JP4868038B2 - 電子部品 - Google Patents

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Description

本発明は、回路基板に実装される積層コンデンサ等の電子部品に関するものである。
従来の電子部品としては、例えば特許文献1に記載されているように、セラミック電子部品素子の両端面に設けられた外部電極の表面に金属板を接合し、この金属板に金属製のリード端子を接合したものが知られている。
特開2000−306764号公報
しかしながら、上記従来技術においては、溶接法や圧接法等を用いて、リード端子を金属板を介してセラミック電子部品素子の外部電極(端子電極)に接合するので、リード端子と端子電極との接続に手間がかかってしまう。
本発明の目的は、端子と部品素子の端子電極との接続を簡便に行うことができる電子部品を提供することである。
本発明の電子部品は、1対の端子電極を有する部品素子と、部品素子を収容する素子収容部を有する絶縁ケースと、端子電極と接続される端子接続部を有する端子金具と、部品素子を絶縁ケースに固定する固定金具とを備え、絶縁ケースの内壁には、複数の溝部が設けられ、端子接続部は、溝部に係止された状態で端子接続部の弾性力により端子電極に接続されていることを特徴とするものである。
このような本発明の電子部品において、端子金具の端子接続部が絶縁ケースの溝部に入るように端子金具を配置すると共に、部品素子を絶縁ケースの素子収容部に収容することにより、端子接続部は、溝部に係止された状態で端子接続部の弾性力により部品素子の端子電極に接続されるようになる。このように溝部が設けられた絶縁ケースと端子接続部を有する端子金具とを使用することにより、半田付け法や溶接法、圧接法等により端子金具を部品素子の端子電極に接合する場合に比べて、端子金具と端子電極との接続を簡便に行うことができる。また、固定金具により部品素子を絶縁ケースに固定することにより、部品素子が絶縁ケースから外れることが防止される。このとき、固定金具を用いることで、絶縁ケースに対する部品素子の固定位置を任意に設定することが可能となる。
好ましくは、端子金具の一端部には、端子接続部の一部を形成する折り返し部分が設けられ、端子接続部は、折り返し部分が溝部の段差に係止された状態で端子接続部の弾性力により端子電極に接続されている。この場合には、端子接続部の折り返し部分が溝部の段差に引っ掛かって係止されるので、端子金具が絶縁ケースから外れることが確実に防止される。
また、好ましくは、固定金具の両端部には折り返し部がそれぞれ設けられ、固定金具は、各折り返し部が溝部の段差に係止された状態で固定金具の弾性力により部品素子を絶縁ケースに固定する。この場合には、固定金具が絶縁ケースから外れること無く、部品素子を絶縁ケースに確実に固定することができる。
さらに、好ましくは、絶縁ケースには、素子収容部を複数に区画する仕切板が設けられている。この場合には、複数の部品素子を絶縁ケースの素子収容部に収容したときに、絶縁性を有する仕切板により各部品素子の端子電極同士のショートが防止される。
このとき、端子金具は、端子接続部を複数有することが好ましい。この場合には、1つの端子金具により複数の部品素子の端子電極同士を電気的に接続することができる。従って、例えば2つの端子金具を使用することで、複数の部品素子が並列接続された構造を有する電子部品を構成することが可能となる。
また、固定金具は、導電性を有し、複数の部品素子の端子電極同士を電気的に接続した状態で複数の部品素子を絶縁ケースに固定することが好ましい。この場合には、固定金具により複数の部品素子の端子電極同士が電気的に接続されるので、例えば複数の部品素子が直列接続された構造を有する電子部品を構成することが可能となる。
また、好ましくは、絶縁ケースは、上下両側に開放している。この場合には、絶縁ケースの上下何れの方向からでも、部品素子を絶縁ケースの素子収容部に収容することができる。
このとき、複数の溝部は、絶縁ケースの上下両側に対して対称となるように絶縁ケースの内壁に設けられていることが好ましい。この場合には、絶縁ケースの上下の方向性が無くなるため、絶縁ケースの上下何れの側においても端子金具を部品素子の端子電極に接続することができる。
本発明によれば、端子金具と部品素子の端子電極との接続を簡便に行うことができるので、電子部品の製造工程の簡素化を図ることが可能となる。
本発明に係わる電子部品の第1実施形態を示す分解斜視図である。 図1に示した絶縁ケースの斜視図である。 図2に示した絶縁ケースの断面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図3のV−V線断面図である。 図1に示した固定金具及び端子金具の斜視図である。 図6に示した固定金具によりコンデンサ素子を絶縁ケースに固定した状態を示す断面図である。 図6に示した端子金具をコンデンサ素子の端子電極に接続する様子を示す断面図である。 図6に示した固定金具及び端子金具がコンデンサ素子に取り付けられた状態を示す斜視図である。 本発明に係わる電子部品の第2実施形態を示す分解斜視図である。 図10に示した端子金具の斜視図である。 図11に示した端子金具がコンデンサ素子の端子電極に接続された状態を示す断面図である。 図10に示した固定金具及び端子金具がコンデンサ素子に取り付けられた状態を示す斜視図である。 図6に示した固定金具によりコンデンサ素子を絶縁ケースに固定した状態を示す断面図である。 本発明に係わる電子部品の第3実施形態を示す分解斜視図である。 図15に示した固定金具及び端子金具がコンデンサ素子に取り付けられた状態を示す斜視図である。 本発明に係わる電子部品の第4実施形態を示す分解斜視図である。 図17に示した固定金具及び端子金具がコンデンサ素子に取り付けられた状態を示す斜視図である。
以下、本発明に係わる電子部品の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面の説明において同一または同等の要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図1は、本発明に係わる電子部品の第1実施形態を示す分解斜視図である。図1において、本実施形態の電子部品1は、回路基板(図示せず)に実装されるチップ型積層コンデンサである。
チップ型積層コンデンサ1は、2つのコンデンサ素子2を備えている。コンデンサ素子2は、複数の内部電極(図示せず)がセラミック層3を介して交互に積層されてなる積層体4と、この積層体4の両端部に形成され、内部電極と電気的に接続された1対の端子電極5とを有している。
また、チップ型積層コンデンサ1は、各コンデンサ素子2を収容する絶縁ケース6と、各コンデンサ素子2を絶縁ケース6に固定する固定金具7と、各コンデンサ素子2の一方の端子電極5及び回路基板(図示せず)と電気的に接続される2つの端子金具8とを備えている。
絶縁ケース6は、図1〜図3に示すように、上下両側が開放された断面矩形状のフレーム体9と、このフレーム体9の対向する内側端面9a,9bに結合された仕切板10とからなっている。仕切板10は、コンデンサ素子2が収容される2つの素子収容部11を区画・形成している。仕切板10を設けることにより、絶縁ケース6に収容された各コンデンサ素子2の端子電極5同士のショートを防止することができる。絶縁ケース6は、例えばリフロー温度(200℃〜250℃程度)に耐えられる樹脂で形成されている。
フレーム体9の対向する内側側面9c,9dの中央部には、図3及び図4に示すように、溝部12が上下に形成されている。フレーム体9の内側端面9a,9bには、図3〜図5に示すように、溝部13が仕切板10を挟んで上下に2つずつ形成されている。従って、各素子収容部11には、2つの溝部12及び4つの溝部13がそれぞれ設けられている。
溝部12,13は、図4及び図5に示すように、フレーム体9の上下開放面まで延びている。溝部12,13におけるフレーム体9の内側(上下開放面とは反対側)には、段差12a,13aがそれぞれ設けられている。
溝部12,13は、互いに直交する3つの方向(XYZ方向)に対して対称となるようにフレーム体9の内壁に形成されている。このため、フレーム体9としては、上下の方向性が無いこととなる。
固定金具7は、図1及び図6(a)に示すように、断面略U字状を呈している。固定金具7の両端部には、略V字状に折り返された折り返し部14が設けられている。固定金具7は、弾性力を有する導電性金属(例えばリン青銅等)で形成されている。
このような固定金具7によりコンデンサ素子2を絶縁ケース6に固定するときは、例えば図7に示すように、絶縁ケース6の各素子収容部11にコンデンサ素子2が収容された状態で、固定金具7の各折り返し部14がフレーム体9の各溝部12に入り込むように固定金具7を配置する。すると、固定金具7の弾性力によって、各折り返し部14が各溝部12の段差12aに引っ掛かってフレーム体9の内壁に係止されると共に、固定金具7が各コンデンサ素子2を仕切板11に対して押し付けるようになる。これにより、固定金具7が絶縁ケース6から外れること無く、各コンデンサ素子2が固定金具7により絶縁ケース6に固定されるようになる。
端子金具8は、図1及び図6(b)に示すように、コンデンサ素子2の端子電極5と接続される断面略L字状の端子接続部15と、この端子接続部15と一体化され、回路基板(図示せず)の配線パターンと半田で接合されるL字状の基板実装部16とからなっている。端子接続部15の先端部(端子接続部15の一部を形成する端子金具8の一端部)には、略V字状に折り返された折り返し部分17が設けられている。端子金具8は、固定金具7と同様の導電性金属で形成されている。
このような端子金具8をコンデンサ素子2の端子電極5に接続するときは、例えば図8(a)に示すように、端子金具8の折り返し部分17がフレーム体9の溝部12に入り込むように端子金具8を配置する。その状態で、図8(b)に示すように、コンデンサ素子2の端子電極5が絶縁ケース6の上下に位置するように絶縁ケース6の素子収容部11にコンデンサ素子2を縦置きで収容する。すると、端子金具8の端子接続部15の弾性力によって、端子金具8の折り返し部分17が溝部12の段差12aに引っ掛かってフレーム体9の内壁に係止された状態になると共に、端子接続部15が端子電極5を押し付けるようになる。これにより、端子金具8は、絶縁ケース6から外れること無く、端子電極5に接続固定されるようになる。
本実施形態のチップ型積層コンデンサ1は、固定金具7及び2つの端子金具8を用いて2つのコンデンサ素子2を直列接続した回路(図9中の等価回路参照)を形成している。具体的には、図1に示すように、2つのコンデンサ素子2を絶縁ケース6の各素子収容部11に縦置き状態で収容する。すると、上述したように固定金具7により各コンデンサ素子2を絶縁ケース6に固定したときには、図9(a)に示すように、固定金具7が各コンデンサ素子2の一方の端子電極5に接触し、これらの端子電極5同士が固定金具7によって電気的に接続されることとなる。また、各コンデンサ素子2の他方の端子電極5には、図9(b)に示すように、端子金具8がそれぞれ接続される。これにより、2つのコンデンサ素子2が直列接続された状態となる。なお、図9では、便宜上絶縁ケース6は省略してある。
そして、このようなチップ型積層コンデンサ1を回路基板(図示せず)に実装するときは、各端子金具8の基板実装部16が回路基板の配線パターンに半田接合される。このようにコンデンサ素子2を端子金具8を介して回路基板に実装することにより、コンデンサ素子2に電圧を付与した時の電歪応力によるコンデンサ素子2のクラックや音鳴きを防止することができる。
以上のように本実施形態にあっては、固定金具7により各コンデンサ素子2を絶縁ケース6に固定すると共に各コンデンサ素子2の一方の端子電極5同士を電気的に接続し、2つの端子金具8を絶縁ケース6に固定した状態で各コンデンサ素子2の他方の端子電極5にそれぞれ接続するようにしたので、半田塗布工程や加熱工程等が不要となり、端子金具8と端子電極5との接続を簡単に行うことができる。これにより、チップ型積層コンデンサ1を作製する際の作業性を向上させることができる。
また、端子金具8とコンデンサ素子2の端子電極5とを半田付けではなく機械的に接続するので、熱によるコンデンサ素子2のダメージが低減され、チップ型積層コンデンサ1の不良品の発生を減らすことができる。
さらに、絶縁ケース6のフレーム体9は上下両側に開放されているので、フレーム体9の上下両側からでもコンデンサ素子2が収容可能である。これに加えて、フレーム体9の溝部12,13が3方向(XYZ方向)に対して対称となるように位置することで、フレーム体9は上下の方向性が無い構造となっているので、固定金具7及び端子金具8はフレーム体9の上下何れの側に配置しても構わない。従って、チップ型積層コンデンサ1を作製する際の作業性を一層向上させることができる。
図10は、本発明に係わる電子部品の第2実施形態を示す分解斜視図である。同図において、本実施形態の電子部品であるチップ型積層コンデンサ20は、2つのコンデンサ素子21と、絶縁ケース6と、固定金具7と、2つの端子金具22とを有している。コンデンサ素子21は、第1実施形態におけるコンデンサ素子2とサイズが異なっている。
端子金具22は、図10及び図11に示すように、2つのコンデンサ素子21の各端子電極5とそれぞれ接続される2つの断面略L字状の端子接続部23と、これらの端子接続部23を繋ぐように各端子接続部23と一体化され、回路基板(図示せず)の配線パターンと半田で接合される断面L字状の基板実装部24とからなっている。各端子接続部23の先端部には、略V字状に折り返された折り返し部分25が設けられている。端子金具22は、固定金具7と同様の導電性金属で形成されている。
このような端子金具22をコンデンサ素子2の端子電極5に接続するときは、例えば図12に示すように、端子金具22の折り返し部分25がフレーム体9の溝部13に入り込むように端子金具22を配置した状態で、コンデンサ素子2の端子電極5が絶縁ケース6の左右両側に位置するように絶縁ケース6の素子収容部11にコンデンサ素子2を横置きで収容する。すると、端子金具22の端子接続部23の弾性力によって、端子金具22の折り返し部分25が溝部13の段差13aに引っ掛かってフレーム体9の内壁に係止された状態になると共に、端子接続部23が端子電極5を押し付けるようになる。これにより、端子金具22は、絶縁ケース6から外れること無く、端子電極5に接続固定されるようになる。
本実施形態のチップ型積層コンデンサ20は、固定金具7及び2つの端子金具22を用いて2つのコンデンサ素子21を並列接続した回路(図13中の等価回路参照)を形成している。具体的には、図10に示すように、2つのコンデンサ素子21を絶縁ケース6の各素子収容部11に横置き状態で収容する。すると、上述したように固定金具7により各コンデンサ素子21を絶縁ケース6に固定したときには、図13(a)及び図14に示すように、固定金具7が各コンデンサ素子21のセラミック層3の部分に接触した状態となる。
また、上述したように2つの端子金具22を2つのコンデンサ素子21の各端子電極5にそれぞれ接続したときには、図13(b)に示すように、各コンデンサ素子21の一方の端子電極5同士が一方の端子金具22を介して電気的に接続され、各コンデンサ素子21の他方の端子電極5同士が他方の端子金具22を介して電気的に接続されることとなる。これにより、2つのコンデンサ素子21が並列接続された状態となる。なお、図13では、便宜上絶縁ケース6は省略してある。
そして、このようなチップ型積層コンデンサ20を回路基板(図示せず)に実装するときは、各端子金具22の基板実装部24が回路基板の配線パターンに半田接合される。
このような本実施形態においては、絶縁ケース6、固定金具7及び2つの端子金具22を使用するので、第1実施形態と同様に、半田塗布工程や加熱工程等が不要となり、端子金具22とコンデンサ素子21の端子電極5との接続を簡単に行うことができる。また、端子金具22と端子電極5とを半田付けではなく機械的に接続するので、第1実施形態と同様に、熱によるコンデンサ素子21のダメージを低減することができる。
図15は、本発明に係わる電子部品の第3実施形態を示す分解斜視図である。同図において、本実施形態の電子部品であるチップ型積層コンデンサ30は、2つのコンデンサ素子21と、絶縁ケース6と、固定金具7と、2つの端子金具8と、1つの端子金具22とを備えている。
チップ型積層コンデンサ30は、2つのコンデンサ素子21を直列接続すると共に各コンデンサ素子21間にGND端子を接続した回路(図16中の等価回路参照)を形成している。具体的には、図15に示すように、2つのコンデンサ素子21を絶縁ケース6の各素子収容部11に横置き状態で収容する。そして、上述したように、固定金具7の各折り返し部14がフレーム体9の各溝部12に入り込むように固定金具7を配置することで、各コンデンサ素子21のセラミック層3の部分において固定金具7により各コンデンサ素子21が絶縁ケース6に固定される(図16(a)参照)。
また、上述したように、各端子金具8の折り返し部分17がフレーム体9の一側の内壁に形成された溝部13に入り込むように各端子金具8を配置することで、各端子金具8が絶縁ケース6に固定された状態で各コンデンサ素子21の一方の端子電極5にそれぞれ接続される(図16(b)参照)。
さらに、上述したように、端子金具22の各折り返し部分25がフレーム体9の他側の内壁に形成された溝部13に入り込むように端子金具22を配置することで、端子金具22が絶縁ケース6に固定された状態で各コンデンサ素子21の他方の端子電極5に接続される(図16(b)参照)。このとき、これらの端子電極5同士が端子金具22を介して電気的に接続されることとなる。
そして、このようなチップ型積層コンデンサ30が回路基板(図示せず)に実装される際には、各端子金具8の基板実装部16は回路基板(図示せず)の配線パターンに半田接合され、端子金具22の基板実装部24は回路基板のGNDパターンに半田接合される。
図17は、本発明に係わる電子部品の第4実施形態を示す分解斜視図である。同図において、本実施形態の電子部品であるチップ型積層コンデンサ40は、2つのコンデンサ素子21と、絶縁ケース6と、固定金具7と、4つの端子金具8とを備えている。
チップ型積層コンデンサ40は、2つのコンデンサ素子21を有するコンデンサアレイ(図18中の等価回路参照)を形成している。具体的には、図17に示すように、2つのコンデンサ素子21を絶縁ケース6の各素子収容部11に横置き状態で収容する。そして、上述したように、固定金具7の各折り返し部14がフレーム体9の各溝部12に入り込むように固定金具7を配置することで、各コンデンサ素子21のセラミック層3の部分において固定金具7により各コンデンサ素子21が絶縁ケース6に固定される(図18(a)参照)。
また、上述したように、各端子金具8の折り返し部分17がフレーム体9の両側の内壁に形成された溝部13に入り込むように各端子金具8を配置することで、各端子金具8が絶縁ケース6に固定された状態で各コンデンサ素子21の端子電極5にそれぞれ接続される(図18(b)参照)。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、固定金具7は、端子金具8,22と同様に、弾性力を利用してコンデンサ素子2,21を絶縁ケース6に固定するものであるが、固定金具の固定構造としては、特にそれには限られず、例えばネジ止め等であっても良い。
また、上記実施形態では、固定金具7が導電性金属で形成されているが、各コンデンサ素子21のセラミック層3の部分において各コンデンサ素子21を絶縁ケース6に固定するだけであれば、固定金具7の材料としては、特に導電性金属ではなく、例えば樹脂等であっても良い。
さらに、上記実施形態では、絶縁ケース6のフレーム体9の上下両側が開放されているが、フレーム体の構造としては、一側(上側)のみ開放されたものであっても良い。この場合には、フレーム体の下部に端子金具を取り付けておく必要がある。
また、上記実施形態では、絶縁ケース6は2つのコンデンサ素子を収容しているが、本発明は、1つのコンデンサ素子を収容したり、3つ以上のコンデンサ素子を収容するものにも適用可能である。
さらに、上記実施形態の電子部品はチップ型積層コンデンサであるが、本発明は、1対の端子電極を有する電子部品であれば、適用可能である。
1…チップ型積層コンデンサ(電子部品)、2…コンデンサ素子(部品素子)、5…端子電極、6…絶縁ケース、7…固定金具、8…端子金具、10…仕切板、11…素子収容部、12…溝部、12a…段差、13…溝部、13a…段差、14…折り返し部、15…端子接続部、17…折り返し部分、20…チップ型積層コンデンサ(電子部品)、21…コンデンサ素子(部品素子)、22…端子金具、23…端子接続部、25…折り返し部分、30…チップ型積層コンデンサ(電子部品)、40…チップ型積層コンデンサ(電子部品)。

Claims (8)

  1. 1対の端子電極を有する部品素子と、
    前記部品素子を収容する素子収容部を有する絶縁ケースと、
    前記端子電極と接続される端子接続部を有する端子金具と、
    前記部品素子を前記絶縁ケースに固定する固定金具とを備え、
    前記絶縁ケースの内壁には、複数の溝部が設けられ、
    前記端子接続部は、前記溝部に係止された状態で前記端子接続部の弾性力により前記端子電極に接続されていることを特徴とする電子部品。
  2. 前記端子金具の一端部には、前記端子接続部の一部を形成する折り返し部分が設けられ、
    前記端子接続部は、前記折り返し部分が前記溝部の段差に係止された状態で前記端子接続部の弾性力により前記端子電極に接続されていることを特徴とする請求項1記載の電子部品。
  3. 前記固定金具の両端部には折り返し部がそれぞれ設けられ、
    前記固定金具は、前記各折り返し部が前記溝部の段差に係止された状態で前記固定金具の弾性力により前記部品素子を前記絶縁ケースに固定することを特徴とする請求項1または2記載の電子部品。
  4. 前記絶縁ケースには、前記素子収容部を複数に区画する仕切板が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の電子部品。
  5. 前記端子金具は、前記端子接続部を複数有することを特徴とする請求項4記載の電子部品。
  6. 前記固定金具は、導電性を有し、複数の前記部品素子の前記端子電極同士を電気的に接続した状態で前記複数の部品素子を前記絶縁ケースに固定することを特徴とする請求項4または5記載の電子部品。
  7. 前記絶縁ケースは、上下両側に開放していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の電子部品。
  8. 前記複数の溝部は、前記絶縁ケースの上下両側に対して対称となるように前記絶縁ケースの内壁に設けられていることを特徴とする請求項7記載の電子部品。


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