JP4866259B2 - 電子回路、スレーブ基板、及びデータ更新方法 - Google Patents

電子回路、スレーブ基板、及びデータ更新方法 Download PDF

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本発明は、ゲーム装置などの各種装置に搭載されるウォッチドッグタイマ(WDT)が実装された電子回路、スレーブ基板、及びデータ更新方法に関する。
ゲームセンターなどの遊技場に設置される業務用のゲーム装置には、動作や通信状態が正常であるかを自ら監視する制御ユニット(電子回路)が実装されている。このような動作の監視は、制御ユニット内のウォッチドッグタイマ(WDT)によって行われることが多い(例えば特許文献1参照)。
WDTは、初期化指令(生存確認信号)を受信する度に初期化処理を行い、初期値のカウントダウンと初期化処理とを常に繰り返すと共に、0までカウントダウンした場合(初期値のカウントダウンまでに初期化指令を受信しなかった場合)に、リセット信号を出力して強制割込みやシステムリセットを行うことでCPUの正常動作を監視・維持する回路である。
ところで、ゲーム装置には、装置を制御するプログラムが書き込まれるメモリ(フラッシュメモリ)が内蔵されたROM内蔵CPUが搭載されている。ROM内蔵CPUは、マスタ基板と接続されたスレーブ基板上に実装されている。
従来、ROM内蔵CPUのメモリに記憶されるプログラムを更新する場合には、ジャンパやスイッチを人為的な操作により切り替えてCPUを書込み(BOOT)モードにしたり、プログラムを書き込む際にWDTによってリセットが掛からないように、WDTをハードウェア的に解除する作業が必要となっていた。
特開2006−110150号公報
このように従来では、ROM内蔵CPUに記憶させるプログラムを更新する場合には、ジャンパやスイッチなどに対する人為的な切り替え操作や、WDTをハードウェア的に解除する作業が必要であり手間がかかっていた。
また、ゲーム装置を生産する現場においては、出荷前に予めROM内蔵CPUにプログラムを記憶させておく必要があるため、プログラムについては出荷予定日より前に開発を完了しておかなければならなかった。また、プログラムの変更(バージョンアップなど)により、異なるプログラムがROM内蔵CPUに記憶されて出荷される場合には、ROM内蔵CPUが実装されたスレーブ基板がハードウェアとしては同一の構成であったとしても、プログラムの違いにより異なるスレーブ基板(ROM内蔵CPU)として個別に管理しなければならなかった。
本発明は前述した事情に考慮してなされたもので、その目的は、スレーブ基板に実装されたメモリへのプログラムの記録及びスレーブ基板の管理を容易にすることが可能な電子回路、スレーブ基板、及びデータ更新方法を提供することにある。
本発明は、マスタ基板と、前記マスタ基板とデータを送受信する通信線を介して接続されたスレーブ基板と、前記マスタ基板から前記スレーブ基板に対して、データ書き込みを指示する書込み制御信号を送信するための書込み制御線とを含む電子回路であって、前記マスタ基板は、前記書込み制御線から書込み制御信号を送信してから一定時間経過した後にデータの送信を開始し、前記スレーブ基板は、前記書込み制御線からの書込み制御信号が受信された場合に、前記マスタ基板から受信されるデータに応じてクリア信号を出力するクリア信号出力手段と、前記クリア信号出力手段から出力されるクリア信号が一定時間内に入力されない場合にリセット信号を出力するウォッチドッグタイマと、前記書込み制御線からの書込み制御信号が受信され、前記ウォッチドッグタイマからリセット信号が入力された後に、前記通信線を介して受信されるデータを内蔵されたメモリに記憶させるユニットとを有することを特徴とする。
本発明によれば、マスタ基板と通信線を介して接続されたスレーブ基板に対して、通信線により送信されるデータ(プログラム)を書込み制御信号により制御して記憶させることができるので、スレーブ基板に実装されたメモリへのプログラムの記録を人為的な切り替え操作や作業をすることなく容易に実行することができる。また、スレーブ基板に記憶されたプログラムをマスタ基板により更新することができるので、スレーブ基板に記憶されたプログラムのバージョンの違いなどを管理する必要もなくなる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態における電子回路の構成を示すブロック図である。図1に示す電子回路は、例えばゲーム装置に実装されるもので、マスタ基板1とスレーブ基板2とが通信線を介して接続されている。マスタ基板1とスレーブ基板2とを接続する接続線としては、例えばRS232、RS485、RS422…などの規格に従うケーブルを使用することができる。通信線には、マスタ基板1からスレーブ基板2への書き込みデータを送信する通信線S1と、スレーブ基板2(ROM内蔵CPU5)からマスタ基板1への書き込みデータを送信する通信線S2が含まれている。
さらに、本実施形態における電子回路では、マスタ基板1とスレーブ基板2とが書込み制御線S3により接続される。書込み制御線S3は、マスタ基板1から通信線S1を介して送信されるデータ(プログラム)をスレーブ基板2(ROM内蔵CPU5)に書き込む制御のための書込み制御信号が送信される。
マスタ基板1には、マスタROM1aが設けられており、スレーブ基板2に書き込むプログラムが記憶される。マスタ基板1は、データ更新プログラムを実行することにより、マスタROM1aに記憶されたプログラムをスレーブ基板2(ROM内蔵CPU5)に書き込む処理を実行する。
スレーブ基板2には、WDTクリア信号用セレクタ3、ウォッチドッグタイマ(WDT)4、及びROM内蔵CPU5が実装されている。
WDTクリア信号用セレクタ3は、WDT4に対してクリア信号(初期化指令)を出力するもので、ROM内蔵CPU5に設けられたCPUポートからの信号を入力する第1の入力端子(IN A)と、マスタ基板通信線S1からのデータを入力する第2の入力端子(IN B)と、書込み制御線S3からの書込み制御信号を入力する切り替え端子とが設けられている。WDTクリア信号用セレクタ3は、通常では、第1の入力端子(A)側に入力を切り替えており、ROM内蔵CPU5のCPUポートから出力される信号が入力されている場合にクリア信号を出力する。また、WDTクリア信号用セレクタ3は、切り替え端子に書込み制御信号が入力された場合には、第2の入力端子(B)側に入力を切り替えており、通信線S1によりデータが送信されている場合にクリア信号を出力する。
WDT4は、一定時間内にWDTクリア信号用セレクタ3からクリア信号が入力されない場合に、ROM内蔵CPU5に対してリセット信号を出力する。
ROM内蔵CPU5は、スレーブ基板2を制御するもので、内蔵ROM6が実装されている。内蔵ROM6は、例えばフラッシュメモリ(フラッシュROM)であり、マスタ基板1によりプログラムが書き込まれる。ROM内蔵CPU5は、WDT4から入力されるリセット信号に応じてハードウェアリセットを実行する。また、ROM内蔵CPU5は、マスタ基板1と書込み制御線S3を介して接続されており、書込み制御信号を受信した場合に、書込み用受信データ入力端子を介して入力されるデータ(プログラム)を内蔵ROM6に書込む書込みモードに移行する。
次に、本実施形態の電子回路におけるプログラムの書き込み動作について、図2に示すフローチャートを参照しながら説明する。
図2(a)は、マスタ基板1におけるデータ更新処理を説明するためのフローチャート、図2(b)は、スレーブ基板2のWDTクリア信号用セレクタ3の動作を説明するためのフローチャート、図2(c)は、スレーブ基板2のROM内蔵CPU5におけるデータ更新処理を説明するためのフローチャートである。
マスタ基板1のマスタROM1aには、スレーブ基板2に書き込むデータ(プログラム)が予め記憶されているものとする。マスタ基板1は、スレーブ基板2へプログラムを書き込むための処理を実行するプログラムを起動する。
まず、マスタ基板1は、書込みデータの送信に先立ち、スレーブ基板2のROM内蔵CPU5を書込みモードに移行させるために、書込み制御線S3を介して書込み制御信号を送信する(ステップA1)。
スレーブ基板2のWDTクリア信号用セレクタ3は、書込み制御線S3に書込み制御信号が送信されると、切り替え端子から書込み制御信号が入力される(ステップB1、Yes)。WDTクリア信号用セレクタ3は、書込み制御信号の入力に応じて、マスタ基板通信線S1からのデータを入力する第2の入力端子(IN B)側に入力を切り替える(ステップB2)。
一方、マスタ基板1は、書込み制御信号を送信してから直ぐに書込みデータの送信を開始しないで一定時間待ち状態となる(ステップA2)。このため、WDTクリア信号用セレクタ3は、マスタ基板通信線S1に入力を切り替えた後、一定時間、通信線S1からの入力がない状態となる。従って、WDTクリア信号用セレクタ3は、WDT4に対するクリア信号の出力を停止する。
WDT4は、WDTクリア信号用セレクタ3から一定時間内にクリア信号が入力されないことにより、ROM内蔵CPU5に対してリセット信号を出力する。
ROM内蔵CPU5は、書込み制御線S3から書込み制御信号が受信され(ステップC1)、WDT4からリセット信号が入力されると(ステップC2、Yes)書込みモードに移行する(ステップC3)。
マスタ基板1は、一定時間待った後、マスタROM1aに記憶された書込みデータ(プログラム)の送信を開始する(ステップA3)。WDTクリア信号用セレクタ3は、通信線S1によるデータの送信が開始されることにより、第2の入力端子(IN B)から信号が入力される(ステップB3、Yes)。従って、WDTクリア信号用セレクタ3は、WDT4に対してクリア信号を出力して(ステップB4)、WDT4からリセット信号が出力されないようにすることができる。すなわち、通信線S1によりデータが送信されている間は、ROM内蔵CPU5にリセットが掛からないようにすることができる。
ROM内蔵CPU5は、書込みモードに移行した後、通信線S1を介して受信される書込みデータ(プログラム)を内蔵ROM6に書き込んでいく(ステップC4,C5)。
マスタ基板1は、データ送信が完了すると(ステップA4、Yes)、スレーブ基板2の書込みモードを解除するために書込み制御信号の出力を停止する(ステップA5)。スレーブ基板2のWDTクリア信号用セレクタ3は、書込み制御信号の入力がなくなると、ROM内蔵CPU5のCPUポートからの信号を入力する第1の入力端子(IN A)側に入力を切り替える(ステップB5、Yes)。
ROM内蔵CPU5は、通信線S1を介した書込みデータの受信が終了すると書込みを完了する(ステップC6)。WDTクリア信号用セレクタ3は、第1の入力端子(IN A)側に入力が切り替えられることによりクリア信号の出力を停止する。このためWDT4は、一定時間内にクリア信号が入力されないことからROM内蔵CPU5に対してリセット信号を出力する。
ROM内蔵CPU5は、リセット信号を入力すると(ステップC7、Yes)、書込みモードから通常モードに切り替えて、動作を開始する(ステップC8)。ROM内蔵CPU5は、マスタ基板1によって内蔵ROM6に書き込まれたプログラムに従う動作を実行可能となる。
このようにして、本実施形態における電子回路では、マスタ基板1から通信線S1と書込み制御線S3を利用して、スレーブ基板2のROM内蔵CPU5に対してプログラムを書き込むことができる。従って、マスタ基板1とスレーブ基板2が実装された例えばゲーム装置が出荷された後であっても、スレーブ基板2に記憶されるプログラムの更新を容易に実行することができる。また、ゲーム装置を出荷する前にプログラムの開発を完了しなくても良いため、プログラム開発の負担を軽減することができる。
スレーブ基板2(ROM内蔵CPU5)に記憶されるプログラムをマスタ基板1側で保管、更新することができるので、スレーブ基板2で使用されるプログラム(バージョンの違いなど)を別途管理しておく必要がなく負担を軽減できる。
本実施形態における電子回路では、スレーブ基板2のWDT4を書込み制御信号によりマスタ基板1から制御し、ROM内蔵CPU5のハードウェアリセットを実行させることができる。従って、スレーブ基板2にモード切り替え用のジャンパやスイッチ、あるいはWDT4をハードウェア的に解除するための構成が不要となる。このため、量産時のスレーブ基板だけでなく、開発中のスレーブ基板についてもスイッチやジャンパが設けられていない同一構成のスレーブ基板2とすることができる。
次に、1つのマスタ基板に対して、複数のスレーブ基板が接続される構成の電子回路例について図3を参照しながら説明する。
図3に示す電子回路は、例えば遊技場に設置される業務用のゲーム装置に搭載される。このゲーム装置は、同時に複数のプレイヤがゲームをすることが可能な比較的大型のもので、各プレイヤがプレイする装置筐体別にスレーブ基板が実装され、この複数のスレーブ基板がマスタ基板によって制御される。
図3に示す電子回路において、メイン部10には、マスタ基板20、複数のターミナル部12−1,12−2,…,12−n、ハブ24とが含まれる。
マスタ基板20は、複数のスレーブ基板22−1,22−2,…,22−mと、それぞれに対応する通信線S1,S2と書込み制御線S3とにより相互に接続されている。マスタ基板20は、図1を用いて説明したように、スレーブ基板22−1,22−2,…,22−mのそれぞれに対して、個別にプログラム(データ)の書込みを実行する。スレーブ基板22−1,22−2,…,22−mは、マスタ基板20から受信されるプログラムを、それぞれに実装された内蔵ROM22a−1,22a−2,…,22a−mに記憶させる。
マスタ基板20は、ハブ24を介して、複数のターミナル部12−1,12−2,…,12−nが接続されている。図3に示すように、ターミナル部12−1には、マスタ基板30と複数のスレーブ基板32−1,…,32−kが設けられている。マスタ基板30は、ハブ24を介してメイン部10のマスタ基板20と接続される。
ターミナル部12−1において、マスタ基板30は、複数のスレーブ基板32−1,…,32−kと、それぞれに対応する通信線S1,S2と書込み制御線S3とにより相互に接続されている。マスタ基板30は、図1を用いて説明したように、スレーブ基板32−1,…,32−kのそれぞれに対して、個別にプログラム(データ)の書込みを実行する。スレーブ基板32−1,…,32−kは、マスタ基板30から受信されるプログラムを、それぞれに実装された内蔵ROM32a−1,…,32a−kに記憶させる。
なお、ターミナル部12−2,…,12−nにおいても、ターミナル部12−1と同様にして、1枚のマスタ基板に複数のスレーブ基板が接続されて構成され、前述と同様にしてマスタ基板から複数のスレーブ基板のそれぞれに対してプログラムの書込みを実行するものとする。
なお、前述したように、メイン部10、ターミナル部12−1,12−2,…,12−nのそれぞれにおいて、個別に複数のスレーブ基板についてプログラムの書込みを実行しても良いが、メイン部10のマスタ基板20から各ターミナル部12−1,12−2,…,12−nのマスタ基板30を制御して、メイン部10及びターミナル部12−1,12−2,…,12−nに実装される複数のスレーブ基板のプログラムの更新を実行するようにしても良い。
このようにして、本実施形態における電子回路では、1枚のマスタ基板により複数のスレーブ基板のプログラムを更新することができる。マスタ基板は、各スレーブ基板に対して、個別にプログラムの更新が可能なので、スレーブ基板別に異なるプログラムにより更新することも可能となる。
なお、前述した説明では、ゲーム装置に実装される電子回路(マスタ基板、スレーブ基板)を例にして説明しているが、その他の装置に実装される電子回路に適用することも勿論可能である。また、スレーブ基板2のROM内蔵CPU5に記憶されるプログラムを更新するだけでなく、各種のデータの書き換えを実行することも可能である。また、ROM内蔵CPU5に実装された内蔵ROM6に記録されるプログラムやデータを更新するだけでなく、スレーブ基板2に実装された他のメモリに記録されるプログラムやデータを更新する場合に適用可能である。
また、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本実施形態における電子回路の構成を示すブロック図。 本実施形態の電子回路におけるプログラムの書き込み動作について説明するためのフローチャート。 1つのマスタ基板に対して、複数のスレーブ基板が接続される構成の電子回路例について示すブロック図。
符号の説明
1…マスタ基板、1a…マスタROM、2…スレーブ基板、3…WDTクリア信号用セレクタ、4…WDT、5…ROM内蔵CPU、6…内蔵ROM、10…メイン部、12−1,12−2,…,12−n…ターミナル部、20…マスタ基板、22−1,22−2,…,22−m…スレーブ基板、22a−1,22a−2,…,22a−m…内蔵ROM、30…マスタ基板、32−1,…,32−k…スレーブ基板、32a−1,…,32a−k…内蔵ROM。

Claims (4)

  1. マスタ基板と、
    前記マスタ基板とデータを送受信する通信線を介して接続されたスレーブ基板と、
    前記マスタ基板から前記スレーブ基板に対して、データ書き込みを指示する書込み制御信号を送信するための書込み制御線とを含む電子回路であって、
    前記マスタ基板は、前記書込み制御線から書込み制御信号を送信してから一定時間経過した後にデータの送信を開始し、
    前記スレーブ基板は、
    前記書込み制御線からの書込み制御信号が受信された場合に、前記マスタ基板から受信されるデータに応じてクリア信号を出力するクリア信号出力手段と、
    前記クリア信号出力手段から出力されるクリア信号が一定時間内に入力されない場合にリセット信号を出力するウォッチドッグタイマと、
    前記書込み制御線からの書込み制御信号が受信され、前記ウォッチドッグタイマからリセット信号が入力された後に、前記通信線を介して受信されるデータを内蔵されたメモリに記憶させるユニットとを有することを特徴とする電子回路。
  2. マスタ基板と接続された書込み制御線からの書込み制御信号が受信された場合に、前記マスタ基板から通信線を介して受信されるデータに応じてクリア信号を出力するクリア信号出力手段と、
    前記クリア信号出力手段から出力されるクリア信号が一定時間内に入力されない場合にリセット信号を出力するウォッチドッグタイマと、
    前記書込み制御線からの書込み制御信号が受信され、前記ウォッチドッグタイマからリセット信号が入力された後に、前記通信線を介して受信されるデータを内蔵されたメモリに記憶させるユニットとを具備したことを特徴とするスレーブ基板。
  3. マスタ基板と、
    前記マスタ基板とデータを送受信する第1の通信線を介して接続された第1のスレーブ基板と、
    前記マスタ基板とデータを送受信する第2の通信線を介して接続された第2のスレーブ基板と、
    前記マスタ基板から前記第1のスレーブ基板に対して、データ書き込みを指示する書込み制御信号を送信するための第1の書込み制御線と、
    前記マスタ基板から前記第2のスレーブ基板に対して、データ書き込みを指示する書込み制御信号を送信するための第2の書込み制御線とを含む電子回路であって、
    前記第1のスレーブ基板は、
    前記第1の書込み制御線からの書込み制御信号が受信された場合に、前記マスタ基板から受信されるデータに応じてクリア信号を出力する第1のクリア信号出力手段と、
    前記第1のクリア信号出力手段から出力されるクリア信号が一定時間内に入力されない場合にリセット信号を出力する第1のウォッチドッグタイマと、
    前記第1の書込み制御線からの書込み制御信号が受信され、前記第1のウォッチドッグタイマからリセット信号が入力された後に、前記第1の通信線を介して受信されるデータを内蔵された第1のメモリに記憶させる第1のユニットを有し、
    前記第2のスレーブ基板は、
    前記第2の書込み制御線からの書込み制御信号が受信された場合に、前記マスタ基板から受信されるデータに応じてクリア信号を出力する第2のクリア信号出力手段と、
    前記第2のクリア信号出力手段から出力されるクリア信号が一定時間内に入力されない場合にリセット信号を出力する第2のウォッチドッグタイマと、
    前記第2の書込み制御線からの書込み制御信号が受信され、前記第2のウォッチドッグタイマからリセット信号が入力された後に、前記第2の通信線を介して受信されるデータを内蔵された第2のメモリに記憶させる第2のユニットを有したことを特徴とする電子回路。
  4. マスタ基板と、
    前記マスタ基板とデータを送受信する通信線を介して接続されたスレーブ基板と、
    前記マスタ基板から前記スレーブ基板に対して、データ書き込みを指示する書込み制御信号を送信するための書込み制御線とを含む電子回路におけるデータ更新方法であって、
    前記マスタ基板は、前記書込み制御線から書込み制御信号を送信してから一定時間経過した後にデータの送信を開始し、
    前記スレーブ基板は、
    前記書込み制御線からの書込み制御信号が受信された場合に、前記マスタ基板から受信されるデータに応じてクリア信号出力手段によりクリア信号を出力し、
    前記クリア信号出力手段から出力されるクリア信号が一定時間内に入力されない場合にリセット信号をウォッチドッグタイマから出力し、
    前記書込み制御線からの書込み制御信号が受信され、前記ウォッチドッグタイマからリセット信号がユニットに入力された後に、前記通信線を介して受信されるデータを前記ユニットに内蔵されたメモリに記憶させることを特徴とするデータ更新方法
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