JP4832730B2 - 励起用半導体レーザ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、固体レーザ媒体を光学的に励起するための半導体レーザ装置に関する。
レーザは、製造業、特に溶接、切断及びマーキングその他の表面処理の分野で利用されている。現在、レーザ加工に最も多く使用されている固体レーザはYAGレーザである。YAGレーザは、光共振器の中でYAG(Y3Al512)結晶を励起して約1μmの基本波長を有するYAGレーザ光を生成する固体レーザであり、連続発振、パルス発振あるいはQスイッチによるジャイアントパルス発振で動作する。
従来より、YAGレーザを光学的に励起するために半導体レーザまたはレーザダイオード(LD)が用いられており、LD励起方式の1つとしてレーザダイオード(LD)のレーザ光を光ファイバに通してYAGロッドの一端面に集光照射する端面励起型の光ファイバ結合方式つまりファイバカップリング方式が知られている。
ファイバカップリング方式のLD励起YAGレーザでは、YAGロッドの一端面に集中して照射される励起用LDレーザ光のパワー(LD出力)が高すぎると、YAGロッドが損傷を受けることがある。このため、励起用LD出力またはLD電流を適当に制限することが重要である。
従来は、レーザ装置の製作段階または出荷時に、使用(搭載)する励起用レーザダイオード(LD)について、YAGロッドに損傷を与えない励起用LD出力の最大許容値に応じたLD電流の最大許容値を決定し、LD電流最大許容値以下の範囲内でLD電流を設定していた。
また、励起用レーザダイオード(LD)は経時劣化により変換効率が低下し、終には規定のLD出力が得られなくなる。励起用レーザダイオード(LD)の寿命は使用環境や個体差によって異なる。従来は、励起用レーザダイオード(LD)の寿命が尽きて動作に異常が現れた時点でLD交換を行うか、あるいは予防処置としてユーザあるいはメンテナンス員が適当な時機にLD出力を検査し、使用時間等も加味して残り寿命ないし交換時機を判定していた。
また、励起用レーザダイオード(LD)は、レーザ発振中に相当の熱を発生し、所定温度よりも高い温度になると熱ストレスで劣化しやすい。このため、励起用レーザダイオード(LD)を一定温度に冷却または温調するための冷却機構が用いられている。典型的には、励起用レーザダイオード(LD)の発生する熱をたとえばペルチェ素子を介して放熱器に移し、冷却ファンの風を放熱器に当てて放熱器から大気中に熱を放出するようにしている。
上記のようなファイバカップリング方式のLD励起YAGレーザに用いられる従来の励起用半導体レーザ装置には、以下のような改善すべき点がある。
すなわち、LD励起YAGレーザにおいては、励起用レーザダイオード(LD)の経時劣化の度合いに応じて、所望のYAGレーザ出力を得るためのLD電流設定値を上げていく必要がある。しかしながら、YAGレーザを保護するためには、LD電流の設定値をLD電流最大許容値以下に制限しなければならない。従来は、LD電流の設定値が製作段階または出荷時に決定されたLD電流最大許容値(限界値)に近づいた頃に、マニュアル的な検査によってLD電流−LD出力特性のデータを採取し、YAGロッドに損傷を与えない励起用LD出力の最大許容値に応じたLD電流の最大許容値を再決定して更新するようにしていた。しかし、このようなマニュアルの更新方法は、特性データの採取に多くの時間を要するだけでなく、LD電流最大許容値を再設定(入力)する際に入力ミスを起こすこともあり、LD電流最大許容値の入力ミスが原因でYAGロッドを損傷させてしまう事故が少なくなかった。
また、従来は、励起用レーザダイオード(LD)の残り寿命をモニタする機能が装置に備わっていなかった。このため、上記のように、YAGレーザの安全を保証できるLD電流最大許容値を何度も再設定してLD電流の設定値を引き上げていくうちに、励起用レーザダイオード(LD)の寿命が突然に尽きて、励起エネルギーの急激な減少と、それに伴うYAGレーザ出力の急変低下を来たし、レーザ加工の品質を損ねたり装置稼働率を下げることがあった。また、人がLD出力を検査してLD交換の時機を判定する方法は、管理が大変で作業の手間もかかり、徒過しやすいという問題もあった。
また、従来は、励起用レーザダイオード(LD)を消灯させる時は、それと同時またはその直後に冷却部の運転も停止させており、これが励起用レーザダイオード(LD)の寿命を早める一因になっていた。すなわち、励起用レーザダイオード(LD)と冷却部とをほぼ同時に停止させると、冷却部の熱が励起用レーザダイオード(LD)に移動(逆流)して、励起用レーザダイオード(LD)が加熱され、LD温度が上昇する。その結果、LD温度が所定のしきい値を超えてしまい、励起用レーザダイオード(LD)が劣化する原因になっていた。一般のレーザダイオード(LD)は熱ストレスに弱く、LD温度が急変するのは非常によくない。従来は、LD消灯後に適確なLD温度管理を行わないため、励起用レーザダイオード(LD)に温度ストレスを与え、その寿命を短くしていた。
本発明は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、固体レーザ媒体の安全を保証しつつ励起用半導体レーザの励起エネルギーを安定に維持するように励起電流を管理する機能を備えた励起用半導体レーザ装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の励起用半導体レーザ装置は、固体レーザ媒質に光学的に結合された励起用の半導体レーザと、前記半導体レーザに励起用のレーザ光を生成させるための励起電流を供給するレーザ電源部と、前記励起電流の電流値を測定する励起電流測定部と、前記半導体レーザより生成された前記励起用レーザ光のレーザ出力を測定する励起用レーザ出力測定部と、前記固体レーザ媒質に対する前記励起用レーザ光のレーザ出力の最大許容値を設定する励起用レーザ出力最大許容値設定部と、前記励起用レーザ出力の測定値と前記励起電流の測定値とに基づいて前記半導体レーザに係る励起電流−励起用レーザ出力特性のデータを更新し、前記更新した励起電流−励起用レーザ出力特性のデータと前記励起用レーザ出力の最大許容値とに基づいて前記半導体レーザに対する前記励起電流の最大許容値を更新する更新部とを有する。
上記の構成においては、励起用半導体レーザに供給される励起電流と該半導体レーザより生成される励起用レーザ光のレーザ出力とを測定ないし監視することによって、該半導体レーザの経時劣化に応じてLD電流−LD出力特性が変化するのを追跡ないし把握して励起電流−励起用レーザ出力特性のデータを自動的に更新し、その更新した励起電流−励起用レーザ出力特性と励起用レーザ出力の最大許容値とに基づいて該半導体レーザに対する励起電流の最大許容値を更新する。これにより、励起用レーザ出力を最大許容値以下に管理して固体レーザ媒質の安全を保証しつつ、該半導体レーザの経時劣化に拘わらず所要の励起エネルギーを固体レーザ媒質に安定供給し、固体レーザ出力の信頼性を向上させることができる。
本発明の好適な一態様によれば、励起用レーザ光のレーザ出力について励起用レーザ出力最大許容値より小さい所望の値を設定する励起用レーザ出力設定部と、前記励起電流について前記励起用レーザ出力の設定値に対応する電流設定値を前記励起電流−励起用レーザ出力特性に基づいて求める励起電流設定値演算部が備えられる。かかる構成においては、励起電流−励起用レーザ出力特性の変化に応じて所望の励起用レーザ出力を得るための励起電流設定値が自動的に更新される。
また、別の好適な一態様によれば、励起電流の最大許容値を表示する表示部と、励起電流について励起電流最大許容値以下の範囲内で所望の電流設定値を入力する入力部とが備えられる。かかる構成においては、装置側からユーザに対して現時の励起電流最大許容値が知らされ、ユーザ側から装置に対して励起電流最大許容値を超えない所望の励起電流が設定入力される。
また、好適な一態様として、レーザ電源部は、励起電流測定部より得られる電流測定値が電流設定値に一致するように、励起用半導体レーザに供給する励起電流を定電流フィードバック制御方式で制御する。
また、上記励起用半導体レーザ装置は、好適な一態様として、励起用レーザ光より生成されるレーザ光について所望のレーザ出力を設定し、前記励起用レーザ出力の設定値に対応する電流値の励起電流を前記レーザ電源部より前記半導体レーザに供給させる励起用レーザ出力設定部と、前記半導体レーザの寿命に応じた前記励起電流の最大限界値を設定する励起電流最大限界値設定部と、前記レーザ電源部より前記半導体レーザに供給される前記励起電流の電流値と前記励起電流最大限界値との差分に基づいて前記半導体レーザの残り寿命を判定する寿命判定部とを有する。
上記の構成においては、励起用半導体レーザの経時劣化に応じて励起電流の電流値が変化(増大)する過程を監視し、励起電流最大限界値よりも所定値だけ低い監視値に達した時点で寿命が迫っている旨の警報を出すことができる。
本発明の好適な一態様によれば、励起用レーザ光が固体レーザ媒体の一端面に集光照射される。典型的には、半導体レーザが光ファイバを介して固体レーザ媒体に光学的に結合される。この場合、半導体レーザと光ファイバの一端面との間に第1の光学レンズが配置されるとともに、ファイバの他端面と固体レーザ媒体の一端面との間に第2の光学レンズが配置され、半導体レーザからの励起用レーザ光が、第1の光学レンズを介して光ファイバの一端面に入射して、光ファイバの中を伝播し、光ファイバの他端面より出てから第2の光学レンズを介して固体レーザ媒体の一端面に入射する。
本発明の励起用半導体レーザ装置によれば、上記のような構成と作用により、固体レーザ媒体の安全を保証しつつ励起用半導体レーザの励起エネルギーを安定に維持するように励起電流を管理することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態を説明する。
図1に、本発明の一実施形態におけるレーザ加工用のLD励起YAGレーザ装置の構成を示す。このLD励起固体レーザ装置は、Qスイッチ方式のYAGレーザ発振部10と、このYAGレーザ発振部10内のYAGロッド18を光学的に励起するための電気光学励起部12とを有する。ここでは、電気光学励起部12に本発明の励起用半導体レーザ装置が適用されている。
YAGレーザ発振部10は、互いに平行に向き合って配置された一対の共振器ミラー14,16の間にYAGロッド18とQスイッチ20とを一直線上に配置してなる。YAGロッド18の一端面18aには、後述する電気光学励起部14のファイバカップリングLD(レーザダイオード)32が光ファイバ22、コリメートレンズ24、集光レンズ26および共振器ミラー14を介して光学的に結合されている。なお、共振器ミラー14には、YAGレーザの発振波長の光を全反射するための反射膜がコーティングされるとともに、励起用レーザ光EBを透過させるための透過膜または反射防止膜がコーティングされている。
YAGロッド18は、上記のような端面励起によって光学的にポンピングされ、連続波(cw)でYAG基本波(たとえば1064nm)の光を生成する。そして、このYAG基本波の光は、共振器ミラー14,16の間に閉じ込められて増幅される。Qスイッチ20は、たとえば音響光学Qスイッチからなる。制御部28が、Qスイッチドライバ30を介して所定の周期で一時中断する高周波電気信号によりQスイッチ20を駆動する。このQスイッチ動作により、光共振器内で高周波電気信号が中断する度毎にピークパワーのきわめて高いジャイアントパルスのレーザ光LBが発生して出力ミラー16から出力される。このジャイアントパルスのYAGレーザ光LBは、適当な光学系(図示せず)を通って被加工物(図示せず)に照射される。
電気光学励起部12は、ファイバカップリングLD32と、このファイバカップリングLD32に励起電流つまりLD電流ILを供給するLD電源34とを有している。ファイバカップリングLD32は、LD電源34からのLD電流ILで電子とホールの再結合によるレーザ発振動作を行い、たとえば800nm近辺の励起用レーザ光EBを生成する。ファイバカップリングLD32で生成された励起用レーザ光EBは、光学レンズ(図示せず)を介して光ファイバ22の一端面に入射するようになっている。LD電源34は、制御部28より与えられるLD電流設定値(指令値)ISに一致させるようにLD電流ILを電流フィードバック制御方式で制御する。なお、光ファイバ22の一端面に入射した励起用レーザ光EBは、光ファイバ22の中を伝搬してその他端面より放射状に出て、コリメートレンズ24で平行光となってから集光レンズ26により集光され、共振器ミラー14を通ってYAGロッド18の一端面18aに入射し、YAGロッド18に励起エネルギーを与える。
この電気光学励起部12では、LD電流ILを検出する電流センサ36と、電流センサ36の出力信号を基にLD電流ILの測定値を求めるLD電流測定回路38とが設けられている。LD電流測定回路38で得られたLD電流測定値は、電流フィードバック制御のためにLD電源34に与えられるとともに、LD電流設定値の管理(自動更新)のために制御部28にも与えられる。
さらに、この電気光学励起部12は、ファイバカップリングLD32で生成された励起用レーザ光EBのパワー(LD出力)をモニタリングするためにミラー40とLD出力測定部42とを備えている。ミラー40は、光ファイバ22の入射端面の手前で励起用のレーザ光EBの一部(たとえば1%)を反射する。LD出力測定部42は、光電変換素子と測定回路とを有し、ミラー40からの反射光MEBを受光して電気信号に変換し、信号処理によってレーザ光EBのパワー(LD出力)の測定値を求める。LD出力測定部42で得られたLD出力測定値は、LD電流設定値の管理(自動更新)のために制御部28へ送られる。
制御部28は、マイクロコンピュータで構成されてよく、装置全体ないし各部の制御を行うほか、演算・設定・更新等のデータ処理を行う。操作パネル44は、入力部と表示部とを有し、制御部28と人間との間のマン・マシン・インタフェースとして機能する。
このLD励起固体レーザ装置では、上記のように電気光学励起部12で生成した励起用レーザ光EBをファイバカップリング方式でYAGロッド18の一端面18aに一点集中で照射するので、YAGロッド18を損傷させないように、励起レーザ光EBのパワー(LD出力)を制限する必要がある。この実施形態においては、制御部28が、LD電流測定回路38より与えられるLD電流測定値とLD出力測定部42より与えられるLD出力測定値とに基づいて、ファイバカップリングLD32のLD電流−LD出力特性とLD電流最大許容値Imaxとを自動更新し、さらに一定LD出力モードではLD出力設定値Psが一定に維持されるようにLD電流設定値Isを自動更新するようになっている。
ここで、図2につき制御部28の自動更新機能を説明する。図2において、最大の傾きを有する直線Laは、出荷時またはメンテナンス直後におけるファイバカップリングLD32のLD電流−LD出力特性である。Pmaxは、YAGレーザ発振部10のYAGロッド18に損傷を与えないLD出力の最大許容値(一定値)である。Imaxaは、LD電流最大許容値Imaxの初期値であり、LD電流−LD出力特性La上でPmaxに対応している。
一定LD出力モードでは、制御部28が、LD出力測定部38からのLD出力測定値が設定値Psに維持されるように、LD電源34に対するLD電流設定値(指令値)Isを可変制御または自動更新し、直線補間等を用いてLD電流−LD出力特性を自動更新する。通常は、ファイバカップリングLD32の経時劣化につれて、LD電流−LD出力特性はLa→Lb→Lcと傾きが小さくなり、LD出力設定値Psに対応するLD電流設定値IsはIa→Ib→Icと次第に増大する。一方で、制御部28は、LD電流−LD出力特性を更新する度毎にLD出力の最大許容値Pmaxに対応するLD電流最大許容値ImaxもImaxa→Imaxb→Imaxcと自動更新し、各時点でLD電流設定値IsがLD電流最大許容値Imax以下であることを確認する。
上記のような制御部28における自動更新機能により、電気光学励起部12はファイバカップリングLD32の経時劣化に拘わらず常時一定の励起エネルギーをYAGレーザ発振部10に供給することができる。これにより、このLD励起YAGレーザ装置は、煩雑で入力ミスを起こしやすいマニュアル方式の検査ないし再設定を不要とし、YAGレーザ光LBの出力を常時安定に維持して、一定品質のレーザ加工特性を得ることができる。
なお、必要に応じて、あるいは可変LD出力モードで、LD出力設定値Psを任意に変更することも可能である。その場合も、制御部28は、変更後のLD出力設定値Psに対応するLD電流設定値IsがLD電流最大許容値Imax以下であることを確認する。また、LD電流−LD出力特性とLD電流最大許容値Imaxのみを自動更新する機能を備え、たとえば図3に示すように、制御部28で自動更新したLD電流最大許容値Imax(図示の例は36.0A)を操作パネル44上に表示し、ユーザに所望のLD電流設定値Is(図示の例は28.0A)を入力させる方法も可能である。
次に、この実施形態における第2の特徴について説明する。上記のような自動更新機能においては、ファイバカップリングLD32の累積稼動時間が増大するにつれて一定のLD出力設定値Psを得るためのLD電流は増大する。上記のように、LD電流が増大しても、LD電流最大許容値Imax以下である限り、YAGレーザ発振部10のYAGロッド18を損傷させるおそれはない。しかし、ファイバカップリングLD32の経時劣化にも許容限度または寿命があり、LD電流設定値Isの自動更新を継続したならば、いずれはファイバカップリングLD32の寿命が尽きてしまい、所望のLD出力Psを維持できなくなる。
この実施形態では、制御部28が、図4に示すように、ファイバカップリングLD32の寿命に応じたLD電流の最大限界値Ieとこの最大限界値Ieよりも所定値ΔIだけ低い監視値Ibとを設定して、LD電流の設定値Isまたは測定値を監視し、監視値Ibを超えた時点(tb)で寿命が近いことを知らせるための警報を出力する。さらに、最大限界値Ieに達したときは、その時点(te)で寿命が来たことを告知するようにしている。そのような警報ないし告知は操作パネル44を通じて行われる。
このように、装置がLDファイバカップリングLD32の残り寿命をモニタして適時にモニタ結果を出力するので、ユーザはLD交換の時機を事前に把握し、装置稼動状況やレーザ加工作業に影響しない頃合を見計らって適時にLD交換を行うことができる。
なお、LD電流を一定とするときは、図5に示すように、ファイバカップリングLD32の累積稼動時間が増大するにつれてLD出力が低下する。この場合は、LD出力の設定値または測定値を監視し、所定の監視値Pb割った時点(tb)で寿命が近いことを知らせるための警報を出力し、限界値Peに達したときはその時点(te)で寿命が来たことを告知するようにしてよい。
図6に、別の実施形態における電気光学励起部12の構成を示す。図中、図1の各部と同様の構成または機能を有する部分には同一の符号を付してある。
この実施形態において、ファイバカップリングLD32を一定温度に冷却または温調するための冷却部は、たとえばペルチェ素子からなる電子冷却器50と冷却ファン52付きの放熱器54とで構成されている。電子冷却器50は、ファイバカップリングLD32と熱的に結合して設けられ、ファイバカップリングLD32より発生された熱を放熱器54側へ可変制御可能なレートで移動させる。電子冷却器電源56は、制御部28の制御の下で電子冷却器50を駆動制御する。放熱器54は、たとえば放熱フィンを有する放熱部材で構成され、空冷ファン52からの風を放熱フィンに受けることで、電子冷却器50を介してファイバカップリングLD32より受け取った熱を大気中に放出する。冷却ファン電源58は、制御部28の制御の下で冷却ファン52を駆動制御する。
ファイバカップリングLD32の温度は温度センサ60によって測定される。ファイバカップリングLD32を点灯させている間つまりレーザ発振動作中、制御部28は、温度センサ60からのLD温度測定値を受け取り、LD温度測定値が設定温度Tsに一致するように、電子冷却器電源56および冷却ファン電源58を通じて電子冷却器50および冷却ファン52の動作を制御する。この実施形態では、放熱器54の温度を測定するための温度センサ62も設けられている。以下に述べるように、制御部28は、ファイバカップリングLD32を消灯させた後に温度センサ62からの放熱器温度測定値を受け取り、放熱器温度が所定のレベルまで下がってからLD冷却部の運転を止めるようになっている。
図7に、この実施形態におけるLD冷却部の運転制御を示す。上記のように、ファイバカップリングLD32が点灯している間は、LD冷却部(電子冷却器50、冷却ファン52)の冷却動作によりファイバカップリングLD32の温度(LD温度)が設定値Tsに維持されている。放熱器54にはファイバカップリングLD32で発生した熱が電子冷却器50を介して送られ、放熱器54の温度はLD温度よりも高く、さらには所定のLD上限温度TQよりも高い温度に維持される。ここで、LD上限温度TQは、LD温度がこれを超えるとファイバカップリングLD32に熱ストレスが発生する閾値温度である。
制御部28は、ファイバカップリングLD32を消灯させた時、つまりLD電源部34を停止させた時は、その後もLD冷却部の運転を継続したまま、温度センサ62を介して放熱器54の温度を監視する。図7に示すように、LD消灯後は、ファイバカップリングLD32で熱が発生しなくなり、したがってファイバカップリングLD32から放熱器54への熱の移動または流入が減って、放熱器54における入熱と放熱のバランスが崩れ(入熱より放熱が多くなり)、放熱器54の温度が単調に下がる。一方、ファイバカップリングLD32はLD冷却部による温調を継続して受けるため、LD温度はLD消灯前と同じ温度Tsに維持される。その結果、放熱器温度がLD上限温度TQを割り、やがてLD温度(Ts)まで下がる。制御部54は、放熱器54の温度がLD温度(Ts)まで下がると、この時点でLD冷却部の運転を止める。この後はLD温度も放熱器温度も周囲温度に向かって漸次的に変化する。通常、周囲温度はLD上限温度TQ以下に設定されるので、問題はない。
上記のようなLD冷却部の運転制御によれば、LD消灯後にLD温度がLD上限温度TQを超えることはなく、ファイバカップリングLD32に熱ストレスを与えなくて済む。
なお、放熱器温度がLD上限温度TQを割った時点でLD冷却部の運転を止めることも可能であるが、余熱次第ではLD温度が上昇してLD上限温度TQを超えてしまうこともある。したがって、放熱器温度がLD温度に到達した時点またはその前後でLD冷却部の運転を止めるのが最も望ましい。
図8に、参考例として、LD消灯と同時にLD冷却部の運転を止めた場合の(つまり従来技術における)LD温度および放熱器温度の変化(時間特性)を示す。この場合は、LD冷却部の運転が止まると、放熱器54の熱が大気中に放出されるよりも電子冷却器50を介してファイバカップリングLD32へ移動(逆流)し、LD温度は急激に上昇してLD上限温度TQを超えてしまう。これによって、ファイバカップリングLD32は熱ストレスを受け、劣化を早めることとなる。
以上、好適な実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その技術思想の範囲内で種々の変形が可能であり、特に電気光学励起部12内の全体または各部の構成について種々変形が可能である。また、YAGレーザ発振部10内の各部の構成も種々の変形が可能であり、YAGレーザ以外の固体レーザも可能である。また、本発明は、ファイバカップリング方式とは異なる方式励起用半導体レーザ装置にも適用可能である。
本発明の一実施形態によるレーザ加工用のLD励起YAGレーザ装置の構成を示すブロック図である。 実施形態における自動更新機能を説明するための図である。 実施形態における表示画面の一例を示す図である。 実施形態におけるLD寿命モニタ機能の作用を説明するための図である。 実施形態におけるLD寿命モニタ機能の作用を説明するための図である。 本発明の別の実施形態における電気光学励起部の構成を示すブロック図である。 実施形態におけるLD冷却部の運転制御を説明するための図である。 従来のLD冷却部の運転制御を説明するための図である。
符号の説明
10 YAGレーザ発振部
12 電気光学励起部
18 YAGロッド
22 光ファイバ
28 制御部
32 ファイバカップリングLD
34 LD電源
36 電流センサ
38 LD電流測定回路
40 ミラー
42 LD出力測定部
44 操作パネル
50 電子冷却器
52 冷却ファン
54 放熱器
60,62 温度センサ

Claims (9)

  1. 固体レーザ媒質に光学的に結合された励起用の半導体レーザと、
    前記半導体レーザに励起用のレーザ光を生成させるための励起電流を供給するレーザ電源部と、
    前記励起電流の電流値を測定する励起電流測定部と、
    前記半導体レーザより生成された前記励起用レーザ光のレーザ出力を測定する励起用レーザ出力測定部と、
    前記固体レーザ媒質に対する前記励起用レーザ光のレーザ出力の最大許容値を設定する励起用レーザ出力最大許容値設定部と、
    前記励起用レーザ出力の測定値と前記励起電流の測定値とに基づいて前記半導体レーザに係る励起電流−励起用レーザ出力特性のデータを更新し、前記更新した励起電流−励起用レーザ出力特性のデータと前記励起用レーザ出力の最大許容値とに基づいて前記半導体レーザに対する前記励起電流の最大許容値を更新する更新部と
    を有する励起用半導体レーザ装置。
  2. 前記励起用レーザ光のレーザ出力について前記励起用レーザ出力最大許容値より小さい所望の値を設定する励起用レーザ出力設定部と、
    前記励起電流について前記励起用レーザ出力の設定値に対応する電流設定値を前記励起電流−励起用レーザ出力特性に基づいて求める励起電流設定値演算部と
    を有する、請求項1に記載の励起用半導体レーザ装置。
  3. 前記励起電流の最大許容値を表示する表示部と、
    前記励起電流について前記励起電流最大許容値以下の範囲内で所望の電流設定値を入力する入力部と
    を有する、請求項1に記載の励起用半導体レーザ装置。
  4. 前記レーザ電源部が、前記励起電流測定部より得られる電流測定値が前記電流設定値に一致するように、前記半導体レーザに供給する前記励起電流を定電流フィードバック制御方式で制御する、請求項2または請求項3に記載の励起用半導体レーザ装置。
  5. 前記励起用レーザ光より生成されるレーザ光について所望のレーザ出力を設定し、前記励起用レーザ出力の設定値に対応する電流値の励起電流を前記レーザ電源部より前記半導体レーザに供給させる励起用レーザ出力設定部と、
    前記半導体レーザの寿命に応じた前記励起電流の最大限界値を設定する励起電流最大限界値設定部と、
    前記レーザ電源部より前記半導体レーザに供給される前記励起電流の電流値と前記励起電流最大限界値との差分に基づいて前記半導体レーザの残り寿命を判定する寿命判定部と
    を有する、請求項1に記載の励起用半導体レーザ装置。
  6. 前記寿命判定部が、前記差分が所定値を割った時に警報を出力する、請求項5に記載の励起用半導体レーザ装置。
  7. 前記励起用レーザ光が前記固体レーザ媒体の一端面に集光照射される、請求項1〜のいずれか一項に記載の励起用半導体レーザ装置。
  8. 前記半導体レーザが光ファイバを介して前記固体レーザ媒体に光学的に結合される、請求項1〜のいずれか一項に記載の励起用半導体レーザ装置。
  9. 前記半導体レーザと前記光ファイバの一端面との間に第1の光学レンズが配置されるとともに、前記ファイバの他端面と前記固体レーザ媒体の一端面との間に第2の光学レンズが配置され、
    前記半導体レーザからの前記励起用レーザ光が、前記第1の光学レンズを介して前記光ファイバの一端面に入射して、前記光ファイバの中を伝播し、前記光ファイバの他端面より出てから前記第2の光学レンズを介して前記固体レーザ媒体の一端面に入射する、
    請求項に記載の励起用半導体レーザ装置。
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