JP2007097383A - 無鉄心電動機 - Google Patents
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Abstract
【課題】巻き線に鉄心を使用しない無鉄心電動機(ステッピングモータ)を提供すること。
【解決手段】軸芯を有する回転軸10と、この回転軸10に支持され軸芯に直交する方向にNS極に着磁された永久磁石20と、この永久磁石20を取り囲むように配置されるn組(n≧2)の無鉄心巻き線であって、励磁されたときの磁束が軸芯と直交するように配置される巻き線50,55と、永久磁石20の軸芯方向両側に配置され、巻き線50,55を支持するための突起40a,40bと、巻き線50,55が永久磁石20及び回転軸10に接触することを規制する規制面40cとを有する樹脂性の巻き線支持部材40とを備える。
【選択図】図3
【解決手段】軸芯を有する回転軸10と、この回転軸10に支持され軸芯に直交する方向にNS極に着磁された永久磁石20と、この永久磁石20を取り囲むように配置されるn組(n≧2)の無鉄心巻き線であって、励磁されたときの磁束が軸芯と直交するように配置される巻き線50,55と、永久磁石20の軸芯方向両側に配置され、巻き線50,55を支持するための突起40a,40bと、巻き線50,55が永久磁石20及び回転軸10に接触することを規制する規制面40cとを有する樹脂性の巻き線支持部材40とを備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、無鉄心電動機に関するものである。
一般的な電動機(モーター)として、積層鉄心に巻き線を巻いた電機子(回転子)を薄型永久磁石界磁で囲んだインナーロータ型のものが知られている。つまり、巻き線には鉄心が設けられている。また、無鉄心電動機(コアレスモータ)として、巻き線を樹脂のみで固めたカップ状電機子に永久磁石界磁を内蔵したアウターロータ型の電動機も知られている。
鉄心を設けている電動機の場合、原理的に鉄損が避けられないという問題がある。鉄損が存在すると、電力の損失が大きくなり効率も悪くなる。この点は、巻き線に鉄心を設けているステッピングモータについても同様である。無鉄心電動機については、一部特殊な電動機として知られてはいるものの、ステッピングモータにおいては無鉄心タイプのものは存在しなかった。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、巻き線に鉄心を使用しない無鉄心電動機(ステッピングモータ)を提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係る無鉄心電動機は、
軸芯を有する回転軸と、
この回転軸に支持され軸芯に直交する方向にNS極に着磁された永久磁石と、
この永久磁石を取り囲むように配置されるn組(n≧2)の無鉄心巻き線であって、励磁されたときの磁束が前記軸芯と直交するように配置される巻き線と、
永久磁石の軸芯方向両側に配置され、巻き線を支持するための支持部と、巻き線が永久磁石及び回転軸に接触することを規制する規制部とを有する巻き線支持部材とを備えたことを特徴とするものである。
軸芯を有する回転軸と、
この回転軸に支持され軸芯に直交する方向にNS極に着磁された永久磁石と、
この永久磁石を取り囲むように配置されるn組(n≧2)の無鉄心巻き線であって、励磁されたときの磁束が前記軸芯と直交するように配置される巻き線と、
永久磁石の軸芯方向両側に配置され、巻き線を支持するための支持部と、巻き線が永久磁石及び回転軸に接触することを規制する規制部とを有する巻き線支持部材とを備えたことを特徴とするものである。
かかる構成による無鉄心電動機の作用・効果を説明する。この無鉄心電動機は、回転軸に支持される永久磁石を備え、n組の巻き線を励磁させることで回転するロータとして機能する。永久磁石の着磁方向は、軸芯に直交する方向である。同じく、n組の巻き線が励磁されることで発生する磁束の方向も軸芯に直交する方向である。巻き線への通電制御に関しては、従来のステッピングモータと同様に行なうことができる。また、巻き線は無鉄心であるため、その形状を維持するため、例えば、樹脂で固めるなどの方法を採用する。また、永久磁石の軸芯方向の両側には、巻き線支持部材が配置される。この巻き線支持部材は、巻き線を支持する支持部を備えている。これにより、無鉄心でありながら巻き線を支持すると共に位置決めも可能になる。また、巻き線支持部材は規制部を有しており、巻き線が永久磁石や回転軸に不用意に接触してしまうことを規制することができる。これにより、無鉄心でありながら、巻き線を確実に所定の位置に配置することができ、所望の性能を発揮させることができる。以上のように、巻き線に鉄心を使用しない無鉄心電動機を提供することができる。
本発明において、前記永久磁石を内部に包囲する非磁性の包囲部材を設け、永久磁石と巻き線との接触を防止することが好ましい。
かかる包囲部材を設けることで、永久磁石と巻き線の接触防止を確実に行なうことができ、また非磁性であることから、発生する磁界に対して何らの作用を及ぼすこともない。
本発明において、前記包囲部材と前記巻き線支持部材を樹脂により一体形成することが好ましい。
これにより、部材点数を削減すると共に、組立性も向上しコスト削減に寄与することができる。
本発明において、巻き線支持部材の中心部に、回転軸の回転支持をするための軸受を配置したことが好ましい。
巻き線支持部材の中心部に軸受を配置することで、モータの軸線方向の高さ寸法を抑制することができ、小型化に寄与することができる。
本発明に係る無鉄心電動機の好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、本実施形態にかかる無鉄心電動機の回転軸に垂直な面で切断した断面図、図2は、図1のA−A断面図、図3は主要な部分を示す分解斜視図、図4は無鉄心電動機を駆動するときの通電パルスを示す図である。
図において、回転軸10が円筒形の永久磁石20を貫通する形で取り付けられており、永久磁石20が回転することで回転軸10が回転し、出力として取り出すことができる。図1において、軸芯を通る中性面Pが示されており、永久磁石20の着磁方向(NS2極)は軸芯に直交する方向になるように設定されている。本実施形態において、永久磁石20は円筒形であるが多角形に形成してもよい。永久磁石20は、適宜の方法で回転軸10に対して固定される。
また、永久磁石20を包囲するように2組の巻き線50,55が配置されており、隣接する巻き線50,55の配置角度θ=90゜である。本発明において、巻き線はn組(n≧2)配置することができ、n=3であればθ=60゜、一般式で表すとθ=360/2nである。回転軸10を挟んで点対称的に向かい合う一対の巻き線により、1組の巻き線が構成される。1組の巻き線の電気的な接続は、並列と直列のいずれであってもよい。各巻き線50,55は円周方向に等ピッチで配置される。
巻き線の組数nにより、図1において巻き線n組が形成する外観形状が異なってくる。図1の場合は、n=2であるため、正方向の配置形状となっているが、一般式で表現すると正2n角形の外観形状を呈することになる。
永久磁石20の周囲を取り囲むように樹脂製の包囲部材21が配置される。包囲部材21の中央には貫通孔21aが形成されており、永久磁石20の外径寸法よりも僅かに大きな寸法を有しており、永久磁石20の回転動作を許容する。包囲部材21は、樹脂製であるため、発生する磁界に対して何らの作用(悪影響)を及ぼすことはない。包囲部材21の軸線に沿った長さL1は、永久磁石20の軸線に沿った長さL2よりも少し長い長さとなるように設定される。これにより、永久磁石20が回転するための空間を確実に確保することができる。また、包囲部材21を設けることで、永久磁石20の周囲に配置される巻き線50,55が永久磁石20に接触することを防止する。
各巻き線50,55の巻きの中心軸は、回転軸10の軸芯に直交する方向になるように配置され、従って、巻き線50,55に通電を行うことで、軸芯に直交した方向の磁束が発生する。かかる方向の磁束と、永久磁石20の磁化方向との作用により、フレミングの法則に従って、永久磁石20を回転させるような力が作用する。
永久磁石20の軸線方向の両側には、軸受30と巻き線支持部材40が配置される。巻き線支持部材40も樹脂製であり、発生する磁束に対して何らの作用も及ぼさない。巻き線支持部材40は、正方形状のプレートから4つの突起40a,40bが一体形成された形状を有している。この突起40a,40bは、巻き線50,55を支持するための支持部として機能する。
本発明において、巻き線50,55の内部には鉄心が設けられていないが、巻き線50,55自体は予め成型して樹脂で固めておくことにより、その巻き形状を維持することができる。巻き線支持部材40は軸線に沿って1対設けられており、その上下の突起40aにより巻き線50を支持する。巻き線50の巻きの内径部の両側50aを夫々突起40aに嵌め込むような形で、取り付けることができる。巻き線50を突起40aに嵌め込んだ後、更に接着剤で固めることで取り付け状態をより強固にすることができる。もう1組の巻き線55に関しても同じように取り付けることができる。かかる取り付け構造によれば、無鉄心の巻き線50,55であっても、確実に内部に支持させることができる。
また、巻き線支持部材40には、規制面40c(規制部に相当)が設けられており、巻き線50,55がこの規制面40cよりも回転軸10方向に近づくことを防止する。これにより、巻き線50,55が永久磁石20や回転軸10と接触することをより確実に防止することができる。規制面40cの位置は、包囲部材21の外周面と同じ位置とすることができる。このような突起40a,40bや規制面40cを設けることで、無鉄心の巻き線50,55を所定の位置に確実に位置決めすることができる。
巻き線支持部材40の中央部には、貫通孔40dが形成されており、回転軸10を支持するための軸受30が取り付けられる。軸受30は圧入等の方法により、貫通孔40d内に固定される。また、巻き線支持部材40の内部に軸受30が配置されるため、軸受30(あるいは巻き線支持部材40)を設けることによる高さ方向の寸法増加を抑制することができ、小型化に寄与することができる。従って、軸受30の軸線方向の長さは、巻き線支持部材40の軸線方向の長さとほぼ同じとすることが好ましい。
なお、巻き線支持部材40を自己潤滑性を有する材料で形成する場合には、巻き線支持部材40に形成した嵌合孔(軸受として機能する)により、直接回転軸10を支持することができ、軸受30を廃止することができる。
巻き線50,55の更に外側には、筐体60が設けられ、この筐体60の外周には端子台70が取り付けられる。端子台70には、4つの端子が設けられており、巻き線50,55の巻き始め部分と巻き終わり部分が半田付けあるいは溶接により接続される。
<通電制御>
次に、巻き線50,55に対する通電制御によりモーターが回転するときの動作を説明する。巻き線50,55に対して通電されるパルス信号の形状を図4に示すが、(a)は右回転させるときのパルス信号、(b)は左回転させるときのパルス信号を示している。巻き線50,55への通電制御は、一般的なステッピングモータの1−2相励磁と同じシーケンスで行なうことができる。
次に、巻き線50,55に対する通電制御によりモーターが回転するときの動作を説明する。巻き線50,55に対して通電されるパルス信号の形状を図4に示すが、(a)は右回転させるときのパルス信号、(b)は左回転させるときのパルス信号を示している。巻き線50,55への通電制御は、一般的なステッピングモータの1−2相励磁と同じシーケンスで行なうことができる。
(1)最初に1組の巻き線50に通電する(t1)。巻き線50により発生した磁束により、その内側に配置された永久磁石20に対してフレミングの法則により回転力が発生する。そのまま通電を維持すると、永久磁石20は回転し始め、負荷トルクと磁力による回転トルクのバランスする角度まで回転した後、停止する。(45゜回転)
(2)ここで、巻き線50に直交するもう1組の巻き線55に通電する(t2)。巻き線50,55により夫々発生する2方向の磁束の合成ベクトルの方向の磁束が生成する。これにより、永久磁石20は停止バランスを崩して回転し始め、再び負荷トルクと磁力による回転トルクのバランスする角度まで回転した後、停止する。(90゜回転)
(3)次に、最初に励磁した巻き線50の励磁を断つ(t3)。これにより、2番目に励磁した巻き線55の磁束のみとなり、再び永久磁石20は回転して、回転トルクのバランスする位置で停止する。(135゜回転)
(4)次に、2番目に励磁した巻き線55に対する通電を維持しながら、最初に励磁した巻き線50に対し、最初とは逆方向に電流が流れるように通電する(t4)。これにより、2つの巻き線50,55による合成ベクトルの方向に磁束が発生し、永久磁石20は停止バランスを崩して再び回転し、負荷トルクと磁力による回転トルクのバランスする角度まで回転した後、停止する。(180゜回転)
(5)次に2番目に励磁した巻き線55の励磁を断つ(t5)。これにより、1番目に励磁した巻き線50の逆方向磁束により、永久磁石20は回転して、回転トルクのバランスする位置で停止する。(225゜回転)
(6)次に、最初に励磁した巻き線50への通電状態を維持し、2番目に励磁した巻き線55に対して、最初とは逆方向に電流が流れるように通電する(t6)。これにより、2つの巻き線50,55による合成ベクトルの方向に磁束が発生し、永久磁石20は停止バランスを崩して再び回転し、負荷トルクと磁力による回転トルクのバランスする角度まで回転した後、停止する。(270゜回転)
(7)次に、最初に励磁した巻き線50の通電を断つ(t7)。これにより、2番目に励磁した巻き線55による逆方向の磁束のみとなり、再び永久磁石20は回転して、回転トルクのバランスする位置で停止する。(315゜回転)
(8)次に、最初に励磁した巻き線50に対して最初と同じ方向に電流が流れるように通電すると、巻き線50,55により夫々発生する2方向の磁束の合成ベクトルの方向の磁束が生成する(t8)。これにより、永久磁石20は回転し始め、負荷トルクと磁力による回転トルクのバランスする角度まで回転した後、停止する。(360゜回転)
以上のようなシーケンスを繰り返すことにより、永久磁石20が連続的に回転動作する。
(2)ここで、巻き線50に直交するもう1組の巻き線55に通電する(t2)。巻き線50,55により夫々発生する2方向の磁束の合成ベクトルの方向の磁束が生成する。これにより、永久磁石20は停止バランスを崩して回転し始め、再び負荷トルクと磁力による回転トルクのバランスする角度まで回転した後、停止する。(90゜回転)
(3)次に、最初に励磁した巻き線50の励磁を断つ(t3)。これにより、2番目に励磁した巻き線55の磁束のみとなり、再び永久磁石20は回転して、回転トルクのバランスする位置で停止する。(135゜回転)
(4)次に、2番目に励磁した巻き線55に対する通電を維持しながら、最初に励磁した巻き線50に対し、最初とは逆方向に電流が流れるように通電する(t4)。これにより、2つの巻き線50,55による合成ベクトルの方向に磁束が発生し、永久磁石20は停止バランスを崩して再び回転し、負荷トルクと磁力による回転トルクのバランスする角度まで回転した後、停止する。(180゜回転)
(5)次に2番目に励磁した巻き線55の励磁を断つ(t5)。これにより、1番目に励磁した巻き線50の逆方向磁束により、永久磁石20は回転して、回転トルクのバランスする位置で停止する。(225゜回転)
(6)次に、最初に励磁した巻き線50への通電状態を維持し、2番目に励磁した巻き線55に対して、最初とは逆方向に電流が流れるように通電する(t6)。これにより、2つの巻き線50,55による合成ベクトルの方向に磁束が発生し、永久磁石20は停止バランスを崩して再び回転し、負荷トルクと磁力による回転トルクのバランスする角度まで回転した後、停止する。(270゜回転)
(7)次に、最初に励磁した巻き線50の通電を断つ(t7)。これにより、2番目に励磁した巻き線55による逆方向の磁束のみとなり、再び永久磁石20は回転して、回転トルクのバランスする位置で停止する。(315゜回転)
(8)次に、最初に励磁した巻き線50に対して最初と同じ方向に電流が流れるように通電すると、巻き線50,55により夫々発生する2方向の磁束の合成ベクトルの方向の磁束が生成する(t8)。これにより、永久磁石20は回転し始め、負荷トルクと磁力による回転トルクのバランスする角度まで回転した後、停止する。(360゜回転)
以上のようなシーケンスを繰り返すことにより、永久磁石20が連続的に回転動作する。
上記とは逆方向に永久磁石20を回転させたいときは、上記において2番目に励磁した巻き線55への通電方向を上記と逆にすればよい(図4(b)参照)。
図4に図示されるパルス信号は、矩形波であるが、これを正弦波とすることもできる。正弦波とする場合は、正弦波形の立ち上がり及び立下りで駆動することになり、滑らかな回転動作を実現することができる。
上記説明では、巻き線50,55が2組の場合を説明したが、巻き線の組みが更に多いときは、巻き線に生じる磁界の向きをステップごとに切り換えて、連続的に永久磁石20が1方向に回転するように、巻き線を順次励磁すればよい。
<効果>
本発明にかかる構造を有する無鉄心電動機は、一般的なステッピングモータと同様に1ステップごとの動作が可能であり、しかも無鉄心であるから鉄損がなくエネルギ効率がよい電動機を提供することができる。また、無鉄心であることから鉄心の組立作業が不要であると共に、巻き線そのものの組立作業も簡素化する。従って、組み立て時間の短縮化や、部品点数の削減、部品コストの削減を図ることができ、信頼性の高い無鉄心電動機を提供することができる。なた、部品点数が少なくなり、構造の簡素化や電動機の小型化を図ることもできる。
本発明にかかる構造を有する無鉄心電動機は、一般的なステッピングモータと同様に1ステップごとの動作が可能であり、しかも無鉄心であるから鉄損がなくエネルギ効率がよい電動機を提供することができる。また、無鉄心であることから鉄心の組立作業が不要であると共に、巻き線そのものの組立作業も簡素化する。従って、組み立て時間の短縮化や、部品点数の削減、部品コストの削減を図ることができ、信頼性の高い無鉄心電動機を提供することができる。なた、部品点数が少なくなり、構造の簡素化や電動機の小型化を図ることもできる。
本発明において電動機の回転方向は前述のように任意に定めることができる。また、回転速度については、各巻き線に印加するパルス信号の周波数を変えることで、回転速度を任意に変えることができる。出力されるトルクは、磁界の強さと、永久磁石の残留磁束密度により決定されるので、設計的に設定することができる。
巻き線については、本実施形態よりも更に組み数を増やすことができ、この場合は、1ステップあたりの角度が小さくなる。巻き線の励磁により発生する磁界の方向については、回転軸10に対して厳密に垂直でなくてもよく、多少傾斜させてもよい。
永久磁石20を貫通する回転軸10の一端側を長くして出力軸とすることができる。この出力軸にギヤ等の駆動系を連結することができる。回転軸10の他端側については突出していなくてもよく、他端側から巻き線を取り出すように構成することができる。
本実施形態において包囲部材21と巻き線支持部材40は別部材で構成しているが、これを樹脂成型により一体化した形状にしてもよい。これにより、更に部品点数の削減を図ることができる。また、包囲部材21と巻き線支持部材40は、非磁性材料で形成すればよく、樹脂のほか、磁性を有しない金属材料で形成してもよい。
10 回転軸
20 永久磁石
21 包囲部材
40 巻き線支持部材
40a,40b 突起
40c 規制面
40d 貫通孔
50,55 巻き線
60 筐体
70 端子台
P 中性面
20 永久磁石
21 包囲部材
40 巻き線支持部材
40a,40b 突起
40c 規制面
40d 貫通孔
50,55 巻き線
60 筐体
70 端子台
P 中性面
Claims (4)
- 軸芯を有する回転軸と、
この回転軸に支持され軸芯に直交する方向にNS極に着磁された永久磁石と、
この永久磁石を取り囲むように配置されるn組(n≧2)の無鉄心巻き線であって、励磁されたときの磁束が前記軸芯と直交するように配置される巻き線と、
永久磁石の軸芯方向両側に配置され、巻き線を支持するための支持部と、巻き線が永久磁石及び回転軸に接触することを規制する規制部とを有する巻き線支持部材とを備えたことを特徴とする無鉄心電動機。 - 前記永久磁石を内部に包囲する非磁性の包囲部材を設け、永久磁石と巻き線との接触を防止することを特徴とする請求項1に記載の無鉄心電動機。
- 前記包囲部材と前記巻き線支持部材を樹脂により一体形成することを特徴とする請求項2に記載の無鉄心電動機。
- 巻き線支持部材の中心部に、回転軸の回転支持をするための軸受を配置したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の無鉄心電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005287140A JP2007097383A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 無鉄心電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005287140A JP2007097383A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 無鉄心電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007097383A true JP2007097383A (ja) | 2007-04-12 |
Family
ID=37982368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005287140A Pending JP2007097383A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 無鉄心電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007097383A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04372550A (ja) * | 1991-06-20 | 1992-12-25 | Seiko Epson Corp | 計器用ギヤードモータ |
JPH05161332A (ja) * | 1991-11-30 | 1993-06-25 | Nippon Mini Motor Kk | ステッピングモータ |
JP2003070223A (ja) * | 2001-08-23 | 2003-03-07 | Nidec Copal Corp | ステッピングモータ |
-
2005
- 2005-09-30 JP JP2005287140A patent/JP2007097383A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04372550A (ja) * | 1991-06-20 | 1992-12-25 | Seiko Epson Corp | 計器用ギヤードモータ |
JPH05161332A (ja) * | 1991-11-30 | 1993-06-25 | Nippon Mini Motor Kk | ステッピングモータ |
JP2003070223A (ja) * | 2001-08-23 | 2003-03-07 | Nidec Copal Corp | ステッピングモータ |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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