JP4873548B2 - 給湯システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料ガスを燃料として利用する少なくとも2台の給湯器を採用してなる給湯システムに関するものである。
従来、この種の給湯システムとしては、例えば、下記特許文献1に記載の給湯システムが提案されている。この給湯システムにおいては、各給湯装置が、それぞれ、連動運転(連結運転)を実行するコントローラを備えている。また、外部ケーブルが、各給湯装置を相互に連結しかつこれらを連動運転させるために、各コントローラの間に接続されて2台の給湯装置に亘り設けられている。
特開2004−116973号公報
ところで、上記給湯システムでは、上述のごとく、外部ケーブルが、各コントローラの間に接続されて2台の給湯装置に亘り設けられている。
ここで、この外部ケーブルは、各給湯装置を連動運転させるために特殊な配線回路構成となっていることから、各給湯装置自体も、外部ケーブルの特殊な配線回路構成に併せた専用の給湯装置になっている。このため、このような給湯システムに依る場合には、上述の2台の専用の給湯装置及び専用の外部ケーブルが必須である。
従って、例えば、汎用性のある1台の給湯装置を利用している場合において、給湯量が不足となって、給湯装置を1台増加させるにあたっては、汎用性のある給湯装置では実現不可能であって、市販では入手しにくい上述の専用の給湯装置及び特殊な配線回路構成の外部回路を入手しなければならない。これでは、既に利用している給湯装置が無駄になるのは勿論のこと、給湯装置の選定に自由度がなく、非常に不便である。
また、将来の給湯量の増加を考慮した場合には、最初から、市販では入手しにくい上述の専用の給湯装置及び特殊な配線回路構成の外部回路を採用することを前提としなければならない。これでは、給湯装置の選定に自由度がなく、非常に不便である。
そこで、本発明は、以上述べたことに対処するため、専用の給湯器に依存することなく、汎用性のある給湯器を少なくとも2台採用し、これら給湯器の単独給湯運転モードと連結給湯運転モードとの間の切り換えや連結給湯運転モードに切り換え後の連結運転制御を、簡単な構成でもって、実現するようにした給湯システムを提供することを目的とする。
上記課題の解決にあたり、本発明に係る給湯システムは、請求項1の記載によれば、
通水系統に供給される水を燃料ガスの燃焼に応じ加熱して給湯する給湯手段と、この給湯手段による給湯に関連する種々の設定操作を行う設定操作手段と、この設定操作手段の設定操作に基づき給湯手段を運転制御する運転制御手段とをそれぞれ有する少なくとも2台の給湯器を備え、
各運転制御手段は、通信手段を介し相互に接続されて、当該通信手段を介する相互通信のもとに、上記運転制御を行う。
当該給湯システムにおいて、
通信手段は、各運転制御手段を相互に接続する各通信線であり、
上記少なくとも2台の給湯器の運転制御手段毎に、当該運転制御手段は、その対応の給湯器を単独給湯運転モードにおくように運転制御する単独運転制御手段と、上記対応の給湯器を他の給湯器との連結給湯運転モードにおくように各通信線を介する相互通信のもとに連結運転制御する連結運転制御手段とを備え、
上記少なくとも2台の給湯器の設定操作手段毎に、当該設定操作手段は、その対応の給湯器の単独給湯運転モードと前記他の給湯器との間の連結給湯運転モードとを切り換える切り換え手段を兼ねるようにしたことを特徴とする。
これによれば、少なくとも2台の給湯器の各設定操作手段は、それぞれ、その切り換え手段としての機能により、その対応の給湯器の単独給湯運転モード或いは他の給湯器との間の連結給湯運転モードに切り換え操作される。
従って、各給湯器は、本明細書の発明の解決課題にて述べたような専用の回路構成に依存することなく、それぞれ、上述のような設定操作手段という簡単な構成でもって、容易に、上記単独給湯運転モード或いは上記連結給湯運転モードに設定され得る。
ここで、各設定操作手段は、上述のように、給湯手段による給湯に関連する種々の設定操作を行う設定操作手段を、その対応の給湯器の単独給湯運転モードと他の給湯器との間の連結給湯運転モードとを切り換える切り換え手段として兼用する。従って、これらのような設定操作手段を採用することによって、上述の連結給湯運転モードの設定がより一層便利になされ得る。
また、上記少なくとも2台の給湯器に設けた各設定操作手段が、それぞれ、各対応の給湯器を連結給湯運転モードに設定するように切り換え操作されているとき、上記少なくとも2台の給湯器の各給湯手段が、その連結運転制御手段により、各通信線を介する相互通信のもとに、連結給湯運転制御される。
このことは、上記少なくとも2台の両給湯器が、それぞれ、本明細書の発明の解決課題にて述べたような専用の給湯器や回路構成に依存することなく、上述のような設定操作手段及び各通信線という簡単な回路構成のもとに、汎用性のある給湯器として提供されることを意味する。
従って、例えば、初期の施工の際に上記少なくとも2台の給湯器の1台のみを採用し、その後、給湯器を少なくとも2台に増設することで当該給湯システムの構築がなされる場合であっても、少なくとも2台の給湯器が、上述のような構成の汎用性のある給湯器であることから、給湯器やその電気制御回路の交換を必要とすることがない。
その結果、上述のような構成の汎用性のある給湯器を用いれば、当該給湯システムの構築が非常に容易にかつ経済的になされ得る。
また、本発明は、請求項2の記載によれば、請求項1に記載の給湯システムにおいて、
遠隔操作するためのリモートコントローラを備え、
上記少なくとも2台の給湯器の連結運転制御手段毎に、当該連結運転制御手段は、リモートコントローラとの接続の有無を判定する接続判定手段と、この接続判定手段によりリモートコントローラとの接続と判定されたとき上記連結運転制御手段を有する給湯器を主給湯器として指定し、上記接続判定手段によりリモートコントローラとの接続とは判定されないとき上記連結運転制御手段を有する給湯器を副給湯器として指定する指定手段とを備えており、
上記少なくとも2台の給湯器のうち、主給湯器として指定された給湯器の連結運転制御手段は、各通信線を介する相互通信のもとに、上記連結運転制御を、他の給湯器の連結運転制御手段に対し主体的に行い、副給湯器として指定された給湯器の連結運転制御手段は、各通信線を介する相互通信のもとに、上記連結運転制御を、他の給湯器の連結運転制御手段に対し従属的に行うことを特徴とする。
このように構成すれば、上述した連結給湯運転モードの設定操作と相俟って、リモートコントローラとの接続に基づき、連結給湯運転モードにおいて主体的な役割を果たす給湯器及びこれに従属する給湯器が確実に指定され得る。
従って、このような指定のもと、上述した連結給湯運転モードにおける給湯が、各通信線を介する相互通信のもとに、主給湯器としての給湯器及び副給湯器としての給湯器でもって適正に実現され得る。その結果、請求項1に記載の発明の作用効果がより一層具体的に達成され得る。
また、本発明は、請求項3の記載によれば、請求項1または2に記載の給湯システムにおいて、上記少なくとも2台の給湯器の各設定操作手段は、それぞれ、ディップスイッチであることを特徴とする。
これによれば、各設定操作手段である各ディップスイッチは、給湯手段による給湯に関連する種々の設定操作を行う汎用性のあるディップスイッチを、上記単独給湯運転モードと上記連結給湯運転モードとの間の切り換えにも兼用するものであることから、請求項1または2に記載の発明の作用効果がより一層向上され得る。
以下、本発明の一実施形態を図面により説明する。図1は、本発明に係る給湯システムの一実施形態を示している。
当該給湯システムは、2台の給湯器D1、D2を備えている。これら給湯器D1、D2は、それぞれ、以下に述べるように、同様の構成の汎用性のある給湯器からなるものである。
給湯器D1は、ケーシング10を備えており、このケーシング10内には、ガスバーナ20及び熱交換器30が設けられている。ガスバーナ20は、電動ファンFAN1からの外気及びガス供給管21からの燃料ガスでもって混合気を形成し、この混合気をイグナイター22の点火のもとに燃焼させるようになっている。
なお、電動ファンFAN1は、ケーシング10内の適所に配設されており、この電動ファンFAN1は、その作動に応じて、ケーシング10内にその給気口11から外気を導入してガスバーナ20に供給する。また、上記燃料ガスは、図1にて矢印Gにて示すごとく、ガス供給源(図示しない)からガス供給管21に供給される。
熱交換器30は、ガスバーナ20の直上にて、給水管40と出湯管60との間に連結してなる伝熱管50に設けられており、当該熱交換器30は、ガスバーナ20による混合気の燃焼熱に基づく熱交換作用でもって伝熱管50内の水を加熱する。
ここで、給水管40は、給湯器D2の給水管140(後述する)の基端部141に接続されており、この給水管40内には、水道等の水供給源(図示しない)からの水(図1にて矢印W参照)が、給水管140の基端部141を通り流入するようになっている。また、出湯管60は、出湯栓(図示しない)を介し、熱交換器30により加熱された水を、先端部61から出湯するようになっている。
また、当該給湯器D1において、元電磁弁V1、電磁比例弁PSV1及び主電磁弁MV1は、図1にて示すごとく、上述したガス供給管21中に介装されている。
元電磁弁V1及び主電磁弁MV1は、ガス供給管21を介し燃料ガスをガスバーナ20に供給するとき、共に開弁され、当該燃料ガスの供給を遮断するとき、共に閉弁される。電磁比例弁PSV1は、その開度に応じた量にて、ガス供給管21からの燃料ガスをガスバーナ20へ供給する。なお、図1において、符号23は、ガスバーナ20の燃焼炎を検出するフレームロッドを示す。
また、当該給湯器D1において、水絞り弁VW1は、ステッピングモータ及び流量制御弁からなるもので、この水絞り弁VW1は、図1にて示すごとく、上述した給水管40中に介装されている。しかして、当該水絞り弁VW1は、上記ステッピングモータにより駆動される流量制御弁の開度(水絞り弁VW1の開度に相当)に応じて、上記水供給源からの水を、給水管40を通し伝熱管50に流入させる。
次に、給湯器D1の電気制御回路の構成について説明する。当該電気制御回路は、図2にて示すごとく、遠隔操作用のリモートコントローラRC(以下、リモコンRCともいう)、給水量センサWFS1、給水温センサWTS1及び出湯温センサHTS1を有している。
リモコンRCは、両給湯器D1、D2のいずれにも接続可能であるが、本実施形態では、当該リモコンRCは給湯器D1に接続されている。詳細には、当該リモコンRCは、その接続ケーブルRC1にて、給湯器D1に内蔵してなるマイクロコンピュータ80に接続されている(図1及び図2参照)。
このリモコンRCは、その操作面(図示しない)にて、給湯スイッチや温度設定スイッチ等の各種操作スイッチ及び表示パネル(図示しない)を有している。上記給湯スイッチは、給湯を要するとき、オン操作され、給湯を要しないとき、オフ操作される。上記温度設定スイッチは、所望の出湯温を設定するとき操作されて設定温データを発生する。
給水量センサWFS1は、図1にて示すごとく、給水管40中に介装されて、当該給水管40内の水の流量を給水量として検出する。給水温センサWTS1は、図1にて示すごとく、給水管40中に介装されて、当該給水管40内の水の温度を給水温として検出する。出湯温センサHTS1は、図1にて示すごとく、出湯管60のうち熱交換器30の出口近傍管部位内に介装されており、この出湯温センサHTS1は、熱交換器30から出湯管60の上記出口近傍管部位内に流入する湯の温度を出湯温として検出する。
また、当該電気制御回路は、図2にて示すごとく、設定操作器70(本発明にいう設定操作手段に対応)及びマイクロコンピュータ80を有しており、設定操作器70は、当該給湯システムの施工の際に、給湯器D1の給湯器D2との連結給湯運転モード或いは給湯器D1の単独給湯運転モード等を設定するにあたり操作される。
具体的には、当該設定操作器70は、給湯器による給湯のための各種の設定条件を設定するにあたり採用される汎用性のあるディップスイッチからなるもので、この設定操作器70は、4つのスイッチ部71〜74でもって構成されている。
しかして、当該給湯システムの施工の際には、スイッチ部71が、給湯器D1を給湯器D2との連結給湯運転モードを設定するとき、オン状態に操作され、給湯器D1の単独給湯運転モードを設定するとき、オフ状態に操作される。このことは、設定操作器70は、給湯器による給湯のための各種の設定条件を設定に加え、上記単独給湯運転モードと上記連結給湯運転モードとの間の切り換え設定操作を行う切り換え手段を兼ねることを意味する。本実施形態では、設定操作器70は、そのスイッチ部71にてオン状態に操作されている。
その他の各スイッチ部72〜74は、上述の連結給湯運転モード及び単独給湯運転モード以外の上記各種の設定条件の設定を行うにあたりオン状態或いはオフ状態に操作される。なお、本実施形態では、上記各スイッチ部は、その固定接点にて接地され、その可動接点にてマイクロコンピュータ80の入力インターフェイス84(後述する)に接続されている。
マイクロコンピュータ80は、CPU81、ROM82、RAM83、入力インターフェイス84(以下、入力I/F84という)、入出力インターフェイス85(以下、入出力I/F85という)及び出力インターフェイス86(以下、出力I/F86という)を備えており、これらCPU81、ROM82、RAM83、入力I/F84、入出力I/F85及び出力I/F86は、バスライン87を介し相互に接続されている。
しかして、マイクロコンピュータ80は、CPU81により、設定操作器70からの出力、リモコンRCからの出力、並びに給水量センサWFS1、給水温センサWTS1及び出湯温センサHTS1からの各検出出力のもと、図4〜図7にて示すフローチャートに従い、制御プログラム(以下、第1運転モード制御プログラムという)を実行し、RAM83、入力I/F84、入出力I/F85及び出力I/F86を介しイグナイター22、リモコンRCの表示パネル及び各駆動回路90〜90dの駆動制御を行うに要する演算処理等の種々の演算処理を行う。
本実施形態では、当該給湯システムは、その施工の際に、商用電源に接続済みである。従って、当該マイクロコンピュータ80は、上記商用電源からの給電のもと、作動状態に維持されて、上述の第1運転モード制御プログラムの実行を繰り返している。なお、当該第1運転モード制御プログラムは、マイクロコンピュータ80のROM82にCPU81により読み出し可能に予め記憶されている。
各駆動回路90〜90dは、それぞれ、マイクロコンピュータ80のCPU81による制御のもと、電動ファンFAN1、水絞り弁VW1、元電磁弁V1、電磁比例弁PSV1及び主電磁弁MV1を駆動する。なお、本実施形態において、設定操作器70、マイクロコンピュータ80及び各駆動回路90〜90dは、ケーシング10内の回路基板(図示しない)に設けられている。
次に、給湯器D2の構成について説明する。この給湯器D2は、上述したリモコンRCのようなリモコンを有さない点を除き、給湯器D1と同様に構成されている。
しかして、当該給湯器D2においては、ケーシング110及び給気口111が、給湯器D1のケーシング10及び給気口11に対応し、ガスバーナ120、ガス供給管121、イグナイター122及びフレームロッド123が、給湯器D1のガスバーナ20、ガス供給管21、イグナイター22及びフレームロッド23に対応する(図1参照)。
また、当該給湯器D2においては、熱交換器130、給水管140、伝熱管150及び出湯管160が、給湯器D1の熱交換器30、給水管40、伝熱管50及び出湯管60に対応し、元電磁弁V2、電磁比例弁PSV2、主電磁弁MV2及び水絞り弁VW2が、給湯器D1の元電磁弁V1、電磁比例弁PSV1、主電磁弁MV1及び水絞り弁VW1に対応する(図1〜図3のいずれか参照)。但し、当該給湯システムにおいては、出湯管160は、給湯器D1の出湯管60の先端部61に接続されており、当該出湯管160は、熱交換器130により加熱された伝熱管150内の水を、出湯管60の先端部61及び上記出湯栓を介し出湯するようになっている。
また、当該給湯器D2においては、図3にて示す電気制御回路が、給湯器D1の電気制御回路に対応している。当該給湯器D2の電気制御回路において、給水量センサWFS2、給水温センサWTS2、出湯温センサHTS2、設定操作器170(本発明にいう設定操作手段に対応)、マイクロコンピュータ180及び駆動回路190〜190dが、給湯器D1の給水量センサWFS1、給水温センサWTS1、出湯温センサHTS1、設定操作器70、マイクロコンピュータ80及び駆動回路90〜90dに対応する(図3参照)。
ここで、設定操作器170は、設定操作器70と同様の構成を有するもので、この設定操作器170においては、各スイッチ部171〜174が設定操作器70の各スイッチ部71〜74に対応する。なお、設定操作器170は、そのスイッチ部171にて、設定操作器70のスイッチ部71と同様にオン状態に操作されている。
また、マイクロコンピュータ180においては、CPU181、ROM182、RAM183、入力I/F184、入出力I/F185、出力I/F186及びバスライン187が、CPU81、ROM82、RAM83、入力I/F84、入出力I/F85、出力I/F86及びバスライン87に対応する。
しかして、マイクロコンピュータ180は、入力I/F184にて、通信ケーブルLの通信線L1を介してマイクロコンピュータ80の出力I/F86に接続され、出力I/F186にて、通信ケーブルLの通信線L2を介してマイクロコンピュータ80の入力I/F84に接続されている。なお、通信ケーブルLは、両通信線L1、L2を被覆して形成されている。また、入出力I/F185は、リモコンRCを接続するためのインターフェースである。
また、当該マイクロコンピュータ180は、上記商用電源からの給電のもと、CPU181により、図4〜図7のフローチャートに従い、他の制御プログラム(以下、第2運転モード制御プログラムという)を実行するもので、当該マイクロコンピュータ180のROM182には、当該第2運転モード制御プログラムが、上述した図4〜図7のフローチャートに従うプログラムとして、予め記憶されている。
なお、本実施形態では、上述のごとく、第1及び第2の各運転モード制御プログラムが同一のフローチャートに従うように構成されていることから、図4〜図7のフローチャートが、第1及び第2の運転モード制御プログラムの各フローチャートとして記載されている。また、設定操作器170、マイクロコンピュータ180及び各駆動回路190〜190dは、ケーシング110内の回路基板(図示しない)に設けられている。
また、本実施形態では、給湯器D1において、給水管40、伝熱管50、出湯管60及び水絞り弁VW1からなる通水系統、並びにガスバーナ20、イグナイター22、熱交換器30、電動ファンFAN1、電磁比例弁PSV1からなる加熱系統が、本発明にいう給湯手段に対応する。また、給湯器D2において、給水管140、伝熱管150、出湯管160及び水絞り弁VW2からなる通水系統、並びにガスバーナ120、イグナイター122、熱交換器130、電動ファンFAN2、電磁比例弁PSV2からなる加熱系統が、本発明にいう給湯手段に対応する。
以上のように構成した本実施形態において、当該給湯システムは、その施行完了に伴い、上記商用電源からの給電のもと、作動状態におかれる。これに伴い、給湯器D1では、マイクロコンピュータ80が、CPU81により、ROM82に記憶済みの第1運転モード制御プログラムを、図4〜図7のフローチャートに従い実行し始める。一方、給湯器D2では、マイクロコンピュータ180が、CPU181により、ROM182に記憶済みの第2運転モード制御プログラムを、図4〜図7のフローチャートに従い実行し始める。
しかして、給湯器D1においては、上述のような第1運転モード制御プログラムの実行開始に伴い、マイクロコンピュータ80が、CPU81により、ステップ200(図4参照)にて、連結給湯運転モード設定か否かにつき判定する。現段階では、上述のごとく、給湯器D1の設定操作器70は、スイッチ部71にて、オン状態に操作されている。このことは、当該給湯システムでは、給湯器D1が、予め、連結給湯運転モードに設定されていることを意味する。
従って、ステップ200において、YESと判定され、次のステップ201において、水絞り弁の閉弁処理がなされる。ここでは、給湯器D1において、水絞り弁VW1が駆動回路90aにより閉弁される。このため、上記水供給源から給水管40への給水が遮断される。
一方、給湯器D2においては、上述のような第2運転モード制御プログラムの実行開始に伴い、マイクロコンピュータ180が、CPU181により、ステップ200(図4参照)にて、連結給湯運転モード設定か否かについて判定する。現段階では、上述のごとく、設定操作器170は、スイッチ部171にて、オン状態に操作されている。このことは、当該給湯システムでは、給湯器D2が、予め、連結給湯運転モードに設定されていることを意味する。
従って、上述した給湯器D1の場合と同様に、ステップ200におけるYESとの判定のもと、ステップ201における水絞り弁の閉弁処理でもって、給湯器D2の水絞り弁VW2が駆動回路190aにより閉弁される。このため、上記水供給源から給水管140への給水が遮断される。
以上のようにして第1及び第2の運転モード制御プログラムの両ステップ200、201の処理がなされた後は、当該第1及び第2の運転モード制御プログラムのうち、各ステップ220〜222、主給湯器側連結作動ルーチン330及び副給湯器側連結作動処理ルーチン400からなる連結給湯運転モード処理(本発明にいう連結運転制御手段に対応)が、ステップ210の処理を介して、それぞれ、以下のように繰り返される。
しかして、給湯器D1では、ステップ210において、連結給湯運転モード設定か否かが判定される。現段階では、上述のごとく、設定操作器70は、スイッチ部71にて、オン状態に操作されている。従って、当該ステップ210において、上述したステップ200での判定処理と同様に、YESと判定される。
一方、給湯器D2においても、上述のごとく、設定操作器170が、スイッチ部71にて、オン状態に操作されていることから、ステップ210においてYESと判定される。
これにより、両給湯器D1、D2において、第1及び第2の運転モード制御プログラムが、それぞれ、上述した連結給湯運転モード処理に移行する(図4参照)。
以上説明したように、当該給湯システムにおいては、両給湯器D1、D2に設けた各設定操作器70、170が、それぞれ、各スイッチ部71、171にて、両給湯器D1、D2を上記連結給湯運転モードに設定するように、予めオン状態に操作されている。そして、このような前提のもと、両給湯器D1、D2の各々において、連結給湯運転モード設定との判定が、独自になされ、上述のごとく連結給湯運転モード処理に移行する。
このように、本明細書の発明の解決課題にて述べたような特殊な回路構成に依存することなく、汎用性のあるディップスイッチからなる各設定操作器70、170という簡単な構成素子を採用するのみで、両給湯器D1、D2が共に上記連結給湯運転モードに容易に設定され得る。
ここで、各設定操作器70、170は、上述のように、給湯器の各種設定条件を設定するときに採用されるものを、2台の給湯器D1、D2の連結給湯運転モードの設定操作にも兼用するようにしたものである。従って、これらの設定操作器70、170を採用することによって、上述の連結給湯運転モードの設定がより一層便利になされ得る。
上述のように、第1及び第2の運転モード制御プログラムが上記連結給湯運転モード処理に移行した後は、給湯器D1では、第1運転モード制御プログラムのステップ220(図4参照)において、リモコンRCの接続か否かが判定される。なお、ステップ220は、本発明にいう接続判定手段に対応する。
ここでは、上述のごとく、リモコンRCが、接続ケーブルRC1にて、マイクロコンピュータ80の入出力I/F85に対し接続済みである。このため、この接続済みの状態が、マイクロコンピュータ80によりCPU81でもって認識され、ステップ220において、YESと判定される。
その結果、給湯器D1が、ステップ221において、主給湯器(以下、主給湯器D1ともいう)として指定される。このような指定後、第1運転モード制御プログラムは主給湯器側連結作動処理ルーチン300(図4〜図6参照)に移行する。
一方、給湯器D2においても、同様に、第2運転モード制御プログラムのステップ220(図4参照)において、リモコンRCの接続か否かが判定される。現段階では、リモコンRCが上述のごとくマイクロコンピュータ180には接続されていないことから、その旨が、マイクロコンピュータ180によりCPU181でもって認識され、ステップ220においてNOと判定される。
その結果、給湯器D2が、ステップ222において、副給湯器(以下、副給湯器D2ともいう)として指定される。このような指定後、第2運転モード制御プログラムは副給湯器側連結作動処理ルーチン400(図4及び図7参照)に移行する。なお、各ステップ221、222が、本発明にいう指定手段に対応する。
以下、主給湯器D1における主給湯器側連結作動処理ルーチン300及び副給湯器D2における副給湯器側連結作動処理ルーチン400について、相互の通信関係を考慮しながら、説明する。
まず、主給湯器D1では、主給湯器側連結作動処理ルーチン300のステップ301(図5参照)において、ポーリング処理がなされる。ここでは、ポーリング信号がマイクロコンピュータ80によりCPU81にて発生されて出力I/F86及び通信線L1を介し副給湯器D2のマイクロコンピュータ180に送信される。
また、ステップ301の処理後、ステップ302において、水絞り弁の開弁処理がなされる。これに伴い、水絞り弁VW1が駆動回路90aにより開弁される。従って、上記水供給源からの水が、給水管140の基端部141を介し給水管40内に供給される。
一方、副給湯器D2では、副給湯器側連結作動処理ルーチン400のステップ410(図7参照)において、マイクロコンピュータ80からのポーリング信号の受信の有無が判定される。
しかして、現段階において、上述のように通信線L1を介し送信されたポーリング信号が、マイクロコンピュータ180により、CPU181でもって、入力I/F184を介し受信されていれば、ステップ410においてYESと判定される。すると、ステップ411において、ポーリング信号の受信応答処理がなされる。これに伴い、上述のポーリング信号を受信した旨の応答信号が、マイクロコンピュータ180によりCPU181でもって発生されて、出力I/F186及び通信線L2を介しマイクロコンピュータ80に送信される。
上述のように、主給湯器D1において、主給湯器側連結作動処理ルーチン300のステップ302(図5参照)における処理がなされた後は、ステップ310において、副給湯器D2の応答の有無が判定される。
現段階において、上述のように通信線L2を介し送信されたポーリング信号を受信した旨の応答信号が、マイクロコンピュータ80により、CPU81でもって、入力I/F84を介し受信されていれば、ステップ310においてYESと判定される。このことは、主給湯器D1において、上記ポーリング信号の副給湯器D2による受信が確認されたことを意味する。
これに伴い、次のステップ311において、給湯スイッチデータ送信処理がなされる。ここで、リモコンRCの給湯スイッチがオン操作或いはオフ操作されておれば、当該オン操作或いはオフ操作が、給湯スイッチデータとして、リモコンRCから接続ケーブルRC1を介しマイクロコンピュータ80のCPU81に入出力I/F85を通して入力される。すると、当該給湯スイッチデータは、CPU81により、出力I/F86及び通信線L1を通してマイクロコンピュータ180に送信される。
ついで、ステップ312において、設定温データ送信処理がなされる。ここでは、リモコンRCにおいてその温度設定スイッチの操作により設定温が設定されていれば、当該設定温が、設定温データとして、上記給湯スイッチデータと同様にしてマイクロコンピュータ180に送信される。
一方、副給湯器D2において、上述のように、副給湯器側連結作動処理ルーチン400のステップ411の処理がなされた後は、ステップ430において、給湯スイッチデータの受信か否かが判定される。
ここで、上述のように通信線L1を通して送信された上記給湯スイッチデータがマイクロコンピュータ180によりCPU181にて入力I/F184を介し受信されておれば、当該ステップ430においてYESと判定される。
これに伴い、ステップ431において、給湯又は非給湯への設定処理がなされる。即ち、上記給湯スイッチデータが上記給湯スイッチのオン操作を表せば、副給湯器D2が給湯状態に設定処理される。一方、上記給湯スイッチデータが上記給湯スイッチのオフ操作を表せば、副給湯器D2が非給湯状態に設定処理される。
このステップ431における処理後或いはステップ430におけるNOとの判定後、ステップ440において設定温データの受信の有無が判定される。現段階において、上述のように通信線L1を通して送信された設定温データがマイクロコンピュータ180によりCPU181にて入力I/F184を介し受信されていれば、ステップ440にて、YESと判定される。すると、ステップ441において設定温の設定処理がなされる。これに伴い、副給湯器D2の設定温が上記設定温データに基づき設定される。
主給湯器D1において、上述のごとく、主給湯器側連結作動処理ルーチン300のステップ312での処理が終了した後は、ステップ330において給湯スイッチのオンか否かが判定される。
ここで、上記給湯スイッチデータが給湯スイッチのオン操作を表せば、ステップ330において、YESと判定される。ついで、ステップ340において給水量の有無が判定される。現段階において、主給湯器D1の給水量センサWFS1により検出される給水管40内の給水量が零でなければ、ステップ340においてYESと判定され、次のステップ341において給湯燃焼制御処理がなされる。
この給湯燃焼制御処理に伴い、主給湯器D1では、給水量センサWFS1、給水温センサWTS1及び出湯温センサHTS1の各検出出力のもと、上記ガス供給源から元電磁弁V1、電磁比例弁PSV1及び主電磁弁MV1を通して供給される燃料ガスが、電動ファンFAN1により供給される外気と共にガスバーナ20において混合されて、混合気として形成され、イグナイター22の点火のもと、ガスバーナ20により燃焼される。これにより、伝熱管50内の水が、熱交換器30との熱交換作用と相俟って、加熱されて湯として生成される。このように生成された湯は、上記出湯栓の開のもとに給湯される。
上述のようにステップ341の処理がなされた後或いはステップ340においてNOと判定された後、ステップ342(図6参照)において、両給湯器の総給水量算出処理がなされる。ここで、マイクロコンピュータ80が、CPU81により、通信線L1を介して、マイクロコンピュータ180に対し、給水量データの要求指令を送信すると、当該マイクロコンピュータ180が、CPU181により、給水量センサWFS2の検出給水量をデータとして通信線L2を介しマイクロコンピュータ80に送信する。これにより、ステップ342において、給水量センサWFS1の検出給水量及び給水量センサWFS2の検出給水量の和が総給水量として算出される。
然る後、ステップ350において、主給湯器の能力超過か否かが判定される。現段階において、湯の使用量が主給湯器D1の給湯可能量に達しておらず、ステップ342における総給水量が主給湯器D1の能力を超過していなければ、ステップ350における判定がNOとなり、ステップ351において、副給湯器側水絞り弁の閉弁指示処理がなされる。これに伴い、水絞り弁VW2の閉弁指示データがマイクロコンピュータ80によりCPU81でもって通信線L1を介しマイクロコンピュータ180に送信される。
一方、上記湯の使用量が主給湯器D1の給湯可能量を超えているために、ステップ342における総給水量が主給湯器D1の能力を超過していれば、ステップ350における判定がYESとなる。
ステップ350におけるYESとの判定後、ステップ352において、副給湯器側水絞り弁の開弁指示処理がなされる。すると、水絞り弁VW2の開弁指示データがマイクロコンピュータ80によりCPU81でもって通信線L1を介しマイクロコンピュータ180に送信される。なお、ステップ351或いは352の処理後、第1運転制御モードプログラムは、エンドステップ353を介し、ステップ210(図4参照)に戻る。
一方、副給湯器D2において、副給湯器側連結作動処理ルーチン400のステップ441にて上述のように処理された後或いはステップ440におけるNOとの判定処理がなされると、ステップ450において、副給湯器側水絞り弁に対する指示データの受信の有無が判定される。
現段階において、ステップ351における副給湯器側水絞り弁の閉弁指示データ或いはステップ352における副給湯器側水絞り弁の開弁指示データが受信されていれば、ステップ450においてYESと判定される。
これに伴い、ステップ451において、副給湯器側水絞り弁の開弁或いは閉弁の処理がなされる。しかして、ステップ351における副給湯器側水絞り弁の閉弁指示データが受信されておれば、水絞り弁VW2が駆動回路190aにより閉弁される。このことは、上述したように主給湯器D1の能力超過でないことから、副給湯器D2による給湯を行うことなく、主給湯器D1のみで給湯を行うようにすることを意味する。
一方、ステップ352における副給湯器側水絞り弁の開弁指示データが受信されておれば、水絞り弁VW2が駆動回路190aにより開弁される。従って、上記水供給源からの水が給水管140に供給される。このことは、上述したように主給湯器D1の能力超過であることから、副給湯器D2による給湯を、主給湯器D1による給湯に併せて行うようにすることを意味する。
しかして、ステップ451の処理の後、ステップ460において、給湯要か否かが判定される。ここで、ステップ431において給湯状態への設定処理がなされている場合には、給湯要であることから、ステップ460においてYESと判定される。
ついで、ステップ470において、給水量の有無が判定される。現段階において、給水量センサWFS2により検出される給水管140内の給水量が零でなければ、ステップ470における判定がYESとなる。
すると、ステップ471において、給湯燃焼制御処理がなされる。これに伴い、副給湯器D2では、給水量センサWFS2、給水温センサWTS2及び出湯温センサHTS2の各検出出力のもと、上記ガス供給源から元電磁弁V2、電磁比例弁PSV2及び主電磁弁MV2を通して供給される燃料ガスが、電動ファンFAN2により供給される外気と共にガスバーナ120において混合されて、混合気として形成され、イグナイター122の点火のもと、ガスバーナ120により燃焼される。これにより、伝熱管150内の水が、熱交換器130との熱交換作用と相俟って、加熱されて湯として生成され、上記出湯栓の開のもとに給湯される。
なお、ステップ471の処理の後或いは両ステップ460、470のいずれかにおけるNOとの判定の後には第2運転モード制御プログラムは、エンドステップ472を介しステップ210(図4参照)に戻る。
以上の作動説明において、主給湯器D1では、主給湯器側連結作動処理ルーチン300が、上述したごとく、ステップ310に進んだとき、上述のポーリング信号を受信した旨の応答信号が、マイクロコンピュータ80のCPU81によって未だ受信されていなければ、NOと判定される。
このような判定後、上述のポーリング信号を受信した旨の応答信号に対する応答待ち時間が経過すれば、ステップ320において、YESと判定される。すると、ステップ321において、給湯器連結エラー表示処理がなされる。
ここでは、連結作動エラー表示データが作成されてマイクロコンピュータ80からリモコンRCに接続ケーブルRC1を通して出力される。これに伴い、リモコンRCは、その表示パネルに上記表示データを表示する。これにより、作業者は、当該給湯システムにおける両給湯器D1、D2の連結運転が失敗した旨視認し得る。
また、主給湯器D1において、ステップ321の処理或いはステップ320におけるNOとの判定がなされた場合には、ステップ330において、給湯スイッチのオンの有無が判定される。ここで、上記給湯スイッチデータが給湯スイッチのオフ操作を表せば、NOと判定され、第1運転モード制御プログラムがエンドステップ331を介しステップ210(図4参照)に戻る。
一方、副給湯器D2において、副給湯器側連結作動処理ルーチン400が上述のごとくステップ410に達したとき、上述のポーリング信号がマイクロコンピュータ180のCPU181により未だ受信されていなければ、当該ステップ410においてNOと判定され、ステップ420において、ポーリング信号待ち時間の経過か否かが判定される。
しかして、ステップ420における判定がYESになると、ステップ421において水絞り弁の閉弁処理がなされる。これに伴い、副給湯器D2において水絞り弁VW2が駆動回路190aにより閉弁される。このため、上記水供給源から給水管140への水の供給が遮断される。なお、ステップ421の処理後、或いはステップ420におけるNOとの判定後、第2運転モード制御プログラムは、エンドステップ422を介しステップ210(図4参照)に戻る。
以上説明したように、両給湯器D1、D2の連結給湯運転モードでは、リモコンRCのマイクロコンピュータ80との接続に対する認識に基づき、給湯器D1が主給湯器として指定され、給湯器D2が副給湯器として指定される。従って、上述した連結給湯運転モードの設定の判定と相俟って、リモコンRCとの接続の認識に基づき、連結給湯運転モードにおいて主体的な役割を果たす給湯器及びこれに従属する給湯器が確実に指定され得る。
その結果、このような指定のもと、上述した連結給湯運転モードにおける給湯が、主給湯器としての給湯器D1及び副給湯器としての給湯器D2でもって、両通信線L1、L2を介する相互通信のもと、適正に実現され得る。
ここで、当該給湯システムでは、上述したごとく、連結給湯運転モードの設定の有無の判定にあたり、汎用性のある各設定操作器70、170をそれぞれ各給湯器D1、D2に設け、かつ、図4〜図7のフローチャートで共に特定される第1及び第2の連結給湯運転モード制御プログラムを各給湯器D1、D2において採用する。また、通信線L1、L2が、上述のごとく、両給湯器D1、D2の間の相互通信線としての役割を果たす。
このことは、両給湯器D1、D2が、本明細書の発明の解決課題にて述べたような専用の給湯器や回路構成を必要とすることなく、上述のような設定操作器及び通信線という簡単な回路構成のもとに、同様の構成の汎用性のある給湯器として提供され得ることを意味する。
従って、例えば、初期の施工の際に給湯器D1のみを採用し、その後、給湯器を2台に増設するにあたり給湯器D2を採用することで、当該給湯システムの構築がなされる場合であっても、上述のごとく、両給湯器D1、D2が、上述のごとく、同様の構成の汎用性のある給湯器であるから、給湯器やその電気制御回路の交換を必要とすることがなく、経済的である。
その結果、上述のような両給湯器D1、D2を用いれば、当該給湯システムの構築が非常に容易にかつ経済的になされ得るのは勿論のこと、当該給湯システムの管理費が大幅に低減され得る。
次に、当該給湯システムが単独給湯運転モードにおかれる場合について説明する。各給湯器D1、D2において、各設定操作器70、170の各スイッチ部71、171が、上述とは異なり、オフ状態に操作されている場合には、第1及び第2の運転モード制御プログラムのステップ200(図4参照)においてNOと判定され、ステップ202において、水絞り弁の開弁処理がなされる。これに伴い、各水絞り弁VW1、VW2が各駆動回路90a、190aにより開弁される。これにより、上記水供給源の水が各給水管40、140に供給される。
上述のように、両ステップ200、202の処理がなされた後は、第1及び第2の運転モード制御プログラムのうち、ステップ210及び単独作動処理ルーチン500を通る処理が以下のようにそれぞれ繰り返される。なお、単独作動処理ルーチン500が本発明の単独運転制御手段に対応する。
即ち、両給湯器D1、D2において、第1及び第2の運転モード制御プログラムでは、各ステップ210において、各設定操作器70、170の各スイッチ部71、171が上述のごとくオフ状態に操作されていることから、YESと判定され、各単独作動処理ルーチン500において、両給湯器D1、D2の各単独給湯運転モードに適した給湯制御がなされる。
なお、本発明の実施にあたり、上記実施形態に限ることなく、次のような種々の変形例が挙げられる。
(1)上記実施形態において、両給湯器による給湯にあたり、当該両給湯器による各給湯を所定のローテーション条件に従い交互に行うようにしてもよい。ここで、両給湯器のうち主給湯状態にある給湯器の給湯時間をデータとして不揮発性メモリに記憶しておくことで、この不揮発性メモリの記憶データを参照して、上記所定のローテーション条件のもと、両給湯器の給湯にローテーションを課すようにしてもよい。
(2)上記実施形態において、リモコンRCは、給湯器D1のマイクロコンピュータ80に代えて給湯器D2のマイクロコンピュータ180に接続するようにしてもよい。これによれば、給湯器D2が、主給湯器として指定され、給湯器D1が副給湯器として指定される。
(3)設定操作器70或いは170は、その各スイッチ部の固定接点にて、上記実施形態とは異なり、直流電源の正側端子に接続されていてもよい。
(4)設定操作器70のスイッチ部71或いは170のスイッチ部171は、上記実施形態とは異なり、両給湯器D1、D2の連結給湯運転モードを設定するとき、オフ状態に操作され、両給湯器D1、D2のいずれかの単独給湯運転モードを設定するとき、オン状態に操作されるようにしてもよい。
(5)設定操作器70或いは170は、ディップスイッチに限ることなく、当該ディップスイッチと同様の構成及び機能を有する汎用性のあるスイッチであればよい。
(6)本発明は、上記実施形態にて述べた2台の給湯器D1、D2に限ることなく、少なくとも2台の給湯器を有する給湯システムに適用してもよい。
この場合、上記少なくとも2台の給湯器の各マイクロコンピュータは、互いに、各通信ケーブルLを介し、上記実施形態にて述べたと同様に接続される。
(7)本発明は、一般家庭、コインランドリー、病院その他各種の施設の給湯システムに適用するようにしてもよい。
本発明に係る給湯システムの一実施形態を示す部分破断正面図である。 リモコンが接続された給湯器の電気制御回路を示すブロック図である。 リモコンが接続されていない給湯器の電気制御回路を示すブロック図である。 図2及び図3にて示す各マイクロコンピュータの作動を示すフローチャートである。 図4の主給湯器側連結作動処理ルーチンを示す詳細なフローチャートの前段部である。 図4の主給湯器側連結作動処理ルーチンを示す詳細なフローチャートの後段部である。 図4の副給湯器側連結作動処理ルーチンを示す詳細なフローチャートである。
符号の説明
D1、D2…給湯器、FAN1、FAN2…電動ファン、
HTS1、HTS2…出湯温センサ、MV1、MV2…主電磁弁、
PSV1、PSV2…電磁比例弁、VW1、VW2…水絞り弁、
V1、V2…元電磁弁、WFS1、WFS2…給水量センサ、
WTS1、WTS2…給水温センサ、RC…リモコン、20、120…ガスバーナ、
22、122…イグナイター、30、130…熱交換器、
70、170…設定操作器、80、180…マイクロコンピュータ、
81、181…CPU、84、184…入力I/F、85、185…入出力I/F、
86、186…出力I/F。


Claims (3)

  1. 通水系統に供給される水を燃料ガスの燃焼に応じ加熱して給湯する給湯手段と、この給湯手段による給湯に関連する種々の設定操作を行う設定操作手段と、この設定操作手段の設定操作に基づき前記給湯手段を運転制御する運転制御手段とをそれぞれ有する少なくとも2台の給湯器を備え、
    前記各運転制御手段は、通信手段を介し相互に接続されて、当該通信手段を介する相互通信のもとに、前記運転制御を行うようにした給湯システムにおいて、
    前記通信手段は、前記各運転制御手段を相互に接続する各通信線であり、
    前記少なくとも2台の給湯器の運転制御手段毎に、当該運転制御手段は、その対応の給湯器を単独給湯運転モードにおくように運転制御する単独運転制御手段と、前記対応の給湯器を他の給湯器との連結給湯運転モードにおくように前記各通信線を介する相互通信のもとに連結運転制御する連結運転制御手段とを備え、
    前記少なくとも2台の給湯器の設定操作手段毎に、当該設定操作手段は、その対応の給湯器の単独給湯運転モードと前記他の給湯器との間の連結給湯運転モードとを切り換える切り換え手段を兼ねるようにしたことを特徴とする給湯システム。
  2. 遠隔操作するためのリモートコントローラを備え、
    前記少なくとも2台の給湯器の連結運転制御手段毎に、当該連結運転制御手段は、前記リモートコントローラとの接続の有無を判定する接続判定手段と、この接続判定手段により前記リモートコントローラとの接続と判定されたとき前記連結運転制御手段を有する給湯器を主給湯器として指定し、前記接続判定手段により前記リモートコントローラとの接続とは判定されないとき前記連結運転制御手段を有する給湯器を副給湯器として指定する指定手段とを備えており、
    前記少なくとも2台の給湯器のうち、前記主給湯器として指定された給湯器の連結運転制御手段は、前記各通信線を介する相互通信のもとに、前記連結運転制御を、他の給湯器の連結運転制御手段に対し主体的に行い、前記副給湯器として指定された給湯器の連結運転制御手段は、前記各通信線を介する相互通信のもとに、前記連結運転制御を、他の給湯器の連結運転制御手段に対し従属的に行うことを特徴とする請求項1に記載の給湯システム。
  3. 前記少なくとも2台の給湯器の各設定操作手段は、それぞれ、ディップスイッチであることを特徴とする請求項1または2に記載の給湯システム。

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