JPH09312957A - 同軸二重型電動モータ - Google Patents

同軸二重型電動モータ

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JPH09312957A
JPH09312957A JP15025896A JP15025896A JPH09312957A JP H09312957 A JPH09312957 A JP H09312957A JP 15025896 A JP15025896 A JP 15025896A JP 15025896 A JP15025896 A JP 15025896A JP H09312957 A JPH09312957 A JP H09312957A
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JP
Japan
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case
electromagnet
permanent magnet
output shaft
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JP15025896A
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English (en)
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Hideyuki Sato
秀幸 佐藤
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転角、回転速度の設定、変更の自由度を向
上させ、複雑な回転制御を可能にする。 【解決手段】 同軸二重型ステッピングモータ1を、外
側ケース11、外側電磁石15、外側永久磁石20等か
らなる外側モータ部2と、内側ケース13、内側電磁石
22、内側永久磁石28、出力軸27等からなる内側モ
ータ部3とから構成する。これにより、外側モータ部2
による回転出力と、内側モータ部3による回転出力とを
出力軸27から得ることができると共に、外側モータ部
2によるステップ角と内側モータ部3によるステップ角
との複数のステップ角を設定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力を回転動力に
変換して、被回転体となる制御対象物の回転制御を行う
同軸二重型電動モータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電動モータは一組の固定子と回
転子とから構成されており、この電動モータの回転特性
(速度特性)は、鉄心の構造、巻線の相数、磁極数等、
電動モータ自体の構造的な要素によって決定される。
【0003】また、電動モータの一種であるステッピン
グモータは、駆動パルス信号を入力することによりステ
ップ角単位で回転するモータであるが、このステッピン
グモータのステップ角も当該ステッピングモータ自体の
構造的な要素によって決定される。
【0004】即ち、いわゆる永久磁石型(PM型)のス
テッピングモータの場合、そのステップ角は、該ステッ
ピングモータの固定子に設けられた電磁石の磁極数と回
転子に設けられた永久磁石の磁極数(着磁数)によって
決定される。また、いわゆる可変リラクタンス型(VR
型)のステッピングモータの場合、そのステップ角は、
該ステッピングモータの固定子に設けられた電磁石の磁
極数とリラクタンス回転子の歯数によって決定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、電動モータの構造的要素によって決定され
る回転特性に拘束され、該電動モータの回転角、回転速
度等の制御を自由に行うことが難しいという問題があ
る。特に、従来技術によるステッピングモータでは、固
定子に設けられた電磁石の磁極数と回転子に設けられた
永久磁石の磁極数(着磁数)等によってステップ角が決
定されるため、ステップ角に駆動パルス信号のパルス数
を乗じた回転角しか得ることができず、複雑な回転制御
が難しいという問題がある。
【0006】また、ステッピングモータには、一般に1
相励磁方式、2相励磁方式、1−2励磁方式といった幾
多の励磁方式(駆動パルス信号のパルスシーケンス)が
あり、例えば、該ステッピングモータ用のドライバ回路
で1相励磁方式と1−2相励磁方式とを選択的に出力す
るようにすれば、1つのステッピングモータから2種の
ステップ角を得ることができる。しかし、2種のステッ
プ角を得られるだけでは、回転角設定の自由度は低い。
【0007】さらに、ステッピングモータの回転制御に
マイクロステップ駆動方式を採用すれば、ステップ角を
細かく設定することが可能であるが、ドライバ回路が複
雑になるという欠点がある。
【0008】一方、ステッピングモータの回転速度は、
ステッピングモータに入力する駆動パルス信号の周波数
(パルス発生間隔)とステップ角によって決定される。
また、ステッピングモータの回転速度を変更するには、
駆動パルス信号の周波数を徐々に増加、減少させる制
御、いわゆるスローアップ・スローダウン制御が必要と
なり、複雑なドライバ回路が必要となるという問題があ
る。
【0009】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、複雑なドライバ回路を用いることなく、
回転角、回転速度等の設定、変更の自由度を向上させる
ことができる同軸二重型電動モータを提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載する発明は、外側モータ部のケ
ーシングとなる外側ケースと、該外側ケース内に同軸に
位置して該外側ケースに回転自在に軸支された内側モー
タ部のケーシングとなる内側ケースと、前記外側ケース
内に固定して設けられた外側固定子と、該外側固定子に
対面するように前記内側ケースの外周側に固定して設け
られた外側回転子と、前記内側ケースに固定して設けら
れた内側固定子と、該内側固定子に対面するように内側
ケースに回転自在に軸支された出力軸の外周側に固定し
て設けられた内側回転子とから構成したことにある。
【0011】上記構成より、外側モータ部による回転と
内側モータ部による回転とを出力軸から出力することが
できる。即ち、外側固定子と外側回転子との間に回転磁
界を発生させることにより、外側固定子に対して外側回
転子、内側ケース、該内側ケース内に設けられた内側固
定子、内側回転子および出力軸が一体的に回転する。一
方、内側固定子と内側回転子との間に回転磁界を発生さ
せると、内側固定子に対して内側回転子および前記出力
軸が一体的に回転する。これにより、出力軸から外側回
転子による回転と内側回転子による回転とを出力するこ
とができる。
【0012】請求項2に記載する発明は、外側モータ部
のケーシングとなる外側ケースと、該外側ケース内に同
軸に位置して該外側ケースに回転自在に軸支された内側
モータ部のケーシングとなる内側ケースと、前記外側ケ
ース内に固定して設けられ複数の磁極と該各磁極を励磁
するための励磁巻線とを有する外側電磁石と、該外側電
磁石に対面するように前記内側ケースの外周側に固定し
て設けられ複数の磁極が着磁された外側永久磁石と、前
記内側ケース内に固定して設けられ複数の磁極と該各磁
極を励磁するための励磁巻線とを有する内側電磁石と、
前記内側ケースと同一の軸心で回転するように該内側ケ
ースに回転自在に軸支された出力軸と、前記内側電磁石
に対面するように該出力軸の外周側に固定して設けられ
複数の磁極が着磁された内側永久磁石とから構成したこ
とにある。
【0013】上記構成より、外側モータ部による回転と
内側モータ部による回転とを出力軸から出力することが
できる。即ち、外側電磁石の励磁巻線に電流を供給する
と、該外側電磁石と外側永久磁石の回転磁界によりトル
クが発生し、外側電磁石に対して、外側永久磁石、内側
ケース、該内側ケース内に設けられた内側電磁石、内側
永久磁石および出力軸が一体的に回転する。
【0014】一方、内側電磁石の励磁巻線に電流を供給
すると、該内側電磁石と内側永久磁石の回転磁界により
トルクが発生し、内側電磁石に対して、内側永久磁石お
よび出力軸が一体的に回転する。これにより、出力軸か
ら外側電磁石および外側回転子による回転と内側電磁石
および内側回転子による回転とを出力することができ
る。
【0015】ここで、該同軸二重型電動モータをステッ
ピングモータとして用いた場合には、外側モータ部と内
側モータ部とにより異なる複数のステップ角を設定で
き、異なるステップ角単位の回転を1本の出力軸から出
力することができる。例えば、外側モータ部のステップ
角を比較的小さい角度に設定し、内側モータ部のステッ
プ角を比較的大きい角度に設定するれば、外側モータ部
により大きなステップ角単位の回転を出力することがで
きると共に、内側モータ部により小さなステップ角単位
の回転を出力することができる。
【0016】請求項3に記載する発明は、外側モータ部
のケーシングとなる外側ケースと、該外側ケース内に同
軸に位置して該外側ケースに回転自在に軸支された内側
モータ部のケーシングとなる内側ケースと、前記外側ケ
ース内に固定して設けられ複数の磁極と該各磁極を励磁
するための励磁巻線とを有する外側電磁石と、前記内側
ケースの外周側に固定して設けられ該外側電磁石に向け
て突出する複数の歯を有する鉄心と、前記内側ケース内
に固定して設けられ複数の磁極と該各磁極を励磁するた
めの励磁巻線とを有する内側電磁石と、前記内側ケース
と同一の軸心で回転するように該内側ケースに回転自在
に軸支された出力軸と、前記内側電磁石に対面するよう
に該出力軸の外周側に固定して設けられ複数の磁極が着
磁された内側永久磁石とから構成したことにある。
【0017】上記構成より、外側モータ部による回転と
内側モータ部による回転とを出力軸から出力することが
できる。即ち、外側電磁石の励磁巻線に電流を供給する
と、該外側電磁石に回転磁界が発生し、この回転磁界と
内側ケースの外周側に設けられた鉄心の各歯との間に発
生するトルクによって該鉄心、内側ケース、該内側ケー
ス内に設けられた内側電磁石、内側永久磁石および出力
軸が一体的に回転する。
【0018】一方、内側電磁石の励磁巻線に電流を供給
すると、該内側電磁石と内側永久磁石の回転磁界により
トルクが発生し、内側永久磁石および出力軸が一体的に
回転する。これにより、出力軸から外側電磁石および前
記鉄心による回転と内側電磁石および内側永久磁石によ
る回転とを出力することができる。
【0019】ここで、該同軸二重型電動モータをステッ
ピングモータとして用いた場合には、外側モータ部と内
側モータ部とにより異なる複数のステップ角を設定で
き、異なるステップ角単位の回転を出力軸から出力する
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って詳述する。
【0021】ここで、図1ないし図5は本発明の第1の
実施例による同軸二重型電動モータをステッピングモー
タに適用した場合を例に挙げて説明する。
【0022】1は本実施例による同軸二重型電動モータ
としての同軸二重型ステッピングモータを示し、該同軸
二重型ステッピングモータ1は外側モータ部2と内側モ
ータ部3とから構成されている。
【0023】ここで、まず外側モータ部2について述べ
るに、11は外側ケースを示し、該外側ケース11は円
筒状の筒部11Aと、図1において該筒部11Aの軸方
向左側を閉塞する蓋部11Bと、筒部11Aの軸方向右
側を閉塞し、中心に後述する出力軸27を挿通する挿通
穴11Cを有する蓋部11Dとから構成されている。ま
た、外側ケース11内に位置し、蓋部11B内周側には
一方の軸受12を装着する軸受装着部11Eが形成さ
れ、蓋部11D内周側には該軸受装着部11Eに対向す
る位置に他方の軸受12を装着する軸受装着部11Fが
形成されている。
【0024】13は外側ケース11内に同軸に位置して
該外側ケース11に軸受12,12を介して回転自在に
軸支された内側ケースを示し、該内側ケース13は外側
モータ部2の回転子の一部を構成すると共に、内側モー
タ部3のケーシングとなる。そして、該内側ケース13
は、円筒状の筒部13Aと、図1において該筒部13A
の軸方向左側を閉塞する蓋部13Bと、筒部13Aの軸
方向右側を閉塞し、中心に後述する出力軸27を挿通す
る挿通穴13Cを有する蓋部13Dとから構成されてい
る。また、蓋部13Bの内周側には一方の軸受14を装
着する軸受装着部13Eが設けられ、蓋部13Dの内周
側には他方の軸受14を装着する軸受装着部13Fが該
軸受装着部13Eと対向するように設けられている。
【0025】15は外側ケース11内に固定して設けら
れた外側固定子としての外側電磁石である。16,16
は該外側電磁石15の一部を構成する2個のコイルボビ
ンを示し、該各コイルボビン16は絶縁材料により円筒
状に形成され、その外周側には励磁巻線17,17がそ
れぞれ巻回されている。そして、該各励磁巻線17の端
部は外側ケース11に設けられた入出力端子(図示せ
ず)に接続されている。
【0026】18A,18B,18C,18Dは外側電
磁石15の一部を構成する鉄心部材を示し、該各鉄心部
材18A〜18Dは、金属材料により円筒状に形成さ
れ、各コイルボビン16の外側を包囲するように設けら
れている。
【0027】また、各鉄心部材18A〜18Dのそれぞ
れ内周面には、図3に示すように、三角形状の磁極1
9,19,…が周方向に等間隔毎に離間して24個設け
られいる。即ち、鉄心部材18A〜18Dには合計96
個の磁極19が設けられている。そして、これら96個
の磁極19は、図3中の点線に示すように、周方向に間
隔a(=3.75度)毎に離間して配置されている。
【0028】20は外側電磁石15に対面するように内
側ケース13の外周側に設けられた外側回転子としての
外側永久磁石を示し、該外側永久磁石20は図2に示す
ように円筒状に形成されている。そして、該外側永久磁
石20は内側ケース13の筒部13Aに固定されてお
り、内側ケース13と共に一体的に回転する。また、外
側永久磁石20は複数の磁極21,21,…が着磁され
た多極磁石であり、その磁極21の数はN極とS極とを
合わせて合計48個である。
【0029】以上のように、外側モータ部2は、外側ケ
ース11、内側ケース13、外側電磁石15および外側
永久磁石20等から構成されている。
【0030】次に、内側モータ部3について述べるに、
22は内側ケース13内に固定して設けられた内側固定
子としての内側電磁石である。23,23は該内側電磁
石22の一部構成する2個のコイルボビンを示し、該各
コイルボビン23は絶縁材料により円筒状に形成され、
その外周側には励磁巻線24,24がそれぞれ巻回され
ている。
【0031】25A,25B,25C,25Dは内側電
磁石22の一部を構成する鉄心部材を示し、該各鉄心部
材25A〜25Dは、前記外側電磁石15の各鉄心部材
18A〜18Dとほぼ同様に金属材料により円筒状に形
成され、各コイルボビン23の外側を包囲するように設
けられている。
【0032】また、各鉄心部材25A〜25Dのそれぞ
れ内周面には三角形状の磁極26,26,…が周方向に
等間隔毎に離間して6個設けられいる。即ち、鉄心部材
25A〜25Dには合計24個の磁極26が設けられて
いる。そして、これら24個の磁極26は、周方向に1
5度毎に離間して配置されている。
【0033】27は内側電磁石22の内周側に位置し、
前記内側ケース13に軸受14,14を介して回転自在
に支持された出力軸を示し、該出力軸27はその先端が
内側ケース13の挿通穴13C、外側ケース11の挿通
穴11Cを挿通し、外部に突出している。また、該出力
軸27は内側ケース13と同一軸心で回転するように設
けられている。
【0034】28は内側電磁石22に対面するように出
力軸27の外周側に設けられた内側回転子としての内側
永久磁石を示し、該内側永久磁石28は図2に示すよう
に円筒状に形成されている。そして、該内側永久磁石2
8は、出力軸27に支持用筒体29を介して固定的に設
けられており、出力軸27と一体的に回転する。また、
内側永久磁石28は図2に示すように複数の磁極30,
30,…が着磁された多極磁石であり、その磁極30の
数はN極とS極とを合わせて合計12個である。
【0035】31,31,…は内側ケース13を構成す
る蓋部13Bの外側面に設けられた環状導電部材を示
し、該各環状導電部材31は、図4または図5に示すよ
うに、導電材料によって環状に形成され、内側ケース1
3の軸心を中心として同心状に5輪設けられている。そ
して、該各環状導電部材31は内側ケース13の内部に
設けられた導線等によって内側電磁石22の各励磁巻線
24等に電気的に接続されている。
【0036】32,32,…は外側ケース11の蓋部1
1Bと内側ケース13の蓋部13Bとの間に設けられた
ブラシを示し、該各ブラシ32は環状導電部材31に対
応して5個設けられている。そして、該各ブラシ32の
基端側は外側ケース11の蓋部11Bに固着され、先端
側は内側ケース13の蓋部13B側に突出し、各環状導
電部材31の摺動可能に接触している。これにより、各
ブラシ32と各環状導電部材31とは電気的に接続され
ている。さらに、該各ブラシ32の基端側は導線等を介
して外側ケースに設けられた入出力端子(図示せず)に
電気的に接続されている。
【0037】以上のように、内側モータ部3は、内側ケ
ース13、内側電磁石22、出力軸27、内側永久磁石
28、各環状導電部材31および各ブラシ32等から構
成されている。
【0038】本実施例による同軸二重型ステッピングモ
ータ1は上述したような構成を有するもので、次にその
動作について説明する。
【0039】まず、前記外側モータ部2の動作について
説明すると、外側電磁石15の各励磁巻線17にステッ
ピングモータを回転駆動するための駆動パルス信号を入
力すると、外側電磁石15と外側永久磁石20の回転磁
界によりトルクが生じ、外側永久磁石20、内側ケース
13、該内側ケース13内に設けられた内側電磁石2
2,内側永久磁石28および出力軸27等が外側電磁石
15に対して一体的に回転する。これにより、出力軸2
7からは外側電磁石15および外側永久磁石20による
回転出力が得られる。
【0040】一方、内側モータ部3について説明する
と、内側電磁石22の各励磁巻線24に駆動パルス信号
を入力すると、内側電磁石22と内側永久磁石28の回
転磁界によりトルクが生じ、内側永久磁石28および出
力軸27等が内側電磁石22に対して一体的に回転す
る。これにより、出力軸27からは内側電磁石22およ
び内側永久磁石28による回転出力が得られる。
【0041】このように、本実施例による同軸二重型ス
テッピングモータ1は、外側モータ部2による回転出力
と、内側モータ部3による回転出力との2通りの回転出
力を出力軸27から得ることができる。
【0042】また、一般にステッピングモータのステッ
プ角は、固定子の磁極数と回転子の磁極数によって決定
される。
【0043】本実施例では、外側電磁石15が96個の
磁極19を有し、外側永久磁石20が48個の磁極21
を有するから、外側モータ部2によるステップ角(以
下、「外側ステップ角」という)は3.75度である。
一方、内側電磁石22が24個の磁極26を有し、内側
永久磁石28が12個の磁極30を有するから、内側モ
ータ部3によるステップ角(以下、「内側ステップ角」
という)は15度である。
【0044】このように、本実施例による同軸二重型ス
テッピングモータ1は外側ステップ角と内側ステップ角
の2通りのステップ角を有する。
【0045】また、一般にステッピングモータを駆動す
るための駆動パルス信号のパルスシーケンスには、1相
磁方式、2相励磁方式および1−2相励磁方式がある。
そして、1−2相励磁方式を採用すれば、1相励磁方式
または2相励磁方式の1/2のステップ角でステッピン
グモータを回転制御することができる。従って、本実施
例による同軸二重型ステッピングモータ1に、1相励磁
方式と1−2相励磁方式、または2相励磁方式と1−2
相励磁方式を併用すれば、外側ステップ角(3.75
度)、外側ステップ角の1/2のステップ角(1.87
5度)、内側ステップ角(15度)および内側ステップ
角の1/2のステップ角(7.5度)の合計で4通りの
ステップ角を設定できる。
【0046】かくして、本実施例によれば、外側モータ
部2による回転出力と、内側モータ部3による回転出力
との2通りの回転出力を出力軸27から得ることができ
る。また、本実施例によれば、外側電磁石15と外側永
久磁石20とによって決定される外側ステップ角と、内
側電磁石22と内側永久磁石28とによって決定される
内側ステップ角とを異なるように設定することにより、
少なくとも4通りのステップ角、即ち、1.875度、
3.75度、7.5度、15度を設定することができ
る。
【0047】従って、当該同軸二重柄ステッピングモー
タ1を駆動するためのドライバ回路から1相励磁方式と
1−2励磁方式とを、または2相励磁方式と1−2励磁
方式とを選択的に出力して当該同軸二重型ステッピング
モータ1を制御するようにすれば、4通りのステップ角
に基づいて出力軸27を回転させることができる。これ
により、出力軸27から出力される回転角を自由に設定
することができ、複雑な回転制御が可能となる。
【0048】例えば、外側電磁石15の各励磁巻線17
に1−2相励磁方式の駆動パルス信号を入力すれば、
1.875度単位で出力軸27を細かく回転させること
ができる。また、内側電磁石22の各励磁巻線24に1
相励磁方式の駆動パルス信号を入力すれば、15度単位
で出力軸27を回転させることができ、少ないパルス数
で大きな回転角を得ることができる。
【0049】また、外側電磁石15に第1の駆動パルス
信号を入力し、これと同時に、内側電磁石22に第2の
駆動パルス信号を入力することにより、外側電磁石15
の回転出力と内側電磁石22による回転出力とを同時に
出力軸27から得ることができる。これにより、出力軸
27の回転速度を自由にかつ容易に変更することができ
る。即ち、従来技術によるステッピングモータでは、一
般に回転速度を変更するために、駆動パルス信号の周波
数を徐々に増加、減少させる制御、いわゆるスローアッ
プ・スローダウン制御が必要だが、本実施例による同軸
二重型ステッピングモータ1では、スローアップ・スロ
ーダウン制御を行わずに回転速度を容易に変更すること
ができる。
【0050】例えば、回転速度を増加させる場合には、
外側電磁石15のみに1相励磁方式の第1の駆動パルス
信号を入力する。これにより、出力軸27は外側ステッ
プ角=3.75度毎に回転する。その後、外側電磁石1
5に第1の駆動パルス信号を入力した状態のままで、内
側電磁石22に1相励磁方式の第2の駆動パルス信号を
入力する。これにより、3.75度毎に回転している出
力軸27に内側ステップ=15度毎の回転が加わり、結
果的に出力軸27は18.75度毎に回転する。このよ
うに、駆動パルス信号の周波数(パルス発生間隔)を変
更せずに、出力軸27の回転速度を増加させることがで
きる。さらに、駆動パルス信号の励磁方式を時間差をも
って適宜変更して、4通りのステップ角を組み合わせれ
ば、出力軸27の回転速度をスムーズに増加させること
も可能である。
【0051】次に、本発明の第2の実施例による同軸二
重型電動モータをステッピングモータに適用した場合を
例に挙げ、図6および図7に基づいて説明するに、本実
施例の特徴は、外側モータ部の外側ステップ角を内側モ
ータ部の内側ステップ角より大きく設定したことにあ
る。なお、本実施例では、前記第1の実施例による構成
要素と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を
省略するものとする。
【0052】41は本実施例による同軸二重型電動モー
タとしての同軸二重型ステッピングモータを示し、該同
軸二重型ステッピングモータ41は本実施例による外側
モータ部42と、第1の実施例で述べた内側モータ部3
とから構成されている。
【0053】ここで、外側モータ部42について述べる
に、51は外側ケースを示し、該外側ケース51は横断
面ほぼ四角形状の筒部51Aと、図6において該筒部5
1Aの軸方向左側を閉塞する蓋部51Bと、筒部51A
の軸方向右側を閉塞し、中心に出力軸27を挿通する挿
通穴51Cを有する蓋部51Dとから構成されている。
【0054】また、前記蓋部51Bには一方の軸受52
を装着する軸受装着部51Eが形成され、蓋部51Dに
は他方の軸受52を装着する軸受装着部51Fが形成さ
れている。
【0055】53は外側ケース51内に固定して設けら
れた外側固定子を示す。54は該外側固定子53の一部
を構成する鉄心を示し、該鉄心54は、外側ケース51
の筒部51Aの内周形状に対応するように横断面ほぼ四
角形の筒状に形成されている。
【0056】また、鉄心54の内周側には、図7に示す
ように、4個の磁極55A,55B,56A,56Bが
鉄心54の中心に向けて突出するように形成されてい
る。そして、該磁極55A,55B,56A,56Bの
うち、左右方向に対向して設けられた磁極55A,55
Bには励磁巻線57,57が巻回されている。即ち、磁
極55A,55Bと各励磁巻線57とによって外側電磁
石58を構成している。なお、各励磁巻線57の端部は
外側ケース51に設けられた入出力端子(図示せず)に
接続されている。
【0057】さらに、鉄心54の上側に位置する磁極5
6A先端側にはN極に着磁された中立位置静止用磁石5
9Aが設けられ、下側に位置する磁極56B先端側には
S極に着磁された中立位置静止用磁石59Bが設けられ
ている。
【0058】60は内側ケース13の外周側に設けられ
た外側固定子としての外側永久磁石を示し、該外側永久
磁石60は図7に示すように円筒状に形成されている。
そして、該外側永久磁石60は内側ケース13に固定さ
れており、内側ケース13と共に一体的に回転する。ま
た、外側永久磁石60は図7に示すように、周方向に1
80度離間してS極とN極に着磁され、2個の磁極61
A,61Bを有している。
【0059】本実施例による同軸二重型ステッピングモ
ータ41は上述したような構成を有するもので、本実施
例の特徴である外側モータ部42の動作について説明す
る。まず、外側電磁石58の各励磁巻線57に電流を供
給しない状態では、図7に示すように、中立位置静止用
磁石59Aと外側永久磁石60のS極磁極61Aとが引
き合うと共に、中立位置静止用磁石59Bと外側永久磁
石60のN極磁極61Bが引き合う。これにより、外側
永久磁石60、内側ケース13、内側電磁石22等は図
7に示すように中立位置で静止している。
【0060】この状態から、外側電磁石58の各励磁巻
線57に電流を供給し、図7中の左側の磁極55AがS
極、右側の磁極55BがN極となるように励磁すると、
磁極55Aに外側永久磁石60のN極磁極61Bが吸引
されると共に、磁極55Bに外側永久磁石60のS極磁
石61Aが吸引される。これにより、外側永久磁石6
0、内側ケース13、内側電磁石22、内側永久磁石2
8および出力軸27等が右方向に90度一体回転する。
なお、このとき磁極55A,55Bの磁力が中立位置静
止用磁石59A,59Bの磁力より大きくなるように磁
極55A,55Bを励磁している。
【0061】また、各励磁巻線57への電流供給を中止
すると、中立位置静止用磁石59A,59Bの磁力によ
り、外側永久磁石60、内側ケース13、内側電磁石2
2、内側永久磁石28および出力軸27等は元の中立位
置に戻る。また、図7中の左側の磁極55AがN極、右
側の磁極55BがS極となるように励磁すると、外側永
久磁石60、内側ケース13、内側電磁石22、内側永
久磁石28および出力軸27等が左方向に90度回転す
る。
【0062】なお、内側電磁石22に駆動パルス信号を
入力すると、第1の実施例で述べた通り、内側永久磁石
28、出力軸27等が内側ステップ角(15度または
7.5度)単位で回転する。
【0063】かくして、本実施例によれば、第1の実施
例と同様に外側モータ部42による回転出力と、内側モ
ータ部3による回転出力の2通りの回転出力を出力軸2
7から得ることができる。
【0064】また、本実施例によれば、外側固定子53
に4個の磁極55A,55B,56A,56Bを設ける
と共に、外側永久磁石60に磁極61A,61Bを設け
る構成としたから、内側ステップ角が7.5度または1
5度であるのに対し、外側ステップ角を90度と大きい
角度とすることができる。
【0065】これにより、外側モータ部42による90
度単位の大きな回転と、内側モータ部3による15度ま
たは7.5度単位の細かい回転とを出力軸27から得る
ことができる。従って、回転角設定の自由度を向上で
き、複雑な回転角制御を実現することができる。
【0066】例えば、目標角105度の大きな回転角を
得る場合には、外側電磁石58に電流を供給して内側ケ
ース13、出力軸27等を一方向に90度回転させると
共に、内側電磁石22に1相励磁方式の駆動パルス信号
を入力して出力軸27を一方向に15度回転させればよ
い。これにより、目標角105度の回転角を短時間で得
ることができる。一方、例えば7.5度毎の細かい回転
角を得るには、内側電磁石22に1−2相励磁方式の駆
動パルス信号を入力し出力軸27を内側ステップ角単位
で回転させればよい。
【0067】このように、本実施例によれば、パルス数
が多数の駆動パルス信号を入力しなくても、少ないパル
ス数で大きな回転角を得ることができると共に、細かい
回転角をも得ることができる。特に、少ないパルス数で
大きな回転角を得ることができるから、大きな回転角を
瞬時に得ることができる。
【0068】次に、本発明の第3の実施例による同軸二
重型電動モータをステッピングモータに適用した場合を
例に挙げ、図8および図9に基づいて説明するに、本実
施例の特徴は、外側電磁石の鉄心に複数の突極を設け、
該各突極の先端に複数の歯を設けると共に、内側ケース
の外周側に外側永久磁石と、複数の歯が列設された歯車
状の鉄心を設ける構成としたことにある。なお、本実施
例では、前記第1の実施例による構成要素と同一の構成
要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
【0069】71は本実施例による同軸二重型電動モー
タとしての同軸二重型ステッピングモータを示し、該同
軸二重型ステッピングモータ71は本実施例による外側
モータ部72と、第1の実施例で述べた内側モータ部3
とから構成されている。
【0070】ここで、外側モータ部72について述べる
に、81は外側ケースを示し、該外側ケース81は、前
記第1の実施例とほぼ同様に、円筒状の筒部81A、蓋
部81B、中心に挿通穴81Cを有する蓋部81Dとか
ら構成されている。また、外側ケース81の蓋部81B
には一方の軸受82を装着する軸受装着部81Eが形成
され、蓋部81Dには他方の軸受82を装着する軸受装
着部81Fが形成されている。
【0071】83は外側ケース81内に固定して設けら
れた外側固定子としての外側電磁石を示す。84は該外
側電磁石83の一部を構成する鉄心を示し、該鉄心84
は円筒状に形成され、該鉄心84の内周側には、図9に
示すように、該鉄心84の中心に向けて径方向に突出し
た突極85,85,…が周方向に等間隔毎に離間して8
個設けられている。そして、該各突極85の基端側には
励磁巻線86,86,…がそれぞれ巻回されている。さ
らに、該各突極85の先端側にはそれぞれ磁極としての
歯87,87,…が複数突設されている。
【0072】88は内側ケース13の外周側に固定的に
設けられた外側永久磁石を示し、該外側永久磁石88は
軸方向に磁化されており、例えば図8中の左側がS極
で、右側がN極に磁化されている。
【0073】90A,90Bは外側永久磁石88の外周
側に固定的に設けられた2個の筒状鉄心を示し、該筒状
鉄心90A,90Bは外側永久磁石88、内側ケース1
3等と共に一体的に回転する。また、図8中の左側に位
置する筒状鉄心90AはS極に磁化され、図8中の右側
に位置する筒状鉄心90BはN極に磁化されている。さ
らに、該筒状鉄心90A,90Bは、図9に示すように
筒状に形成され、該筒状鉄心90Aの外周側には外側電
磁石83に向けて径方向外向に突出する歯91A,91
A,…が、該筒状鉄心90Bの外周側にも同様に歯91
B,91B,…がそれぞれ周方向に多数列設されてい
る。そして、該筒状鉄心90Aの各歯91Aと、筒状鉄
心90Bの各歯91Bとは互いに周方向に半ピッチずれ
て配設されている。
【0074】本実施例による同軸二重型ステッピングモ
ータ71は上述したような構成を有するもので、その基
本的な動作は前述した第1の実施例によるものとほぼ同
様である。
【0075】然るに、本実施例によれば、外側電磁石8
3に8個の突極85を設けると共に該各突極85の先端
側に歯87を複数設け、内側ケース13の外周側には外
側永久磁石88と多数の歯91A,91Bが列設された
筒状鉄心90A,90Bを設ける構成としたから、外側
電磁石83の歯87の数、外側永久磁石88の磁極89
の数、筒状鉄心90A,90Bの歯91A,91Bの数
によって決定される外側ステップ角は極めて細かくな
る。従って、一層細かくかつ複雑な回転角の制御が可能
となる。
【0076】なお、外側電磁石15(58,83)、外
側永久磁石20(60,88)、筒状鉄心90A,90
B、内側電磁石22、内側永久磁石28のそれぞれの磁
極数(歯数)は前記各実施例で述べた数に限定するもの
ではない。
【0077】また、前記各実施例では、内側電磁石22
と内側永久磁石28とを設けることにより、いわゆる永
久磁石型(PM型)の構成を採用したが、本発明はこれ
に限らず、内側永久磁石28に代えて歯車状のリラクタ
ンス回転子を設けることにより、いわゆる可変リラクタ
ンス型(VR型)の構成を採用してもよい。さらに、内
側永久磁石を設けると共に該内側永久磁石の外周側にリ
ラクタンス回転子を設け、いわゆる複合型(HB型)の
構成を採用してもよい。
【0078】また、前記第3の実施例では、内側ケース
13の外周側に外側永久磁石88と筒状鉄心90A,9
0Bを設けるものとして述べたが、本発明はこれに限ら
ず、内側ケース13の外周側に複数の歯を有する筒状鉄
心のみを設け、いわゆる可変リラクタンス型(VR型)
の構成を採用してもよい。
【0079】さらに、前記各実施例では、同軸二重型電
動モータをステッピングモータに適用した場合を例に挙
げて説明したが、本発明はこれに限るものでなく、サー
ボモータ、ブラシレスモータ、整流子モータ等にも適用
できる。
【0080】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に係る発明
では、外側モータ部よる回転出力と内側モータ部による
回転出力とを1つの出力軸から得ることができる。従っ
て、外側モータ部による回転特性と、内側モータ部によ
る回転特性との2通りの回転特性を設定でき、回転角,
回転速度等の設定,変更の自由度を向上させ、簡単な構
成のドライバ回路によって複雑な回転制御を実現でき
る。
【0081】請求項2または3に係る発明では、外側モ
ータ部による回転特性と、内側モータ部による回転特性
との2通りの回転特性を設定できる。特に、当該同軸二
重型電動モータをステッピングモータとして用いた場合
には、外側モータ部と内側モータ部とで、それぞれ異な
るステップ角を設定することができる。そして、1相励
磁方式と1−2相励磁方式とを併用した場合、または2
相励磁方式と1−2相励磁方式とを併用した場合には、
4通りのステップ角を1つの出力軸から得ることができ
る。従って、回転角設定の自由度を向上させ、簡単な構
成のドライバ回路によって複雑な回転制御を実現でき
る。
【0082】また、外側電磁石による回転制御と、内側
電磁石による回転制御とを同時に行うことにより、回転
速度の変更を容易にかつ自由に行うことができると共
に、高速回転を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による同軸二重型ステッ
ピングモータを示す縦断面図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向断面図である。
【図3】図1中の外側電磁石を示す拡大縦断面図であ
る。
【図4】図1中の各環状導電部材、各ブラシ等を示す拡
大断面図である。
【図5】図4中の矢示V−V方向断面図である。
【図6】本発明の第2の実施例による同軸二重型ステッ
ピングモータを示す縦断面図である。
【図7】図6中の矢示VII −VII 方向断面図である。
【図8】本発明の第3の実施例による同軸二重型ステッ
ピングモータを示す縦断面図である。
【図9】図8中の矢示IX−IX方向断面図である。
【符号の説明】
1,41,71 同軸二重型ステッピングモータ(同軸
二重型電動モータ) 2,42,72 外側モータ部 3 内側モータ部 11,51,81 外側ケース 13 内側ケース 15,58,83 外側電磁石(外側固定子) 17,24,57,86 励磁巻線 19,21,26,30,55A,55B,56A,5
6B,61A,61B,89 磁極 20,60,88 外側永久磁石(外側回転子) 22 内側電磁石(内側固定子) 27 出力軸 28 内側永久磁石(内側回転子) 31 環状導電部材 32 ブラシ 87,91A,91B 歯 90A,90B 筒状鉄心(鉄心)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側モータ部のケーシングとなる外側ケ
    ースと、該外側ケース内に同軸に位置して該外側ケース
    に回転自在に軸支された内側モータ部のケーシングとな
    る内側ケースと、前記外側ケース内に固定して設けられ
    た外側固定子と、該外側固定子に対面するように前記内
    側ケースの外周側に固定して設けられた外側回転子と、
    前記内側ケースに固定して設けられた内側固定子と、該
    内側固定子に対面するように内側ケースに回転自在に軸
    支された出力軸の外周側に固定して設けられた内側回転
    子とから構成してなる同軸二重型電動モータ。
  2. 【請求項2】 外側モータ部のケーシングとなる外側ケ
    ースと、該外側ケース内に同軸に位置して該外側ケース
    に回転自在に軸支された内側モータ部のケーシングとな
    る内側ケースと、前記外側ケース内に固定して設けられ
    複数の磁極と該各磁極を励磁するための励磁巻線とを有
    する外側電磁石と、該外側電磁石に対面するように前記
    内側ケースの外周側に固定して設けられ複数の磁極が着
    磁された外側永久磁石と、前記内側ケース内に固定して
    設けられ複数の磁極と該各磁極を励磁するための励磁巻
    線とを有する内側電磁石と、前記内側ケースと同一の軸
    心で回転するように該内側ケースに回転自在に軸支され
    た出力軸と、前記内側電磁石に対面するように該出力軸
    の外周側に固定して設けられ複数の磁極が着磁された内
    側永久磁石とから構成してなる同軸二重型電動モータ。
  3. 【請求項3】 外側モータ部のケーシングとなる外側ケ
    ースと、該外側ケース内に同軸に位置して該外側ケース
    に回転自在に軸支された内側モータ部のケーシングとな
    る内側ケースと、前記外側ケース内に固定して設けられ
    複数の磁極と該各磁極を励磁するための励磁巻線とを有
    する外側電磁石と、前記内側ケースの外周側に固定して
    設けられ該外側電磁石に向けて突出する複数の歯を有す
    る鉄心と、前記内側ケース内に固定して設けられ複数の
    磁極と該各磁極を励磁するための励磁巻線とを有する内
    側電磁石と、前記内側ケースと同一の軸心で回転するよ
    うに該内側ケースに回転自在に軸支された出力軸と、前
    記内側電磁石に対面するように該出力軸の外周側に固定
    して設けられ複数の磁極が着磁された内側永久磁石とか
    ら構成してなる同軸二重型電動モータ。
JP15025896A 1996-05-22 1996-05-22 同軸二重型電動モータ Pending JPH09312957A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6052926B1 (ja) * 2015-09-29 2016-12-27 アツ子 森内 多目的多重モータ
EP3337017A1 (en) * 2016-12-14 2018-06-20 Misumi Corporation Stator core, stepper motor and linear actuator

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CN108233558A (zh) * 2016-12-14 2018-06-29 日本米思米株式会社 定子芯、步进电机以及直动致动器
CN108233558B (zh) * 2016-12-14 2019-10-25 日本米思米株式会社 定子芯、步进电机以及直动致动器

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