JP2006015246A - 生ゴミ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 破砕室内の生ゴミ類を少量の水で効率良く流すことができるようにした生ゴミ処理装置を提供する。
【解決手段】 放射状に延びるアーム28に櫛歯部28aが形成された第2固定破砕刃13は、各アーム28に円周方向に貫通した第1の通水穴28bが形成される。また、各アーム28を連結したリング29に放射方向に貫通した第2の通水穴29cが形成される。放射状に延びるアーム31に櫛歯部31aが形成された第3回転破砕刃14は、各櫛歯部31aに円周方向に貫通した第1の通水穴31bが形成される。また、各アーム31を連結したリング32に放射方向に貫通した第2の通水穴32aが形成される。各回転破砕刃が回転することで発生する水の流れにより各通水穴を水が通ることで、少量の水で各破砕刃に付着した生ゴミを流すことができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、厨房等で発生する生ゴミを破砕する生ゴミ処理装置に関するものであり、特に、使用する水量を抑えつつ破砕した生ゴミの排出性能の向上を図った生ゴミ処理装置に関するものである。
一般家庭やレストラン等において発生する生ゴミ類等の厨芥を破砕処理する生ゴミ処理装置は、ハンマーミル型とグラインダー型の2種類が知られている。ハンマーミル型の生ゴミ処理装置は、円筒形のホッパーの底部に配置した円板上に固定ハンマーあるいは揺動自在なハンマーが設けられている(例えば、特許文献1,2参照)。
ハンマーミル型の生ゴミ処理装置では、ホッパーへ投入された厨芥は、円板が回転することで生じる遠心力で、ホッパーに供給された水と共にホッパーの内周面へ押し付けられ、ハンマーにより破砕される。そして、ホッパーの壁面に形成した溝、あるいは円板の外縁とホッパーの内周面との隙間から下方へ流され、排水管へ排出される。
グラインダー型の生ゴミ処理装置は、櫛歯形の刃を放射状に設けた回転破砕刃と固定破砕刃を交互に積層してホッパー内に収容した構成である(例えば、特許文献3,4参照)。
グラインダー型の生ゴミ処理装置では、積層している回転破砕刃と固定破砕刃のそれぞれの櫛歯形刃はわずかな間隔をもって噛み合っていて、回転破砕刃が回転することにより、回転破砕刃と固定破砕刃の櫛歯形刃にて厨芥を挟んで破砕する。
積層された回転破砕刃と固定破砕刃の刃のピッチは、下層へ行くほど細かくなっており、ホッパーへ投入された厨芥は、上層の回転破砕刃と固定破砕刃によりまず粗く砕かれ、下層の回転破砕刃と固定破砕刃により更に細かく破砕される。そして、回転破砕刃の回転動作中はホッパー内に水を供給することで、破砕された厨芥を下方へ流して排出する。
特開2001−70818号公報 特開2002−292300号公報 特表2002−521193号公報 特表2002−524233号公報
ハンマーミル型の生ゴミ処理装置は、ホッパー内の厨芥を破砕するためにハンマーを取り付けた円板を数千rpmで高速運転する設計としてあり、作動時には、厨芥がハンマーとホッパー内周面に衝突して破砕される騒音や振動、および円板の回転音が大きいという問題がある。
一方、回転刃と固定刃とを交互に積層した構成のグラインダー型の生ゴミ処理装置は、遠心力を利用する必要がないので回転数を抑えて低騒音とすることができる。
但し、グラインダー型の生ゴミ処理装置では、破砕室内に給水された水が回転破砕刃の回転ではじかれてしまい、破砕室内での水の流れが悪いという問題がある。破砕室内での水の流れが悪いと、破砕された厨芥を流すために大量の水を必要とし、生ゴミ処理のコストが高くなるという問題がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、破砕室内の厨芥を少量の水で効率良く流すことができるようにした生ゴミ処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、破砕室内に回転破砕刃と固定破砕刃が交互に積層され、破砕室内に給水しながら回転破砕刃を回転駆動して回転破砕刃と固定破砕刃とにより生ゴミを破砕して下方へ排出する生ゴミ処理装置において、回転破砕刃または固定破砕刃の少なくとも一方に、回転破砕刃と固定破砕刃の相対回転動作に伴う水の流れに沿って貫通した複数の通水穴を形成したことを特徴とする。
請求項2の発明は、通水穴は円周方向に沿って形成されることを特徴とする。
請求項3の発明は、通水穴は放射方向に沿って形成されることを特徴とする。
請求項4の発明は、回転破砕刃および固定破砕刃は、放射状に延びる複数のアームに櫛歯部が形成されると共に通水穴が形成されることを特徴とする。
請求項5の発明は、通水穴は開口部より径が小さい絞り部が形成された貫通孔であることを特徴とする。
本発明によれば、破砕室に供給された水は、回転破砕刃と固定破砕刃の相対回転動作で通水穴を通って流れるので、破砕室内での水の流れが良くなり、破砕された厨芥の破砕刃等への付着を防ぐことができる。これにより、破砕された厨芥を少量の水で効率良く流すことができる生ゴミ処理装置を提供できる。
以下、図面を参照して本発明の生ゴミ処理装置の実施の形態について説明する。
<生ゴミ処理装置の全体構成>
図1は本実施の形態の生ゴミ処理装置1の構成の概要を示す正面断面図である。生ゴミ処理装置1はグラインダー型と称されるもので、例えば厨房設備に設置され、ベースフレーム2の上に生ゴミ等が投入されるホッパー3が搭載されており、ホッパー3の上端がキッチンシンクSの開口部に嵌合している。
ホッパー3の内部には、ホッパー3に対して着脱可能に破砕ユニット4が装着される。破砕ユニット4は、後述する回転破砕刃が減速ユニット5の駆動軸5aに嵌合され、ベースフレーム2に取り付けたモータ6が減速ユニット5を介して破砕ユニット4の回転破砕刃を回転駆動する。詳細は図示しないが、破砕ユニット4に駆動力を伝達する駆動軸5aは、破砕ユニット4との嵌合部分は角軸となっている。
図2は本実施の形態の生ゴミ処理装置1を構成するホッパー3を示し、図2(a)は平面図、図2(b)は側面図、図2(c)は正面断面図である。ホッパー3は直立円筒形の部品であって、上端に投入開口部7が形成される。また、ホッパー3の周面の下端に排水管接続口8が設けられる。更に、ホッパー3内部には、排水管接続口8へ向かって傾斜した底板9が設けられ、底板9の中心には図1に示す減速ユニット5の駆動軸5aが通る穴10が形成される。
ホッパー3の投入開口部7には図1に示す蓋体11が着脱可能に取り付けられる。蓋体11には図示しない給水穴が形成され、投入開口部7を蓋体11で閉じても、ホッパー3内へ給水が可能な構成である。
また、永久磁石とマグネットセンサ等を利用して、蓋体11で投入開口部7を閉じたことを検出する検出手段を備え、図示しない制御手段は、蓋体11で投入開口部7を閉じたことを検出すると、モータ6の駆動等を制御する。
図3および図4は本実施の形態の生ゴミ処理装置1を構成する破砕ユニット4を示し、図3は破砕ユニット4の正面断面図、図4は破砕ユニット4の要部分解斜視図である。
破砕ユニット4は、図4に示す第1回転破砕刃12、第2固定破砕刃13、第3回転破砕刃14および第4固定破砕刃15を、図3に示すようにハウジング16に収容して1つのユニット構成としている。
各破砕刃の構成の詳細は後述するが、第1回転破砕刃12と第3回転破砕刃14の間に第2固定破砕刃13が挟み込まれて保持され、かつ、第4固定破砕刃15が第3回転破砕刃14の軸部に例えばCリング17を嵌めることで保持されて、各破砕刃を一体とした破砕刃ユニット18が構成される。そして、破砕刃ユニット18がハウジング16に収容されて破砕ユニット4が構成される。
ハウジング16は円筒形状で、外径は図2等に示すホッパー3の内径とほぼ等しく構成される。破砕ユニット4はホッパー3の投入開口部7から挿入され、ホッパー3に装着された破砕ユニット4は、ハウジング16がホッパー3の内周面で保持されて破砕室を構成する。
ここで、破砕ユニット4は、第1回転破砕刃12にハンドル20を備えることで、このハンドル20を持ってホッパー3に対して着脱できるようにしてある。
図3に示すように、第1回転破砕刃12、第2固定破砕刃13、第3回転破砕刃14および第4固定破砕刃15は、上下の間隔がほとんど無い状態で重なるように寸法設定してあり、破砕された生ゴミが破砕刃の上下の隙間に入り込んで破砕ユニット4内に残ることが無いようにしている。
<破砕ユニットの構成>
破砕ユニット4の主要構成部品を図5から図9に示す。図5はハウジング16を示し、図5(a)は平面図、図5(b)は図5(a)のA−A断面図である。
ハウジング16は上述したように円筒形状で、内周面には下端から上下中間にかけて2本の縦溝21が180度間隔で設けられる。第2固定破砕刃13および第4固定破砕刃15は、縦溝21に係合する形状を有することによって、ハウジング16に回転出来ない状態で保持される。
図6は破砕ユニット4の最上段に配置される第1回転破砕刃12を示し、図6(a)は正面図、図6(b)は平面図、図6(c)は図6(a)のB−B断面図である。
第1回転破砕刃12は、軸受部22の側部から180度間隔で放射方向へ水平に延びる2本の攪拌アーム23と、攪拌アーム23と一体に形成されるハンドル20を備える。攪拌アーム23は平板形状で、底面と両側面の境界にはエッジが形成され、第2固定破砕刃13との協働で破砕刃として機能する。
ハンドル20は開口部24が形成される。第1回転破砕刃12は、ハンドル20の上端とハンドル20の開口部24の縁部を肉厚で形成し、ハンドル20の他の部分を肉薄に形成することで、強度を落とすことなく軽量化を図っている。
軸受部22は底面側に軸取付穴25が形成されるとともに、軸取付穴25を貫通して図示しないネジが取り付けられる固定穴26が形成される。第1回転破砕刃12は、軸受部22が図8に示す第3回転破砕刃14の後述する軸部に固定され、第1回転破砕刃12と第3回転破砕刃14は一体となって回転する。
図7は第1回転破砕刃12の下段に配置される第2固定破砕刃13を示し、図7(a)は平面図、図7(b)は図7(a)のC−C断面図、図7(c)は底面図である。
第2固定破砕刃13は、ハブ27から120度間隔で放射状に延びる3本のアーム28と、各アーム28を補強等するためのリング29を備える。本例では各アーム28の先端がリング29で連結され、リング29が環状につながっている。そして、リング29の外径は、図5に示すハウジング16の内径と同等あるいは若干小さく構成されて、第2固定破砕刃13がハウジング16に容易に嵌るようにしてある。
第2固定破砕刃13は、各アーム28の底面に所定のピッチを有する櫛歯部28aが形成される。また、各アーム28にそれぞれ複数の第1の通水穴28bが形成される。第1の通水穴28bはアーム28を円周方向に貫通する円筒状の貫通孔である。
第2固定破砕刃13は、リング29の外周に180度間隔で放射方向に突出するタブ29aが形成される。タブ29aはハウジング16の縦溝21に嵌合して、第2固定破砕刃13の回転を規制する。
また、タブ29aには脚部29bが形成され、第2固定破砕刃13と第4固定破砕刃15の間に所定の高さの隙間が形成されるようにしてある。
更に、第2固定破砕刃13は、図4に示すようにリング29に第2の通水穴29cが形成される。第2の通水穴29cは、リング29を放射方向に貫通する円筒状の貫通孔である。
第2固定破砕刃13は、ハブ27の内径は図8に示す第3回転破砕刃14の後述する軸部の径より大きく、第3回転破砕刃14の軸部と干渉しない寸法となっている。
図8は第2固定破砕刃13の下段に配置される第3回転破砕刃14を示し、図8(a)は平面図、図8(b)は図8(a)のD−D断面図である。
第3回転破砕刃14は、ハブ30から等間隔で接線方向に延びる8本のアーム31と、各アーム31を補強等するためのリング32を備える。本例では各アーム31の先端がリング32で連結され、リング32が環状につながっている。そして、リング32の外径は、図5に示すハウジング16の内径より若干小さく構成されて、第3回転破砕刃14が回転する際に、リング32がハウジング16の内面と干渉しないようにしてある。
第3回転破砕刃14は、各アーム31の上面に櫛歯部31aが形成される。第3回転破砕刃14の櫛歯部31aは、図7に示す第2固定破砕刃13の櫛歯部28aと噛み合うピッチを有し、図3に示すように、第2固定破砕刃13と第3回転破砕刃14を重ねると、両者の櫛歯部28a,31aは僅かな隙間が形成される噛み合い状態となる。
これにより、第3回転破砕刃14は、図7に示す第2固定破砕刃13のアーム28間に入り込んだ生ゴミを、櫛歯部31aと櫛歯部28aとの協働で破砕する。ここで、各アーム31はハブ30の接線方向に沿って放射状に延在することで、第3回転破砕刃14が回転する際に、第2固定破砕刃13との噛合点を円周方向にずらして、破砕負荷のピークの抑制および負荷の平坦化を図っている。
第3回転破砕刃14は、各櫛歯部31aに第1の通水穴31bが形成される。第1の通水穴31bは櫛歯部31aを円周方向に貫通する円筒状の貫通孔である。また、第3回転破砕刃14は、図4に示すようにリング32に第2の通水穴32aが形成される。第2の通水穴32aは、リング32を放射方向に貫通する円筒状の貫通孔である。
更に、第3回転破砕刃14は、各アーム31の一方の側面に縦溝を並列した波形面34が形成される。これにより、第3回転破砕刃14の一の方向の回転動作時には、波形面34の凹部で生ゴミを捕らえて生ゴミの半径方向への移動を抑制し、生ゴミを確実に破砕できるようにしている。
第3回転破砕刃14のハブ30は、アーム31の形成面の上側に第1の軸部30aを備えると共に、アーム31の形成面の下側に第2の軸部30bを備える。第1の軸部30aは、図7に示す第2固定破砕刃13のハブ27に対して回転自在に嵌る。また、第1の軸部30aの先端は、図6に示す第1回転破砕刃12の軸受部22の軸取付穴25に嵌る。
第1の軸部30aには、第1回転破砕刃12の軸受部22に嵌めたときに、軸受部22の固定穴26と連通する固定穴35が形成され、図示しないネジで軸受部22の固定穴26と第1の軸部30aの固定穴35を締結することで、第1回転破砕刃12は第3回転破砕刃14に固定される。
第2の軸部30bは、図9に示す第4固定破砕刃15が回転自在に嵌る。また、第2の軸部30bにはCリング固定用の溝36が形成され、図3に示すようにCリング17により第4固定破砕刃15を保持する。
更に、第2の軸部30bの底面には、図1に示す減速ユニット5の駆動軸5aが嵌る角穴37が形成される。図1に示すように、減速ユニット5の駆動軸5aに第2の軸部30bの角穴37が嵌合されることで、モータ6の駆動力が第3回転破砕刃14に伝達され、第3回転破砕刃14と第1回転破砕刃12が一体に回転する。
図9は第3回転破砕刃14の下段に配置される第4固定破砕刃15を示し、図9(a)は平面図、図9(b)は図9(a)のE−E断面図、図9(c)は要部拡大断面図である。
第4固定破砕刃15は円板形状で中心のハブ38を除く全面に多数のスリット39を配列している。なお、本例の第4固定破砕刃15においては、複数のスリット群が形成され、各スリット群においては、隣接するスリット39同士は平行に配列される。
第4固定破砕刃15の上面は平面で、図8に示す第3回転破砕刃14の各アーム31の底面が接しながら回転する。また、図10に示すようにスリット39は第4固定破砕刃15を表裏貫通し、スリット39の上面側開口部には鋭利なエッジが形成される。
図7に示す第2固定破砕刃13の櫛歯部28aと図8に示す第3回転破砕刃14の櫛歯部31aにより破砕されて第4固定破砕刃15の上面に落下した生ゴミは、第3回転破砕刃14が回転することでアーム31によりスリット39に押し付けられて、スリット39のエッジ部分により破砕される。そして、細かく破砕された生ゴミは、スリット39を通って下方へ落下し、図2に示すホッパー3の底板9を通り排水管接続口8から外部へと排出される。
さて、図9(c)に示すように、スリット39は段差部39aが形成され、上面側の開口より底面側の開口を拡大し、スリット39内に押し込まれた生ゴミが落下しやすいようにしてある。これにより、第3回転破砕刃14のアーム31でスリット39に押し込まれた生ゴミが、下方へ落下しやすくなっている。
第4回転破砕刃15の外周には、180度間隔で放射方向に突出するタブ40が形成される。タブ40は図5に示すハウジング16の縦溝21に嵌合して、第4固定破砕刃15の回転を規制する。
なお、スリット39の配列としては、図9に示す例の他、図示しないがハブ38に対して法線方向に配列しても良いし、接線方向に配列しても良い。更には、インボリュート曲線形状に配列しても良い。
<生ゴミ処理装置の動作>
次に、図1に示す生ゴミ処理装置1の動作について各図を参照して説明する。投入開口部7から生ゴミが投入され、蓋体11で投入開口部7が閉じられると、例えば図示しない制御手段は、蓋体11で投入開口部7を閉じたことを検出して、モータ6を回転させる。具体的には、数秒毎、例えば5秒毎に正転と逆転動作を繰り返す回転動作を行う。モータ6の回転速度としては、100rpm程度に設定され、騒音や振動の発生を抑えている。
なお、蓋体11には図示しない給水穴が形成され、投入開口部7を蓋体11で閉じても、ホッパー3内へ給水が可能な構成であり、生ゴミの破砕処理中は、シンクSに水を流す等によって、ホッパー3の内部へ給水を行う。
モータ6が回転すると、破砕ユニット4は、第1回転破砕刃12と第3回転破砕刃14が一体に回転する。これに対して、第2固定破砕刃13と第4固定破砕刃15は回転しない。
これにより、投入開口部7からホッパー3内に投入された生ゴミは、第1回転破砕刃12の攪拌アーム23により攪拌され、下段の第2固定破砕刃13のアーム28との協働で生ゴミをおおまかに破砕すると共に、破砕した生ゴミを第2固定破砕刃13のアーム28間に送り込む。
第2固定破砕刃13のアーム28の間に送り込まれた生ゴミは、下段の第3回転破砕刃14が回転していることで、第2固定破砕刃13のアーム28の櫛歯部28aと、第3回転破砕刃14のアーム31の櫛歯部31aとの噛み合いで細かく破砕される。
第2固定破砕刃13と第3回転破砕刃14の協働で破砕された生ゴミは、第3回転破砕刃14の各アーム31と第4固定破砕刃15のスリット39との協働で破砕され、スリット39から排出される。
さて、生ゴミ処理装置1では、例えば一定時間モータ6を回転駆動した後、図示しない制御手段はモータ6の駆動を停止させる。モータ6の駆動時間は、ホッパー3内に投入された標準的な量の生ゴミを破砕して、排水管接続口8から排出するために必要な時間を考慮して設定される。
上述した破砕処理中は、ホッパー3内の上方から給水が行われることで、破砕された生ゴミが下方へ流される。そして、各回転破砕刃の回転に伴い、例えば第3回転破砕刃14の第1の通水穴31bを通り円周方向に水が流れる。これにより、アーム31や櫛歯部31aに付着した破砕された生ゴミ類を少量の水で効率良く流すことができる。
本例の生ゴミ処理装置1では、第1回転破砕刃12および第3回転破砕刃14は正逆双方向に回転駆動される。例えば第3回転破砕刃14では、一の方向に回転する際は、櫛歯部31a等において回転方向前面となる部位に生ゴミが付着しやすい。この状態から第3回転破砕刃14が逆回転すると、第1通水穴31bを通り櫛歯部31aの回転方向後面から水が吹き出るので、回転方向後面となった部位に付着していた生ゴミが容易に流される。
また、第3回転破砕刃14が回転することによる遠心力で外側へ飛ばされた水が、第2の通水穴32aを通り放射方向に流れる。これにより、リング32に付着した破砕された生ゴミ類を少量の水で効率良く流すことができる。
第2固定破砕刃13においても、各回転破砕刃が回転することで発生する水の流れによって、第1の通水穴28bを通り円周方向に水が流れる。これにより、アーム28や櫛歯部28aに付着した破砕された生ゴミ類を少量の水で効率良く流すことができる。
また、第2の通水穴29cを通り放射方向に水が流れることで、リング29に付着した破砕された生ゴミ類、およびリング29とハウジング16の間に挟まった生ゴミ類等を少量の水で効率良く流すことができる。
さて、本例の生ゴミ処理装置1では、櫛歯部が形成された破砕刃として、第2固定破砕刃13と第3回転破砕刃14の2枚を備えた構成である。従来は櫛歯部を有する破砕刃を3枚程度備えていたので、本例のように破砕刃の枚数を減らすことで、部品点数の削減によるコストダウンを図ることが可能となる。
但し、破砕刃の枚数が少なくなると、破砕刃の積層方向の高さが低くなるので、ブロック状等の大きな生ゴミの取り込み性が劣る。このため、各破砕刃の厚みを増やすことで、積層方向の高さを確保している。各破砕刃の厚みを増やすため、例えばアームの高さを増やしたり、櫛歯部の高さを増やしている。
しかし、アームの高さを増やしたり、櫛歯部の高さを増やすと、第3回転破砕刃14等の回転により発生する水の流れが第2固定破砕刃13のアーム28等に遮られて、水の流れが悪くなり、アームや櫛歯部に生ゴミが付着する可能性が高くなる。そこで、アームや櫛歯部に通水穴を設けて水が通るようにすることで、アームや櫛歯部への生ゴミの付着を抑えている。
なお、本例では、櫛歯部を有する回転破砕刃および固定破砕刃の双方に通水穴を備えているが、例えば回転破砕刃のみに通水穴を備えても良い。また、アームとリングの双方に通水穴を備えているが、アームのみに通水穴を備えても良いし、リングのみに通水穴を備えても良い。
更に、櫛歯部を備えていない第1回転破砕刃12の攪拌アーム23に円周方向に貫通した通水穴を備えても良い。
図10は破砕刃の他の構成例を示す斜視図である。図10(a)に示す破砕刃51は、ハブ52から放射状に延びる例えば5本のアーム53を備える。破砕刃51は、各アーム53の上面に所定のピッチを有する第1の櫛歯部53aが形成されると共に、各アーム53の底面に所定のピッチを有する第2の櫛歯部53bが形成される。更に、各第1の櫛歯部53aに第1の通水穴53cが形成される。第1の通水穴53cは第1の櫛歯部53aを円周方向に貫通する円筒状の貫通孔である。
このように、アーム53の上面と底面の双方に櫛歯部が形成された破砕刃51でも、アームや櫛歯部等に通水穴を設けることで、アーム等に付着した破砕された生ゴミ類を効率良く流すことができる。
図10(b)に示す破砕刃14Aは、図4および図8等に示す第3回転破砕刃14において、櫛歯部31aを放射方向に貫通させて通水穴31bを備えたものである。
このように、櫛歯部31aを放射方向に貫通する通水穴31bを備えると、第3回転破砕刃14等の回転による遠心力で飛ばされた水が通水穴31bを通ることで、櫛歯部31a等に付着した破砕された生ゴミ類を効率良く流すことができる。
図11は通水穴の変形例を示す断面図である。例えば、第3回転破砕刃14の第1の通水穴31bの断面形状を、図11に示すように開口部の径を大きく、中央付近の径を小さくして絞り部33を形成した構成とすることで、第3回転破砕刃14の回転動作により第1の通水穴31bから水が勢い良く噴出するようになり、破砕された生ゴミ類をより効率良く流すことができる。
本発明は、建物のキッチン等に設置され、生ゴミ処理の利便性を向上させることができる。
本実施の形態の生ゴミ処理装置1の構成の概要を示す正面断面図である。 生ゴミ処理装置のホッパー3を示し、図2(a)は平面図、図2(b)は側面図、図2(c)は正面断面図である。 生ゴミ処理装置1を構成する破砕ユニット4の正面断面図である。 生ゴミ処理装置1を構成する破砕ユニット4の要部分解斜視図である。 ハウジング16を示し、図5(a)は平面図、図5(b)は図5(a)のA−A断面図である。 第1回転破砕刃12を示し、図6(a)は正面図、図6(b)は平面図、図6(c)は図6(a)のB−B断面図である。 第2固定破砕刃13を示し、図7(a)は平面図、図7(b)は図7(a)のC−C断面図、図7(c)は底面図である。 第3回転破砕刃14を示し、図8(a)は平面図、図8(b)は図8(a)のD−D断面図である。 第4固定破砕刃15を示し、図9(a)は平面図、図9(b)は図9(a)のE−E断面図、図9(c)は要部拡大断面図である。 破砕刃の他の構成例を示す斜視図である。 通水穴の変形例を示す断面図である。
符号の説明
1・・・生ゴミ処理装置、3・・・ホッパー、4・・・破砕ユニット、6・・・モータ、7・・・投入開口部、12・・・第1回転破砕刃、13・・・第2固定破砕刃、14・・・第3回転破砕刃、15・・・第4固定破砕刃、16・・・ハウジング、23・・・攪拌アーム、28・・・アーム、28a・・・櫛歯部、28b・・・第1の通水穴、29・・・リング、29c・・・第2の通水穴、31・・・アーム、31a・・・櫛歯部、31b・・・第1の通水穴、32・・・リング、32a・・・第2の通水穴、39・・・スリット

Claims (5)

  1. 破砕室内に回転破砕刃と固定破砕刃が交互に積層され、前記破砕室内に給水しながら前記回転破砕刃を回転駆動して前記回転破砕刃と前記固定破砕刃とにより生ゴミを破砕して下方へ排出する生ゴミ処理装置において、
    前記回転破砕刃または前記固定破砕刃の少なくとも一方に、前記回転破砕刃と前記固定破砕刃の相対回転動作に伴う水の流れに沿って貫通した複数の通水穴を形成した
    ことを特徴とする生ゴミ処理装置。
  2. 前記通水穴は、円周方向に沿って形成される
    ことを特徴とする請求項1記載の生ゴミ処理装置。
  3. 前記通水穴は、放射方向に沿って形成される
    ことを特徴とする請求項1記載の生ゴミ処理装置。
  4. 前記回転破砕刃および前記固定破砕刃は、放射状に延びる複数のアームに櫛歯部が形成されると共に前記通水穴が形成される
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載の生ゴミ処理装置。
  5. 前記通水穴は、開口部より径が小さい絞り部が形成された貫通孔である
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の生ゴミ処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009082926A1 (fr) * 2007-12-17 2009-07-09 Wai Hong Chan Moyen de broyage et machine de broyage équipée de ce dernier
CN109092467A (zh) * 2018-08-01 2018-12-28 黑龙江兰德超声科技股份有限公司 农村垃圾处理用固废处理装置

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