JP4873663B2 - 信号を復号するための方法と装置 - Google Patents

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Description

本発明は、請求項1の上位概念に記載されている、データ伝送システムの少なくとも1つのコネクション線路を介して伝送された信号を、この信号を受信したデータ伝送システムの加入者において復号する方法に関する。さらに本発明は、請求項15の上位概念に記載されている信号を復号する方法に関する。さらに本発明は、請求項26の上位概念に記載されているデータ伝送システムに関する。さらに本発明は、請求項28の上位概念に記載されているデータ伝送システムの加入者に関する。最後に本発明は、請求項38の上位概念に記載されているデータ伝送システムの加入者の通信コントローラにも関する。
従来技術
近年、例えばバスシステムの形の通信システムおよび通信コネクションを用いる制御機器、センサ系およびアクチュエータのネットワーク化は現代の自動車の組み立てまたは機械製作、殊に工作機械の分野においても、さらにはオートメーションにおいても劇的に増加した。そのようなネットワーク化では複数の制御機器に機能を分散することにより相乗効果を達成することができる。ここでは分散型システムについて説明する。
その種のデータ伝送システムの種々の加入者間の通信はますますバスシステムを介して行われている。バスシステムにおける通信トラフィック、アクセスおよび受信メカニズムならびにエラー処理はプロトコルを介して制御される。公知のプロトコルは例えばフレックスレイプロトコルであり、目下のところフレックスレイプロトコル仕様v2.1が基礎をなしている。フレックスレイは高速で決定性且つ耐故障性のバスシステムであり、殊に自動車に使用される。フレックスレイプロトコルは時分割多重アクセス(TDMA)の原理に従い機能し、加入者もしくは伝送すべきメッセージには固定のタイムスロットが割り当てられ、このタイムスロットにおいては通信コネクションへの排他的アクセスが行われる。タイムスロットは一定の周期で繰り返されるので、メッセージがバスを介して伝送される時点を正確に予測することができ、またバスアクセスが決定性で行われる。
バスシステムにおいてメッセージを伝送するための帯域幅を最適に利用するために、フレックスレイは周期を静的な部分と動的な部分に分割する。静的な部分においては固定のタイムスロットがバス周期の開始時に存在する。動的な部分においてはタイムスロットが動的に設定される。そこでは排他的なバスアクセスがその都度短時間のみ、少なくとも1つのいわゆるミニスロットの持続時間にわたり実現される。ミニスロット内でバスアクセスが行われる場合にのみ、タイムスロットは必要とされる時間だけ延長される。すなわちこれにより、帯域幅が実際にも必要とされる場合にのみその帯域幅が使用される。フレックスレイは1つまたは2つの物理的に分離された線路を介して、それぞれ最大で10Mビット/秒のデータレートで通信する。しかしながらもちろんフレックスレイはそれよりも低いデータレートでも動作することができる。2つのチャネルは殊にいわゆるOSI(Open System Interconnection)層モデルの物理層に相当する。これらのチャネルは主としてメッセージの冗長的したがって耐故障性の伝送に使用されるが、異なるメッセージを伝送することもでき、これによってデータレートは2倍になる。コネクション線路を介して伝送される信号を2つの線路を介して伝送される信号の差から形成することも考えられる。物理層は、線路を介する1つまたは複数の信号の電気的な伝送および光学的な伝送または別の経路における伝送を実現するよう構成されている。
同期的な機能を実現し、また帯域幅を2つのメッセージ間の短い間隔により最適化するために、通信ネットワークにおける加入者は共通の時間軸、いわゆるグローバル時間を必要とする。時計同期に関して同期メッセージが周期の静的な部分において伝送され、フレックスレイ仕様に応じた特別なアルゴリズムにより加入者の局所的な時計の時刻が修正され、全ての局所的な時計は包括的な時計に同期して動く。
その種のバスシステムを介したデータまたはメッセージの伝送においてはパルスが歪まされる。何故ならばハイからローに切り替わる際のエッジもしくはローからハイに切り替わる際のエッジが伝送経路において異なる大きさで遅延されるからである。送信されたパルスが受信器においてその受信器に設けられているサンプリングクロック(いわゆるサンプリングレート)の数倍(例えばビット毎にn倍)でサンプリングされ、サンプリング点の位置、すなわちこのn個のサンプリング値において1つだけ選択されたサンプリング値により、データは正確にサンプリングされたか否かが判定される。このような判定は、サンプリング時点が信号のエッジを基準とし、且つこれに関連してサンプリングクロックの複数の周期にわたり送信器の複数のバイナリデータ値(ビット)が評価される場合には殊に困難である。パルスの歪みに加え、送信器と受信器との間ではクロック周波数も異なる。種々の伝送経路における非対称的な遅延を考慮せずにサンプリング点を固定的に規定することにより問題が生じることが分かった。
ビット毎のサンプリング点を固定的に選択することにより(例えばビット毎にn=8のサンプリング値において5番目のサンプリング値、ビットの真ん中)、非対称的な歪みの影響も、サンプリングによる周波数差および付加的な時間離散化も問題となり、また伝送チャネルに対して高い要求が課される。非対称的な遅延を低減するためにエッジの勾配を大きくすることは確かにタイミングに関して有利であるが、他方では技術的に要求が多いコンポーネント、したがって高価なコンポーネントが必要となり、さらにはデータ伝送システムのEMC特性が不利な影響を受けることになる。しかしながらパルスの歪みに応じて、ビットの一方の境界において、もしくは他方の境界において誤ったデータが評価される危険が生じる。
さらには、殊に複数のスター結合器および受動的なネットワークを包含する複雑なシステムにおいてフレックスレイデータ伝送システムを実現する場合、このフレックスレイデータ伝送システムにおいて発生する非対称的な遅延時間はフレックスレイプロトコルによって設定されている時間予算すなわちタイムバジェットを上回るほどに大きいことが分かった。フレックスレイプロトコルによればサンプリングカウンタは降下するBSS(Byte Start Sequence)エッジと同期される、すなわちこのBSSエッジでリセットされる。カウンタ状態が5のときにサンプリングが行われる。目下のところフレックスレイにおいて予定されているような8倍オーバーサンプリングでは、サンプリング点(5番目のサンプリング値)と8番目のサンプリング値との間にまだ3つのサンプリングクロックが残っており、これは80MHzの通信コントローラクロックではそれぞれ12.5ns、すなわち合計で37.5nsの時間に相当する。本来この時間は、降下エッジ勾配と上昇エッジ勾配の差に起因する非対称的な遅延を補償調整するために使用されるものである。しかしながら、複雑なネットワークトポロジにおいて生じる可能性があるように、非対称的な遅延が所定の時間予算を上回る場合には、これにより5番目のサンプリングクロック(サンプリングカウンタのカウンタ状態が5)におけるサンプリングの際に誤った値が求められることになる。何故ならば、本来サンプリングされたであろうビットは非対称的な遅延に起因してサンプリング時点よりも早い時点に既に存在しており、また早期のエッジ変化によりもはや存在していないからである。同様のことは遅い時点への非対称的な遅延にも該当する。4つのサンプリングクロックの時間は50nsに相当する。早めまたは遅めに時間予算を超えると復号エラーが生じ、よって誤ったデータが受信される。
この復号エラーを確かに適切なエラー識別アルゴリズムによって識別することができるが、その結果ビットまたは全体のデータフレームを再度伝送しなければならない可能性が生じる。エラー識別アルゴリズムとして例えば巡回冗長検査(CRC)を使用することができる。しかしながらエラー識別アルゴリズムが頻繁に要求されることにより、これに付随してデータ伝送システムのアベイラビリティが劣化することは欠点である。
要約すればフレックスレイプロトコルにより、少なくとも複雑なネットワークトポロジでは物理層を維持できないというハンディキャップを負うことになる。
したがって本発明の課題は、この矛盾を解消し、且つ伝送レート、信頼性およびアベイラビリティが高いデータ伝送システムを介してデータを伝送し、受信側の加入者においてこのデータを復号できるようにすることである。
この課題を解決するために、冒頭で述べたような方法を基礎として以下のことが提案される。すなわち、非対称的な遅延を考慮せずに、受信側の加入者に到来する信号の潜在的なエッジ変化に関する位置を求め、この到来した信号を潜在的なエッジ変化に関する位置よりも前で少なくとも1つのサンプリングクロックでサンプリングし、および/または、潜在的なエッジ変化に関する位置よりも後で少なくとも1つのサンプリングクロックでサンプリングし、到来した信号のサンプリングされた値を事前に求められて記憶されている値と比較し、比較の結果に依存して2つの潜在的なエッジ変化の間において受信したビットの値を検出することが提案される。
発明の利点
従来技術との決定的な相違点は、もはや所定のサンプリング点、つまり固定的に設定されているサンプリング点においても可変のサンプリング点においてもサンプリングは行われないということである。むしろ、n倍のオーバーサンプリングに基づき存在する複数のサンプリング値ないしこれらのサンプリング値の一部が目下のビットの値を求めるために使用される。現在のビット値を求めるために複数のサンプリング値が使用され、このビット値に関する一義的で信頼性の高い情報を提供することができる。このようにしてデータ伝送システムにおいて使用される非対称的な遅延のために設けられている時間予算を顕著に拡大、例えば2倍にすることができる。
本発明による提案を例示的にフレックスレイデータ伝送システムに基づき説明する。しかしながらこれは本発明の限定として理解されるべきではない。本発明を異なる種類のデータ伝送システムに使用することができ、また同等のシステムに容易に転用することができる。
本発明によれば、考えられるエッジ位置の十分前および十分後にサンプリングが行われる。所定のサンプリング位置においてサンプリングされるのではなく、エッジの場所が識別される。n倍のオーバーサンプリングにおいては、n個のサンプリングクロックの周期でエッジ変化を生じさせることができる。いわゆる潜在エッジ位置(KFP)はEMCジッタまたは他の非対称的な遅延の確率的または体系的な影響のない潜在的なエッジ変化の位置を表す。復号が降下エッジ、例えば降下するBSS(Byte Start Sequence)エッジに同期される場合には、上昇潜在エッジ変化の基準位置は非対称的な遅延により影響を受ける。しかしながら降下潜在エッジ変化の基準位置は体系的で非対称的な遅延時間による影響は受けない。降下潜在エッジ変化では確率的な影響しか生じず、これはEMCジッタまたは非対称的な遅延のEMC成分として識別される。したがって降下エッジに同期する場合には、降下潜在エッジ変化のみが影響を受け、上昇潜在エッジ変化は影響を受けない。エッジ変化を検出するために、基準潜在エッジ位置の最大でn個のサンプリングクロック前また最大でn個のサンプリングクロック後にサンプリングが行われ、ここでnはオーバーサンプリングの値nに対応する。しかしながら、基準潜在エッジ位置の前のサンプリングクロックの数および/または基準潜在エッジ位置の後のサンプリングクロックの数は相応の周辺条件が設定されている場合にはその周辺条件を考慮してそれどころか1に低減することができる。したがって、すなわち潜在エッジ変化は2nまでの連続するサンプリング値で測定され、また特徴付けられる。
実際のエッジ変化が検査される一連の連続するサンプリング値の領域はサンプリング領域または感度領域とも称される。実際のエッジ変化は潜在エッジ位置に比べて非対称的な遅延およびEMCジッタによりシフトされている。上昇エッジの感度領域は8倍オーバーサンプリングの場合、基準潜在エッジ位置前の6個のサンプリングクロックと基準潜在エッジ位置後の6個のサンプリングクロックとの間の期間内にある。下降エッジの感度領域は8倍オーバーサンプリングの場合、基準潜在エッジ位置前の2個のサンプリングクロックと基準潜在エッジ位置後の2個のサンプリングクロックとの間の期間内にある。もちろん、基準エッジ位置の前および後のサンプリングクロックの数についての数字は単に例示的な値に過ぎない。この値は別のオーバーサンプリングの場合、または所定の周辺条件が設定されており、この周辺条件が考慮される場合にはほぼ任意に変更することができる。感度領域外のサンプリング値は顧慮されないが、検出することはできる。
潜在エッジ変化の2nのサンプリング値の整理された組み合わせをエッジ許容ベクトルと称する。所定のエッジの種類(上昇または下降)に関して複数のエッジ許容ベクトルが存在する。最後のビットから反転したビット(上昇エッジが予期される場合には目下のビットは0であり、これから反転したビットは1となる)はエッジ許容ベクトルのうちのいずれかに少なくとも1つ含まれていなければならない。この理由から上昇エッジに関して0しか有していないベクトルは認められない。必要とされるエッジ許容ベクトルの数は一連の全ての作用の最大限許容可能な非対称的な遅延およびオーバーサンプリングの程度に従う。
求められたエッジ許容ベクトルのセットから、上昇エッジを識別するためにサブセットが選択され、このサブセットは上昇エッジの識別およびその潜在エッジ位置との対応付けを一義的なやり方で実現する。有利には、必ずプロトコルにおいて予定されているかランダムな、上昇エッジおよび下降エッジの1つまたは複数の変化の遅延を測定することによって、(EMCの影響の不確実性を有する)非対称的な遅延の傾向が検出される。評価に使用されるエッジ許容ベクトルは、求められた傾向位置の周囲におけるエッジ変化が予期されるように選択される。殊に、選択されたサブセットは連続する0を復号する際にエッジ識別の多義性は考えられないことを保証していなければならない。多義性とは、識別された上昇エッジが潜在エッジ位置(i)から後にシフトされている可能性も、潜在エッジ位置(i+1)から前にシフトされている可能性もあり、よって(評価時点BEW(i)および評価時点BEW(i+1)における)2つのエッジ許容ベクトルが該当することになる場合である。
プロトコルにおいて必ず予定されている、上昇エッジおよび下降エッジの少なくとも1つの変化の遅延を測定することによって、サンプリング周期内の潜在エッジ位置の前または後の所定の位置において予期されるエッジ変化が分かる。この場合、エッジ許容ベクトルのサブセットがエッジ許容ベクトルセットとして選択される。サブセットは一方ではエッジ許容ベクトルを包含し、このエッジ許容ベクトルを用いてエッジ変化を予期されるエッジ変化位置において検出することができる。さらにサブセットはこの第1のベクトルの前および第1のベクトルの後の所定数のエッジ許容ベクトルを包含する。このベクトルの前および後の付加的なエッジ許容ベクトルの数は非対称的な遅延におけるEMC成分の大きさに依存する。例えば、遅延に対するEMCの影響は2つのサンプリングクロックよりも小さいと仮定できる場合には、第1のベクトルの前および後の2つの付加的なエッジ許容ベクトルで十分である。この場合には、エッジ許容ベクトルセットは5つのエッジ許容ベクトルから構成されることになる。
予期される下降エッジに関しては相応のやり方でエッジ許容ベクトルセットが得られ、エッジ許容ベクトルにおいて感度領域は予期される上昇エッジの場合よりも小さく、またしたがって考慮されるべきサンプリング値の数は予期される上昇エッジの場合よりも少ない。
本方法においては、最初に到来したビットが最初にサンプリングされる。ビットをサンプリングする前に、先行してサンプリングされたビットの識別された値に基づき、考えられる後続のエッジが定められ、これに基づき該当するエッジ許容ベクトルセットが検出される。最後のビットが「1」であった場合には、下降エッジに関する相応のエッジ許容ベクトルセットが選択される。最後のビットが「0」であった場合には、予期される上昇するエッジに関する相応のエッジ許容ベクトルセットが選択される。
n倍のオーバーサンプリングにおいて存在する2nのサンプリング値が検出された場合には常に、検出されたサンプリング値の評価、したがって相応のビット値の算出が評価時点BEWにおいて行われる。上述したように、サンプリング値の検出および評価を感度領域のサンプリング値に制限することもできる。感度領域の境界に達した際に既に評価を開始することも可能である。何故ならば、感度領域外のサンプリング値は評価にとって重要ではないからである。
評価の際に、選択されたエッジ許容ベクトルセットの集合に属する少なくとも1つのベクトルがサンプリング値のメモリ内に存在することが分かると、所属のエッジが識別されたものとみなされ、また所属のビット値は検出されている。その他の場合にはエッジは識別されていないので、目下のビットは先行のビットと同じであることが前提とされる。
本発明による方法を実現するために、データ伝送システムの加入者、しかしながら少なくとも受信側の加入者には有利には2つのメモリが設けられており、これらのメモリに交互に書き込むことができる。例えば16ビットメモリを使用することが考えられ、これらのメモリは2つのカウンタによって16までの値領域において制御され、カウンタはサンプリングクロック毎に増分される。
本方法を実現するために、以下の周辺条件のうちの1つまたは複数を設定することができる:
Majority-Votingマシンのフィルタリング作用が考慮されなければならない。非対称的な遅延時間に対して最大限に許容される時間予算を決定する際には、サンプリングの時間離散化エラーが考慮されなければならない。殊に、「考慮しない(don't cares)」=「X」の隣に0ないし1しか有さないエッジ許容ベクトルは、本方法のロバスト性を高めるために使用される。
本発明によれば、ベクトルを使用せずともカウンタ状態に関するエッジ変化および識別された変化の位置を検出し求めることができる。エッジ変化の位置を求めることにより、目下のビット値の信頼性が高く且つ確実な評価が実現される。感度領域は上述の例とは異なるものであってもよい。ここで説明する8倍オーバーサンプリングの代わりに、任意の他のn倍のオーバーサンプリングを選択することもできる。降下エッジに同期させる代わりに、上昇エッジと同期させることもできる。同期エッジにしたがいサンプリングされるべきビットの数は変化する。サンプリングされた値の評価により、正しくない組み合わせを入力ビットエラーと診断することができる(例えば変動する入力ビットストリーム)。評価時点BEWは2n個の観察されるサンプリング値の後に必ずしも現れる必要は無く、全ての2n個のサンプリング値が観察される前であっても、感度領域の全てのサンプリング値が観察された後に既に評価を行うことができる(例えばi個のサンプリング値の後。ここでi=1〜(2n−1))。何故ならば、感度領域外のサンプリング値は評価にとって重要ではないからである。Majority-Votingは3つのサンプリングクロック持続時間の1フェーズないし0フェーズの最小持続時間を必要とする。択一的に、Majortity-Votingをサンプリングクロックの連続する2つのエッジ(上昇エッジと下降エッジ)に低減することができるか、エッジ許容ベクトルを適切に選択することによってフィルタリングを達成することができる。
図面の簡単な説明
本発明のさらなる利点および有利な実施形態は以下の実施例に基づいた説明および付属の図面より明らかになる。ここで、
図1は、本発明によるデータ伝送システムにおいて受信されるビットの遷移図を示す。
図2は、予期される上昇エッジおよび下降エッジに関する感度領域を示す。
図3aは、上昇エッジに関するエッジ許容ベクトルの構成に関する第1の例を示す。
図3bは、上昇エッジに関するエッジ許容ベクトルの構成に関する第2の例を示す。
図4aは、図3aのエッジ許容ベクトルのサブセットを示す。
図4bは、図3bのエッジ許容ベクトルのサブセットを示す。
図5aは、下降エッジに関するエッジ許容ベクトルの構成に関する第1の例を示す。
図5bは、下降エッジに関するエッジ許容ベクトルの構成に関する第2の例を示す。
図6は、第1の例示的なビット列に関して本発明による方法を実現するための第1の例を示す。
図7は、第2の例示的なビット列に関して本発明による方法を実現するための第2の例を示す。
図8は、第3の例示的なビット列に関して本発明による方法を実現するための第3の例を示す。
図9は、第4の例示的なビット列に関して本発明による方法を実現するための第4の例を示す。
図10は、第5の例示的なビット列に関して本発明による方法を実現するための第5の例を示す。
図11は、上昇エッジおよび下降エッジの遅延を測定するための本発明による方法を実現するための第1の例を示す。
図12は、上昇エッジおよび下降エッジの遅延を測定するための本発明による方法を実現するための第2の例を示す。
図13は、有利な実施形態による本発明による方法のフローチャートを示す。
図14aは、データ伝送システムにおける下降エッジないし上昇エッジの信号経過を示す。
図14bは、送信側の加入者によって送信された信号の経過および受信側の加入者によって受信された信号の経過を示す。
図15は、5番目のサンプリング点で信号を復号するための従来技術から公知のように機能する方法を示す。
図16は、復号エラーが生じる、5番目のサンプリング点で信号を復号するための従来技術から公知の方法を示す。
図17は、EMC成分を有さない、結果として生じた非対称的な遅延に関する相応の例示的な値を有するデータ伝送システムの信号チェーンに関する例を示す。
実施例の説明
近年、例えばバスシステムの形の通信システムおよび通信コネクションを用いる制御機器、センサ系およびアクチュエータのネットワーク化は現代の自動車の組み立てまたは機械製作、殊に工作機械の分野においても、さらにはオートメーションにおいても劇的に増加した。そのようなネットワーク化では複数の制御機器に機能を分散することにより相乗効果を達成することができる。ここでは分散型システムについて説明する。
その種のデータ伝送システムの種々の加入者間の通信はますますバスシステムを介して行われている。バスシステムにおける通信トラフィック、アクセスおよび受信メカニズムならびにエラー処理はプロトコルを介して制御される。公知のプロトコルは例えばフレックスレイプロトコルであり、目下のところフレックスレイプロトコル仕様v2.1が基礎をなしている。フレックスレイは高速で決定性且つ耐故障性のバスシステムであり、殊に自動車に使用される。フレックスレイプロトコルは時分割多重アクセス(TDMA)の原理に従い機能し、加入者もしくは伝送すべきメッセージには固定のタイムスロットが割り当てられ、このタイムスロットにおいては通信コネクションへの排他的アクセスが行われる。タイムスロットは一定の周期で繰り返されるので、メッセージがバスを介して伝送される時点を正確に予測することができ、またバスアクセスが決定性で行われる。フレックスレイは1つまたは2つの物理的に分離された線路を介して、それぞれ最大で10Mビット/秒のデータレートで通信する。しかしながらもちろんフレックスレイはそれよりも低いデータレートでも動作することができる。2つのチャネルは殊にいわゆるOSI(Open System Interconnection)層モデルの物理層に相当する。これらのチャネルは主としてメッセージの冗長的したがって耐故障性の伝送に使用されるが、異なるメッセージを伝送することもでき、これによってデータレートは2倍になる。伝送される信号を線路を介して伝送される2つの信号の差から差信号として形成することも同様に考えられる。物理層を介する信号伝送を電気的、光学的または他の任意の方式で行うことができる。
同期的な機能を実現し、また帯域幅を2つのメッセージ間の短い間隔により最適化するために、通信ネットワークにおける加入者は共通の時間軸、いわゆるグローバル時間を必要とする。時計同期に関して同期メッセージが周期の静的な部分において伝送され、フレックスレイ仕様に応じた特別なアルゴリズムにより加入者の局所的な時計の時刻が修正され、全ての局所的な時計は包括的な時計に同期して動く。
図14には、信号がハイからローまたはローからハイへのエッジ変化の領域において理想的な矩形の経過を有しているのではなく、斜めまたはスロープ状の経過を有していることが示されている。下降エッジの勾配と上昇エッジの勾配とが異なる大きさであることが分かる。この差により、上昇エッジについて生じる遅延と下降エッジについて生じる遅延とが異なるものになる(図14bを参照されたい)。上昇エッジ13に関する遅延と下降エッジ14に関する遅延との差に依存して非対称的な遅延15が生じる。図14bの上には送信された信号10の経過が示されており、下には受信された信号10の経過が示されている。遅延13,14は送信信号TxDと受信信号RxDとの間の相応のエッジの差に関係する。
その種の遅延を有するバスシステムを介してデータまたはメッセージを伝送する場合には、ハイ−ローエッジもしくはロー−ハイエッジが伝送経路において異なる大きさで遅延されるのでパルスが歪まされる。従来技術では送信されたパルスが受信器においてその受信器に設けられているサンプリングクロック(いわゆるサンプリングレート)の数倍(例えばビット毎に8倍)でサンプリングされ、サンプリング点の位置、すなわちこの8つのサンプリング値において1つだけ選択されたサンプリング値により、データは正確にサンプリングされたか否かが判定される。これを以下では図15および16に基づき詳細に説明する。
検出すべき信号には参照番号10が付されている。検出は降下するBSS(Byte Start Sequence)エッジと同期されている。同期時点にサンプリングカウンタはカウントを開始し、カウンタ状態が8に達する度にリセットされる。図15および16の例においては信号が5番目のサンプリング点においてその都度サンプリングされる。種々の伝送経路における非対称的な遅延を考慮せずにサンプリング点を固定的に設定することにより問題が生じる。
ビット毎のサンプリング点を固定的に選択することにより(例えばビット毎の8つのサンプリング値において5番目のサンプリング値、ビットの真ん中)、非対称的な遅延の影響も、周波数偏差およびサンプリングによる付加的な時間離散化も問題となり、また伝送チャネルに対して高い要求が課される。非対称的な遅延を低減するためにエッジの勾配を大きくすることは確かにタイミングに関して有利であるが、他方では技術的に要求が多いコンポーネント、したがって高価なコンポーネントが必要となり、さらにはデータ伝送システムのEMC特性が不利な影響を受けることになる。しかしながらパルスの歪みに応じて、ビットの一方の境界において、もしくは他方の境界において誤ったデータが評価される危険が生じる。このことは図15および16に示されている。
理想的な場合、生じるエッジ変化は本来カウンタ状態がちょうど8であるときにFES「0」とFES「1」との間において生じなければならない。しかしながら非対称的な遅延に基づき図15においては、エッジ変化がちょうど5番目のサンプリング値と6番目のサンプリング値との間において生じるほど早い時点にこのエッジ変化はシフトされている。この例においてこのシフトはサンプリング点が依然としてエッジ変化の手前にある限り深刻なものではなく、エッジ変化に先行するビット(0)を適切に復号することができる。
図16においてはエッジ変化がより大きな非対称的な遅延に基づきさらに早い時点にシフトされているので、エッジ変化は3番目のサンプリング値と4番目のサンプリング値との間のサンプリング点の手前に生じている。この場合もはや正確なビット値(0)を検出することはできない。正確なビットが検出される代わりに5番目のサンプリング値におけるサンプリング点において誤ったビット値(1)が検出される。つまり復号エラーが生じる。
殊に複数のスター結合器および受動的なネットワークを包含する比較的複雑なトポロジを有するシステムにおいてフレックスレイデータ伝送システムを実現する場合、このフレックスレイデータ伝送システムにおいて発生する非対称的な遅延時間はフレックスレイプロトコルによって設定されている時間予算を上回るほどに大きいことが分かった。フレックスレイプロトコルによればサンプリングカウンタは降下するBSS(Byte Start Sequence)エッジと同期される、すなわちこのBSSエッジでリセットされる。カウンタ状態が5のときにサンプリングが行われる。目下のところフレックスレイにおいて予定されているような8倍オーバーサンプリングでは、サンプリング点(5番目のサンプリング値)と8番目のサンプリング値との間にまだ3つのサンプリングクロックが残っており、これは80MHzの通信コントローラクロックではそれぞれ12.5ns、すなわち合計で37.5nsの時間に相当する。本来この時間12は、降下エッジ勾配と上昇エッジ勾配の差に起因する非対称的な遅延を補償調整するために使用されるものである。しかしながら、複雑なネットワークトポロジにおいて生じる可能性があるように、非対称的な遅延が所定の時間予算12を上回る場合には(図16を参照されたい)、これにより5番目のサンプリングクロック(サンプリングカウンタのカウンタ状態が5)におけるサンプリングの際に誤った値が求められることになる。
より複雑なネットワークトポロジにおけるデータ伝送経路は非対称的な遅延に関して相応に生じる遅延時間を有し、例示的に図17に示されている。データ伝送経路は送信側の加入者14を含み、この加入者14は通信コントローラ(CC)16、導体路およびモジュールを備えたプリント回路基板(PCB)18および送信器を有する。送信器はバスドライバ(BD)20および接続素子(CMC)22を含む。送信側の加入者14は、実質的にコネクション線路を含む受動的な第1のネットワーク24を介して、殊に2つのバスドライバを含む能動的な第1のスター型ノード26に接続されている。
第1のスター型ノード26は別のコネクション線路28を介して能動的な第2のスター型ノード30と接続されており、この第2のスター型ノード30は同様に2つのバスドライバを含む。第2のスター型ノード30は受動的な第2のネットワーク34を介して受信側の加入者36と接続されており、この受信側の加入者36は通信コントローラ(CC)38、プリント回路基板(PCB)40および受信器を有する。受信器は接続素子(CMC)42およびバスドライバ(BD)44を含む。
非対称的な遅延(EMC成分無し)に関して相応に評価、モデリングおよび/または計算された時間情報が種々のコンポーネントに対して提供され、また全体の非対称的な遅延を求めるために加算されなければならない。大規模なネットワークトポロジに関して想定される数値では約72nsの非対称的な遅延が生じる。これは、上記において求められた約37.5nsの時間予算を上回る。したがって従来技術から公知の復号方法は図17によるネットワークトポロジにおける所定の時点において、約10Mビット/秒の所望の高さのデータレートが維持されているともはや正常には機能しない可能性がある
要約すればフレックスレイプロトコルにより、少なくとも複雑なネットワークトポロジでは物理層を維持できないというハンディキャップを負うことになる。本発明はこれを回避することができる。
本発明によれば、信号が所定の時点(例えばサンプリングカウンタが5のとき)にはサンプリングされない復号方法が提案される。第1のステップにおいては、復号すべき信号の考えられるエッジ位置は何処に位置する可能性があるかが評価される。評価の枠内においては、必ずプロトコルにおいて予定されているかランダムな少なくとも1組の上昇エッジと下降エッジの間隔がカウンタによって測定され、この測定から非対称的な遅延の体系的な部分が求められる。続いて、考えられるエッジ位置の十分に前および十分に後にサンプリングが行われる。サンプリングされた値は事前に取得されているサンプリング値と比較され、この比較に基づき相応のビット値が求められる。複数のサンプリング値のそれぞれ1つのセットがエッジ変化の1つの位置に関して取得および記憶されている。すなわち記憶されているサンプリング値の所定のセットとサンプリングされた値が一致する場合には、これはエッジ変化がサンプリング値の相応の位置に生じていることが仮定される。本発明による方法は伝送チャネルの特性を考慮することができる。非対称的な遅延に対して殊にロバストである。
本発明による方法を以下ではフレックスレイプロトコルに基づき詳細に説明する。しかしながら本方法をもちろん他の任意のプロトコルにも使用することができる。
本発明による方法においては先ず図1に示した遷移図に基づき、受信したビットの所定の状態から出発して種々の考えられる後続の状態が決定される。0の後には0または1が続かなければならない。1の後には1または0が続く。上昇エッジは0の後にのみ続くことができる。下降エッジは1の後にのみ続くことができる。上昇エッジが1に続くか、下降エッジが0に続くことは考えられない。
本発明による復号方法を以下では図6に基づき詳細に説明する。フレックスレイプロトコル仕様v2.1によれば、下降するBSSエッジとの同期が行われる。しかしながらもちろん上昇エッジに同期させることもできる。下降BSSエッジとの同期が行われると、第1のカウンタA(Counter A)は1にセットされ、第2のカウンタB(Counter B)は9にセットされる。
しかしながら本方法をもちろんカウンタを1つだけ用いて実現することもできる。本来はMajority-Votingを使用する場合カウンタAが2にセットされ、カウンタBが10にセットされる。何故ならば、周期は信号処理において失われるが、外部から巨視的に考察すると、カウンタA,Bの1ないし9への初期化は有効だからである。
フレックスレイプロトコル仕様v2.1において使用される8倍オーバーサンプリングは維持される。しかしながらもちろん本方法は他のあらゆる種類のオーバーサンプリングでも良好に機能する。n倍のオーバーサンプリング(n≠8)では相応の適合が必要である。
8つのサンプリング周期の周期性でもってエッジ変化を行うことができるが、これは必ずしも必要とされるものではない(図1およびその説明を参照されたい)。先ず、ジッタまたは他の非対称的な遅延の確率的または体系的な影響を受けない潜在的なエッジ変化の位置が求められる。この位置を潜在エッジ位置(KFP)と称する。図6における理想的なビット列ではエッジ変化が常にちょうどKFP、殊にKFP1−2、KFP3−4、KFP4−5およびKFP5−6において生じる。非対称的な遅延時間によって、下降BSSエッジとの同期(つまり上昇BSSエッジとの同期ではない)の結果、上昇する潜在エッジ変化の基準位置に影響が及ぼされる。したがって図6では、実際のビット列において上昇するエッジ変化がKFPに相対的に早い時点または遅い時点にシフトされている。これに対して下降するエッジ変化のシフトは著しく小さい。何故ならば、この下降するエッジ変化では非対照的な遅延のEMC成分のみが作用するからである。すなわちEMCジッタとして識別できる確率的な影響を除き、非対称的な遅延時間は下降する潜在エッジ変化の実際の位置に僅かな影響しか及ぼさない。
8倍オーバーサンプリングでは、潜在エッジ変化が基準位置から最大で8サンプリングクロック前および最大で8サンプリングクロック後にサンプリングされる。これが一連のサンプリング値として表される。もちろん、基準位置から8未満のサンプリングクロック前および/または後に潜在エッジ変化をサンプリングすることもできる。
連続する一連のサンプリング値が生じ、(非対称的な遅延時間およびEMCジッタにより基準位置からシフトされている)実際のエッジ変化が検査される領域を感度領域と称する。この感度領域は本明細書の図2に示されている。上昇エッジに関する感度領域50は基準KFPの6サンプリングクロック前と6のサンプリングクロック後の間の期間内にある。下降エッジの感度領域52は基準KFPの2サンプリングクロック前と2サンプリングクロック後の間の期間内にある。もちろん上昇エッジに関する感度領域50も下降エッジに関する感度領域52も、殊に8倍ではないオーバーサンプリングの場合には、基準KFPから上記の数よりも多いまたは少ない数のサンプリングクロック前および/または後の期間を有することができる。感度領域50,52外のサンプリング値は顧慮されない。
潜在エッジ変化の16個のサンプリング値の整理された組み合わせをエッジ許容ベクトル(FAV)と称する。エッジの種類(上昇または下降)に関して複数のFAVが存在する。図3aおよび図3bには上昇エッジに関して種々のFAVが上下に並べて例示的に示されている(ここでは左側が時間的に先になる)。先行のビット(「0」)から反転したビット(「1」)は少なくとも1つFAV内に含まれていなければならない。したがって0だけで構成されているFAVは認められない。FAVの最初と最後の「X」は、感度領域外のサンプリング値が評価にとって重要でないということを表している。
取得されたサンプリング値と比較されるべきFAVの数を低減し、したがって評価に関するリソースと時間を節約するために、図3aないし図3bに示されているFAVから、上昇エッジの識別に関してサブセットが選択され、このサブセットは上昇エッジの識別ならびに上昇エッジとそのKFPとの対応付けを一義的に実現する。有利には、必ずプロトコルにおいて予定されているかランダムに生じる、上昇エッジと下降エッジの1つまたは複数の変化の遅延を測定することによって、(EMC影響の不確実性を伴う)非対称的な遅延の体系的な部分の傾向が検出される。評価に使用されるFAVは、求められた傾向位置の周囲におけるエッジ変化が予期されるように選択される。殊に、選択されたサブセットは連続する0を復号する際にエッジ識別の多義性は考えられないことを保証していなければならない。多義性とは、識別された上昇エッジがKFP(i)から後にシフトされている可能性も、KFP(i+1)から前にシフトされている可能性もあり、よって(BEW(i)およびBEW(i+1)における)2つのFAVが該当することになる場合である。プロトコルにおいて必ず予定されている、上昇エッジと下降エッジとの間の変化として、例えばFSS(Frame Start Sequence)とBSSとの差を使用することができる。
図4aおよび4bには、図3aおよび3bのFAVのそのようなサブセットが例示的に示されている。測定によりKFPから4サンプリング周期位置前において、予期されるエッジ変化が明らかになったことを前提とする。KFPから4位置前における「0」から「1」へのエッジ変化は図3aにおけるFAVのセットのうちの3番目のFAVから分かる。したがってこのFAVはいずれにせよ選択されたサブセットの一部である。求められた傾向の周囲におけるエッジ変化の検出を十分な確実性と信頼性で実現するために、図3aの3番目のFAVを基礎として、3番目のFAVから所定数前のFAVおよび3番目のFAVから所定数後のFAVがサブセットに取り入れられる。図4aに示されている実施例においては、3番目のFAVを基礎として、3番目のFAVの2つ前および2つ後のFAVがサブセットに取り入れられており、したがって上昇エッジに関するエッジ許容ベクトルセットは全部で5つのFAVを包含する。もちろん、本発明はエッジ許容ベクトルセットとしてこの数のFAVに限定されるものではない。すなわちこの実施例においては、非対照的な遅延へのEMCの影響は2より多いサンプリング周期を許容しない。すなわち約25nsを越えてはならない。mに依存して選択されたサブセットのベクトルは図4bにおいて星「*」によって示されている。
図5aおよび図5bには下降エッジに関するFAVが例示的に示されている(ここでは左側が時間的に先になる)。感度領域は基準KFPの2サンプリングクロック前および2サンプリングクロック後にしか含んでおらず、また他の全ての測定値は評価にとって重要ではないので、この実施例においては4つのFAVしか生じない。先行のビット(「1」)から反転したビット(「0」)は少なくとも1つFAV内に含まれていなければならない。したがって1だけで構成されているベクトルは認められない。
図13には本発明による方法のフローチャートが示されている。サンプリングないし復号の枠内において、最初に到来したビットが最初にサンプリングされる。本方法は機能ブロック60から始まる。ビットをサンプリングする前に、先行してサンプリングされたビット(i)の識別された値に基づき、考えられる後続のエッジ(図1を参照されたい)が確定される。これに関して、上昇エッジが予期される場合には判定ブロック62から機能ブロック64に分岐し、下降エッジが予期される場合には判定ブロック62から機能ブロック66に分岐する。最後のビットが「0」であった場合には、適切なエッジ許容ベクトルセットを図4(もしくは図3)にしたがい選択することができる。最後のビットが「1」であった場合には、適切なエッジ許容ベクトルセットを図5にしたがい選択することができる。この確定に基づき、相応のエッジ許容ベクトルセットが決定される。容易に想到できるヴァリエーションとしては、この経過とは逆に、先ずエッジを識別し、続いて先行するデータビット値の識別に基づきビット値を決定することも考えられる。
(8倍オーバーサンプリングにおいて)16のサンプリング値が存在する場合には常に、時点BEWに機能ブロック68ないし70において評価が行われる。例えば図6の実施例においては、時点BEW2においてビット#2の値が求められる。「X」の評価は重要ではないので、有利には感度領域50,52が境界に際に既に評価を行うことができる。評価の枠内において、記憶されているFAVのうちの1つが選択されたエッジ許容ベクトルセットの集合に属することが確認されると、所属のエッジが識別されたとみなされ、また所属のビット値も決定される(機能ブロック72および74を参照されたい)。そうでない場合にはエッジは識別されず、目下のビットは先行ビットと同一の値を有する(機能ブロック76および78を参照されたい)。
図7には本発明の簡単なヴァリエーションが示されている。予期される上昇エッジの感度領域54は12のサンプリング値ではなく、13のサンプリング値を含む。これによってそれどころかKFP2−3の2つ位置前における上昇エッジ変化をさらに検出することができる。このことは図6の感度領域50ではもはや実現されない。感度領域52,54が重なっているにもかかわらず、検出の一義性が危うくなることもなく感度領域54をサンプリング値について拡張することができる。
別の実施例が図8に示されている。図8のこの実施例においては先ず、伝送チャネルによる非対称的な遅延は存在しないことを前提とする。したがって、送信側の加入者(14)から送信された信号「TxDデータ信号」(812)は受信側の加入者(36)に到来した信号「RxDデータ信号」(813)と一致する。図面を簡略化するために、この実施例においては基本的に非対照的な遅延のみが示されている。トポロジ通過の際の遅延は本発明にとって重要ではないので図面には示されていない。したがって信号経過812と813のエッジは正確に重なっている。図6の実施例と同様に潜在エッジ位置KFPが見て取れる。受信したデータ信号813は周期的にサンプリング点816においてサンプリングされる。サンプリングカウンタ801の再同期802から説明を始める。この時点においては上昇エッジ許容ベクトル803の適切なサブセットが既に選択されている。この実施例においてエッジ許容ベクトルは、図3a,4aおよび5aのものとは異なる特性を有する。この実施例において使用されるエッジ許容ベクトルは図3b,4bおよび5bに示されている。しかしながらここでもまた基本的に、上昇エッジを識別するためのベクトルが少なくとも1つの「1」また下降エッジを識別するためのベクトルが少なくとも「0」を有していなければならないという規則が守られている。サンプリングカウンタ801は16に達するまで増分される。16を過ぎると1に戻り、これが繰り返される。カウンタ状態が16に達している場合には、入力レジスタRegA(804)が16の連続するサンプリング値で満たされており、また判定アルゴリズムが評価点BEW1(805)に関して実施される。中間結果は図8の下の部分における表815内において、評価点に対応付けられている列にそれぞれ記載されている。最後のデータビットの値は0であったので(BSS=0)、上昇エッジしか考えられない。したがってエッジ感度は「上昇」にセットされている。このことは、入力レジスタRegA(804)の内容が上昇エッジ許容ベクトルの選択されたサブセットと比較されることを意味している。上昇エッジ許容ベクトルのうちのどれが選択されたかはベクトル参照符号の後ろの星「*」で表される。各エッジ許容ベクトルには参照符号、例えば「VR01」から「VR15」が付されている。選択されたサブセットの各ベクトルを入力レジスタRegA(804)の内容と比較することにより、ベクトル「VR08」は入力レジスタRegA(804)の内容に対応することが明らかになる。このことから上昇エッジが識別されており、したがって復号されたデータビット1の値は「1」であることが結論される。8サンプリング周期後では別の入力レジスタRegB(807)が満たされており、また判定アルゴリズムが評価点BEW2に関して実施される。最後のデータ値が「1」であったので、この時点では基本的に下降エッジが生じることが考えられる。しかしながら図8のこの実施例では、BEW2(807)において下降エッジ許容ベクトルは入力レジスタRegB(807)の内容と一致しない。したがってエッジは識別されておらず、データビット2の値は「1」である。評価点BEW3(808)では同一の経過となり、結果はここでもまたデータビット3に関して「1」である。評価点BEW4(809)においては、入力レジスタRegB(807)の内容が下降エッジ許容ベクトルVF04に対応するので、下降エッジが識別される。フレックスレイプロトコルヴァージョンv2.1において予定されているように、8つの連続するデータビットを復号するためには判定アルゴリズムが8回実施されなければならない。この判定アルゴリズムは評価点BEW1〜BEW8において実施される。結果はBSS=1に関して常に「1」でなければならないので、BEW9(811)における付加的な実施は任意である。BEW9(811)を妥当性検査のために使用することができる。後続のBSSエッジを識別するために、BSS識別がアクティブにされる(814)。これは例えばフレックスレイ仕様v2.1において公開されており、また機能する方法によって実施することができる。
連続する上昇エッジと下降エッジの測定による適切なサブセットの選択の有利な実施形態が図11に示されている。基本的に、上昇エッジと下降エッジとの間のサンプリングクロックの数、もしくは複数の上昇エッジと複数の下降エッジとの間のサンプリングクロックの数もカウンタ(1101)によって求められる。この実施例においては、各同期点BSS(1102)に関して、下降BSSエッジと直前の上昇エッジとの距離が測定される。測定結果をiで表すものとする。BSS=1前ではちょうどw個のデータビットが「1」を有するものとする。ベクトルサブセットの選択に関して、パラメータmが式m=i−8wにしたがって決定される。ベクトルのサブセットは例えば図4bにしたがってmに依存して選択される。8倍オーバーサンプリングにおいては、一義的な復号を保証するために、サブセットのベクトルの最大数は7である。理論的には8つのベクトルも考えられるが、これにより許容差が非対称的に分けられることになる恐れがある。これによっていずれにせよ復号のロバスト性は高まることになる。測定工程が図12に例示的に示されている。この図においては体系的な非対称的な遅延時間によって、下降BSSエッジに対する各上昇エッジが3サンプリング周期「早い時点に」シフトされている。サンプリング周期の付加的で確率的なジッタにより受信信号「RxDデータ信号」(1201)が生じる。測定カウンタはBSSエッジ後の最初の上昇エッジでスタートする(1202)(すなわち1から増分し始める)。測定カウンタは各サンプリング周期において下降エッジが識別されるまで増分される。測定カウンタの状態は次の上昇エッジが生じるまで定まらないままである(論理的に「X」)。測定は次の上昇エッジと共にカウンタ常態「1」で開始される(1202)。図12においてはBSS=1の前に値「1」を有する2つのデータビットが存在し、したがってwはこの例において2にセットされる。測定カウンタの最終的な状態はi=27である。したがってmは次式にしたがい計算される。m=i−8w=27−16=11。これに応じて図4bからはm=11の表にしたがいサブセットを選択することができる。サブセットの選択は下降BSSエッジ(1203)の識別と共に行われる。
さらに具体的に説明するために、図9には「早い時点への」最大限の非対称性を有する復号の例が示されており、図10には「遅い時点への」最大限の非対称性を有する復号の例が示されている。これらの図においては、静的な(=体系的な)非対称性901が下降エッジに対する上昇エッジのシフトによって生じ、他方では確率的な非対称性902が付加的に各エッジに影響を及ぼす。
付加的なベクトル「VRrec」および「VFrec」は、短時間の誤った復号後に信号線路に短い障害が発生した場合にデコーダを適切な経過に移行させる。これによって確かにエラー回避またはエラー訂正が実現されない可能性はあるが、エラー識別にとって重要なハミング距離を上回ることはないことが保証される。ベクトル「VRrec」および「VFrec」はこの例において示されているものよりも重要性が低い「1」ないし「0」を有していても良い。
本発明によれば、通信コントローラが有利には交互に書き込まれる2つのメモリ、有利には2つの16ビットメモリを有する。記憶は各サンプリングクロック(サンプリング周期)において増分される値領域16を有する2つのカウンタAおよびBによって制御される。所属のカウンタA,Bが1になるたびに、メモリには潜在エッジ変化サンプリングの最初のサンプリングビットが書き込まれる。しかしながらまた、少なくとも1ビットを含む短いセグメントでの比較を実現する比較的小さいメモリも考えられる。
周辺条件を定義および遵守することにより本発明による方法を簡略化および高速化することができる。サンプリングクロックの和は連続する2つの感度領域(8倍オーバーサンプリングの場合)16を上回ってはならない。Majority-Votingマシンのフィルタリング作用が考慮されなければならない。非対称的な遅延時間に対して最大限に許容される時間予算を決定する際には、サンプリングの時間離散化エラーが考慮されなければならない。殊に、感度領域において「0」ないし「1」しか含んでいないFAVが時間離散化エラーを補償するために使用される。図8の例においては、全てのFAVを使用する場合には少なくとも以下の非対称的な総遅延が許容される:
・下降エッジと上昇エッジを区別するために+/−7のサンプリングクロック(すなわち12.5nsのサンプリング周期持続時間において最大で87.5ns)
・下降エッジと下降エッジを区別するために+/−3のサンプリングクロック(すなわち37.5ns)。
本発明の考えられる幾つかのヴァリエーションを以下では例示的に説明する:ベクトルを評価する代わりに(このことは組み合わせ理論に相当する)、エッジ変化を別のやり方で検出することができ、識別されたエッジ変化の位置はカウンタA,Bのカウンタ状態に関連して求められる。この位置により目下のビット値を評価することができる。感度領域50,52,54の大きさは可変でよい。8倍オーバーサンプリングの変わりに他のn倍のオーバーサンプリングを選択することもできる。下降エッジに同期させる代わりに、上昇エッジに同期させることもできる。同期エッジ後にサンプリングすべきビットの数は可変でよい。サンプリングされた値を評価することにより入力ビットエラーとしてのあり得ない組み合わせ(例えば変動する入力ビットストリーム)を診断することができる。評価点BEWは16のサンプリング値を確認した後に必ず生じなければならないものではなく、評価の感度領域の終了後に生じてもよい。何故ならば感度領域外のサンプリング値の評価は重要ではないからである。Majority-Votingは2つのサンプリングクロック持続時間の1フェーズないし0フェーズの最小持続時間を必要とする。択一的に、Majortity-Votingをサンプリングクロックの連続する2つのエッジ(上昇エッジと下降エッジ)に低減することができるか、エッジ許容ベクトルを適切に選択することによってもフィルタ効果を達成することができる。
本発明によるデータ伝送システムにおいて受信されるビットの遷移図を示す。 予期される上昇エッジおよび下降エッジに関する感度領域を示す。 上昇エッジに関するエッジ許容ベクトルの構成に関する第1の例を示す。 上昇エッジに関するエッジ許容ベクトルの構成に関する第2の例を示す。 図3aのエッジ許容ベクトルのサブセットを示す。 図3bのエッジ許容ベクトルのサブセットを示す。 下降エッジに関するエッジ許容ベクトルの構成に関する第1の例を示す。 下降エッジに関するエッジ許容ベクトルの構成に関する第2の例を示す。 第1の例示的なビット列に関して本発明による方法を実現するための第1の例を示す。 第2の例示的なビット列に関して本発明による方法を実現するための第2の例を示す。 第3の例示的なビット列に関して本発明による方法を実現するための第3の例を示す。 第4の例示的なビット列に関して本発明による方法を実現するための第4の例を示す。 第5の例示的なビット列に関して本発明による方法を実現するための第5の例を示す。 上昇エッジおよび下降エッジの遅延を測定するための本発明による方法を実現するための第1の例を示す。 上昇エッジおよび下降エッジの遅延を測定するための本発明による方法を実現するための第2の例を示す。 有利な実施形態による本発明による方法のフローチャートを示す。 データ伝送システムにおける下降エッジないし上昇エッジの信号経過を示す。 送信側の加入者によって送信された信号の経過および受信側の加入者によって受信された信号の経過を示す。 5番目のサンプリング点で信号を復号するための従来技術から公知のように機能する方法を示す。 復号エラーが生じる、5番目のサンプリング点で信号を復号するための従来技術から公知の方法を示す。 EMC成分を有さない、結果として生じた非対称的な遅延に関する相応の例示的な値を有するデータ伝送システムの信号チェーンに関する例を示す。

Claims (39)

  1. データ伝送システムの少なくとも1つのコネクション線路(24;34)を介して伝送される信号(10)を、該信号(10)を受信する前記データ伝送システムの加入者(36)において復号する方法であって、
    前記信号(10)において符号化されているデータをデータフレームにおいて伝送し、前記データをビット毎に連続的に伝送し、受信側の前記加入者(36)において各ビットを複数のクロックによってサンプリングし、1つのデータフレームにおいて同期点(BSS)としての上昇エッジまたは下降エッジを受信した各ビットのサンプリングに関して設定する、復号方法において、
    受信側の前記加入者(36)に到来した前記信号(10)の非対称的な遅延を考慮せずに、潜在的なエッジ変化に関する位置(KFP)を求め、
    到来した前記信号(10)を、潜在的なエッジ変化に関する前記位置(KFP)の少なくとも1サンプリングクロック前および潜在的なエッジ変化に関する前記位置(KFP)の少なくとも1サンプリングクロック後にサンプリングし、
    到来した前記信号(10)のサンプリングされた値を事前に求められて記憶されている相応の値と比較し、
    前記比較の結果に依存して、2つの潜在的なエッジ変化(KFP)の間において受信したビットの値を検出することを特徴とする、復号方法。
  2. 到来した前記信号の前記サンプリングされた値を、少なくとも1つのビットを含む任意の大きさのセグメントにおいて、事前に求められて記憶されている値を比較する、請求項1記載の復号方法。
  3. 事前に求められたサンプリング値を整理された順序で少なくとも1つのメモリに記憶する、請求項1または2記載の復号方法。
  4. 到来した前記信号(10)のn倍のオーバーサンプリングにおいてエッジ許容ベクトル(FAV)は最大で2nのサンプリング値を含む、請求項1から3までのいずれか1項記載の復号方法。
  5. 上昇エッジに関するエッジ許容ベクトルにおいて少なくとも1つのビット値は1である、請求項3または4記載の復号方法。
  6. 下降エッジに関するエッジ許容ベクトルにおいて少なくとも1つのビット値は0である、請求項3または4記載の復号方法。
  7. 到来した前記信号(10)をn倍のオーバーサンプリングで感度領域(50,52,54)においてサンプリングし、該感度領域(50,52,54)は潜在的なエッジ変化に関する位置の前において最大でn個のサンプリングクロックおよび潜在的なエッジ変化に関する位置の後において最大でn個のサンプリングクロックを含む、請求項1から6までのいずれか1項記載の復号方法。
  8. 目下のビット値(i)を基準にして、後続のビット値(i+1)に移行する場合の前記エッジ変化の考えられる方向を求め、上昇エッジが予期されるか下降エッジが予期されるかに応じて、サンプリング領域の中からサンプリングされた値を種々のエッジ許容ベクトル(FAV)と比較する、請求項6または7記載の復号方法。
  9. 前記データ伝送システムにおいて使用される伝送プロトコルにおいて必ず予定されている、および/または、ランダムに生じる、上昇エッジから下降エッジへの少なくとも1つの変化の遅延を測定し、該測定から非対称的な遅延の傾向を求める、請求項1から8までのいずれか1項記載の復号方法。
  10. 前記データ伝送システムにおいて使用される伝送プロトコルにおいて必ず予定されている、および/または、ランダムに生じる、下降エッジから上昇エッジへの少なくとも1つの変化の遅延を測定し、該測定から非対称的な遅延の傾向を求める、請求項1から8までのいずれか1項記載の復号方法。
  11. 1つ以上の同期点(BSSエッジ)に関する測定を少なくとも一度実施する、請求項9または10記載の復号方法。
  12. サンプリングされたクロックと到来した信号(10)との間の同一の位相関係を使用して測定および復号を実施する、請求項11記載の復号方法。
  13. ビット値を評価するために全てのエッジ許容ベクトル(FAV)のただ1つのサブセットを使用し、前記サブセットは、該サブセット内に存在するエッジ許容ベクトル(FAV)に基づき、求められた傾向位置周囲のエッジ変化の検出が可能であるように選択されている、請求項9から12までのいずれか1項記載の復号方法。
  14. 記憶されているサンプリング値を事前に求められて記憶されている値と比較し、該比較の結果に依存してサンプリングされた値の妥当性を評価する、請求項2から13までのいずれか1項記載の復号方法。
  15. データ伝送システムの少なくとも1つのコネクション線路(24;34)を介して伝送される信号(10)を、該信号(10)を受信する前記データ伝送システムの加入者(36)において復号する方法であって、
    前記信号(10)において符号化されているデータをデータフレームにおいて伝送し、前記データをビット毎に連続的に伝送し、受信側の前記加入者(36)において各ビットを複数のクロックによってサンプリングし、1つのデータフレームにおいて同期点(BSS)としての上昇エッジまたは下降エッジを受信した各ビットのサンプリングに関して設定する、復号方法において、
    受信者側の前記加入者(36)に到来した前記信号(10)の非対称的な遅延を考慮せずに、潜在的なエッジ変化に関する位置(KFP)を求め、
    到来した前記信号(10)を、潜在的なエッジ変化に関する前記位置(KFP)の少なくとも1サンプリングクロック前および潜在的なエッジ変化に関する前記位置(KFP)の少なくとも1サンプリングクロック後にサンプリングし、
    到来した前記信号(10)のサンプリングされた値を事前に求められて記憶されている相応の値と比較し、該比較からエッジ変化を検出することを特徴とする、復号方法。
  16. 到来した前記信号の前記サンプリングされた値を、少なくとも1つのビットを含む任意の大きさのセグメントにおいて、事前に求められて記憶されている値を比較する、請求項15記載の復号方法。
  17. 事前に求められたサンプリング値を整理された順序で少なくとも1つのメモリに記憶する、請求項16記載の復号方法。
  18. 識別されたエッジ変化を、少なくとも1つの同期点(BSS)を参照するカウンタの状態に関連させ、エッジ変化の位置の評価に依存して、2つの潜在的なエッジ変化(KFP)の間において受信したビットの値を検出する、請求項17記載の復号方法。
  19. 目下のビット値(i)を基準にして、識別されたエッジ変化がどのビット値(i+1)において生じたかを求める、請求項18記載の復号方法。
  20. 前記データ伝送システムにおいて使用される伝送プロトコルにおいて必ず予定されている、上昇エッジから下降エッジへの少なくとも1つの変化の遅延を測定し、該測定から非対称的な遅延の傾向を求める、請求項15から19までのいずれか1項記載の復号方法。
  21. 前記データ伝送システムにおいて使用される伝送プロトコルにおいて必ず予定されている、下降エッジから上昇エッジへの少なくとも1つの変化の遅延を測定し、該測定から非対称的な遅延の傾向を求める、請求項15から19までのいずれか1項記載の復号方法。
  22. 各同期点(BSSエッジ)に関する測定を少なくとも一度実施する、請求項20または21記載の復号方法。
  23. サンプリングされたクロックと到来した信号(10)との間の同一の位相関係を使用して測定および復号を実施する、請求項22記載の復号方法。
  24. ビット値を検出するために、少なくとも1つの同期点(BSS)を参照するカウンタの状態の値領域のただ1つのサブ領域を使用し、前記サブ領域は、該サブ領域においてカバーされている時間領域に基づき、求められた傾向位置周囲のエッジ変化の検出が可能であるように選択されている、請求項21から23までのいずれか1項記載の復号方法。
  25. 記憶されているサンプリング値を事前に求められて記憶されている値と比較し、該比較の結果に依存してサンプリングされた値の妥当性を評価する、請求項16から24までのいずれか1項記載の復号方法。
  26. データ伝送システムであって、
    コネクション線路(24;34)を用いて相互に接続されている複数の加入者(14,36)を有し、該加入者(14,36)はデータフレームにおいてデータを伝送し、且つ前記データをビット毎に連続的に伝送する手段(16,18)を有し、前記データを受信する加入者(36)内には複数のクロックにより各ビットをサンプリングする手段(38)が設けられており、データフレームには受信した各ビットのサンプリングに関する同期点(BSS)としての上昇エッジまたは下降エッジが設定されている、データ伝送システムにおいて、
    復号手段(38)を有し、該復号手段(38)は前記加入者(36)に接続されている少なくとも1つのコネクション線路(34)を介して伝送される信号(10)の非対称的な遅延を考慮せずに、潜在的なエッジ変化に関する位置(KFP)を求め、前記信号(10)を、潜在的なエッジ変化に関する前記位置(KFP)の少なくとも1サンプリングクロック前および潜在的なエッジ変化に関する前記位置(KFP)の少なくとも1サンプリングクロック後にサンプリングし、前記信号(10)のサンプリングされた値を事前に求められて記憶されている相応の値と比較し、前記比較の結果に依存して、2つの潜在的なエッジ変化(KFP)の間において受信したビットの値を検出することを特徴とする、データ伝送システム。
  27. 請求項2から14または16から25までのいずれか1項記載の方法を実施する手段を有する、請求項26記載のデータ伝送システム。
  28. データ伝送システムの加入者(36)であって、
    データフレームにおいてデータを伝送し、且つ前記データをビット毎に連続的に伝送する手段(16,18)を有し、複数のクロックにより各ビットをサンプリングする手段(38)が設けられており、データフレームには受信した各ビットのサンプリングに関する同期点(BSS)としての上昇エッジまたは下降エッジが設定されている、加入者(36)において、
    復号手段(38)を有し、該復号手段(38)は加入者(36)に接続されている少なくとも1つのコネクション線路(34)を介して伝送される信号(10)の非対称的な遅延を考慮せずに、潜在的なエッジ変化に関する位置(KFP)を求め、前記信号(10)を、潜在的なエッジ変化に関する前記位置(KFP)の少なくとも1サンプリングクロック前および潜在的なエッジ変化に関する前記位置(KFP)の少なくとも1サンプリングクロック後にサンプリングし、前記信号(10)のサンプリングされた値を事前に求められて記憶されている相応の値と比較し、前記比較の結果に依存して、2つの潜在的なエッジ変化(KFP)の間において受信したビットの値を検出することを特徴とする、加入者(36)。
  29. 請求項2から14または16から25までのいずれか1項記載の方法を実施する手段を有する、請求項28記載の加入者(36)。
  30. 感度領域(50,52,54)のサンプリングされた値および/またはエッジ許容ベクトル(FAV)の事前に求められた値を記憶するメモリおよび/または記憶領域および/またはレジスタを有する、請求項28または29記載の加入者(36)。
  31. 感度領域(50,52,54)のサンプリングされた値をエッジ許容ベクトル(FAV)の事前に求められた値と比較するロジックを有する、請求項28から30までのいずれか1項記載の加入者(36)。
  32. 例えば状態マシンである制御部を有し、該制御部は、到来した前記信号(10)の潜在的なエッジ変化に関する前記位置(KFP)の検出、到来した前記信号(10)のサンプリング、感度領域(50,52,54)のサンプリングされた値とエッジ許容ベクトル(FAV)の事前に求められて記憶されている値との比較、受信したビットの検出を制御する、請求項28から31までのいずれか1項記載の加入者(36)。
  33. 少なくとも1つの同期点を時間と関連付けるカウンタを有する、請求項28から32までのいずれか1項記載の加入者(36)。
  34. サンプリングされた値の評価を妥当性に基づき制御する、例えば状態マシンおよびロジックである制御部を有する、請求項28から33までのいずれか1項記載の加入者(36)。
  35. カウンタを同期点に同期させる、例えば状態マシンおよびロジックである制御部を有する、請求項28から34までのいずれか1項記載の加入者(36)。
  36. 前記妥当性の検査の結果を記憶する少なくとも1つのレジスタまたはメモリを有する、請求項28から35までのいずれか1項記載の加入者(36)。
  37. 伝送された前記信号(10)のサンプリングされた値からエッジ変化を識別するロジックを有する、請求項28から36までのいずれか1項記載の加入者(36)。
  38. データ伝送システムの加入者(36)の通信コントローラ(38)であって、
    データフレームにおいてデータを伝送し、且つ前記データをビット毎に連続的に伝送する手段(16,18)を有し、複数のクロックにより各ビットをサンプリングする手段が設けられており、データフレームには受信した各ビットのサンプリングに関する同期点(BSS)としての上昇エッジまたは下降エッジが設定されている、通信コントローラ(38)において、
    復号手段を有し、該復号手段は前記加入者(36)に接続されている少なくとも1つのコネクション線路(34)を介して伝送される信号(10)の非対称的な遅延を考慮せずに、潜在的なエッジ変化に関する位置(KFP)を求め、前記信号(10)を、潜在的なエッジ変化に関する前記位置(KFP)の少なくとも1サンプリングクロック前および潜在的なエッジ変化に関する前記位置(KFP)の少なくとも1サンプリングクロック後にサンプリングし、前記信号(10)のサンプリングされた値を事前に求められて記憶されている相応の値と比較し、前記比較の結果に依存して、2つの潜在的なエッジ変化(KFP)の間において受信したビットの値を検出することを特徴とする、通信コントローラ(38)。
  39. 請求項2から14または16から25までのいずれか1項記載の方法を実施する手段を有する、請求項38記載の通信コントローラ(38)。
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