JP4872477B2 - 熱可塑性エラストマー組成物及びその成形部材 - Google Patents

熱可塑性エラストマー組成物及びその成形部材 Download PDF

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Description

本発明は、熱可塑性エラストマー組成物及びその成形部材に関する。
自動車等の車両用内装材、その他の樹脂成形品の成形材料としては、塩化ビニル樹脂が広く採用されてきた。しかし、近年は環境負荷物質である塩化ビニル樹脂の代替材として、ポリプロピレン樹脂(以下、適宜「PP」という。)とオレフィン系ゴムとを含有するオレフィン系の軟質熱可塑性エラストマー(以下、適宜「TPO」という。)が有望視されている。ところが、このTPOは、その表面を手で触れた場合にべたつく感じを覚え、触り心地(つまり、手触り感,触感)が良くないという実用上の難点がある。
これに対して、本出願人は、上記PPの一部をポリ1−ブテン(以下、適宜「PB」という。)で置換するとともに、オレフィン系ゴムのSP(Solubility Parameter)値をPPのSP値と略同じにすることにより、軟らかく、しかもべたつき感のない、つまり手触りの良い成形部材を開発した(特許文献1参照)。
特開2004−238551号公報
しかし、上記PBの配合量が多くなると、手触り感(軟らかく感ずる)は向上するものの、PB自体は結晶化速度が遅く、冷却固化し難い。このため、型成形後、成形部材を変形させながら型から外すと、そのときの変形が元に戻り難い、という問題がある。図23はそのような問題を生じ易い成形部材の一例を示す。これは、車両用アームレストの表皮21を裏側から見たものである。この表皮21はアームレスト芯材に被せられ、その際に芯材と表皮21との間にクッション材が挟み込まれる。この表皮21の周縁部には、芯材に被せるために裏面側に折り返された折返し部22が全周に亘って設けられている。従って、脱型時には、折返し部22を外側へ開いて型から表皮21を外すことになる。問題にしているのは、この脱型時に外側へ開いた折返し部22が、図24に示すように、表皮裏面23から浮き上がったままで、その後も完全には元に戻らない、つまり、形状復元性が良くないという点である。このような歪みの影響が表皮表面にも現れることがある。
一方、上記PBの配合量を減らすと、上記形状復元性の確保に有利になるものの、成形材料の流動性が悪化して造粒が難しくなる。また、得られる成形部材の耐光性を得ることも難しい。
そこで、本発明は、成形部材の触感、耐光性、成形材料の造粒性等を損なうことなく、変形時の形状復元性に優れた熱可塑性エラストマー組成物及びその成形部材を提供することを課題とする。
本発明は、このような課題を解決するために、上記PBの一部又は全部をエチレンオクテンラバー(以下、適宜「EOR」という。)及びプロピレンブテンラバー(以下、適宜「PBR」という。)に置換した。
請求項1に係る発明は、エチレン−プロピレン−ジエン−モノマー(以下、「EPDM」という。)100重量部当たりに、ポリプロピレン樹脂(PP)が20重量部以上30重量部以下、エチレンオクテンラバー(EOR)が7重量部以上30重量部以下、プロピレンブテンラバー(PBR)が7重量部以上23重量部以下、並びに鉱物性オイルが55重量部以上65重量部以下配合され、さらに、エチレン−プロピレン−ジエン−モノマー100重量部当たりのポリ1−ブテン樹脂の配合量が22重量部以下又は零であることを特徴とする熱可塑性エラストマー組成物である。
この組成物は、EPDM、EOR及びPBRはオレフィン系ラバーであり、成形部材に軟らかな触感を与えるために、EOR及びPBRを使用したものである。そのため、PBを多量に使用する必要がなくなり、成形部材は変形後の形状復元性が良好になる。つまり、先に述べたようにPBは成形部材の形状復元性を悪化させるが、その配合の上限量が22重量部であれば、当該形状復元性を大きく悪化させることはなく、かえって、該PBの配合によって、組成物の造粒性の向上に、また、得られる成形部材に良好な触感を与えることに有利になる。
一方、本発明者が上記形状復元性向上の観点から、上記PBを減らして、上記EOR及びPBRを配合したとき、当該組成物の造粒性、並びに得られる成形部材の耐光性に、期する性能が得られないケースがあるという問題が新たに出た。
すなわち、EOR及びPBRは、これを配合することによって得られる組成物の流動性を高め、従って、造粒性に有利になるが、EOR及びPBRの配合量が少ないときには流動性が不足し易く、造粒が困難になる。本発明者は、この問題について検討したところ、この両配合剤のうち、特にPBRを減量したときに組成物の流動性が大きく損なわれ、造粒性が悪化することを見出した。そのため、本発明では、PBR配合の下限量を7重量部として造粒性が大きく悪化することを避け、EOR配合の下限量を同じく7重量部として、所期の造粒性を確保するようにした。
また、耐光性悪化の問題は、EOR及びPBRの配合量が多くなるときにみられるが、本発明者は、この両配合剤のうち、特にPBRを増量したときに耐光性が大きく損なわれることを見出した。そのため、本発明では、PBR配合の上限量を23重量部として耐光性が大きく悪化することを避け、EOR配合の上限量も耐光性の観点から30重量部とした。
このように、本発明では、EPDM100重量部当たりの、EOR及びPBRの下限量を共に7重量部として、形状復元性及び造粒性を高めつつ、EORの上限量を30重量部、PBRの上限量を23重量部とすることにより、耐光性を確保するようにした。
また、耐光性の観点からEOR及びPBRの量を上述の如く制限したことにより、軟らかな触感を補うべく鉱物性オイルの配合量を55重量部以上とした。但し、このオイル配合量が多くなると、成形部材にべたつきを生ずることから、その上限量を65重量部とした。鉱物性オイルとしては、パラフィン系プロセスオイルが好ましく、その他に、潤滑油、流動パラフィン、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、石油アスファルト、ワセリン等を用いることができる。
PP配合量を20重量部以上30重量部以下としたのは、PP量が少なくなると、得られる成形部材の自己形状保持性が悪化するとともに、平均摩擦係数が増大してべたつき感が出やすくなり、一方、PP量が多くなると、硬度調整用のオイル量を増量する必要があり、べたつき感が出やすくなるためである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物おいて、
上記PBの配合量は10重量部以下であることを特徴とする。
従って、得られる成形部材の形状復元性を悪化させることなく、良好な造粒性及び触感を得る上で有利になる。
上記オレフィン系ラバーの粒径は0.3μm以上とすることが好ましい。こうすることで、乾湿感の低下が抑制される。乾湿感の観点からは、ラバー粒径は小さい方がよいといえるが、熱可塑性エラストマーに含まれる各ラバー粒径が余り小さいと、成形部材の耐衝撃性が低下してしまう。そこで、当該ラバーの粒径は0.3μm以上とすることが好ましい。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の熱可塑性エラストマー組成物を成形してなる成形部材であって、
部材表面の平均摩擦係数が0.27以下でかつ、最大荷重1cm当り30gf(3.0×10Pa以下)以下の領域での変位−荷重特性において圧縮回復性が53%以上85%以下であることを特徴とする。
これは、成形部材の乾湿感(べたつくか、さらっと感ずるか)及び硬軟感(硬く感ずるか、軟らかく感ずるか)が、摩擦特性及び圧縮特性によって左右されること、換言すれば、これらの特性を定量化することによって触感を定量的に測定し、その良否を判定できることを知見したことに基づくものである。すなわち、乾湿感を左右する平均摩擦係数が上記の値を越えると、塩化ビニル樹脂と同等若しくはそれ以上の触感品質(乾湿感)を安定して得ることが難しい。また、硬軟感を左右する圧縮回復性が上記の範囲の下限よりも小さくなると、塩化ビニル樹脂と同等若しくはそれ以上の触感品質を安定して得ることが難しい。そうして、上述の如き組成の熱可塑性エラストマー組成物を用いることにより、当該圧縮回復性を最大で85%程度まで高めて、触感の向上を図ることができる。
また、上記領域の上記変位−荷重特性において、成形部材の圧縮仕事量は0.022gf・cm/cm(0.022×10−2N・cm/cm)以上であることが好ましく、また、圧縮回復仕事量が0.012gf・cm/cm(0.012×10−2N・cm/cm)以上、且つ圧縮歪量が0.0019cm以上であることがさらに好ましい。
上述したように、オレフィン系ラバーの粒径を0.3μm以上とすることで、成形部材の耐衝撃性が確保される。また、部材表面部におけるラバー粒径は、乾湿感に影響し、ラバー粒径が大きいと表面のべたつき感が強まる。そこで、部材表面部におけるオレフィン系ラバーの最大粒径は3μm以下とすることが好ましい。こうすることで、成形部材の乾湿感が向上する。
請求項4に係る発明は、請求項3において、
上記成形部材は車両用内装部材であることを特徴とする成形部材である
すなわち、上記成形部材は、塩化ビニル樹脂と同等若しくはそれ以上の触感品質が得られるため、車両用内装部材として最適に用いることができる。
以上のように、本発明によれば、EPDM100重量部当たりに、PPが20重量部以上30重量部以下、EORが7重量部以上30重量部以下、PBRが7重量部以上23重量部以下、並びに鉱物性オイルが55重量部以上65重量部以下配合され、さらに、EPDM100重量部当たりのPBの配合量が22重量部以下又は零であるから、成形材料の造粒性、成形部材の触感及び耐光性を確保しながら、成形部材の形状復元性を高めることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<実施例及び比較例の配合>
EPDM100重量部当たりに、PPを23重量部、鉱物性オイル(パラフィン系プロセスオイル)を60重量部添加して混練し押し出したものをベース材とした。このベース材にEOR、PBR及びシリコンオイルを、EPDM100重量部当たりに、EORが10重量部、PBRが10重量部、シリコンオイルが4重量部となるように、添加して混練し押し出すことによって、当該実施例1に係る熱可塑性エラストマー組成物を得た。
EPDM100重量部当たりの各配合剤の種類又は配合量を変えて、実施例1と同様にして、実施例2−4及び比較例1−32に係る熱可塑性エラストマー組成物を得た。
これら実施例及び比較例の配合は表1のとおりである。
Figure 0004872477
なお、表1において、比較例33は塩化ビニル樹脂を成形材料するものである。また、「造粒不可」は、流動性が不足し、混練装置から吐出された材料の切断(粒子化のための切断)ができない状態であったものである。また、「成形不可」は、流動性が不足し、射出成型機での計量ができない状態であったものである。
<評価項目>
上記実施例及び比較例について、以下の各項目についての評価を行った。
−MFR−
MFR(メルトフローレイト)は、組成物の流動性を評価するものであり、JIS規格のK7120により測定した。測定条件は230℃、2.16kgである。
−硬度−
各例の組成物で成形したサンプル(成形部材)の硬度をJIS Aの硬度ゲージで測定した。
−平均摩擦係数及び摩擦係数の変動−
図1に示す摩擦試験装置1(KES摩擦テスター)を用いて供試成形部材の平均摩擦係数及び摩擦係数の変動を求めた。すなわち、サンプルテーブル2上に、各成形部材であるサンプルSを載置して固定し、このサンプルSの上面に、アーム3の先端部に取付固定した接触子4を接触させる。この接触子4は表面にピアノ線が多数回巻かれたものであって、このピアノ線が、アーム3の上側に載せられた錘6によって、サンプルSの上面に接触している。上記アーム3の基端部には、摩擦力センサ5が設けられている。そして、上記テーブル2を水平面内でアーム3が延びる方向に往復移動させることにより、サンプルSの上面と接触子4のピアノ線との間に摩擦力Fが発生し、これを摩擦力センサ5で計測する。尚、アーム3上の錘6の重さを変えることで、サンプルSの上面と接触子4のピアノ線との間に発生する摩擦力を変化させることができ、ここでは、接触子4のサンプルSに対する単位面積当たりの荷重Pが2.0×10Paになるようにした。また、テーブル2の移動速度を1mm/秒とした。
摩擦係数μ、平均摩擦係数μ及び摩擦係数の変動MMDは次式(1)〜(3)で定義される。
μ=F/P …(1)
μ=(1/Lmax)∫ LmaxμdL …(2)
MMD=(1/Lmax)∫ Lmax|μ−μ|dL …(3)
ここで、Lは接触子4に対するサンプルSの移動距離、Lmaxはその最大移動距離である。
−圧縮特性−
圧縮特性は硬軟感の指標を示すと考えられる。本実施形態では、図2にその概略構成を示す試験装置7(KES圧縮テスター)で、サンプルの圧縮特性を測定した。すなわち、固定テーブル8上にサンプルSを載置した状態で、フラットな下端面を有する押圧子9でサンプルSの表面を圧縮し、圧縮力センサ10で計測を行なった。この場合の単位面積当たりの圧縮荷重は3.0×10Paとした。この装置によって、各サンプルSについて変位−荷重特性を測定し、その特性曲線に基づいて、圧縮仕事量、圧縮回復仕事量、圧縮回復性、圧縮剛さ、圧縮歪量の各パラメータを算出した。図3に変位−荷重特性曲線をモデル化したものを示す。この図3を参照しながら、上記各パラメータを説明する。各パラメータは、以下のようにして求めることができるものである。
・圧縮仕事量(gf・cm/cm)=aの面積+bの面積
・圧縮回復仕事量(gf・cm/cm)=bの面積
・圧縮回復性(%)=(圧縮回復仕事量/圧縮仕事量)×100
・圧縮剛さ(%)=(aの面積+bの面積)/三角形ABCの面積×100
・圧縮歪量(cm)=Т1−Т2
ここに、Т1はサンプルの初期厚みで、Т2は最大荷重(3.0×10Pa、30gf/cm)時のサンプル厚みである。
−耐光性−
JIS規格のB7753に規定する紫外線カーボンアーク燈式耐光性試験機により、83℃×20時間の照射前後の光沢変化率を次式で求めた。
光沢変化率=(試験後60゜光沢−試験前60゜光沢)/試験前60゜光沢
なお、光沢変化率が負の場合(例えば表2の比較例1では負の値「-0.29」になっている。)は、試験後に光沢が下がったことを示す。
−耐摩耗性−
耐摩耗性については、JIS規格のL0823記載の摩擦試験機II型を使用し、各成形部材であるサンプルを荷重4.9N(0.5kgf)、100mm/sの往復速度にて、3000回の往復摩擦を行い、その後に、サンプルSの上面を目視で確認し、以下のような基準で等級づけを行った。その基準は次のとおりである。
等級5.0…しぼ面のつやに変化が認められない
等級4.5
等級4.0…しぼ面のつやに変化が認められる
等級3.5
等級3.0…しぼ面の凸面が侵されている
等級2.5
等級2.0…しぼ面の凹面が侵されている
等級1.5
等級1.0…しぼ面の判定ができない
である。
−耐スクラッチ性−
耐スクラッチ性については、図4に示すようなスクラッチ試験装置11を用いて評価した。すなわち、サンプルテーブル12上に、各成形部材であるサンプルSを載置して固定し、このサンプルSの上面に、触針13の先端を接触させる。この触針13は人の爪を模擬することを狙いに、硬度103のABS(アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン)樹脂を使用し、先端を直径2mmの円形とした。触針13は、不図示の固定部材に上下動可能に支持された荷重付与部材14に取付固定されている。この荷重付与部材14は、バランスレバー15の一端部と連結されており、このバランスレバー15の他端部には、カウンタウエイト16が設けられている。荷重付与部材14の上面には、錘17を載せることができ、この錘17の重さにより、触針13のサンプルSに対する荷重を調整できるようになっている。すなわち、最初に錘17の重さを、荷重付与部材14等がカウンタウエイト16と釣り合って触針13がサンプルSの上面に丁度接触するような重さにし、その状態から錘17の重さを0.1kg増加させて、上記荷重を0.98N(0.1kgf)とする。そして、テーブル12を200mm/sの速度で往復移動させて、100回の往復スクラッチを行い、その後に、サンプルSの上面を目視で確認し、上記の耐摩耗性試験と同じ基準で等級づけを行った。
−汚れ付着性−
汚れ付着性については、学振式摩耗試験機を用い、各成形部材であるサンプルのしぼ面上で、化粧品を塗布した綿ネルが装着された接触子を往復させることによって、評価した。化粧品としては、株式会社ディシラのディシラファインフィニッシュパウダーを採用し、このパウダーに上記綿ネルを5回押さえつけることによって塗布するようにした。摩擦距離は100mm、荷重は500gf、往復回数は1回、摩擦速度は1200mm/分とした。汚れ付着性は、汚染用グレースケールを使用し、目視により5級(優)〜1級(劣)の等級判定を行なった。
−形状復元性−
サンプルの形状復元性は、組成物におけるPB配合量に依存することから、このPB配合量に基いて推定した。すなわち、PB配合量が20重量部以下であるものを形状復元性が良い「○」とし、20重量部を越えるものは形状復元性が悪い「×」とした。
<評価結果>
表2に実施例及び比較例の評価結果を示す。また、表3に実施例及び比較例から抜粋した複数例についての圧縮特性を示す。
Figure 0004872477
Figure 0004872477
−造粒性について−
図5は上記実施例及び比較例のデータを抜粋して(実施例1−4,比較例1,3,8,21−26,30)、組成物のPB配合量が該組成物のMFRに及ぼす影響をみたグラフである。PB配合量が多くなるに従ってMERが増大する傾向を示しているが、PB配合量が22g以下、或いは10g以下、さらには零であっても、他の配合剤の添加によって、必要なMFR(1.00g/min以上)を確保できることがわかる。
なお、図5−図22及びその説明においては、組成物を構成する各配合剤の配合量をEPDM100g当たりの「g」数で表している。
図6は上記実施例及び比較例のデータを抜粋して(実施例1−4,比較例1,3,8,21−26,30)、組成物のEOR配合量が該組成物のMFRに及ぼす影響をみたグラフである。両者には相関性があまり認められない。MFRが1.00g/min以上になっているものは、PBを多量に添加するかPBRをある程度添加した例である。
図7は上記実施例及び比較例のデータを抜粋して(実施例1−4,比較例1,3,8,21−26,30)、組成物のPBR配合量が該組成物のMFRに及ぼす影響をみたグラフである。PBR配合量が増大するに従ってMFRが増大する傾向が見られる。換言すれば、PBR配合量が少なすぎると、MFRが大幅に不足することがわかる。なお、PBR配合量零で高いMFRを示しているのはPBを50g以上添加している比較例8,30である。
図8は上記実施例及び比較例のデータを抜粋して(実施例1−4,比較例1,3,8,21−26,30)、組成物の鉱物性オイル配合量が該組成物のMFRに及ぼす影響をみたグラフである。両者には相関性が認められない。
以上から、PB配合量を減らしながら必要なMFRを確保するには、PBR配合量を多くすることが有効であり、これにより、造粒性を確保できることがわかる。
−耐光性について−
図9は上記実施例及び比較例のデータを抜粋して(実施例1−3,比較例1−4,8,30)、組成物のPB配合量が成形部材の光沢変化率に及ぼす影響をみたグラフである。両者には相関性が認められない。光沢変化率が0.45程度になっている(耐光性が悪い)プロットはPBR配合量24gとした比較例2である。
図10は上記実施例及び比較例のデータを抜粋して(実施例1−3,比較例1−4,8,30)、組成物のEOR配合量が成形部材の光沢変化率に及ぼす影響をみたグラフである。両者には相関性があまり認められない。EOR配合量が10g、12g及び25gのプロットはPBR配合量それぞれ10g,12g,12gの例(実施例1,比較例4,実施例4)であって、この三者を比べると、PBR配合量には大差ないが、EOR配合量の増大につれて光沢変化率が若干悪化する傾向が見られる程度である。光沢変化率が0.45程度になっている(耐光性が悪い)プロットはPBR配合量24gとした比較例2である。
図11は上記実施例及び比較例のデータを抜粋して(実施例1−3,比較例1−4,8,30)、組成物のPBR配合量が成形部材の光沢変化率に及ぼす影響をみたグラフである。PBR配合量が20g以下では両者には相関性が認められないが、PBR配合量が24gなると、光沢変化率が0.45程度になっている、すなわち、耐光性が悪化している。
図12は上記実施例及び比較例のデータを抜粋して(実施例1−3,比較例1−4,8,30)、組成物の鉱物性オイル配合量が成形部材の光沢変化率に及ぼす影響をみたグラフである。両者には相関性が認められない。
以上から、PBR配合量が多すぎると耐光性が大きく損なわれることがわかり、その配合量は23重量部以下が好ましく、また、EORを多量に配合することも好ましくない、ということができる。また、実施例1,2では、表2に示すように、耐光性テスト後の目視観察でも光沢の変化率が少ない(○)であることを確認することができた。
−平均摩擦係数について−
図13は上記実施例及び比較例のデータを抜粋して(実施例1−3,比較例1−4,8,30)、組成物のPB配合量が成形部材の平均摩擦係数に及ぼす影響をみたグラフである。両者には目立った相関性は認められず、PB配合量22g以下であれば、平均摩擦係数を0.27以下、さらには0.25以下として、良好な乾湿感(べたつき感が少ない)が得られることがわかる。
図14は上記実施例及び比較例のデータを抜粋して(実施例1−3,比較例1−4,8,30)、組成物のEOR配合量が成形部材の平均摩擦係数に及ぼす影響をみたグラフである。両者には目立った相関性は認められず、EOR配合量30g以下であれば、平均摩擦係数を0.27以下、さらには0.25以下として、良好な乾湿感(べたつき感が少ない)が得られることがわかる。
図15は上記実施例及び比較例のデータを抜粋して(実施例1−3,比較例1−4,8,30)、組成物のPBR配合量が成形部材の平均摩擦係数に及ぼす影響をみたグラフである。両者には目立った相関性は認められず、PBR23g以下であれば、平均摩擦係数を0.27以下、さらには0.25以下として、良好な乾湿感(べたつき感が少ない)が得られることがわかる。
図16は上記実施例及び比較例のデータを抜粋して(実施例1−3,比較例1−4,8,30)、組成物のPP配合量が成形部材の平均摩擦係数に及ぼす影響をみたグラフである。PP配合量が多くなると、平均摩擦係数が高くなる傾向がみられる。但し、PP配合量30g以下であれば、平均摩擦係数を0.27以下、さらには0.25以下として、良好な乾湿感(べたつき感が少ない)が得られることがわかる。
図17は上記実施例及び比較例のデータを抜粋して(実施例1−3,比較例1−4,8,30)、組成物の鉱物性オイル配合量が成形部材の平均摩擦係数に及ぼす影響をみたグラフである。鉱物性オイル配合量65g以下では両者には目立った相関性は認められず、平均摩擦係数を0.27以下、さらには0.25以下として、良好な乾湿感(べたつき感が少ない)が得られることがわかる。
−圧縮仕事量について−
図18は上記実施例及び比較例のデータを抜粋して(実施例1−3,比較例1−4,8,30)、組成物のPB配合量が成形部材の圧縮仕事量に及ぼす影響をみたグラフである。PB配合量が少なすぎると圧縮仕事量が大きくなる傾向がある。なお、PB配合量零において圧縮仕事量が低くなっているプロットはEOR及びPBRの配合によって硬さを調整した実施例1及び比較例2である。
図19は上記実施例及び比較例のデータを抜粋して(実施例1−3,比較例1−4,8,30)、組成物のEOR配合量が成形部材の圧縮仕事量に及ぼす影響をみたグラフである。EOR配合量が少なすぎると圧縮仕事量が大きくなる傾向がある。
図20は上記実施例及び比較例のデータを抜粋して(実施例1−3,比較例1−4,8,30)、組成物のPBR配合量が成形部材の圧縮仕事量に及ぼす影響をみたグラフである。PBR配合量が少なすぎると圧縮仕事量が大きくなる傾向がある。なお、PBR配合量零において圧縮仕事量が低くなっているプロットはPB及びEORの配合によって硬さを調整した比較例8,30である。
図21は上記実施例及び比較例のデータを抜粋して(実施例1−3,比較例1−4,8,30)、組成物のPP配合量が成形部材の圧縮仕事量に及ぼす影響をみたグラフである。両者には目立った相関性は認められない。
図22は上記実施例及び比較例のデータを抜粋して(実施例1−3,比較例1−4,8,30)、組成物の鉱物性オイル配合量が成形部材の圧縮仕事量に及ぼす影響をみたグラフである。鉱物性オイル配合量が少なすぎると圧縮仕事量が大きくなる傾向がある。なお、鉱物性オイル配合量59gにおいて圧縮仕事量が低くなっているプロットはPB及びEORの配合によって硬さを調整した比較例8である。
表2に示すように、実施例1,2では、平均摩擦係数として、0.27以下の値と、圧縮仕事量として0.022gf・cm/cm以上の値が得られており、良好な乾湿感(さらっとした感じ)が得られ、且つ適度な硬軟感(硬すぎない)が得られることがわかる。
また、実施例1,2では、圧縮回復性については53%以上の値、特に80%前後の高い値が得られており、また、圧縮回復仕事量については0.012gf・cm/cm以上の値が得られ、圧縮歪量については0.0019cm以上の値が得られており、塩化ビニル樹脂と同等若しくはそれ以上の触感品質を有することがわかる。
−耐摩耗性について−
表2に示すように、実施例では耐摩耗性の等級が「1.0」以上であり、耐摩耗性は実用上差し支えないことを確認することができた。
−耐スクラッチ性について−
表2に示すように、実施例では、耐スクラッチ性の等級が「4.0」以上であり、耐スクラッチ性に優れていることを確認することができた。
−汚れ付着性について−
表2に示すように、実施例では、汚れ付着性の等級が「2.5」以上であり、汚れが付着し難いことを確認することができた。
本発明に係る自動車用内装材の表皮材は、例えば射出成形により、非常に高い生産効率で製造することができる。また、例えばコンソールリッドやインストルメントパネル、更にはスイッチ類等、他の製品にも、或いは射出成形以外の他のプロセスで成形されるものについても、有効に適用することが可能である。
また、本発明では、当該熱可塑性エラストマー材料を成形品表面の第一の層に、ガラス長繊維強化PPを成形品裏面の第二の層に射出成形されることで、高強度かつ触感に優れるリフトゲートモジュール、トリムモジュール、ドアモジュール等の自動車用モジュール内装部品を形成することができる。
摩擦試験装置を示す概略図である。 圧縮特性試験装置を示す概略図である。 変位−荷重特性曲線をモデル化して示す図である。 耐スクラッチ性試験を行うためのスクラッチ試験装置を示す概略図である。 組成物のPB配合量とMFRとの関係を示すグラフ図である。 組成物のEOR配合量とMFRとの関係を示すグラフ図である。 組成物のPBR配合量とMFRとの関係を示すグラフ図である。 組成物の鉱物性オイル配合量とMFRとの関係を示すグラフ図である。 組成物のPB配合量と光沢変化率との関係を示すグラフ図である。 組成物のEOR配合量と光沢変化率との関係を示すグラフ図である。 組成物のPBR配合量と光沢変化率との関係を示すグラフ図である。 組成物の鉱物性オイル配合量と光沢変化率との関係を示すグラフ図である。 組成物のPB配合量と平均摩擦係数との関係を示すグラフ図である。 組成物のEOR配合量と平均摩擦係数との関係を示すグラフ図である。 組成物のPBR配合量と平均摩擦係数との関係を示すグラフ図である。 組成物のPP配合量と平均摩擦係数との関係を示すグラフ図である。 組成物の鉱物性オイル配合量と平均摩擦係数との関係を示すグラフ図である。 組成物のPB配合量と圧縮仕事量との関係を示すグラフ図である。 組成物のEOR配合量と圧縮仕事量との関係を示すグラフ図である。 組成物のPBR配合量と圧縮仕事量との関係を示すグラフ図である。 組成物のPP配合量と圧縮仕事量との関係を示すグラフ図である。 組成物の鉱物性オイル配合量と圧縮仕事量との関係を示すグラフ図である 熱可塑性エラストマー組成物による成形部材の一例として車両用アームレストの表皮を示す平面図である。 同表皮の成形不良を説明するための同表皮の一部を拡大した平面図である。
1 摩擦試験装置
7 圧縮特性試験装置
11 スクラッチ試験装置
S サンプル(成形部材)

Claims (4)

  1. エチレン−プロピレン−ジエン−モノマー100重量部当たりに、ポリプロピレン樹脂が20重量部以上30重量部以下、エチレンオクテンラバーが7重量部以上30重量部以下、プロピレンブテンラバーが7重量部以上23重量部以下、並びに鉱物性オイルが55重量部以上65重量部以下配合され、さらに、エチレン−プロピレン−ジエン−モノマー100重量部当たりのポリ1−ブテン樹脂の配合量が22重量部以下又は零であることを特徴とする熱可塑性エラストマー組成物。
  2. 請求項1において、
    上記ポリ1−ブテン樹脂の配合量は10重量部以下であることを特徴とする熱可塑性エラストマー組成物。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の熱可塑性エラストマー組成物を成形してなる成形部材であって、
    部材表面の平均摩擦係数が0.27以下でかつ、最大荷重1cm当り30gf以下の領域での変位−荷重特性において圧縮回復性が53%以上85%以下であることを特徴とする成形部材。
  4. 請求項3において、
    上記成形部材は車両用内装部材であることを特徴とする成形部材
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