JP4862890B2 - レンズ鏡筒および撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズ鏡筒および撮像装置に関する。
下記特許文献1には、ズーミング操作により光軸方向に移動するとともに、フォーカシング操作によっても光軸方向に移動する構成のズームレンズが開示されている。
特開平5−142475号公報
従来のズームレンズでは、光学系を保持する保持枠を案内軸に係合して移動するように形成した場合には、フォーカシング操作によって光学系の保持枠を回転させることはできず、機構上の制約があった。
そこで、上記課題を解決すべく、本発明の第1の態様として、基準部材(110)に対して支持された軸状の案内軸(192)と、光学系(L2)を保持するとともに、基準部材に対して案内軸の軸方向に移動可能に設けられた保持部材(180)と、保持部材に係合する係合部(174)を有するとともに、光学系の光軸周りに回転しながら案内軸の方向に移動することにより、保持部材を回転することなく案内軸に沿って移動する連動部材(170)と、を備え、連動部材は、係合部として、光学系の光軸を中心とする周方向に沿って設けられた溝(174)を有し、保持部材は、連動部材が有する溝に係合する突起部(187)を有し、係合部は、案内軸の延長線上の位置で係合することを特徴とするレンズ鏡筒(100)が提供される。
本発明の第2の態様として、基準部材(110)に対して支持された軸状の案内軸(192)と、光学系(L2)を保持するとともに、基準部材に対して案内軸の軸方向に移動可能に設けられた保持部材(180)と、保持部材に係合する係合部(174)を有するとともに、光学系の光軸周りに回転しながら案内軸の方向に移動することにより、保持部材を回転することなく案内軸に沿って移動する連動部材(170)と、を備え、連動部材は、係合部として、光学系の光軸を中心とする周方向に沿って設けられた溝(174)を有し、保持部材は、連動部材が有する溝に係合する突起部(187)を有し、係合部は、案内軸の近傍の位置で係合することを特徴とするレンズ鏡筒(100)が提供される。
本発明の第3の態様として、基準部材(110)に対して支持された軸状の案内軸(192)と、光学系(L2)を保持するとともに、基準部材に対して案内軸の軸方向に移動可能に設けられた保持部材(180)と、保持部材に係合する係合部(174)を有するとともに、光学系の光軸周りに回転しながら案内軸の方向に移動することにより、保持部材を回転することなく案内軸に沿って移動する連動部材(170)と、を備え、保持部材は、光学系の光軸を中心とする周方向に沿って設けられた溝(174)を有し、連動部材は、係合部として、保持部材が有する溝に係合する突起部(187)を有し、係合部は、案内軸の延長線上の位置で係合することを特徴とするレンズ鏡筒(100)が提供される。
本発明の第3の態様として、基準部材(110)に対して支持された軸状の案内軸(192)と、光学系(L2)を保持するとともに、基準部材に対して案内軸の軸方向に移動可能に設けられた保持部材(180)と、保持部材に係合する係合部(174)を有するとともに、光学系の光軸周りに回転しながら案内軸の方向に移動することにより、保持部材を回転することなく案内軸に沿って移動する連動部材(170)と、を備え、保持部材は、光学系の光軸を中心とする周方向に沿って設けられた溝(174)を有し、連動部材は、係合部として、保持部材が有する溝に係合する突起部(187)を有し、係合部は、案内軸の近傍の位置で係合することを特徴とするレンズ鏡筒(100)が提供される。
また、本発明の第2の態様として、上記レンズ鏡筒(100)と、当該レンズ鏡筒を用いて結像される像を撮影する撮像部(200)とを有することを特徴とする撮像装置(300)が提供される。
更に、上記特徴群のサブコンビネーションもまた発明となり得る。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明する。しかしながら、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、レンズ鏡筒100全体の断面図であり、レンズ鏡筒100が広角端にある状態を示す。レンズ鏡筒100は、互いに共通の光軸X上に配列された5群のレンズL1、L2、L3、L4、L5を備える。
レンズ鏡筒100のズーム動作において、レンズL1、L2、L3、L4、L5は相対的に移動する。ただし、一対のレンズL3およびレンズL5は互いに連結されて、一定の間隔を保って一体的に移動する。一方、レンズ鏡筒100の合焦動作においては、特定のレンズL2が移動し、他のレンズL1、L3、L4、L5は移動しない。即ち、レンズL2は、ズーム動作においても合焦動作においても移動する。
ただし、レンズL2は、ズーム動作においては他のレンズL1、L3、L4、L5と関連して比較的大きく移動するが、合焦動作においては、移動量が小さい。以下、レンズL1、L2のズーム動作を担う構造と、レンズL2の合焦動作を担う構造について説明する。他のレンズL3、L4、L5の支持構造および駆動構造については説明を割愛する。
レンズ鏡筒100は、固定筒110の内側に配された一対のガイドバー192、194と、保持筒180とを備える。レンズL2は、保持筒180の先端(図中の左側)に形成されたレンズ枠189に保持される。
一対のガイドバー192、194は互いに光軸を挟んで対向して配される。一方のガイドバー192は、固定筒110の内面上側に配された一対の支持部118に支持される。
保持筒180は、ガイドバー192の延在方向に間隔をおいて配された前側嵌合部181および後側嵌合部183を有する。前側嵌合部181および後側嵌合部183はそれぞれ、ガイドバー192の外周面と相補的な形状の嵌合孔をそれぞれが有する。例えば、ガイドバー192の断面が円形の場合に、嵌合孔は丸穴である。この嵌合孔にガイドバー192が挿通される。これにより、保持筒180はガイドバー192から懸架される。互いに離れた前側嵌合部181および後側嵌合部183によりガイドバー192に係合するので、ガイドバー192に対してレンズL1の光軸が傾くのを防ぐ。
他方のガイドバー194は、固定筒110の内面下側に配された一対の支持部119により、ガイドバー192と平行に支持される。保持筒180は、ガイドバー192の延在方向における前側嵌合部181および後側嵌合部183の中間において光軸を挟んだ反対側に配された係合部185を有する。
係合部185は、ガイドバー194を挟む一対の平行面によりガイドバー194と係合する。一対の平行面は、長穴またはU字溝により形成される。これにより、保持筒180がガイドバー194に沿って移動する摺動抵抗を下げつつ、保持筒180がガイドバー192を軸にして回転することを防ぐ。
固定筒110の内側には、固定筒110と同軸状に、固定筒110内面およびガイドバー192、194の間に配されたカム筒160を有する。カム筒160については後述する。
固定筒110の後側(図中の右側)外周には、モータ室115をなす空洞が形成される。モータ室115には、図示していないモータが収容される。また、モータ室115の外周には、ピントリング120が回転自在に装着される。
モータ室115の内部には、伝達部材122の一端が現れており、ピントリング120またはモータのいずれかが選択的に伝達部材122を駆動する。駆動された伝達部材122は、固定筒110の外周に沿って、光軸Xの回りに回転する。
固定筒110の前端側には、内筒144、中筒140および外筒150が同軸状に内側からこの順に配される。外筒150の更に外側には、ズームリング130が回転自在に装着される。外筒150の前端にはレンズ枠159が形成され、レンズL1が保持される。外筒150の後端付近にはカムフォロワ152が形成され、内筒144に係合する。
ズームリング130の内側には案内溝132が形成される。この案内溝132には中筒140のカムフォロワ142が係合する。これにより、ズームリング130が回転した場合、カムフォロワ142には回転駆動力が伝達される。
中筒140は、上記カムフォロワ142、および、カム溝146を有する。さらに中筒140は、内筒144に係合する係合部148を有する。内筒144は、カム溝146に対応したカム溝145を有する。さらに内筒144は、カムピン149を有する。
固定筒110の案内部114に内筒144の後端が案内されて、内筒144が進退する。一方、これにより、中筒140のカムフォロワ142が回転駆動力を受けた場合に、中筒140および内筒144が協働してカムフォロワ152に直進する駆動を伝達する。
カム筒160は、カム溝161、166を有する。さらに、カム筒160はカムフォロワ162を有する。カム溝166には、内筒144のカムピン149が係合する。カムフォロワ162は、中筒140のカム溝146および内筒144のカム溝145に係合する。
さらに、レンズ鏡筒100は、固定筒110の前端に、固定筒110の内外にわたって配された連動筒170を備える。連動筒170は、内筒144の内側に沿って光軸Xの回りを回転自在に配される。連動筒170の外周面には、光軸X方向に延在する直溝176が形成される。直溝176は、伝達部材122の先端部124に係合する。
連動筒170は、内周面前側に形成された周溝174を有する。周溝174は、周方向に連続して形成され、保持筒180から径方向に突出する係合ピン187と係合する。連動筒170は、カム筒160のカム溝161に係合するカムフォロワ172を有する。
なお、固定筒110は、図上で右端になる後端に形成された基部112により、後述する撮像部200に結合される。撮像部200に結合された場合、固定筒110の後端面のマウント面113が撮像部200の前面に密接することにより、レンズ鏡筒100全体が位置決めされる。
以上のような構造を有するレンズ鏡筒100においてピントリング120が回された場合、または、モータにより伝達部材122が駆動された場合、伝達部材122は、固定筒110の外周面に沿って、光軸Xの周りに回転する。伝達部材122の回転駆動力は、直溝176の側壁を介して連動筒170に伝達される。
連動筒170の周方向の回転に伴って、当該連動筒170に設けられたカムフォロワ172が周方向に回転する。このときカムフォロワ172は、カム溝161に係合しているのでカム溝161に沿って光軸X方向に移動し、連動筒170を光軸X方向に変位させる。連動筒170の光軸X方向の移動は、周溝174の後端面と係合ピン187との当接により保持筒180に伝達される。
保持筒180は、ガイドバー192、194により周方向の変位を拘束されて回転しない。また、周溝174は周方向に連続して形成されるので、連動筒170の光軸X周りの回転は、周溝174の後端面が係合ピン187に対して周方向に摺動することにより、保持筒180に伝達されない。これにより、レンズL2は周方向に回転することなく光軸X方向に移動して、レンズ鏡筒100の光学系を合焦させる。また、これら一連の合焦動作は、他のレンズL1、L3、L4、L5を一切移動させることなく完了する。
図2は、レンズ鏡筒100の縦断面図であって、レンズ鏡筒100が望遠端までズームされた状態を示す。なお、図1と共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
ズームリング130が外部から操作されて光軸Xの回りに回転した場合に、ズームリング130の案内溝132に中筒140のカムフォロワ142が係合しているので、中筒140に回転駆動力が伝達される。内筒144は、その後端を固定筒110の案内部114に案内されて光軸方向に移動する。
内筒144の光軸方向の移動に伴って内筒144と係合部148で係合している中筒140も移動し、それにより、中筒140に係合する外筒150のカムフォロワ152を前進させる。よって、外筒150が前方(図中の左側)に送り出され、外筒150に保持されたレンズL1も前方に繰り出される。
中筒140は、カムフォロワ162を介してカム筒160を光軸Xの回りに回転させる。また、カムピン149とカム溝166との係合により、カム筒160は光軸X方向に移動する。一方、連動筒170の直溝176に伝達部材122の先端124が入り込んでいるので、連動筒170は回転することなく移動する。従って、カム筒160のカム溝161にカムフォロワ172が係合した連動筒170は、カム筒160の回転および移動に伴って、光軸X方向に移動する。
連動筒170の周溝174が保持筒180の係合ピン187と係合しているので、連動筒170が光軸X方向に移動した場合は、直進する駆動力が伝達されて保持筒180が連動筒170と一体的に移動する。
なお、本実施例においては、連動筒170に周溝174を、保持筒180に係合ピン187をそれぞれ設けた。しかしながら、連動筒170および保持筒180の係合構造がこれに限られるわけではなく、保持筒180側に周溝174を、連動筒170側に係合ピン187をそれぞれ設けて係合させてもよい。
また、周溝174は、完全な円周を描いていなくてもよい。即ち、ピントリング120および連動筒170の回転角度よりも大きい円弧を描いていれば足りる。これにより、連動筒170等の加工量を減らして、レンズ鏡筒100の製造コストを低減できる。
更に、連動筒170の周溝174は、光軸Xに直交する面に対して交差するカム溝として形成してもよい。これにより、連動筒170が保持筒180に対して回転した場合に、保持筒180を光軸X方向に個別に駆動できる。従って、フォーカシング時にズーミング用のカム上を移動することによる焦点調節誤差を補正することができる。
連動筒170のカムフォロワ172がカム筒160のカム溝161に係合しているので、カム筒160が光軸X方向に移動した場合、および、カム筒160の回転によりカム溝161がカムフォロワ172を駆動した場合、のいずれも、保持筒180に光軸Xと平行な駆動力が伝達される。この場合に、保持筒180は、ガイドバー192に嵌合すると共にガイドバー194に係合しているので、光軸Xと平行な方向にレンズL2を傾けることなく移動することができる。
なお、図示は省いたが、カム筒160に設けた他のカム溝164により、他のレンズL3、L4、L5を移動させてもよい。また、他のレンズL3、L4、L5と、ガイドバー192、194を共用することもできる。更に、他のレンズL3、L4、L5を案内する目的で他の案内部材および駆動部材を設けることもできる。これにより、レンズL1、L2、L3、L4、L5の全てが移動して、レンズ鏡筒100の光学系の焦点距離が変化する。
なお、外筒150およびズームリング130の間には、固定筒110に対して同軸に装着されたカバー筒155が配される。カバー筒155は、外筒150に連れ従って進退し、外筒150およびズームリング130の間を封止する。これにより、レンズ鏡筒100の内部に塵芥が浸入することが防止される。
また、固定筒110は、図上で右端になる後端に形成された基部112により、後述する撮像部200に結合される。撮像部200に結合された場合、固定筒110の後端面のマウント面113が撮像部200の前面に密接することにより、レンズ鏡筒100全体が位置決めされる。
以上、図1および図2に示す実施形態によれば、レンズ鏡筒100は、レンズL2を保持する保持筒180に対して、レンズL2の光軸X周りに回転自在に係合する連動筒170を備える。連動筒170は、ズーム動作において、ズームリング130からカム筒160を介して伝達された回転駆動力により、レンズL2を光軸Xの方向に移動させる。また、連動筒170は、合焦動作において、ピントリング120またはモータから伝達部材122を介して伝達された回転力により、レンズL2を光軸X方向に移動させる。
保持筒180は、ガイドバー192、194に案内されて、光軸X方向に限って移動する。これにより、機械的な誤差の原因となり得る部品の点数を低減しつつ、ズーム動作と合焦動作とをさせることができる。
なお、駆動力を効率よく伝えて保持筒180の操作力を軽減するという観点から、連動筒170を駆動するカムフォロワ172は、ガイドバー192の延長線上か、その近傍かに配置することが好ましい。これにより、駆動力をかける位置と、それに対する負荷抵抗となるガイドバー192の位置とを接近させ、レンズL2に傾き等が生じることを効果的に防止できる。
図3および図4は、他の構造を有するレンズ鏡筒101の構造を示す断面図である。図3は、レンズ鏡筒101が広角端にある状態を示す。また、図4は、ズーム動作によりレンズ鏡筒101が望遠端に変化した状態を示す。
更にレンズ鏡筒101は、以下に説明する部分を除くと、図1および図2に示したレンズ鏡筒100と共通の構造を有する。そこで、共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
レンズ鏡筒101は、ガイドバー192、194が保持筒180に結合され、保持筒180と共に、光軸Xと平行な方向に移動する点に特徴のひとつがある。即ち、ガイドバー192、194は、その前端(図中の左側)を保持筒180に結合される。
一方のガイドバー192は、固定筒110の内面に形成された前側嵌合部116および後側嵌合部117に支持される。ここで、前側嵌合部116および後側嵌合部117は、ガイドバー192の周面に相補的な形状の挿通孔を有し、ここにガイドバー192を挿通される。これにより、固定筒110は、ガイドバー192を介して、光軸Xと平行な方向に移動自在に保持筒180懸架する。
他方のガイドバー194は、固定筒の内面下部に配された係合部111により支持される。係合部111は、ガイドバー194を挟む一対の平行面によりガイドバー194と係合する。
このようなレンズ鏡筒101は、レンズ鏡筒100に比較すると、保持筒180を短く形成できる。さらに、保持筒180の後端部分、特にガイドバー192、194を保持する部分がなくなるので、固定筒110の内部空間に空きができる。これにより、レンズ鏡筒101を細くするか、レンズ鏡筒101の内部により多くの部材を使用することができる。
図5は、レンズ鏡筒100を備えた撮像装置300の構造を模式的に示す図である。なお、図5においては、図面が煩雑になることを避ける目的で、レンズ鏡筒100を模式的に記載した。ただし、図5におけるレンズ鏡筒100は、図1に示したレンズ鏡筒100と同じ構造を有する。そこで、同じ構成要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省いた。
レンズ鏡筒100は、マウント部260を介して、撮像部200に対して着脱自在に装着される。なお、撮像装置300において、レンズ鏡筒100および撮像部200は、図示していない接続端子を介して電気的にも結合される。これにより、レンズ鏡筒100は、撮像部200から電力を供給される。
撮像部200は、主鏡240、ペンタプリズム270、接眼光学系290を含む光学系と、主制御部250とを収容する。主鏡240は、レンズ鏡筒100の光学系を介して入射した入射光の光路上に傾斜して配置される待機位置と、入射光を避けて上昇する撮影位置(図中に点線で示す)との間を移動する。
待機位置にある主鏡240は、入射光の大半を、上方に配置されたフォーカシングスクリーン272に導く。フォーカシングスクリーン272は、レンズ鏡筒100の光学系の合焦位置に配置され、光学系により形成された画像を結像させる。
フォーカシングスクリーン272に結像された画像は、ペンタプリズム270を介して接眼光学系290から観察される。これにより、接眼光学系290からは、フォーカシングスクリーン272上の映像を正像として見ることができる。
ペンタプリズム270および接眼光学系290の間にはハーフミラー292が配置される。ハーフミラー292は、ファインダLCD294に形成された表示画像を、フォーカシングスクリーン272の映像に重畳させる。これにより、接眼光学系290の出射端において、フォーカシングスクリーン272の映像と、ファインダLCD294の映像とを併せて見ることができる。なお、ファインダLCD294には、撮像装置300の撮影条件、設定条件等の情報が表示される。
また、ペンタプリズム270の出射光の一部は、測光部280に導かれる。測光部280は、入射光の強度およびその分布等を測定して、撮影条件を決定する場合に測定結果を参照させる。
一方、入射光の入射面に対する主鏡240の裏面には、副鏡242が配置される。副鏡242は、主鏡240を透過した入射光の一部を、下方に配置された焦点検出装置230に導く。これにより、主鏡240が待機位置にある場合は、焦点検出装置230が光学系の焦点調整状態を検出する。なお、主鏡240が撮影位置に移動した場合は、副鏡242も入射光の光路から退避する。
レンズ鏡筒100からの入射光に対して主鏡240の後方には、シャッタ220、光学フィルタ212および撮像素子210が光軸に沿って配置される。シャッタ220が開放される場合は、その直前に主鏡240が撮影位置に移動するので、入射光は直進して撮像素子210に入射される。これにより、入射光の形成する画像が、撮像素子210において電気信号に変換される。
また、撮像部200は、レンズ鏡筒100に対して背面において、外部に面したメインLCD296を備える。メインLCD296は、撮像部200に対する各種の設定情報を表示する他、主鏡240が撮影位置に移動している場合に撮像素子210に形成された画像を表示することもできる。
主制御部250は、上記のような種々の動作を総合的に制御する。また、撮像部200側の焦点検出装置230が検出した被写体までの距離の情報を参照して、レンズ鏡筒100を駆動するオートフォーカス機構を形成できる。更に、焦点検出装置230がレンズ鏡筒100の動作量を参照して、フォーカスエイド機構を形成することもできる。
更に、主制御部250は、レンズ鏡筒100のマイコンと情報を交換して、絞り装置222の開閉等も制御する。更に、主制御部250は、露出の自動化、シーンモードの実行、ブラケット撮影の実行等にも寄与する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示していない限り、また、前の処理の出力を後の処理で用いない限り、任意の順序で実現し得ることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
レンズ鏡筒100が広角端にある場合の断面図である。 レンズ鏡筒100が望遠端にある場合の断面図である。 レンズ鏡筒101が広角端にある場合の断面図である。 レンズ鏡筒101が望遠端にある場合の断面図である。 撮像装置300の構造を模式的に示す図である。
符号の説明
100、101 レンズ鏡筒、110 固定筒、111 係合部、185 係合部、112 基部、113 マウント面、114 案内部、115 モータ室、116、181 前側嵌合部、117 後側嵌合部、183 後側嵌合部、118 支持部、119 支持部、120 ピントリング、122 伝達部材、124 先端部、130 ズームリング、132 案内溝、140 中筒、142 カムフォロワ、145、146、161、164、166 カム溝、152 カムフォロワ、162 カムフォロワ、172 カムフォロワ、144 内筒、176 直溝、148 係合部、149 カムピン、150 外筒、155 カバー筒、159 レンズ枠、189 レンズ枠、160 カム筒、174 周溝、170 連動筒、180 保持筒、187 係合ピン、192、194 ガイドバー、200 撮像部、210 撮像素子、212 光学フィルタ、220 シャッタ、222 絞り装置、230 焦点検出装置、240 主鏡、242 副鏡、250 主制御部、260 マウント部、270 ペンタプリズム、272 フォーカシングスクリーン、280 測光部、290 接眼光学系、292 ハーフミラー、294 ファインダLCD、296 メインLCD、300 撮像装置

Claims (5)

  1. 基準部材に対して支持された軸状の案内軸と、
    光学系を保持するとともに、前記基準部材に対して前記案内軸の軸方向に移動可能に設けられた保持部材と、
    前記保持部材に係合する係合部を有するとともに、前記光学系の光軸周りに回転しながら前記案内軸の方向に移動することにより、前記保持部材を回転することなく前記案内軸に沿って移動する連動部材と
    を備え、
    前記連動部材は、前記係合部として、前記光学系の光軸を中心とする周方向に沿って設けられた溝を有し、
    前記保持部材は、前記連動部材が有する溝に係合する突起部を有し、
    前記係合部は、前記案内軸の延長線上の位置で係合することを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 請求項1に記載のレンズ鏡筒であって、
    前記連動部材に係合するカム溝を有するとともに、前記光軸周りに回転することにより前記連動部材を前記カム溝に沿って前記案内軸の方向へ直進移動させる駆動筒を有することを特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 請求項1または2に記載のレンズ鏡筒において、
    前記基準部材に対して回転可能に設けられるとともに、前記回転により前記連動部材を回転する操作部材を有し、
    前記溝は、前記操作部材の回転角に対応した長さを有することを特徴とするレンズ鏡筒。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、
    前記溝は、前記光軸に直交する面に対して傾斜したカム部を備え、
    前記係合部が前記カム部に沿って相対的に移動することにより、前記連動部材が回転した際に前記保持部材を前記案内軸の方向に移動することを特徴とするレンズ鏡筒。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒と、
    前記光学系による像を撮像する撮像部とを備えたことを特徴とする撮像装置。
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