JP4876632B2 - 固体レーザ装置 - Google Patents
固体レーザ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4876632B2 JP4876632B2 JP2006052696A JP2006052696A JP4876632B2 JP 4876632 B2 JP4876632 B2 JP 4876632B2 JP 2006052696 A JP2006052696 A JP 2006052696A JP 2006052696 A JP2006052696 A JP 2006052696A JP 4876632 B2 JP4876632 B2 JP 4876632B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- temperature control
- laser
- control means
- semiconductor laser
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
- Lasers (AREA)
Description
他方、温度チューニング時には、半導体レーザや固体レーザ結晶や非線形光学素子の温度を変えながら出力レーザ光の光ノイズ成分(高周波成分)を測定し、光ノイズ成分が許容値以下となるときの温度を最適温度として記憶し、使用時には、記憶した最適温度に維持するように温調を行う固体レーザ装置が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
他方、上記従来の固体レーザ装置では、使用中には、記憶した最適温度に維持しているが、使用条件によっては、記憶した最適温度が光ノイズ成分が許容値以下となる領域のぎりぎりになる可能性がある。つまり、光ノイズ成分を許容値以下に抑制するためのマージンがなくなっており、わずかな条件変動で光ノイズ成分が許容値を超えかねない問題点がある。
そこで、本発明の目的は、最小の駆動電流を常に維持できる固体レーザ装置および光ノイズ成分を許容値以下に抑制するためのマージンを常に確保できる固体レーザ装置を提供することにある。
なお、上記「常時監視」には、他の必要な処理を行うために一時的に監視を中断する場合も含まれる。
上記第1の観点による固体レーザ装置では、駆動電流を常時監視し、駆動電流の変化が予め定められた所定値を超えると、使用を継続しながら温度チューニングをやり直し、最小の駆動電流になるボトム温度を再設定する。このため、常に最小の駆動電流を維持できる。
なお、上記「常時監視」には、他の必要な処理を行うために一時的に監視を中断する場合も含まれる。
上記第2の観点による固体レーザ装置では、光ノイズ成分を常時監視し、光ノイズ成分が予め定められた許容値を超えると、使用を継続しながら温度チューニングをやり直し、光ノイズ成分が許容値以下の領域の一番広いところの中央値の温度を再設定する。このため、光ノイズ成分を許容値以下に抑制するためのマージンを常に確保できる。
この固体レーザ装置100は、レーザ発振部筐体4に収容されたレーザ発振部10と、制御部筐体6に収容された制御部20と、レーザ発振部10と制御部20とを接続するケーブル8とからなっている。
ステップS1では、半導体レーザ温度制御回路21を介して温調ユニット1を制御し半導体レーザ11の温度T1を開始温度T1s(例えば30℃)とする。
ステップS5では、波長選択素子19の温度T3をΔT3(例えば1℃)だけ増加させる。
ステップS6では、温度T3が終了温度T3e(例えば60℃)以下ならばステップS4に戻り、そうでないならばステップS7へ進む。
ステップS8では、温度T2が終了温度T2e(例えば60℃)以下ならばステップS3に戻り、そうでないならばステップS9へ進む。
ステップS10では、温度T1が終了温度T1e(例えば60℃)以下ならばステップS2に戻り、そうでないならばステップS11へ進む。
ステップR1では、駆動電流Iop を測定し、基準電流値として記憶する。
ステップR3では、差が所定値(例えば100mA)より小さいならステップR2に戻り、小さくないならステップR4へ進む。
この固体レーザ装置200は、ホトダイオード19の出力Pから光ノイズ成分(高周波成分)Nを抽出し制御回路25に入力するするハイパスフィルタ9を具備している。その他は、実施例1に係る固体レーザ装置100と同じである。
ステップS4,S11以外は実施例1と同一であるので、ステップS4,S11のみ説明する。
ステップS4では、温度T1,T2,T3および光ノイズ成分Nを記録する。
ステップQ1では、光ノイズ成分Nを測定する。
ステップQ2では、光ノイズ成分Nが許容値(例えば50mV)より小さいならステップQ1に戻り、小さくないならステップQ3へ進む。
ステップQ3では、図5に示す温度検出処理を実行する。そして、ステップQ1に戻る。
9 ハイパスフィルタ
11 半導体レーザ
12 集光レンズ系
13 固体レーザ結晶
14 非線形光学素子
15 波長選択素子
16 出力側ミラー
21 半導体レーザ温度制御回路
22 光共振器温度制御回路
23 波長選択素子温度制御回路
24 半導体レーザ駆動回路
25 制御回路
100,200 固体レーザ装置
Claims (1)
- 励起レーザ光を発生する半導体レーザと、前記半導体レーザに駆動電流を供給する半導体レーザ駆動回路と、前記半導体レーザの温度を制御する半導体レーザ温度制御手段と、前記励起レーザ光によって励起され且つ前記励起レーザ光の入射面に反射面が形成された固体レーザ結晶と、前記反射面との間で光共振器を形成する反射面を持つ出力側ミラーと、前記固体レーザ結晶および前記出力側ミラーの温度を制御する光共振器ブロック温度制御手段と、前記光共振器内に挿入され前記固体レーザ結晶からのレーザ光が入射され高調波を発生する非線形光学素子と、前記光共振器内に挿入され特定波長のレーザ光を透過させる波長選択素子と、前記波長選択素子の温度を制御する波長選択素子温度制御手段と、前記出力側ミラーから外部へ出力されるレーザ光の分岐光が入力されるモニタ用光検出器と、前記モニタ用光検出器の出力を一定に維持するように前記半導体レーザ駆動回路を制御する制御回路と、前記制御回路による駆動電流の制御を行いながら前記半導体レーザ温度制御手段および前記共振器ブロック温度制御手段および前記波長選択素子温度制御手段の少なくとも一つによる温度掃引を行って駆動電流が最小となるボトム温度を検出するボトム温度検出手段と、前記駆動電流を常時監視する駆動電流常時監視手段と、前記駆動電流の変化量が所定値を超えたときに前記ボトム温度検出手段を起動し検出されたボトム温度になるように前記半導体レーザ温度制御手段および前記共振器ブロック温度制御手段および前記波長選択素子温度制御手段の少なくとも一つに指示を与える目標温度設定手段とを具備することを特徴とする固体レーザ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006052696A JP4876632B2 (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | 固体レーザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006052696A JP4876632B2 (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | 固体レーザ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007234759A JP2007234759A (ja) | 2007-09-13 |
JP4876632B2 true JP4876632B2 (ja) | 2012-02-15 |
Family
ID=38555059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006052696A Active JP4876632B2 (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | 固体レーザ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4876632B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010251448A (ja) * | 2009-04-14 | 2010-11-04 | Shimadzu Corp | 第三高調波を出力する固体パルスレーザ装置 |
JP5842496B2 (ja) * | 2011-09-20 | 2016-01-13 | 株式会社島津製作所 | 固体パルスレーザ装置 |
JP5924097B2 (ja) * | 2012-04-19 | 2016-05-25 | ウシオ電機株式会社 | レーザ光源装置、及び、レーザ光源装置における波長変換素子の温度制御方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3606696B2 (ja) * | 1997-01-09 | 2005-01-05 | 富士写真フイルム株式会社 | レーザ駆動制御方法および装置並びに放射線画像読取装置 |
JP2000261073A (ja) * | 1999-03-12 | 2000-09-22 | Fuji Photo Film Co Ltd | 半導体レーザー励起固体レーザー |
JP2001127367A (ja) * | 1999-10-29 | 2001-05-11 | Mitsui Chemicals Inc | レーザ駆動装置 |
JP2001144368A (ja) * | 1999-11-10 | 2001-05-25 | Mitsui Chemicals Inc | レーザ駆動装置 |
JP2001168439A (ja) * | 1999-12-09 | 2001-06-22 | Fuji Photo Film Co Ltd | 発光装置 |
JP2003158318A (ja) * | 2001-11-22 | 2003-05-30 | Shimadzu Corp | 固体レーザ装置 |
JP4155041B2 (ja) * | 2003-01-31 | 2008-09-24 | 株式会社島津製作所 | レーザ装置 |
-
2006
- 2006-02-28 JP JP2006052696A patent/JP4876632B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007234759A (ja) | 2007-09-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4234720B2 (ja) | 光増幅装置 | |
JP5180086B2 (ja) | 波長変換装置および画像表示装置 | |
WO2010004749A1 (ja) | 波長変換レーザ光源、これを備えたプロジェクションディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置及びレーザ光源 | |
JP2010251448A (ja) | 第三高調波を出力する固体パルスレーザ装置 | |
JP4876632B2 (ja) | 固体レーザ装置 | |
JP2007233039A (ja) | 波長変換装置、コンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り記録媒体 | |
JP2011137898A (ja) | レーザの制御方法及びレーザ制御装置 | |
KR101527224B1 (ko) | 레이저 광원의 스탠바이 방법 | |
JP5070819B2 (ja) | 固体レーザ装置 | |
JP2002158383A (ja) | レーザ光源の適正駆動温度を決定するための方法および装置 | |
JP2003158318A (ja) | 固体レーザ装置 | |
JP2000261073A (ja) | 半導体レーザー励起固体レーザー | |
JP4832730B2 (ja) | 励起用半導体レーザ装置 | |
JP5070820B2 (ja) | 固体レーザ装置 | |
JP5257428B2 (ja) | 固体レーザ装置の適正温度設定方法 | |
JP4856898B2 (ja) | 固体レーザ装置 | |
JP5362169B2 (ja) | レーザ装置、光学装置の制御方法、およびレーザ装置の制御方法 | |
JP4968149B2 (ja) | 固体レーザ装置 | |
JP2009016702A (ja) | 複屈折フィルタおよび固体レーザ装置 | |
JP4415750B2 (ja) | 固体レーザ装置 | |
JP4650090B2 (ja) | 固体レーザ装置および適正温度測定方法 | |
JP2012042631A (ja) | 光源装置 | |
JP5842496B2 (ja) | 固体パルスレーザ装置 | |
JPH1070333A (ja) | 波長変換固体レーザ装置 | |
JP2008135488A (ja) | 固体レーザ装置の製造方法および装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080507 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100903 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100907 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110802 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110922 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111101 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111114 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4876632 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209 Year of fee payment: 3 |