JP2001290518A - プログラマブルコントローラ - Google Patents

プログラマブルコントローラ

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JP2001290518A
JP2001290518A JP2000103873A JP2000103873A JP2001290518A JP 2001290518 A JP2001290518 A JP 2001290518A JP 2000103873 A JP2000103873 A JP 2000103873A JP 2000103873 A JP2000103873 A JP 2000103873A JP 2001290518 A JP2001290518 A JP 2001290518A
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Japan
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engineering
terminal
software
plc
program
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Application number
JP2000103873A
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Inventor
Hiroo Kamiyo
浩夫 神余
Kanehide Arai
兼秀 荒井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なるプロトコル体系の複数機種のプログラ
ムマブルコントローラが存在すると、これらを用いてエ
ンジニアリング処理を行うエンジニアリング端末にそれ
ぞれに対応するエンジニアリングソフトウェアをインス
トールしなければならず、ソフトウェアの設計開発にお
いて大変な労力を要するという課題があった。 【解決手段】 エンジニアリング端末が制御に使用する
エンジニアリングソフトウェアを格納する記憶手段と、
エンジニアリング端末と有線及び/若しくは無線の伝送
路を介して接続し、エンジニアリング端末からの要求に
基づいて、エンジニアリングソフトウェアをエンジニア
リング端末に送受信する通信手段と、エンジニアリング
ソフトウェアによってエンジニアリング処理を行うエン
ジニアリング処理手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はプラント監視制御
や製造装置制御などに適用されるプログラマブルコント
ローラ(PLC)に係り、特にエンジニアリングソフト
ウェアを内蔵し、エンジニアリング端末との通信機能を
備えたプログラマブルコントローラに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】制御プログラム方式が異なる複数のプロ
グラマブルコントローラにおける制御プログラムを、一
台で保守・修正する発明として特開平6−242808
号公報に開示されたプログラマブルコントローラのプロ
グラム保守ツールがある。
【0003】図4は特開平6−242808号公報に開
示された従来のプログラマブルコントローラを含むシス
テムの構成を示すブロック図である。図において、21
〜2Nはプログラマブルコントローラで、これらの制御
プログラムはプログラム保守ツール50で修正すること
ができる。30はプログラム保守ツール50とプログラ
マブルコントローラ21〜2Nとをデータリング接続す
るネットワーク伝送路である。50はプログラマブルコ
ントローラ21〜2Nのプログラム保守ツール、51は
プログラムデータ内に画面データが記憶されているか実
行コードが記憶されているかを判別する記憶方式判別選
択手段、52は記憶方式判別選択手段51により画面デ
ータが判別されたときに、この画面データに従って制御
ロジック図を生成して表示する画面データ処理手段、5
3は記憶方式判別選択手段51により実行コードが判別
されたときに、この実行コードから所定の手順に従って
画面データを生成し、この画面データから上記制御ロジ
ック図を生成して表示する実行コード処理手段である。
【0004】次に動作について説明する。プログラム保
守ツール50は予め接続されている全てのプログラマブ
ルコントローラ21〜2Nの制御プログラム記憶方式を
記憶しており、オペレータが選択したプログラマブルコ
ントローラに対応して、このコントローラがどの方式で
動作しているかを判定する。
【0005】具体的には、オペレータがプログラマブル
コントローラ21〜2Nの中から所望のプログラマブル
コントローラを選択すると、プログラム保守ツール50
内の記憶方式判別選択手段51がプログラムデータ内に
画面データが記憶されているか実行コードが記憶されて
いるかを判別する。このとき、記憶方式判別選択手段5
1により画面データが判別されると(つまり、オペレー
タが選択したコントローラが画像データ記憶方式の制御
プログラムで動作している)、画面データ処理手段52
がネットワーク伝送路30を介して上記画面データを読
み出し、これに従って制御ロジック図を生成して表示す
る。
【0006】一方、記憶方式判別選択手段51により実
行コードが判別されると(つまり、オペレータが選択し
たコントローラが画像データ自動生成方式の制御プログ
ラムで動作している)、実行コード処理手段53がネッ
トワーク伝送路30を介して上記実行コードを読み出
し、これから所定の手順に従って画面データを生成し、
この画面データから制御ロジック図を生成して表示す
る。
【0007】このようにして、従来のプログラマブルコ
ントローラ21〜2Nは、自己の制御プログラム記憶方
式をプログラム保守ツール50で判別することで、各制
御プログラムに対応したプログラム読み出し処理/プロ
グラム修正処理/プログラム書き込み処理を自動的に選
択実行が可能である。これにより、制御プログラム記憶
方式が異なるプログラマブルコントローラが混在するシ
ステムにおいても、一台のプログラム保守ツールで全て
のコントローラのプログラム保守を実施することができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のプログラマブル
コントローラは以上のように構成されているので、異な
る複数機種のプログラマブルコントローラが存在し、こ
れらが異なるプロトコル体系を有すると、これらに対応
する異なる保守ツールやエンジニアリングソフトウェア
が必要となり、これらを用いてエンジニアリング処理を
行うエンジニアリング端末にはそれぞれプログラマブル
コントローラに対応するエンジニアリングソフトウェア
をインストールしなければならず、ソフトウェアの設計
開発において大変な労力を要するという課題があった。
【0009】また、プログラマブルコントローラを新機
種にリプレースすると、この機種に対応する新規のエン
ジニアリングソフトウェアをエンジニアリング端末に再
インストールしなければならず、この点においても多大
な労力を要するという課題があった。
【0010】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、プログラマブルコントローラの機
種毎のエンジニアリングソフトウェアをエンジニアリン
グ端末にインストールせず、プログラマブルコントロー
ラ側にエンジニアリングソフトウェアを格納しておき、
エンジニアリング端末が適宜ダウンロードしてエンジニ
アリング処理を行うことができるプログラマブルコント
ローラを得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るプログラ
マブルコントローラは、エンジニアリング端末が制御に
使用するエンジニアリングソフトウェアを格納する記憶
手段と、エンジニアリング端末と有線及び/若しくは無
線の伝送路を介して接続し、エンジニアリング端末から
の要求に基づいて、エンジニアリングソフトウェアをエ
ンジニアリング端末に送受信する通信手段と、エンジニ
アリングソフトウェアによってエンジニアリング処理を
行うエンジニアリング処理手段とを備えるものである。
【0012】この発明に係るプログラマブルコントロー
ラは、エンジニアリング端末が変更された際に、エンジ
ニアリングソフトウェアを適宜更新するプログラム更新
手段を備えるものである。
【0013】この発明に係るプログラマブルコントロー
ラは、エンジニアリングソフトウェアがWWW(Wor
ld Wide Web)サーバで共通に使用すること
ができる電子文書を記述する言語からなるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるプ
ログラマブルコントローラを含むシステムの構成を示す
ブロック図である。図において、1は実施の形態1によ
るプログラマブルコントローラ(以降、PLCと略
す)、2はオペレータが操作して、PLC1の制御プロ
グラム制作、I/O設定、パラメータチューニングやプ
ラント状態監視などのエンジニアリング処理を行うエン
ジニアリング端末、3はPLC1とエンジニアリング端
末2とをデータリング接続するネットワーク(伝送路)
で、接続するエンジニアリング端末2によって異なる。
例えば、エンジニアリング端末2がPCであればIPベ
ースの有線ネットワーク、ISDNなどの既存の電話回
線を通じてインターネットを経由するものがあり、エン
ジニアリング端末2が携帯無線通信端末であれば無線系
のネットワークがある。さらに、エンジニアリング端末
2がディジタルテレビなどであれば専用ケーブル、地上
波若しくは衛星のTV放送網が考えられる。
【0015】10はPLC1が制御プログラムを実行す
る実行モードを制御する実行モードフラグを有し、エン
ジニアリング処理部12が実行するPLC用エンジニア
リングソフトウェアを格納するPLCメモリ(記憶手
段)、11はネットワーク3と接続して、エンジニアリ
ング端末2と通信を行う通信部(通信手段)、12はエ
ンジニアリング端末2に転送したPLC制御用エンジニ
アリングソフトウェア(エンジニアリングソフトウェ
ア)との通信内容を解釈してPLC用エンジニアリング
ソフトウェア(エンジニアリングソフトウェア)を実行
するエンジニアリング処理部(エンジニアリング処理手
段)、13はエンジニアリング端末2から要求がある
と、PLC制御用エンジニアリングソフトウェアをエン
ジニアリング端末2に転送する端末ローダ部(通信手
段)、14はPLCメモリ10の内容の読み込み及び書
込みを行うPLCインタフェース部、15aはプログラ
ミングや制御ループチューニングなどを行うためのPL
C制御用エンジニアリングソフトウェアを格納する補助
記憶装置(記憶手段)、15bはPLCインタフェース
部14が必要に応じて記憶内容を適宜読み書きすること
ができ、補助記憶装置15aに記憶されたPLC制御用
エンジニアリングソフトウェアに対応するPLC用エン
ジニアリングソフトウェアを記憶する補助記憶装置(記
憶手段)である。
【0016】次に動作について説明する。オペレータが
所望のエンジニアリング処理を行うために、エンジニア
リング端末2からPLC1にPLC制御用エンジニアリ
ングソフトウェアをロードするようにロード要求信号を
送信する。PLC1内の通信部11がこのロード要求信
号を受信すると、直ちに端末ローダ部13に送信され
る。このあと、ロード要求信号に基づいて、端末ローダ
部13は補助記憶装置15aに格納しているエンジニア
リング端末2側から要求されたPLC制御用エンジニア
リングソフトウェアを抽出し、通信部11に出力する。
抽出されたPLC制御用エンジニアリングソフトウェア
を受けると、通信部11はネットワーク3を経由してエ
ンジニアリング端末2に転送する。
【0017】ここで、PLC制御用エンジニアリングソ
フトウェアは、例えばHTMLやJAVAなどの言語で
記述しておく。これにより、エンジニアリング端末2に
転送されたPLC制御用エンジニアリングソフトウェア
は、エンジニアリング端末2のインターネットブラウザ
などで実行することができる。なお、HTMLやJAV
Aなどの言語で記述されたソフトウェアはインターネッ
トブラウザなどを使用することができればエンジニアリ
ング端末2の機種に依存することなく動作させることが
できる。
【0018】また、オペレータがエンジニアリング端末
2からPLC1に送信するロード要求信号内に、エンジ
ニアリング端末2とPLC1とを接続するネットワーク
3に関する情報も含めるようにしてもよい。これによ
り、PLC1がこのネットワーク3に関する情報から、
様々な種類のネットワーク3で接続するエンジニアリン
グ端末2に対応することができる。
【0019】不図示の通信部を介してエンジニアリング
端末2がPLC制御用エンジニアリングソフトウェアの
取得を完了すると、オペレータはエンジニアリング端末
2を操作して、PLCプログラム制作、I/O設定、パ
ラメータチューニングやプラント状態監視などのエンジ
ニアリング処理を行う。
【0020】次にエンジニアリング端末2から現在実行
中のPLC用エンジニアリングソフトウェアのプログラ
ムを部分変更する場合の動作例について説明する。オペ
レータがPLC1の動作モードを適宜変更する機能とし
て、例えばエンジニアリング端末2の不図示の表示部
に、PLC1の動作モードを編集する項目をメニューと
して表示するようにする。現在実行中のPLC1の制御
プログラムを部分変更するには、先ず、上記メニューか
らPLC1の動作モードを実行モードから保守モードに
変更する。
【0021】これにより、エンジニアリング端末2から
通信部11にモード変更要求信号が送信される。通信部
11が受信したモード変更要求信号は、エンジニアリン
グ処理部12を介してPLCインタフェース部14に送
られる。PLCインタフェース部14はPLCメモリ1
0内の実行モードフラグを操作することにより、PLC
1の動作を制御実行停止させて、保守モードに変更す
る。
【0022】PLCインタフェース部14はPLC1が
保守モードに変更されると、エンジニアリング処理部1
2にモード変更完了を通知する。さらに、エンジニアリ
ング処理部12は通信部11を介してエンジニアリング
端末2に保守モード変更を通知する。ここで、既に他の
エンジニアリング端末2からPLC1の動作モードがロ
ックされている場合や、端末操作者に権限が無い場合
(PLC1及び/若しくはエンジニアリング端末2に正
規のオペレータのみが使用できるようにセキュリティ機
能を設けた場合)は、エンジニアリング処理部12が動
作モードの変更が失敗したことをエンジニアリング端末
2に送信する。
【0023】次に、エンジニアリング端末2においてP
LC用エンジニアリングソフトウェアのプログラムの編
集メニューを選択すると、エンジニアリング端末2から
PLC1に編集すべきプログラムの転送要求信号を出力
する。このプログラムの転送要求信号を通信部11が受
けると、直ちにエンジニアリング処理部12に出力され
る。エンジニアリング処理部12はプログラムの転送要
求信号を受けると、PLCインタフェース部14に該当
するPLC用エンジニアリングソフトウェアのプログラ
ムの読み出し要求信号を送信する。この読み出し要求信
号を受けると、PLCインタフェース部14は補助記憶
装置15bのPLCプログラム格納エリアの指定プログ
ラム若しくはPLCメモリ10に退避しておいた保守モ
ード前に実行中であった指定プログラムから、所望のP
LC用エンジニアリングソフトウェアのプログラムを読
み出す。エンジニアリング処理部12はPLCインタフ
ェース部14が読み出したプログラムを受けると、通信
部11に出力する。通信部11はこのプログラムをプロ
グラム転送パケットに格納してエンジニアリング端末2
に転送する。エンジニアリング端末2は受信したプログ
ラム転送パケットを確認して、不図示のメモリ又は補助
記録装置に一時記憶する。
【0024】エンジニアリング端末2は、転送されたプ
ログラム転送パケットからプログラムを抽出し、このプ
ログラムに一部機能追加などの編集、変更処理を行う。
編集したプログラムはプログラム転送パケットに格納さ
れてPLC1に転送される。PLC1内の通信部11は
上記プログラム転送パケットを受けると、所望のプログ
ラム転送パケットであることを確認し、エンジニアリン
グ処理部12に出力する。エンジニアリング処理部12
は、補助記憶装置15aの空エリア、若しくは処理部1
2内の不図示の作業用メモリにプログラム転送パケット
を一時記憶する。ここで、プログラム転送パケットの内
容に不正或いは受信タイムアウトが起こると、PLC1
はエンジニアリング端末2に上記プログラム転送パケッ
トの再送を要求し、規定回数の再送失敗でプログラム転
送中断をエンジニアリング端末2に転送する。
【0025】エンジニアリング処理部12が転送された
プログラムの機種コードや内容のチェックを行い、これ
らが正しければ転送内容を一括して、PLCインタフェ
ース部14に転送する。ここで、一括転送を行うのは、
転送中断時に上記プログラムが破損しないようにするた
めである。PLCインタフェース部14は、PLC1が
保守モードであれば、転送されたプログラムを補助記憶
装置15b内の制御プログラム格納エリア、及びPLC
メモリ10の実行プログラム格納エリアに書き込む。書
込み完了すると、PLCインタフェース部14はエンジ
ニアリング処理部12に書込み完了を通知し、さらに、
エンジニアリング処理部12はプログラムの転送が完了
したことをエンジニアリング端末2に送信する。
【0026】また、エンジニアリング端末2からPLC
1のI/O設定を変更する場合も同様に、エンジニアリ
ング端末2からの設定変更要求信号に対して、現設定を
PLCインタフェース部14が読み出してエンジニアリ
ング端末2に送信し、エンジニアリング端末2が設定を
変更してPLC1に送信し、PLCメモリ10及び補助
記憶装置15bのI/O設定エリアに書き込むことで可
能である。
【0027】さらに、エンジニアリング端末2からPL
C1のパラメータチューニングする場合では、エンジニ
アリング端末2からの状態読み出し要求信号に対して、
PLCインタフェース部14がPLCメモリ10の指示
パラメータを読み出し、エンジニアリング処理部12が
所望のパラメータをエンジニアリング端末2に送信す
る。さらに、エンジニアリング端末2からパラメータ値
設定要求信号を送ると、エンジニアリング処理部12が
PLCインタフェース部14に上記要求信号を送信す
る。これにより、PLCインタフェース部14がPLC
1の上記パラメータに対応する指定アドレスに値設定
し、エンジニアリング処理部12がエンジニアリング端
末2に設定完了を通知する。
【0028】ここで、エンジニアリング端末2とエンジ
ニアリング処理部12との間の通信パケット種類は、プ
ログラムや設定リストなどのファイル読み出しと書き込
み、モードフラグやパラメータなどのPLCメモリ10
の指定アドレス、指定タイプの読み出しと書き込み、P
LCインタフェース部14からの完了通知、エラー通
知、PLC1の発生イベントによるエンジニアリング端
末2へのイベント通知、及び通知条件設定などがある。
【0029】また、PLCインタフェース部14が行う
PLC1に対するインタフェースは、指定メモリエリア
の読み出し、書込み、指定ファイル又はテーブルの読み
出し、書込み、イベントやセマフォの読み出しや設定な
どがある。PLCインタフェース部14としては、Ji
niやHaviなどの標準インタフェースを利用しても
よい。
【0030】なお、本願発明のPLCの特徴として、P
LC1のインタフェースは基本的なものに限定し、これ
に対してエンジニアリングプロトコルを多様化して機能
を実現する。PLC1が自身のエンジニアリング端末2
側で使用するソフトウェアを格納しているので、プロト
コルを機種毎に最適化することができる。
【0031】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、エンジニアリング端末2が制御に使用するエンジニ
アリングソフトウェアを格納する補助記憶装置15a,
15bと、エンジニアリング端末2と有線及び/若しく
は無線のネットワーク3を介して接続し、エンジニアリ
ング端末2からの要求に基づいて、エンジニアリングソ
フトウェアをエンジニアリング端末2に送受信する通信
部11、端末ローダ部13からなる通信手段と、エンジ
ニアリングソフトウェアによってエンジニアリング処理
を行うエンジニアリング処理部12とを備えるので、P
LC1によるエンジニアリング処理を行う際、目的のP
LC1からエンジニアリングソフトウェアをダウンロー
ドすることから、事前にソフトウェアをインストールす
る必要がない。これにより、エンジニアリングソフトウ
ェアも、複数機種を対象とする必要が無く、エンジニア
リングプロトコルを機種毎に最適化することができる。
【0032】また、エンジニアリングソフトウェアを、
WWW(World Wide Web)サーバで共通
に使用することができる電子文書を記述する、例えばH
TMLやJAVAなどの端末依存しない言語で記述する
ことで、インターネットブラウザや携帯端末をエンジニ
アリング端末2として使用することができる。
【0033】なお、上記実施の形態1では補助記憶装置
を補助記憶装置15a,15bとして異なる装置で構成
したが同一の装置であってもよい。
【0034】実施の形態2.この実施の形態2は異なる
PLC制御用のエンジニアリングソフトウェアを持った
エンジニアリング端末が接続された場合に、適宜エンジ
ニアリングソフトウェアを更新するプログラム更新手段
を備えるものである。
【0035】図2はこの発明の実施の形態2によるプロ
グラマブルコントローラを用いた制御システムの構成を
示すブロック図である。図において、1aは実施の形態
2によるPLC、2aはPLC1aを制御するための新
しいバージョンのPLC制御用エンジニアリングソフト
ウェアを有するエンジニアリング端末、16はエンジニ
アリング処理部12と補助記憶装置15aとの間に接続
されたプログラム更新部(プログラム更新手段)であ
り、ネットワーク3を介して接続されたエンジニアリン
グ端末2aのPLC制御用エンジニアリングソフトウェ
アに対応してPLC用エンジニアリングソフトウェアを
更新する。なお、図1と同一構成要素には同一符号を付
して重複する説明を省略する。
【0036】次に動作について説明する。新しいバージ
ョンのPLC制御用エンジニアリングソフトウェアを有
するエンジニアリング端末2aがPLC1aに接続され
ると、エンジニアリング端末2aからPLC1a内の通
信部11にPLC用エンジニアリングソフトウェアを更
新するように更新要求信号を送信する。通信部11が受
けた更新要求信号はエンジニアリング処理部12に送信
され、さらに、エンジニアリング処理部12がプログラ
ム更新部16に送信する。プログラム更新部16は更新
要求信号から要求内容の機種コードなどの正当性、及
び、補助記憶装置15a,15bの容量をチェックす
る。これにより、更新可能と判断されると、了解通知を
エンジニアリング処理部12を介してエンジニアリング
端末2aに送信する。一方、更新不可であれば不可通知
をエンジニアリング端末2aに送信する。このあと、エ
ンジニアリング端末2aがエンジニアリングソフトウェ
ア内容をPLC1aに転送する。この転送内容は、エン
ジニアリング処理部12が使用するPLC用エンジニア
リングソフトウェア、及び、PLC制御用エンジニアリ
ングソフトウェアであり、両者を同時に若しくはそれぞ
れ更新する。
【0037】プログラム更新部16が、転送されてきた
エンジニアリングソフトウェアのプログラムを補助記憶
装置15bに書き込む。ここで、転送されてきたソフト
ウェアがPLC制御用エンジニアリングソフトウェアで
あるならば、現在の同ソフトウェア格納領域に直接上書
きしていく。途中でパケット不正または受信タイムアウ
トがあればエンジニアリング端末2aに再度送信要求
し、規定回数の再送失敗で更新処理を中断し、エンジニ
アリング端末2aに中断通知をすると共に、転送途中の
PLC制御用エンジニアリングソフトウェアを無効とす
る。従って、端末側ソフトウェアの転送中断後には、再
度転送しなければエンジニアリング端末2aを接続する
ことはできない。
【0038】一方、転送されてきたソフトウェアが、エ
ンジニアリング処理部12が処理するPLC用エンジニ
アリングソフトウェアであるならば、補助記憶装置15
aの空エリア、又は、エンジニアリング処理部12の不
図示のメモリ上に一時的に記録し、エンジニアリング端
末2aとの転送が完了した時点で、現在の補助記憶装置
15aのエンジニアリング処理部12が処理するPLC
用エンジニアリングソフトウェアに上書きする。上書き
成功すると、エンジニアリング端末2aに完了通知す
る。これにより、転送中断となってもエンジニアリング
処理部12が機能する。
【0039】なお、エンジニアリング端末2aを新しく
接続することでエンジニアリングプロトコルに変更がな
ければ、エンジニアリング端末2aからPLC1aに端
末側ソフトウェアを転送するだけで更新は完了する。
【0040】図3はこの発明の実施の形態2によるプロ
グラマブルコントローラを用いた制御システムの他の構
成を示すブロック図である。図において、1bは実施の
形態2の変形例によるPLC、2bはPLC1bを制御
するための新しいバージョンのPLC制御用エンジニア
リングソフトウェアを有するエンジニアリング端末、1
5cは上記実施の形態1,2で示した補助記憶装置15
a,15bの両方の機能を有する補助記憶装置(記憶手
段)、16aは通信部11と補助記憶装置15cとの間
に接続されたプログラム更新部(プログラム更新手段)
で、ネットワーク3を介して接続されたエンジニアリン
グ端末2bのPLC制御用エンジニアリングソフトウェ
アに対応してPLC用エンジニアリングソフトウェアを
更新する。なお、図1と同一構成要素には同一符号を付
して重複する説明を省略する。
【0041】次に概要について説明する。エンジニアリ
ング端末2bからPLC1b内の通信部11にPLC用
エンジニアリングソフトウェアを更新させる動作は上述
したものと同様である。ここでは、プログラム更新部1
6aが通信部11と補助記憶装置15cとの間に接続さ
れている。これにより、プログラム更新部16aが通信
部11に直接接続していることから、エンジニアリング
処理部12にソフトウェア障害が発生した場合でも、エ
ンジニアリング処理部12のソフトウェアを更新するこ
とができる。
【0042】なお、上記では単一の補助記憶装置15c
としたが、これを別々の構成にしても構わない。
【0043】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、エンジニアリング端末2a,2bが変更された際
に、エンジニアリングソフトウェアを適宜更新するプロ
グラム更新部16,16aを備えるので、PLCのエン
ジニアリング機能をネットワーク経由で簡単に更新でき
る。特に、エンジニアリングプロトコル自体を更新でき
ることから、セキュリティ機能などの機能向上を容易に
実現できる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、エン
ジニアリング端末が制御に使用するエンジニアリングソ
フトウェアを格納する記憶手段と、エンジニアリング端
末と有線及び/若しくは無線の伝送路を介して接続し、
エンジニアリング端末からの要求に基づいて、エンジニ
アリングソフトウェアをエンジニアリング端末に送受信
する通信手段と、エンジニアリングソフトウェアによっ
てエンジニアリング処理を行うエンジニアリング処理手
段とを備えるので、プログラマブルコントローラによる
エンジニアリング処理を行う際、目的のプログラマブル
コントローラからエンジニアリングソフトウェアをダウ
ンロードすることから、事前にソフトウェアをインスト
ールする労力を削減することができる効果がある。これ
により、エンジニアリングソフトウェアも、複数機種を
対象とする必要が無く、エンジニアリングプロトコルを
機種毎に最適化することができる効果がある。
【0045】この発明によれば、エンジニアリング端末
が変更された際に、エンジニアリングソフトウェアを適
宜更新するプログラム更新手段を備えるので、プログラ
マブルコントローラのエンジニアリング機能をネットワ
ーク経由で簡単に更新できる効果がある。特に、エンジ
ニアリングプロトコル自体を更新できることから、セキ
ュリティ機能などの機能向上を容易に実現できる効果が
ある。
【0046】この発明によれば、エンジニアリングソフ
トウェアがWWW(World Wide Web)サ
ーバで共通に使用することができる電子文書を記述する
言語からなるので、インターネットブラウザや携帯端末
をエンジニアリング端末として使用することができ、エ
ンジニアリング端末の機種による制限を低減できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるプログラマブ
ルコントローラを用いた制御システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 この発明の実施の形態2によるプログラマブ
ルコントローラを用いた制御システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図3】 この発明の実施の形態2によるプログラマブ
ルコントローラを用いた制御システムの他の構成を示す
ブロック図である。
【図4】 従来のプログラマブルコントローラを含むシ
ステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,1a,1b プログラマブルコントローラ(PL
C)、2,2a,2bエンジニアリング端末、3 ネッ
トワーク(伝送路)、10 PLCメモリ(記憶手
段)、11 通信部(通信手段)、12 エンジニアリ
ング処理部(エンジニアリング処理手段)、13 端末
ローダ部(通信手段)、14 PLCインタフェース
部、15a,15b,15c 補助記憶装置(記憶手
段)、16,16a プログラム更新部(プログラム更
新手段)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジニアリング端末が制御に使用する
    エンジニアリングソフトウェアを格納する記憶手段と、 上記エンジニアリング端末と有線及び/若しくは無線の
    伝送路を介して接続し、上記エンジニアリング端末から
    の要求に基づいて、上記エンジニアリングソフトウェア
    を上記エンジニアリング端末に送受信する通信手段と、 上記エンジニアリングソフトウェアによってエンジニア
    リング処理を行うエンジニアリング処理手段とを備えた
    プログラマブルコントローラ。
  2. 【請求項2】 エンジニアリング端末が変更された際
    に、エンジニアリングソフトウェアを適宜更新するプロ
    グラム更新手段を備えたことを特徴とする請求項1記載
    のプログラマブルコントローラ。
  3. 【請求項3】 エンジニアリングソフトウェアは、WW
    W(World Wide Web)サーバで共通に使
    用することができる電子文書を記述する言語からなるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載のプログラマ
    ブルコントローラ。
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