JP4037805B2 - 制御ユニット間のデータ移動方法 - Google Patents

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Description

本発明は、装置に取り付けられ、該装置の制御を行なう際に必要となるデータを不揮発性のメモリに保持する制御ユニットを交換する際に、該データを旧制御ユニットから新制御ユニットに移動する方法に関する。
近年、例えば石油やガス等をエネルギー源とする給湯器において、不揮発性メモリであるEEPROMを使用して、制御用データのバックアップを行うようにしたものが知られている。そして、給湯器の安全性向上のため、EEPROMを使用して装置の寿命データの管理を行うことの必要性が検討され始めている。一般にEEPROMは、CPUやRAM等の電子部品と同一の制御基板上に実装され、制御用データや寿命データをEEPROMに保持することで、停電発生時にこれらのデータが失われて停電復帰時に給湯器の動作が異常となったり、寿命データがクリアされないようにしていた。
しかしながら、上記のような構成では、給湯器の保守等のために前記制御基板を交換すると、EEPROMも同時に交換されてしまうため、制御データや寿命データが承継されないという不都合があった。
そこで、制御基板を交換したときに、給湯器から取り外された制御基板(旧制御基板)と新たに取り付けられた制御基板(新制御基板)とを通信ケーブルを介して接続し、旧基板のEEPROMに記憶された制御データや寿命データを新制御基板に転送して、新制御基板のEEPROMに書き込む方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、このように給湯器に組み込まれる制御基板は、給湯器から電源供給を受ける仕様となっている。そのため、給湯器から取り外された旧制御基板を作動させるためには、給湯器から別途電源ケーブルを引き出して旧制御基板に接続する作業を行って旧制御基板に電源を供給する必要がある。
そして、制御基板に備えられる電源ケーブル接続用のコネクタの仕様は、ガス給湯器の機種により異なる場合が多いため、制御基板の交換を行う作業者は、予め制御基板を交換する給湯器の仕様に応じたコネクタを用意した上で、旧制御基板に電源を供給するという面倒な作業を行わなければならなかった。
特開平11−287516号公報
本発明は上記背景を鑑みてなされたものであり、制御ユニットの交換時に、旧制御ユニットの不揮発性メモリに記憶されたデータを新制御ユニットの不揮発性メモリに移動させる際の作業効率を向上させる方法を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、本発明の第1の態様は、データの読み出しと書き込みが可能な不揮発性メモリと、通信ポートと、該不揮発性メモリ内のデータを読み出して該通信ポートを介して外部に出力し、また、該通信ポートを介して外部から入力したデータを該不揮発性メモリに書き込むデータ移動手段とを有する制御ユニットを備えた装置において、該制御ユニットを交換したときに交換前の旧制御ユニットの不揮発性メモリに記憶されたデータを交換後の新制御ユニットに移動させる方法の改良に関する。
そして、前記制御ユニットは、前記装置に取り付けられたときに前記装置から供給される電力から該制御ユニットの作動用電力を得る第1の電源手段と、該第1の電源手段により得られた電力を前記通信ポートに出力する電力出力手段と、前記通信ポートに供給される電力から該制御ユニットの作動用電力を得る第2の電源手段とを備え、前記装置から取り外した旧制御ユニットの前記通信ポートと、前記装置に新たに取り付けた新制御ユニットの前記通信ポートとを通信ケーブルを介して接続し、新制御ユニットを前記第1の電源手段により得た電力によって作動可能な状態にすると共に、旧制御ユニットを前記第2の電源手段により得た電力によって作動可能な状態にする第1の工程と、該第1の工程に続いて、旧制御ユニットの前記データ移動手段が、旧制御ユニットの不揮発性メモリに保存されたデータを読み出して、該データを通信ケーブルを介して新制御ユニットのデータ移動手段に送信し、新制御ユニットのデータ移動手段が旧制御ユニットのデータ移動手段から送信された該データを受信して新制御ユニットの不揮発性メモリに書込む第2の工程とからなることを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記装置に取り付けられた新制御ユニットと前記装置から取り外された旧制御ユニットとを通信ケーブルで接続することにより、新制御ユニットから該通信ケーブルを介して旧制御ユニットの前記第2の電源手段に電力が供給され、前記第2の電源手段により旧制御ユニットの作動用電力が確保される。そのため、前記制御ユニットの交換を行う作業者は、前記第1の工程において、新制御ユニットと旧制御ユニットとを通信ケーブルで接続するという簡易な作業により、旧制御基板を作動可能な状態とすることができ、これにより、制御ユニットの交換作業の効率を向上させることができる。
さらに、本発明によれば、前記第1の工程が終了したときに、各制御ユニットは、自身が新制御ユニットであるか旧制御ユニットであるかを判断することができない。そこで、本発明により、前記データ移動開始スイッチが操作された制御ユニットを新制御ユニットとして前記第2の工程を実行することによって、作業者は、新制御ユニットの前記データ移動開始スイッチを操作することによって、旧制御ユニットから新制御ユニットの方向にデータを移動させることができる。
そして、本発明の第1の態様は、前記装置は閉回路部品を備えて、前記制御ユニットが前記装置に取り付けられたときに該閉回路部品が前記制御ユニットと接続され、前記制御ユニットは、前記データ移動手段に対して前記不揮発メモリに保持されたデータの移動開始を指示するデータ移動開始スイッチと、前記閉回路部品の断線を検知する断線検知手段とを備え、前記第1の工程の終了後、いずれかの制御ユニットの前記データ移動開始スイッチが操作されたときに、該制御ユニットの前記データ移動手段は、該制御ユニットの前記断線検知手段により前記閉回路部品の断線が検知されるか否かを判断し、該断線検知手段により前記閉回路部品の断線が検知されなかったときは前記第2の工程を実行し、該断線検知手段により前記閉回路部品の断線が検知されたときには前記第2の工程の実行を禁止することを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記装置に取り付けられた新制御基板には前記閉回路部品が接続されるので、新制御基板に備えられた前記断線検知手段により前記閉回路部品の断線は検知されない。一方、前記装置から取り外された旧制御基板には前記閉回路部品が接続されないので、旧制御基板に備えられた前記断線検知手段により前記閉回路部品の断線が検知される。
そのため、前記断線検知手段により前記閉回路部品の断線が検知されるか否かを判断することによって、前記データ移動開始スイッチが操作された制御ユニットが新制御ユニットであるか旧制御ユニットであるかを認識することができる。そこで、前記データ移動開始スイッチが操作されたときに、前記断線検知手段により前記閉回路部品の断線が検知されたとき、すなわち、旧制御ユニットの前記データ移動開始スイッチが操作されたときには、前記第2の工程の実行を禁止することによって、新制御ユニットから旧制御ユニットに誤ってデータが転送されることを防止することができる。
また、本発明の第2の態様は、前記制御ユニットは、前記データ移動手段に対して前記不揮発性メモリに保持されたデータの移動開始を指示するデータ移動開始スイッチを備え、前記不揮発性メモリに記憶されたデータには、該不揮発性メモリが備えられた制御ユニットの総稼動時間のデータが含まれ、前記第1の工程の終了後、いずれかの制御ユニットの前記データ移動開始スイッチが操作されたときに、該制御ユニットの前記データ移動手段は、他の制御ユニットの不揮発性メモリに記憶された前記総稼動時間のデータを読込んで、自身が備えられた制御ユニットの不揮発性メモリに記憶された総稼動時間のデータと比較し、他の制御ユニットの総稼動時間が、自身が備えられた制御ユニットの総稼動時間以上であったときは前記第2の工程を実行し、他の制御ユニットの総稼動時間が、自身が備えられた制御ユニットの総稼動時間未満であったときには前記第2の工程の実行を禁止することを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記装置から取り外された旧制御基板の総稼動時間は、前記装置に新たに取り付けられた新制御基板の総稼動時間よりも当然に長くなる。そのため、前記データ移動開始スイッチが操作された制御ユニットの総稼動時間が他の制御ユニットの総稼動時間よりも長かったときは、旧制御ユニットの前記データ移動開始スイッチが操作されたものと判断することができる。そこで、この場合は前記第2の工程の実行を禁止することによって、新制御ユニットから旧制御ユニットに誤ってデータが転送されることを防止することができる。
また、前記装置は閉回路部品を備えて、前記制御ユニットを前記装置に取り付けたときに該閉回路部品が前記制御ユニットと接続され、前記制御ユニットは前記閉回路部品の断線を検知する断線検知手段を有し、前記通信ケーブルの一方の接続端子は前記制御ユニットの前記通信ポートと接続されたときに接続完了信号を該制御ユニットの前記データ移動手段に出力する機能を有し、前記第1の工程の終了後、いずれかの制御ユニットの前記データ移動手段が前記接続完了信号を入力したときに、該制御ユニットの前記データ移動手段は、該制御ユニットの前記断線検知手段により前記閉回路部品の断線が検知されるか否かを判断し、前記断線検知手段により前記閉回路部品の断線が検知されなかったときは前記第2の工程を実行し、該断線検知手段により前記閉回路部品の断線が検知されたときには前記第2の工程の実行を禁止することを特徴とする。
かかる本発明によれば、上述したように、前記断線検知手段により前記閉回路部品の断線が検知されるか否かを判断することによって、前記データ移動手段に前記接続完了信号が入力された制御ユニットが新制御ユニットであるか旧制御ユニットであるかを認識することができる。そこで、前記データ移動手段に前記接続完了信号が入力されたときに、前記断線検知手段により前記閉回路部品の断線が検知されたとき、すなわち、旧制御ユニットの前記通信ポートに前記通信ケーブルの前記接続完了信号を前記データ移動手段に出力する機能を有する側が接続されたときには、前記第2の工程の実行を禁止することによって、新制御ユニットから旧制御ユニットに誤ってデータが転送されることを防止することができる。
また、前記通信ケーブルの一方の接続端子は前記制御ユニットの前記通信ポートと接続されたときに接続完了信号を該制御ユニットの前記データ移動手段に出力する機能を有し、前記不揮発性メモリに記憶されたデータには、該不揮発性メモリが備えられた制御ユニットの総稼動時間のデータが含まれ、前記第1の工程の終了後、いずれかの制御ユニットの前記データ移動手段が前記接続完了信号を入力したときに、該制御ユニットの前記データ移動手段は、他の制御ユニットの不揮発性メモリに記憶された前記総稼動時間のデータを読込んで、自身が備えられた制御ユニットの不揮発性メモリに記憶された総稼動時間のデータと比較し、他の制御ユニットの総稼動時間が、自身が備えられた制御ユニットの総稼動時間以上であったときは前記第2の工程を実行し、他の制御ユニットの総稼動時間が、自身が備えられた制御ユニットの総稼動時間未満であったときには前記第2の工程の実行を禁止することを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記装置から取り外された旧制御基板の総稼動時間は、前記装置に新たに取り付けられた新制御基板の総稼動時間よりも当然に長くなる。そのため、前記データ移動手段に前記接続完了信号が入力された制御ユニットの総稼動時間が他の制御ユニットの総稼動時間よりも長かったときは、旧制御ユニットの前記データ移動開始スイッチが操作されたものと判断することができ、この場合は前記第2の工程の実行を禁止することによって、新制御ユニットから旧制御ユニットに誤ってデータが転送されることを防止することができる。
本発明の実施の形態について、図1から図4を参照して説明する。図1は、本発明の装置に相当するガス給湯器の構成図、図2〜図4は図1に示したガス給湯器に備えられた制御ユニットの構成図である。
図1を参照して、ガス給湯器1には、熱交換器2、熱交換器2を加熱するバーナ3、熱交換器2を通って配管された通水管4、通水管4に流れる水の量を熱交換器2の上流で検出する流量センサ5、熱交換器2の下流側で通水管4を流れる水の温度を検出する温度センサ6、バーナ3に燃料ガスを供給するガス供給管7、ガス供給管7に上流側から順に設けられた開閉電磁弁8及びガス比例弁9、バーナ3に燃焼用空気を送風する燃焼ファン10、燃焼ファン10を駆動するファンモータ11、燃焼ファン10の回転数を検出する回転数センサ12、燃焼ファン10からバーナ3への風量を検出する風量センサ13、目標給湯温度の設定スイッチ等が設けられたリモコン14、ガス給湯器1の作動を制御する制御ユニット15、バーナ3の点火を行うための点火電極16、及びバーナ3の燃焼状態を検出するフレームロッド17が備えられている。
バーナ3は、熱交換器2の下方で給湯器1内に形成された燃焼室18に収容され、燃焼室18は、ガス給湯器1の上部に設けられた排気口19と下部に設けられた給気口20とに連通している。そして、給気口20側に燃焼ファン10が設けられ、給気口20から燃焼室18に至る送風通路21に風量センサ13が配置されている。なお、通水管4の上流側は水道管(図示しない)に接続され、下流側は台所や浴室に設けられた給湯栓(図示しない)に接続されている。
ガス給湯器1に備えられた制御ユニット15は、EEPROM22(本発明の不揮発性メモリに相当する)を有し、EEPROM22には、給湯器1を制御する際に必要となる温度センサ6やフレームロッド17の検出値に対する補正値のデータ、及びガス給湯器1の稼動時間のデータ等が記憶される。そして、これにより、停電が生じてガス給湯器1への電力供給が遮断されても、前記補正値のデータや稼動時間のデータは消失せず、停電からの復帰後、制御ユニット15は正常にガス給湯器1を制御することができる。
しかし、ガス給湯器1の保守等のために制御ユニット15を交換するときには、取り外された旧制御ユニット15のEEPROM22に記憶されていたデータを、新たに取り付けた新制御ユニット15のEEPROM22に移動させる必要がある。そして、このようにEEPROM22に記憶されたデータを移動させることにより、新たに取り付けられた新制御ユニット15は、旧制御ユニット15からデータを承継して給湯器1を制御することができる。
先ず、図2を参照して、本発明の第1の実施の形態によるEEPROM22に記憶されたデータの移動方法を説明する。
図2を参照して、15aは給湯器1に新たに取り付けられた新制御ユニットであり、15bは給湯器から取り外された旧制御ユニットである。制御ユニット15を交換する作業者は、先ず、第1の工程として、給湯器1に取り付けられていた旧制御ユニット15bを取り外して、新制御ユニット15aを給湯器1に新たに取り付け、新制御ユニット15aの通信ポート33と旧制御ユニット15bの通信ポート33とを通信ケーブル31で接続する。
各制御ユニット15a,15bには、EEPROM22、データ移動開始スイッチ34、データ移動手段35、交流電源40と電源ケーブル41を介して接続される電源ポート42、電源ポート42に供給される交流電力から直流電力を生成する電源回路43(本発明の第1の電源手段に相当する)、電源回路43から過剰電流が流れることを阻止する過電流保護回路44、電源回路43から出力される電力を通信ポート33に出力する(+)電源ライン45a及び(−)電源ライン45b(本発明の電力出力手段及び第2の電源手段に相当する)、及び通信ポート33から電源回路43に電流が流れ込むことを阻止する逆流防止回路46が備えられている。
図2に示したように新制御ユニット15aと旧制御ユニット15bとが通信ケーブル31を介して接続された場合、新制御ユニット15aは、電源回路43により生成される直流電力によって作動する。一方、旧制御ユニット15bの通信ポート33には、新制御ユニット15aの電源回路43で生成された直流電力が、電源ライン45a,45b及び通信ケーブル31を介して供給される。
この場合、旧制御ユニット15bは、通信ポート33に供給される直流電力によって作動する。そのため、制御ユニット15a,15bの交換を行う作業者は、旧制御ユニット15bの電源ポート42に交流電力を供給するために電源ケーブル41を接続する必要がなく、新制御ユニット15aと旧制御ユニット15bとを通信ケーブル31で接続するという簡易な作業により、旧制御ユニット15bを作動可能な状態とすることができる。
次に、作業者は、第2の工程として、旧制御ユニット15bのEEPROM22に記憶されたデータを新制御ユニット15aのEEPROM22に移動させるための操作をする。ここで、上述した第1の工程の実行により、旧制御ユニット15bと新制御ユニット15aが作動を開始したときに、制御ユニット15a,15bは、自身が旧制御ユニット(給湯器1から取り外された制御ユニット)であるか新制御ユニット(給湯器1に新たに取り付けられた制御ユニット)であるかを認識することができない。
そこで、本第2の工程においては、作業者によりデータ移動開始スイッチ34が操作された制御ユニットを、新制御ユニットとしてデータの移動を行うようにしている。すなわち、データ移動開始スイッチ34が操作されなかった制御ユニットから、データ移動開始スイッチ34が操作された制御ユニットの方向にデータを移動するようにしている。
そして、この場合、作業者が新制御ユニット15aのデータ移動開始スイッチ34を操作したときは、旧制御ユニット15bから新制御ユニット15aにデータが移動される。それに対して、作業者が誤って旧制御ユニット15bのデータ移動開始スイッチ34を操作したときには、新制御ユニット15aから旧制御ユニット15bにデータが移動されてしまい、それまで旧制御ユニット15bのEEPROM22に記憶されていたデータが消失してしまう。
そこで、このようなデータ移動開始スイッチ34の誤操作がなされたときにデータの移動を禁止するため、各制御ユニット15a,15bのデータ移動手段35は、データ移動開始スイッチ34が操作されたときに、断線検知回路50により、各センサ(温度センサ6、回転数センサ12、フレームロッド17)の断線が検知されるか否かを確認する。
ここで、ガス給湯器1に新制御ユニット15aが取り付けられたときは、センサ用コネクタ51及びセンサ接続ケーブル52を介して各センサが断線検知回路50と接続される。そのため、断線検知回路50によりセンサの断線が検知されたときは、制御ユニットにセンサが接続されていない状態であるので、データ移動開始スイッチ34が操作された制御ユニットは旧制御ユニット15bであると判断することができる。そして、この場合は、データ移動手段35は、データの移動を禁止して旧制御ユニット15bのEEPROM22に記憶されたデータの消失を防止している。
一方、断線検知回路50によりセンサの断線が検知されないときには、制御ユニットに各センサが接続された状態であるので、データ移動開始スイッチ34が操作された制御ユニットは、自身が新制御ユニット15aであると判断することができる。そして、この場合は、データ移動手段35は、旧制御ユニット15bから新制御ユニットへのデータの移動を開始する。
ここで、データ移動手段35は、図示しないCPU、ROM、RAM等からなり、EEPROM22に記憶されたデータを読み出して通信ポート33に出力する機能と、通信ポート33から入力したデータをEEPROM22に書き込む機能と、各種の制御信号を通信ポート33を介して送受信する機能を有する。
また、データ移動開始スイッチ34はモーメンタリ型の押しボタンスイッチであり、一方の端子36がロジック高電位に接続され、他方の端子37が抵抗38を介してロジック低電位に接続されている。また、端子37はデータ移動手段35にも接続されている。データ移動スイッチ34が操作されていないときは、端子36,37間は遮断状態にあるので、データ移動手段35にはロジック低電位が入力されるが、作業者がデータ移動スイッチ34を操作すると、端子36,37間が導通し、データ移動手段35は作業者がデータ移動スイッチ34を操作したことを検知することができる。
作業者が新制御ユニット15aのデータ移動開始スイッチ34を操作すると、該操作を認識した新制御ユニット15aのデータ移動手段35は、通信ケーブル31を介して、旧制御ユニット15bのデータ移動手段35にデータ移動開始命令を送信する。該データ移動開始命令を受信した旧制御ユニット15bのデータ移動手段35は、EEPROM22に記憶されたデータを読み出して、該データを通信ケーブル31を介して新制御ユニット15aのデータ移動手段35に送信する。
そして、新制御ユニット15aのデータ移動手段35が、受信したデータを順次EEPROM22に書き込み、これにより、旧制御ユニット15bのEEPROM22に記憶されていたデータが新制御ユニット15aのEEPROM22に移動する。
なお、EEPROM22には、制御ユニット15a,15bの総稼動時間のデータが記憶される。そのため、データ移動開始スイッチ34が操作されたときに、データ移動開始スイッチ34が操作された制御ユニットのEEPROM22に記憶された総稼動時間のデータと、他の制御ユニットのEEPROM22に記憶された総稼動時間のデータとを比較することによって、データ移動開始スイッチ34が操作された制御ユニットは、自身が新制御ユニット15aであるか旧制御ユニット15bであるかを判断することができる。
すなわち、他の制御ユニットの総稼動時間が、データ移動開始スイッチ34が操作された制御ユニットの総稼動時間以上であったときは、データ移動開始スイッチ34が操作された制御ユニットは新制御ユニット15aであると判断できるため、前記第2の工程を問題なく実行することができる。
一方、他の制御ユニットの総稼動時間が、データ移動スイッチ34が操作された制御ユニットの総稼動時間未満であったときには、データ移動開始スイッチ34が操作された制御ユニットは旧制御ユニット15bであると判断できるため、前記第2の工程の実行を禁止すればよい。
次に、本発明の第2の実施の形態について、図3を参照して説明する。第2の実施の形態では、データ移動開始スイッチ34の代わりに、通信ケーブル50の一方のコネクタ51の接続端子に接続対象との接続状態を検出する機能を持たせている。また、15cがガス給湯器1に新たに取り付けられた新制御ユニットであり、15dがガス給湯器1から取り外された旧制御ユニットである。なお、図2に示した新制御ユニット15a及び旧制御ユニット15bと同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図3を参照して、通信ケーブル60の一方のコネクタ61の接続端子62と63は短絡されている。そして、制御ユニット15c,15dの接続端子62に接続される配線はロジック高電位に接続され、接続端子63に接続される配線は抵抗44を介してロジック低電位に接続されると共にデータ移動手段35と接続されている。
そのため、通信ケーブル60のコネクタ61が接続されていない制御ユニット(図3では旧制御ユニット15c)のデータ移動手段35には、ロジック低電位が入力される。一方、通信ケーブル60のコネクタ61が接続された制御ユニット(図3では新制御ユニット15c)のデータ移動手段35には、ロジック高電位が入力される。
そして、図3に示した構成においては、コネクタ61が接続された制御ユニットを新制御ユニットとして、第2の工程によるデータの移動を行なうようにしている。すなわち、コネクタ61が接続されなかった制御ユニットから、コネクタ61が接続された制御ユニットの方向にデータを移動するようにしている。
そして、この場合、第1の工程において、作業者が新制御ユニット15cに通信ケーブル31のコネクタ61を接続したときは、第2の工程により、旧制御ユニット15dから新制御ユニット15cにデータが移動される。それに対して、第1の工程において、作業者が誤って旧制御ユニット15dに通信ケーブル60のコネクタ61を接続したときには、第2の工程により、新制御ユニット15cから旧制御ユニット15dにデータが移動されてしまい、それまで旧制御ユニット15dのEEPROM22に記憶されていたデータが消失してしまう。
そこで、第1の工程において、このような通信ケーブル60の誤接続がなされたときに、第2の工程が実行されることを禁止するため、各制御ユニット15c,15dのデータ移動手段35は、上述した第1の実施の形態と同様に、コネクタ61が接続されたときに、断線検知回路50により、各センサ(温度センサ6、回転数センサ12、フレームロッド17)の断線が検知されるか否かを確認する。
そして、断線検知回路50によりセンサの断線が検知されたときは、データ移動手段35は、第2の工程の実行を禁止して、旧制御ユニット15bのEEPROM22に記憶されたデータが消失することを防止している。
なお、本第2の実施の形態においても、上述した第1の実施の形態と同様に、コネクタ61が接続されたときに、データ移動開始スイッチ34が操作された制御ユニットのEEPROM22に記憶された総稼動時間のデータと、他の制御ユニットのEEPROM22に記憶された総稼動時間のデータとを比較することによって、データ移動開始スイッチ34が操作された制御ユニットは、自身が新制御ユニット15aであるか旧制御ユニット15bであるかを判断することができる。そして、その判断結果に応じて、前記第2の工程の実行の可否を決定してもよい。
次に、本発明の第3の実施の形態について、図4を参照して説明する。図4に示した制御ユニット15e,15fは、EEPROM22のデータを外部に出力する第1の通信ポート71と外部からデータを入力する第2の通信ポート72とを備えている。また、15eがガス給湯器1に新たに取り付けられた新制御ユニットであり、15fがガス給湯器1から取外された旧制御ユニットである。なお、図2に示した新制御ユニット15a及び15bと同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
制御ユニットを交換する作業者は、第1の工程として、給湯器1から取外した旧制御ユニット15fの第1の通信ポート71と、給湯器1に新たに取り付けた新制御ユニット15eの第2の通信ポート72とを通信ケーブル73で接続する。そして、これにより、新制御ユニット15eは電源回路43により生成される直流電力によって作動を開始し、旧制御ユニット15fは第2の通信ポート72から供給される直流電力によって作動を開始する。
第1の通信ポート71は出力ポートであり、EEPROM22と接続されると共に、通信ポート切換スイッチ74(本発明の通信ポート切換手段に相当する)と接続される。また、第2の通信ポート72は入力ポートであり、通信ポート切換スイッチ74を介してデータ移動手段35と接続される。
通信ポート切換スイッチ74は、第1の通信ポート71とデータ移動手段35が接続されると共に第2の通信ポート72とデータ移動手段35が遮断された第1の接続状態と、第2の通信ポート72とデータ移動手段35が接続されると共に第1の通信ポート71とデータ移動手段35が遮断された第2の接続状態とを切換えるものである。なお、制御ユニット15が給湯器1の作動を制御するときは、通信ポート切換手段74は前記第1の接続状態に設定される。
データ移動手段35は、通信ポート切換スイッチ74が前記第1の接続状態にあるときは、EEPROM22に対するデータの読み出しと書き込みが可能であり、通信ポート切換スイッチ74が前記第2の状態にあるときには、第2の通信ポート72から入力したデータを内部メモリ75に保持することが可能である。
制御ユニットの交換作業者は、第1の工程に続いて、旧制御ユニット15fのEEPROM22に記憶されたデータを新制御ユニット15eに移動する第2の工程を実行するために、旧制御ユニット15fのポート切換スイッチ74を前記第2の接続状態とする。
これにより、旧制御ユニット15fのEEPROM22がデータ移動手段35から遮断され、第1の通信ポート71とのみ接続された状態となる。そして、この状態で、作業者が新制御ユニット15eの通信ポート切換スイッチ74を前記第2の状態に切換えると、新制御ユニット15eのデータ移動手段35と旧制御ユニット15fのEEPROM22とが直接接続される。
そのため、旧制御ユニット15fのデータ移動手段35が故障して動作不能となった場合であっても、新制御ユニット15eのデータ移動手段35は、旧制御ユニット15fのEEPROM22からデータを読み出すことができる。そして、通信ポート切換スイッチ74が前記第2の接続状態となったことを認識した新制御ユニット15eのデータ移動手段35は、旧制御ユニット15fのEEPROM22に記憶されたデータを通信ケーブル73を介して読み出し、内部メモリ75に記憶して第2の工程を終了する。
続いて、作業者は新制御ユニット15eの通信ポート切換スイッチ74を前記第1の状態に切換えて第3の工程の実行開始を指示する。新制御ユニット15eのデータ移動手段35は、通信ポート切換スイッチ74が前記第1の状態に切換えられたことを認識すると、内部メモリ75に記憶したデータをEEPROM22に書き込む。これにより、旧制御ユニット15fのEEPROM22から新制御ユニット15eのEEPROM22へのデータの移動が終了する。
なお、本第3の実施の形態では、通信ポート切換スイッチ74を作業者が操作したが、データ移動手段35に通信ポート切換スイッチ74の接続状態を切換える切換駆動手段を設けてもよい。この場合、新制御ユニット15eのデータ移動手段35が旧制御ユニット15fのEEPROM22のデータの読み込みを終了したとき(第2の工程が終了したとき)に、新制御ユニット15eのデータ移動手段35は、前記切換駆動手段により通信ポート切換スイッチ74を前記第1の接続状態に切換えて、EEPROM22への書き込みを行うことができる。
そのため、作業者は、第2の工程から第3の工程に移行するために通信ポート切換スイッチ74を操作する必要がなく、制御ユニットの交換作業が容易になる。
なお、本実施の形態では、本発明をガス給湯器に備えられた制御ユニットの交換に適用した例を示したが、ガス調理器等の他の種類の装置に備えられた制御ユニットを交換する場合にも、本発明の適用が可能である。
ガス給湯器の構成図。 図1に示したガス給湯器に備えられた制御ユニットの構成図。 図1に示したガス給湯器に備えられた制御ユニットの構成図。 図1に示したガス給湯器に備えられた制御ユニットの構成図。
符号の説明
1…給湯器、2…熱交換器、5…流量センサ、6…温度センサ、12…回転数センサ、13…風量センサ、17…フレームロッド、15…制御ユニット、22…EEPROM、33…通信ポート、34…データ移動開始スイッチ、35…データ移動手段、43…電源回路、44…過電流保護回路、45…電源ライン、46…逆流防止回路、50…断線検知回路

Claims (4)

  1. データの読み出しと書き込みが可能な不揮発性メモリと、通信ポートと、該不揮発性メモリ内のデータを読み出して該通信ポートを介して外部に出力し、また、該通信ポートを介して外部から入力したデータを該不揮発性メモリに書き込むデータ移動手段とを有する制御ユニットを備えた装置において、該制御ユニットを交換したときに交換前の旧制御ユニットの不揮発性メモリに記憶されたデータを交換後の新制御ユニットに移動させる方法であって、
    前記装置は閉回路部品を備えて、前記制御ユニットが前記装置に取り付けられたときに該閉回路部品が前記制御ユニットと接続され、
    前記制御ユニットは、前記装置に取り付けられたときに前記装置から供給される電力から該制御ユニットの作動用電力を得る第1の電源手段と、該第1の電源手段により得られた電力を前記通信ポートに出力する電力出力手段と、前記通信ポートに供給される電力から該制御ユニットの作動用電力を得る第2の電源手段と、前記データ移動手段に対して前記不揮発性メモリに保持されたデータの移動開始を指示するデータ移動開始スイッチと、前記閉回路部品の断線を検知する断線検知手段とを備え、
    前記装置から取り外した旧制御ユニットの前記通信ポートと、前記装置に新たに取り付けた新制御ユニットの前記通信ポートとを通信ケーブルを介して接続し、新制御ユニットを前記第1の電源手段により得た電力によって作動可能な状態にすると共に、旧制御ユニットを前記第2の電源手段により得た電力によって作動可能な状態にする第1の工程と、
    該第1の工程に続いて、前記データ移動開始スイッチが操作された制御ユニットの前記データ移動手段が、該データ移動開始スイッチが操作された制御ユニットを新制御ユニットとして、旧制御ユニットである他の制御ユニットの前記データ移動手段に対してデータ移動開始命令を送信し、該データ移動開始命令を受信した旧制御ユニットのデータ移動手段が、旧制御ユニットの不揮発性メモリに記憶されたデータを読み出して、該データを通信ケーブルを介して新制御ユニットのデータ移動手段に送信し、新制御ユニットのデータ移動手段が旧制御ユニットのデータ移動手段から送信された該データを受信して新制御ユニットの不揮発性メモリに書込む第2の工程とからなり、
    前記第1の工程の終了後、いずれかの制御ユニットの前記データ移動開始スイッチが操作されたときに、該制御ユニットの前記データ移動手段は、該制御ユニットの前記断線検知手段により前記閉回路部品の断線が検知されるか否かを判断し、該断線検知手段により前記閉回路部品の断線が検知されなかったときは前記第2の工程を実行し、該断線検知手段により前記閉回路部品の断線が検知されたときには前記第2の工程の実行を禁止することを特徴とする制御ユニット間のデータ移動方法。
  2. データの読み出しと書き込みが可能な不揮発性メモリと、通信ポートと、該不揮発性メモリ内のデータを読み出して該通信ポートを介して外部に出力し、また、該通信ポートを介して外部から入力したデータを該不揮発性メモリに書き込むデータ移動手段とを有する制御ユニットを備えた装置において、該制御ユニットを交換したときに交換前の旧制御ユニットの不揮発性メモリに記憶されたデータを交換後の新制御ユニットに移動させる方法であって、
    前記不揮発性メモリに記憶されたデータには、該不揮発性メモリが備えられた制御ユニットの総稼動時間のデータが含まれ、
    前記制御ユニットは、前記装置に取り付けられたときに前記装置から供給される電力から該制御ユニットの作動用電力を得る第1の電源手段と、該第1の電源手段により得られた電力を前記通信ポートに出力する電力出力手段と、前記通信ポートに供給される電力から該制御ユニットの作動用電力を得る第2の電源手段と、前記データ移動手段に対して前記不揮発性メモリに保持されたデータの移動開始を指示するデータ移動開始スイッチとを備え、
    前記装置から取り外した旧制御ユニットの前記通信ポートと、前記装置に新たに取り付けた新制御ユニットの前記通信ポートとを通信ケーブルを介して接続し、新制御ユニットを前記第1の電源手段により得た電力によって作動可能な状態にすると共に、旧制御ユニットを前記第2の電源手段により得た電力によって作動可能な状態にする第1の工程と、
    該第1の工程に続いて、前記データ移動開始スイッチが操作された制御ユニットの前記データ移動手段が、該データ移動開始スイッチが操作された制御ユニットを新制御ユニットとして、旧制御ユニットである他の制御ユニットの前記データ移動手段に対してデータ移動開始命令を送信し、該データ移動開始命令を受信した旧制御ユニットのデータ移動手段が、旧制御ユニットの不揮発性メモリに記憶されたデータを読み出して、該データを通信ケーブルを介して新制御ユニットのデータ移動手段に送信し、新制御ユニットのデータ移動手段が旧制御ユニットのデータ移動手段から送信された該データを受信して新制御ユニットの不揮発性メモリに書込む第2の工程とからなり、
    前記第1の工程の終了後、いずれかの制御ユニットの前記データ移動開始スイッチが操作されたときに、該制御ユニットの前記データ移動手段は、他の制御ユニットの不揮発性メモリに記憶された前記総稼動時間のデータを読み込んで、自身が備えられた制御ユニットの不揮発性メモリに記憶された総稼動時間のデータとを比較し、
    他の制御ユニットの総稼動時間が、自身が備えられた制御ユニットの総稼動時間以上であったときは前記第2の工程を実行し、他の制御ユニットの総稼動時間が、自身が備えられた制御ユニットの総稼動時間未満であったときには前記第2の工程の実行を禁止することを特徴とする制御ユニット間のデータ移動方法。
  3. データの読み出しと書き込みが可能な不揮発性メモリと、通信ポートと、該不揮発性メモリ内のデータを読み出して該通信ポートを介して外部に出力し、また、該通信ポートを介して外部から入力したデータを該不揮発性メモリに書き込むデータ移動手段とを有する制御ユニットを備えた装置において、該制御ユニットを交換したときに交換前の旧制御ユニットの不揮発性メモリに記憶されたデータを交換後の新制御ユニットに移動させる方法であって、
    前記装置は閉回路部品を備えて、前記制御ユニットが前記装置に取り付けられたときに該閉回路部品が前記制御ユニットと接続され、
    前記制御ユニットは、前記装置に取り付けられたときに前記装置から供給される電力から該制御ユニットの作動用電力を得る第1の電源手段と、該第1の電源手段により得られた電力を前記通信ポートに出力する電力出力手段と、前記通信ポートに供給される電力から該制御ユニットの作動用電力を得る第2の電源手段と、前記閉回路部品の断線を検知する断線検知手段とを備え、
    前記通信ケーブルの一方の接続端子は前記制御ユニットの前記通信ポートと接続されたときに接続完了信号を該制御ユニットの前記データ移動手段に出力する機能を有し、
    前記装置から取り外した旧制御ユニットの前記通信ポートと、前記装置に新たに取り付けた新制御ユニットの前記通信ポートとを通信ケーブルを介して接続し、新制御ユニットを前記第1の電源手段により得た電力によって作動可能な状態にすると共に、旧制御ユニットを前記第2の電源手段により得た電力によって作動可能な状態とする第1の工程と、
    該第1の工程に続いて、前記接続完了信号を入力した制御ユニットの前記データ移動手段が、該接続完了信号を入力した制御ユニットを新制御ユニットとして、旧制御ユニットである他の制御ユニットの前記データ移動手段に対してデータ移動開始命令を送信し、該データ移動開始命令を受信した旧制御ユニットのデータ移動手段が、旧制御ユニットの不揮発性メモリに記憶されたデータを読み出して、該データを通信ケーブルを介して新制御ユニットのデータ移動手段に送信し、新制御ユニットのデータ移動手段が旧制御ユニットのデータ移動手段から送信された該データを受信して新制御ユニットの不揮発性メモリに書込む第2の工程とからなり、
    前記第1の工程終了後、いずれかの制御ユニットの前記データ移動手段が前記接続完了信号を入力したときに、該制御ユニットの前記データ移動手段は、該制御ユニットの前記断線検知手段により前記閉回路部品の断線が検知されるか否かを判断し、前記断線検知手段により前記閉回路部品の断線が検知されなかったときは前記第2の工程を実行し、該断線検知手段により前記閉回路部品の断線が検知されたときには前記第2の工程の実行を禁止することを特徴とする制御ユニット間のデータ移動方法。
  4. データの読み出しと書き込みが可能な不揮発性メモリと、通信ポートと、該不揮発性メモリ内のデータを読み出して該通信ポートを介して外部に出力し、また、該通信ポートを介して外部から入力したデータを該不揮発性メモリに書き込むデータ移動手段とを有する制御ユニットを備えた装置において、該制御ユニットを交換したときに交換前の旧制御ユニットの不揮発性メモリに記憶されたデータを交換後の新制御ユニットに移動させる方法であって、
    前記制御ユニットは、前記装置に取り付けられたときに前記装置から供給される電力から該制御ユニットの作動用電力を得る第1の電源手段と、該第1の電源手段により得られた電力を前記通信ポートに出力する電力出力手段と、前記通信ポートに供給される電力から該制御ユニットの作動用電力を得る第2の電源手段とを備え、
    前記通信ケーブルの一方の接続端子は前記制御ユニットの前記通信ポートと接続されたときに接続完了信号を該制御ユニットの前記データ移動手段に出力する機能を有し、
    前記不揮発性メモリに記憶されたデータには、該不揮発性メモリが備えられた制御ユニットの総稼動時間のデータが含まれ、
    前記装置から取り外した旧制御ユニットの前記通信ポートと、前記装置に新たに取り付けた新制御ユニットの前記通信ポートとを通信ケーブルを介して接続し、新制御ユニットを前記第1の電源手段により得た電力によって作動可能な状態にすると共に、旧制御ユニットを前記第2の電源手段により得た電力によって作動可能な状態とする第1の工程と、
    該第1の工程に続いて、前記接続完了信号を入力した制御ユニットの前記データ移動手段が、該接続完了信号を入力した制御ユニットを新制御ユニットとして、旧制御ユニットである他の制御ユニットの前記データ移動手段に対してデータ移動開始命令を送信し、該データ移動開始命令を受信した旧制御ユニットのデータ移動手段が、旧制御ユニットの不揮発性メモリに記憶されたデータを読み出して、該データを通信ケーブルを介して新制御ユニットのデータ移動手段に送信し、新制御ユニットのデータ移動手段が旧制御ユニットのデータ移動手段から送信された該データを受信して新制御ユニットの不揮発性メモリに書込む第2の工程とからなり、
    前記第1の工程の終了後、いずれかの制御ユニットの前記データ移動手段が前記接続完了信号を入力したときに、該制御ユニットの前記データ移動手段は、他の制御ユニットの不揮発性メモリに記憶された前記総稼動時間のデータを読込んで、自身が備えられた制御ユニットの不揮発性メモリに記憶された総稼動時間のデータと比較し、
    他の制御ユニットの総稼動時間が、自身が備えられた制御ユニットの総稼動時間以上であったときは前記第2の工程を実行し、他の制御ユニットの総稼動時間が、自身が備えられた制御ユニットの総稼動時間未満であったときには前記第2の工程の実行を禁止することを特徴とする制御ユニット間のデータ移動方法。
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