JP5809945B2 - 光学素子の製造方法、及び、光学素子の製造装置 - Google Patents
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Description
このような光学素子の製造方法において、光学素子の側面部でのバリの発生を防止すること、及び胴型からのスムーズな取出しを実現することを目的として、胴型の温度を上下型の温度よりも5〜50℃低くなるように温度制御する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図2は、本発明の一実施の形態における型セット2を示す断面図である。
上型3は、略円柱形状を呈し、底面中央には例えば曲率半径2.032mmの凸型の成形面3aが形成されている。
外径規制リング6は、リング形状(円筒形状)を呈し、上面には径方向に延びる上面溝6aが例えば4つ形成されている。上面溝6aは、スリーブ5の貫通孔5aに連通するガス流路である。
下型固定爪13は、下型4を下ヒータブロック14に対して固定する。この下ヒータブロック14は、円柱形状を呈し、上記のように貫通孔14aが例えば4つ形成されている。
駆動軸16は、加圧部の一例であるエアシリンダ17に連結され、チルト除去用ボール15を介して連結された上ヒータブロック12及び上型4を下降させる。なお、上ヒータブロック12及び上型4の上昇については、エアシリンダ17とは異なる図示しないエアシリンダが後述するヒータブロック保持板23を上昇させることで行われる。
天板18は、複数本の支持軸19の上端に設けられている。
支持軸19は、下端においてベース板20に固定されている。
ベースブロック22は、下ヒータブロック14の底面に固定されている。
連結ピン24は、ヒータブロック保持板23と、支持軸19に対して移動不能に固定されたストッパ支持板25との距離が一定値以上にならないように、ヒータブロック保持板23の移動範囲を規制している。
補強軸保持ブロック28は、補強軸27を支持している。ベースブロック保持部29は、ベースブロック22を覆うように配置され、補強軸保持ブロック28の底面が固定されている。
まず、エアシリンダ17とは異なる図示しないエアシリンダがヒータブロック保持板23を上昇させることで、上ヒータブロック12及び上型3が上昇する。そして、図示しない搬送機構が、下型4上に光学素子材料100を載置する。その後、上ヒータブロック12及び上型3が下降し、図2に示すように上型3の成形面が光学素子材料100に接触する。成形室カバー21内には、不活性ガスが充填され、酸素濃度が例えば10ppm以下になる。
図3に示す型セット102は、圧力調整用のガス流路を構成する溝や貫通孔が形成されていない点において図2に示す型セット2に相違する。
型セット102は、上ヒータブロック112に固定され凸型の成形面103aが形成された上型103と、下ヒータブロック114に固定され凹型の成形面104aが形成された下型104と、貫通孔105aが形成された胴型105と、外周規制リング106と、を有する。
なお、実施の形態の図2に示す型セット2も同様であるが、型セット102は、上型103の凸型の成形面103aと下型104の凹型の成形面104との曲率が大きく異なる。そのため、光学素子材料100のうち上型103側及び下型104側のうち少なくとも一方にバリが発生したり、上型103側と下型104側とで非成形部分の形状の大きさが異なったりする。
図6Aに示す上型3−1は、曲率半径R1の凸型の成形面を有する。下型4−1は、曲率半径R2の凸型の成形面を有する。ここで、上型3−1の曲率半径R1は、下型4−1の曲率半径R2よりも大きい。
そのため、まず、光学素子材料100の中心厚を狙いの1.03mm(外径6.6mm)まで成形した場合、図4Aに示すように光学素子材料100が下型4と外径規制リングとの隙間に入り、例えば数10μmのバリ100eが発生する。そして、図4Bに示すように、光学素子材料100を外径規制リングから取り出すときにバリ100eに割れ100fが発生する。
光学素子材料100の球状の初期状態(t10,t20)、及び外径規制リング6,106との接触状態(t11,t21)は、実施の形態と比較例とで同様である。
2 型セット
3 上型
3a 成形面
4 下型
4a 成形面
4b 貫通孔
5 スリーブ
5a 貫通孔
6 外周規制リング
6a 上面溝
6b 底面溝
7 第1の調整部
8 第2の調整部
9 上型用カートリッジヒータ
10 下型用カートリッジヒータ
11 上型固定爪
12 上ヒータブロック
12a 貫通孔
13 下型固定爪
14 下ヒータブロック
14a 貫通孔
15 チルト除去用ボール
16 駆動軸
17 エアシリンダ
18 天板
19 支持軸
20 ベース板
21 成形室カバー
22 ベースブロック
23 ヒータブロック保持板
24 連結ピン
25 ストッパ支持板
26 中心厚制御ストッパ
27 補強軸
28 補強軸保持ブロック
29 ベースブロック保持部
100 型セット
Claims (5)
- 光学素子材料を加熱する加熱工程と、
加熱された前記光学素子材料を光学素子成形用の型セットの成形領域内で加圧する加圧工程と、
加圧された前記光学素子材料を冷却する冷却工程と、を含み、
少なくとも前記加圧工程での前記成形領域内の圧力を調整する圧力調整工程を更に含み、
前記圧力調整工程では、前記光学素子材料のうち前記型セットにより成形される成形面以外の部分である非成形部分に加わる圧力を調整して前記光学素子材料の形状を制御する、光学素子の製造方法。 - 前記加圧工程での前記成形領域の容積を測定する容積測定工程を更に含み、
前記圧力調整工程では、測定された前記成形領域の前記容積を基に前記圧力を調整する、請求項1記載の光学素子の製造方法。 - 前記型セットは、対向する第1の成形型及び第2の成形型と、前記光学素子材料の外径位置を規制する外径規制型と、を有し、
前記圧力調整工程では、前記加圧工程で前記光学素子材料が前記外径規制型に接触した後、前記成形領域のうち、前記外径規制型との接触部分を挟んだ前記第1の成形型側と前記第2の成形型側とのうち少なくとも一方側の圧力を調整する、請求項1又は請求項2記載の光学素子の製造方法。 - 光学素子材料を加熱する加熱部と、
前記光学素子材料を収容する光学素子成形用の型セットと、
前記型セットの成形領域内で前記光学素子材料を加圧する加圧部と、
前記成形領域内の圧力を調整する圧力調整部と、を備え、
前記圧力調整部は、前記光学素子材料のうち前記型セットにより成形される成形面以外の部分である非成形部分に加わる圧力を調整して前記光学素子材料の形状を制御する、光学素子の製造装置。 - 前記型セットは、対向する第1の成形型及び第2の成形型と、前記光学素子材料の外径位置を規制する外径規制型と、を有し、
前記圧力調整部は、前記成形領域のうち、前記光学素子材料と前記外径規制型との接触部分を挟んだ前記第1の成形型側と前記第2の成形型側とのうち一方側の圧力を調整する第1調整部と、他方側の圧力を調整する第2調整部と、を有する、請求項4記載の光学素子の製造装置。
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JP2011259480A JP5809945B2 (ja) | 2011-11-28 | 2011-11-28 | 光学素子の製造方法、及び、光学素子の製造装置 |
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