JP2003273440A - レーザモジュール - Google Patents
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Abstract
を実現するレーザモジュールを提供する。 【解決手段】 温度が一定に制御される第1サーモモジ
ュール61上に、高熱伝導性を有する熱伝導体70を配
置し、半導体レーザ素子20と熱伝導体70との間に小
型の第2サーモモジュール62を設ける。これにより、
第2サーモモジュール62の温度制御範囲を広げ、結果
的に半導体レーザ素子20の波長可変範囲を広げること
が可能になるとともに、第2サーモモジュール62によ
る局所的な発熱が熱伝導体70によって吸収かつ分散さ
れ、第2サーモモジュール62による半導体レーザ素子
20の温度調節が短時間かつ低消費電力で可能になる。
Description
れる半導体レーザモジュール、特に波長分割多重システ
ム(WDM:Wavelength Division Multiplexing Syste
m)に利用される光信号送信用もしくは励起光源用のレ
ーザモジュールに関する。
せることによって大きなレーザ出力パワーを得ることが
できるが、一般に、その注入電流に比例して素子自体の
発熱量も増大する。熱の増大は、半導体レーザ素子を構
成する半導体層や光学部品の特性に影響を及ぼし、実際
に出力されるレーザ出力の波長が所望の波長からずれた
り、素子の寿命を縮めるといった種々の不具合を生じさ
せる。
半導体レーザ素子では、光信号の波長が長期に亘って安
定していることが求められ、波長制御を精確に行なう必
要がある。そのため、半導体レーザ素子が組み込まれた
レーザモジュール内において、波長モニタの機能を設け
る技術が公知となっている。
ザ出射方向における側面断面図である。図11におい
て、従来のレーザモジュール200は、パッケージ10
1の開口部、すなわち光射出部に、光ファイバ11を保
持するためのフェルール12を設けている。また、パッ
ケージ101の底面上には、サーモモジュール65とサ
ーモモジュール66が近接配置されている。サーモモジ
ュール65とサーモモジュール66は、通電させる電流
の大きさおよび向きによってその表面の加熱および冷却
が可能な装置であり、ペルチェ素子等で構成される。
ステン等で作製されたベース81が載置され、さらにそ
の上に、半導体レーザ素子20が搭載されたサブマウン
ト34と、半導体レーザ素子20の前側端面から出力さ
れたレーザ光を光ファイバ11に結合する集光レンズ3
3と、光ファイバ11側からの反射戻り光を阻止するた
めの光アイソレータ32と、半導体レーザ素子20の後
側端面から出力されたモニタ用のレーザ光を平行にする
平行レンズ35とが設けられる。以下、ベース81、集
光レンズ33、サブマウント34および平行レンズ35
を含む部分をレーザ部と称する。
W等で作製されたベース80が載置され、さらにその上
に、半導体レーザ素子20の後側端面から出力されたモ
ニタ用のレーザ光を所定の角度で2方向に分岐させるプ
リズム51と、プリズム51によって分岐された光の一
方を入射する光フィルタ52と、サブマウント53とが
設けられる。また、サブマウント53の前面(レーザ出
射方向面)には、プリズム51によって分岐された光の
他方を受光する第1光検出器41と、光フィルタ52を
透過した光を受光する第2光検出器42とが、同一平面
上に設けられている。なお、第1光検出器41および第
2光検出器42としては、フォトダイオードが用いられ
る。
フィルタ52の温度をモニタするサーミスタ54が設け
られている。以下、ベース50およびベース50上に設
けられる上記各構成要素を含む部分を波長モニタ部と称
する。
た構成において、サーモモジュール65およびサーモモ
ジュール66の温度制御を行なうことにより、安定なレ
ーザ発振を実現している。以下に、このレーザモジュー
ル200における温度制御について簡単に説明する。ま
ず、半導体レーザ素子20の後側端面から出力されたモ
ニタ用のレーザ光は、平行レンズ35を経て、プリズム
51によって2方向に分岐される。
は、第1光検出器41によって電流に変換され、図示し
ない電流−電圧変換部において参照電圧として用いられ
る。また、プリズム51によって分岐された他方の光
は、光フィルタ52を通過し、第2光検出器42によっ
て電流に変換され、図示しない電流−電圧変換部におい
て信号電圧として用いられる。ここで、光フィルタ52
は、入射した光の波長に対して透過率の異なる特性を有
しており、例えばエタロンで形成される。よって、所望
の波長の光が光フィルタ52を経ることで得られる信号
電圧と、上記参照電圧との差分を基準電圧差とすると、
実際の参照電圧と信号電圧との電圧差を上記した基準電
圧差と比較することにより、波長のずれがわかることに
なる。
の温度を変化させることで補正できるので、そのずれを
補正するには、半導体レーザ素子20下部のサブマウン
ト34の温度を調節(冷却または加熱)すればよい。そ
こで、図示しない制御部は、上記比較によって得られた
波長のずれを示す電圧を、サーモモジュール65の温度
を制御する制御電圧として用い、サーモモジュール65
を温度調節器として動作させる。これにより、半導体レ
ーザ素子20は、サーモモジュール65、ベース30お
よびサブマウント34を介して温度調節され、波長変化
を抑制するように、すなわち所望の波長のレーザ光が出
力されるようにフィードバック制御される(以下、この
制御された状態を波長ロッキングと称する。)。
タ52は、温度に依存して特性が変化するため、その温
度を一定にしておくことが好ましい。そこで、図示しな
い制御部は、所望の温度とサーミスタ54によって検出
された温度との差分を演算し、その差分に相当する電圧
を制御電圧としてサーモモジュール66の温度を制御す
る。これにより、光フィルタ52は、サーモモジュール
66およびベース50を介して加熱または冷却され、所
望の温度に安定する。
温度に依存するという特性を積極的に利用して、発振波
長を制御することのできる、いわゆる波長可変型レーザ
モジュールが知られている。ところが、図11に示した
構成では、半導体レーザ素子20の温度は、サーモモジ
ュール65のみによって制御されるため、波長可変範
囲、すなわち温度制御範囲が十分でないという問題があ
った。そこで、その問題を解決するために、特願200
2−057043の「レーザモジュール」によれば、サ
ーモモジュールを二段構成にし、上段のサーモモジュー
ルと下段のサーモモジュールを別々に温度制御すること
で、上段のサーモモジュール上に配置される半導体レー
ザ素子の温度制御範囲の拡大、すなわち波長可変範囲の
拡大を実現させている。
ェ素子等の電熱変換素子で形成されるサーモモジュール
は、半導体レーザ素子が搭載される上面と下面との間で
熱移動を実現しているに過ぎないため、半導体レーザ素
子を十分に冷却させることは、同時にその下面の温度を
上昇させることになる。サーモモジュールの下面は、通
常、パッケージ底面に接しているため、結局、その温度
上昇はパッケージの温度を上昇させることになる。すな
わち、パッケージ内部の温度は、半導体レーザ素子等の
被冷却部材の発熱に加え、パッケージ自体の熱によって
上昇してしまう。結局、レーザモジュールのパッケージ
内では、対流、放射、伝導(うち主として対流)によっ
て半導体レーザ素子に熱が流入し続けるという熱サイク
ルが生じ、サーモモジュールは、被冷却部材を所定の温
度に保つために熱を奪い続けなければならないことにな
る。
体レーザ素子のみではなく波長モニタ部上の光学部材等
を含んでいるので、冷却能力の大きなサーモモジュール
が要求される。冷却能力の大きなサーモモジュールほ
ど、その冷却能力を最大限に引き出した場合には当然に
その下面で発生する発熱は大きくなり、パッケージから
半導体レーザ素子に流入する熱量も大きくなる。例え
ば、半導体レーザ素子の発熱量が0.1W程度であると
き、パッケージから被冷却部材に流入する熱は1Wを超
えることがある。
は、パッケージと被冷却部材の温度差が大きいほど大き
くなるので、特に、上記した波長可変型レーザモジュー
ルにおいて、波長可変範囲を広げるために半導体レーザ
素子の温度制御範囲を低温側に広げようとすると、半導
体レーザ素子自身の発熱量よりもパッケージから流入す
る熱量の方がその何倍も大きくなり、サーモモジュール
が奪わなければならない熱量が急激に増大する。サーモ
モジュールによって奪うことが可能な熱量は、そのサー
モモジュールの冷却能力によって決まるので、必然と制
御可能な半導体レーザ素子の温度範囲が制限され、これ
は、波長可変範囲を広げることができないという問題と
なる。また、上記したような大きな温度差が生じた状態
では、冷却に要するサーモモジュールの電力をも増大さ
せてしまう。
ーザモジュールの発熱量が増大すると、パッケージ外部
の気中への熱放散が困難になる。この熱放散は、レーザ
モジュールまたはそれを含む光通信用機器に、放熱のた
めの大きなフィンを設けることである程度実現できる
が、大きなフィンの存在は、レーザモジュールと他機器
との集積度を低下させるという新たな問題を生じさせ
る。
した二段構成のサーモモジュールを備えたレーザモジュ
ールによってある程度達成することはできるが、上段の
サーモモジュールとして下段のサーモモジュールより小
さなサイズのものを用いた場合、上段のサーモモジュー
ルの下面と下段のサーモモジュールの上面との間に大き
な温度差が生じた際に、上段のサーモモジュールから排
出される熱が下段のサーモモジュールの一部に局所的に
流入し、下段のサーモモジュールの吸熱効率が悪くな
り、結果として消費電力が大きくとなるという問題があ
った。
を主因として、半導体レーザ素子がサーモモジュールに
よって設定された目標温度で安定するまでに、数十秒か
ら数分程度の長い時間を要し、レーザモジュールの起動
後や波長変更後に短時間で安定した発振動作へと移行す
るのが困難であるという問題があった。
て、半導体レーザ素子の温度制御可能な範囲を拡大、す
なわち発振波長の可変範囲の拡大を実現するとともに、
サーモモジュールの低消費電力化と容易な放熱を実現
し、高密度実装をも可能にしたレーザモジュールを提供
することを目的とする。
り替え後において安定動作に至るまでの時間を短縮させ
ることができるレーザモジュールを提供することを目的
とする。
に、請求項1にかかるレーザモジュールは、第1の温度
調節部と、前記第1の温度調節部上に設けられた高熱伝
導性を有する熱伝導体と、前記熱伝導体上に設けられた
第2の温度調節部と、前記第2の温度調節部上に設けら
れた半導体レーザ素子と、を備えたことを特徴としてい
る。
度調節を行なうための第2の温度調節部の下面で生じた
熱を、高熱伝導性を有する熱伝導体によって第1の温度
調節部上の全面に亘って効率良く放散させることができ
る。
は、上記の発明において、前記第2の温度調節部上に設
けられるとともに、前記半導体レーザ素子の温度を計測
する温度計測部を備えたことを特徴としている。
は、上記の発明において、前記第2の温度調節部と前記
半導体レーザ素子との間に配置される別の熱伝導体を備
えたことを特徴としている。
じた熱を、高熱伝導性を有する別の熱伝導体によって第
2の温度調節部上の全面に亘って効率良く放散させるこ
とができる。
は、上記の発明において、前記別の熱伝導体上に設けら
れるとともに、前記半導体レーザ素子の温度を計測する
温度計測部を備えたことを特徴としている。
は、上記の発明において、前記第1の温度調節部が、並
置された複数の温度調節部によって構成され、前記熱伝
導体は、当該各温度調節部間で共有されるように配置さ
れたことを特徴としている。
は、上記の発明において、前記第1の温度調節部が、下
段と上段の関係を有する複数の温度調節部によって構成
されたことを特徴としている。
は、上記の発明において、前記熱伝導体上に設けられる
とともに、前記半導体レーザ素子から出力されたレーザ
光の波長変化を検出する波長モニタ部を備えたことを特
徴としている。
は、上記の発明において、前記第1の温度調節部の下段
に位置する温度調節部上に設けられるとともに、前記半
導体レーザ素子から出力されたレーザ光の波長変化を検
出する波長モニタ部を備えたことを特徴としている。
は、上記の発明において、前記第2の温度調節部が、下
段と上段の関係を有する複数の温度調節部によって構成
されたことを特徴としている。
ルは、上記の発明において、上段に位置する温度調節部
の温度調節能力が、下段に位置する温度調節部の温度調
節能力よりも低いことを特徴としている。
ルは、上記の発明において、前記熱伝導体が、下段と上
段の関係を有する複数の熱伝導体によって構成されたこ
とを特徴としている。
ルは、上記の発明において、上段に位置する熱伝導体の
熱伝導能力が、下段に位置する熱伝導体の熱伝導能力よ
りも低いことを特徴としている。
ルは、上記の発明において、前記熱伝導体が、130W
/m・K以上の熱伝導率を有することを特徴としてい
る。
ルは、上記の発明において、前記熱伝導体が、100μ
m以上の厚さを有することを特徴としている。
ジュールの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明す
る。なお、この実施の形態により本発明が限定されるも
のではない。
かるレーザモジュールについて説明する。実施の形態1
にかかるレーザモジュールは、パッケージの底面から順
に、第1サーモモジュール、熱伝導体、第2サーモモジ
ュール、半導体レーザ素子を配置したことを特徴として
いる。
ュールのレーザ出射方向における側面断面図である。な
お、図1において、図11と共通する部分には同一の符
号を付してその説明を省略する。図1に示すレーザモジ
ュール100は、パッケージ101の底面上に第1サー
モモジュール61のみが配置される点と、第1サーモモ
ジュール61上の全面に接して熱伝導体70が配置され
る点と、光アイソレータ32、集光レンズ33、平行レ
ンズ35、プリズム51、光フィルタ52およびサブマ
ウント53に加えて、サブマウント34に置換される第
2サーモモジュール62がその熱伝導体70上に配置さ
れる点と、半導体レーザ素子20が第2サーモモジュー
ル62上に配置される点が、図11に示すレーザモジュ
ール200と異なる。
置される従来のベースと同様な形状であり、ダイヤモン
ド、アルミニウム、アルミニウム合金、グラファイト、
銅、銅合金、銅−タングステン、窒化アルミ、アルミン
シリコンカーバイド、窒化ホウ素のような熱伝導率の高
い材料で形成される。特に、熱伝導体70としては、熱
伝導率が130W/m・K以上となる材料で形成され、
100μm以上の厚さを有するのが好ましい。なお、こ
れら材料は、従来のレーザモジュールにおいても、ベー
ス、サブマウント、キャリア、ヒートシンクなどの名称
で呼ばれる部材で使用される材料、または使用すること
ができる材料として知られているが、本実施の形態で
は、後述する第2サーモモジュールの使用と関連して、
その目的が従来とは異なっている。その目的については
後述する。
配置された半導体レーザ素子20の温度調節を行なうた
めのものであり、半導体レーザ素子20への熱伝導効率
と低消費電力の観点から、第1サーモモジュール61よ
りも大きさが小さいことが望ましい。結果的には、第2
サーモモジュール62として、第1サーモモジュール6
1の温度調節能力よりも低いものを使用する。また、特
に、図1に示すように、一方の側面が半導体レーザ素子
20の前側端面と同一の平面に一致し、かつ他方の側面
が半導体レーザ素子20の後側端面と同一の平面に一致
するような位置関係となる形状と大きさであることがよ
り好ましい。その理由は、半導体レーザ素子20の前側
端面の直前または後側端面の直後に半導体レーザ素子2
0の下面に接する面が存在すると、それら端面から出射
されたレーザ光の一部がその面で反射され、光結合効率
の低下や波長モニタの動作の乱れなどを招くからであ
る。
には第2サーモモジュール62とともに集光レンズ33
等の他の部品を配置させる必要があることから、第2サ
ーモモジュール62の大きさは第1サーモモジュール6
1よりも小さくなる。さらに、第2サーモモジュール6
2としては、図11に示した第1サーモモジュール65
や第2サーモモジュール66等と同様なペルチェ素子配
置構造を単に小型化して採用することもできるが、絶縁
基板の上に直接電極と熱電材料ウエハを形成し、熱電材
料を切断後櫛状に部分的に除去したものを二枚形成し、
勘合させるような形で貼り合わせる手法によって形成さ
れた構造を採用することもできる。他にも、基板上にス
パッタリングや蒸着などで熱電材料を成長させる手法に
よって形成された薄型構造を採用してもよい。
ュールのレーザ出射方向における上面断面図である。図
2に示すように、サブマウント53の前面(レーザ出射
方向面)には、プリズム51によって分岐された光の一
方を受光する第1光検出器41と、光フィルタ52を透
過した光を受光する第2光検出器42とが同一平面上に
設けられている。なお、光フィルタ52はエタロンで形
成されている。
ける温度制御について説明する。図3は、実施の形態1
にかかるレーザモジュールの動作を説明するための説明
図である。まず、図3に示す第1制御部91は、サーミ
スタ54から出力された信号を入力することで、光フィ
ルタ52の温度を検出する。そして、第1制御部91
は、所望の温度とサーミスタ54によって検出された温
度との差分を演算し、その差分に相当する電圧を制御電
圧として第1サーモモジュール61の温度を一定に制御
する。これにより、光フィルタ52は、第1サーモモジ
ュール61および熱伝導体70を介して加熱または冷却
され、上記した所望の温度に安定する。すなわち、光フ
ィルタ52の波長弁別特性を安定させることができる。
有するため、第1サーモモジュール61と光フィルタ5
2との間における熱伝導は、迅速かつ低損失なものとな
り、光フィルタ52を所定の波長弁別特性で素早く安定
させることができる。また、第1サーモモジュール61
の冷却駆動によってパッケージ101の温度が上昇し、
パッケージ101から熱伝導体70およびその熱伝導体
70上に配置された各部品へと熱が流入するが、熱伝導
体70の高い熱伝導性のために、その熱は第1サーモモ
ジュール61の上面全体に亘って素早く広がり、高効率
で冷却させることが可能になる。
側端面から出力されたモニタ用のレーザ光は、平行レン
ズ35を経た後、プリズム51に異なる傾斜角度で形成
された2つの傾斜面に入射されることによって第1光検
出器41と第2光検出器42に向けて2方向に分岐され
る。プリズム51によって分岐された一方の光は、第1
光検出器41によって電流に変換された後、図3に示す
第2制御部92に入力される。また、プリズム51によ
って分岐された他方の光は、光フィルタ52を通過した
後、第2光検出器42によって電流に変換され、図3に
示す第2制御部92に入力される。
ら入力された電流を電圧に変換し、参照電圧として用
い、第2光検出器42から入力された電流を電圧に変換
して、信号電圧として用いる。ここで、第2制御部92
は、上記したように選択された所望の波長の光が光フィ
ルタ52を経ることで本来得られる信号電圧と、その波
長の光が発振される際の上記参照電圧との差分を基準電
圧差として記憶している。これにより、第2制御部92
は、実際の参照電圧と信号電圧との電圧差を上記した基
準電圧差と比較することで、波長のずれを検出すること
ができる。
れを示す電圧に基づいて、第2サーモモジュール62の
温度を制御する。これにより、半導体レーザ素子20
は、冷却または加熱され、上記したように選択された所
望の波長に対して、波長ロッキングが行なわれる。特
に、第2サーモモジュール62は、熱伝導体70を介し
て下方に位置する第1サーモモジュール61の温度が上
記したように一定に制御されていることから、環境温度
やパッケージの温度に左右されず、その温度制御範囲を
従来に比べて飛躍的に大きくすることができる。
動によってその下面の温度が上昇するが、下段に位置す
る熱伝導体70の高い熱伝導性のために、第2サーモモ
ジュール62の下面の熱は、第1サーモモジュール61
の上面全体に亘って素早く広がり、高効率に冷却され
る。これにより、第2サーモモジュール62の下面の熱
は第1サーモモジュール61の上面の一部に局所的に流
入すること、すなわち従来の二段構成のサーモモジュー
ルを備えたレーザモジュールにおける問題が解消され
る。
第1光検出器41から出力された信号に基づいて、レー
ザ出力が一定となるように半導体レーザ素子20の注入
電流を制御する。
かるレーザモジュールによれば、温度が一定に制御され
る第1サーモモジュール61上に、高熱伝導性を有する
熱伝導体70を配置し、半導体レーザ素子20と熱伝導
体70との間に小型の第2サーモモジュール62を設け
ているので、第2サーモモジュール62の温度制御範囲
を広げ、結果的に半導体レーザ素子20の波長可変範囲
を広げることが可能になるとともに、第2サーモモジュ
ール62による局所的な発熱が熱伝導体70によって吸
収かつ分散され、第2サーモモジュール62による半導
体レーザ素子20の温度調節が短時間かつ低消費電力で
可能になる。また、パッケージ101から流入してくる
熱も熱伝導体70によって吸収かつ分散されるので、被
冷却部材から第2サーモモジュール62への吸熱が短時
間かつ低消費電力で可能になる。
節対象が半導体レーザ素子20に限定されているので、
第2サーモモジュール62の大きさを小さくすることが
でき、パッケージ101から第2サーモモジュール62
に流入する熱を最小にすることができ、半導体レーザ素
子20の迅速な温度調節と低消費電力化が実現される。
また、実施の形態1にかかるレーザモジュールは、上記
したように第1サーモモジュール61および第2サーモ
モジュール62による放熱が効率的に行なえるので、従
来のような放熱フィンを不要とし、他機器との間での高
密度実装をも可能にする。
0では、第1サーモモジュール61と第2サーモモジュ
ール62との間に、一つの熱伝導体70を配置するとし
たが、例えば、熱伝導体70の上にさらに小型の熱伝導
体を配置し、その小型の熱伝導体上に第2サーモモジュ
ール62を配置するように、熱伝導体を多段構成にする
こともできる。この場合、上段の熱伝導体の熱伝導能力
よりも下段の熱伝導体の熱伝導能力の方が大きいことが
好ましい。
ーモモジュール62を、例えば一定の電流値で駆動させ
た上で、第1サーモモジュール61によって熱伝導体7
0の温度を変えることで、結果として第2サーモモジュ
ール62上に搭載された半導体レーザ素子20の温度を
変えることもできる。また、第1サーモモジュール61
と第2サーモモジュール62の駆動電流を同時に制御し
て、消費電力が最低となる条件で駆動させることも可能
である。
1、光フィルタ52、サーミスタ54、第1光検出器4
1および第2光検出器42等から構成される波長モニタ
部を示したが、プリズム51に替えて他のビームスプリ
ッタ、例えばハーフミラーを配置し、そのハーフミラー
における透過光と反射光をそれぞれ別サブマウント上に
設けられた第1光検出器41および第2光検出器42で
受光するようにしてもよく、また、その他の公知の波長
モニタ構成を採用することもできる。
かかるレーザモジュールについて説明する。実施の形態
2にかかるレーザモジュールは、上述した実施の形態1
において、さらに半導体レーザ素子20の温度を計測
し、その計測結果に基づいて第2サーモモジュール62
を制御することを特徴としている。
ュールのレーザ出射方向における上面断面図である。ま
た、図5は、実施の形態2にかかるレーザモジュールの
動作を説明するための説明図である。なお、図4および
図5において、図2および図3と共通する部分には同一
の符号を付し、それらの説明を省略する。図4に示すレ
ーザモジュール110は、第2サーモモジュール62上
に、半導体レーザ素子20に加えて、その半導体レーザ
素子20の温度を計測するサーミスタ21が設けられた
点が図4と異なる。ここで、以下の説明において、光フ
ィルタ52の温度を計測するためのサーミスタ54を第
1サーミスタ54と称し、半導体レーザ素子20の温度
を計測するためのサーミスタ21を第2サーミスタ21
と称する。
92が、第1光検出器41と第2光検出器42から得ら
れる信号に加え、第2サーミスタ21から得られる信号
を入力する点が図3と異なる。すなわち、第2制御部9
2は、第2サーミスタ21から出力された信号を入力す
ることで、半導体レーザ素子20の温度を検出する。第
2制御部92には、半導体レーザ素子20の温度と発振
する波長との関係が記憶されており、その関係に基づい
て、所望の波長が選択されるようにあらかじめ目標の温
度が設定されている。これにより、第2制御部92は、
その目標の温度となるように第2サーモモジュール62
を制御する。ここで、第2制御部92は、実施の形態1
で説明したように、第1光検出器41と第2光検出器4
2から得られる信号に基づいて波長のずれも検出し、そ
のずれに基づいて半導体レーザ素子20の温度を微調整
する。このように、半導体レーザ素子20の温度が、ま
ず、第2サーミスタ21から得られる温度測定結果に基
づいて粗調整されるので、2段階で行なわれるので、第
1光検出器41と第2光検出器42から得られた信号に
よる微調整を小さくすることができ、迅速な波長ロッキ
ングが可能となる。
かるレーザモジュールによれば、半導体レーザ素子20
の温度の計測結果に基づいて波長ロッキングを行なう構
成に対しても、実施の形態1と特徴となる構成、すなわ
ち第1サーモモジュール61と第2サーモモジュール6
2との間に高熱伝導性を有する熱伝導体70を介在させ
る構成を適用することができ、実施の形態1で得られる
同様な効果を享受することができる。
かかるレーザモジュールについて説明する。実施の形態
3にかかるレーザモジュールは、並置された複数のサー
モモジュールの上面間において、高熱伝導性を有する熱
伝導体が共有するように配置されることを特徴としてい
る。
ュールのレーザ出射方向における側面断面図である。な
お、図6において、図1と共通する部分には同一の符号
を付してその説明を省略する。図6に示すレーザモジュ
ール120は、熱伝導体70の下に、2つのサーモモジ
ュール65とサーモモジュール66が配置された点が、
図1と異なる。換言すれば、サーモモジュール65とサ
ーモモジュール66は、図1に示した第1サーモモジュ
ール61が2つに分割された形態を示す。
複数のサーモモジュールに分割される利点は、熱伝導体
70を介して第2サーモモジュール62やその他の被冷
却部材の温度調節を行なうサーモモジュールとして、比
較的入手しやすく低コストの規格されたサーモモジュー
ルを利用することかできるという点である。このよう
に、複数の並置されたサーモモジュールを第1サーモモ
ジュール61として利用することが可能になるのは、そ
れらの上面間に亘って配置される部材が、高熱伝導性を
有する熱伝導体70であるからである。すなわち、2つ
のサーモモジュール65とサーモモジュール66は、共
通にまたは個々に制御されることでその上面の温度を適
宜変更するが、その温度変更によって実現する発熱作用
や吸熱作用は、共通の熱伝導路となる熱伝度体70を介
して、拡散された状態で第2サーモモジュール62やそ
の他の被冷却部材に及ぼされることになり、第2サーモ
モジュール62やその他の被冷却部材からみれば、熱伝
度体70の下に一つのサーモモジュールが配置された状
態と等価とみなせるからである。
かるレーザモジュールによれば、熱伝導体70の下に配
置される第1サーモモジュールを複数のサーモモジュー
ルで構成した形態であっても、実施の形態1で得られる
効果を享受することができる。
かかるレーザモジュールについて説明する。実施の形態
4にかかるレーザモジュールは、実施の形態1に示した
レーザモジュールにおいて、半導体レーザ素子20と第
2サーモモジュール62との間に、熱伝導体70と同様
な作用を及ぼす熱伝導体を配置したことを特徴としてい
る。
サーモモジュール62上に、半導体レーザ素子20に加
えて上記したサーミスタ21が配置されているため、そ
の第2サーモモジュール62の体積は、図2のようにサ
ーミスタ21を不要とした構成よりも、そのサーミスタ
21を配置するための領域分だけ大きい。このため、図
4に示した第2サーモモジュール62は、半導体レーザ
素子20が配置された部分において局所的に熱が出入り
することになる。これは、従来の二段構成のサーモモジ
ュールを備えたレーザモジュールと同様な問題を含むこ
とを意味する。
は、比較的体積の大きな第2サーモモジュール62を用
いた場合のそのような問題を解決するため、すなわち半
導体レーザ素子20によって生じた熱を第2サーモモジ
ュール62の上面全体に効率良く拡散させるために、半
導体レーザ素子20およびサーミスタ21と第2サーモ
モジュール62との間に熱伝導体を配置している。
ュールのレーザ出射方向における側面断面図である。な
お、図7において、図1および図4と共通する部分には
同一の符号を付してその説明を省略する。図7に示すレ
ーザモジュール130は、半導体レーザ素子20と第2
サーモモジュール62との間に熱伝導体71が介在して
いる点が図1と異なる。なお、熱伝導体71は、実施の
形態1で説明した熱伝導体70と同様な材料で形成され
た高熱伝導性を有する部材である。
熱伝導体71上に、半導体レーザ素子20に加えて、上
記したサーミスタ21が配置される。すなわち、熱伝導
体71は、少なくとも、図4に示した第2サーモモジュ
ール62のように、半導体レーザ素子20に加えて、サ
ーミスタ21を配置するための領域を有した形状となっ
ている。但し、実施の形態1のように、サーミスタ21
を必要としない形態では、図2に示した第2サーモモジ
ュール62のように、熱伝導体71を、半導体レーザ素
子20のみが配置可能な形状としてもよい。
かるレーザモジュールによれば、実施の形態2に示した
構成に加えて、半導体レーザ素子20と第2サーモモジ
ュール62との間に、高熱伝導性を有する熱伝導体71
を配置させているので、実施の形態2による効果を享受
することができるとともに、半導体レーザ素子20によ
って生じた熱を効率良く第2サーモモジュール62の上
面全体に拡散させることができ、半導体レーザ素子20
の温度調節をより短時間で行い、かつ第2サーモモジュ
ール62の消費電力を低減させることができる。
かかるレーザモジュールについて説明する。実施の形態
5にかかるレーザモジュールは、従来のニ段構成のサー
モモジュールを備えたレーザモジュールにおいて、その
上段のサーモモジュール上に、さらに、半導体レーザ素
子の温度調節を直接行なうサーモモジュールを配置させ
る形態を採用した場合に、そのサーモモジュールと上記
上段のサーモモジュールとの間に高熱伝導性を有する熱
伝導体を配置することを特徴としている。
ュールのレーザ出射方向における側面断面図である。な
お、図8において、図11と共通する部分には同一の符
号を付してその説明を省略する。図8に示すレーザモジ
ュール140では、パッケージ101の底面上に、従来
の二段構成のサーモモジュールにおいて下段のサーモモ
ジュールに相当する第1サーモモジュール61が配置さ
れ、その第1サーモモジュール61上に、従来の二段構
成のサーモモジュールにおいて上段のサーモモジュール
に相当する第2サーモモジュール62が配置される。ま
た、図8に示すように、従来のレーザモジュールに備わ
っているベースに相当するベース80とベース81が、
第1サーモモジュール61上であってかつ上記した第2
サーモモジュール62をレーザ出射方向の前後で挟み込
むように配置される。
形態1で説明した熱伝導体70と同様な作用を及ぼす熱
伝導体72,73がその順に積層され、上段に位置する
熱伝導体73上には、半導体レーザ素子20の温度調節
を直接行なう第3サーモモジュール63が配置される。
なお、ベース80上には、図11で示した平行レンズ3
5、プリズム51、光フィルタ52、サブマウント53
が配置されて波長モニタ部を構成する。また、ベース8
1上には、集光レンズ33と光アイソレータ32が配置
される。結局、第2サーモモジュール62と第3サーモ
モジュール63は、温度調節対象として半導体レーザ素
子20を共有する。
かるレーザモジュールによれば、従来の二段構成のサー
モモジュールを備えたレーザモジュールにおいて、上段
のサーモモジュール上にさらに第3サーモモジュール6
3を追加した構成を採用しているので、第3サーモモジ
ュール63の温度制御範囲を、実施の形態1〜4に示し
た構成よりも大きくすることができるとともに、半導体
レーザ素子20と第3サーモモジュール63との間に、
高熱伝導性を有する熱伝導体72,73を配置している
ので、第2サーモモジュール62と第3サーモモジュー
ル63との間において、実施の形態1と同様な効果を享
受することができる。
2と第3サーモモジュール63との間に、二段構成の熱
伝導体72,73を配置するとしたが、一つの熱伝導体
でもよい。
かかるレーザモジュールについて説明する。実施の形態
6にかかるレーザモジュールは、実施の形態1にかかる
レーザモジュールにおいて、熱伝導体70と半導体レー
ザ素子20との間に配置されるサーモモジュールを二段
構成にしたことを特徴としている。
ュールのレーザ出射方向における側面断面図である。な
お、図9において、図1と共通する部分には同一の符号
を付してその説明を省略する。図9に示すレーザモジュ
ール150は、熱伝導体70上に第2サーモモジュール
62が配置され、その第2サーモモジュール62上にさ
らに第3サーモモジュール63が配置されて、半導体レ
ーザ素子20が第3サーモモジュール63によって直接
に温度調節される点が図1と異なる。
1で示したレーザモジュールにおいて、第2サーモモジ
ュール62が二段構成のサーモモジュールに置換された
形態を採用している。
かるレーザモジュールによれば、実施の形態1にかかる
レーザモジュールにおいて、熱伝導体70と半導体レー
ザ素子20との間に配置されるサーモモジュールを二段
構成とした場合にも、その二段構成のサーモモジュール
による温度制御範囲の拡大という効果に加え、実施の形
態1による効果を享受することができる。
かかるレーザモジュールについて説明する。実施の形態
7にかかるレーザモジュールは、一段構成のサーモモジ
ュールと二段構成のサーモモジュールがパッケージの底
面上に配置され、一段構成のサーモモジュールによって
波長モニタ部の温度が制御され、二段構成のサーモモジ
ュール上に高熱伝導性を有する熱伝導体を介してさらに
別のサーモモジュールが配置されて、その別のサーモモ
ジュールによって直接、半導体レーザ素子の温度制御が
行なわれることを特徴としている。
ジュールのレーザ出射方向における側面断面図である。
なお、図10において、図11と共通する部分には同一
の符号を付してその説明を省略する。図10に示すレー
ザモジュール160では、パッケージ101の底面上
に、第1サーモモジュール61と第2サーモモジュール
63が並置される。第1サーモモジュール61上には、
従来のレーザモジュールに備わっているベースに相当す
るベース80が配置されて、そのベース80上には、図
11で示した平行レンズ35、プリズム51、光フィル
タ52、サブマウント53が配置されて波長モニタ部を
構成する。
さらに第3サーモモジュール64が配置されて、第2サ
ーモモジュール63と第3サーモモジュール64とによ
って従来の二段構成のサーモモジュールを構成する。そ
の二段構成の上段に相当する第3サーモモジュール64
上には、全面に熱伝導体72が配置され、その熱伝導体
72上には、図10に示すように、さらに別の熱伝導体
73、集光レンズ33、光アイソレータ32が配置され
る。そして、熱伝導体73上には、第4サーモモジュー
ル62が配置され、第4サーモモジュール62上に半導
体レーザ素子20が配置される。
実施の形態5で説明したレーザモジュールの構成におい
て、第1サーモモジュール61が波長モニタ部側とレー
ザ部側とに分割され、ベース81を排除して、レーザ部
側の熱伝導体72上に、熱伝導体73に加えて集光レン
ズ33と光アイソレータ32を配置した構成となる。
5で説明したとおりの作用を及ぼし、同様の効果を享受
することができる。一方、第1サーモモジュール61
は、波長モニタ部の温度を制御するためだけに用いら
れ、この点においては図11に示した従来のレーザモジ
ュールのサーモモジュール66と同様の作用と効果を得
る。
かるレーザモジュールによれば、波長モニタ部とレーザ
部とが異なるサーモモジュールによって温度制御され、
レーザ部においては、第4サーモモジュール62と第3
サーモモジュール64との間に配置された熱伝導体7
2,73の存在により、実施の形態1と同様な効果を享
受することかできる。
おける各サーモモジュールと熱伝導体との位置関係を適
宜組み合わせることによって、図示した以外の構成のレ
ーザモジュールを提供することが可能であることは明ら
かである。
レーザモジュールによれば、温度が一定に制御される第
1の温度調節部上に、高熱伝導率を有する熱伝導体を配
置し、半導体レーザ素子と熱伝導体との間に第2の温度
調節部を設けているので、第2の温度調節部の温度制御
範囲を広げ、結果的に半導体レーザ素子の波長可変範囲
を広げることが可能になるとともに、第2の温度調節部
による局所的な発熱が熱伝導体によって放散され、第1
および第2の温度調節部による半導体レーザ素子の温度
調節が短時間かつ低消費電力で可能になり、外部から流
入してくる熱も熱伝導体によって吸収かつ分散されるの
で、被冷却部材から第2の温度調節部への吸熱が短時間
かつ低消費電力で可能になるという効果を奏する。
よれば、本発明にかかるレーザモジュールによれば、半
導体レーザ素子と第2の温度調節部との間にも高熱伝導
率を有する別の熱伝導体を設けているので、半導体レー
ザ素子による局所的な発熱がその別の熱伝導体によって
放散され、第2の温度調節部による半導体レーザ素子の
温度調節が短時間かつ低消費電力で可能になるという効
果を奏する。
ザ出射方向における側面断面図である。
ザ出射方向における上面断面図である。
を説明するための説明図である。
ザ出射方向における上面断面図である。
を説明するための説明図である。
ザ出射方向における側面断面図である。
ザ出射方向における側面断面図である。
ザ出射方向における側面断面図である。
ザ出射方向における側面断面図である。
ーザ出射方向における側面断面図である。
おける側面断面図である。
60,200 レーザモジュール 101 パッケージ
Claims (14)
- 【請求項1】 第1の温度調節部と、 前記第1の温度調節部上に設けられた高熱伝導性を有す
る熱伝導体と、 前記熱伝導体上に設けられた第2の温度調節部と、 前記第2の温度調節部上に設けられた半導体レーザ素子
と、 を備えたことを特徴とするレーザモジュール。 - 【請求項2】 前記第2の温度調節部上に設けられると
ともに、前記半導体レーザ素子の温度を計測する温度計
測部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のレーザ
モジュール。 - 【請求項3】 前記第2の温度調節部と前記半導体レー
ザ素子との間に配置される、高熱伝導性を有した別の熱
伝導体を備えたことを特徴とする請求項1に記載のレー
ザモジュール。 - 【請求項4】 前記別の熱伝導体上に設けられるととも
に、前記半導体レーザ素子の温度を計測する温度計測部
を備えたことを特徴とする請求項3に記載のレーザモジ
ュール。 - 【請求項5】 前記第1の温度調節部は、並置された複
数の温度調節部によって構成され、 前記熱伝導体は、当該各温度調節部間で共有されるよう
に配置されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか
一つに記載のレーザモジュール。 - 【請求項6】 前記第1の温度調節部は、下段と上段の
関係を有する複数の温度調節部によって構成されたこと
を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のレー
ザモジュール。 - 【請求項7】 前記熱伝導体上に設けられるとともに、
前記半導体レーザ素子から出力されたレーザ光の波長変
化を検出する波長モニタ部を備えたことを特徴とする請
求項1〜6のいずれか一つに記載のレーザモジュール。 - 【請求項8】 前記第1の温度調節部の下段に位置する
温度調節部上に設けられるとともに、前記半導体レーザ
素子から出力されたレーザ光の波長変化を検出する波長
モニタ部を備えたことを特徴とする請求項6に記載のレ
ーザモジュール。 - 【請求項9】 前記第2の温度調節部は、下段と上段の
関係を有する複数の温度調節部によって構成されたこと
を特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載のレー
ザモジュール。 - 【請求項10】 上段に位置する温度調節部の温度調節
能力は、下段に位置する温度調節部の温度調節能力より
も低いことを特徴とする請求項9に記載のレーザモジュ
ール。 - 【請求項11】 前記熱伝導体は、下段と上段の関係を
有する複数の熱伝導体によって構成されたことを特徴と
する請求項1〜10のいずれか一つに記載のレーザモジ
ュール。 - 【請求項12】 上段に位置する熱伝導体の熱伝導能力
は、下段に位置する熱伝導体の熱伝導能力よりも低いこ
とを特徴とする請求項11に記載のレーザモジュール。 - 【請求項13】 前記熱伝導体は、130W/m・K以
上の熱伝導率を有することを特徴とする請求項1〜12
のいずれか一つに記載のレーザモジュール。 - 【請求項14】 前記熱伝導体は、100μm以上の厚
さを有することを特徴とする請求項1〜13のいずれか
一つに記載のレーザモジュール。
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