JP3447829B2 - ブラシレスモータ - Google Patents
ブラシレスモータInfo
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- JP3447829B2 JP3447829B2 JP30314594A JP30314594A JP3447829B2 JP 3447829 B2 JP3447829 B2 JP 3447829B2 JP 30314594 A JP30314594 A JP 30314594A JP 30314594 A JP30314594 A JP 30314594A JP 3447829 B2 JP3447829 B2 JP 3447829B2
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- JP
- Japan
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- stator
- control circuit
- rotor
- motor
- motor case
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DCブラシレスモータ
に係り、例えばヘヤドライヤ等の比較的狭隘なケース本
体内の空間内に格納される小型のブラシレスモータに関
する。
に係り、例えばヘヤドライヤ等の比較的狭隘なケース本
体内の空間内に格納される小型のブラシレスモータに関
する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、例えばヘヤドライヤ
40には吸引用の羽根41を装着するモータ42がヘヤ
ドライヤ40の吸引側のケース本体43内に格納され
る。このモータ42としてはアウタロータ型のDCブラ
シレスモータ1aが一般的に使用されている。図7はそ
のアウタロータ型のブラシレスモータ1aの全体構造を
示す。有蓋円筒状のモータケース44の下面開口側には
キャップ45が嵌装される。モータケース44の上部側
には上方すべり軸受46が嵌着され、キャップ45の膨
出するボス部47内には下方すべり軸受48が嵌着され
る。上方すべり軸受46と下方すべり軸受48間のケー
ス本体の中心部にはシャフト49が枢支される。シャフ
ト49にはブッシュ50を介し椀状のロータ51が固定
される。ロータ51の外周はモータケース44の内周と
微少な間隙52を介して配置され、その内周にはロータ
マグネット53が固定される。一方、ステータ54はキ
ャップ45の前記ボス部47に固定され、ロータマグネ
ット53と相対向する位置において微少間隙を介して配
置される。一方、キャップ45の下方側には配線用回路
基板55が配置され、キャップ45に嵌着される。配線
用回路基板55にはロータマグネット53の回転位置を
検出するホール素子56が実装されると共にステータ5
4のコイル線(図略)がキャップ45を通って接続され
る。また、配線用回路基板55からのリード線57は図
略のモータ制御用の制御回路基板に接続される。
40には吸引用の羽根41を装着するモータ42がヘヤ
ドライヤ40の吸引側のケース本体43内に格納され
る。このモータ42としてはアウタロータ型のDCブラ
シレスモータ1aが一般的に使用されている。図7はそ
のアウタロータ型のブラシレスモータ1aの全体構造を
示す。有蓋円筒状のモータケース44の下面開口側には
キャップ45が嵌装される。モータケース44の上部側
には上方すべり軸受46が嵌着され、キャップ45の膨
出するボス部47内には下方すべり軸受48が嵌着され
る。上方すべり軸受46と下方すべり軸受48間のケー
ス本体の中心部にはシャフト49が枢支される。シャフ
ト49にはブッシュ50を介し椀状のロータ51が固定
される。ロータ51の外周はモータケース44の内周と
微少な間隙52を介して配置され、その内周にはロータ
マグネット53が固定される。一方、ステータ54はキ
ャップ45の前記ボス部47に固定され、ロータマグネ
ット53と相対向する位置において微少間隙を介して配
置される。一方、キャップ45の下方側には配線用回路
基板55が配置され、キャップ45に嵌着される。配線
用回路基板55にはロータマグネット53の回転位置を
検出するホール素子56が実装されると共にステータ5
4のコイル線(図略)がキャップ45を通って接続され
る。また、配線用回路基板55からのリード線57は図
略のモータ制御用の制御回路基板に接続される。
【0003】図10はブラシレスモータ1aを駆動制御
する制御回路基板58と配線用回路基板55の概要構成
図を示す。モータ駆動用の制御回路基板58にはモータ
駆動用のIC59とトランジスタ60,60等があり、
ステータ54のコイル線56に連結される。また、配線
用回路基板55は、IC59に連結し、前記したように
ホール素子(HE)56等が実装される。これ等はヒュ
ーズ61を介しヘヤドライヤ40のヒータ62に連結す
る。ヒータ62は整流器63およびプラグ64を介し電
源側に連結される。
する制御回路基板58と配線用回路基板55の概要構成
図を示す。モータ駆動用の制御回路基板58にはモータ
駆動用のIC59とトランジスタ60,60等があり、
ステータ54のコイル線56に連結される。また、配線
用回路基板55は、IC59に連結し、前記したように
ホール素子(HE)56等が実装される。これ等はヒュ
ーズ61を介しヘヤドライヤ40のヒータ62に連結す
る。ヒータ62は整流器63およびプラグ64を介し電
源側に連結される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図7に示したように、
従来のブラシレスモータ1aの場合には配線用回路基板
55はモータケース44に嵌着されているが図10に示
した構成のモータ駆動用の制御回路基板58や制御回路
部材(トランジスタ,IC等)はブラシレスモータ1a
とは別構成となり図8に示したヘヤドライヤ40のケー
ス本体43のブラシレスモータ1aとは異なる場所に配
設される。このため、その配置スペース分だけケース本
体43が大型化する問題点が生じる。一方、制御回路基
板58をブラシレスモータ1aと一体構造にするには図
7に示したモータケース44の下端側を延設し、この部
分に配置するか、又は図9に示すようにブラシレスモー
タ1aのケース本体44を小判形にしヘヤドライヤ40
のケース本体43の内面65とケース本体43の切り欠
かれた対面66との間の隙間67に制御回路基板の制御
回路部材を配置する手段が考えられる。しかしながら、
ケース本体44の下端側を延設するとブラシレスモータ
1aの軸長が伸びてヘヤドライヤ40が大型化する。ま
た、図9に示した手段ではアウタロータ型のブラシレス
モータ1aの場合にはロータ51の直径に対してケース
本体44の外径が非常に大きくなり、ヘヤドライヤ40
のケース本体43を大型化する問題点が生じる。
従来のブラシレスモータ1aの場合には配線用回路基板
55はモータケース44に嵌着されているが図10に示
した構成のモータ駆動用の制御回路基板58や制御回路
部材(トランジスタ,IC等)はブラシレスモータ1a
とは別構成となり図8に示したヘヤドライヤ40のケー
ス本体43のブラシレスモータ1aとは異なる場所に配
設される。このため、その配置スペース分だけケース本
体43が大型化する問題点が生じる。一方、制御回路基
板58をブラシレスモータ1aと一体構造にするには図
7に示したモータケース44の下端側を延設し、この部
分に配置するか、又は図9に示すようにブラシレスモー
タ1aのケース本体44を小判形にしヘヤドライヤ40
のケース本体43の内面65とケース本体43の切り欠
かれた対面66との間の隙間67に制御回路基板の制御
回路部材を配置する手段が考えられる。しかしながら、
ケース本体44の下端側を延設するとブラシレスモータ
1aの軸長が伸びてヘヤドライヤ40が大型化する。ま
た、図9に示した手段ではアウタロータ型のブラシレス
モータ1aの場合にはロータ51の直径に対してケース
本体44の外径が非常に大きくなり、ヘヤドライヤ40
のケース本体43を大型化する問題点が生じる。
【0005】本発明は、以上の問題点を解決するもの
で、制御回路基板および制御回路部材をブラシレスモー
タのケース本体内に収納して大型化を防止し、更に、そ
れに伴って生じる回転特性のムラや起動的な回転遅延を
防止するようにしたブラシレスモータを提供することを
目的とする。
で、制御回路基板および制御回路部材をブラシレスモー
タのケース本体内に収納して大型化を防止し、更に、そ
れに伴って生じる回転特性のムラや起動的な回転遅延を
防止するようにしたブラシレスモータを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、有蓋円筒状のモータケースの下面開口
側に嵌装されるキャップと、前記モータケースの上方側
と前記キャップ間に架設されてそれ等に枢支されるシャ
フトと、これに固着されるロータと、該ロータと所定の
間隙を介し該ロータを被包して配設されるステータと、
配線用回路基板およびモータ制御用の制御回路基板およ
び制御回路部材等を前記モータケース内に一体的に収納
してなるインナロータ型のブラシレスモータであって、
前記ステータは、そのステータコアがその外周の一部を
切り欠いた相対向する対面を有する小判状の外周形状を
有しその内面側にステータティースを形成するものから
なり、前記制御回路部材が、前記モータケースと前記ス
テータの対面間の空間に収納され、前記制御回路基板が
モータケースの下面開口に施蓋状に配置するようにした
ブラシレスモータを構成するものである。更に具体的
に、前記ステータコアの内面側に形成されるステータテ
ィースは、コイル線を巻回する部位の長さが同一又は相
異するものからなり、前記ステータティースの前記ロー
タと相対向する位置に形成される弧状磁極歯が、その中
心線に対して非対称形状に形成されることを特徴とする
ものである。
達成するために、有蓋円筒状のモータケースの下面開口
側に嵌装されるキャップと、前記モータケースの上方側
と前記キャップ間に架設されてそれ等に枢支されるシャ
フトと、これに固着されるロータと、該ロータと所定の
間隙を介し該ロータを被包して配設されるステータと、
配線用回路基板およびモータ制御用の制御回路基板およ
び制御回路部材等を前記モータケース内に一体的に収納
してなるインナロータ型のブラシレスモータであって、
前記ステータは、そのステータコアがその外周の一部を
切り欠いた相対向する対面を有する小判状の外周形状を
有しその内面側にステータティースを形成するものから
なり、前記制御回路部材が、前記モータケースと前記ス
テータの対面間の空間に収納され、前記制御回路基板が
モータケースの下面開口に施蓋状に配置するようにした
ブラシレスモータを構成するものである。更に具体的
に、前記ステータコアの内面側に形成されるステータテ
ィースは、コイル線を巻回する部位の長さが同一又は相
異するものからなり、前記ステータティースの前記ロー
タと相対向する位置に形成される弧状磁極歯が、その中
心線に対して非対称形状に形成されることを特徴とする
ものである。
【0007】
【作用】本発明は、大型化を防止する手段としてアウタ
ロータ型からインナロータ型のロータ構造を採用すると
共に、ロータを囲むステータコアを小判状にし、その切
り欠いた対面とケース本体間の間隙に制御回路基板の制
御回路部品を配置する。これにより、ブラシレスモータ
の軸方向および径方向の大型化が防止される。ステータ
の小判形状に伴ってステータティースのコイル線の巻回
する部位の長さが異なる場合が生じるが、これに対して
はステータティースの形成位置を工夫することにより同
一長さにすることが可能であり、又は巻回するコイルの
巻き数を極力同数にするようにして回転特性ムラを防止
することが出来る。また、ステータティースのロータと
相対向する側に形成される弧状磁極歯の形状をその中心
線に対して非対称にし、起動特性の改良を図る。
ロータ型からインナロータ型のロータ構造を採用すると
共に、ロータを囲むステータコアを小判状にし、その切
り欠いた対面とケース本体間の間隙に制御回路基板の制
御回路部品を配置する。これにより、ブラシレスモータ
の軸方向および径方向の大型化が防止される。ステータ
の小判形状に伴ってステータティースのコイル線の巻回
する部位の長さが異なる場合が生じるが、これに対して
はステータティースの形成位置を工夫することにより同
一長さにすることが可能であり、又は巻回するコイルの
巻き数を極力同数にするようにして回転特性ムラを防止
することが出来る。また、ステータティースのロータと
相対向する側に形成される弧状磁極歯の形状をその中心
線に対して非対称にし、起動特性の改良を図る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本実施例の図2の線A−Bにおける軸断面
図、図2は図1の上面図、図3は図1におけるステータ
のステータコアの横断面図、図4は図1におけるキャッ
プの下面図、図5は本実施例におけるステータティース
の弧状磁極歯の形状を示す部分断面図、図6はステータ
コアの他の実施例の横断面図である。
る。図1は本実施例の図2の線A−Bにおける軸断面
図、図2は図1の上面図、図3は図1におけるステータ
のステータコアの横断面図、図4は図1におけるキャッ
プの下面図、図5は本実施例におけるステータティース
の弧状磁極歯の形状を示す部分断面図、図6はステータ
コアの他の実施例の横断面図である。
【0009】まず、図1および図2により、本実施例の
ブラシレスモータ1の全体構造を説明する。有蓋円筒状
のモータケース2は所定位置に外面を切り欠いた開口窓
3が形成され、下面側に開口部4を形成するものからな
る。また、上方の蓋板5から膨出するボス部6内には上
方すべり軸受17が嵌着される。一方、モータケース2
の開口部4は制御回路基板7が開口部4を施蓋するよう
に配置されモータケース2側に固定される。制御回路基
板7に連結する制御回路部材の1つであるトランジスタ
8等は開口窓3内にその一部分を臨ませて配置され、そ
の外周側はモータケース2の外面から殆ど突出しない状
態で配置される。なお、図2に示すように、モータケー
ス2の蓋板5にはモータケース2の内外への通気のため
の通気孔9が複数個(図示では4個)設けられている。
ブラシレスモータ1の全体構造を説明する。有蓋円筒状
のモータケース2は所定位置に外面を切り欠いた開口窓
3が形成され、下面側に開口部4を形成するものからな
る。また、上方の蓋板5から膨出するボス部6内には上
方すべり軸受17が嵌着される。一方、モータケース2
の開口部4は制御回路基板7が開口部4を施蓋するよう
に配置されモータケース2側に固定される。制御回路基
板7に連結する制御回路部材の1つであるトランジスタ
8等は開口窓3内にその一部分を臨ませて配置され、そ
の外周側はモータケース2の外面から殆ど突出しない状
態で配置される。なお、図2に示すように、モータケー
ス2の蓋板5にはモータケース2の内外への通気のため
の通気孔9が複数個(図示では4個)設けられている。
【0010】図4に示す形状のキャップ10はモータケ
ース2の開口部4側の制御回路基板7上の位置に嵌装さ
れる。図4に示すように、キャップ10はモータケース
2に嵌装される外周部11とこの一部を切り欠いて形成
される相対向する対面12,12を有する小判状の外輪
郭のものからなり、中央部には膨出するボス部13が形
成され、かつ図4に示すように外周部11には爪片1
4,14が突出形成される。また、取付孔15が形成さ
れる。図1に示すように、ボス部13はその下端面を制
御回路基板7の上面に当接して配置され、爪片14は制
御回路基板7にその先端部を係着しキャップ10と制御
回路基板7とを連結する。また、キャップ10には重量
低減のための窓16が形成される。また、ボス部13内
には下方すべり軸受18が嵌着される。
ース2の開口部4側の制御回路基板7上の位置に嵌装さ
れる。図4に示すように、キャップ10はモータケース
2に嵌装される外周部11とこの一部を切り欠いて形成
される相対向する対面12,12を有する小判状の外輪
郭のものからなり、中央部には膨出するボス部13が形
成され、かつ図4に示すように外周部11には爪片1
4,14が突出形成される。また、取付孔15が形成さ
れる。図1に示すように、ボス部13はその下端面を制
御回路基板7の上面に当接して配置され、爪片14は制
御回路基板7にその先端部を係着しキャップ10と制御
回路基板7とを連結する。また、キャップ10には重量
低減のための窓16が形成される。また、ボス部13内
には下方すべり軸受18が嵌着される。
【0011】配線用回路基板19は図1に示すようにキ
ャップ10の上面に搭載されて配置される。取付孔15
に挿通される図略のねじ部材により配線用回路基板19
はキャップ10上に固定される。また、配線用回路基板
19上にはロータの回転位置検出用のホール素子20が
実装される。
ャップ10の上面に搭載されて配置される。取付孔15
に挿通される図略のねじ部材により配線用回路基板19
はキャップ10上に固定される。また、配線用回路基板
19上にはロータの回転位置検出用のホール素子20が
実装される。
【0012】図1に示すように、上方すべり軸受17と
下方すべり軸受18間にはシャフト21が嵌着される。
なお、シャフト21はモータケース2のほぼ中心部に配
置される。モータケース2のボス部6より突出するシャ
フト21には図8に示したヘヤドライヤ40の羽根41
を取り付けるための取り付け用ブッシュ22が固定され
る。
下方すべり軸受18間にはシャフト21が嵌着される。
なお、シャフト21はモータケース2のほぼ中心部に配
置される。モータケース2のボス部6より突出するシャ
フト21には図8に示したヘヤドライヤ40の羽根41
を取り付けるための取り付け用ブッシュ22が固定され
る。
【0013】ロータ23は本実施例ではインナロータ型
のものからなり、図1に示すように中空円筒状のロータ
ホルダ24と、この外周に固定されるロータマグネット
25等からなる。ロータホルダ24の内周とシャフト2
1間にはロータブッシュ26,26が介設され、両者に
嵌着する。それにより、ロータホルダ24はシャフト2
1と同時に回転する。また、ロータブッシュ26と上方
すべり軸受17間にはスラストワッシャ27が介設さ
れ、ロータ23をスラスト支持する。なお、スラストワ
ッシャ27は、例えばポリスライダ等の滑りのよい材質
のものが望ましい。
のものからなり、図1に示すように中空円筒状のロータ
ホルダ24と、この外周に固定されるロータマグネット
25等からなる。ロータホルダ24の内周とシャフト2
1間にはロータブッシュ26,26が介設され、両者に
嵌着する。それにより、ロータホルダ24はシャフト2
1と同時に回転する。また、ロータブッシュ26と上方
すべり軸受17間にはスラストワッシャ27が介設さ
れ、ロータ23をスラスト支持する。なお、スラストワ
ッシャ27は、例えばポリスライダ等の滑りのよい材質
のものが望ましい。
【0014】図1および図3に示すように、ステータ2
8のステータコア29は小判状の横断面形状を有するも
のからなる。ステータコア29はモータケース2の内面
に嵌め込まれる外周部30と外周部30の一部を切り欠
いて相対向して形成される対面31,31との外輪郭形
状を有するものからなる。なお、ステータコア29は複
数のラミネーションからなり、各ラミネーションに形成
されるかしめピン挿通孔32を用い、図略のかしめピン
によって各ラミネーションを積層固定する。ステータコ
ア29はその内面側にステータティース33を突出形成
する。なお、ステータティース33は本実施例では外周
部30側に形成されるステータティース33a,33b
と対面31側に形成されるステータティース33a,3
3aからなる。ステータティース33b,33bにはコ
イル線34(図1)の巻回されるコイル線巻回部35
a,35bと、その先端部に形成される弧状磁極歯36
a,36b等からなる。なお、図3に示すように、各ス
テータティース33a,33bの弧状磁極歯36a,3
6bと図略のロータマグネット25間は一定の間隙37
(図1)を形成する必要があり、外周部30と対面31
はステータコア29の中心点からの半径方向の長さが異
なるためステータティース33a,33aのコイル線巻
回部35a,35bの長さは相異する。そのため、この
部分に巻回されるコイル線34の巻数は原則的には異な
る。本実施例では、2相のコイル線34を全コイル線巻
回部35a、35bに同時巻し、コイル線巻回部の長さ
の相違による回転むらを防止している。
8のステータコア29は小判状の横断面形状を有するも
のからなる。ステータコア29はモータケース2の内面
に嵌め込まれる外周部30と外周部30の一部を切り欠
いて相対向して形成される対面31,31との外輪郭形
状を有するものからなる。なお、ステータコア29は複
数のラミネーションからなり、各ラミネーションに形成
されるかしめピン挿通孔32を用い、図略のかしめピン
によって各ラミネーションを積層固定する。ステータコ
ア29はその内面側にステータティース33を突出形成
する。なお、ステータティース33は本実施例では外周
部30側に形成されるステータティース33a,33b
と対面31側に形成されるステータティース33a,3
3aからなる。ステータティース33b,33bにはコ
イル線34(図1)の巻回されるコイル線巻回部35
a,35bと、その先端部に形成される弧状磁極歯36
a,36b等からなる。なお、図3に示すように、各ス
テータティース33a,33bの弧状磁極歯36a,3
6bと図略のロータマグネット25間は一定の間隙37
(図1)を形成する必要があり、外周部30と対面31
はステータコア29の中心点からの半径方向の長さが異
なるためステータティース33a,33aのコイル線巻
回部35a,35bの長さは相異する。そのため、この
部分に巻回されるコイル線34の巻数は原則的には異な
る。本実施例では、2相のコイル線34を全コイル線巻
回部35a、35bに同時巻し、コイル線巻回部の長さ
の相違による回転むらを防止している。
【0015】図5に示すように、本実施例ではステータ
ティース33a,33bの弧状磁極歯36a,36bの
形状を中心に対して非対称に形成する。すなわち、通常
の弧状面38と、その軌跡面から凹凸に形成される凹凸
面39からなる。弧状磁極歯36a,36bを非対称に
形成するのはロータの起動時における起動死点を解消す
るためで、凹凸面39を形成することによりステータ2
8とロータ23間の間隙37が大となり、磁力がその分
だけ変化し、起動トルクの増大が図れるためである。こ
の凹凸面39によりロータの起動が円滑に、かつ速やか
に行われる。
ティース33a,33bの弧状磁極歯36a,36bの
形状を中心に対して非対称に形成する。すなわち、通常
の弧状面38と、その軌跡面から凹凸に形成される凹凸
面39からなる。弧状磁極歯36a,36bを非対称に
形成するのはロータの起動時における起動死点を解消す
るためで、凹凸面39を形成することによりステータ2
8とロータ23間の間隙37が大となり、磁力がその分
だけ変化し、起動トルクの増大が図れるためである。こ
の凹凸面39によりロータの起動が円滑に、かつ速やか
に行われる。
【0016】前記したように、ステータ28はステータ
コア29の外周部30をモータケース2の内周に嵌着し
て固定されるが、この場合、ステータコア29の対面3
1をモータケース2の開口窓3と相対向する位置に配置
する。そのため、図1に示すようにモータケース2とス
テータ28間には空間100が形成される。従って、こ
の空間100内に制御回路部材のトランジスタ8やIC
(図略)を配置することが出来る。すなわち、制御回路
基板7は平板状部材のため、狭い取り付けスペース内に
装着出来、図1に示すようにモータケース2の下面に設
けてもブラシレスモータ1の大型化に殆ど影響を与えな
い。しかしながら、トランジスタ8等の制御回路部材は
比較的大きなスペースを必要とし大型化に影響を与え
る。本実施例は前記のように開口窓3内にこれ等を収納
することが出来るため、ブラシレスモータ1の大型化が
防止される。
コア29の外周部30をモータケース2の内周に嵌着し
て固定されるが、この場合、ステータコア29の対面3
1をモータケース2の開口窓3と相対向する位置に配置
する。そのため、図1に示すようにモータケース2とス
テータ28間には空間100が形成される。従って、こ
の空間100内に制御回路部材のトランジスタ8やIC
(図略)を配置することが出来る。すなわち、制御回路
基板7は平板状部材のため、狭い取り付けスペース内に
装着出来、図1に示すようにモータケース2の下面に設
けてもブラシレスモータ1の大型化に殆ど影響を与えな
い。しかしながら、トランジスタ8等の制御回路部材は
比較的大きなスペースを必要とし大型化に影響を与え
る。本実施例は前記のように開口窓3内にこれ等を収納
することが出来るため、ブラシレスモータ1の大型化が
防止される。
【0017】以上の構造のブラシレスモータ1において
配線用回路基板19および制御回路基板7側からステー
タ28のコイル線34に電流を供給し、かつその電流値
を制御することによりロータ23を所望の回転数および
トルクで回転駆動することが出来る。これによりヘヤド
ライヤ40の羽根41を回転駆動し、所望の熱風を供給
することが出来る。
配線用回路基板19および制御回路基板7側からステー
タ28のコイル線34に電流を供給し、かつその電流値
を制御することによりロータ23を所望の回転数および
トルクで回転駆動することが出来る。これによりヘヤド
ライヤ40の羽根41を回転駆動し、所望の熱風を供給
することが出来る。
【0018】図3に示したステータコア29の場合は、
前記したようにステータティース33の長さが場所によ
り相異するため、コイル線巻回部35a,35bに巻回
されるコイル線の巻数が相異する。この点を考慮し、各
ステータティース33に2相のコイル線34を同時巻き
し、2相ユニポーラ駆動により回転むらを防止してい
る。この場合、回転むらだけでなく、磁気的なアンバラ
ンスも解消でき、振動、音対策にもなる。
前記したようにステータティース33の長さが場所によ
り相異するため、コイル線巻回部35a,35bに巻回
されるコイル線の巻数が相異する。この点を考慮し、各
ステータティース33に2相のコイル線34を同時巻き
し、2相ユニポーラ駆動により回転むらを防止してい
る。この場合、回転むらだけでなく、磁気的なアンバラ
ンスも解消でき、振動、音対策にもなる。
【0019】図6に示すステータコア290は上述のス
テータティースの長さが相違する問題点を解消したもの
である。このステータコア290は図3に示したステー
タコア29と外輪郭形状は同一であるが、ステータティ
ース330の配設位置が異なる。すなわち、ステータテ
ィース330は外周部30と対面31との交点の隅角部
に形成される。なお、四隅に形成されるステータティー
ス330は同一形状のものからなりコイル線巻回部35
0の長さはすべて同一である。従って、弧状磁極歯36
0とロータ23の外周とは同一の間隙37を介して配置
される。そして、対角の位置関係にある2組のステータ
ティース330にそれぞれ第1相、第2相のコイル線3
4を巻回している。なお、弧状磁極歯36には前記実施
例と同様に凹凸面39が形成され起動死点の解消を図っ
ている。以上により、本実施例のブラシレスモータ1a
は、ステータティースの長さが相違する問題点を解消
し、回転安定性のよい性能を発揮することが出来、磁気
的なアンバランスを生じることもなく、振動、騒音も生
じることがない。
テータティースの長さが相違する問題点を解消したもの
である。このステータコア290は図3に示したステー
タコア29と外輪郭形状は同一であるが、ステータティ
ース330の配設位置が異なる。すなわち、ステータテ
ィース330は外周部30と対面31との交点の隅角部
に形成される。なお、四隅に形成されるステータティー
ス330は同一形状のものからなりコイル線巻回部35
0の長さはすべて同一である。従って、弧状磁極歯36
0とロータ23の外周とは同一の間隙37を介して配置
される。そして、対角の位置関係にある2組のステータ
ティース330にそれぞれ第1相、第2相のコイル線3
4を巻回している。なお、弧状磁極歯36には前記実施
例と同様に凹凸面39が形成され起動死点の解消を図っ
ている。以上により、本実施例のブラシレスモータ1a
は、ステータティースの長さが相違する問題点を解消
し、回転安定性のよい性能を発揮することが出来、磁気
的なアンバランスを生じることもなく、振動、騒音も生
じることがない。
【0020】本発明のブラシレスモータは図1に示す構
造のものからなるが、ロータをインナロータ型とし、小
判状のステータコアを採用してモータケースとステータ
コア間に空間を設けた点を除き、細部構造は前記の実施
例のものに限定するものではない。また、本発明のブラ
シレスモータはヘヤドライヤに適用する場合について説
明したが、勿論これに限定するものではなく、各分野に
広く使用される。
造のものからなるが、ロータをインナロータ型とし、小
判状のステータコアを採用してモータケースとステータ
コア間に空間を設けた点を除き、細部構造は前記の実施
例のものに限定するものではない。また、本発明のブラ
シレスモータはヘヤドライヤに適用する場合について説
明したが、勿論これに限定するものではなく、各分野に
広く使用される。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、次のような顕著な効果
を奏する。 1)ステータコアを小判状に作成し、モータケース内に
空間を形成する構造を採用したため、モータ駆動用の制
御回路基板や制御回路部材をモータケース内に収納する
ことが出来る。これにより、ブラシレスモータの大型化
が防止され、装置の狭隘スペース内に収納されることが
出来る。 2)ステータの小判化に伴って生じる不具合事項に対し
てステータティースの形状および配置を工夫することに
より、この不具合を解消することが出来る。 3)起動時における起動死点をなくすためステータティ
ースを非対称に形成し、起動の円滑化と迅速化を図るこ
とが出来る。 4)構造が簡単で安価に実施することが出来る。
を奏する。 1)ステータコアを小判状に作成し、モータケース内に
空間を形成する構造を採用したため、モータ駆動用の制
御回路基板や制御回路部材をモータケース内に収納する
ことが出来る。これにより、ブラシレスモータの大型化
が防止され、装置の狭隘スペース内に収納されることが
出来る。 2)ステータの小判化に伴って生じる不具合事項に対し
てステータティースの形状および配置を工夫することに
より、この不具合を解消することが出来る。 3)起動時における起動死点をなくすためステータティ
ースを非対称に形成し、起動の円滑化と迅速化を図るこ
とが出来る。 4)構造が簡単で安価に実施することが出来る。
【図1】本発明の一実施例の全体構造を示す図2の線A
−Bの軸断面図。
−Bの軸断面図。
【図2】図1の上面図。
【図3】本実施例におけるステータコアの横断面図。
【図4】本実施例に使用されるキャップの図1における
下面図。
下面図。
【図5】本実施例におけるステータティースの弧状磁極
歯の非対称形状を示す部分断面図。
歯の非対称形状を示す部分断面図。
【図6】ステータコアの他の実施例の横断面図。
【図7】従来のブラシレスモータの全体構造を示す軸断
面図。
面図。
【図8】ブラシレスモータを収納したヘヤドライヤの側
面図。
面図。
【図9】ヘヤドライヤ内の小判状のブラシレスモータの
収納状態を示す横断面図。
収納状態を示す横断面図。
【図10】ブラシレスモータのモータ駆動用の制御回路
基板の回路構成図。
基板の回路構成図。
1 ブラシレスモータ
2 モータケース
7 制御回路基板
8 トランジスタ
10 キャップ
12 対面
19 配線用回路基板
21 シャフト
23 ロータ
25 ロータマグネット
28 ステータ
29 ステータコア
30 外周部
31 対面
34 コイル線
36a 弧状磁極歯
36b 弧状磁極歯
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平6−253518(JP,A)
特開 平4−271260(JP,A)
特開 平4−168954(JP,A)
実開 平3−101173(JP,U)
実開 昭58−121178(JP,U)
実開 昭55−156575(JP,U)
実開 平6−54367(JP,U)
実開 昭55−130589(JP,U)
実開 平5−23770(JP,U)
実開 平5−70183(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H02K 29/00
H02K 21/14
H02K 1/00
Claims (3)
- 【請求項1】 有蓋円筒状のモータケースの下面開口側
に嵌装されるキャップと、前記モータケースの上方側と
前記キャップ間に架設されてそれ等に枢支されるシャフ
トと、該シャフトに固着されるロータと、該ロータと所
定の間隙を介し該ロータを被包して配設されるステータ
と、配線用回路基板およびモータ制御用の制御回路基板
および制御回路部材等を前記モータケース内に一体的に
収納してなるインナロータ型のブラシレスモータであっ
て、前記ステータは、そのステータコアがその外周の一
部を切り欠いた相対向する対面を有する小判状の外周形
状を有しその内面側にステータティースを形成するもの
からなり、前記制御回路部材が、前記モータケースと前
記ステータの対面間の空間に収納され、前記制御回路基
板がモータケースの下面開口に施蓋状に配置されること
を特徴とするブラシレスモータ。 - 【請求項2】 前記ステータコアの内面側に形成される
ステータティースは、コイル線を巻回する部位の長さが
同一又は相異するものである請求項1のブラシレスモー
タ。 - 【請求項3】 前記ステータティースの前記ロータと相
対向する位置に形成される弧状磁極歯が、その中心線に
対して非対称形状に形成されてなる請求項1又は2のブ
ラシレスモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30314594A JP3447829B2 (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | ブラシレスモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30314594A JP3447829B2 (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | ブラシレスモータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08140325A JPH08140325A (ja) | 1996-05-31 |
JP3447829B2 true JP3447829B2 (ja) | 2003-09-16 |
Family
ID=17917429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30314594A Expired - Fee Related JP3447829B2 (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | ブラシレスモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3447829B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3251512B2 (ja) * | 1996-09-12 | 2002-01-28 | 株式会社三協精機製作所 | モータ |
JPH10225028A (ja) * | 1997-02-07 | 1998-08-21 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電動機 |
JPH1118327A (ja) * | 1997-06-25 | 1999-01-22 | Iwaki:Kk | 同期モータ |
JP3462043B2 (ja) * | 1997-06-25 | 2003-11-05 | 株式会社イワキ | 同期モータ |
JP4874474B2 (ja) * | 2001-08-23 | 2012-02-15 | 日本電産コパル株式会社 | ステッピングモータ |
JP4545516B2 (ja) * | 2004-08-05 | 2010-09-15 | 愛三工業株式会社 | ブラシレスモータ |
JP2006311738A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Mitsubishi Electric Corp | 永久磁石式同期モータおよびその製造方法 |
JP5997928B2 (ja) * | 2012-05-09 | 2016-09-28 | ミネベア株式会社 | 単相ブラシレスモータ |
JP6824348B2 (ja) * | 2019-09-03 | 2021-02-03 | 三菱電機株式会社 | 単相ブラシレスモータ、単相ブラシレスモータの製造方法、単相ブラシレスモータを備えた電気掃除機、および電気掃除機の製造方法 |
JP2022073086A (ja) | 2020-10-30 | 2022-05-17 | ミネベアミツミ株式会社 | モータ |
-
1994
- 1994-11-11 JP JP30314594A patent/JP3447829B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08140325A (ja) | 1996-05-31 |
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