JP4412079B2 - 生ゴミ処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、厨房等で発生する生ゴミを破砕する生ゴミ処理装置に関するものであり、特に、破砕性能の向上を図った生ゴミ処理装置に関するものである。
一般家庭やレストラン等において発生する生ゴミ類等の厨芥を破砕処理する生ゴミ処理装置は、ハンマーミル型とグラインダー型の2種類が知られている。ハンマーミル型の生ゴミ処理装置は、円筒形のホッパーの底部に配置した円板上に固定ハンマーあるいは揺動自在なハンマーが設けられている(例えば、特許文献1,2参照)。
ハンマーミル型の生ゴミ処理装置では、ホッパーへ投入された厨芥は、円板が回転することで生じる遠心力でホッパーの内周面へ押し付けられ、ハンマーにより破砕される。そして、ホッパーの壁面に形成した溝、あるいは円板の外縁とホッパーの内周面との隙間から下方へ流され、排水管へ排出される。
グラインダー型の生ゴミ処理装置は、櫛歯形の刃を放射状に設けた回転破砕刃と固定破砕刃を交互に積層してホッパー内に収容した構成である(例えば、特許文献3,4参照)。
グラインダー型の生ゴミ処理装置では、積層している回転破砕刃と固定破砕刃のそれぞれの櫛歯形刃はわずかな間隔をもって噛み合っていて、回転破砕刃が回転することにより、回転破砕刃と固定破砕刃の櫛歯形刃にて厨芥を挟んで破砕する。
積層された回転破砕刃と固定破砕刃の刃のピッチは、下層へ行くほど細かくなっており、ホッパーへ投入された厨芥は、上層の回転破砕刃と固定破砕刃によりまず粗く砕かれ、下層の回転破砕刃と固定破砕刃により更に細かく破砕される。そして、破砕された厨芥は下方へ排出される。
特開2001−70818号公報 特開2002−292300号公報 特表2002−521193号公報 特表2002−524233号公報
ハンマーミル型の生ゴミ処理装置は、ホッパー内の厨芥を破砕するためにハンマーを取り付けた円板を数千rpmで高速運転する設計としてあり、作動時には、厨芥がハンマーとホッパー内周面に衝突して破砕される騒音や振動、および円板の回転音が大きいという問題がある。
また、ハンマーミル型の生ゴミ処理装置は、バナナの皮や枝豆のさや等の繊維質の厨芥を細かく破砕できないという問題がある。
一方、回転破砕刃と固定破砕刃とを交互に積層した構成のグラインダー型の生ゴミ処理装置は、遠心力を利用する必要がないので回転数を抑えて低騒音とすることができる。また、グラインダー型の生ゴミ処理装置は、櫛歯形刃のすり合わせで厨芥を破砕するので、繊維質の厨芥でも切断して細かく破砕することができる。
但し、グラインダー型の生ゴミ処理装置では、回転破砕刃の回転動作等でホッパーの内周面側に移動した厨芥の破砕に時間がかかり、破砕処理時間の遅延につながるという問題がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、破砕性能を向上させて厨芥を短時間で破砕できるようにした生ゴミ処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、破砕室内に回転破砕刃と固定破砕刃が交互に積層され、回転破砕刃を回転駆動して回転破砕刃と固定破砕刃とにより生ゴミを破砕して下方へ排出する生ゴミ処理装置において、回転破砕刃と固定破砕刃は、放射状に延びる複数本のアームに櫛歯部が形成され、回転破砕刃は、アームの先端を連結するリングを備え、リングの外周部に凹凸状の回転刃部が形成され、破砕室の内周面の少なくとも回転破砕刃の外周部の回転刃部と対向する部位に、凹凸状の固定刃部を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、破砕室は回転破砕刃と固定破砕刃を収容して装置本体に対して着脱自在な円筒状のハウジングで構成され、ハウジングの内周面に固定刃部が形成されたことを特徴とする
本発明によれば、回転破砕刃と固定破砕刃の相対回転動作等で破砕室の内周面側に移動した厨芥は、回転破砕刃によって破砕室内周面の固定刃部に押し付けられて破砕する。
これにより、回転破砕刃と固定破砕刃で破砕しきれない厨芥を回転破砕刃と固定刃部で破砕することができ、破砕性能が向上して短時間で厨芥を破砕することができる。また、回転破砕刃と固定破砕刃の枚数を増加することなく、破砕刃として機能する刃部が追加されるので、低コストで破砕性能が向上した生ゴミ処理装置を提供できる。
以下、図面を参照して本発明の生ゴミ処理装置の実施の形態について説明する。
<生ゴミ処理装置の全体構成>
図1は本実施の形態の生ゴミ処理装置1の構成の概要を示す正面断面図である。生ゴミ処理装置1はグラインダー型と称されるもので、例えば厨房設備に設置され、ベースフレーム2の上に生ゴミ等が投入されるホッパー3が搭載されており、ホッパー3の上端がキッチンシンクSの開口部に嵌合している。
ホッパー3の内部には、ホッパー3に対して着脱可能に破砕ユニット4が装着される。破砕ユニット4は、後述する回転破砕刃が減速ユニット5の駆動軸5aに嵌合され、ベースフレーム2に取り付けたモータ6が減速ユニット5を介して破砕ユニット4の回転破砕刃を回転駆動する。詳細は図示しないが、破砕ユニット4に駆動力を伝達する駆動軸5aは、破砕ユニット4との嵌合部分は角軸となっている。
図2は本実施の形態の生ゴミ処理装置1を構成するホッパー3を示し、図2(a)は平面図、図2(b)は側面図、図2(c)は正面断面図である。ホッパー3は直立円筒形の部品であって、上端に投入開口部7が形成される。また、ホッパー3の周面の下端に排水管接続口8が設けられる。更に、ホッパー3内部には、排水管接続口8へ向かって傾斜した底板9が設けられ、底板9の中心には図1に示す減速ユニット5の駆動軸5aが通る穴10が形成される。
ホッパー3の投入開口部7には図1に示す蓋体11が着脱可能に取り付けられる。蓋体11には図示しない給水穴が形成され、投入開口部7を蓋体11で閉じても、ホッパー3内へ給水が可能な構成である。
また、永久磁石とマグネットセンサ等を利用して、蓋体11で投入開口部7を閉じたことを検出する検出手段を備え、図示しない制御手段は、蓋体11で投入開口部7を閉じたことを検出すると、モータ6の駆動等を制御する。
図3および図4は本実施の形態の生ゴミ処理装置1を構成する破砕ユニット4を示し、図3は破砕ユニット4の正面断面図、図4は破砕ユニット4の要部分解斜視図である。なお、図3における切断面は後述する各破砕刃等の切断面と異なり、特徴を模式的に図示している。
破砕ユニット4は、図4に示す第1回転破砕刃12、第2固定破砕刃13、第3回転破砕刃14および第4固定破砕刃15を、図3に示すようにハウジング16に収容して1つのユニット構成としている。
各破砕刃の構成の詳細は後述するが、第1回転破砕刃12と第3回転破砕刃14の間に第2固定破砕刃13が挟み込まれて保持され、かつ、第4固定破砕刃15が第3回転破砕刃14の軸部に例えばCリング17を嵌めることで保持されて、各破砕刃を一体とした破砕刃ユニット18が構成される。そして、破砕刃ユニット18がハウジング16に収容されて破砕ユニット4が構成される。
ハウジング16は円筒形状で、外径は図2等に示すホッパー3の内径とほぼ等しく構成される。破砕ユニット4はホッパー3の投入開口部7から挿入され、ホッパー3に装着された破砕ユニット4は、ハウジング16がホッパー3の内周面で保持されて破砕室を構成する。
ここで、破砕ユニット4は、第1回転破砕刃12にハンドル20を備えることで、このハンドル20を持ってホッパー3に対して着脱できるようにしてある。
図3に示すように、第1回転破砕刃12、第2固定破砕刃13、第3回転破砕刃14および第4固定破砕刃15は、上下の間隔がほとんど無い状態で重なるように寸法設定してあり、破砕された生ゴミが破砕刃の上下の隙間に入り込んで破砕ユニット4内に残ることが無いようにしている。
<破砕ユニットの構成>
破砕ユニット4の主要構成部品を図5から図9に示す。図5はハウジング16を示し、図5(a)は平面図、図5(b)は図5(a)のA−A断面図である。
ハウジング16は上述したように円筒形状で、内周面には下端から上下中間にかけて2本の縦溝16aが180度間隔で設けられる。第2固定破砕刃13および第4固定破砕刃15は、縦溝16aに係合する形状を有することによって、ハウジング16に回転出来ない状態で保持される。
また、ハウジング16は内周面に固定刃部21を備える。固定刃部21は、凹凸状の歯部がハウジング16の内周面に円周方向にわたって形成される。固定刃部21の幅(上下方向の長さ)は、本例では図3に示すように、破砕ユニット4における第1回転破砕刃12から第3回転破砕刃14までの高さと同等程度とする。そして、ハウジング16に破砕刃ユニット18が収容されると、第1回転破砕刃12、第2固定破砕刃13および第3回転破砕刃14の外周部と対向する部位に固定刃部21が形成されるように構成する。
また、固定刃部21の歯部の高さは、第1回転破砕刃12および第3回転破砕刃14の外周部との間に若干の隙間が形成され、各回転破砕刃の回転に干渉しない高さとする。
なお、ハウジング16は樹脂で構成されるので、固定刃部21を金属製の部材で構成して、ハウジング16の内周面に取り付けられるようにしてある。
図6は破砕ユニット4の最上段に配置される第1回転破砕刃12を示し、図6(a)は正面図、図6(b)は平面図、図6(c)は図6(a)のB−B断面図である。
第1回転破砕刃12は、軸受部22の側部から180度間隔で放射方向へ水平に延びる2本の攪拌アーム23と、攪拌アーム23と一体に形成されるハンドル20を備える。攪拌アーム23は平板形状で、底面と両側面の境界にはエッジが形成され、第2固定破砕刃13との協働で破砕刃として機能する。
ハンドル20は開口部24が形成される。第1回転破砕刃12は、ハンドル20の上端とハンドル20の開口部24の縁部を肉厚で形成し、ハンドル20の他の部分を肉薄に形成することで、強度を落とすことなく軽量化を図っている。
軸受部22は底面側に軸取付穴25が形成されると共に、軸取付穴25を貫通して図示しないネジが取り付けられる固定穴26が形成される。第1回転破砕刃12は、軸受部22が図8に示す第3回転破砕刃14の後述する軸部に固定され、第1回転破砕刃12と第3回転破砕刃14は一体となって回転する。
図7は第1回転破砕刃12の下段に配置される第2固定破砕刃13を示し、図7(a)は平面図、図7(b)は図7(a)のC−C断面図、図7(c)は底面図である。
第2固定破砕刃13は、ハブ27から120度間隔で放射状に延びる3本のアーム28と、各アーム28を補強等するためのリング29を備える。本例では各アーム28の先端がリング29で連結され、リング29が環状につながっている。そして、リング29の外径は、図5に示すハウジング16の固定刃部21が設けられる部位の内径と同等あるいは若干小さく構成されて、第2固定破砕刃13がハウジング16に容易に嵌るようにしてある。
第2固定破砕刃13は、各アーム28の底面に所定のピッチを有する櫛歯部28aが形成される。また、第2固定破砕刃13は、リング29の外周に180度間隔で放射方向に突出するタブ29aが形成される。タブ29aはハウジング16の縦溝16aに嵌合して、第2固定破砕刃13の回転を規制する。
更に、タブ29aには脚部29bが形成され、第2固定破砕刃13と第4固定破砕刃15の間に所定の高さの隙間が形成されるようにしてある。また、第2固定破砕刃13は、ハブ27の内径は図8に示す第3回転破砕刃14の後述する軸部の径より大きく、第3回転破砕刃14の軸部と干渉しない寸法となっている。
図8は第2固定破砕刃13の下段に配置される第3回転破砕刃14を示し、図8(a)は平面図、図8(b)は図8(a)のD−D断面図である。
第3回転破砕刃14は、ハブ30から等間隔で接線方向に延びる8本のアーム31と、各アーム31を補強等するためのリング32を備える。本例では各アーム31の先端がリング32で連結され、リング32が環状につながっている。そして、リング32の外径は、図5に示すハウジング16の固定刃部21が設けられる部位の内径より若干小さく構成されて、第3回転破砕刃14が回転する際に、リング32が固定刃部21と干渉しないようにしてある。
第3回転破砕刃14は、各アーム31の上面に櫛歯部31aが形成される。第3回転破砕刃14の櫛歯部31aは、図7に示す第2固定破砕刃13の櫛歯部28aと噛み合うピッチを有し、図3に示すように、第2固定破砕刃13と第3回転破砕刃14を重ねると、両者の櫛歯部28a,31aは僅かな隙間が形成される噛み合い状態となる。
これにより、第3回転破砕刃14は、図7に示す第2固定破砕刃13のアーム28間に入り込んだ生ゴミを、櫛歯部31aと櫛歯部28aとの協働で破砕する。ここで、各アーム31はハブ30の接線方向に沿って放射状に延在することで、第3回転破砕刃14が回転する際に、第2固定破砕刃13との噛合点を円周方向にずらして、破砕負荷のピークの抑制および負荷の平坦化を図っている。
また、第3回転破砕刃14は、各アーム31の一方の側面に縦溝を並列した波形面34が形成される。これにより、第3回転破砕刃14の一の方向の回転動作時には、波形面34の凹部で生ゴミを捕らえて生ゴミの半径方向への移動を抑制し、生ゴミを確実に破砕できるようにしている。
第3回転破砕刃14のハブ30は、アーム31の形成面の上側に第1の軸部30aを備えると共に、アーム31の形成面の下側に第2の軸部30bを備える。第1の軸部30aは、図7に示す第2固定破砕刃13のハブ27に対して回転自在に嵌る。また、第1の軸部30aの先端は、図6に示す第1回転破砕刃12の軸受部22の軸取付穴25に嵌る。
第1の軸部30aには、第1回転破砕刃12の軸受部22に嵌めたときに、軸受部22の固定穴26と連通する固定穴35が形成され、図示しないネジで軸受部22の固定穴26と第1の軸部30aの固定穴35を締結することで、第1回転破砕刃12は第3回転破砕刃14に固定される。
第2の軸部30bは、図9に示す第4固定破砕刃15が回転自在に嵌る。また、第2の軸部30bにはCリング固定用の溝36が形成され、図3に示すようにCリング17により第4固定破砕刃15を保持する。
更に、第2の軸部30bの底面には、図1に示す減速ユニット5の駆動軸5aが嵌る角穴37が形成される。図1に示すように、減速ユニット5の駆動軸5aに第2の軸部30bの角穴37が嵌合されることで、モータ6の駆動力が第3回転破砕刃14に伝達され、第3回転破砕刃14と第1回転破砕刃12が一体に回転する。
図9は第3回転破砕刃14の下段に配置される第4固定破砕刃15を示し、図9(a)は平面図、図9(b)は図9(a)のE−E断面図、図9(c)は要部拡大断面図である。
第4固定破砕刃15は円板形状で中心のハブ38を除く全面に多数のスリット39を配列している。なお、本例の第4固定破砕刃15においては、複数のスリット群が形成され、各スリット群においては、隣接するスリット39同士は平行に配列される。
第4固定破砕刃15の上面は平面で、図8に示す第3回転破砕刃14の各アーム31の底面が接しながら回転する。また、図10に示すようにスリット39は第4固定破砕刃15を表裏貫通し、スリット39の上面側開口部には鋭利なエッジが形成される。
図7に示す第2固定破砕刃13の櫛歯部28aと図8に示す第3回転破砕刃14の櫛歯部31aにより破砕されて第4固定破砕刃15の上面に落下した生ゴミは、第3回転破砕刃14が回転することでアーム31によりスリット39に押し付けられて、スリット39のエッジ部分により破砕される。そして、細かく破砕された生ゴミは、スリット39を通って下方へ落下し、図2に示すホッパー3の底板9を通り排水管接続口8から外部へと排出される。
さて、図9(c)に示すように、スリット39は段差部39aが形成され、上面側の開口より底面側の開口を拡大し、スリット39内に押し込まれた生ゴミが落下しやすいようにしてある。これにより、第3回転破砕刃14のアーム31でスリット39に押し込まれた生ゴミが、下方へ落下しやすくなっている。
第4回転破砕刃15の外周には、180度間隔で放射方向に突出するタブ40が形成される。タブ40は図5に示すハウジング16の縦溝16aに嵌合して、第4固定破砕刃15の回転を規制する。
なお、スリット39の配列としては、図9に示す例の他、図示しないがハブ38に対して法線方向に配列しても良いし、接線方向に配列しても良い。更には、インボリュート曲線形状に配列しても良い。
<生ゴミ処理装置の動作>
次に、図1に示す生ゴミ処理装置1の動作について各図を参照して説明する。投入開口部7から生ゴミが投入され、蓋体11で投入開口部7が閉じられると、例えば図示しない制御手段は、蓋体11で投入開口部7を閉じたことを検出して、モータ6を回転させる。具体的には、数秒毎、例えば5秒毎に正転と逆転動作を繰り返す回転動作を行う。モータ6の回転速度としては、100rpm程度に設定され、騒音や振動の発生を抑えている。
なお、蓋体11には図示しない給水穴が形成され、投入開口部7を蓋体11で閉じても、ホッパー3内へ給水が可能な構成であり、生ゴミの破砕処理中は、シンクSに水を流す等によって、ホッパー3の内部へ給水を行う。
モータ6が回転すると、破砕ユニット4は、第1回転破砕刃12と第3回転破砕刃14が一体に回転する。これに対して、第2固定破砕刃13と第4固定破砕刃15は回転しない。
これにより、投入開口部7からホッパー3内に投入された生ゴミは、第1回転破砕刃12の攪拌アーム23により攪拌され、下段の第2固定破砕刃13のアーム28との協働でおおまかに破砕される。また、ハウジング16の内周面側に位置する生ゴミは、攪拌アーム23やハンドル20の外周部で固定刃部21に押し付けられて破砕される。そして、破砕された生ゴミは第2固定破砕刃13のアーム28間に送り込まれる。
第2固定破砕刃13のアーム28の間に送り込まれた生ゴミは、下段の第3回転破砕刃14が回転していることで、第2固定破砕刃13のアーム28の櫛歯部28aと、第3回転破砕刃14のアーム31の櫛歯部31aとの噛み合いで細かく破砕される。また、ハウジング16の内周面側に位置する生ゴミは、第3回転破砕刃14の外周部で固定刃部21に押し付けられて破砕される。
第2固定破砕刃13と第3回転破砕刃14の協働および固定刃部21と第3回転破砕刃14との協働で破砕された生ゴミは、第3回転破砕刃14の各アーム31と第4固定破砕刃15のスリット39との協働で破砕され、スリット39から排出される。
さて、生ゴミ処理装置1では、例えば一定時間モータ6を回転駆動した後、図示しない制御手段はモータ6の駆動を停止させる。モータ6の駆動時間は、ホッパー3内に投入された標準的な量の生ゴミを破砕して、排水管接続口8から排出するために必要な時間を考慮して設定される。
上述した生ゴミ処理装置1では、第2固定破砕刃13の櫛歯部28aと第3回転破砕刃14の櫛歯部31aのすり合わせで生ゴミを破砕することで、繊維質の生ゴミであっても繊維を切断して破砕することができる。
また、第3回転破砕刃14の回転等によりハウジング16の内周面側に移動した生ゴミは、第3回転破砕刃14等で固定刃部21に押し付けられて破砕されるので、ハウジング16の内周面側の生ゴミも短時間で破砕することができる。更に、魚の骨のように硬い生ゴミでも、第3回転破砕刃14等で固定刃部21に押し付けて破砕することで、短時間で破砕できる。
また、第2固定破砕刃13の櫛歯部28aと第3回転破砕刃14の櫛歯部31aによる生ゴミの切断方向と、回転刃部21と第3回転破砕刃14等による生ゴミの切断方向が異なる。このように、切断方向の異なる刃部を組み合わせることで、生ゴミをより細かく破砕できる。
さて、本例の生ゴミ処理装置1では、櫛歯部が形成された破砕刃として、第2固定破砕刃13と第3回転破砕刃14の2枚を備えた構成である。従来は櫛歯部を有する破砕刃を3枚程度備えていたので、本例のように破砕刃の枚数を減らすことで、部品点数の削減によるコストダウンを図ることが可能となる。
そして、固定刃部21を備えることで、回転破砕刃や固定破砕刃の枚数を追加することなく、破砕刃として機能する刃部が追加されるので、低コストで破砕性能の向上した生ゴミ処理装置1を提供できる。
上述したように、ハウジング16は破砕ユニット4としてホッパー3に対して着脱自在である。これにより、固定刃部21の洗浄は容易に行える。
なお、本例では、固定刃部21を回転破砕刃と固定破砕刃の双方に対向するように形成したが、回転破砕刃に対向する部位、例えば第3回転破砕刃14の外周部に対向する部位に固定刃部21を形成しても良い。また、回転刃部21を円周方向にわたって全周に形成したが、一部に形成しても良い。
図10はハウジング16の固定刃部21と組み合わせて使用される破砕刃の他の構成例を示す斜視図である。図10(a)に示す第3回転破砕刃14Aは、図4および図8等に示す第3回転破砕刃14において、リング32の外周部に凹凸状の回転刃部33を形成したものである。
これにより、ハウジング16側の固定刃部21に対向して回転刃部33が配置され、第3回転破砕刃14Aが回転することで、固定刃部21側だけでなく回転刃部33側でも生ゴミを破砕できるので、破砕性能が向上する。
なお、図示しないが第2回転破砕刃13においてもリング29の外周部に凹凸状の固定刃部を形成することで、第3回転破砕刃14の回転刃部33とハウジング16の固定刃部21、更に第2固定破砕刃13の固定刃部の協働で生ゴミを破砕することができ、破砕性能が更に向上する。
図10(b)に示す第3回転破砕刃14Bは、隣接するアーム31を中間付近でリング32により連結したものである。リング32はアーム31を補強する機能を有するので、アーム31を中間付近で連結する形態も考えられる。このような形態では、第3回転破砕刃14Bはアーム31で生ゴミをハウジング16の固定刃部21に押し付けることになるので、大きめの生ゴミを固定刃部21により効率良く破砕できる。
なお、図示しないが、固定刃部21と組み合わせて使用される回転破砕刃としては、リングを備えていない破砕刃でも良い。
本発明は、建物のキッチン等に設置され、生ゴミ処理の利便性を向上させることができる。
本実施の形態の生ゴミ処理装置1の構成の概要を示す正面断面図である。 生ゴミ処理装置のホッパー3を示し、図2(a)は平面図、図2(b)は側面図、図2(c)は正面断面図である。 生ゴミ処理装置1を構成する破砕ユニット4の正面断面図である。 生ゴミ処理装置1を構成する破砕ユニット4の要部分解斜視図である。 ハウジング16を示し、図5(a)は平面図、図5(b)は図5(a)のA−A断面図である。 第1回転破砕刃12を示し、図6(a)は正面図、図6(b)は平面図、図6(c)は図6(a)のB−B断面図である。 第2固定破砕刃13を示し、図7(a)は平面図、図7(b)は図7(a)のC−C断面図、図7(c)は底面図である。 第3回転破砕刃14を示し、図8(a)は平面図、図8(b)は図8(a)のD−D断面図である。 第4固定破砕刃15を示し、図9(a)は平面図、図9(b)は図9(a)のE−E断面図、図9(c)は要部拡大断面図である。 破砕刃の他の構成例を示す斜視図である。
符号の説明
1・・・生ゴミ処理装置、3・・・ホッパー、4・・・破砕ユニット、6・・・モータ、7・・・投入開口部、12・・・第1回転破砕刃、13・・・第2固定破砕刃、14・・・第3回転破砕刃、15・・・第4固定破砕刃、16・・・ハウジング、21・・・固定刃部、23・・・攪拌アーム、28・・・アーム、28a・・・櫛歯部、29・・・リング、31・・・アーム、31a・・・櫛歯部、32・・・リング、39・・・スリット

Claims (2)

  1. 破砕室内に回転破砕刃と固定破砕刃が交互に積層され、前記回転破砕刃を回転駆動して前記回転破砕刃と前記固定破砕刃とにより生ゴミを破砕して下方へ排出する生ゴミ処理装置において、
    前記回転破砕刃と前記固定破砕刃は、放射状に延びる複数本のアームに櫛歯部が形成され、
    前記回転破砕刃は、前記アームの先端を連結するリングを備え、前記リングの外周部に凹凸状の回転刃部が形成され、
    前記破砕室の内周面の少なくとも前記回転破砕刃の外周部の前記回転刃部と対向する部位に、凹凸状の固定刃部を備えた
    ことを特徴とする生ゴミ処理装置。
  2. 前記破砕室は、前記回転破砕刃と前記固定破砕刃を収容して装置本体に対して着脱自在な円筒状のハウジングで構成され、
    前記ハウジングの内周面に前記固定刃部が形成された
    ことを特徴とする請求項1記載の生ゴミ処理装置。
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