成形素材は、前記異径スリーブの異径孔の段差部と前記上型との間隙にはみ出して成形品と一体なコバ部を形成し、
    前記下型と前記異径スリーブの軸方向の相対的な変位によって、前記コバ部の拘束および拘束解除が行われ、
    前記拘束力制御手段は、前記冷却ステージに刻設された、前記異径スリーブの底面が嵌合する凹溝であることを特徴とする光学素子の成形装置。
  2. 請求項1記載の光学素子の成形装置において
    記異径孔の段差部には、当該段差部に露出する前記下型と前記異径孔の大径部との間に嵌合される外周規制部材が配置されることを特徴とする光学素子の成形装置。
  3. 請求項記載の光学素子の成形装置において、
    前記外周規制部材には、前記下型を取り囲むように段差部が形成され、
    前記段差部には、前記上型と前記下型の間で成形される成形品と一体となる枠部材が嵌合されることを特徴とする光学素子の成形装置。
  4. 請求項記載の光学素子の成形装置において、
    前記外周規制部材は、前記上型と前記下型の間で成形される成形品と一体となる枠部材であることを特徴とする光学素子の成形装置。
  5. 成形型ユニットを用いる光学素子の製造方法であって、
    第1の成形型と前記第1の成形型に対向して配置された第2の成形型との間に実装された成形素材を昇温ステージで加熱し、加圧ステージで押圧して変形させる変形工程と、
    前記変形工程後、前記成形素材を冷却ステージで冷却する冷却工程と、を含み、
    前記冷却工程では、大径部および小径部を備える異径孔が貫通して形成された異径スリーブを、前記第1の成形型および前記第2の成形型に対して、拘束力制御手段により相対的に変位させ、
    前記成形型ユニットは、
    前記異径スリーブと、
    前記異径孔の前記大径部に挿入される前記第1の成形型と、
    前記異径孔の前記小径部に挿入される前記第2の成形型と、を含み、
    前記異径スリーブは、前記小径部側の外端面の外周部に突設された突起部を有し、
    前記第1の成形型は、上型であり、
    前記第2の成形型は、下型であり、
    前記上型の外径は、前記異径スリーブの大径部とほぼ等しく設定され、
    前記成形素材は、前記異径スリーブの異径孔の段差部と前記上型との間隙にはみ出して成形品と一体なコバ部を形成し、
    前記下型と前記異径スリーブの軸方向の相対的な変位によって、前記コバ部の拘束および拘束解除が行われ、
    前記拘束力制御手段は、前記冷却ステージに刻設された、前記異径スリーブの底面が嵌合する凹溝であることを特徴とする光学素子の製造方法。
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