JP4904907B2 - スレーブ機器 - Google Patents

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Description

本発明は、デバイスネットワークに接続され、複数のコネクションパスを有し、予め設定された初期値とコントローラのマスタ機器から指示された値とにコネクションパスを可変するスレーブ機器に関する。
従来、コントローラに搭載されたマスタ機器に対してネットワークを介して複数のスレーブ機器が接続されるデバイスネットワークシステムがある。
図5は、従来のデバイスネットワークシステムの一例を示す図である。同図に示す例では、1台のコントローラ1のマスタ機器に、ネットワーク2を介してn(この例では最大n=63)台のスレーブ機器3(3−1、3−2、・・・、3−n)が接続されている。
図6(a) は、スレーブ機器3の内部構成を示す図であり、同図(b) は、その占有ワード情報(以下、コネクションパスともいう)の複数のワード構成の例を示す図である。尚、同図(b) に示す「入力」及び「出力」は、マスタ機器側から見た入出力方向である。
同図(a) に示すように、スレーブ機器3は、ネットワーク2とのインタフェースを行う通信インタフェース部4と、I(インプット)/O(アウトプット)データの制御や各種判断を行うマイクロプロセッサ(MPU)5と、I/Oデータを保持する複数のコネクションパスを構成する不揮発性メモリ6と、外部の被制御機器とI/Oデータの通信を行うI/Oインタフェース7を備えている。
尚、マイクロプロセッサ5には、制御プログラムや自己の局番情報が格納されたROM(read only memory)が内蔵されている。勿論、外付けのROMであってもよい。また、電源は、ネットワーク2を介してスレーブ機器3に供給される構成としてもよく、あるいはネットワーク2から独立した電源8から直接スレーブ機器3に供給される構成としてもよい。
スレーブ機器3のコネクションパスは、不揮発性メモリ6の所定領域に、同図(b) に示すように予め構築されている。同図(b) に示す例では、コネクションAは入力1ワード、コネクションBは入力5ワード、コネクションCは入力5ワード、出力3ワードとなっている。
図7は、図5に示すデバイスネットシステムにおける通信フローを示す図である。図5に示すコントローラ1のマスタ機器は、図7に示すように、電源投入後(M1)、スレーブ機器3が有する占有ワード情報を取得するために、マスタ機器とスレーブ機器3間でコネクション開設を実施する(M2)。
そして、上記のコネクション開設を実施した後に、I/O伝送を行う処理(M4)、及びメッセージ伝送を行う処理(M4)を、各スレーブ機器3に対して実行する。これにより、コントローラシステムとしての制御データの授受が各スレーブ機器3に対して行われる。
また、このコネクション開設では、このコネクション開設の実施でコネクションパスが確立された後は、コネクション開設を再実施することはできないようになっている。
図8は、上記のコネクション開設(M2)におけるマスタ機器とスレーブ機器3間の通信の詳細なやり取りを示す図である。同図に示すように、マスタ機器は、コネクションの開設を要求する「メッセージコネクション開設要求」(M21)、スレーブ機器が備える占有ワード情報を取得するための「コネクションRead要求」(M22)、取得した占有ワード情報から所望のコネクションに変更指示する「コネクション切替メッセージ」(M23)、及びその他コマンド(M24、M25)を、スレーブ機器3からの「成功レスポンス」等の応答を挟んで順次発行する。
尚、マスタ機器がスレーブ機器3に「コネクション切替メッセージ」を送信してコネクションの切替を要求するのは、「コネクションRead要求」でスレーブ機器3から取得した現在のコネクションパスの設定が、スレーブ機器3が配置された位置のコネクションパスに合っていない場合である。
スレーブ機器3は、マスタ機器が要求する「コネクション切替メッセージ」を受信すると、あらかじめ有する図6(b) に示した複数のコネクションパスの中からマスタ機器が要求するコネクションパスに設定を切りかえて、成功レスポンスを返答する。
上記の「コネクション切替メッセージ」で、図6(b) のコネクションAが指定されて、スレーブ機器3のMPU5が、自己器にコネクションAを設定すると、以後、そのスレーブ機器3は、入力1ワードのスレーブ機器として動作する。
同様に、「コネクション切替メッセージ」でコネクションBが指定されると、以後、そのスレーブ機器3は、入力5ワードのスレーブ機器として動作し、コネクションCが指定されると、以後、そのスレーブ機器3は、入力5ワード、出力3ワードのスレーブ機器として動作する。
このように、図6(b) に示す例では、1台のスレーブ機器3を、コネクションA〜Cまでの制御データの中のいずれか所望の制御データを扱うスレーブ機器としてコネクションパスを臨機応変に設定することができるので、要求される制御システムに柔軟に対応することができる。
例えば、アナログ4チャンネル品の場合、自己器で有するコネクションパスは4ワードであるが、実際には1チャンネルのみ使用して1ワードのみを使いたい場合、1ワードのコネクションパスとして「コネクション切替メッセージ」を実施すれば、対象のスレーブ機器は1ワードのみのスレーブ機器として動作させることができる。
また、例えばコネクションA、B、Cのスレーブ機器のみでデバイスネットが構成されている場合、図6(a),(b) に示した1種類のスレーブ機器3のみを予備器として保管しておけばよく、部材保管の管理が容易になる。
図9は、デバイスネットワークのスレーブ機器が故障したときにおける1種類の予備スレーブ機器のみを用いて行われる保守の経過を示す図である。同図は、デバイスネットワークシステムの二番目の位置に配置されて、コネクションBの占有ワード情報で動作していたスレーブ機器3−2が故障した場合の例を示している。
同図において、先ず、矢印aで示すように、故障したスレーブ機器3−2をネットワーク2から取り外す。次に、保管庫から取り出した予備器のスレーブ機器3−2を、矢印bで示すように、ネットワーク2に接続する。尚、予備器のスレーブ機器は、工場からの製品出荷時には全てコネクションAに設定されているものとする。
コントローラ1のマスタ機器は、スレーブ機器3−2が故障した段階または取り外された段階で、スレーブ機器3−2とのコネクションが切断されたことを認識しているので、予備器のスレーブ機器3−2がネットワーク2に接続された段階で、交換接続されたスレーブ機器3−2に対し、図7及び図8に示した手順で、矢印cで示すように「コネクション切替メッセージ」を送信して、スレーブ機器3−2のコネクションAをコネクションBに切り替えて、所望のコネクションパスを確立する。
このように、デバイスネットのどの位置のスレーブ機器3が故障しても、予備器と交換して、デバイスネットシステムを直ちに立ち上げることができる。
また、上記の例では、1台のコントローラをネットワークに接続した例を示しているがネットワークに接続するコントローラは1台と限るものではなく、例えば2台のコントローラをネットワークに接続する例も知られている。(例えば、特許文献1参照。)
ところで、コントローラのマスタ機器の中には、図8の詳細図の処理M22とM23で示した「コネクション切替コマンド」の指示が出来る形式のものと出来ない形式のものがある。
コネクション切替の指示が出来ないマスタ機器が接続されているデバイスネットワークシステムでも、スレーブ機器が故障して予備器と交換されたとき、スレーブ機器にあらかじめ設定されている初期値のコネクションパスがスレーブ機器の配置位置に要求されるコネクションパスに合致するのであれば問題はない。
しかし、コネクション切替の指示が出来ないマスタ機器では、スレーブ機器にあらかじめ設定されている初期値のコネクションパスがスレーブ機器の配置位置に要求されるコネクションパスに合致しないと問題が起きる。
図10は、コネクション切替の指示が出来ないマスタ機器が接続されているデバイスネットワークシステムにおいて発生する不具合を説明する図である。
同図において、矢印aで示すように故障スレーブ機器3−2をネットワーク2から取り外し、次に予備器のスレーブ機器3−2を矢印bで示すようにネットワーク2に接続しても、矢印cを×印で消して示すように本例では「コネクション切替メッセージ」がマスタ機器から送信されないので、交換接続されたスレーブ機器3−2のコネクションパスは、初期設定のコネクションAのままで、配置位置に要求されるコネクションBには切り替わらない。
これでは、デバイスネットシステムが正常に作動しないから困るので、通常は、コンフィグレータなどの市販のツールを用いてコネクションパスの切替を行うことになる。コンフィグレータを使用するときは、先ず、コントローラ1とネットワーク2との接続を切り離し、コントローラ1の代わりにコンフィグレータをネットワーク2に接続し、スレーブ機器3−2のコネクションパスを切り替えたのち、コントローラ1とネットワーク2との接続を元に戻す、という作業が行われる。
特開2000−269996号公報([要約]、図1)
上記のように、コネクション切り替えの指示が出来ない(コネクション切替えコマンドを持たない)マスタ機器が接続されているデバイスネットワークシステムでは、スレーブ機器があらかじめ備える占有ワード情報を変更することができないため、要求されるデバイスネットワークシステムを構築するに当ってスレーブ機器の配設に際し、柔軟に対応することが困難であった。
また、故障等でスレーブ機器を交換する場合には、コンフィグレータなどの市販のツールを用いて占有ワード情報の変更を行うことになり、その場合、一旦デバイスネットワークシステムの通信を止めなければ実行できないので、シーケンス制御が行われている現場に支障をきたすという問題がある。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、マスタ機器がコネクション切替えコマンドを持つか持たないかに拘わり無く且つデバイスネットワークシステムの通信を中断することなく、新たにデバイスネットワークシステムに接続される際に複数のコネクションパスの切り替えを容易に行うことができるスレーブ機器を提供することである。
本発明のスレーブ機器は、デバイスネットワークシステムに接続されるスレーブ機器であって、それぞれがメモリ占有ワード数から構成される複数のコネクションパスを有するコネクション部と、該コネクション部が有する上記複数のコネクションパスの初期値を設定する初期値設定手段と、該初期値設定手段により設定されたコネクションパスの初期値を読み出す読出手段と、上記デバイスネットワークシステムに接続されているコントローラのマスタ機器からコネクションパス切替の指示がないときは上記読出手段により読み出された上記初期値のコネクションパスを以後使用するコネクションパスとして設定し、上記マスタ機器からコネクションパス切替の指示があるときはその指示に従って切り替えたコネクションパスを以後使用するコネクションパスに設定するコネクションパス設定手段と、を備えて構成される。
上記初期値設定手段は、例えば、少なくとも1個のオン・オフ切替スイッチであるように構成される。
本発明のスレーブ機器によれば、コネクションパスの初期値を設定することができるので、マスタ機器がコネクション切替えコマンドを持たないときはコネクションパスの初期値を自己機器が配置される位置のコネクションパスに設定し、マスタ機器がコネクション切替えコマンドを持つときは初期値の設定を確認することなくそのままデバイスネットワークシステムに接続できるので、マスタ機器がコネクション切替えコマンドを持つか持たないかに拘わり無く且つデバイスネットワークシステムの通信を中断することなく、新たにデバイスネットワークシステムに接続される際に複数のコネクションパスの切り替えを容易に行うことができるスレーブ機器を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1(a) は、一実施の形態におけるスレーブ機器の内部構成を示す図であり、同図(b) は、その主要部の外観を示す図、同図(c) は、そのコネクション初期値決定スイッチのスイッチモードと占有ワード情報との関係を示す図である。
同図(a) に示すように、本例のスレーブ機器10は、ネットワーク2とのインタフェースである通信インタフェース部4、マイクロプロセッサ(MPU)5、不揮発性メモリ6、I/Oインタフェース7、及び独立電源8の構成は、図6(a) の場合と同様である。
本例のスレーブ機器10において図6(a) の場合と異なるのは、図1(a),(b) に示すように、2個のオン・オフスイッチから成るスイッチ部9を備えていることである。
このスイッチ部9の2個のスイッチは、詳しくは後述するように、スレーブ機器10の制御部に、コネクションパスの初期値を決定させるが、このコネクションパスの初期値の決定は、強制的なものではなく、外部からの変更要求通信によって変更が可能なものである。
また、勿論、スイッチ部9には、2個と限ることなく3個以上何個のスイッチを設けるようにしてもよい。
本例のスレーブ機器10は、図1(b) に示すように、上記のスイッチ部9の他に、外面に、5個の通信コネクタ11、2個の局番スイッチ12等を備えている。
上記のスイッチ部9の2個のスイッチのオン・オフ状態と占有ワード情報との関係は、例えば図1(c) に示すように、スイッチ「OFF、OFF」のとき入力1ワード、スイッチ「OFF、ON」のとき入力5ワード、スイッチ「ON、OFF」のとき入力5ワード+出力3ワード、そして、スイッチ「ON、ON」のとき入力Nワード+出力nワードである。
尚、本例において、1ワードは16ビットである。したがって、例えば入力1ワードの占有ワード情報を持つスレーブ機器は、16個の外部機器やスイッチ等に接続されて、それら外部機器やスイッチ等のオン・オフ情報を占有ワード情報に入力され、その入力された占有ワード情報のオン・オフ情報をマスタ機器に出力する。
図2(a) は、上記構成のスレーブ機器10とマスタ機器との間において行われる通信の詳細なやり取りを示す図であり、同図(b) はスレーブ機器10の不揮発性メモリ6に予め展開されている3種類の占有ワード情報(コネクションパス)を示す図である。
図2(b) に示す3種類のコネクションパスには、コネクションA、コネクションB、及びコネクションCの名称が付与されている。コネクションAはスイッチ部9の2個のスイッチ「OFF、OFF」で指定されるコネクションパスであり、コネクションBはスイッチ「OFF、ON」で指定されるコネクションパス、そして、コネクションCはスイッチ「ON、OFF」で指定されるコネクションパスである。
尚、スイッチ「ON、ON」で指定される「入力Nワード+出力nワード」のコネクションDのパスは、図示を省略している。
上記のスレーブ機器10の構成において、図2(a) に示すように、マスタ機器から「メッセージコネクション開設」の要求(M31)が送信されてくるに先立って、スレーブ機器10の不揮発性メモリ6には、上記のように占有ワード情報(コネクションパス)が予め常時展開されており(S31)、システムに電源が入ると、スレーブ機器10は、先ずスイッチ(SW)情報を読み込む(S32)。
このスイッチ(SW)情報は、図1(c) に示した2個のスイッチのON/OFF情報である。
そして、スレーブ機器10は、マスタ機器からの「メッセージコネクション開設」の要求(M31)に応じてメッセージコネクション開設の「成功レスポン」をマスタ機器に返信する(S33)。
ここで、マスタ機器がコネクション切替えコマンドを持つ形式のマスタ機器であれば、マスタ機器からスレーブ機器10に「コネクションRead要求」が送信される(M32)。そして、スレーブ機器10から「コネクション情報レスポンス」が返信される(S34)。
このコネクション情報レスポンスは、MPU5が処理S32で読み込んだスイッチ部9のスイッチのON/OFF状態で示される初期設定されたコネクションパス名である。
コントローラの不図示の不揮発性メモリには、予めデバイスネットワークシステムの情報が全て格納されており、その情報の中には、デバイスネットワークシステムに接続される全てのスレーブ機器10の接続位置ごとのコネクションパスの種類も含まれている。
マスタ機器は、スレーブ機器10から返信された「コネクション情報レスポンス」に示されるコネクション情報が、正しいコネクションパスを示していれば、I/Oリクエストの通信に進む。
しかし、コネクション情報が正しいコネクションパスを示していない(例えばコネクションBであるべき位置のスレーブ機器10が自己器のコネクションパスの初期設定値がコネクションAであると返信してきた)場合は、マスタ機器は正しいコネクションパスに変更するように指示する「コネクション情報切替要求」をスレーブ機器10に送信する(M33)。
コネクション情報切替要求を受信したスレーブ機器10は、コネクション情報切替要求に従ってコネクションパスを変更(例えばコネクションAからBに変更)して、その変更設定が完了したことを「成功レスポンス」として、マスタ機器に返信する(S35)。
この後に続く種々の通信(送信と返信)によりメッセージコネクション開設の処理が完了すると、マスタ機器からスレーブ機器10に「I/O」リクエスト」が送信される(M3x)。
スレーブ機器10は、マスタ機器から「I/O」リクエスト」を受信すると、先に設定した占有ワード情報に従って、I/Oインタフェース7を介して外部機器からデータを収集し、その収集したデータによって構成される占有ワード情報(オン・オフ情報)を「I/Oデータレスポンス」としてマスタ機器に返信する(S3x)。
以後、このデバイスネットワークシステムにおけるシーケンス制御が進行する。
また、マスタ機器がコネクション切替えコマンドを持たない形式のマスタ機器の場合は、図2(a) において、通信処理M32、S34、M33、S35は行われない。その場合は、スレーブ機器10がデバイスネットワークシステムに接続されるときに、オペレータの手によってスイッチ部9の2個のスイッチのON/OFF状態を設定されて、その接続位置に対応するコネクションパスが初期設定される。
図3は、上記のようにして、マスタ機器がコネクション切替えコマンドを持つか持たないかに拘わり無くデバイスネットワークシステムに適切に対応するスレーブ機器10側から見た通信の手順を示すフローチャートである。同図には、図2(a) に示した処理と同一の処理には、図2(a) と同一の処理番号(記号)を付与して示している。
図3において、スレーブ機器10のMPU5は、スイッチ部9のスイッチのON/OFF状態を読み込んで、コネクション初期値を決定する(S32)。
この処理では、上述したように、コネクションAはスイッチ「OFF、OFF」(SW=00)、コネクションBはスイッチ「OFF、ON」(SW=01)、コネクションCはスイッチ「ON、OFF」(SW=10)、そして、コネクションDはスイッチ「ON、ON」(SW=11)である。
続いて、MPU5は、マスタ機器からのメッセージコネクション開設要求によりメッセージコネクションを開設する(S33)。
次に、MPU5は、マスタ機器から、コネクションRead要求が発信されているか否か、すなわち通信インタフェース部4がメッセージコネクション開設要求を受信しているか否かを調べる(S34´)。
そして、コネクションRead要求を受信していれば(S34´がYes)、そのコネクションRead要求に対して応答する(S34)。ここで応答する内容は、処理S32で決定したコネクション初期値である。
続いて、MPU5は、通信インタフェース部4が、上記の応答に対するマスタ機器からのコネクション切替要求を受信しているか否かを調べる(S35´)。尚、コネクションRead要求を受信していないときは(S34´がNo)、直ちに、このS35´の処理に移る。
ここで、マスタ機器からのコネクション切替要求を受信していれば(S35´がYes)、切替要求に従ってコネクションを切り替える(S35)。
続いて、MPU5は、通信インタフェース部4が、マスタ機器からのI/O、メッセージ更新要求を受信しているか否かを調べる(S3x´)。尚、コネクション切替要求を受信していないときは(S35´がNo)、直ちに、このS3x´の処理に移る。
そして、MPU5は、通信インタフェース部4がマスタ機器からのI/O、メッセージ更新要求を受信していれば(S3x´がYes)、処理S32で決定または処理S35で切り替えられているコネクションパスに従って、I/O伝送やメッセージ伝送に応答する(S3x)。
尚、I/O伝送はオン・オフ情報であり、メッセージ伝送は、コマンドその他オン・オフ情報以外の情報である。
また、MPU5は、通信インタフェース部4がI/O、メッセージ更新要求を受信していないときは(S3x´がNo)、次の要求通信を待機する。
図4は、コネクション切替えコマンドを持たない形式のマスタ機器が接続されているデバイスネットワークの場合におけるスレーブ機器交換の態様を模式的に示す図である。
図4は、図9の場合と同様に、デバイスネットワークシステムの二番目の位置に配置されて、コネクションBの占有ワード情報で動作していたスレーブ機器3−2が故障した場合の例を示している。
図4において、先ず、矢印dで示すように、故障したスレーブ機器3−2をネットワーク2から取り外す。次に、保管庫から取り出した予備器のスレーブ機器10を、矢印eで示すように、ネットワーク2に接続する。
この際、オぺレータは、故障したスレーブ機器3−2がコネクションBの占有ワード情報で動作していたものであること、及びこのネットワーク2に接続されているコントローラ1のマスタ機器がコネクション切替えコマンドを持たない形式のマスタ機器であることを知っているので、工場出荷時にコネクションAに初期設定されていたスレーブ機器10のスイッチ部9のスイッチを操作して、SW=01すなわちコネクションBに設定変更しておく。
コントローラ1のマスタ機器は、スレーブ機器3−2が故障した段階または取り外された段階で、スレーブ機器3−2とのコネクションが切断されたことを認識しているので、予備器のスレーブ機器10がネットワーク2に接続された段階で、交換接続されたスレーブ機器10に対し、図2(a) に示した手順M31を行って、スレーブ機器10とのメッセージコネクション開設を確立する。
ただし、このコントローラ1のマスタ機器は、上述したようにコネクション切替えコマンドを持たない形式のマスタ機器なので、図2(a) に示した手順M32及びM33の通信処理は行わない。
したがって、図3に示したスレーブ機器10の通信処理では、手順S34´及び手順S35´の判別処理ではいずれもNoとなって、手順S3xにおけるI/O伝送やメッセージ伝送への応答は、手順S32で決定したコネクションパスに従って行われる。
すなわち、オペレータが設定変更したSW=01すなわちコネクションBに従って全てのデータが転送されるので、何らの支障も生じることはない。
このように、本発明のスレーブ機器によれば、コネクションパスの初期値を任意に設定することができるので、マスタ機器がコネクション切替えコマンドを持たないときはコネクションパスの初期値を自己機器が配置される位置のコネクションパスに設定して接続する。したがって、コンフィグレータなどの市販のツールを用いてコネクションパスの切替を行う必要がない。
また、マスタ機器がコネクション切替えコマンドを持つときは初期値の設定を特に確認する必要はなくそのままデバイスネットワークシステムに接続して、適正なコネクションへの切替を、マスタ機器とスレーブ機器間の通信で行わせることができる。
このように、マスタ機器がコネクション切替えコマンドを持つか持たないかに拘わり無く且つデバイスネットワークシステムの通信を中断することなく、新たにデバイスネットワークシステムに接続される際に複数のコネクションパスの切り替えを容易に行うことができるスレーブ機器を提供することが可能となる。
(a) は一実施の形態におけるスレーブ機器の内部構成を示す図、(b) はその主要部の外観を示す図、(c) はそのコネクション初期値決定スイッチのスイッチモードと占有ワード情報との関係を示す図である。 (a) は一実施の形態におけるスレーブ機器とマスタ機器との間で行われる通信の詳細を示す図、(b) はスレーブ機器の不揮発性メモリに予め展開されている占有ワード情報(コネクションパス)を示す図である。 マスタ機器がコネクション切替えコマンドを持つか持たないかに拘わり無くデバイスネットワークシステムに適切に対応するスレーブ機器側から見た通信の手順を示すフローチャートである。 コネクション切替えコマンドを持たない形式のマスタ機器が接続されているデバイスネットワークの場合におけるスレーブ機器交換の態様を模式的に示す図である。 従来のデバイスネットワークシステムの一例を示す図である。 (a) は従来のスレーブ機器の内部構成を示す図、(b) はその複数のコネクションパスの構成の例を示す図である。 従来のデバイスネットワークシステムにおける通信フローを示す図である。 通信フローのコネクション開設におけるマスタ機器とスレーブ機器間の通信の詳細なやり取りを示す図である。 デバイスネットワークのスレーブ機器が故障した際に1種類の予備スレーブ機器を用いて行われる保守の経過を示す図である。 従来のコネクション切替の指示が出来ないマスタ機器が接続されているデバイスネットワークシステムにおいて発生する不具合を説明する図である。
符号の説明
1 コントローラ
2 ネットワーク
3(3−1、3−2、・・・、3−n) スレーブ機器
4 通信インタフェース部
5 マイクロプロセッサ(MPU)
6 不揮発性メモリ
7 I/Oインタフェース
8 電源
9 スイッチ部
10 スレーブ機器

Claims (2)

  1. デバイスネットワークシステムに接続されるスレーブ機器であって、
    それぞれがメモリ占有ワード数から構成される複数のコネクションパスを有するコネクション部と、
    該コネクション部が有する前記複数のコネクションパスの初期値を設定する初期値設定手段と、
    該初期値設定手段により設定されたコネクションパスの初期値を読み出す読出手段と、
    前記デバイスネットワークシステムに接続されているコントローラのマスタ機器からコネクションパス切替の指示がないときは前記読出手段により読み出された前記初期値のコネクションパスを以後使用するコネクションパスとして設定し、前記マスタ機器からコネクションパス切替の指示があるときはその指示に従って切り替えたコネクションパスを以後使用するコネクションパスに設定するコネクションパス設定手段と、
    を備えたことを特徴とするスレーブ機器。
  2. 前記初期値設定手段は、少なくとも1個のオン・オフ切替スイッチである、
    ことを特徴とする請求項1記載のスレーブ機器。
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