JP4874474B2 - ステッピングモータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステッピングモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のステッピングモータによれば、固定子を構成する電機子巻線に磁極歯ヨークを配する構造上の関係から回転止めトルク(以下、ディテントトルクとも言う)が発生する。このディテントトルクを有効利用することで、駆動対象物を所定位置に留めておくことができる利点がある。しかしながら、例えばマイクロステップ駆動を行うときには、ディテントトルクの影響により回転子を高速度で位置決めすることが困難となる場合がある。
【0003】
すなわち、従来のステッピングモータによれば、回転子と同軸となるように配置されたヨークの磁極歯にコイルを巻き、各コイルへパルス電圧を印加することにより、回転磁界を発生して回転子を所定ステップ角度分回転駆動するように構成されているために、固定子と回転子の極数により、回転のステップ角が決定される。そしてより細かいステップ角駆動を行うためには、回転子の極数及びヨークの歯数を増やすか通電方法を工夫することで対応している。
【0004】
また、無通電時にも多極着磁された永久磁石と磁極歯間の吸引力が作用するのでディテントトルクが発生して、回転子の回転角度位置を自己保持する働きがある。
【0005】
このディテントトルクによる回転子の保持力は無通電にて前記自己保持を可能とする反面、回転駆動に障害となることがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一方、ステッピングモータにより駆動される被駆動体として、例えば特開2000−251270号公報、特開2000−293864号公報に開示される光ピックアップが挙がられる。この光ピックアップは高速回転する光ディスクの記録再生面の半径方向に高速駆動され、瞬時に停止する必要があることから、ステッピングモータの高速応答性が要求されるが、この高速応答性向上のためには上記のディテントトルクが障害になる場合もある。あるいは、光学式カメラのオートフォーカス機構用のステッピングモータによれば、マイクロステップ駆動を行うことにより、従来よりも更に細かいステップ角での駆動が要求されている。
【0007】
以上のようにディテントトルクに影響されない駆動ができるステッピングモータが望まれている。
【0008】
したがって、本発明は上記の問題点に鑑みて成されたものであり、ディテントトルクの影響が駆動及び停止時に及ぶことがないようにして、例えばマイクロステップ駆動が容易となり、起動特性も改善することができるステッピングモータの提供を目的としている。
【0009】
また、任意の角度位置で回転子を停止させるために任意にディテントトルク発生点を設定することができるステッピングモータの提供を目的としている。
【0010】
そして、回転子の回転軸に沿う長手方向に小型扁平に構成することができるステッピングモータの提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、ステッピングモータのディテントトルクの発生防止または任意に設定可能にするステッピングモータであって、多極着磁された永久磁石を固定した軸体を軸支して構成される回転子と、前記回転子の回転中心軸に直交する軸を中心として所定巻数分が巻回され、かつ前記永久磁石の外周面に沿うように対向配置される複数の空芯コイルから構成される固定子と、を具備し、前記複数の空芯コイルは、第1の空芯コイルと第2の空芯コイルを有し、前記第1の空芯コイルは、前記第1の空芯コイルの、前記回転子の回転に寄与する回転方向の2つの直線成分のうち一方の中心が、前記永久磁石のN極とS極の境界に対向しているとき、他方の前記第1の空芯コイルの前記直線成分の中心も前記永久磁石のN極とS極の境界に対向するように構成され、前記第2の空芯コイルの前記直線成分の中心は、前記第1の空芯コイルの前記直線成分の中心に対して電気角90度ずれるように配置されることを特徴としている。
【0012】
また、前記第1の空芯コイルは複数であって、前記永久磁石と対向し、かつ等分割位置に配置され、前記第2の空芯コイルは複数であって、前記第1の空芯コイルの組に対して位相角度90度分ずれるように等分割位置に配置され、前記第1の空芯コイルと第2の空芯コイルの組に通電を行うことで、前記回転子に偶力を含む回転トルクを発生可能にしたことを特徴としている。
【0013】
また、前記永久磁石を2、4、6、8、10、12のいずれかの極数に着磁し、前記空芯コイルを2、4、6、8のいずれかの個数とし、前記空芯コイルを前記永久磁石の外周面に沿って均等に1相、2相の各相コイルに割り振ることで、電気角90度のずれを有するように配置して、2相励磁駆動を可能にすることを特徴としている。
【0015】
また、前記空芯コイルの前記回転子の回転に寄与する回転方向の略直線成分を、前記永久磁石の回転軸方向に沿う長手方向の長さ以上に設定することで、磁界に直交する導体長を極力長くしたことを特徴としている。
【0016】
また、任意の角度位置で前記回転子を停止させることで、任意にディテントトルク発生点を設定する補極部材を配設することを特徴としている。
【0017】
また、前記回転子の回転中心と同心円上に、内径側から外径側に向かって放射状に延設された腕部を一体成形した樹脂部材を前記空芯コイルの保持に用いることで、前記空芯コイルの前記永久磁石の各磁極に対する角度位置関係を維持することを特徴としている。
【0018】
また、任意の角度位置で前記回転子を停止させることで、任意にディテントトルクの発生点を設定する補極部材を、前記樹脂部材に埋設することを特徴としている。
【0019】
そして、PM型2相励磁式のステッピングモータのディテントトルクの発生防止または任意に設定可能にするステッピングモータであって、6、8、10、12のいずれかの極数に着磁された永久磁石を固定した軸体を軸支して構成される回転子と、前記回転子の回転中心軸に直交する軸を中心として所定巻数分が巻回され、かつ前記永久磁石の外周面に沿うように2個に分けて対向配置される合計4個の空芯コイルから構成され、前記4個の空芯コイルは、2個の第1の空芯コイルと2個の第2の空芯コイルと、を有し、前記第1の空芯コイルは、前記第1の空芯コイルの、前記回転子の回転に寄与する回転方向の4つの直線成分のうち1つの中心が、前記永久磁石のN極とS極の境界に対向しているとき、他の3つの前記第1の空芯コイルの前記直線成分の中心も前記永久磁石のN極とS極の境界に対向するように構成され、前記第2の空芯コイルの前記直線成分の中心は、前記第1の空芯コイルの前記直線成分の中心に対して電気角90度ずれるように配置された固定子と、前記対向配置される前記空芯コイルの間の空間部を平坦にした平坦部を有したヨークを兼ねる本体部とを具備することを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好適な各実施形態につき、添付の図面を参照して説明すると、図1(a)は各実施形態に共通するステッピングモータの半断面図であり、(b)はその動作原理説明図、(c)は(a)のX-X線矢視部分の断面の一部を拡大して示した動作説明図である。
【0021】
先ず、図1(a)において、PM型2相励磁式のステッピングモータは、ヨークを兼ねる円筒状の本体部1に固定された含油メタルやラジアル玉軸受から構成される軸受8と、この本体部1に圧入後にカシメを含む固定方法により固定される蓋部材11において固定された含油メタルやラジアル玉軸受から構成される軸受8を設けており、これらの軸受8、8により軸体7を回転乃至回動自在に両支持状態で軸支している。この軸体7の途中には、多極着磁された永久磁石3が図示の位置に固定されており、ステッピングモータの回転子を構成しており、本体から突出した軸体7に所定の動力伝達手段(ギア他)を固定するように構成されている。
【0022】
一方、この回転子の回転中心軸CL1に直交する軸CL2を中心として所定巻数分が巻回されており、永久磁石3の外周面に沿うように複数の空芯コイル4、5が樹脂部材2を用いて保持されており、モータの固定子を構成している。
【0023】
以上の構成により、図1(b)の動作原理図において、永久磁石3から磁束Bが矢印方向に発生する磁場中において、空芯コイルの巻線(導体)に電流Iを紙面表面から裏面側に向けて流すことで、フレミングの左手の法則により、磁束密度Bと直交する方向に、「F(導体に作用する力)=B(磁束密度)×I(電流)×L(導体の長さ)」の力が発生することになる。
【0024】
そこで、図1(c)において、破線図示の空芯コイル5に通電を行うことで図1(b)と同様に空芯コイル4、5に回転力が発生する。ここで、空芯コイルは固定されているために、その反力として永久磁石3は矢印方向に回転する力を受けて回転子が回転することになる。ここで、空芯コイル4は、空芯コイル5と互いに電気角90度のずれを持って位置決め固定されており、所定のステップ通電をこれに続いて行うことで連続した回転を行うことが可能となる。以上が本発明のステッピングモータの動作原理である。
【0025】
次に、図2(a)は、図1(a)のX-X線矢視断面図であって、第1の実施形態を示しており、本図において、既に説明済みの構成部品については同様の符号を附して説明を割愛する。
【0026】
先ず、回転子の永久磁石3は図示のように8極に多極着磁されおり、間隙を経たてて樹脂部材2の内周面において回転自在に設けられている。この樹脂部材2には4本の腕部2a〜2dが例えば射出成形により一体成形されており、図示のように各腕部が対向配置されて回転中心の点対称の2本ずつが1つの相となるように各相のコイル巻線の直線成分4a、4bと4c、4d、5a、5b、5c、5dを均等位置に保持するようにしている。
【0027】
また、本体部1は、漏洩磁気の防止と閉磁束回路を形成するために磁性材料から筒状に形成されている。
【0028】
以上の構成において、第1の空芯コイルである1相目の空芯コイル4の巻線の直線成分を4a、4b、4c、4dとし、第2の空芯コイルである2相目の空芯コイルの巻線の直線成分を5a、5b、5c、5dとすることで、電気角で90度位相がずれた状態で位置決め固定されることとなる。ここで90度位相のずれた電圧波形の通電を行うことで、ステップ角度が22.5度となるPM型2相励磁式のステッピングモータを構成できることになる。また、1−2相励磁式による半ステップ駆動も可能となり、さらには図示しないがマイクロステップ駆動方式のステッピングモータも容易に実現可能となる。
【0029】
続いて、図2(b)は、図1(a)のX-X線矢視断面図であって、第2の実施形態を示しており、本図において、既に説明済みの構成部品については同様の符号を附して説明を割愛すると、永久磁石3は30度の等間隔で12極に多極着磁されいる。
【0030】
また、図示のように回転子の回転中心を点対称とした3個分が1つの相となるように各相のコイル4、5が対向して均等に配置されている。
【0031】
以上の構成において、実線図示の3個の1相コイル4と破線図示の3個の2相コイル5に対する通電を、図2(a)で示した波形で行うことで、ステップ角度が15度となるステッピングモータを構成できる。
【0032】
次に、図3(a)は、図1(a)のX-X線矢視断面図であって、第3の実施形態を示しており、本図において、永久磁石3は12極に多極着磁されいる。
【0033】
また、図示のように回転子の回転中心を点対称とした4個分が1つの相となるように各相のコイル4、5が対向して均等に配置されている。
【0034】
以上の構成において、実線図示の4個の1相コイル4と破線図示の4個の2相コイル5に対する通電を、図2(a)で示した波形で行うことで、ステップ角度が15度となる、よりトルクの大きなステッピングモータを構成できる。
【0035】
続いて、図3(b)は、図1(a)のX-X線矢視断面図であって、第4の実施形態を示している。本図において、永久磁石3は12極に多極着磁されている。
【0036】
また、図示のように回転子の回転中心を点対称とした2個分が1つの相となるように各相のコイル4、5が対向して均等に配置されている。
【0037】
以上の構成において、実線図示の2個の1相コイル4と破線図示の2個の2相コイル5に対する通電を、紙面直交方向に図2(a)で示した波形で行うことで、ステップ角度が15度となるステッピングモータを構成できることになる。
【0038】
図4は、回転子の永久磁石の着磁極数と1相および2相コイルの各相当たりのコイル数との関係図表を纏めたものであり、上記の構成のステッピングモータの他の実施形態に極数を2としたときに1相コイルと2相コイルを点対称位置に対向して均等に配置する構成がある。
【0039】
また、極数を6としたときに1相コイルと2相コイルを点対称位置に2個づつ対向して均等に配置する構成がある。そして、極数を10としたときに1相コイルと2相コイルを点対称位置に2個づつ対向して均等に配置する構成と、極数を12としたときに1相コイルと2相コイルを点対称位置に2、3、4個づつ対向して均等に配置する構成がある。 続いて、図5は、図2(a)で示した構成のステッピングモータの立体分解図である。
【0040】
本図において、既に説明済みの構成部品については同様の符号を附して説明を割愛すると、本体1は一部を破断して示したように図示のような筒状体として構成されており、軸受8を固定する上方開口部1aと蓋部材11を挿通し固定する下方開口部1bとが形成されている。また、下方に示した蓋部材11には軸受8を固定する孔部11aと本体1の下方開口部1bに当接して所定位置に保持するフランジ部11bとが形成されており、所定の部品を組み付け後に、図1(a)で示した状態に固定できるようにしている。
【0041】
多極着磁された永久磁石3を固定した軸体7を上下の軸受8、8でラジアル方向に軸支する一方で、軸受8と永久磁石の間にはスラスト方向の荷重を受けるかまたはスラスト方向のガタ付きを防止するためのワッシャー9、9が軸体7に挿通されて完成される。
【0042】
また、樹脂部材2は上記の腕部2a〜2dが図示のように対向して均等に配置されており各相のコイルの巻線の直線成分4a、4bと4c、4d、5a、5b、5c、5dを所定位置に保持可能にしている。
【0043】
これらの空芯コイル4、5の相内では1本の電線で連続して行われ、各相で巻き初めと巻き終わりの2本の合計4本の巻線端末が、本体1の外部へ出力されるように配線(不図示)されている。
【0044】
この樹脂部材2は回転子の回転中心と同心円上に、内径側から外径側に向かって放射状に延設された腕部として設けられているが、この構成のほかに巻線用溝部または突極形状を有する形状部を一体成形して空芯コイルの保持に用いることで、空芯コイルの永久磁石の各磁極に対する角度位置関係を維持することが可能であることは言うまでもない。
【0045】
また、図示のように空芯コイル4、5の回転子の回転に寄与する回転方向の略直線成分L1を、永久磁石3の回転軸方向に沿う長手方向の長さL2以上に設定しており、磁界に直交する導体長を極力長くすることで回転力を十分に得るように構成されている。
【0046】
一方、樹脂部材2には穴部または孔部2kが図示のように穿設されており、この孔部2kに対して磁性材料から形成される補極部材10を固定し、この補極部材10により、永久磁石3を吸引して任意の角度位置で回転子を停止させるようにして、任意にディテントトルク発生点を設定できるようにしている。
【0047】
最後に、図6は図1(a)のX-X線矢視断面図であって、第5の実施形態を示しており、本図において、既に説明済みの構成部品については同様の符号を附して説明を割愛すると、永久磁石3は8極に多極着磁されており、樹脂部材2において回転子の回転中心軸を点対称にして各2個の合計4個の空芯コイル4、5が設けられており、これらの空芯コイルを均等に1相、2相の各相コイルに割り振るように構成されている。
【0048】
このように各空芯コイルを本体1の内部に配置することで図示のように空芯コイル4、5の間には空間部が形成されるので、この空間部に該当する本体1の部分を平坦にした平坦部1f、1fを対称位置に形成することで直径寸法Dより少ないd寸法を有した形状にすることが可能となり、一部が扁平なステッピングモータを構成できる。このために、モータの占有空間を少なくできる。
【0049】
以上のように、回転子の永久磁石に2n(nは1以上の整数)極着磁を行い、回転子の同心円上の外側の回転中心に直交する方向を中心として巻かれた空芯コイルを装着することで、空芯コイルは、最外周の本体の間の磁界中に存在することになり、一般的なコアレスモータのように動作することが可能となる。
【0050】
特に、上記のようにステータに磁極歯ヨークが無く、回転子の永久磁石に相対する軟磁性部材としては最外周の本体であり、しかもこの本体には突極形状が一切ないことからディテントトルクは発生しないことになる。また、補極部材を任意の角度位置で装着できるので、必要に応じてディテントトルクの発生点を任意に設定できる。
【0051】
図7は、図1(a)のX-X線矢視断面図であって、第6の実施形態を示しており、本図において、既に説明済みの構成部品については同様の符号を附して説明を割愛すると、永久磁石3は図示のように10極に多極着磁されており、樹脂部材2において回転子の回転中心軸を対称にして1相当たり各2個の合計4個の空芯コイル4、5が設けられており、これらの空芯コイルを均等に1相、2相の各相コイルに割り振るように構成されている。
【0052】
このようにして配置された各空芯コイルを本体1の内部に配置し、本体1の部分を平坦にした平坦部1f、1fを対称位置に形成することで直径寸法D(8mm)より少ないd寸法(6.3mm)を有した形状にすることで、一部が扁平なステッピングモータを構成できることになる。さらに、各平坦部1f、1fにおいて永久磁石3のN、S極に夫々対向する凸部1g、1gを例えばプレス加工で形成することで、閉磁束回路を形成しつつ、かつディテントトルクの発生を設定可能にできることになる。
【0053】
以上のようにディテントトルクの影響が駆動及び停止時に及ぶことがないようにして、例えばマイクロステップ駆動が容易となり、起動特性も改善できる。そして、回転子の回転軸に沿う長手方向に小型扁平に構成することができ、しかも図5の立体分解図で述べたように簡単に製造でき、特に外周に開かれた形状や、材料の変更に伴う部品点数の減少により、巻線工程、組立工程の簡易化、製品の軽量化が可能となる。
【0054】
最後に、図8は以上説明したステッピングモータを光磁気ディスク装置に使用した事例を示した代表的なブロック図である。本図において、ステッピングモータ100の軸体にはリードスクリュー109が一体的または別部品として設けられており、このリードスクリュー109に螺合する部材を設けたキャリッジには光学ヘッド105が搭載されており、駆動制御部103からの指示により、所定駆動されるように構成されている。そして、光ディスク101はスピンドルモータ108により高速回転駆動されるとともに、最内周の位置を検出する位置検出スイッチ107により基準位置を検出するように構成されている。
【0055】
以上の構成において、高速回転する光ディスク101の記録再生面の半径方向に光学ヘッド105が高速駆動されて、瞬時に停止する必要があることから、ステッピングモータ100の高速応答性が要求されることになるが、上記のようにディテントトルクがないことから高速応答性の向上が可能となる。
【0056】
あるいは、光学式カメラのオートフォーカス機構用のステッピングモータに使用することで、マイクロステップ駆動により、従来よりも更に細かいステップ角での駆動が容易となる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ディテントトルクの影響が駆動及び停止時に及ぶことがないようにして、例えばマイクロステップ駆動が容易となり、起動特性も改善できるステッピングモータを提供することができる。
【0058】
加えて、任意の角度位置で回転子を停止させるために任意にディテントトルク発生点を設定することができるステッピングモータを提供できる。
【0059】
そして、回転子の回転軸に沿う長手方向に小型扁平に構成することができるステッピングモータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は各実施形態に共通するステッピングモータの半断面図であり、(b)は動作原理説明図、(c)は(a)のX-X線矢視部分の断面の一部を拡大して示した動作説明図である。
【図2】 (a)は、第1の実施形態を示した図1(a)のX-X線矢視断面図、(b)は第2の実施形態を示した図1(a)のX-X線矢視断面図である。
【図3】 (a)は、第3の実施形態を示した図1(a)のX-X線矢視断面図、(b)は第4の実施形態を示した図1(a)のX-X線矢視断面図である。
【図4】回転子の永久磁石の着磁極数と1相および2相コイルの各相当たりのコイル数との関係を示した図表である。
【図5】ステッピングモータの立体分解図である。
【図6】第5の実施形態を示した図1(a)のX-X線矢視断面図である。
【図7】第6の実施形態を示した図1(a)のX-X線矢視断面図である。
【図8】ステッピングモータを光磁気ディスク装置に使用した事例を示した代表的なブロック図である。
【符号の説明】
1 本体
2 樹脂部材
2a〜2d 腕部
3 永久磁石
4 空芯コイル(1相)
5 空芯コイル(2相)
7 軸体
8 軸受
10 補極部材
11 蓋部材
Claims (8)
- ステッピングモータのディテントトルクの発生防止または任意に設定可能にするステッピングモータであって、
多極着磁された永久磁石を固定した軸体を軸支して構成される回転子と、
前記回転子の回転中心軸に直交する軸を中心として所定巻数分が巻回され、かつ前記永久磁石の外周面に沿うように対向配置される複数の空芯コイルから構成される固定子と、を具備し、
前記複数の空芯コイルは、第1の空芯コイルと第2の空芯コイルを有し、
前記第1の空芯コイルは、前記第1の空芯コイルの、前記回転子の回転に寄与する回転方向の2つの直線成分のうち一方の中心が、前記永久磁石のN極とS極の境界に対向しているとき、他方の前記第1の空芯コイルの前記直線成分の中心も前記永久磁石のN極とS極の境界に対向するように構成され、
前記第2の空芯コイルの前記直線成分の中心は、前記第1の空芯コイルの前記直線成分の中心に対して電気角90度ずれるように配置される
ことを特徴とするステッピングモータ。 - 前記第1の空芯コイルは複数であって、前記永久磁石と対向し、かつ等分割位置に配置され、
前記第2の空芯コイルは複数であって、前記第1の空芯コイルの組に対して位相角度90度分ずれるように等分割位置に配置され、前記第1の空芯コイルと第2の空芯コイルの組に通電を行うことで、前記回転子に偶力を含む回転トルクを発生可能にしたことを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ。 - 前記永久磁石を2、4、6、8、10、12のいずれかの極数に着磁し、
前記空芯コイルを2、4、6、8のいずれかの個数とし、前記空芯コイルを前記永久磁石の外周面に沿って均等に1相、2相の各相コイルに割り振ることで、電気角90度のずれを有するように配置して、2相励磁駆動を可能にすることを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ。 - 前記空芯コイルの前記回転子の回転に寄与する回転方向の略直線成分を、前記永久磁石の回転軸方向に沿う長手方向の長さ以上に設定することで、磁界に直交する導体長を極力長くしたことを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ。
- 任意の角度位置で前記回転子を停止させることで、任意にディテントトルク発生点を設定する補極部材を配設することを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ。
- 前記回転子の回転中心と同心円上に、内径側から外径側に向かって放射状に延設された腕部を一体成形した樹脂部材を前記空芯コイルの保持に用いることで、前記空芯コイルの前記永久磁石の各磁極に対する角度位置関係を維持することを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ。
- 任意の角度位置で前記回転子を停止させることで、任意にディテントトルクの発生点を設定する補極部材を、前記樹脂部材に埋設することを特徴とする請求項6に記載のステッピングモータ。
- PM型2相励磁式のステッピングモータのディテントトルクの発生防止または任意に設定可能にするステッピングモータであって、
6、8、10、12のいずれかの極数に着磁された永久磁石を固定した軸体を軸支して構成される回転子と、
前記回転子の回転中心軸に直交する軸を中心として所定巻数分が巻回され、かつ前記永久磁石の外周面に沿うように2個に分けて対向配置される合計4個の空芯コイルから構成され、
前記4個の空芯コイルは、2個の第1の空芯コイルと2個の第2の空芯コイルと、を有し、
前記第1の空芯コイルは、前記第1の空芯コイルの、前記回転子の回転に寄与する回転方向の4つの直線成分のうち1つの中心が、前記永久磁石のN極とS極の境界に対向しているとき、他の3つの前記第1の空芯コイルの前記直線成分の中心も前記永久磁石のN極とS極の境界に対向するように構成され、
前記第2の空芯コイルの前記直線成分の中心は、前記第1の空芯コイルの前記直線成分の中心に対して電気角90度ずれるように配置された固定子と、
前記対向配置される前記空芯コイルの間の空間部を平坦にした平坦部を有したヨークを兼ねる本体部とを具備することを特徴とするステッピングモータ。
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