JP4876567B2 - 生ごみ処理装置 - Google Patents

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この発明は、生ごみ処理装置に関する。詳しくは、生ごみ処理装置を厨房施設のキッチンシンクに取り付け固定する取り付け手段として、係合片を有するシンクベースと、生ごみ処理装置本体を構成するホッパーに設けられた取り付け金具とを用い、係合片を取り付け金具に係合して固定するだけで、ホッパーを簡単にキッチンシンクに取り付け固定できるようにしたものである。
一般家庭やレストランなどにおいて使用されている、生ごみ破砕用の生ごみ処理装置(生ごみ処理装置)として、ハンマーミル型のものが知られている。
ハンマーミル型生ごみ処理装置は、円筒形のホッパーの底部に配置した円盤上に固定ハンマーか、揺動自在なハンマーが設けられている。ホッパー内に投入された生ごみは、円盤が回転することにより生じる遠心力でホッパーの内周面へ押し付けることで、生ごみはハンマーによって破砕される。破砕された生ごみは、ホッパーの壁面に形成した溝や、円盤の外縁とホッパーの内周面との間隙から下方へ落下する。落下した破砕後の生ごみは排水管側に排出される。
このような生ごみ処理装置をキッチンシンクに取り付ける場合には、生ごみ処理装置から発生する振動を抑制するための防振機能付きの取り付け手段を必要とする(例えば特許文献1)。
ハンマーミル型の生ごみ処理装置は、ホッパー内の生ごみを粉砕するためにハンマーを取り付けた円盤を数千回転(rpm)で高速運転する設計としてあり、作動時には、生ごみがハンマーとホッパー内周面に衝突して破砕されるために、特に騒音や振動が大きい。
そのため、このような生ごみ処理装置において使用される取り付け手段では、防振機構が必要なため、取り付け手段自体が大きくならざるを得ない。したがってキッチンシンクと生ごみ処理装置との間には充分な間隙がないと、生ごみ処理装置を設置できない。
これに対して、グラインダー方式の生ごみ処理装置は、櫛歯形の刃を放射状に設けた回転刃と固定刃とを交互に積層してホッパー内に収容した破砕ユニットが使用される(例えば特許文献2)。破砕ユニットを構成するこれら回転刃と固定刃のそれぞれの櫛歯形刃は僅かな間隙をもって噛み合うようになされ、回転刃が回転することにより、回転刃と固定刃の各櫛歯形刃にて生ごみを挟んで破砕する。積層された回転刃と固定刃の櫛歯形刃のピッチは、下層へ行くほど細かくなっている。したがって、ホッパーへ投入された生ごみは、上層の回転刃と固定刃によりまず粗く砕かれ、下層の回転刃と固定刃によりさらに細かく破砕されて下方へ排出される。
回転刃と固定刃とを交互に積層した構成のこのグラインダー型生ごみ処理装置は、遠心力を利用する必要がないので回転数を抑えて低騒音とすることができる。そのため、ハンマーミルタイプの生ごみ処理装置のような防振機構を施した取り付け手段によってキッチンシンクに取り付ける必要はないので、取り付け手段を比較的シンプルに構成できる。
特開2003−112073号公報 特開2004−298809号公報
しかし、グラインダー型の生ごみ処理装置であったとしても、生ごみ処理装置はキッチンシンクの下面に設置されるものであるから、簡単にはキッチンシンクに生ごみ処理装置を設置することはできない。生ごみ処理装置に対する大掛かりな取り付け用補助具を使用しないでも、簡単なジャッキなどを使用するだけで、簡便に取り付け固定できる取り付け手段であることが望まれる。
そこで、この発明はこのような従来の課題を解決したものであって、キッチンシンクへの取り付けを容易にしたグラインダー型の生ごみ処理装置を提案するものである。
上述の課題を達成するため、請求項1に記載した生ごみ処理装置は、固定破砕刃と回転破砕刃から構成された破砕ユニットを有する生ごみ処理装置において、この生ごみ処理装置をキッチンシンクの排水口に取り付け固定する取り付け手段は、
キッチンシンクの排水口上面側より装着されるシンクフランジと、
上記キッチンシンクの排水口下面側より上記シンクフランジの外周縁に装着されるシンクベースと、
上記シンクフランジの外周縁に係止して、上記シンクベースを上記シンクフランジに固定するシンクナットと、
上記生ごみ処理装置の外周に取り付け固定された取り付け金具とからなり、
上記取り付け金具は、ほぼ半円環状の同一形状をなす一対の半部で構成され、
上記シンクベースに設けられた複数の係合片と係合する係合部を備えたことを特徴とする。
この発明に係る生ごみ処理装置は、グラインダー型の生ごみ処理装置であって複数の固定破砕刃と回転破砕刃とで構成された破砕ユニットを有する。破砕ユニットは筒状ハウジング内にセットされる。筒状ハウジングは生ごみ処理装置本体であるホッパー部の内部に挿着されて使用される。ホッパー部の下部側には破砕刃を駆動するための駆動モータや、減速ユニットなどが収容される。
ホッパー部は、キッチンシンクの排水口(生ごみの投入開口部)に取り付け手段を用いて取り付け固定される。取り付け手段は、キッチンシンクの排水口上面側より装着されるシンクフランジを有する。キッチンシンクの排水口下面側よりシンクフランジの外周縁に装着されるシンクベースが挿入されると共に、このシンクベースを介してシンクフランジをシンクナットでキッチンシンクに固定する。シンクベースには複数この例では二対の係合片(切り起こし片)が設けられる。一対の係合片の一方のみに、第2係合用ネジ孔が設けられる。
一方、ほぼ筒状をなすホッパー部の外周縁には、これに取り付け固定された取り付け金具を有する。取り付け金具は、加工の容易性を考慮してほぼ半円環状の同一形状をなす一対の半部で構成される。半部のそれぞれには一対の係合片に対応する係合部としての挿通孔が一対設けられ、それぞれの挿通孔の1つに関連して上述した第2係合用ネジ孔に対応する第1係合用ネジ孔が設けられる。
つまり、第2係合用ネジ孔を有する1つの係合片が設けられ、これに対応して半部にも上述した係合片に対応する位置に1個の第1係合用ネジ孔が設けられた、シンクベースと取り付け金具が使用される。
したがって、第2係合用ネジ孔を有する係合片を、同じく第1係合用ネジ孔を有する半部(取り付け金具)に対向させた状態で隣接する挿通孔を介して半部の下面に対接・係合させて、ネジ孔同士をネジで緊締する。この係合処理によって比較的重量のあるホッパー部でも比較的簡単にキッチンシンクに取り付けることができる。そしてネジによる緊締処理によって生ごみ処理装置をキッチンシンクに確実に固定できる。
シンクフランジに対するホッパー部の相対位置は、キッチンシンクの下面に設置された排水管の位置に依存する。キッチンシンクの正面位置か、90°離れた側面の位置である。ホッパー部の排出口をこの排水管と対峙させるための、ホッパー装着位置規制部がシンクフランジとシンクベースに設けられている。シンクフランジの基準点は排水管を向くようにセットされる。このシンクフランジにシンクベースの取り付け位置を規制することで、ホッパー部の排出口を排水管側に対峙させることができる。シンクベースの係合片とホッパー部の取り付け位置が、係合用ネジ孔によって0°か90°回転させた位置に決まっているからである。
この発明では、キッチンシンクに固定されるシンクフランジと、キッチンシンクの下面から装着されたシンクベースと、生ごみ処理装置本体に取り付け固定された取り付け金具とで生ごみ処理装置の取り付け手段を構成したものである。
これによれば、生ごみ処理装置本体を持ち上げた状態でシンクベースの係合片を取り付け金具の係合部に係合させるだけで、生ごみ処理装置本体をキッチンシンクに装着できるから、比較的簡単に生ごみ処理装置本体をキッチンシンクに取り付け固定できる。したがって、生ごみ処理装置本体を持ち上げるためのジャッキなどの簡単な補助具を使用するだけで、比較的重量のある生ごみ処理装置本体をキッチンシンクに取り付け固定できる特徴を有する。
以下、この発明の実施の一形態を図面を参照して詳細に説明する。この発明が適用される生ごみ処理装置は上述したように破砕ユニットを用いたグラインダー型の生ごみ処理装置である。
図1はこの発明に係る生ごみ処理装置1の一例を示す。グラインダー型の生ごみ処理装置1は、破砕ユニットを使用して生ごみを破砕するものであるから、説明の都合上図2および図3を用いて装置本体であるホッパー部3内に収容されるハウジング16と破砕ユニット4との関係を示す。
図2は破砕ユニット4の正面断面図であり、図3はその要部の分解斜視図である。破砕ユニット4は、第1回転破砕刃12、第2固定破砕刃13、第3回転破砕刃14および第4固定破砕刃15を、これらの順で互いに重ね合わせた状態で軸部30a,30bにより一体化される。
第1回転破砕刃12と第3回転破砕刃14の間に第2固定破砕刃13が挟み込まれて保持され、かつ、第4固定破砕刃15が第3回転破砕刃14の軸部30bにCリング17などを嵌めることで保持される。ハウジング16は円筒形状で、外径はホッパー部3の内径とほぼ等しく構成される。
破砕ユニット4は、第1回転破砕刃12にハンドル20を備えることで、このハンドル20を持ってホッパー部3に対して着脱できるようにしてある。
図2に示すように、第1回転破砕刃12、第2固定破砕刃13、第3回転破砕刃14および第4固定破砕刃15は、上下の間隔がほとんど無い状態で重なるように寸法設定してあり、破砕された生ごみが破砕刃の上下の隙間に入り込んで破砕ユニット4内に残ることが無いようにしている。
図3に示すように、第1回転破砕刃12は1本のアーム状をなす破砕刃12aで構成され、破砕刃12aにハンドル20が連結されている。破砕刃12aと、この破砕刃12aと対峙する第2固定破砕刃13のスポーク28とで生ごみが破砕される。
第2固定破砕刃13は、ハブ27と、このハブ27から120°間隔で三方へ延びるスポーク28とで構成され、スポーク28の下面には比較的粗いピッチの櫛歯部28aが形成されている。
スポーク28の外径はハウジング16の内径よりも大きく、3本のスポーク28の先端がリング29によって連結され、リング29の外周面の一部には、それぞれハウジング内周面に形成された縦溝21(図2参照)に係合する一対の凸条部(タブ)29aが設けられている。一対の縦溝21に凸条部29aをそれぞれ係合させることで、ハウジング16に第1固定破砕刃13を固定できる。ハブ27の内径は第3回転破砕刃14の軸30aの外径よりも大きい。軸30aはハブ27を貫通して第1回転破砕刃12の軸12bに固定される。
第3回転破砕刃14はハブ30から等間隔で、この例では8方向へ延びるスポーク31,33を有し、これらスポーク31,33の各先端部がリング32と連結された構成となっている。複数のスポーク31,33のうちこの例では6個のスポーク31の上面側にそれぞれ櫛歯部31aが形成され、残りのスポーク33には何も形成されていない。櫛歯部31aと櫛歯部28aとは、図2に示すように僅かな間隙を持って歯合するように櫛歯のピッチや刃高などが設計されている。
特定のスポーク33に櫛歯部を形成しないのは、投入される生ごみは大小様々であるので、どのような大きさや長さの生ごみであっても、これらを櫛歯部31aと31aとの間に入り込めるようにするための投入空間を作るためである。
ハブ30にはその上下方向に突出する軸30a,30bが設けられ、上軸30aは上述したようにハブ27よりも小径に選定されているのに対し、下軸30bはこれよりも大径となっている。これは下軸30bには後述する駆動モータ51に関連した駆動軸が嵌合するためである。
スポーク31および33はハブ30の接線方向に形成されているが、これは第3回転破砕刃14が回転するとき、第3回転破砕刃14と第2固定破砕刃13の噛合点が鋏のごとく半径方向に移動することにより破砕負荷のピークの抑制および負荷の平坦化を図るためである。
第4固定破砕刃15は円盤状本体15aを有し、盤面中央に設けられたハブ(透孔部)38を除く全面に、その厚みを貫通するように多数の破砕孔39が形成されている。破砕孔39の形状としては、丸孔、角孔、楕円孔、長孔など様々な形状のものを適用できる。
図3の例は、破砕孔39として長孔を用いた場合である。長孔の場合には、比較的長めの長孔でもよければ、それよりも短い長孔でもよい。図3のように角度を変えて配列する場合には、長めの長孔と、短めの長孔が混在した破砕孔39となる。
このような寸法関係に選定された長孔よりなる破砕孔39を使用するのは、破砕孔39の大きさを規制することで、破砕物を細かに裁断して落下させると共に、この破砕孔39を通過する破砕物の裁断粒度(破砕粒度)を所定粒度以下に揃えるためである。
円盤状本体15aの外周面の一部この例では、上述した縦溝21に対応した位置と、これらよりも90度離間した位置にそれぞれ突起40a,40bが設けられ、幅狭の突起40aはハウジング16に設けられた縦溝21に係合し、幅広の突起40bは縦溝21と90°離れた位置に形成された凹部(図示はしない)に係合することによって、第4固定破砕刃15がハウジング16に固定できるように構成されている。
図2に示すように、破砕孔39の下面側の縁は面取り加工されている。この面取り加工を施すことによって上面開口よりも下面開口の方が開口面積が拡大する。これによって、破砕孔39内に押し込まれた生ごみが、破砕孔39内に付着したままになるおそれがなく、生ごみが落下し易くなっている。
第4固定破砕刃15は円盤状本体15aで構成されるものであるから、その上面は平坦面であって、図2に示すように第3回転破砕刃14の下面に接しながら回転する。第2固定破砕刃13と第3回転破砕刃14とにより砕かれた生ごみは、さらに第4固定破砕刃15の上面に落下する。落下した生ごみはさらに破砕孔39に引っかかり、破砕孔39のエッジと第3回転破砕刃14の底面のエッジとによって切断される。切断された生ごみは破砕孔39内を通って下方へ落下し、ホッパー部3に設けられた排水口側に排出される。
このように、第3回転破砕刃14と第4固定破砕刃15とを面接触させて被破砕物を切断するので、野菜などの長繊維や魚介類の表皮などのように従来の生ごみ処理装置では処理しにくいものでも、破砕孔39に絡まったり、破砕刃同士の間隙に詰まったりすることがなく、確実に細かく切断して排出することができる。
第4固定破砕刃15に多数の破砕孔39を設け、破砕孔39から破砕物を流下させるようにしたので、破砕孔39より落下する破砕された破砕物の量が一定量に抑えられる。したがって破砕物の量が多い場合でも、1回転ごとに常に一定量の破砕物のみが落下するので、一度に多量の破砕物が排水管側に流下することがなく、排水管の詰まりを回避できる。また、破砕物の裁断粒度を所定粒度以下に押さえることによって、排水管の管径が細いものであっても、排水管が詰まるようなおそれはない。
このように構成された破砕ユニット4がハウジング16内に収納された状態で、図1に示すホッパー部3内に挿着されて使用される。ホッパー部3の下部には、破砕ユニット4に対して回転駆動力を与える駆動モータ51(破線図示)と、駆動モータ51とホッパー部3との間に介在される減速ユニット52(破線図示)とが収容される。ホッパー部3の下端周面の一部に排水管に接続するための接続口8が設けられる(図4参照)。
上述したホッパー部3は取り付け手段80を介してキッチンシンク70の排水口70aに取り付け固定される。図1はこの取り付け手段80を介してキッチンシンク70に装置本体であるホッパー部3を取り付けた状態を示す。図4はその分解断面図である。図5はキッチンシンク70の下面側から取り付け手段80の一部を俯瞰した図を示す。
取り付け手段80は、図4に示すようにキッチンシンク70の排水口70aの上面側より装着されるシンクフランジ81と、排水口70aの下面側よりシンクフランジ81の外周縁に装着されるシンクベース82と、シンクベース82をシンクフランジ81、換言すればキッチンシンク70に固定するシンクナット83と、さらにホッパー部3の外周縁に取り付け固定された取り付け金具85とで構成される。順を追って説明する。
図5および図6に示すように、シンクフランジ81は中空の円盤状フランジ91aと、この円盤状フランジ91aを固定する胴部91bとで構成される。円盤状フランジ91aは金属製であり、胴部91bは樹脂製(例えばABS樹脂)である。胴部91bの外周はネジ溝が切れられ、Oリング84を嵌め込む周溝が設けられている。胴部91bの内壁には後述する蓋体を固定(ロック)する突起60とフランジ61が設けられている。
胴部91bの外径はキッチンシンク70の排出口70aよりも僅かに小さく選定され、キッチンシンク70の上面より装着できるようになされている。
シンクベース82は図5に示すようにシンクフランジ81の外周縁に装着できる大きさの環状体である。この環状体93にはこれと一体に複数の係合片94が設けられる。この例では二対、4個の係合片94a〜94dを有する。係合片94は所定の長さに折り曲げられて構成された垂下片である。係合片94a〜94dは90°の間隔を保持して設けられる。
シンクベース82をシンクフランジ81に装着するとき、シンクベース82の装着位置を規制する装着位置規制部がシンクフランジ81とシンクベース82との双方に設けられる。シンクフランジ81の胴部91aの外周縁の一部、この例では180°離れた位置に、切欠された平坦面92b,92cが形成される。この平坦面92b,92cに対応した環状体93の内周面に、内周縁と連なった平坦面95b,95cが形成される。
装着位置規制部として機能するこれら平坦面(92b,92c)、(95b,95c)はキッチンシンク70に対してホッパー部3を正規な位置に設けるために使用される取り付け基準面として機能する。
シンクフランジ81に対するホッパー部3の相対位置は、キッチンシンク70の下面に設置された排水管(図示はしない)の設置位置に依存する。排水管はキッチンシンク70の正面位置か、90°離れた側面の位置にある。ホッパー部3の排水管接続口8をこの排水管と対峙させるために装着位置規制部が用いられる。
ホッパー部3に設けられた取り付け金具85のシンクベース82に対する取り付け位置は後述するように係合用ネジ孔によって0°か90°回転させた位置に決まっている。シンクフランジ81の基準点を排水管を向くようにセットし、そしてこのシンクフランジ81に対するシンクベース82の取り付け位置を規制することで、ホッパー部3の接続口8を排水管側に対峙させることができる。
シンクベース82の平坦面(95b,95c)をシンクフランジ81の平坦面(92b,92c)に沿って装着した状態で、シンクベース82の下側からシンクナット83を胴部91bに螺合させる。シンクナット83は環状体で、その内部にネジ溝83aが切られている。シンクナット83を螺合させることで、シンクベース82をシンクフランジ81に固定できる。シンクナット83をシンクフランジ81に緊締することで、シンクベース82をキッチンシンク70に確実に固定できる。これらの緊締関係を図6に示す。
図7は上述したシンクフランジ81の平面構成例であり、図8はその裏面構成例である。上述したようにこのシンクフランジ81を構成する円盤状フランジ91aに連結された胴部91bには、図5にも示したような一対の突起60(60a,60b)がほぼ180°対向する位置に設けられている。一対の突起60a,60bの幅は異なっており、これで蓋体8(後述する)の装着位置を規制できる。
図9および図10に示すように、一対の突起60a,60bよりも下側には所定の間隔Wを空けて複数の、本例では2対の円弧状フランジ61(61a〜61d)が胴部91bと一体形成される。突起60および円弧状フランジ61は蓋体8を挟持固定するために使用される。
図11は蓋体8の一例を示す。生ごみ処理中は、ハウジング16内に破砕水を供給しながら生ごみを破砕するが、この破砕処理のとき、安全性を確保すると共に破砕物の飛散を回避するためシンクフランジ81の開口面は蓋体8によって閉蓋される。破砕水は手動給水と自動給水とが考えられ、その給水方法によって蓋体8の構成が相違する。図11は自動給水用に使用できる蓋体8の例である。
この蓋体8は上蓋8aと中蓋8bとで構成され、これらがビス(図示はしない)などによって一体化されて使用される。上蓋8aと中蓋8bとで形成される内部空間は破砕水の貯留部11aとして機能し、中蓋8bの底部と上部側面には複数の給水口11b,11cが設けられ、また中蓋8bの外壁の所定位置には図示するような破砕水を貯留部11a内に給水するための給水口18が設けられている。
図12はシンクベース82の一例を示す平面図であり、図13はその側面図である。シンクベース82は金属製の環状体93を有し、環状体93の一部、この例では90°の間隔で二対の係合片94(94a〜94d)が一体にL字状に折り曲げて形成される。二対の係合片94のうち、この例では180°離れた一対の係合片94c,94dには第2の係合用のネジ孔96c,96dが穿設されている。
図14はホッパー部3の開口端部側の外周面に取り付け固定された取り付け金具85の一例を示す平面図である。図15はその側面図である。
取り付け金具85は、半円環状をなす一対の半部85A,85Bで構成され、これらの端面同士を連結した状態で使用される。一対の半部85A,85Bは同一形状をなす金属製のフランジであって、一方の半部85Aについてその構成を説明する。
この半部85Aには、その板体100の所定個所に係合部としての2つの挿通孔101,102が穿設される。挿通孔101は比較的大きな孔径をなす矩形状の貫通孔101aと、この貫通孔101aの一部と連通するように設けられたスリット状のガイド孔101bとで構成される。そしてこのガイド孔101bに隣接する板体100の中央部に第1の係合用のネジ孔106が穿設されている。
これに対して他方の挿通孔102も、比較的大きな孔径をなす矩形状の貫通孔102aと、この貫通孔102aの一部と連通するように設けられたスリット状のガイド孔102bとで構成される。そして、貫通孔102aの一部を塞ぐように板体100より上方に折り曲げられたガイド片103が、このガイド片103によってガイド孔102b側に上述した係合片94が案内されるように所定の傾斜と長さをもって形成される。
半部85Aの各端面近傍にはそれぞれ他方の半部85Bを対面状態で取り付けるための孔105,105が穿設されている。そして、この例では左端部の端面側は板体100の板厚程度だけ一段低くした段部104が形成されている。
他方の半部85Bも同様に構成されている。対応する部分には対応する符号を付せば、板体200に係合部としての一対の挿通孔201,202が穿設され、一方の挿通孔201は貫通孔201aと、これに連通したガイド孔201bとで構成され、他方の貫通孔202は貫通孔202aと、これに連通したガイド孔202bとで構成される。そして、一方の挿通孔201に近接した位置に第1の係合用のネジ孔206が穿設され、他方の挿通孔202には傾斜したガイド片203が設けられている。また、半部85Bの各端面側には連結用の孔205,205がそれぞれ穿設され、段部204も設けられる。
このように構成された一対の半部85A,85Bは、図16に示すようにホッパー部3の外周部に装着され、そして強固に固定される。この場合図14に示すように一方の半部85Aの端部100a(段部104側)は、他方の半部85Bの端部200bの下面側に入り込んだ状態で、ホッパー部3の外周部に設けられた連結用フランジ210(図16)の下側に装着される。同様に、他方の半部85Bの端部200a(段部204側)は、一方の半部85Aの端部100bの下面側に入り込んだ状態で連結用フランジ210の下側に装着される。
そして連結用フランジに設けられた孔(図示はしない)を介して、各半部85A,85Bのそれぞれに形成された孔105,205をネジ(図示はしない)で連結することで、取り付け金具85がホッパー部3に対して強固に取り付け固定される。また、このような取り付けを行うことで、第1係合用ネジ孔106,206はホッパー部3に対して丁度180°離れた位置に配置される。
上述した取り付け金具85とシンクベース82とによって、ホッパー部3がキッチンシンク70に取り付け固定される。ホッパー部3をキッチンシンク70に取り付けるときは、図4に示すようにシンクナット83の外周面にOリング84が介挿される。Oリング84によって水漏れを防止できる。
図17以下は上述した取り付け手段80によってホッパー部3をキッチンシンク70に取り付け固定するための手順例を示す。図20Aは図17に対応した展開図(断面図)であり、図20Bは図18に対応した展開図であり、図20Cは図19に対応した展開図であり、そして図20Dはネジ止めしたときの展開図である。
(1)まず、ジャッキなどの取り付け補助具(図示はしない)を用いてホッパー部3を排水口70aつまりシンクフランジ81に近接するまで持ち上げる。そして図17および図20Aのように、シンクベース82側の第2係合用ネジ孔96cが、取り付け金具85の第1係合用ネジ孔106側に位置するようにホッパー部3の取り付け位置を決める。この状態でホッパー部3の接続口8はキッチンシンク70の排水管側を向く。接続口8が排水管側と対峙しないときには、ホッパー部3を90°回転させて、対峙させる。
ホッパー部3の取り付け位置を決めた状態で係合片94aをガイド片103に沿わせることで、係合片94a,94cともそれぞれ対応する貫通孔101a,102aに対峙させることができる。
(2)その状態でホッパー部3を持ち上げながら、図18および図20Aに示す矢印の方向にホッパー部3を回転させることで、係合片94a,94cはガイド孔101b,102bに沿って板体100の下面側に進入する。板体100の下面に対接した状態で進入するので、取り付け金具85とシンクベース82とは互いに係合した状態となる。
(3)ホッパー部3をさらに回転させる。この場合、図19および図20Cに示すように、第2係合用ネジ孔96cが第1係合用ネジ孔106と対峙する位置まで回転させると、この位置が最終回転位置となる。この状態で図20Dのように下側からネジ(ビス)110を第1係合用ネジ孔106、第2係合用ネジ孔96cに螺合させることで、取り付け金具85Aをシンクベース82に固定できる。
他方の半部85Bも対称な場所に位置するから、同じく取り付けネジ(図示はしない)を第1係合用ネジ孔206、第2係合用ネジ孔96dに螺合することで、取り付け金具85Bをシンクベース82に固定できる。その結果、ホッパー部3をキッチンシンク70に取り付け固定することができる。
このように、取り付け金具85にシンクベース82の係合片を差し込みながら回転させるだけで、取り付け金具85とシンクベース82とを係合させることができるので、ホッパー部3の設置作業が簡単になる。
ホッパー部3の取り付け位置が90°ずれていたときは、第1係合用ネジ孔106には第2係合用ネジ孔96cが対峙せず、第2係合用ネジ孔のない係合片94aまたは94bが対峙するため、ホッパー部3の向きが間違っていることも簡単に判明するので、全体として設置作業の迅速化を達成できる。設置時に使用する補助具もジャッキなど僅かな補助具を使用するだけで済む。
この発明は、家庭用、業務用の厨房施設に設置する生ごみ処理装置に適用できる。
この発明に係る生ごみ処理装置の設置例を示す要部の側面図である。 この発明に適用できる破砕ユニットの断面図である。 その分解斜視図である。 生ごみ処理装置の取り付け手段の一例を示す要部の分解断面図である。 取り付け手段の一部を俯瞰した図である。 取り付け手段の取り付け状態を示す要部の断面図である。 シンクフランジの平面図である。 その裏面図である。 図7のA−A線上断面図である。 図9のB−B線上断面図である。 蓋体の平面図である。 シンクベースの平面図である。 その側面図である。 取り付け金具の平面図である。 その側面図である。 ホッパーと取り付け金具との関係を示す要部の正面図である。 取り付け金具とシンクベースとの係合作業を示す図である(その1)。 取り付け金具とシンクベースとの係合作業を示す図である(その2)。 取り付け金具とシンクベースとの係合作業を示す図である(その3)。 係合作業を示す展開断面図である。
符号の説明
1・・・生ごみ処理装置
3・・・ホッパー部
4・・・破砕ユニット
12,13,14,15・・・破砕刃
16・・・ハウジング
80・・・取り付け手段
81・・・シンクフランジ
82・・・シンクベース
83・・・シンクナット
85・・・取り付け金具
94・・・係合片
96c,96d・・・第2係合用ネジ孔
105,106,205,206・・・第1係合用ネジ孔
103,203・・・ガイド片

Claims (5)

  1. 固定破砕刃と回転破砕刃から構成された破砕ユニットを有する生ごみ処理装置において、この生ごみ処理装置をキッチンシンクの排水口に取り付け固定する取り付け手段は、
    キッチンシンクの排水口上面側より装着されるシンクフランジと、
    上記キッチンシンクの排水口下面側より上記シンクフランジの外周縁に装着されるシンクベースと、
    上記シンクフランジの外周縁に係止して、上記シンクベースを上記シンクフランジに固定するシンクナットと、
    上記生ごみ処理装置の外周に取り付け固定された取り付け金具とからなり、
    上記取り付け金具は、ほぼ半円環状の同一形状をなす一対の半部で構成され、
    上記シンクベースに設けられた複数の係合片と係合する係合部を備えた
    ことを特徴とする生ごみ処理装置。
  2. 上記取り付け金具は、上記一対の半部の両端をそれぞれ互いに固定した状態で、上記生ごみ処理装置のホッパー部の外周縁に取り付け固定される
    ことを特徴とする請求項1記載の生ごみ処理装置。
  3. 上記一対の半部の係合部は、上記係合片が挿通される一対の挿通孔と、
    そのうちの一方の挿通孔に関連した位置に穿設されて上記係合片を固定する第1係合用ネジ孔とからなり、
    上記複数の係合片のうちの上記第1係合用ネジ孔と対応する部位には、第2係合用ネジ孔が形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の生ごみ処理装置。
  4. 上記取り付け金具には、上記係合用ネジ孔の設けられていない挿通孔の近傍に上記係合片を案内するガイド片が設けられた
    ことを特徴とする請求項1記載の生ごみ処理装置。
  5. 上記シンクフランジの外周縁と上記シンクナットとの係止は、螺合であることを特徴とする請求項1記載の生ごみ処理装置。
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