JP2008253915A - ディスポーザー - Google Patents
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Abstract
【課題】給水毎に破砕室内及び排水管部を効率よく洗浄できるようにする。
【解決手段】厨房のシンク2の排水口2aに投入口7aが取り付けられ、当該投入口7aから破砕室7内に投入される厨芥を破砕処理するディスポーザーにおいて、投入口7aの外周部には、シンク2側からの水で溶解して破砕室7側に流れ込む洗浄剤の収納溝52a〜52dが設けられるものである。このように構成することにより、シンク2側からの給水毎に破砕室7内及び排水管部を効率よく洗浄できるようになる。
【選択図】 図1
【解決手段】厨房のシンク2の排水口2aに投入口7aが取り付けられ、当該投入口7aから破砕室7内に投入される厨芥を破砕処理するディスポーザーにおいて、投入口7aの外周部には、シンク2側からの水で溶解して破砕室7側に流れ込む洗浄剤の収納溝52a〜52dが設けられるものである。このように構成することにより、シンク2側からの給水毎に破砕室7内及び排水管部を効率よく洗浄できるようになる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、一般住宅の台所や業務用の厨房等のシンクに適用可能なディスポーザーに関する。詳しくは、シンクに取り付けられた投入口の外周部に、シンク側からの水で溶解して破砕室側に流れ込む洗浄剤の収納部を備え、シンク側からの給水時に、収納部の洗浄剤を溶解させて破砕室側に供給できるようにして、給水毎に破砕室内及び排水管部を洗浄できるようにしたものである。
現在、一般住宅の台所や業務用の厨房等の流し台のシンクにディスポーザーが設置されることがある。ディスポーザーは、主にシンクの排水口部分に投入口を開口するように、シンクの下面側に取り付けられ、シンク側から投入される生ごみ等の厨芥を破砕して水と一緒に排出するものである。
以前は、破砕された厨芥により下水が汚染される等の問題が指摘されていたが、現在では、所定の規格を満たすディスポーザーの設置を容認する自治体も多い。更に、マンション等の集合住宅においては、共通の排水処理槽を設けて、ディスポーザーから排出される水を浄化してから下水に流すといった方式も導入されている。これらのディスポーザーは、生ごみを即座に処理できるので、使用者にとって利便性が高く、更に、自治体にとっても生ごみの収集量を削減できる効果が見込まれるため、今後一層の普及が予想される。
こうしたディスポーザーの多くは、破砕刃部により破砕室の厨芥を破砕処理し、破砕室に給水される水により破砕された厨芥を排水管部(排水設備)に排出するようになされる。従って、破砕処理を繰り返すうち、特に破砕室内側面の底部や、破砕室と排水管部との連結部等に、流れ残った残存物が溜まる場合がある。こうした残存物を放置すると、やがて腐敗して悪臭やぬめりの原因になるという問題が生じる。
これに関連して、特許文献1に示すぬめり取り器が開示されている。このぬめり取り器によれば、排水口に装着される蓋と、薬剤を収納した状態で、蓋の下部に脱着自在に装着される薬剤収納器とからなるぬめり取り器において、薬剤収納器の外周面及び内周面の少なくとも一方に凹部を設けるとともに、蓋側に当該凹部と係合する凸部を設けるものである。このように構成すると、凹部と凸部とを係合することにより、蓋に形成された開孔と、薬剤収納器に形成された流入孔とを一致できるというものである。
更に、特許文献2に示すぬめり取り器も開示されている。このぬめり取り器によれば、排水口に装着される蓋と、薬剤を収納した状態で、蓋の下部に脱着自在に装着される薬剤収納体とからなるぬめり取り器において、薬剤収納体を紙又は不織布で作成したものである。このように構成すると、スリット状の流入孔を備えた薬剤収納ケースを製造する場合に比べて、コストを削減できるというものである。
更にまた、特許文献3に示すぬめり取り器が開示されている。このぬめり取り器によれば、排水口に装着される蓋と、薬剤を収納した状態で、蓋の下部に脱着自在に装着される薬剤ケースとからなるぬめり取り器において、薬剤ケースの上面の蓋で覆われている閉塞部分に、孔部を形成したものである。このように構成すると、排水口の全面に薬剤を供給できるというものである。
特許文献4に示す台所流し台の排水口用蓋も開示されている。この排水口用蓋によれば、円板形状の中央部は、板状の平板部と、円板形状の中心から放射状に複数の切り込みが設けられることにより形成される複数の舌状片で構成されるものである。このように構成すると、多量のゴミを収納部への流出を可能とする一方で、内部のゴミを上方から視覚されないようにできるというものである。
特許文献1〜4のぬめり取り器及び排水口用蓋によれば、シンクの排水口の蓋体の外周部に薬剤(洗浄剤)を収納して、配水管を洗浄するものである。しかし、これらをディスポーザーの蓋体に適用した場合、蓋体と破砕室との間に生じる間隙のため、破砕室の内側面の底部のような特に厨芥が溜まりやすい部位に洗浄剤を供給し難いという問題がある。
そこで本発明は、上述の問題に鑑み創作されたものであり、シンク側からの給水時に、破砕室の内側面に沿って洗浄剤を供給できるようにして、厨芥が留まりやすい部位やぬめりが発生しやすい部位を効率よく洗浄できるようにしたディスポーザーを提供することを目的とする。
この発明に係るディスポーザーは、厨房のシンクの排水口に投入口が取り付けられ、当該投入口から破砕室内に投入される厨芥を破砕処理するディスポーザーにおいて、投入口の外周部には、シンク側からの水で溶解して破砕室側に流れ込む洗浄剤の収納部が設けられることを特徴とするものである。
この発明に係るディスポーザーによれば、シンクに取り付けられた投入口の外周部に、シンク側からの水で溶解して破砕室側に流れ込む洗浄剤の収納部が設けられている。従って、シンク側からの給水時に、収納部の洗浄剤を溶解させて破砕室側に供給できる。
この発明に係るディスポーザーによれば、シンクに取り付けられた投入口の外周部に、シンク側からの水で溶解して破砕室側に流れ込む洗浄剤の収納部を備えるものである。この構成により、シンク側からの給水時に、収納部の洗浄剤を溶解させて破砕室側に供給できるので、給水毎に破砕室内及び排水管部を洗浄できるとともに、破砕室内及び排水管部のぬめりの発生を防止できる。また、破砕室の内側面に沿って洗浄剤を供給できるので、厨芥が留まりやすい部位や、ぬめりが発生しやすい部位を効率よく洗浄できる。
続いて、この発明に係るディスポーザーについて、図面を参照しながら説明をする。
図1は、この発明の第1の実施例としてのディスポーザー1の構成例(その1)を示す上面図である。図2は、ディスポーザー1の構成例(その2)を示す図1のA1−A1矢視断面図である。図1に示すディスポーザー1は、厨房のシンク2の排水口2aに投入口7aが取り付けられ、当該投入口7aから破砕室7内に投入される厨芥を破砕処理するものである。ディスポーザー1は、シンク2への取付手段としてシンクフランジ50及びシンクナット96(図2参照)を備えている。
シンクフランジ50の投入口7aの外周部には、収納溝52a〜52dが設けられている。収納溝52a〜52dは、収納部の一例を構成し、シンク2側からの水で溶解して破砕室7側に流れ込む洗浄剤を収納するようになされる。収納溝52a〜52dは、シンク2側(上面側)に洗浄剤の挿入部を開口されるとともに、破砕室7側に溶解した洗浄剤の通水孔54a〜54d(図2参照)を形成された溝状に構成される。収納溝52a〜52dは、投入口7aの外周部において、複数、ここでは4つに分割された円弧状に構成されている。収納溝52a〜52dには、ここでは4つのカートリッジ70が収納される。
シンクフランジ50は、上述の収納溝52a〜52dの他、ロック用突起53a及び53b、ロックフランジ55a〜55d、ネジ溝57を有して構成される。また、シンクフランジ50の本体部は、互いに一体成形された鍔部50c、胴部50dからなる。
胴部50dは、シンク2の開口部2aと略同じ外形で、破砕室7の投入口7aと略同じ内径の短い管状に構成される。胴部50dの外周面50bには、ネジ溝57が設けられている。また、外周面50bの上端部には、鍔部50cが外側へ突出するように形成されている。鍔部50cは排水口2aよりも充分大きい外径を有している。
シンクフランジ50は、シンク2の上面側から胴部50d部分を挿入され、シンク2の下面側に設置されるシンクナット96とネジ溝57を螺合されることにより、排水口2aに鍔部50cを引っ掛けるようにして取り付けられる。このとき、シンクフランジ50とシンクナット96とにより、破砕室7の外枠を構成するホッパー3の上部が嵌合される。
一方、シンクフランジ50の胴部50dの内周面50aには、後述の蓋体11(図3参照)に対するロック手段として、ロック用突起53a及び53bと、ロックフランジ55a〜55dとが設けられる。2つのロック用突起53a及び53bは、上面側からみて180°の間隔で一対で設けられ、4つのロックフランジ55a〜55dは、ロック用突起53a及び53bより下側(破砕室7側)の位置に、間隙ΔW1を開けて設けられる。
ここでロック用突起53aの幅は、他方のロック用突起53bの幅よりも狭くなされる。これは、蓋体11の装着位置(装着方向)を規制するためである。蓋体11は、ロック用突起53a、53bとロックフランジ55a〜55dとの間隙ΔW1において保持される。
図3は、ディスポーザー1の構成例(その3)を示す概略断面図である。ディスポーザー1は、上述の取付手段の他に、図3に示すようなホッパー3、破砕ユニット4、蓋体11、排水管接続口8、底板9、駆動軸10、制御手段、駆動モータ、減速ユニット等を備えて構成されている。ディスポーザー1にはグラインダー型のものを例示する。
ホッパー3は、ここでは直立円筒形の筒状をなし、厨房設備に設けられたシンク2の下側に設置される。ホッパー3の上端部は、上述のシンクフランジ50及びシンクナット96を介してシンク2の排水口2aに嵌合固定されている。ホッパー3内部は破砕室7を構成する。
ホッパー3の内部には、ホッパー3に対して着脱可能に破砕ユニット4が装着される。破砕ユニット4は、最下段に第3回転破砕刃16を有しており、第3回転破砕刃16下面の中央部に設けられた嵌合部37が図示しない減速ユニットの駆動軸10に嵌合される。
ホッパー3の下部には、シンク2に対する取り付け固定用の筐体(ケース)が連結され、その内部には図示はしないが、駆動手段としての駆動モータや減速ユニットが設置されている。駆動モータは減速ユニットを介して破砕ユニット4の回転破砕刃を回転駆動する。
ホッパー3の内周面には、この例ではシンク2側(上側)からみて互いの角度が180°となる位置に、投入口7a側から下側に延在する一対の嵌合溝3aが形成されている。破砕ユニット4は、当該嵌合溝3aとの嵌合部位を有し、ホッパー3に対して着脱自在となっている。破砕ユニット4は、投入口7aから挿抜される。
ホッパー3の下端部の外周面の所定部位には、排水管部と接続される排水口8が設けられる。ホッパー3の底部には、この排水口8へ向かって傾斜した底板9が設けられ、底板9の中心部は減速ユニットの駆動軸10を受ける軸受部となされる。
また、ホッパー3の上部付近の投入口7aには蓋体11が着脱可能に取り付けられる。ディスポーザー1を使用するときは、蓋体11によって投入口7aが閉塞され、生ごみ処理中に、手などが破砕室7内に不用意に差し込まれないようにすると共に、破砕された生ごみがシンク2側に飛び散らないようにしている。
またここでは、蓋体11の着脱に連動して駆動モータが始動するようになっている。そのため、ディスポーザー1は、蓋体11に設けられた永久磁石などを利用して、投入口7aが閉塞(ロック)されたことを検出する検出手段を備える。ここではホッパー3側に設けられた磁気センサによって投入口7aが閉塞されたことを検出すると、図示しない制御手段によって駆動モータの駆動等が制御される。
破砕ユニット4は、複数、この例では5つの破砕刃、第1回転破砕刃12、第1固定破砕刃13、第2回転破砕刃14、第2固定破砕刃15及び第3回転破砕刃16が積層されて構成される。
図4A〜Cは、第1回転破砕刃12の構成例を示している。図4Aはその上面図、同図Bは正面図、同図Cは同図Bの側面図である。第1回転破砕刃12は、ハブ19、攪拌アーム20、ハンドル21を有して構成され、破砕ユニット4の最上段に配置される。
軸受部であるハブ19の側部には、図4Aに示すように、1本の攪拌アーム20が水平方向に延在している。攪拌アーム20は、回転動作で生ごみを取り込み、下段の破砕刃へと押し込むようになされる。攪拌アーム20の回転方向における前後両面には、図4B及びCに示すような押し込み面20aが形成されている。
押し込み面20aは、攪拌アーム20の両側面において上端が下端に対して突出する方向に傾斜した斜面(テーパ面)である。攪拌アーム20は、双方向の回転動作で、押し込み面20aに接した生ごみに対して、下方に押し付ける力を加える。押し込み面20aの両側面の下端側にはエッジ20bが形成され、図5に示す第1固定破砕刃13との協働で生ごみを粗く破砕する破砕刃として機能する。
また、ハブ19の上面には、ハンドル21が形成される。ハンドル21は、ここでは上面からみて攪拌アーム20と略直角に、ハブ19から左右に同じ長さだけ延在するように設けられる。ハンドル21は破砕ユニット4を引き上げるときの把持部(取っ手)として機能する。把持部として利用されるため、ハンドル21は指がかかる程度の長さに選定されている。
一方、ハブ19には、後述する第3回転破砕刃16に設けられた回転駆動軸36(図8参照)の係止部36aが挿通できる挿通孔19aが穿設されている。挿通孔19aは、断面D形の形状となされており、従って係止部36aも断面D形となされることで、両者が回転的に一体となされる。
図5A〜Cは、第1固定破砕刃13の構成例を示す図である。図5Aはその上面図、同図Bは正面図、同図Cは同図Bの側面図である。第1固定破砕刃13は、ハブ22、アーム23、タブ24を有し、第1回転破砕刃12の下段に配置される。
第1固定破砕刃13は、図5Aに示すように、中央のハブ22から、2本のアーム23が、上面からみて互いに略180°をなす方向に延在する形状を有している。各アーム23は平板形状で、上下端にエッジが形成されている。アーム23は、上述した第1回転破砕刃12及び図6に示す第2回転破砕刃14との協働で破砕刃として機能する。
各アーム23の各先端には回転阻止手段として機能するタブ24が設けられる。タブ24は、図5Bに示すようにホッパー3の長手方向に延在するように上下方向に延びるようになされ、上側に向けて設けられた上側タブ24aと下側に向けて設けられた下側タブ24bとからなる。第1固定破砕刃13は、このタブ24をホッパー3の嵌合溝3a(図3参照)に嵌合させることで、回転を規制される。タブ24には、この例では、第1回転破砕刃12のホッパー3に対する装着位置(深さ)を考慮して、全体の長さが選定された長尺タブが使用される。
長尺のタブ24としたのは、第1には、第1固定破砕刃13に対する回転規制を確実に行うためである。第2には、嵌合溝3aの空きをできるだけ少なくしてタブ24によって嵌合溝3aを埋めるためである。そのため、下側タブ24bよりは上側タブ24aの方が数倍長くなるように選定され、嵌合溝3aに対する嵌合長を長くしている。
また、このように上側タブ24aを長くすることで図3に示したようにホッパー3に破砕ユニット4を装着したとき、投入口7a側から上側タブ24aの先端までの空きが少なくなり、嵌合溝3a内に破砕された生ごみが付着するのを防止している。
また、図5Cに示すように、タブ24はその上端側の幅は嵌合溝3aの幅とほぼ同じくなるように選定され、下端に行くにしたがって若干細くなっている。これは嵌合溝3aに対するタブ24の装着後におけるガタ付きを少なくするためと、嵌合溝3aに対するタブ24の係合をよりスムーズに行うためである。
下側タブ24bは、第1固定破砕刃13と第2固定破砕刃15との間に、第2回転破砕刃14を介在させるための、所定の高さの隙間を形成するように設けられている。そのため、この例では下側タブ24bの長さは第2回転破砕刃14の刃先までの長さのほぼ1/2に選定されている。
一方、ハブ22の内孔23aの径は図6に示す第2回転破砕刃14の軸部の径や、回転駆動軸36の径より大きく、第2回転破砕刃14の軸部や回転駆動軸36とはそれぞれ干渉しない寸法となっている。
図6A及びBは、第2回転破砕刃14の構成例を示す図である。図6Aはその上面図であり、同図BはそのA6−A6矢視断面図である。第2回転破砕刃14は、ハブ27、アーム28を有し、第1固定破砕刃13の下段に配置される。
第2回転破砕刃14は、図6Aに示すように、ハブ27の側部から、3本のアーム28が、互いに略120°を有して放射状に延在した形状を有する。各アーム28はホッパー3の内壁に接触しないように、ホッパー3の内径よりもわずかに短かな半径となされる。各アーム28にはその底面に所定のピッチを有する櫛歯部28aが形成される。
一方、ハブ27の中心部は係合孔27aが穿設され、回転駆動軸36(図3参照)と嵌合して、これより回転力が第2回転破砕刃14に与えられる。そのため、係合孔27aは回転駆動軸36と回転的に一体となるように非円形(例えば角孔)となされている。
図7A及びBは、第2固定破砕刃15の構成例を示している。図7Aはその上面図、同図BはそのA7−A7矢視断面図である。第2固定破砕刃15は、ハブ30、アーム31、櫛歯部31a、リング33、タブ33aを有し、第2回転破砕刃14と噛合するように、第2回転破砕刃14の下段に配置される。
第2固定破砕刃15は、図7Aに示すように、中央部のハブ30から等間隔で接線方向に放射状に延びる8本のアーム31をリング33が囲んだ形状を有している。リング33の外周には、上面側からみて180°間隔で一対のタブ33aが形成される。一対のタブ33aは第2固定破砕刃15をホッパー3に固定するための回転阻止手段として機能する。そのため、一対のタブ33aはホッパー3の内壁に形成された嵌合溝3aに嵌合できるように、その幅よりも若干幅狭な板体として形成される。この幅は第1固定破砕刃13の下側タブ24b(図5参照)の幅とほぼ同じである。タブ33aを嵌合溝3aに装着嵌合させることで、第2固定破砕刃15の回転を規制する。
これらのタブ33aは所定の高さを有し、第1固定破砕刃13の下側タブ24bがタブ33aの上面と対接することで、第1固定破砕刃13と第2固定破砕刃15との間に所定の高さの隙間が形成され、第2回転破砕刃14と丁度噛み合うような寸法に選定してある。
一方、ハブ30の中心孔30aは回転駆動軸36とは干渉しない寸法となっている。また、第2固定破砕刃15の8本のアーム31の中で、6本のアーム31には、上面に図7Bに示すような櫛歯部31aが形成される。
櫛歯部31aは、図6に示した第2回転破砕刃14の櫛歯部28aと噛み合うピッチを有し、図3に示したように、第2回転破砕刃14と第2固定破砕刃15を重ねることで、両者の櫛歯部28a,31aはわずかな隙間が形成された噛み合い状態となる。これにより、櫛歯部31aは、上段の破砕刃から送り込まれた生ごみを、第2回転破砕刃14の櫛歯部28aとの協働で破砕する。
上述したように、第2回転破砕刃14のアーム28は3本、第2固定破砕刃15のアーム31は8本であるので、アーム28同士の間隔に対してアーム31同士の間隔が狭い。このため、8本全てのアーム31に櫛歯部31aを設けると、第2回転破砕刃14のアーム28の間に常に第2固定破砕刃15の櫛歯部31aが存在する状態となり、ある程度の大きさのブロック形状の生ごみが投入された場合に、第2回転破砕刃14のアーム28間に生ごみが入り込まず、破砕されにくくなる事態が想定される。
そこで、8本のアーム31の中で、例えば2本のアーム32には櫛歯部31aを設けないことで、第2回転破砕刃14の回転動作中に、第2固定破砕刃15の櫛歯部31aを設けていないアーム31が第2回転破砕刃14のアーム28の間に位置する場合は、円周方向に広い空間が形成されるようにする。
第2固定破砕刃15は、図7Aに示すように、各アーム31の側面のうち、回転方向側に位置する側面に波面31bが形成される。波面31bは、その下端が上端よりも短くなされたテーパを有する波面として形成される。アーム31は、波面31bを形成されることで、そのテーパを有する凹部で生ごみを捕らえて生ごみの半径方向への移動を抑制し、生ごみを確実に破砕できるようにしている。
図8A及びBは、第3回転破砕刃16の構成例を示している。図8Aはその上面図であり、同図Bはその正面図である。第3回転破砕刃16は、円板35、回転駆動軸36を有し、破砕ユニット4の最も下段に配置される。
円板35は、全面に多数のスリット35aを開口している。本例では、スリット35aは、複数のスリット群に分かれて形成され、各スリット群の隣接のスリット35a同士は互いに略平行に配列される。
円板35の上面は平面で、図7に示した第2固定破砕刃15の各アーム31の底面に接しながら回転する。また、スリット35aは円板35を表裏貫通し、スリット35aの上面側開口縁部には鋭利なエッジが形成される。
第3回転破砕刃16は、円板35の上面を、第2固定破砕刃15のアーム31の底面と擦り合わせながら回転動作を行う。第2固定破砕刃15のアーム31は、第3回転破砕刃16が回転動作することで、波面31bに接した生ごみを、第3回転破砕刃16に押し付ける。
つまり、第2回転破砕刃14の櫛歯部28a(図6)と、第2固定破砕刃15の櫛歯部31a(図7)により破砕されて第3回転破砕刃16の円板35の上面に落下した生ごみはスリット35aに引っ掛かるが、第3回転破砕刃16が回転することで、波面31bにより生ごみがスリット35aに押し付けられ、スリット35aのエッジ部分により生ごみが破砕される。
一方、回転駆動軸36は、円板35の中央部から上面側に突出するように一体形成されている。回転駆動軸36は、第1及び第2回転破砕刃12及び14に対しては回転的に一体となり、第1及び第2固定破砕刃13と15に対しては回転的にフリーとなるような形状となされている。そのため、第1及び第2回転破砕刃12及び14に対応する回転駆動軸36は角軸部(嵌合軸部)となされ、それ以外は丸軸となされる。そして、その軸頭部は、D型の断面積を有するとともに、芯部にネジ部が切られた係止部36aとして機能するように構成されている。
また、円板35の下面側には回転駆動軸36の一部として機能する嵌合部37が設けられ、上述した減速ユニットの駆動軸10と係合して回転駆動される構成となされている。嵌合部37は駆動軸10との嵌合状態を良好にするため、その内穴37aは角穴となされる。六角穴でもよい。また、嵌合部37は減速ユニットの駆動軸10とはできるだけ充分な嵌合状態となるように嵌合部37の嵌合長が選定されているものとする。
以上のように構成された第1回転破砕刃12,第1固定破砕刃13,第2回転破砕刃14,第2固定破砕刃15及び第3回転破砕刃16は、順に並べられて、第3回転破砕刃16に設けられた回転駆動軸36を貫通させることで互いに積層される。その後、図3に示すように回転駆動軸36の軸頭部である係止部36aの上端よりネジ29aを螺合させて緊締することで、複数の破砕刃12〜16が一体化された破砕ユニット4が得られる。このようにして破砕ユニット4が構成される。以下で、蓋体11について説明をする。
図9A及びBは、蓋体11の構成例を示す図である。図9Aはその上面図、同図Bは図9のA9−A9矢視断面図である。蓋体11は、胴部67、頂面板60、係合フランジ61、挿着用凹部62a及び62b、ストッパ64a〜64d、透孔68a及び68b、取っ手69、磁石等を有して構成される。
蓋体11の本体部は、図9Bに示すように筒状の胴部67と、胴部67の頂面を閉塞する頂面板60と、胴部67及び頂面板60に連なって一体成形された係合フランジ61とで構成される。胴部67には、蓋体11の回動位置を検出するため、図示しない3個の磁石が取り付け固定される。蓋体11の回動位置とは、ここでは破砕処理をオフする位置及びオンする位置である。
頂面板60には、取っ手69と、複数の注入用の透孔68aとが設けられる。取っ手69は頂面板60の中央部を隆起させて形成され、蓋体11の回動操作の際に摘まれる。取っ手69の一方の端部には、合わせマーク69aが形成されている。ここでは蓋体11が回動操作され、合わせマーク69aが、シンクフランジ50の「OFF」の回動位置に合わせられたとき、ディスポーザー1の破砕処理はオフし、シンクフランジ50の「ON」の回動位置に合わせられたとき、破砕処理はオンする。
透孔68aは、頂面板60に給水された破砕処理用の水を満遍なくホッパー3の内部に導くようになされる。また、頂面板60の円周部と係合フランジ61との連結部付近には矩形をなす注入用の透孔68bが穿設される。
一方、係合フランジ61には、ほぼ180°対向する位置に凹状に切り欠かれた挿着用凹部62a及び62bが形成される。挿着用凹部62a及び62bの一方の切り欠き端面(一辺)側であって、係合フランジ61の上面には、突起からなるストッパ64b及び64dが設けられている。この例では更に挿着用凹部62aと62bの中間部にも2個のストッパ64a及び64cが設けられている。
また、蓋体11の装着位置を規制するため一方の挿着用凹部62aは上述したロック用突起53aに対応した幅(円周方向の幅)となされ、他方の挿着用凹部62bは、他方のロック用突起53bに対応した幅となされている。このように幅の長さを異ならせることで、蓋体11の装着位置を規制できるようになる。このようにして蓋体11が構成される。以下でディスポーザー1による破砕処理方法について、簡単に説明をする。
図3に示した投入口7aから生ごみを投入した後で、蓋体11で投入口7aを閉じると、制御手段は蓋体11が閉じられたことを検出して駆動モータを回転させる。具体的には、数秒毎、例えば5秒毎に正転と逆転動作を繰り返す回転動作を行う。モータの回転速度としては、100rpm程度に設定され、騒音や振動の発生を抑えている。生ごみの破砕処理中は、シンク2に水を流すことにより、透孔68a及び68bから破砕室7へ給水を行う。
駆動モータが回転すると、破砕ユニット4は、第1回転破砕刃12、第2回転破砕刃14及び第3回転破砕刃16が一体に回転する。これに対して、タブ24、33aの作用で第1固定破砕刃13と第2固定破砕刃15は回転しない。
破砕室7内の生ごみは、第1回転破砕刃12の攪拌アーム20により攪拌され、下段の第1固定破砕刃13のアーム23との協働でおおまかに破砕されると共に、破砕された生ごみが第2回転破砕刃14のアーム28間に送り込まれる。
第2回転破砕刃14のアーム28の間に送り込まれた生ごみは、第2回転破砕刃14の回転により、アーム28の櫛歯部28aと、下段の第2固定破砕刃15のアーム31の櫛歯部31aとの噛み合いで細かく破砕される。
第2固定破砕刃15は、複数のアーム31の中で櫛歯部31aを設けないアーム32を備えることで、第2回転破砕刃14の回転により、櫛歯部31aが設けられていないアーム32が第2回転破砕刃14のアーム28の間に位置すると、円周方向に大きな空間が形成される。これにより、ブロック状等の大きな生ごみでも第2回転破砕刃14のアーム28間に入り込み、第2回転破砕刃14の回転によって、その櫛歯部28aと、第2固定破砕刃15の他のアーム31の櫛歯部31aとの噛み合いで細かく破砕される。これにより、少ない枚数の固定破砕刃と回転破砕刃の組み合わせで、様々な大きさが混在した生ごみを破砕することができる。
第2回転破砕刃14と第2固定破砕刃15との協働で破砕された生ごみは、第2固定破砕刃15の各アーム31及びアーム32と第3回転破砕刃16の円板35との協働で、スリット35aから排出される。
第3回転破砕刃16の回転で上段側のアーム31及びアーム32の波面31b、32aに生ごみが接触すると、波面31b、32aの傾斜角度によって、生ごみは第3回転破砕刃16方向である下方へ押し付けられる力を受ける。
これにより、生ごみは、第3回転破砕刃16の回転によって波面31b、32aによりスリット35aに押し付けられて、スリット35aの上面側開口縁部のエッジにより破砕されながら、波面31b、32aで更に押し込まれてスリット35aを通り下方へ落下する。上述したように、スリット35aはその底面側の開口が大きくなった段差を有するので、スリット35aに押し込まれた生ごみは、スリット35aに詰まることなく下方へ落下する。落下したゴミは、底板9を通って排水口8から排水管部へ排出される。このようにして、ディスポーザー1による破砕処理が実行される。以下で、ディスポーザー1に装着されるカートリッジ70について説明をする。
図10はカートリッジ70の構成例を示す斜視図である。図10に示すカートリッジ70は、破砕室7を洗浄するための洗浄剤を内包するものである。カートリッジ70は、ここでは投入口7aの環状の外周部を4つに分割した円弧状になされ、収納溝52a〜52dに、間隙がほとんどないように収納される。カートリッジ70は、容器部74と蓋部72とにより構成される。
容器部74は、ここでは円弧状の底面74eと、湾曲する内側面74a及び外側面74bと、両端部の側面74c及び74dとを備え、上面が開口された容器である。容器部74の内側面74aには、出水用の通水孔75がここでは複数個形成されている。通水孔75は、カートリッジ70が収納溝52a〜52dに収納された際に破砕室7側に面するようになる。容器部74には、ここでは球状の固形洗浄剤80が内包される。固形洗浄剤80を内包した容器部74の上面には、蓋部72が溶着又は接着される。
蓋部72は、容器部74の底面74eと略同形状に構成され、ここでは全面に複数個の入水用の通水孔73が形成されている。通水孔73は、カートリッジ70が収納溝52a〜52dに収納された際にシンク2側(上面側)に面するようになる。また、蓋部72の一方の端部には、ここでは取っ手部77が形成されている。取っ手部77は、カートリッジ70の装着時に、収納溝52a〜52dの縁部に引っ掛かるようになされ、カートリッジ70の装着及び脱着の際の取っ手として機能する。このようにしてカートリッジ70が構成される。以下で、ディスポーザー1へのカートリッジ70及び蓋体11の装着方法について説明をする。
図11は、カートリッジ70及び蓋体11の装着例を示す上面図である。図11に示すカートリッジ70をディスポーザー1に装着する場合、取っ手部77を摘み、通水孔73が上面になるようにして、カートリッジ70を収納溝52a〜52dの上面側の挿入部から嵌め込む。ここでは4つのカートリッジ70を順番に収納溝52a〜52dに装着する。
また蓋体11をディスポーザー1に装着する場合は、取っ手69を摘んで投入口7aの上側から蓋体11を下げ、挿着用凹部62a及び62bを、それぞれロック用突起53a及び53bに嵌合させるようにする。蓋体11を下げたら、ロック用突起53a及び53bとロックフランジ55a〜55dとの間に係合フランジ61を係合させて蓋体11を回動させる。
ここで蓋体11の合わせマーク69aが、図11に示すようにシンクフランジ50の「ON」に合わせられると、ここでは所定の遅延時間を持って、ディスポーザー1が破砕処理を開始する。このようにして、カートリッジ70及び蓋体11がディスポーザー1に装着される。以下で、ディスポーザー1の破砕処理時の機能例について説明をする。
図12は、ディスポーザー1の機能例を示す概略断面図である。図12に示すディスポーザー1は、破砕処理時の状態を示しており、カートリッジ70及び蓋体11が装着されている。破砕処理時、図示しない水道の蛇口から給水がなされると、給水された水のうち水M1は、蓋体11の透孔68a及び68bを介して、破砕室7全域に供給される。これらの水M1は、主に破砕処理された厨芥を排水管部から排出する。
供給された水のうち水M2は、収納溝52a〜52dから、通水孔73を介してカートリッジ70に入り、固形洗浄剤80を少し溶解させて洗浄剤溶液となり、通水孔75及び通水孔54a〜54dを通って、破砕室7側に供給される。このとき、通水孔54a〜54dは破砕室7の内側面に開口されているので、水M2は破砕室7の内側面に沿って供給されるようになる。従って水M2は、破砕室7の内側面はもちろんのこと、主に破砕室7内の底部及び排水口8及び排水管部のような、特に厨芥が溜まりやすく、ぬめりが発生しやすい部位に効率よく流れ込むようになる。
このように、この発明の第1の実施例としてのディスポーザー1によれば、シンク2に取り付けられた投入口7aの外周部に、シンク2側からの水で溶解して破砕室7内に流れ込む洗浄剤の収納溝52a〜52dが設けられるものである。
従って、シンク2側からの給水時に、収納溝52a〜52dの洗浄剤を溶解させて破砕室7側に供給できるので、給水毎に破砕室7内及び排水管部を洗浄できるとともに、破砕室7内及び排水管部のぬめりの発生を防止できる。
また、投入口7aの外周部に収納溝52a〜52dを設けることにより、破砕室7の内側面に沿って洗浄剤を供給できるので、厨芥が留まりやすく、ぬめりが発生しやすい破砕室7の底部及び排水管部との連結部等を効率よく洗浄できるようになる。
また、収納溝52a〜52d及びカートリッジ70を複数に分割することにより、固形洗浄剤80の使用状況に応じて、個別にカートリッジ70を取り替えることができるので経済的である。
またこの例では、環状である投入口7aの外周部を4つの円弧状に分割した形状の収納溝52a〜52dを形成するようにしたが、これに限られることはなく、4つ以外の所定数、例えば2つ、3つ、5つ等に分割した形状の収納溝を形成してもよい。また、これらは等しく分割されなくてもよい。もちろん投入口7aの外周部を分割せずに、連続した環状の収納溝を形成してもよい。
更にこの例では、収納溝52a〜52dに固形洗浄剤80を内包したカートリッジ70を収納するようにしたが、これに限られることはなく、収納溝52a〜52dに、固形洗浄剤80を内包した紙、ビニール、プラスチック等の繊維状の袋を収納してもよい。このようにすると、カートリッジ70の交換時に発生するゴミの量を削減できる。
また、収納溝52a〜52dに、固形洗浄剤80をそのまま収納するようにしてもよい。このような場合は、収納溝52a〜52dに、表面に通水孔を形成された脱着可能な蓋部を装着するようにするとなおよい。このようにするとゴミを更に削減できる。
図13A及びBは、第2の実施例としてのカートリッジ90の構成例を示す上面図及び正面図である。図13Aに示すカートリッジ90は、破砕室7を洗浄するための洗浄剤を内包するものである。カートリッジ90は、実施例1と同様に構成された2つのカートリッジ70の一方の端部が互いに連結された形状になされ、例えば2つの収納溝52a及び52dに同時に収納される。
カートリッジ90は、2つの容器部74と2つの蓋部92と連結帯97とを有して構成される。ここで、第1の実施例を同じ名称及び符号のものは、同じ機能、同じ構造を有するので詳細な説明は省略する。
固形洗浄剤80を収納した2つの容器部74の開口部には、ここでは2つの蓋部92が接着又は溶着される。2つの蓋部92は連結帯97を介して一体に形成されている。連結帯97は、所定の柔軟性を有する薄さに構成され、ここでは収納溝52aと52dとの縁部に引っ掛かるように蓋部92より上面側に向けて湾曲されている。また、2つの蓋部92には、全面に複数個の入水用の通水孔93が形成されている。
このように、この発明の第2の実施例としてのカートリッジ90によれば、2つのカートリッジが連結帯97を介して互いに連結されている。従って、連結帯97を摘むことにより、2つのカートリッジを、例えば2つの収納溝52a及び52dに同時に容易に脱着できる。
また、この例では2つのカートリッジを連結するようにしたが、これに限られることはなく、3つ以上のカートリッジを連結するようにしてもよい。
この発明は、一般住宅の台所や業務用の厨房等のシンクに適用して極めて好適である。
1・・・ディスポーザー、2・・・シンク、4・・・破砕ユニット、11・・・蓋体、12・・・第1回転破砕刃、13・・・第1固定破砕刃、14・・・第2回転破砕刃、15・・・第2固定破砕刃、16・・・第3回転破砕刃、52a〜52d・・・収納溝、70,90・・・カートリッジ、80・・・固形洗浄剤
Claims (4)
- 厨房のシンクの排水口に投入口が取り付けられ、当該投入口から破砕室内に投入される厨芥を破砕処理するディスポーザーにおいて、
前記投入口の外周部には、
前記シンク側からの水で溶解して前記破砕室側に流れ込む洗浄剤の収納部が設けられることを特徴とするディスポーザー。 - 前記収納部は、
前記シンク側に前記洗浄剤の挿入部が開口されるとともに、
前記破砕室側に溶解した前記洗浄剤の通水孔が形成された溝であることを特徴とする請求項1に記載のディスポーザー。 - 前記収納部には、
前記洗浄剤を内包するカートリッジが収納され、
前記カートリッジは、
前記シンク側に入水用の通水孔が形成されるとともに、前記破砕室側に出水用の通水孔が形成されることを特徴とする請求項1に記載のディスポーザー。 - 前記収納部は、
円弧状に分割されていることを特徴とする請求項1に記載のディスポーザー。
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