JP4273308B2 - 生ごみ処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、厨房などで生じる生ごみを破砕する生ごみ処理装置に関するものであり、特に、運転モードを切換えられるようにした生ごみ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般家庭やレストランなどにおいて生ごみを破砕する生ごみ処理装置は、ハンマーミル型とグラインダー型の二種類が知られている。ハンマーミル型生ごみ処理装置(例えば、特許文献1, 2)は、円筒形のホッパーの底部に配置した円盤上に固定ハンマー或いは揺動自在なハンマーが設けられている。ホッパーへ投入された生ごみは、円盤が回転することにより生じる遠心力でホッパーの内周面へ押し付けられ、ハンマーにより破砕されてホッパーの壁面に形成した溝、或いは円盤の外縁とホッパーの内周面との間隙から下方へ落下し、排水管へ排出される。
【0003】
グラインダー型生ごみ処理装置(例えば、特許文献3, 4)は、櫛歯形の刃を放射状に設けた回転刃と固定刃とを交互に積層してホッパー内に収容してあり、回転刃と固定刃のそれぞれの櫛歯形刃はわずかな間隙をもって噛み合っていて、回転刃が回転することにより、回転刃と固定刃の櫛歯形刃にて生ごみをはさんで破砕する。積層された回転刃と固定刃の櫛歯形刃のピッチは、下層へ行くほど細かくなっており、ホッパーへ投入された生ごみは、上層の回転刃と固定刃により先ず粗く砕かれ、下層の回転刃と固定刃によりさらに細かく破砕されて下方へ排出される。
【0004】
【特許文献1】
特開2001-70818号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2002-292300号公報
【0006】
【特許文献3】
特表2002-521193号公報
【0007】
【特許文献4】
特表2002-524233号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ハンマーミル型生ごみ処理装置は、ホッパー内の生ごみを粉砕するためにハンマーを取付けた円盤を数千rpmで高速運転する設計としてあり、作動時には、生ごみがハンマーとホッパー内周面に衝突して破砕される騒音や振動及び円盤の回転音が大きく、また、ハンマーによる破砕が困難な植物性繊維などは予め取り除いておく必要があり、処理できる食材がある程度限定されるという欠点がある。
【0009】
一方、回転刃と固定刃とを交互に積層した構成のグラインダー型生ごみ処理装置は、遠心力を利用する必要がないので回転数を抑えて低騒音とすることができ、また、刃の形状やピッチによって破砕粒度を制御できるという利点がある。したがって、刃の組合わせを変更できるように構成すれば、種々の破砕粒度要求に対応できるが、刃の組合わせ及び破砕粒度が異なると、破砕処理にかかる時間も変わってくる。
【0010】
しかしながら、従来の生ごみ処理装置は手動でオンオフするか、或いは手動でオンした後に一定時間後にタイマーでオフするように構成されていて、タイマー制御式の生ごみ処理装置に微破砕型の刃を組付けた場合は、規定時間内に処理が終了しないことがあり、その場合は再度オン操作して2サイクルの運転をしなければならず面倒である。また、破砕刃の間隙などに生ごみが残存していることに気づかずそのまま放置した場合は、生ごみが腐敗して悪臭を放つようになるおそれがある。また、粗破砕型の刃を組付けて規定時間より早く破砕処理が終了した場合は、規定時間が来るまで刃が空転して電気と水の無駄を生じることになる。
【0011】
そこで、生ごみ処理装置の破砕刃の組合わせを変更可能とするとともに、破砕対象物の性質に適した運転モードや破砕刃の種々の組合わせに応じた運転モードに切換えられる生ごみ処理装置を提供するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は上記課題を解決することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するために提案するものであり、回転破砕刃と固定破砕刃を交互に積層し、回転破砕刃を回転駆動して回転破砕刃と固定破砕刃とにより生ごみを破砕して下方へ排出する生ごみ処理装置において、
キッチンシンクの穴に上端が嵌合しているホッパーと、
上記ホッパーの内径とほぼ等しい外径を成す円筒形のハウジングと、
上記ハウジングに上記回転破砕刃と上記固定破砕刃とを収容し上記ホッパーに対して着脱可能に設けられて成る破砕ユニットとを有し、
上記回転破砕刃と上記固定破砕刃とを上記ハウジングに対して着脱及び交換自在に形成するとともに、
上記破砕ユニットを上記ホッパーから取り外して分解清掃を行なうことでき、
回転破砕刃の回転数や運転時間などがそれぞれ相違する複数の運転モードを選択可能とし、破砕対象物の性質に適した運転モードに切り換えられるように構成したことを特徴とする生ごみ処理装置を提供するものである。
【0013】
また、回転破砕刃と固定破砕刃を交互に積層し、回転破砕刃を回転駆動して回転破砕刃と固定破砕刃とにより生ごみを破砕して下方へ排出する生ごみ処理装置において、
キッチンシンクの穴に上端が嵌合しているホッパーと、
上記ホッパーの内径とほぼ等しい外径を成す円筒形のハウジングと、
上記ハウジングに上記回転破砕刃と上記固定破砕刃とを収容し上記ホッパーに対して着脱可能に設けられて成る破砕ユニットとを有し、
上記回転破砕刃と上記固定破砕刃とを上記ハウジングに対して着脱及び交換自在に形成するとともに、
上記破砕ユニットを上記ホッパーから取り外して分解清掃を行なうことでき、
回転破砕刃の回転数や運転時間などがそれぞれ相違する複数の運転モードを選択可能とし、回転破砕刃と固定破砕刃の組み合わせに応じた運転モードに切り換えられるように構成したことを特徴とする生ごみ処理装置を提供するものである。
【0014】
また、回転破砕刃の駆動負荷検出手段を設け、駆動負荷が無負荷基準値に低下して一定時間経過後に回転破砕刃の運転を停止する制御手段を設けた請求項1または2記載の生ごみ処理装置を提供するものである。
【0015】
また、回転破砕刃の駆動負荷検出手段を設け、駆動負荷が過負荷基準値以上に上昇したときに回転破砕刃の運転を停止する制御手段を設けた請求項1または2記載の生ごみ処理装置を提供するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を図に従って詳述する。図1は厨房設備に設置された生ごみ処理装置1を示し、2はベースフレームであり、ベースフレーム2の上にホッパー3が搭載されており、ホッパー3の上端はキッチンシンクSの穴に嵌合している。ホッパー3内には着脱式の破砕ユニット11が装填されており、破砕ユニット11の軸12の下端部は減速ギヤユニット4の駆動軸に嵌合していて、ベースフレーム2に取付けたモータ5が減速ギヤユニット4を介して破砕ユニット11の軸12を回転駆動する。
【0017】
図2はホッパー3を示し、直立円筒形の部品であって周面の下端に排水管接続口6が設けられており、ホッパー3内部には排水管接続口6へ向かって傾斜した底板7が設けられていて、底板7の中心には減速ギヤユニット4の駆動軸が通る穴8が形成されている。
【0018】
図3及び図4に示すように、破砕ユニット11は円筒形のハウジング13に第一攪拌羽根14、第二固定破砕刃15、第三可動破砕刃16、第四固定破砕刃17、第五可動破砕刃18を収容した一つのユニット構成としてあり、上記五枚の部品を下方からハウジング13へ挿入し、ハウジング13内の下端部に形成したリング溝19へCリング20を嵌めることによって破砕刃が保持される。図4に示すように、第二固定破砕刃15、第三可動破砕刃16、第四固定破砕刃17は、外周部の上下の間隙が殆どない状態で重なるように寸法設定してあり、切断された被破砕物が破砕刃の外周部の上下の間隙に入り込んで破砕ユニット11内に残らないようにしている。ハウジング13の外径はホッパー3の内径とほぼ等しく、ホッパー3に装填した破砕ユニット11はホッパー3の内周面で保持される。また、図3に示すハンドル23(ハウジングの上部内面に取付けられる)を持って破砕ユニット11をホッパー3から取り外すことができる。尚、21は減速ギヤユニット4の駆動軸へ連結するためのアダプター、22はワッシャである。
【0019】
破砕ユニット11の構成部品を図5乃至図10に示す。図5に示すように、ハウジング13の内周面には下端から上下中間にかけて三本の縦溝24が120度間隔で設けられており、第二固定破砕刃15と第四固定破砕刃17の外周側端部が縦溝24に係合することによって第二固定破砕刃15と第四固定破砕刃17が固定される。
【0020】
図6は最上層の第一攪拌羽根14を示し、軸12の上部から放射方向へ水平に延びる二本の羽根が設けられており、ハウジング13の内径とほぼ等しい直径のリング26によって羽根を取り囲んでいる。羽根は筒形断面のアーム部25aの下面にプレート部25bを取付けた構造であり、プレートのみの平板形状のものよりも回転時に生ごみを効率よく下方へ送るとともに、野菜などの長繊維の絡みつきやアーム部上面に生ごみが載ることを防止している。軸12の下部は方形断面の角形軸12aとなっていて第三可動破砕刃16と第五可動破砕刃18の角形軸穴が嵌合する。
【0021】
図7は第二固定破砕刃15を示し、ハブ27から120度間隔で三方へ延びるスポーク28の下面は粗いピッチの櫛歯部28aが形成されていて、スポーク28の外径はハウジング13の内径よりも大きく、三本のスポーク28の先端がそれぞれハウジング内周面の縦溝24に係合する。ハブ27の中心穴の直径は第一攪拌羽根14の角形軸12aの径よりも大きく、角形軸12aと干渉しない寸法となっており、第一攪拌羽根14、第三可動破砕刃16、第五可動破砕刃18のみが回転し、第二固定破砕刃15と後述する第四固定破砕刃17は回転しない構造となっている。
【0022】
図8は、第三可動破砕刃16を示し、ハブ29から等間隔で7方向へ延びるスポーク30をリング31が囲んでいる。スポーク30の上下両面は櫛歯形に形成されていて、上面櫛歯部30aの形状は第二固定破砕刃15の下面と噛合い対偶をなしており、図4に示すように第二固定破砕刃15の櫛歯部28aの間を第三可動破砕刃16の上面櫛歯部30aが僅かな間隙を持って通過する。下面の櫛歯部30bは上面の櫛歯部30aよりも歯のピッチが狭く、次に述べる第四固定破砕刃17の櫛歯部33aと噛合い対偶をなし、上から下に向かって破砕粒度が段階的に細かくなるようにしている。ハブ29の軸穴は角形であり、第一攪拌羽根14の角形軸12aに嵌合して第一攪拌羽根14とともに回転する。
【0023】
図9は第四固定破砕刃17を示し、ハブ32から等間隔で8方向へ延びるスポーク33の上面の櫛歯部33aは第三可動破砕刃16の下面の櫛歯部30bと噛合い対偶をなしており、図4に示すように、第三可動破砕刃16と第四固定破砕刃17を重ねると両者の櫛歯部30b,33aは僅かな間隙がある噛合い状態となる。外周のリング34には120度間隔で放射方向へ突出するタブ35が形成されていて、タブ35がハウジング13内の縦溝24に係合して第四固定破砕刃17は回転不能に固定される。スポーク33はハブ32の接線方向に形成されていて、第三可動破砕刃16が回転する際に第三可動破砕刃16と第四固定破砕刃17の噛合点が鋏のごとく半径方向に移動することにより破砕負荷のピークの抑制及び負荷の平坦化を図っている。
【0024】
スポーク33の両側面33b(回転方向の前面と後面となる縦の面)と底面との角は鋭利なエッジとなっていて、後述する第五可動破砕刃18にスポーク33の底面を擦り合わせることにより野菜などの長繊維をエッジで切断する。また、スポーク33の両側面33bは縦溝を横並びに形成した波形面となっており波形の頂点はエッジを形成している。これにより、第三可動破砕刃16との噛合時、及び次に説明する第五可動破砕刃18との摺動時に、波形面の凹部で破砕対象物を捕らえて半径方向の移動を抑制し、破砕対象物を確実に破砕することができる。尚、スポーク33の側面形状は波形のほかに三角波形や台形などでもよいが、波形の凹部に角がない形状のほうがごみの排出性において好ましい。また、スポーク33の一側面のみ波形として他方の側面は平坦な形状であってもよい。
【0025】
以上の各破砕刃15, 16, 17のスポーク数は、第二固定破砕刃が3本、第三可動破砕刃が7本、第四固定破砕刃が8本とそれぞれ相違しており、重なり合う破砕刃のスポーク数が相互に倍数関係とならないようにしてごみ処理動作時の破砕荷重のピークの発生を防止し、駆動負荷の平均化を図っている。
【0026】
図10は第五可動破砕刃18を示し、円盤面のハブ36を除く全面に多数のスリット37を平行に配列している。第五可動破砕刃18の上面は平面であって、図4に示すように第四固定破砕刃17の下面に接して回転する。第三可動破砕刃16と第四固定破砕刃17とにより砕かれて第五可動破砕刃18の上面に落下した生ごみはスリット37に引っかかり、第五可動破砕刃18が回転することによりスリット37のエッジと第四固定破砕刃17の底面のエッジとによって切断される。切断された生ごみはスリット37内を通って下方へ落下し、ホッパー3の傾斜底板7上を滑り落ちて排水口へ排出される。
【0027】
図10(c)に示すように、スリット37の下面側の縁は面取り加工して上面開口よりも開口面積を拡大し、スリット37内へ押し込まれた生ごみが落下しやすいようにしてある。このように、第四固定破砕刃17と第五可動破砕刃18とを面接触させて破砕対象物を切断するので、野菜などの長繊維や魚介類の表皮などのように従来の生ごみ処理装置では処理しにくいものも刃に絡まったり刃と刃の間隙に詰まったりすることがなく、確実に細かく切断して排出することができる。
【0028】
破砕ユニット11はホッパー3に対して着脱可能であり、図3のごとく分解も容易であるから、処理するごみの種類に応じて第五可動破砕刃18を別の破砕粒度の第五可動破砕刃に交換することや、磨耗した破砕刃の交換、或いは詰まった異物の除去や分解清掃なども容易に行える。
【0029】
図11は第五可動破砕刃18のスリット形状の変形例を示し、(a)はスリット37をハブ36の法線方向に配列しており、(b)はスリット37をハブ36の接線方向に配列している。また、(c)はインボリュート形のスリット37を設けた例であり、(d)は平行な複数のスリット37を幾つかのグループに分けてグループ相互の角度を違えたものである。
【0030】
図10の第五可動破砕刃18と図11(c)のインボリュート形スリット37の第五可動破砕刃18の利点は、スリットの本数を多くすることができることであり、これによりスリットの総エッジ長が長くなって切断効率が上がり、全体的な開口面積も大きくなって排出されるごみの流量が多いことから、処理速度が高速化する。
【0031】
また、排出されるごみの粒度をスリット37の幅によって制御できるので、スリット幅が相違する複数種類の第五可動破砕刃を用意することにより、使用現場の処理粒度要求に応じた仕様の生ごみ処理装置を提供できる。
【0032】
破砕ユニット11の駆動に関しては、ハンマーミル型の生ごみ処理装置のように高速回転させる必要はなく、200rpm以下の低回転で十分な処理速度が得られるが、単位時間あたりの処理速度は破砕対象物の硬度や繊維量によって変わることは勿論のこと、第五可動破砕刃のスリット幅によっても変わる。即ち、粗い粒度仕様のスリット幅の広い第五可動破砕刃を組付けた場合は破砕処理速度が速く、微細粒度仕様のスリット幅の狭い第五可動破砕刃を組付けた場合は破砕処理速度が遅くなり、また、高速回転すると狭いスリットは破砕対象物を捉えにくいことから回転数を落としたほうが好ましい。
【0033】
そこで、図示は省略するがキッチンシンクの前面などに配置される操作パネルにオン/オートオフスイッチ、強制オフスイッチに加えて、回転速度、回転時間、正逆転の切換え間隔等を組合わせた複数の運転モードから一つの運転モードを選択できるプリセットスイッチを設け、任意に運転モードを設定できるようにして、破砕対象物の硬度や切断容易性などの性質や破砕刃の仕様に応じた運転モードで運転することを可能とする。
【0034】
例えば、高速短時間、中速標準時間、低速長時間などの複数の運転モードから一つの運転モードを選択できるようにしておき、破砕しやすい軟質野菜ごみなどの場合は高速短時間モードに設定し、骨などの硬いごみが多い場合は低速長時間モードに設定して、破砕対象物の性質に応じて適切な運転モードで処理させることができる。また、粗い粒度仕様の第五可動破砕刃を組付けた場合は高速モードに設定し、微粒度仕様の第五可動破砕刃を組付けた場合は低速モードに設定して、破砕刃の仕様に対して適切な運転モードで処理することができる。勿論、破砕刃の仕様と破砕対象物の性質との組み合わせによって多数の運転モードから適切と思われるものを任意に選択することもできる。
【0035】
尚、設定時間で停止するように1サイクルの運転時間をタイマー制御してもよいが、モータ駆動回路に駆動電流検出回路及び停止制御回路を設け、ごみの破砕処理が終了して駆動負荷が下がり駆動電流が無負荷基準値に低下してから或る時間(処理された生ごみが浄化槽または下水道へ完全に排出されるまでの時間)の後にモータを停止するように制御すれば、ごみの量にかかわらず運転時間が適切に制御されて、電気や水の無駄を防止できる。また、駆動電流が過負荷基準値以上に上昇したときにモータ5を停止するように構成すれば、ごみが詰まったり金属などの異物が挟まったりして破砕刃の回転に異常をきたした場合に過電流を検知してモータを停止し、破砕刃やモータの損傷を防止できる。
【0036】
また、排水管接続口6或いは排水管に止水栓を設ければ、破砕ユニット11およびホッパー内に洗浄液を溜めて破砕ユニット11を回転駆動して破砕ユニット11とホッパー3を洗浄することができる。このとき破砕ユニット11を正逆両方向に回転駆動することにより、破砕刃間の付着物や詰まったものを効果的に洗浄及び排出することができる。そして、ホッパー3から破砕ユニット11を取り外してホッパー3の内部および排水管路をさらに洗浄することができ、ごみの付着により悪臭発生源となりがちな生ごみ処理装置を清潔に維持することができる。
【0037】
尚、この発明は上記の実施形態に限定するものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたものに及ぶことは当然である。
【0038】
【発明の効果】
本発明の生ごみ処理装置は、回転破砕刃と固定破砕刃とを着脱及び交換自在に形成するとともに、回転破砕刃の回転数や運転時間などがそれぞれ相違する複数の運転モードを選択可能としたので、破砕対象物の性質や破砕刃の仕様に応じて適切な回転数や時間の設定で運転でき、高い処理効率が得られる。
また、本発明の破砕ユニットはホッパーに対して着脱可能で、且つ、分解も容易に行なうことができるから、処理するごみの種類に応じて可動破砕刃を別の可動破砕刃に交換することや、摩耗した破砕刃の交換、或いは、詰まった異物の除去や分解清掃なども容易に行なうことができる。
【0039】
また、回転破砕刃の駆動負荷検出手段により破砕処理の終了を検知して運転を停止する構成とすることにより、水や電気の無駄を防ぐことができる。また、駆動負荷が過負荷基準値以上に上昇したときに回転破砕刃の運転を停止する構成とすることにより、モータや破砕刃の損傷を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示し、生ごみ処理装置の正面断面図。
【図2】生ごみ処理装置のホッパーを示し、(a)は平面図、(b)は正面断面図、(c)は右側面図、(d)は底面図である。
【図3】生ごみ処理装置の破砕ユニットの組立図。
【図4】生ごみ処理装置の破砕ユニットの正面断面図。
【図5】破砕ユニットのハウジングを示し、(a)は平面図、(b)は正面断面図、(c)は底面図である。
【図6】第一攪拌羽根を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図7】第二固定破砕刃を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は正面断面図、(d)は底面図である。
【図8】第三可動破砕刃を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は正面断面図、(d)は底面図である。
【図9】第四固定破砕刃を示し、(a)は平面図、(b)は正面断面図である。
【図10】第五可動破砕刃を示し、(a)は平面図、(b)は正面断面図、(c)は(b)の拡大図である。
【図11】 (a)(b)(c)(d)はそれぞれ第五可動破砕刃の他の実施形態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 生ごみ処理装置
2 ベースフレーム
3 ホッパー
6 排水管接続口
7 傾斜底板
11 破砕ユニット
12 軸
13 ハウジング
14 第一攪拌羽根
15 第二固定破砕刃
16 第三可動破砕刃
17 第四固定破砕刃
18 第五可動破砕刃
20 Cリング
23 ハンドル
25 羽根
26 リング
27 ハブ
28 スポーク
28a 櫛歯部
29 ハブ
30 スポーク
30a 櫛歯部
30b 櫛歯部
31 リング
32 ハブ
33 スポーク
33a 櫛歯部
33b 側面
34 リング
35 タブ
36 ハブ
37 スリット

Claims (4)

  1. 回転破砕刃と固定破砕刃を交互に積層し、回転破砕刃を回転駆動して回転破砕刃と固定破砕刃とにより生ごみを破砕して下方へ排出する生ごみ処理装置において、
    キッチンシンクの穴に上端が嵌合しているホッパーと、
    上記ホッパーの内径とほぼ等しい外径を成す円筒形のハウジングと、
    上記ハウジングに上記回転破砕刃と上記固定破砕刃とを収容し上記ホッパーに対して着脱可能に設けられて成る破砕ユニットとを有し、
    上記回転破砕刃と上記固定破砕刃とを上記ハウジングに対して着脱及び交換自在に形成するとともに、
    上記破砕ユニットを上記ホッパーから取り外して分解清掃を行なうことでき、
    回転破砕刃の回転数や運転時間などがそれぞれ相違する複数の運転モードを選択可能とし、破砕対象物の性質に適した運転モードに切り換えられるように構成したことを特徴とする生ごみ処理装置。
  2. 回転破砕刃と固定破砕刃を交互に積層し、回転破砕刃を回転駆動して回転破砕刃と固定破砕刃とにより生ごみを破砕して下方へ排出する生ごみ処理装置において、
    キッチンシンクの穴に上端が嵌合しているホッパーと、
    上記ホッパーの内径とほぼ等しい外径を成す円筒形のハウジングと、
    上記ハウジングに上記回転破砕刃と上記固定破砕刃とを収容し上記ホッパーに対して着脱可能に設けられて成る破砕ユニットとを有し、
    上記回転破砕刃と上記固定破砕刃とを上記ハウジングに対して着脱及び交換自在に形成するとともに、
    上記破砕ユニットを上記ホッパーから取り外して分解清掃を行なうことでき、
    回転破砕刃の回転数や運転時間などがそれぞれ相違する複数の運転モードを選択可能とし、回転破砕刃と固定破砕刃の組み合わせに応じた運転モードに切り換えられるように構成したことを特徴とする生ごみ処理装置。
  3. 回転破砕刃の駆動負荷検出手段を設け、駆動負荷が無負荷基準値に低下して一定時間経過後に回転破砕刃の運転を停止する制御手段を設けた請求項1または2記載の生ごみ処理装置。
  4. 回転破砕刃の駆動負荷検出手段を設け、駆動負荷が過負荷基準値以上に上昇したときに回転破砕刃の運転を停止する制御手段を設けた請求項1または2記載の生ごみ処理装置。
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