JP4864581B2 - 圧電振動子の製造方法 - Google Patents

圧電振動子の製造方法 Download PDF

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本発明は、例えば水晶等からなる圧電振動子を製造する技術に関する。
音叉型の水晶振動子は、小型、安価で低消費電力であることから、従来から腕時計の歩度を刻む信号源として採用され、更にその用途が広がろうとしている。また、最近では、CI値(クリスタルインピーダンス)をより小さくする要求が強く、水晶振動片に溝部を形成したものが用いられている。
音叉型の水晶振動子100は、図10に示すように、基部1と基部1に設けられた一対の振動腕部2a及び2bとからなっている。振動腕部2a、2bにおける両主面には、溝部31、32が各々設けられており、これらの溝部31、32及び振動腕部2a、2bには、屈曲振動に基づいた音叉振動を励起するための図示しない励振電極が形成されている。この励振電極に電流を流すことによって、水晶振動子100に振動が生じる。
この水晶振動子100は、以下の工程によって製造される(特許文献1参照)。尚、図11〜12は、水晶振動子100の図10におけるA−A’線に沿った断面を示す図である。先ず、切り出された水晶ウェハ10の研磨加工及び洗浄を行った後に、スパッタ法により金属膜11を形成する(図11(a))。この金属膜11は、例えばクロム(Cr)の下地膜上に金(Au)が成膜されている膜である。
続いて金属膜11の表面にレジスト膜12を塗布した後(図11(b))、露光、現像処理を行い、レジスト膜12に水晶片17の形状、即ち音叉形状のパターンを形成する(図11(c))。そしてエッチングによって金属膜11にレジスト膜12のパターンに対応したパターンを形成した後、レジスト膜12を剥離する(図11(d))。
次に、水晶ウェハ10の全面にレジスト膜13を形成して(図11(e))、金属膜11のパターンの開口部及び図10に示す溝部31、32に対応する部分のレジスト膜13を剥離する(図12(f))。そして、水晶ウェハ10をフッ酸に浸漬して、金属膜11をマスクとして水晶片17の外形を形成する(図12(g))。この時、水晶片17が金属膜11の外形よりも僅かに小さくなるようにエッチングされて、金属膜11の端部が露出する。続いて図10の溝部31に対応する部分の金属膜11をエッチングする(図12(h))。このエッチングによって、前述の水晶ウェハ10のエッチングにより露出した金属膜11は、端部が水晶片17側からエッチングされて、寸法が小さくなる。そして、水晶片17をフッ酸に浸漬して、金属膜11をマスクとして水晶片17の両主面に溝部31を形成する(図12(i))。前述の金属膜11のエッチングによって、金属膜11の外形の寸法が小さくなっているため、水晶片17の外形は、上述の図12(g)における水晶ウェハ10のエッチングと同様に、金属膜11の外形よりも僅かに小さくなるようにエッチングされる。その後、金属膜11とレジスト膜13とを除去する(図12(j))。
しかる後、以下のように水晶片17に金属パターンを形成する。まず、水晶片17の表面に金属膜14とレジスト膜15とをこの順番で積層して(図13(k))、レジスト膜15に金属配線パターンを形成する(図13(l))。次に、レジスト膜15をマスクとしてエッチングによって金属膜14に金属配線パターンを形成して(図13(m))、レジスト膜15を除去する(図13(n))。その後、水晶振動子100の切り出し、洗浄や検査等を経て、水晶振動子100が製造されるが、この製法には次のような問題がある。
上述の図12(h)における金属膜11のエッチングにおいて、金属膜11は、図14(a)に示すように、パターンの端部が側面及び水晶片17からエッチングされて、水晶片17の外形よりも小さくなる。この水晶片17に対して、図12(i)におけるエッチングを行った場合、水晶片17の角部がエッチングされて、図14(b)に示す様に、水晶片17の角部が面取りされた状態となってしまう。このような角部が形成された場合、振動腕部2a、2bの間における振動の向きのバランスが取りにくくなるため、電界効率が低下して、CI値が増大してしまう。
また、図13(k)において金属膜14の表面にレジスト膜15を成膜する際、水晶片17の稜線16(角部)には、表面張力によってレジスト膜15が乗りにくいため、その後の金属膜14のエッチングにより、電極パターンの導通不良や断線などを生じるおそれがある。そのため、図14(b)のように、稜線16が増えて2箇所となった場合、導通不良や断線などが生じやすくなる。
特許文献2、3には、圧電素子片の欠陥の減少や正確なエッチングまたは工程の数の減少を目的とした水晶振動子の製造方法について記載されているが、既述の課題については何ら考慮されていない。
特開2002−76806((0094)〜(0113)、図12〜図11) 特開2004−104365((0031)〜(0037)、図7、図10) 特開2005−65234((0017)、(0019))
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、圧電振動片の外形について良好な形状を得ることができ、その結果、圧電振動子に形成された電極の導通不良を低減し、またCI値の増大を抑えることができる圧電振動子の製造方法提供することにある。
本発明の圧電振動子の製造方法は、
基部から伸び出している複数の振動腕部の各々に溝部が形成されている圧電振動子の製造方法において、
圧電基板である基板の表面に金属膜を形成する工程と、
この金属膜の表面に、振動腕部の溝部に相当する部分が開口したレジスト膜を形成して、金属膜に対してエッチングによりパターンを形成する工程と、
次いで前記基板をエッチング液に接触させて、前記金属膜をマスクとして、前記複数の振動腕部に相当する部分に各々溝部を形成する工程と、
前記金属膜とレジスト膜とを全て剥離する工程と、
前記基板の表面に金属膜を形成する工程と、
この金属膜の表面に、圧電振動片の形状部分が残るようにパターニングされたレジスト膜を形成して、金属膜に対してエッチングによりパターンを形成する工程と、
前記基板をエッチング液に接触させて、前記金属膜をマスクとして圧電振動片の外形を形成する工程と、
前記レジスト膜を剥離する工程と、
周波数調整用の金属膜の形成領域となる前記振動腕部の先端部分にレジストが残るように基板の表面にレジスト膜を形成して、当該先端部分以外における前記金属膜をエッチングにより除去する工程と、
次いで前記振動腕部の先端部に残っているレジスト膜を剥離する工程と、
その後圧電振動片の全面に金属膜を形成した後、レジストマスクを用いて金属膜からなる電極パターンを形成する工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の圧電振動子の製造方法は、
基部から伸び出している複数の振動腕部の各々に溝部が形成されている圧電振動子の製造方法において、
圧電基板である基板の表面に金属膜を形成する工程と、
この金属膜の表面に、振動腕部の溝部に相当する部分が開口したレジスト膜を形成して、金属膜に対してエッチングによりパターンを形成する工程と、
次いで前記基板をエッチング液に接触させて、前記金属膜をマスクとして、前記複数の振動腕部に相当する部分に各々溝部を形成する工程と、
前記レジスト膜を剥離する工程と、
周波数調整用の金属膜の形成領域となる前記振動腕部の先端部分にレジストが残るように基板の表面にレジスト膜を形成して、当該先端部分以外における前記金属膜をエッチングにより除去する工程と、
次いで前記振動腕部の先端部に残っているレジスト膜を剥離する工程と、
前記基板の表面に金属膜を形成する工程と、
この金属膜の表面に、圧電振動片の形状部分が残るようにパターニングされたレジスト膜を形成して、金属膜に対してエッチングによりパターンを形成する工程と、
前記基板をエッチング液に接触させて、前記金属膜をマスクとして圧電振動片の外形を形成する工程と、
その後圧電振動片の全面に金属膜を形成した後、レジストマスクを用いて金属膜からなる電極パターンを形成する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、例えば音叉型の圧電振動片をエッチングによって形成するにあたり、圧電基板に圧電振動片の外形を形成する前に、圧電振動片の腕部に相当する部分に溝部を形成しているため、圧電振動片の外形の角部のエッチングが抑えられて、導通不良やCI値の増加を抑えることができる。
次に、図1を参照して本発明の実施の形態について説明する。尚、この実施の形態に係る水晶振動子5は、図10に示した既述の水晶振動子100と同一の構造であるため、重複する部分についての説明を省略する。
図1に示すように、この水晶振動子5には、一対をなす一方の励振電極41と他方の励振電極51とが形成されている。振動腕部2aの2つの溝部31、32の内面全体及びこれら溝部31、32の間のいわば橋部と、振動腕部2bの両側面21、21及び主面22、22(表側及び裏側)における溝部31よりも上方部位と、には、一方の励振電極41が形成されている。また、振動腕部2bの2つの溝部31、32の内面全体及びこれら溝部31、32の間と、振動腕部2aの両側面21、21及び主面22、22(表側及び裏側)における溝部31よりも上方部位と、には、他方の励振電極51が形成されている。
基部1の表面には、これらの一方の励振電極41同士が電気的に接続されるように引き出し電極42からなる電極パターンが形成されていると共に、他方の励振電極51同士が電気的に接続されるように引き出し電極52からなる電極パターンが形成されている。
また、振動腕部2a、2bの先端部にはそれぞれ金属膜からなる調整用錘50、40が形成されており、その重量(膜厚)を調整することによって、水晶振動子5の発振周波数を調整することができる。この調整用錘50、40は、励振電極51、41の一部をなすものであるが、他の部位の電極とは例えば膜厚や材料が異なっている。尚、図1中の斜線の領域は、電極パターンを見やすくするために用いた区分けであり、断面を表しているものではない。
次に、図1に示した水晶振動子5の製造方法について図2〜5を参照して説明する。尚、図2〜図5は、図1において、X−Z平面に平行な溝部31を通る平面Aにおける水晶振動子5の切断面を表している。
まず、切り出された基板である水晶ウェハ60の研磨加工及び洗浄を行った後、スパッタ法によって金属膜61を形成する(図2(a))。この金属膜61は、例えばクロム(Cr)の下地膜に金(Au)が成膜されている膜である。
続いて金属膜61の上にレジスト膜62を例えばスプレー法で形成した後(図2(b))、露光、現像処理を行って、このレジスト膜62を溝部31の形状となるようにパターニングする(図2(c))。そして、水晶ウェハ60をメタルエッチング液であるヨウ化カリウム(KI)溶液に浸漬して、溝部31に対応した開口部を金属膜61に形成する(図2(d))。
次いでこの水晶ウェハ60をエッチング液であるフッ酸に浸漬して、水晶ウェハ60に溝部31を形成する(図3(e))。溝部31の寸法は、金属膜61のパターンに倣って形成されるが、エッチング液が開口内部で広がるため、同図に示すように、金属膜61の開口寸法よりも僅かに大きい寸法となる。
その後、レジスト膜62及び金属膜61を除去する(図3(f))。そして、水晶ウェハ60の表面に例えばスパッタ法によって金属膜63を成膜して、その表面に例えばスプレー法によってレジスト膜64を成膜する(図3(g))。次に露光、現像処理を行って、このレジスト膜64を水晶片65の形状、即ち音叉形状となるようにパターニングした後(図3(h))、水晶ウェハ60をヨウ化カリウム溶液に浸漬して、レジスト膜64のパターンに対応したパターンを金属膜63に形成する(図3(i))。
次いで、この水晶ウェハ60をフッ酸に浸漬して、水晶片65の外形を形成する(図4(j))。この時、上述の図3(e)において形成した溝部31内には、金属膜63が成膜されており、このエッチングによって溝部31内の水晶片65が侵食されず、溝部31の深さの変化や溝部31の角部(凸部)のエッチングなどが起こらない。尚、水晶片65の外形の寸法は、金属膜63のパターンに倣って形成されるが、エッチング液が開口内部で広がるため、同図に示すように、金属膜63の開口部の寸法よりも僅かに小さい寸法となる。
次に、レジスト膜64と金属膜63とを剥離した後(図4(k))、電極パターンが形成される。先ず、水晶片65の表面に例えばスパッタ法を用いて電極となる金属膜71とレジスト膜72とをこの順番で積層する(図4(l))。この金属膜71は、例えばクロム(Cr)の下地膜の表面に金(Au)が成膜されている膜である。レジスト膜72は、既述の方法と同様に例えばスプレー法によって形成される。その後、振動腕部2a、2bの主面22、22の電極パターンに対応するように、レジスト膜72をパターニングする(図5(m))。そして、レジスト膜72をマスクとして用いて、エッチングにより金属膜71に電極パターンを形成した後(図5(n))、レジスト膜72を剥離する(図5(o))。そして、図6に示すように、複数の水晶振動子5が形成された基板から、水晶振動子5が切り出されることとなる。尚、図6における複数の水晶振動子5を囲むように形成された線は、基板とエッチングにより穿たれた凹部との境界を示している。
上述の本発明の実施の形態によれば、水晶ウェハ60を水晶片65の形状にエッチングする前に、溝部31を形成しているため、水晶片65の角部のエッチングを抑えることができるので、振動腕部2a、2bの間における振動の向きのばらつきが抑えられて、CI値の増加を抑えることができると共に、水晶片65の稜線の数の増加が抑えられて、水晶片65の角部における金属膜71がエッチングされることによる通電不良や断線などの増加を抑えることができる。
また、水晶ウェハ60を水晶片65の形状にエッチングするときに、溝部31の表面に金属膜63を成膜しているため、水晶振動子5の外形を一義的に決めることができる。つまり、従来の工程(初めに水晶片65の外形を形成した後、溝部31を形成する)においては、溝部31の形成と同時に水晶片65の外形のエッチングも起こるため、エッチング時間によって溝部31の深さと水晶片65の幅とが同時に減少してしまい、水晶振動子5の形状を制御することが非常に困難である。しかし、水晶片65の幅及び溝部31の深さを、それぞれの干渉を抑えて形成することによって、水晶振動子5の形状の制御が容易となる。また、水晶片65の幅及び溝部31の深さを、それぞれの干渉を抑えて形成するにあたり、例えば別途水晶ウェハ60を保護するためのマスクを形成するなどの工程を増やす必要がないため、生産性を犠牲にせずに水晶振動子5の形状を容易に制御することができる。
次に、図1の振動腕部2a、2bの先端部の調整用錘50、40を形成する場合について、図7及び図8を参照して説明する。尚、図7及び図8は、図1において、X−Z平面に平行な溝部31を通る平面Aと、平面Aに平行な調整用錘50、40を通る平面Bと、における水晶振動子5の切断面を表している。
先ず、図4(j)において水晶片65の外形を形成した後(図7(j))、レジスト膜64を剥離して、水晶片65の表面にレジスト膜66を例えばスプレー法によって形成する(図7(j’))。そして、露光、現像処理によって振動腕部2a、2bの先端部である調整用錘50、40の形成領域以外のレジスト膜66を除去する(図7(j’’))。次に、水晶片65をヨウ化カリウム(KI)溶液に浸漬して、振動腕部2a、2bの先端部以外の金属膜61を除去した後、レジスト膜66を剥離する(図7(k))。以上の工程により、電極パターンが形成されていない状態の水晶片65が製造される。
その後、既述の図4(l)〜図5(o)と同様に、水晶片65の表面に電極パターンが形成される(図8(l)〜(o))。先ず、水晶片65の表面に電極となる金属膜71とレジスト膜72とをこの順番で積層する(図8(l))。その後、振動腕部2a、2bの主面22、22の電極パターンに対応するように、レジスト膜72をパターニングする(図8(m))。そして、レジスト膜72をマスクとして用いて、エッチングにより金属膜71に電極パターンを形成した後(図8(n))、レジスト膜72を剥離する(図8(o))。そして、調整用錘50、40の膜厚を調整することによって、水晶振動子5の振動周波数を調整した後、図6の基板から、水晶振動子5が切り出される。
尚、この例では、調整用錘50、40を形成するために、金属膜63を活用したが、金属膜61を活用するようにしても良い。つまり、図3(e)において、レジスト膜62を剥離した後、調整用錘50、40の形成領域を覆うようにレジストマスクを形成して、調整用錘50、40の形成領域以外の金属膜61を除去して、図3(g)以降の工程を行うことによって、金属膜61を調整用錘50、40として用いるようにしても良い。
以上のように、水晶振動子5の先端部において、水晶片65をエッチングするためのマスクである金属膜63または金属膜61を残して、電極パターンである金属膜71を形成しているため、振動腕部2a、2bの先端部の金属の膜厚が厚くなるので、水晶振動子5の製造後、この金属膜(調整用錘50、40)の膜厚を調整できる範囲が広がり、水晶振動子5の振動周波数の調整範囲を広くすることができ、歩留まりの低下を抑えることができる。また、金属膜61、63として例えば金を用いた場合には、調整用錘50、40の材料費を節約することができる。
上述の水晶振動子5は、例えば図9に示すように、SMD(Surface Mounted Device)構造のセラミックスからなるパッケージ8内に格納されて、電子部品を構成する。このパッケージ8は、上面が開口している例えばセラミックス製のケース体8aと、例えば金属製の蓋体8bとから構成される。前記ケース体8aと蓋体8bとは、例えば溶接剤からなるシール材8cを介してシーム溶接され、その内部は真空状態となっている。水晶振動子5は、導電性接着剤8dによってパッケージ8内の台座81に基部1が固定されて、振動腕部2a、2bがパッケージ8内部の空間に伸び出した横向きの姿勢となる。また、基部1の引き出し電極42、52は、前述の導電性接着剤8dによって、台座81の表面に形成された導電路82、83(83は紙面奥側の導電路である)にそれぞれ接続されている。導電路82、83は、ケース体8aの外部底面の長手方向の両端に形成された電極84、85にそれぞれ接続されており、電極84、85、導電路82、83及び導電性接着剤8dを介して引き出し電極42、52に電流が流れることで、水晶振動子5が振動するように構成されている。尚、図図9(a)はパッケージ8の断面図を表しており、同図(b)はパッケージ8の下方(ケース体8a側)から見た平面図を表している。この電子部品は、発振回路の回路部品が搭載されている図示しない配線基板に設置されることによって、水晶発振器が構成される。
本発明の実施の形態に係る音叉型水晶振動子の一例を示す斜視図である。 上述の音叉型水晶振動子の製造方法の一例を示す断面図である。 上述の音叉型水晶振動子の製造方法の一例を示す断面図である。 上述の音叉型水晶振動子の製造方法の一例を示す断面図である。 上述の音叉型水晶振動子の製造方法の一例を示す断面図である。 上述の音叉型水晶振動子の一例を示す平面図である。 上述の音叉型水晶振動子の製造方法の一例を示す断面図である。 上述の音叉型水晶振動子の製造方法の一例を示す断面図である。 上述の音叉型水晶振動子を格納したパッケージの一例を示す説明図である。 音叉型水晶振動子の一例を示す概略平面図である。 従来の音叉型水晶振動子の製造方法を示す断面図である。 従来の音叉型水晶振動子の製造方法を示す断面図である。 従来の音叉型水晶振動子の製造方法を示す断面図である。 従来の音叉型水晶振動子の振動腕部の断面図である。
符号の説明
5 水晶振動子
41 一方の励振電極
51 他方の励振電極
60 水晶ウェハ
61 金属膜
62 レジスト膜
63 金属膜
64 レジスト膜
65 水晶片
66 レジスト膜
71 金属膜
72 レジスト膜

Claims (2)

  1. 基部から伸び出している複数の振動腕部の各々に溝部が形成されている圧電振動子の製造方法において、
    圧電基板である基板の表面に金属膜を形成する工程と、
    この金属膜の表面に、振動腕部の溝部に相当する部分が開口したレジスト膜を形成して、金属膜に対してエッチングによりパターンを形成する工程と、
    次いで前記基板をエッチング液に接触させて、前記金属膜をマスクとして、前記複数の振動腕部に相当する部分に各々溝部を形成する工程と、
    前記金属膜とレジスト膜とを全て剥離する工程と、
    前記基板の表面に金属膜を形成する工程と、
    この金属膜の表面に、圧電振動片の形状部分が残るようにパターニングされたレジスト膜を形成して、金属膜に対してエッチングによりパターンを形成する工程と、
    前記基板をエッチング液に接触させて、前記金属膜をマスクとして圧電振動片の外形を形成する工程と、
    前記レジスト膜を剥離する工程と、
    周波数調整用の金属膜の形成領域となる前記振動腕部の先端部分にレジストが残るように基板の表面にレジスト膜を形成して、当該先端部分以外における前記金属膜をエッチングにより除去する工程と、
    次いで前記振動腕部の先端部に残っているレジスト膜を剥離する工程と、
    その後圧電振動片の全面に金属膜を形成した後、レジストマスクを用いて金属膜からなる電極パターンを形成する工程と、を含むことを特徴とする圧電振動子の製造方法。
  2. 基部から伸び出している複数の振動腕部の各々に溝部が形成されている圧電振動子の製造方法において、
    圧電基板である基板の表面に金属膜を形成する工程と、
    この金属膜の表面に、振動腕部の溝部に相当する部分が開口したレジスト膜を形成して、金属膜に対してエッチングによりパターンを形成する工程と、
    次いで前記基板をエッチング液に接触させて、前記金属膜をマスクとして、前記複数の振動腕部に相当する部分に各々溝部を形成する工程と、
    前記レジスト膜を剥離する工程と、
    周波数調整用の金属膜の形成領域となる前記振動腕部の先端部分にレジストが残るように基板の表面にレジスト膜を形成して、当該先端部分以外における前記金属膜をエッチングにより除去する工程と、
    次いで前記振動腕部の先端部に残っているレジスト膜を剥離する工程と、
    前記基板の表面に金属膜を形成する工程と、
    この金属膜の表面に、圧電振動片の形状部分が残るようにパターニングされたレジスト膜を形成して、金属膜に対してエッチングによりパターンを形成する工程と、
    前記基板をエッチング液に接触させて、前記金属膜をマスクとして圧電振動片の外形を形成する工程と、
    その後圧電振動片の全面に金属膜を形成した後、レジストマスクを用いて金属膜からなる電極パターンを形成する工程と、を含むことを特徴とする圧電振動子の製造方法。
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