JP4155041B2 - レーザ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザ装置に関し、さらに詳しくは、一定の光出力を維持した上で効率を最も高くすることが出来るレーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体レーザを載置したベースに付設した温調手段により半導体レーザを温度掃引すると共にレーザ光学系を載置したベースに付設した温調手段によりレーザ光学系を温度掃引しながら光出力を解析し、ノイズおよびキンクが最低値となる温度を求めて、その温度を温調手段の目標温度に設定した上でレーザ装置を動作させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、非線形光学素子に付設した温調手段により定期的に非線形光学素子を温度掃引しながら光出力を解析し、パワーが極値になる温度を求めて、その温度を非線形光学素子の温調手段の目標温度に設定する技術が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
さらに、レーザ光源の通電開始時、CPUのリセット時、レーザ光源の交換時あるいはユーザの要求時に、レーザ光源に付設した温調手段によりレーザ光源を温度掃引しながら光出力を解析し、高パワー・低ノイズの温度領域を求めて、その温度領域の中心温度をレーザ光源の温調手段の目標温度に設定する技術が知られている(例えば、特許文献3参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−261073号公報([0032])
【特許文献2】
特開平8−171106号公報([0029]〜[0038])
【特許文献3】
特開2001−127367号公報([0042]〜[0047])
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
レーザ装置では、オートパワーコントロール(APC)により、光出力が一定になるように半導体レーザの駆動電流を制御している。このオートパワーコントロールを働かせている状態で、半導体レーザや光学素子の温度を変化させると、光出力は一定に維持されるが、半導体レーザの駆動電流は変化する。
換言すれば、オートパワーコントロールを働かせている状態で、半導体レーザの駆動電流が最も小さくなるように半導体レーザや光学素子の温度を調整すれば、光出力を一定に維持した上で、効率を最も高くすることが出来る。
しかし、上記従来技術は、このような観点で温度掃引を行うものではなく、光出力を変化させるものであるため、一定の光出力を維持した上で効率を最も高くすることは出来なかった。
そこで、本発明の目的は、一定の光出力を維持した上で効率を最も高くすることが出来るレーザ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の観点では、本発明は、励起光を出射する半導体レーザと、前記励起光が入射するとレーザ発振を行いレーザ光を出射するレーザ光学系と、前記レーザ光の強度が一定になるように前記半導体レーザを制御するオートパワーコントロール手段と、前記半導体レーザおよび前記レーザ光学系に含まれる少なくとも1つの光学素子の両方または一方を所定の温度範囲で温度掃引する温度掃引手段と、前記温度掃引手段による温度掃引を繰り返しながら前記半導体レーザの駆動電流を検出し前記温度範囲の中心温度での前記半導体レーザの駆動電流が前記温度範囲の下端温度での前記半導体レーザの駆動電流および前記温度範囲の上端温度での前記半導体レーザの駆動電流より大きくならないように前記温度範囲をシフトする制御手段とを具備したことを特徴とするレーザ装置を提供する。
上記第1の観点によるレーザ装置では、半導体レーザや光学素子を温度掃引するが、オートパワーコントロールを働かせているため、光出力は一定に維持される。そして、半導体レーザおよびレーザ光学系に含まれる少なくとも1つの光学素子の両方または一方は、平均的に掃引温度範囲の中心温度で動作することになるが、掃引温度範囲の中心温度での半導体レーザの駆動電流は、掃引温度範囲の下端温度での半導体レーザの駆動電流および掃引温度範囲の上端温度での半導体レーザの駆動電流より大きくならないように掃引温度範囲をシフトするため、半導体レーザの駆動電流を常に最小にでき、効率を最も高くすることが出来る。
なお、本発明のレーザ装置は、一定の光出力を維持するため、一定の光出力でのレーザ装置の使用を中断する必要がない。これに対して、前記従来技術は、光出力を変化させてしまうため、一定の光出力でのレーザ装置の使用を中断する必要があった。
【0006】
第2の観点では、本発明は、上記構成のレーザ装置において、前記制御手段は、前記温度範囲の中心温度での前記半導体レーザの駆動電流をICとし、前記温度範囲の下端温度での前記半導体レーザの駆動電流をILとし、前記温度範囲の上端温度での前記半導体レーザの駆動電流をIHとするとき、IL>ICかつIC≧IHであるときは温度範囲を高温側へシフトし、IL≦ICかつIC<IHであるときは温度範囲を低温側へシフトし、それら以外のときは温度範囲をシフトしないことを特徴とするレーザ装置を提供する。
上記第2の観点によるレーザ装置では、掃引温度範囲の中心温度での半導体レーザの駆動電流ICと、下端温度での半導体レーザの駆動電流ILと、上端温度での半導体レーザの駆動電流IHとを比較することにより、掃引温度範囲をシフトするため、半導体レーザの駆動電流を常に最小にでき、効率を最も高くすることが出来る。
【0007】
第3の観点では、本発明は、上記構成のレーザ装置において、前記温度掃引手段は、前記レーザ光学系を載置したベースに付設した温調手段により前記光学素子を温度掃引することを特徴とするレーザ装置を提供する。
上記第3の観点によるレーザ装置では、レーザ光学系の温度を制御することにより、半導体レーザの駆動電流を最小にでき、効率を最も高くすることが出来る。
【0008】
第4の観点では、本発明は、上記構成のレーザ装置において、前記温度掃引手段は、前記半導体レーザを載置したベースに付設した温調手段により前記半導体レーザを温度掃引することを特徴とするレーザ装置を提供する。
上記第4の観点によるレーザ装置では、半導体レーザの温度を制御することにより、半導体レーザの駆動電流を最小にでき、効率を最も高くすることが出来る。
【0009】
第5の観点では、本発明は、上記構成のレーザ装置において、前記レーザ光学系はレーザ光の波長を変換する非線形光学素子を含み、前記温度掃引手段は前記非線形光学素子に付設した温調手段により前記非線形光学素子を温度掃引することを特徴とするレーザ装置を提供する。
上記第5の観点によるレーザ装置では、非線形光学素子の温度を制御することにより、半導体レーザの駆動電流を最小にでき、効率を最も高くすることが出来る。
【0010】
第6の観点では、本発明は、上記構成のレーザ装置において、前記レーザ光学系はレーザ光を縦シングルモードにする波長選択素子を含み、前記温度掃引手段は前記波長選択素子に付設した温調手段により前記波長選択素子を温度掃引することを特徴とするレーザ装置を提供する。
上記第6の観点によるレーザ装置では、波長選択素子の温度を制御することにより、半導体レーザの駆動電流を最小にでき、効率を最も高くすることが出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す実施の形態により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
【0012】
−第1の実施形態−
図1は、第1の実施形態に係るレーザ装置10を示す構成図である。
このレーザ装置10は、後述するレーザ光学系と、レーザ光学系を載置したベース32と、ベース32の下面に当接したペルチェ素子31と、ペルチェ素子31の下面に当接した放熱フィン35と、制御部21とを具備している。
【0013】
レーザ光学系は、フォーカシングレンズ11と、レーザ媒質12と、レーザミラー13と、光検出器14と、レンズ15とを、その光軸Axを一致させ、ホルダにそれぞれ保持してベース32上に載置されている。
【0014】
ペルチェ素子31は、ベース32側から吸熱し、放熱フィン35側へ放熱することにより、ベース32を介して光学素子の温度調節を行う。
【0015】
図示せぬ半導体レーザから出射されたレーザ光は、図示せぬコリメーティングレンズで平行な励起光L41に整形され、フォーカシングレンズ11へ入射する。
フォーカシングレンズ11は、入射した励起光L41を、レーザ媒質12へ集光する。
レーザ媒質12の励起光L41側の端面12Rと、レーザミラー13のレーザ媒質側の端面13Rとの間で、レーザ共振器が構成されている。このレーザ共振器で共振したレーザ光は、レーザミラー13を透過し、光検出器14へ入射する。
【0016】
光検出器14は、図示せぬフォトダイオードとビームスプリッタからなる。ビームスプリッタは、光軸Ax中に挿入され、入射したレーザ光の大部分をそのまま透過し、その一部をフォトダイオードへ入射する。フォトダイオードは、入射したレーザ光の強度に対応した光検出信号W14を送出する。
光検出器14を透過したレーザ光は、レンズ15で、平行光L15に整形され、出力される。
【0017】
制御部21は、光検出器14からの光検出信号W14に基づいて光検出信号W14の値が所定の値になるように半導体レーザ駆動電流W41を制御し平行光L15の強度を一定に維持するAPC回路51と、後述する温度制御を行う温度制御回路52Aと、ペルチェ素子31を駆動するペルチェ素子駆動回路53Aとを含んでいる。
【0018】
図2は、第1の実施形態に係る温度制御処理を示すフローチャートである。
ステップS1では、温度制御回路52Aは、中心温度TCを初期値Toに初期化する。ここで、初期値Toは、半導体レーザ駆動電流W41が略最小になると予想される値である。
【0019】
ステップS2では、温度制御回路52Aは上端温度TC+αを目標温度としてペルチェ素子駆動回路53Aに与え、ペルチェ素子駆動回路53Aはベース32の温度が上端温度TC+αになるようにペルチェ素子31を駆動し、温度制御回路52Aはベース32の温度が上端温度TC+αになった時またはベース32の温度が上端温度TC+αになったと推定される時間経過後の半導体レーザ駆動電流IHを測定する。ここで、αは、レーザ発振に影響を与えない値とする。例えば、α=1℃である。次に、温度制御回路52Aは中心温度TCを目標温度としてペルチェ素子駆動回路53Aに与え、ペルチェ素子駆動回路53Aはベース32の温度が中心温度TCになるようにペルチェ素子31を駆動し、温度制御回路52Aはベース32の温度が中心温度TCになった時またはベース32の温度が中心温度TCになったと推定される時間経過後の半導体レーザ駆動電流ICを測定する。次に、温度制御回路52Aは下端温度TC−αを目標温度としてペルチェ素子駆動回路53Aに与え、ペルチェ素子駆動回路53Aはベース32の温度が下端温度TC−αになるようにペルチェ素子31を駆動し、温度制御回路52Aはベース32の温度が下端温度TC−αになった時またはベース32の温度が下端温度TC−αになったと推定される時間経過後の半導体レーザ駆動電流ILを測定する。なお、上記温度掃引の速度は、レーザ発振に影響を与えない速度とする。そして、ステップS3へ進む。
【0020】
ステップS3では、温度制御回路52Aは、図3に示すように、IL>ICかつIC≧IHであるときはステップS4へ進み、そうでないときはステップS5へ進む。
ステップS4では、温度制御回路52Aは、図4に示すように、中心温度TCを高温側へβだけシフトする。ここで、例えば、β=α/2である。そして、ステップS2に戻る。
【0021】
ステップS5では、温度制御回路52Aは、図5に示すように、IL≦ICかつIC<IHであるときはステップS6へ進み、そうでないときはステップS2に戻る。
ステップS6では、温度制御回路52Aは、図6に示すように、中心温度TCを低温側へβだけシフトする。そして、ステップS2に戻る。
【0022】
上記第1の実施形態に係るレーザ装置10では、ベース32を介して光学素子を温度掃引するが、APC回路51を働かせているため、平行光L15のパワーは一定に維持される。従って、一定の光出力でレーザ装置10を使用中に実施可能であり、使用を中断する必要がない。そして、ベース32上の光学素子は平均的に中心温度TCで動作することになるが、図4および図6から判るように、中心温度TCでの半導体レーザの駆動電流ICを最小にするように温度範囲を常にシフトするため、効率を最も高くすることが出来る。
【0023】
なお、光学素子に個々に温調素子を付設して、直接的に光学素子を温度掃引し、半導体レーザの駆動電流を最小にするように掃引温度範囲を常にシフトするようにしてもよい。
【0024】
−第2の実施形態−
図7は、第2の実施形態に係るレーザ装置20を示す構成図である。
このレーザ装置20は、半導体レーザ41と、コリメーティングレンズ42と、半導体レーザ41およびコリメーティングレンズ42をホルダにそれぞれ保持して載置したベース34と、ベース34の下面に当接したペルチェ素子33と、第1の実施形態に係るレーザ装置10と同じレーザ光学系と、レーザ光学系を載置したベース32と、ベース32の下面に当接したペルチェ素子31と、ペルチェ素子31,33の下面に当接した放熱フィン35と、制御部22とを具備している。
【0025】
ペルチェ素子33は、ベース34側から吸熱し、放熱フィン35側へ放熱することにより、ベース34を介して半導体レーザ41およびコリメーティングレンズ42の温度調節を行う。
【0026】
半導体レーザ41から出射されたレーザ光は、コリメーティングレンズ42で平行な励起光L41に整形され、フォーカシングレンズ11へ入射する。
フォーカシングレンズ11以下の光学系の動作は、第1の実施形態と同様である。
【0027】
制御部22は、光検出器14からの光検出信号W14に基づいて光検出信号W14の値が所定の値になるように半導体レーザ駆動電流W41を制御し平行光L15の強度を一定に維持するAPC回路51と、後述する温度制御回路52Bと、ペルチェ素子31を駆動するペルチェ素子駆動回路53Aと、ペルチェ素子駆動電流W33でペルチェ素子33を駆動するペルチェ素子駆動回路53Bとを含んでいる。
【0028】
温度制御回路52Bは、第1の実施形態と同様にペルチェ素子駆動回路53Aを駆動してベース32の温度掃引を行い、掃引温度範囲の中心温度での半導体レーザ41の駆動電流を最小にするようにペルチェ素子駆動回路53Aによるベース32の掃引温度範囲を常にシフトする。また、それと並行あるいは連続して、第1の実施形態と同様にペルチェ素子駆動回路53Bを駆動してベース34の温度掃引を行い、掃引温度範囲の中心温度での半導体レーザ41の駆動電流を最小にするようにペルチェ素子駆動回路53Bによるベース34の掃引温度範囲を常にシフトする。
【0029】
上記第2の実施形態に係るレーザ装置20では、ベース32を介して光学素子を温度掃引すると共にベース34を介して半導体レーザ41およびコリメーティングレンズ42を温度掃引するが、APC回路51を働かせているため、平行光L15のパワーは一定に維持される。従って、一定の光出力でレーザ装置20を使用中に実施可能であり、使用を中断する必要がない。そして、ベース32上の光学素子は平均的にベース32の掃引温度範囲の中心温度で動作することになるが、その中心温度での半導体レーザ41の駆動電流を最小にするようにベース32の掃引温度範囲を常にシフトするため、効率を最も高くすることが出来る。さらに、ベース34上の半導体レーザ41およびコリメーティングレンズ42は平均的にベース34の掃引温度範囲の中心温度で動作することになるが、その中心温度での半導体レーザ41の駆動電流を最小にするようにベース34の掃引温度範囲を常にシフトするため、効率をさらに向上することが出来る。
【0030】
なお、半導体レーザ41や光学素子に個々に温調素子を付設して、直接的に半導体レーザ41や光学素子を温度掃引し、半導体レーザ41の駆動電流を最小にするように掃引温度範囲を常にシフトするようにしてもよい。
【0031】
−第3の実施形態−
図8は、第3の実施形態に係るレーザ装置30を示す構成図である。
このレーザ装置30は、半導体レーザ41と、コリメーティングレンズ42と、半導体レーザ41およびコリメーティングレンズ42をホルダにそれぞれ保持して載置したベース34と、ベース34の下面に当接したペルチェ素子33と、後述するレーザ光学系と、レーザ光学系を載置したベース32と、ベース32の下面に当接したペルチェ素子31と、ペルチェ素子31,33の下面に当接した放熱フィン35と、レーザ光学系に含まれる非線形光学素子43に付設したペルチェ素子43aと、制御部23とを具備している。
【0032】
レーザ光学系は、フォーカシングレンズ11と、レーザ媒質12と、非線形光学素子43と、レーザミラー13と、光検出器14と、レンズ15とを、その光軸Axを一致させ、ホルダにそれぞれ保持してベース32上に載置されている。
【0033】
ペルチェ素子31は、ベース32側から吸熱し、放熱フィン35側へ放熱することにより、ベース32を介して光学素子の温度調節を行う。
ペルチェ素子33は、ベース34側から吸熱し、放熱フィン35側へ放熱することにより、ベース34を介して半導体レーザ41およびコリメーティングレンズ42の温度調節を行う。
ペルチェ素子43aは、非線形光学素子43の温度調節を行う。
【0034】
半導体レーザ41から出射されたレーザ光は、コリメーティングレンズ42で平行な励起光L41に整形され、フォーカシングレンズ11へ入射する。
フォーカシングレンズ11は、入射した励起光L41を、レーザ媒質12へ集光する。
レーザ媒質12の励起光L41側の端面12Rと、レーザミラー13のレーザ媒質側の端面13Rとの間で、レーザ共振器が構成されている。レーザ共振器で共振し、非線形光学素子43で第2高調波に変換された光は、レーザミラー13を透過し、光検出器14へ入射する。
【0035】
光検出器14は、図示せぬフォトダイオードとビームスプリッタからなる。ビームスプリッタは、光軸Ax中に挿入され、入射したレーザ光の大部分をそのまま透過し、その一部をフォトダイオードへ入射する。フォトダイオードは、入射したレーザ光の強度に対応した光検出信号W14を送出する。
光検出器14を透過したレーザ光は、レンズ15で、平行光L15に整形され、出力される。
【0036】
制御部23は、光検出器14からの光検出信号W14に基づいて光検出信号W14の値が所定の値になるように半導体レーザ駆動電流W41を制御し平行光L15の強度を一定に維持するAPC回路51と、後述する温度制御回路52Cと、ペルチェ素子31を駆動するペルチェ素子駆動回路53Aと、ペルチェ素子駆動電流W33でペルチェ素子33を駆動するペルチェ素子駆動回路53Bと、ペルチェ素子駆動電流W43でペルチェ素子43aを駆動するペルチェ素子駆動回路53Cとを含んでいる。
【0037】
温度制御回路52Cは、第1の実施形態と同様にペルチェ素子駆動回路53Aを駆動してベース32の温度掃引を行い、掃引温度範囲の中心温度での半導体レーザ41の駆動電流を最小にするようにペルチェ素子駆動回路53Aによるベース32の掃引温度範囲を常にシフトする。また、それと並行あるいは連続して、第1の実施形態と同様にペルチェ素子駆動回路53Bを駆動してベース34の温度掃引を行い、掃引温度範囲の中心温度での半導体レーザ41の駆動電流を最小にするようにペルチェ素子駆動回路53Bによるベース34の掃引温度範囲を常にシフトする。さらに、それらと並行あるいは連続して、第1の実施形態と同様にペルチェ素子駆動回路53Cを駆動して非線形光学素子43の温度掃引を行い、掃引温度範囲の中心温度での半導体レーザ41の駆動電流を最小にするようにペルチェ素子駆動回路53Cによる非線形光学素子43の掃引温度範囲を常にシフトする。
【0038】
上記第3の実施形態に係るレーザ装置30では、ベース32を介して光学素子を温度掃引し、ベース34を介して半導体レーザ41およびコリメーティングレンズ42を温度掃引し、非線形光学素子43を直接的に温度掃引するが、APC回路51を働かせているため、平行光L15のパワーは一定に維持される。従って、一定の光出力でレーザ装置30を使用中に実施可能であり、使用を中断する必要がない。そして、ベース32上の光学素子は平均的にベース32の掃引温度範囲の中心温度で動作することになるが、その中心温度での半導体レーザ41の駆動電流を最小にするようにベース32の掃引温度範囲を常にシフトするため、効率を最も高くすることが出来る。また、ベース34上の半導体レーザ41およびコリメーティングレンズ42は平均的にベース34の掃引温度範囲の中心温度で動作することになるが、その中心温度での半導体レーザ41の駆動電流を最小にするようにベース34の掃引温度範囲を常にシフトするため、効率をより向上することが出来る。さらに、非線形光学素子43は平均的にその掃引温度範囲の中心温度で動作することになるが、その中心温度での半導体レーザ41の駆動電流を最小にするように掃引温度範囲を常にシフトするため、効率をさらに向上することが出来る。
【0039】
−第4の実施形態−
図9は、第4の実施形態に係るレーザ装置40を示す構成図である。
このレーザ装置40は、半導体レーザ41と、コリメーティングレンズ42と、半導体レーザ41およびコリメーティングレンズ42をホルダにそれぞれ保持して載置したベース34と、ベース34の下面に当接したペルチェ素子33と、後述するレーザ光学系と、レーザ光学系を載置したベース32と、ベース32の下面に当接したペルチェ素子31と、ペルチェ素子31,33の下面に当接した放熱フィン35と、レーザ光学系に含まれる非線形光学素子43に付設したペルチェ素子43aと、レーザ光学系に含まれる波長選択素子44に付設したペルチェ素子44aと、制御部24とを具備している。
【0040】
レーザ光学系は、フォーカシングレンズ11と、レーザ媒質12と、非線形光学素子43と、波長選択素子44と、レーザミラー13と、光検出器14と、レンズ15とを、その光軸Axを一致させ、ホルダにそれぞれ保持してベース32上に載置されている。
【0041】
ペルチェ素子31は、ベース32側から吸熱し、放熱フィン35側へ放熱することにより、ベース32を介して光学素子の温度調節を行う。
ペルチェ素子33は、ベース34側から吸熱し、放熱フィン35側へ放熱することにより、ベース34を介して半導体レーザ41およびコリメーティングレンズ42の温度調節を行う。
ペルチェ素子43aは、非線形光学素子43の温度調節を行う。
ペルチェ素子44aは、波長選択素子44の温度調節を行う。
【0042】
半導体レーザ41から出射されたレーザ光は、コリメーティングレンズ42で平行な励起光L41に整形され、フォーカシングレンズ11へ入射する。
フォーカシングレンズ11は、入射した励起光L41を、レーザ媒質12へ集光する。
レーザ媒質12の励起光L41側の端面12Rと、レーザミラー13のレーザ媒質側の端面13Rとの間で、レーザ共振器が構成されている。レーザ共振器で共振し、非線形光学素子43で第2高調波に変換され、波長選択素子44で単一縦モードにされた光は、レーザミラー13を透過し、光検出器14へ入射する。
【0043】
光検出器14は、図示せぬフォトダイオードとビームスプリッタからなる。ビームスプリッタは、光軸Ax中に挿入され、入射したレーザ光の大部分をそのまま透過し、その一部をフォトダイオードへ入射する。フォトダイオードは、入射したレーザ光の強度に対応した光検出信号W14を送出する。
光検出器14を透過したレーザ光は、レンズ15で、平行光L15に整形され、出力される。
【0044】
制御部24は、光検出器14からの光検出信号W14に基づいて光検出信号W14の値が所定の値になるように半導体レーザ駆動電流W41を制御し平行光L15の強度を一定に維持するAPC回路51と、後述する温度制御回路52Dと、ペルチェ素子31を駆動するペルチェ素子駆動回路53Aと、ペルチェ素子駆動電流W33でペルチェ素子33を駆動するペルチェ素子駆動回路53Bと、ペルチェ素子駆動電流W43でペルチェ素子43aを駆動するペルチェ素子駆動回路53Cと、ペルチェ素子駆動電流W44でペルチェ素子44aを駆動するペルチェ素子駆動回路53Dとを含んでいる。
【0045】
温度制御回路52Dは、第1の実施形態と同様にペルチェ素子駆動回路53Aを駆動してベース32の温度掃引を行い、掃引温度範囲の中心温度での半導体レーザ41の駆動電流を最小にするようにペルチェ素子駆動回路53Aによるベース32の掃引温度範囲を常にシフトする。また、それと並行あるいは連続して、第1の実施形態と同様にペルチェ素子駆動回路53Bを駆動してベース34の温度掃引を行い、掃引温度範囲の中心温度での半導体レーザ41の駆動電流を最小にするようにペルチェ素子駆動回路53Bによるベース34の掃引温度範囲を常にシフトする。また、それらと並行あるいは連続して、第1の実施形態と同様にペルチェ素子駆動回路53Cを駆動して非線形光学素子43の温度掃引を行い、掃引温度範囲の中心温度での半導体レーザ41の駆動電流を最小にするようにペルチェ素子駆動回路53Cによる非線形光学素子43の掃引温度範囲を常にシフトする。さらに、それらと並行あるいは連続して、第1の実施形態と同様にペルチェ素子駆動回路53Dを駆動して波長選択素子44の温度掃引を行い、掃引温度範囲の中心温度での半導体レーザ41の駆動電流を最小にするようにペルチェ素子駆動回路53Dによる波長選択素子44の掃引温度範囲を常にシフトする。
【0046】
上記第4の実施形態に係るレーザ装置40では、ベース32を介して光学素子を温度掃引し、ベース34を介して半導体レーザ41およびコリメーティングレンズ42を温度掃引し、非線形光学素子43を直接的に温度掃引し、波長選択素子44を直接的に温度掃引するが、APC回路51を働かせているため、平行光L15のパワーは一定に維持される。従って、一定の光出力でレーザ装置40を使用中に実施可能であり、使用を中断する必要がない。そして、ベース32上の光学素子は平均的にベース32の掃引温度範囲の中心温度で動作することになるが、その中心温度での半導体レーザ41の駆動電流を最小にするようにベース32の掃引温度範囲を常にシフトするため、効率を最も高くすることが出来る。また、ベース34上の半導体レーザ41およびコリメーティングレンズ42は平均的にベース34の掃引温度範囲の中心温度で動作することになるが、その中心温度での半導体レーザ41の駆動電流を最小にするようにベース34の掃引温度範囲を常にシフトするため、効率をより向上することが出来る。また、非線形光学素子43は平均的にその掃引温度範囲の中心温度で動作することになるが、その中心温度での半導体レーザ41の駆動電流を最小にするように掃引温度範囲を常にシフトするため、効率をより向上することが出来る。さらに、波長選択素子44は平均的にその掃引温度範囲の中心温度で動作することになるが、その中心温度での半導体レーザ41の駆動電流を最小にするように掃引温度範囲を常にシフトするため、効率をさらに向上することが出来る。
【0047】
−他の実施形態−
(1)第2の実施形態〜第4の実施形態は、複数の温度制御を同時に行っているが、複数の温度制御のうちの一部を選択して、その選択した一部の温度制御だけを行ってもよい。
(2)上記説明における「半導体レーザ41の駆動電流」を「出力光L15のノイズ」に置換すると、「光学素子を温度掃引しながら出力光L15のノイズを測定し、ノイズを最小にするように掃引温度範囲を常にシフトする温度制御」を行うことが出来る。この温度制御を、本発明に係る「光学素子を温度掃引しながら半導体レーザ41の駆動電流を測定し、半導体レーザ41の駆動電流を最小にするように掃引温度範囲を常にシフトする温度制御」と同時に、又は、選択的に行ってもよい。
【0048】
【発明の効果】
本発明のレーザ装置によれば、一定の光出力を維持した上で、半導体レーザや光学素子を温度掃引し、半導体レーザの駆動電流を最小にするように掃引温度範囲を常にシフトするため、半導体レーザや光学素子の特性が環境温度変動に依存して変化したり経時変化しても、常に効率を最も高くすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るレーザ装置を示す構成図である。
【図2】第1の実施形態に係る温度制御処理を示すフローチャートである。
【図3】掃引温度範囲を高温側へシフトする条件を示す説明図である。
【図4】掃引温度範囲を高温側へシフトした状態を示す説明図である。
【図5】掃引温度範囲を低温側へシフトする条件を示す説明図である。
【図6】掃引温度範囲を低温側へシフトした状態を示す説明図である。
【図7】第2の実施形態に係るレーザ装置を示す構成図である。
【図8】第3の実施形態に係るレーザ装置を示す構成図である。
【図9】第4の実施形態に係るレーザ装置を示す構成図である。
【符号の説明】
10,20,30,40 レーザ装置
11 フォーカシングレンズ
12 レーザ媒質
13 レーザミラー
14 光検出器
15 レンズ
21,22,23,24 制御部
31,33,43a,44a ペルチェ素子
32 レーザ共振器ベース
34 半導体レーザ用ベース
35 放熱フィン
41 半導体レーザ
42 コリメーティングレンズ
43 非線形光学素子
44 波長選択素子
51 APC回路
52A,52B,52C,52D 温度制御回路
53A,53B,53C,53D ペルチェ素子駆動回路
L41 励起光
L15 平行光
W14 光検出信号
W31,W33,W43,W44 ペルチェ素子駆動電流
W41 半導体レーザ駆動電流

Claims (5)

  1. 励起光を出射する半導体レーザと、前記励起光が入射するとレーザ発振を行いレーザ光を出射するレーザ光学系と、前記レーザ光の強度が一定になるように前記半導体レーザを制御するオートパワーコントロール手段と、前記半導体レーザおよび前記レーザ光学系に含まれる光学素子の中の少なくとも1つの両方または一方を所定の温度範囲で温度掃引する温度掃引手段と、前記温度掃引手段による温度掃引を繰り返しながら前記半導体レーザの駆動電流を検出し前記温度範囲の中心温度での前記半導体レーザの駆動電流が前記温度範囲の下端温度での前記半導体レーザの駆動電流および前記温度範囲の上端温度での前記半導体レーザの駆動電流より大きくならないように前記温度範囲をシフトする制御手段とを具備したレーザ装置であって、前記制御手段は、前記温度範囲の中心温度での前記半導体レーザの駆動電流をICとし、前記温度範囲の下端温度での前記半導体レーザの駆動電流をILとし、前記温度範囲の上端温度での前記半導体レーザの駆動電流をIHとするとき、IL>ICかつIC≧IHであるときは温度範囲を高温側へシフトし、IL≦ICかつIC<IHであるときは温度範囲を低温側へシフトし、それら以外のときは温度範囲をシフトしないことを特徴とするレーザ装置。
  2. 請求項1に記載のレーザ装置において、前記温度掃引手段は、前記レーザ光学系を載置したベースに付設した温調手段により前記光学素子を温度掃引することを特徴とするレーザ装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のレーザ装置において、前記温度掃引手段は、前記半導体レーザを載置したベースに付設した温調手段により前記半導体レーザを温度掃引することを特徴とするレーザ装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のレーザ装置において、前記レーザ光学系はレーザ光の波長を変換する非線形光学素子を含み、前記温度掃引手段は前記非線形光学素子に付設した温調手段により前記非線形光学素子を温度掃引することを特徴とするレーザ装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のレーザ装置において、前記レーザ光学系はレーザ光を縦シングルモードにする波長選択素子を含み、前記温度掃引手段は前記波長選択素子に付設した温調手段により前記波長選択素子を温度掃引することを特徴とするレーザ装置。
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