JP2006015228A - 生ゴミ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 破砕性能を落とすことなく破砕刃の枚数を減らした生ゴミ処理装置を提供する。
【解決手段】 第3回転破砕刃14は、複数本のアーム31が放射状に等間隔で配列される。複数本のアーム31の中で、所定の数本のアーム31には櫛歯部を形成せず、残りのアーム31の上面に櫛歯部31aを形成する。これにより、第3回転破砕刃14は、円周方向において一部では非等間隔で櫛歯部31aが配列される。第3回転破砕刃14の回転により櫛歯部31aが設けられていないアーム31が第2固定破砕刃13のアーム28の間に位置すると、円周方向に大きな空間が形成される。これにより、ブロック状等の大きな生ゴミでも第2固定破砕刃13のアーム28間に入り込み、第3回転破砕刃14との協働で細かく破砕される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、厨房等で発生する生ゴミを破砕する生ゴミ処理装置に関するものであり、特に、破砕刃の枚数をへらしつつ破砕性能の向上を図った生ゴミ処理装置に関するものである。
一般家庭やレストラン等において発生する生ゴミ等の厨芥を破砕処理する生ゴミ処理装置は、ハンマーミル型とグラインダー型の2種類が知られている。ハンマーミル型の生ゴミ処理装置は、円筒形のホッパーの底部に配置した円板上に固定ハンマーあるいは揺動自在なハンマーが設けられている(例えば、特許文献1,2参照)。
ハンマーミル型の生ゴミ処理装置では、ホッパーへ投入された厨芥は、円板が回転することで生じる遠心力でホッパーの内周面へ押し付けられ、ハンマーにより破砕されてホッパーの壁面に形成した溝、あるいは円板の外縁とホッパーの内周面との隙間から下方へ落下し、排水管へ排出される。
グラインダー型の生ゴミ処理装置は、櫛歯形の刃を放射状に設けた回転刃と固定刃を交互に積層してホッパー内に収容した構成である(例えば、特許文献3,4参照)。
グラインダー型の生ゴミ処理装置では、積層している回転刃と固定刃のそれぞれの櫛歯形刃はわずかな間隔をもって噛み合っていて、回転刃が回転することにより、回転刃と固定刃の櫛歯形刃にて厨芥を挟んで破砕する。
積層された回転刃と固定刃の刃のピッチは、下層へ行くほど細かくなっており、ホッパーへ投入された厨芥は、上層の回転刃と固定刃によりまず粗く砕かれ、下層の回転刃と固定刃により更に細かく破砕されて下方へ排出される。
特開2001−70818号公報 特開2002−292300号公報 特表2002−521193号公報 特表2002−524233号公報
ハンマーミル型の生ゴミ処理装置は、ホッパー内の厨芥を破砕するためにハンマーを取り付けた円板を数千rpmで高速運転する設計としてあり、作動時には、厨芥がハンマーとホッパー内周面に衝突して破砕される騒音や振動、および円板の回転音が大きいという問題がある。
一方、回転刃と固定刃とを交互に積層した構成のグラインダー型の生ゴミ処理装置は、遠心力を利用する必要がないので回転数を抑えて低騒音とすることができる。
但し、様々な大きさの厨芥を最終的に細かく破砕するためには、刃のピッチが異なる破砕刃を複数枚積層する必要があるので、部品点数が多く、コストアップにつながるという問題がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、破砕性能を落とすことなく破砕刃の枚数を減らした生ゴミ処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、回転破砕刃と固定破砕刃を交互に積層し、回転破砕刃を回転駆動して回転破砕刃と固定破砕刃とにより生ゴミを破砕して下方へ排出する生ゴミ処理装置において、回転破砕刃または固定破砕刃は、放射方向に延在する櫛歯部を円周方向に非等間隔で複数箇所に配列したことを特徴とする。
請求項2の発明は、非等間隔で櫛歯部が形成された回転破砕刃または固定破砕刃は、櫛歯部の非設置箇所を、回転破砕刃と固定破砕刃の相対回転動作の中心に対して対称な配列としたことを特徴とする。
請求項3の発明は、非等間隔で櫛歯部が形成された回転破砕刃または固定破砕刃の上段に、この櫛歯部の本数より少ない本数の櫛歯部が形成された固定破砕刃または回転破砕刃を備えたことを特徴とする。
請求項4の発明は、非等間隔で櫛歯部が形成された回転破砕刃または固定破砕刃の下段に、円板を表裏へ貫通する複数のスリットが形成された固定破砕刃または回転破砕刃を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、回転破砕刃または固定破砕刃は、放射方向に延在する櫛歯部を非等間隔で複数箇所に配列したので、回転破砕刃と固定破砕刃の相対回転動作中に、1枚の破砕刃の中で円周方向に大きな空間が形成される箇所が存在する。
これにより、隣接した櫛歯部の間隔が狭く配列され主に厨芥を細かく破砕するための回転破砕刃または固定破砕刃でも、大きな厨芥を取り込んで破砕することができる。従って、少ない枚数の回転破砕刃と固定破砕刃の組み合わせで、様々な大きさが混在した厨芥を細かく破砕することができ、低コストで破砕性能の向上した生ゴミ処理装置を提供できる。
以下、図面を参照して本発明の生ゴミ処理装置の実施の形態について説明する。
<生ゴミ処理装置の全体構成>
図1は本実施の形態の生ゴミ処理装置1の構成の概要を示す正面断面図である。生ゴミ処理装置1は、例えば厨房設備に設置され、ベースフレーム2の上に生ゴミ等が投入されるホッパー3が搭載されており、ホッパー3の上端がキッチンシンクSの開口部に嵌合している。
ホッパー3の内部には、ホッパー3に対して着脱可能に破砕ユニット4が装着される。破砕ユニット4は、後述する回転破砕刃が減速ユニット5の駆動軸5aに嵌合され、ベースフレーム2に取り付けたモータ6が減速ユニット5を介して破砕ユニット4の回転破砕刃を回転駆動する。詳細は図示しないが、破砕ユニット4に駆動力を伝達する駆動軸5aは、破砕ユニット4との嵌合部分は角軸となっている。
図2は本実施の形態の生ゴミ処理装置1を構成するホッパー3を示し、図2(a)は平面図、図2(b)は側面図、図2(c)は正面断面図である。ホッパー3は直立円筒形の部品であって、上端に投入開口部7が形成される。また、ホッパー3の周面の下端に排水管接続口8が設けられる。更に、ホッパー3内部には、排水管接続口8へ向かって傾斜した底板9が設けられ、底板9の中心には図1に示す減速ユニット5の駆動軸5aが通る穴10が形成される。
ホッパー3の投入開口部7には図1に示す蓋体11が着脱可能に取り付けられる。蓋体11には図示しない給水穴が形成され、投入開口部7を蓋体11で閉じても、ホッパー3内へ給水が可能な構成である。
また、永久磁石とマグネットセンサ等を利用して、蓋体11で投入開口部7を閉じたことを検出する検出手段を備え、図示しない制御手段は、蓋体11で投入開口部7を閉じたことを検出すると、モータ6の駆動等を制御する。
図3および図4は本実施の形態の生ゴミ処理装置1を構成する破砕ユニット4を示し、図3は破砕ユニット4の正面断面図、図4は破砕ユニット4の要部分解斜視図である。
破砕ユニット4は、図4に示す第1回転破砕刃12、第2固定破砕刃13、第3回転破砕刃14および第4固定破砕刃15を、図3に示すようにハウジング16に収容して1つのユニット構成としている。
各破砕刃の構成の詳細は後述するが、第1回転破砕刃12と第3回転破砕刃14の間に第2固定破砕刃13が挟み込まれて保持され、かつ、第4固定破砕刃15が第3回転破砕刃14の軸部に例えばCリング17を嵌めることで保持されて、各破砕刃を一体とした破砕刃ユニット18が構成される。そして、破砕刃ユニット18がハウジング16に収容されて破砕ユニット4が構成される。
ハウジング16は円筒形状で、外径は図2等に示すホッパー3の内径とほぼ等しく構成される。破砕ユニット4はホッパー3の投入開口部7から挿入され、ホッパー3に装着された破砕ユニット4は、ハウジング16がホッパー3の内周面で保持されて破砕室を構成する。
ここで、破砕ユニット4は、第1回転破砕刃12にハンドル20を備えることで、このハンドル20を持ってホッパー3に対して着脱できるようにしてある。
図3に示すように、第1回転破砕刃12、第2固定破砕刃13、第3回転破砕刃14および第4固定破砕刃15は、上下の間隔がほとんど無い状態で重なるように寸法設定してあり、破砕された生ゴミが破砕刃の上下の隙間に入り込んで破砕ユニット4内に残ることが無いようにしている。
なお、本例ではホッパー3に対してハウジング16を独立した構成としているが、ホッパー3とハウジング16を一体で構成し、破砕刃ユニット18を着脱する構成としても良い。
<破砕ユニットの構成>
破砕ユニット4の主要構成部品を図5から図10に示す。図5はハウジング16を示し、図5(a)は平面図、図5(b)は図5(a)のA−A断面図である。
ハウジング16は上述したように円筒形状で、内周面には下端から上下中間にかけて2本の縦溝21が180度間隔で設けられる。第2固定破砕刃13および第4固定破砕刃15は、縦溝21に係合する形状を有することによって、ハウジング16に回転出来ない状態で保持される。
図6は破砕ユニット4の最上段に配置される第1回転破砕刃12を示し、図6(a)は正面図、図6(b)は平面図、図6(c)は図6(a)のB−B断面図である。
第1回転破砕刃12は、軸受部22の側部から180度間隔で放射方向へ水平に延びる2本の攪拌アーム23と、攪拌アーム23と一体に形成されるハンドル20を備える。攪拌アーム23は平板形状で、両側面の下端側にはエッジが形成され、第2固定破砕刃13との協働で破砕刃として機能する。
ハンドル20は開口部24が形成される。第1回転破砕刃12は、ハンドル20の上端とハンドル20の開口部24の縁部を肉厚で形成し、ハンドル20の他の部分を肉薄に形成することで、強度を落とすことなく軽量化を図っている。
軸受部22は底面側に軸取付穴25が形成されるとともに、軸取付穴25を貫通して図示しないネジが取り付けられる固定穴26が形成される。第1回転破砕刃12は、軸受部22が図8に示す第3回転破砕刃14の後述する軸部に固定され、第1回転破砕刃12と第3回転破砕刃14は一体となって回転する。
図7は第1回転破砕刃12の下段に配置される第2固定破砕刃13を示し、図7(a)は平面図、図7(b)は図7(a)のC−C断面図、図7(c)は底面図である。
第2固定破砕刃13は、ハブ27から120度間隔で放射状に延びる3本のアーム28をリング29が囲んだ形状である。各アーム28は底面に所定のピッチを有する櫛歯部28aが形成される。また、リング29の外径は図5に示すハウジング16の内径とほぼ同じで、リング29の外周には180度間隔で放射方向に突出するタブ29aが形成される。タブ29aはハウジング16の縦溝21に嵌合して、第2固定破砕刃13の回転を規制する。
また、タブ29aには脚部29bが形成され、第2固定破砕刃13と第4固定破砕刃15の間に所定の高さの隙間が形成されるようにしてある。更に、ハブ27の内径は図8に示す第3回転破砕刃14の後述する軸部の径より大きく、第3回転破砕刃14の軸部と干渉しない寸法となっている。
図8は第2固定破砕刃13の下段に配置される第3回転破砕刃14を示し、図8(a)は平面図、図8(b)は図8(a)のD−D断面図、図8(c)は片側半分を省略した底面図である。
第3回転破砕刃14は、ハブ30から等間隔で接線方向に放射状に延びる8本のアーム31をリング32が囲んだ形状である。8本のアーム31の中で、6本のアーム31は上面に櫛歯部31aが形成される。第3回転破砕刃14の櫛歯部31aは、図7に示す第2固定破砕刃13の櫛歯部28aと噛み合うピッチを有し、図3に示すように、第2固定破砕刃13と第3回転破砕刃14を重ねると、両者の櫛歯部28a,31aは僅かな隙間が形成される噛み合い状態となる。
第3回転破砕刃14の櫛歯部31aは、図7に示す第2固定破砕刃13のアーム28間に入り込んだ生ゴミを、第2固定破砕刃13の櫛歯部28aとの協働で破砕する。
上述したように、第2固定破砕刃13のアーム28は3本、第3回転破砕刃14のアーム31は8本であるので、アーム28同士の間隔に対してアーム31同士の間隔が狭い。
このため、8本全てのアーム31に櫛歯部31aを設けると、第2固定破砕刃13のアーム28の間に常に第3固定破砕刃14の櫛歯部31aが存在する状態となり、ある程度の大きさのブロック形状の生ゴミが投入された場合に、第2固定破砕刃13のアーム28間に生ゴミが入り込まず、破砕されにくくなる事象が発生する。
そこで、第3回転破砕刃14において、8本のアーム31の中で、例えば2本のアーム31には櫛歯部31aを設けないことで、第3回転破砕刃14の回転動作中に、櫛歯部31aを設けていないアーム31が第2固定破砕刃13のアーム28の間に位置する場合は、円周方向に広い空間が形成されるようにする。
これにより、ある程度の大きさのブロック形状の生ゴミが投入された場合でも、第2固定破砕刃13のアーム28間に生ゴミが入り込み、第3回転破砕刃14の回転動作で他のアーム31の櫛歯部31aと第2固定破砕刃13の櫛歯部28aの協働で生ゴミが破砕される。
なお、第3回転破砕刃14において櫛歯部31aを設けないアーム31の数が多いと破砕能力が低下するので、例えば8本のアーム31を備える場合は、櫛歯部31aを設けないアーム31は2本程度が望ましい。
ここで、櫛歯部31aを設けないアーム31は180度の位置関係にあり、第3回転破砕刃14が回転する際のバランスをとって、回転むらや振動が発生しないようにしてある。
また、各アーム31はハブ30の接線方向に沿って放射状に延在することで、第3回転破砕刃14が回転する際に、第2固定破砕刃13との噛合点を円周方向にずらして、破砕負荷のピークの抑制および負荷の平坦化を図っている。
第3回転破砕刃14は、各アーム31の回転方向における前後両面に押し付け面33が形成される。図9は図8(a)のE−E断面図で、押し付け面33の詳細を示す。
押し付け面33は、アーム31の両側面において上端が下端に対して突出する方向に傾斜した斜面(テーパ面)である。第3回転破砕刃14は、図10に示す第4固定破砕刃15にアーム31の底面を擦り合わせながら回転動作を行うが、アーム31の両側面に押し付け面33を形成することで、押し付け面33に接した生ゴミ(ある程度の大きさまで破砕されているもの)に対して、第4固定破砕刃15に押し付ける力を加えることができる。
本例では、押し付け面33の傾斜角度は鉛直面に対して20度に設定される。なお、押し付け面33の傾斜角度が小さい(鉛直面に近い)と、生ゴミを押し付ける力が弱くなる。また、押し付け面33の傾斜角度が大きいと、厚みの薄い生ゴミをアーム31の底面と第4固定破砕刃15の間に噛み込みやすくなる。
このため、押し付け面33の傾斜角度としては、鉛直面に対して10度から30度程度の範囲が望ましく、より具体的には、20度前後の傾斜角度が望ましい。
図8に戻り、各アーム31の一方の側面は縦溝を並列した波形面34が形成される。これにより、第3回転破砕刃14の一の方向の回転動作時には、波形面34の凹部で生ゴミを捕らえて生ゴミの半径方向への移動を抑制し、生ゴミを確実に破砕できるようにしている。ここで、波形面34においても図9に示すように上下方向で傾斜をつけて、押し付け面33を形成してある。
なお、第3回転破砕刃14において各アーム31の一方の側面に波形面34を形成したことで、第3回転破砕刃14を波形面34が回転方向前面となる方向で回転させた場合は、上段の櫛歯等である程度の大きさまで破砕された生ゴミを、波形面34と押し付け面33および図10に示す第4固定破砕刃15との協働で更に細かく破砕する動作が主に行われる。これに対して、第3回転破砕刃14の逆向きの回転では、押し付け面33および図10に示す第4固定破砕刃15との協働で生ゴミを排出する動作が主に行われる。
第3回転破砕刃14のハブ30は、アーム31の形成面の上側に第1の軸部30aを備えると共に、アーム31の形成面の下側に第2の軸部30bを備える。第1の軸部30aは、図7に示す第2固定破砕刃13のハブ27に対して回転自在に嵌る。また、第1の軸部30aの先端は、図6に示す第1回転破砕刃12の軸受部22の軸取付穴25に嵌る。
第1の軸部30aには、第1回転破砕刃12の軸受部22に嵌めたときに、軸受部22の固定穴26と連通する固定穴35が形成され、図示しないネジで軸受部22の固定穴26と第1の軸部30aの固定穴35を締結することで、第1回転破砕刃12は第3回転破砕刃14に固定される。
第2の軸部30bは、図10に示す第4固定破砕刃15が回転自在に嵌る。また、第2の軸部30bにはCリング固定用の溝36が形成され、図3に示すようにCリング17により第4固定破砕刃15を保持する。
更に、第2の軸部30bの底面には、図1に示す減速ユニット5の駆動軸5aが嵌る角穴37が形成される。図1に示すように、減速ユニット5の駆動軸5aに第2の軸部30bの角穴37が嵌合されることで、モータ6の駆動力が第3回転破砕刃14に伝達され、第3回転破砕刃14と第1回転破砕刃12が一体に回転する。
さて、各破砕刃は金属の一体成形品であるが、例えば、第3回転破砕刃14であれば、押し付け面33とアーム31の底面との境界に鋭利なエッジを形成するため、成形後に底面を切削してエッジを形成する作業を行う。
第3回転破砕刃14の場合は、やすりなどの切削部材に対して、第3回転破砕刃14を図9に矢印aで示す方向に回転させて切削を行う。これにより、切削方向先端側となる波形面34を形成した側の押し付け面33とアーム31の底面との境界に鋭利なエッジが形成される。
但し、切削方向後端側にはバリが生じる。そこで、アーム31の底面に一端側に成形時にバリ逃げ用の斜面を形成しておくことで、バリが押し付け面33と底面との境界に発生しないようにして、破砕能力の低下を防いでいる。従って、第3回転破砕刃14の製造方法等によっては、アーム31の底面を平面で構成しても良い。
図10は第3回転破砕刃14の下段に配置される第4固定破砕刃15を示し、図10(a)は平面図、図10(b)は図10(a)のF−F断面図、図10(c)は要部拡大断面図である。
第4固定破砕刃15は円板形状で中心のハブ38を除く全面に多数のスリット39を配列している。なお、本例の第4固定破砕刃15においては、複数のスリット群が形成され、各スリット群においては、隣接するスリット39同士は平行に配列される。
第4固定破砕刃15の上面は平面で、図8に示す第3回転破砕刃14の各アーム31の底面が接しながら回転する。また、図10に示すスリット39は第4固定破砕刃15を表裏貫通し、スリット39の第3回転破砕刃14と対向する上面側には鋭利なエッジが形成される。
図7に示す第2固定破砕刃13の櫛歯部28aと図8に示す第3回転破砕刃14の櫛歯部31aにより破砕されて第4固定破砕刃15の上面に落下した生ゴミはスリット39に引っ掛かり、第3回転破砕刃14が回転することで、押し付け面33によりスリット39に押し付けられて、スリット39のエッジ部分により破砕される。そして、細かく破砕された生ゴミは、スリット39を通って下方へ落下し、図2に示すホッパー3の底板9を通り排水管接続口8から外部へと排出される。
さて、図10(c)に示すように、スリット39は段差部39aが形成され、上面側の開口より底面側の開口を拡大し、スリット39内に押し込まれた生ゴミが落下しやすいようにしてある。これにより、第3回転破砕刃14の押し付け面33でスリット39に押し込まれた生ゴミが、下方へ落下しやすくなっている。
第4回転破砕刃15の外周には、180度間隔で放射方向に突出するタブ40が形成される。タブ40は図5に示すハウジング16の縦溝21に嵌合して、第4固定破砕刃15の回転を規制する。
なお、スリット39の配列としては、図10に示す例の他、図示しないがハブ38に対して法線方向に配列しても良いし、接線方向に配列しても良い。更には、インボリュート曲線形状に配列しても良い。
<生ゴミ処理装置の動作>
次に、図1に示す生ゴミ処理装置1の動作について説明する。まず、生ゴミ処理装置1の全体の動作について各図を参照して説明すると、投入開口部7から生ゴミが投入され、蓋体11で投入開口部7を閉じると、例えば図示しない制御手段は、蓋体11で投入開口部7を閉じたことを検出して、モータ6を回転させる。具体的には、数秒毎、例えば5秒毎に正転と逆転動作を繰り返す回転動作を行う。モータ6の回転速度としては、100rpm程度に設定され、騒音や振動の発生を抑えている。
なお、蓋体11には図示しない給水穴が形成され、投入開口部7を蓋体11で閉じても、ホッパー3内へ給水が可能な構成であり、生ゴミの破砕処理中は、シンクSに水を流す等によって、ホッパー3の内部へ給水を行う。
モータ6が回転すると、破砕ユニット4は、第1回転破砕刃12と第3回転破砕刃14が一体に回転する。これに対して、第2固定破砕刃13と第4固定破砕刃15は回転しない。
これにより、投入開口部7からホッパー3内に投入された生ゴミは、第1回転破砕刃12の攪拌アーム23により攪拌され、下段の第2固定破砕刃13のアーム28との協働で生ゴミをおおまかに破砕すると共に、破砕した生ゴミを第2固定破砕刃13のアーム28間に送り込む。
第2固定破砕刃13のアーム28の間に送り込まれた生ゴミは、下段の第3回転破砕刃14が回転していることで、第2固定破砕刃13のアーム28の櫛歯部28aと、第3回転破砕刃14のアーム31の櫛歯部31aとの噛み合いで細かく破砕される。
ここで、第3回転破砕刃14は、複数のアーム31の中で櫛歯部31aを設けないアーム31を備えることで、第3回転破砕刃14の回転により櫛歯部31aが設けられていないアーム31が第2固定破砕刃13のアーム28の間に位置すると、円周方向に大きな空間が形成される。これにより、ブロック状等の大きな生ゴミでも第2固定破砕刃13のアーム28間に入り込み、第3回転破砕刃14の回転によって、第2固定破砕刃13の櫛歯部28aと、第3回転破砕刃14の他アーム31の櫛歯部31aとの噛み合いで細かく破砕される。
これにより、少ない枚数の固定破砕刃と回転破砕刃の組み合わせで、様々な大きさが混在した生ゴミを破砕することができる。
なお、第3回転破砕刃14で櫛歯部を形成しないアームを回転中心に対して対称な位置関係とすることで、大きめな生ゴミの取り込みの際に均等に生ゴミが落ち、櫛歯部等に加わる破砕荷重が均等になる。
第2固定破砕刃13と第3回転破砕刃14の協働で破砕された生ゴミは、第3回転破砕刃14の各アーム31と第4固定破砕刃15の協働で、スリット39から排出される。
次に、第3回転破砕刃14と第4固定破砕刃15の動作の詳細について説明する。図11および図12は第3回転破砕刃14と第4固定破砕刃15による破砕・排出動作を示す断面図である。
図11にスリット39の幅より大きな生ゴミ51が第4固定破砕刃15上に落下した状態を示す。第3回転破砕刃14が例えば矢印b方向に回転して、アーム31の押し付け面33が生ゴミ51と接触すると、押し付け面33の傾斜角度によって、生ゴミ51は第4固定破砕刃15方向である下方へ押し付けられる力を受ける。
これにより、生ゴミ51は、第3回転破砕刃14の回転によって押し付け面33によりスリット39に押し付けられて、スリット39のエッジにより破砕され、押し付け面33で更に押し込まれてスリット39を通り下方へ落下する。
上述したように、スリット39は段差部39aが形成され、上面側の開口より底面側の開口が拡大している。従って、第3回転破砕刃14の押し付け面33でスリット39に押し付けられて破砕した生ゴミ51が、スリット39の幅と同じような大きさであっても、押し付け面33で更に押し込まれることで、段差部39aを通過して幅の広い部分に移動し、スリット39に詰まることなく下方へ落下する。
図12にスリット39の幅と同等あるいは小さな生ゴミ52が第4固定破砕刃15上に落下した状態を示す。第3回転破砕刃14が例えば矢印b方向に回転して、アーム31の押し付け面33が生ゴミ52と接触すると、押し付け面33の傾斜角度によって、生ゴミ52は押し付け面33によりスリット39に押し込まれる。
スリット39は上面側の開口より底面側の開口が拡大しているので、スリット39の幅と同じような大きさの生ゴミ52であっても、押し付け面33で押し込まれて段差部39aを通過することで、スリット39に詰まることなく下方へ落下する。
また、次の生ゴミが押し込まれることでも、生ゴミ52は段差部39aを通過して幅の狭い部分から幅の広い部分に押し込まれ、スリット39に詰まることなく落下する。
これにより、第4固定破砕刃15上の破砕された生ゴミは、スリット39から積極的に下方に落下させられ、第4固定破砕刃15上の生ゴミの滞留を防ぐことができる。
図9で説明したように、押し付け面33の傾斜角度が小さいと、生ゴミをスリット39に押し付ける力が弱くなり、破砕や排出を十分に行えない。また、押し付け面33の傾斜角度が大きいと、厚みの薄い生ゴミ(葉物の野菜屑等)をアーム31の底面と第4固定破砕刃15の間に噛み込みやすくなり、やはり破砕や排出を十分に行えない。このため、押し付け面33の傾斜角度としては、鉛直面に対して20度前後の傾斜角度が望ましい。
ここで、アーム31の両側面に押し付け面33を形成することで、各アーム31と第4固定破砕刃15の接触面積が狭くなる。これにより、回転動作時の金属同士の擦れ音を軽減することができる。
なお、図11および図12では第3回転破砕刃14が矢印b方向に回転している場合を例に説明したが、押し付け面33はアーム31の両側面に形成され、第3回転破砕刃14は正逆両方向に回転駆動されるので、図11および図12と逆方向に回転する場合でも、同等の効果を得ることができる。
さて、生ゴミ処理装置1では、例えば一定時間モータ6を回転駆動した後、図示しない制御手段はモータ6の駆動を停止させる。モータ6の駆動時間は、ホッパー3内に投入された標準的な量の生ゴミを破砕して、排水管接続口8から排出するために必要な時間を考慮して設定される。
本例の生ゴミ処理装置1では、破砕ユニット4はホッパー3に対して着脱可能であり、第1回転破砕刃12のハンドル20を持つことで容易に着脱できる。このように破砕刃にハンドル20を一体に構成することで、別体でハンドルを設ける必要がなく、部品点数を減らすことが出来ると共に、スペースの有効活用が可能となる。
また、破砕ユニット4をホッパー3に取り付ける際に、減速ユニット5の駆動軸5aに第3回転破砕刃14の第2の軸部30bを嵌める必要がある。駆動軸5aと第2の軸部30bは、角軸と角穴の嵌合で接続されるので、第2の軸部30bの向きを調整する必要がある。
本例では、第2の軸部30bを備える第3回転破砕刃14は、ハンドル20を備えた第1回転破砕刃12と一体に接続されているので、ハンドル20を持って回転させることで、第3回転破砕刃14も回転して、第2の軸部30bの向きを調整することができる。
従って、回転破砕刃や固定破砕刃の刃の部分に直接触れることなく、減速ユニット5の駆動軸5aに、第2の軸部30bの角穴37の向き合わせて嵌めることができ、着脱時の操作性が向上すると共に、安全性が向上する。
そして、破砕ユニット4がホッパー3に対して容易に着脱できることで、破砕ユニット4をホッパー3から取り外して、ハウジング16や各破砕刃の清掃を行うことができる。また、ハウジング16から破砕刃ユニット18を取り外して各破砕刃を清掃することもできる。
本発明は、建物のキッチン等に設置され、生ゴミ処理の利便性を向上させることができる。
本実施の形態の生ゴミ処理装置1の構成の概要を示す正面断面図である。 生ゴミ処理装置のホッパー3を示し、図2(a)は平面図、図2(b)は側面図、図2(c)は正面断面図である。 生ゴミ処理装置1を構成する破砕ユニット4の正面断面図である。 生ゴミ処理装置1を構成する破砕ユニット4の要部分解斜視図である。 ハウジング16を示し、図5(a)は平面図、図5(b)は図5(a)のA−A断面図である。 第1回転破砕刃12を示し、図6(a)は正面図、図6(b)は平面図、図6(c)は図6(a)のB−B断面図である。 第2固定破砕刃13を示し、図7(a)は平面図、図7(b)は図7(a)のC−C断面図、図7(c)は底面図である。 第3回転破砕刃14を示し、図8(a)は平面図、図8(b)は図8(a)のD−D断面図、図8(c)は底面図である。 図8(a)のE−E断面図である。 第4固定破砕刃15を示し、図10(a)は平面図、図10(b)は図10(a)のF−F断面図、図10(c)は要部拡大断面図である。 第3回転破砕刃14と第4固定破砕刃15による破砕・排出動作を示す断面図である。 第3回転破砕刃14と第4固定破砕刃15による破砕・排出動作を示す断面図である。
符号の説明
1・・・生ゴミ処理装置、2・・・ベースフレーム、3・・・ホッパー、4・・・破砕ユニット、5・・・減速ギアユニット、5a・・・駆動軸、6・・・モータ、7・・・投入開口部、8・・・排水管接続口、9・・・底板、10・・・穴、11・・・蓋体、12・・・第1回転破砕刃、13・・・第2固定破砕刃、14・・・第3回転破砕刃、15・・・第4固定破砕刃、16・・・ハウジング、17・・・Cリング、18・・・破砕刃ユニット、20・・・ハンドル、21・・・縦溝、22・・・軸受部、23・・・攪拌アーム、24・・・開口部、25・・・軸取付穴、26・・・固定穴、27・・・ハブ、28・・・アーム、28a・・・櫛歯部、29・・・リング、29a・・・タブ、29b・・・脚部、30・・・ハブ、30a・・・第1の軸部、30b・・・第2の軸部、31・・・アーム、31a・・・櫛歯部、32・・・リング、33・・・押し付け面、34・・・波形面、35・・・固定穴、36・・・溝、37・・・角穴、38・・・ハブ、39・・・スリット、39a・・・段差部、40・・・タブ

Claims (4)

  1. 回転破砕刃と固定破砕刃を交互に積層し、前記回転破砕刃を回転駆動して前記回転破砕刃と前記固定破砕刃とにより生ゴミを破砕して下方へ排出する生ゴミ処理装置において、
    前記回転破砕刃または前記固定破砕刃は、放射方向に延在する櫛歯部を円周方向に非等間隔で複数箇所に配列した
    ことを特徴とする生ゴミ処理装置。
  2. 前記非等間隔で櫛歯部が形成された回転破砕刃または固定破砕刃は、前記櫛歯部の非設置箇所を、回転破砕刃と固定破砕刃の相対回転動作の中心に対して対称な配列とした
    ことを特徴とする請求項1記載の生ゴミ処理装置。
  3. 前記非等間隔で櫛歯部が形成された回転破砕刃または固定破砕刃の上段に、前記櫛歯部の本数より少ない本数の櫛歯部が形成された固定破砕刃または回転破砕刃を備えた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の生ゴミ処理装置。
  4. 前記非等間隔で櫛歯部が形成された回転破砕刃または固定破砕刃の下段に、円板を表裏へ貫通する複数のスリットが形成された固定破砕刃または回転破砕刃を備えた
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載の生ゴミ処理装置。
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