JP5293094B2 - レンズ鏡筒および撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズ鏡筒および撮像装置に関する。
下記の特許文献1には、レンズの前後移動を案内する複数のガイドを備えたレンズ鏡筒が記載される。
特許第3078899号公報
レンズ鏡筒は、それ自体に、オートフォーカス等の駆動機構、制御素子、通信素子等を備えている場合がある。また、ボディに対して交換できるレンズ鏡筒では、規格により配置を定められた電気的および機械的な連動部を、ボディに接続するマウント部に備える。このため、レンズ枠を支持して案内する案内軸を配置する場合にその配置空間は制限され、案内軸を設けたことによりレンズ鏡筒の径が増す場合があった。そのため、レンズ鏡筒の操作性および携帯性が低下する。
そこで、上記課題を解決すべく、本発明の第1の態様として、光学系のうちの第1レンズ(112)を保持する第1レンズ保持部材(114)と、光学系のうちの第1レンズとは異なる第2レンズ(122)を保持する第2レンズ保持部材(124)と、光学系の光軸に沿うとともに互いに平行に配置され、第2レンズ保持部材を移動可能に支持する複数の案内軸(181、182、183)と、複数の案内軸の間の第1空間に配置され、第1レンズ保持部材を光軸に沿って移動させる駆動力を発生する第1駆動手段(118)と、第2レンズ保持部材を移動する第2駆動手段(190)と、第1空間とは異なる複数の案内軸の間の、第2空間に配置され、第2駆動手段に係合して駆動力を第2レンズ保持部材に伝達する係合部(126)とを備えることを特徴とするレンズ鏡筒(100)が提供される。
また、本発明の第2の態様として、上記レンズ鏡筒を備えた撮像装置(300)が提供される。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明する。しかしながら、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、レンズ鏡筒100の内部構造を示す斜視図である。レンズ鏡筒100は、前側フランジ160および後側フランジ170の間に保持された第1群ユニット110、第2群ユニット120、第3群ユニット130、第4群ユニット140および合焦駆動部118を備える。
前側フランジ160は開口161を有して環状をなす。後側フランジ170も、開口171を有して環状をなす。前側フランジ160および後側フランジ170は、3本のガイド軸181、182、183により結合される。
即ち、ガイド軸181、182、183の前端は、前側フランジ160に対して直角に結合される。また、ガイド軸181、182、183の後端は、後側フランジ170に対して直角に結合される。これにより、前側フランジ160、後側フランジ170およびガイド軸181、182、183は、剛性を有する枠体を形成する。
ガイド軸181、182、183は、後述する第1レンズ群112、第2レンズ群122および第3レンズ群132を含む光学系の光軸と平行に、互いに離間して配される。従って、ガイド軸181、182、183相互の間には、それぞれ空間が形成される。
なお、後述する合焦駆動部118は、一対のガイド軸181、182の間に形成された空間に配される。また、以下の説明において単に「光軸」と記載した場合は、第1レンズ群112、第2レンズ群122、第3レンズ群132および第4レンズ群142が形成する光学系の光軸を意味する。
後側フランジ170の背面には、レンズマウント172が装着される。レンズマウント172は、カメラ等のボディに設けられたボディマウントに嵌合して、レンズ鏡筒100全体を支持する。後述するように、第1群ユニット110、第2群ユニット120、第3群ユニット130および第4群ユニット140は、3本のガイド軸181、182、183のいずれかにより支持される。
第1群ユニット110は、第1レンズ群112を収容した第1レンズ室114と、第1レンズ室114を支持するヘリコイド環116とを含む。第1レンズ室114は、ヘリコイド環116に対して、ヘリコイドを介して嵌合する。
ヘリコイド環116は、その外周面上に、軸受け部113を有する。軸受け部113は、ガイド軸182を挿通される。これにより、第1群ユニット110は、ガイド軸182により支持されると共に、ガイド軸182に沿って進退する。
第1レンズ室114は、第1レンズ群112の光軸の周りに回転させることにより、第1レンズ群112をヘリコイド環116に対して進退させることができる。後述するように、第1群ユニット110、第2群ユニット120、第3群ユニット130および第4群ユニット140は、互いに関連して移動する。しかしながら、第1群ユニット110においては、ヘリコイドの作用により、第1レンズ群112は他のレンズ群とは個別に移動することができる。
第2群ユニット120は、第2レンズ群122を収容した第2レンズ室124と、第2レンズ室124から径方向に放射状に延在する3本の支持肢121、123、125とを含む。支持肢121の先端は、連結軸151の一端に結合される。支持肢123の先端は、連結軸153の一端に結合されると共に、ガイド軸182を挿通される嵌合部128と、カムフォロワ126とを配される。
このような構造により、第2群ユニット120は、ガイド軸181、182、183により支持されると共に、ガイド軸181、182、183に沿って、光軸と平行に進退する。第2群ユニット120は、カムフォロワ126を介して、カム筒190(図5参照)により駆動されて進退する。また、カムフォロワ126を嵌合部128の直近に配置できるので、カムフォロワ126が駆動力を受けた場合にガイド軸182による摺動抵抗に起因して第2群ユニット120に生じるモーメントを抑制できる。なお、連結軸151、153、155の他端の構造と機能については後述する。
第3群ユニット130は、第3レンズ群132(図2参照)を収容した第3レンズ室134と、第3レンズ室134の外周面に沿って配された軸受け部131、133とを含む。軸受け部131は、ガイド軸181に沿って第1群ユニット110に向かって延在すると共に、その先端に、ガイド軸181に嵌合する嵌合部138を有する。また、軸受け部131の先端には、ガイド軸181に嵌合するカムフォロワ136も配される。
このような構造により、第3群ユニット130は、カムフォロワ136を介してカム筒190(図5参照)により駆動されて、ガイド軸181、182に沿って進退する。また、カムフォロワ136を嵌合部138の直近に配置できるので、カムフォロワ136が駆動力を受けた場合にガイド軸181による摺動抵抗に起因して第3群ユニット130に生じるモーメントを抑制できる。
なお、第3群ユニット130は、第3レンズ室134の内部に、第3レンズ群132に加えて、防振ユニット、アイリスユニット等を収容する。このため、他のユニットに比較すると、寸法および重量が大きい。
第4群ユニット140は、第4レンズ群142を収容した第4レンズ室144と、第4レンズ室144の外周面に沿って配された軸受け部141とを含む。軸受け部141は、ガイド軸181に嵌合する嵌合部148を有する。これにより、第4群ユニット140は、ガイド軸181に沿って光軸と平行に進退する。
ここで、第4レンズ室144は、連結軸151、153、155の後端に結合されている。従って、第4群ユニット140は、カムフォロワ126を介して駆動される第2群ユニット120と一体的に進退する。このため、第4群ユニット140は、固有のカムフォロワを有していない。
図2は、図1に示すレンズ鏡筒100を他の角度から見た様子を示す斜視図である。即ち、図2は、レンズ鏡筒100を、合焦駆動部118が設けられた側から、合焦駆動部118を取り除いた状態で見た様子を示す。なお、図1において既に説明した要素には、同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
第1群ユニット110のヘリコイド環116は、軸受け部111、115を更に有する。軸受け部111、115は、それぞれガイド軸181、183を挿通されている。これにより、第1群ユニット110は、ガイド軸181、183からも支持される。軸受け部111、115は、ガイド軸181、183に沿って摺動する。これにより、第1群ユニット110は、3本のガイド軸181、182、183から摺動自在に支持される。
また、図2では、ガイド軸183を挿通された軸受け部115の近傍に配されたカムフォロワ117が見える。カムフォロワ117は、後述するカム筒190(図5参照)により駆動されて、ヘリコイド環116を、光軸の延在方向に沿って移動させる。
第2群ユニット120の支持肢123、125は、それぞれ、嵌合部128にガイド軸182、183を摺動自在に挿通されている。これにより、第2群ユニット120も、2本のガイド軸182、183に支持され、光軸周りに回転することなく、光軸の延在方向に沿って移動する。
第3群ユニット130は、軸受け部131、133に加えて、軸受け部135により、ガイド軸183から支持されている。これにより、第3群ユニット130も、3本のガイド軸181、182、183に支持されて、光軸周りに回転することなく光軸の延在方向に移動する。
なお、ガイド軸181に嵌合する軸受け部131は、ガイド軸181に沿って第1群ユニット110側に延長され、嵌合部はその先端に配されている。これにより、第3群ユニット130がガイド軸181、182、183から支持される場合のスパンが大きくなり、大型で質量が大きい第3群ユニット130が安定に支持される。
第4群ユニット140は、連結軸151、153、155により第2群ユニット120に結合され、光軸周りに回転することなく光軸の延在方向に移動する。
このように、レンズ鏡筒100において、第1群ユニット110および第3群ユニット130と、互いに結合された第2群ユニット120および第4群ユニット140との各々は、いずれも複数の軸受け部111、113、115、131、133、135、141または支持肢123、125により支持されている。これにより、ガイド軸181、182、183のいずれかから安定に支持され、円滑に移動する。
なお、第1群ユニット110、第2群ユニット120および第3群ユニット130は、カムフォロワ117、126、136を介して、共通のカム筒190(図5)から駆動力を受けて移動する。このような動作は、例えば、レンズ鏡筒100のズーム動作に利用される。カム筒190は、例えばユーザの操作により回転される。
これに対して、第1群ユニット110の第1レンズ室114は、合焦駆動部118から駆動力を受けて光軸周りに回転して、ヘリコイド環116に対して進退する。このような第1レンズ室114の固有の動作は、レンズ鏡筒100の合焦動作に利用される。合焦駆動部118は、モータ等を内蔵するか、カメラボディ等に内蔵された駆動力源に結合される駆動力伝達部を有する。
図3は、レンズ鏡筒100の他の状態を、図1と同じ方向から見た様子により示す斜視図である。また、図4は、図3に示すレンズ鏡筒100を、図2と同じ方向から見た様子により示す斜視図である。これらの図において、図1および図2と共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
図1および図2に示した状態と比較すると、ガイド軸181、182、183が、第4レンズ群142の光軸に対しても平行であるこが判る。また、図3および図4に示した状態では、第1群ユニット110、第2群ユニット120、第3群ユニット130および第4群ユニットの各々が、前方(前側フランジ160の方)に向かって移動している。
ただし、第1群ユニット110、第2群ユニット120、第3群ユニット130および第4群ユニットの移動量は相互に異なる。このため、第1群ユニット110、第2群ユニット120、第3群ユニット130および第4群ユニットの相対位置関係も異なっている。
即ち、第1群ユニット110が僅かに前進しているに過ぎないのに対して、第2群ユニット120は大きく前進している。このため、第2群ユニット120の一部は、第1群ユニット110のヘリコイド環116の内側に入り込んでいる。
ただし、第2群ユニット120において、カムフォロワ126の先端と、ガイド軸181、182、183に対する嵌合部128を有する支持肢121、123の一部とは、ヘリコイド環116の径の外側まで延在している。このため、ヘリコイド環116には、切欠き部119が形成され、カムフォロワ126および支持肢121、123が切欠き部119の内側に入り込む。
また、第3群ユニット130の軸受け部131、133、135のうち、前方に延伸された軸受け部131の先端と、そこに配されたカムフォロワ136も、ヘリコイド環116に入り込む。このため、ヘリコイド環116は、もうひとつの切欠き部119を有する。
しかしながら、嵌合部128、カムフォロワ126および連結軸153が、ヘリコイド環116の周方向について近接して配置されているので、切欠き部119の当該周方向の幅は抑制される。従って、切欠き部119を設けたことによるヘリコイド環116の強度低下も抑制される。
なお、第3群ユニット130も第4群ユニット140に接近して、第3レンズ室134が第4群ユニット140に入り込んでいる。しかしながら、第3群ユニット130の軸受け部131、133、135は、前側に寄せて形成されているので、第4群ユニットには切欠きを設けていない。
図5は、レンズ鏡筒100に装着するカム筒190の形状を示す斜視図である。図示のように、カム筒190は、全体として円筒形をなし、両端が開口する。開口部の周囲に形成された環状の端面191、193は、前側フランジ160および後側フランジ170の互いに対向する面に形成された段差164、174に嵌まり込む。これにより、カム筒190は、第1群ユニット110、第2群ユニット120、第3群ユニット130および第4群ユニット140の周囲において、光軸を中心として回転する。
カム筒190の周面には、互いに異なるプロファイルを有する3本のカム溝192、194、196が形成される。カム筒190がレンズ鏡筒100に装着された場合、カム溝192、194、196は、それぞれ、カムフォロワ117、126、136を挿通される。これにより、カム筒190を回転させた場合に、第1群ユニット110および第3群ユニット130と、互いに結合された第2群ユニット120および第4群ユニット140とが相互に関連して、光軸に沿って移動する。これにより、レンズ鏡筒100全体の焦点距離が変化する。
更に、カム筒190の周面には、周方向に連続して形成された切欠き部199が設けられる。これにより、カム筒190と合焦駆動部118との干渉が避けられる。
なお、図示は省いたが、カム筒190の周面の外側には、外部から操作する場合にユーザの手に触れるズームリングが装着される。ズームリングは、レンズ鏡筒100の操作性を向上させると共に、カム溝192、194、196を覆って、内部機構を保護する。
図6は、レンズ鏡筒100における合焦駆動部118、カムフォロワ117、126、136、連結軸151、153、155およびガイド軸181、182、183のレイアウトを模式的に示す断面図である。図示のように、レンズ鏡筒100において、ガイド軸181、182、183の相互の間には、ガイド軸181、182、183の数と同じ数の空間A、B、Cが形成される。
ここで、合焦駆動部118は、ガイド軸181、183の間に形成された空間Aに配される。これに対して、カムフォロワ117、126、136は、合焦駆動部118が配された空間Aとは異なる他の空間B、Cに配される。
即ち、第2群ユニット120および第3群ユニット130のカムフォロワ126、136は、空間Aに隣接して、一対のガイド軸181、182の間に形成された空間Bの内側に配される。また、第1群ユニット110のカムフォロワ117は、空間Bとは反対側で空間Aに隣接して、一対のガイド軸182、183の間に形成された空間Cの内側に配される。
このような配置により、カムフォロワ117、126、136と合焦駆動部118とが干渉することが避けられる。従って、合焦駆動部118を、レンズ鏡筒100の光軸寄りに配置できる。
また、空間Aにはカムフォロワ117、126、136等が配されていないので、レンズ鏡筒100の周方向について、ガイド軸181、183の直近まで合焦駆動部118を近づけることができる。従って、レンズ鏡筒100の径の拡大を抑制できると共に、合焦駆動部118により大きな空間を占有させることができる。
更に、第2群ユニット120および第4群ユニット140を連結する連結軸151、153、155も、合焦駆動部118が配された空間Aとは異なる他の空間B、Cに配される。連結軸151、153は、空間Aに隣接して、一対のガイド軸181、182の間に形成された空間Bの内側に配される。また、連結軸155は、空間Bとは反対側で空間Aに隣接して、一対のガイド軸182、183の間に形成された空間Cの内側に配される。
このような配置により、第2群ユニットのカムフォロワ126に対して連結軸153を近接して配置することができる。従って、第2群ユニット120が第1群ユニット110に接近した場合の干渉を避ける目的でヘリコイド環116に形成する切欠き部119を小さくして、ヘリコイド環116の強度および剛性を高く保つことができる。
また、カムフォロワ117をガイド軸183の直近に配して、ガイド軸183および連結軸155の間にカムフォロワ117を配することができる。これにより、ガイド軸183に対する摺動抵抗に起因して第1群ユニット110に生じるモーメントを抑制し、レンズ鏡筒100のズーム動作を円滑にすることができる。このような配置の効果は、他のガイド軸181、182と、連結軸151、153と、カムフォロワ126、136との位置関係についても同様に作用する。
なお、複数のカムフォロワ117、126、136は、互いに異なるガイド軸181、182、183の近傍に配置するようにしてもよい。これにより、個々のガイド軸181、182、183に掛かる負荷を低減できる。更に、ガイド軸181、182、183に対する摺動抵抗に起因して第1群ユニット110、第2群ユニット120、第3群ユニット130および第4群ユニット140の各々に対して生じる抵抗が平衡するので、光軸に対する第1群ユニット110、第2群ユニット120、第3群ユニット130および第4群ユニット140の傾きを抑制できる。
また、3本のカムフォロワ117、126、136が相互に離れているので、カム筒190におけるカム溝192、194、196のレイアウトの自由度が高くなる。また、カム溝192、194、196相互の間隔を大きくとれるので、カム筒190の強度および剛性を向上させることができる。
更に、複数のガイド軸181、182、183のうち、合焦駆動部118に対向して、合焦駆動部118から遠い側のガイド軸183の近傍にカムフォロワ117、126、136を配することが好ましい。これにより、カム筒190のカム溝192、194、196を、切欠き部199から離してレイアウトすることができ、カム筒190の強度を維持しやすくなる。また、カム溝192、194、196のレイアウトの自由度も高くなる。
なお、ガイド軸181、182、183、カムフォロワ117、126、136および連結軸151、153、155の相互の各々の位置関係は図6に図示の例に限られるわけではない。即ち、例えば、合焦駆動部118に対向して配置されたガイド軸182の近傍に、カムフォロワ117、126、136のうちの複数を配置してもよい。これにより、合焦駆動部118を避ける目的がカム筒190に形成した切欠き部199とカム溝192、194、196との間隔を広くすることができる。従って、カム筒190の強度および剛性を高くすることが容易になる。
図7は、レンズ鏡筒100を備えた撮像装置300の構造を模式的に示す図である。なお、図7においては、図面が煩雑になることを避ける目的で、レンズ鏡筒100を模式的に記載した。しかしながら、図7におけるレンズ鏡筒100は、図1に示したレンズ鏡筒100と同じ構造を有する。そこで、同じ構成要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省いた。
レンズ鏡筒100は、マウント部260を介して、撮像部200に対して着脱自在に装着される。なお、撮像装置300において、レンズ鏡筒100および撮像部200は、図示していない接続端子を介して電気的にも結合される。これにより、レンズ鏡筒100は、撮像部200から電力を供給される。なお、レンズ鏡筒100にも制御素子、通信素子等を実装して、撮像部200の主制御部250と相互に信号を交換する場合もある。
撮像部200は、主鏡240、ペンタプリズム270と接眼光学系290とを含む観察光学系と、主制御部250とを収容する。主鏡240は、レンズ鏡筒100の光学系を介して入射した入射光の光路上に傾斜して配置される待機位置と、入射光を避けて上昇する撮影位置(図中に点線で示す)との間を移動する。
待機位置にある主鏡240は、入射光の大半を、上方に配置されたフォーカシングスクリーン272に導く。フォーカシングスクリーン272は、レンズ鏡筒100の合焦位置に配置され、レンズ鏡筒100により形成された画像を結像させる。
フォーカシングスクリーン272に結像された画像は、ペンタプリズム270を介して接眼光学系290から観察される。これにより、接眼光学系290からは、フォーカシングスクリーン272上の映像を正像として見ることができる。
ペンタプリズム270および接眼光学系290の間には、ファインダLCD294に形成された表示画像を、観察光学系による画像に重畳させるハーフミラー292が配置される。これにより、接眼光学系290の出射端においては、フォーカシングスクリーン272の映像と、ファインダLCD294の映像とを併せて見ることができる。なお、ファインダLCD294には、撮像装置300の撮影条件、設定条件等の情報が表示される。
また、ペンタプリズム270の出射光の一部は、測光部280に導かれる。測光部280は、入射光の強度およびその分布等を測定する。また、色分布等を検出する場合もある。測定または検出の結果は、主制御部250が撮影条件を決定する場合に参照する。
一方、入射光の入射面に対する主鏡240の裏面には、副鏡242が配置される。副鏡242は、主鏡240を透過した入射光の一部を、下方に配置された焦点検出装置230に導く。これにより、主鏡240が待機位置にある場合は、焦点検出装置230がレンズ鏡筒100の光学系の焦点調整状態を検出する。なお、主鏡240が撮影位置に移動した場合は、副鏡242も入射光の光路から退避する。
レンズ鏡筒100からの入射光に対して主鏡240の後方には、シャッタ220、光学フィルタ212および撮像素子210が光軸に沿って配置される。シャッタ220が開放される場合は、その直前に主鏡240が撮影位置に移動するので、入射光は直進して撮像素子210に入射される。これにより、入射光の形成する画像が、撮像素子210において電気信号に変換される。
また、撮像部200は、レンズ鏡筒100に対して背面において、外部に面したメインLCD296を備える。メインLCD296は、撮像部200に対する各種の設定情報を表示する他、主鏡240が撮影位置に移動している場合に撮像素子210に形成された画像を表示することもできる。
主制御部250は、上記のような種々の動作を総合的に制御する。また、撮像部200側の焦点検出装置230が検出した被写体までの距離の情報を参照して、レンズ鏡筒100を駆動するオートフォーカス機構を形成できる。更に、焦点検出装置230がレンズ鏡筒100の動作量を参照して、フォーカスエイド機構を形成することもできる。
更に、主制御部250は、絞り装置162の開閉等も制御する。更に、主制御部250は、露出の自動化、シーンモードの実行、ブラケット撮影の実行等にも寄与する。
こうして、レンズ鏡筒100と、第1レンズ群112、第2レンズ群122、第3レンズ群132および第4レンズ群142を含む光学系により形成された像を撮影する撮像部200を有する撮像装置300が形成される。このように、図1から図6までに示した構造を有するレンズ鏡筒100は、撮像装置300において好適に使用できる。しかしながら、レンズ鏡筒100の用途がこれに限られるわけではなく、例えば、動画撮影機、双眼鏡、顕微鏡、測量機等にも適用できる。また、ズームレンズを備えた撮像装置300において、ファインダの光学系にも用いることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず」、「次に」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
レンズ鏡筒100の内部構造を示す斜視図である。 図1に示すレンズ鏡筒100を他の角度から見た様子を示す斜視図である。 レンズ鏡筒100の他の状態を示す斜視図である。 図3に示すレンズ鏡筒100を他の角度から見た様子を示す斜視図である。 レンズ鏡筒100に装着するカム筒190の形状を示す斜視図である。 レンズ鏡筒100における部材のレイアウトを模式的に示す断面図である。 レンズ鏡筒100を備えた撮像装置300の構造を模式的に示す図である。
符号の説明
100 レンズ鏡筒、110 第1群ユニット、111、113、115、131、133、135、141 軸受け部、112 第1レンズ群、114 第1レンズ室、116 ヘリコイド環、117、126、136 カムフォロワ、118 合焦駆動部、119、199 切欠き部、120 第2群ユニット、121、123、125 支持肢、122 第2レンズ群、124 第2レンズ室、128、138、148 嵌合部、130 第3群ユニット、132 第3レンズ群、134 第3レンズ室、140 第4群ユニット、142 第4レンズ群、144 第4レンズ室、151、153、155 連結軸、160 前側フランジ、161、171 開口、164、174 段差、170 後側フランジ、172 レンズマウント、181、182、183 ガイド軸、190 カム筒、192、194、196 カム溝、200 撮像部、210 撮像素子、212 光学フィルタ、220 シャッタ、230 焦点検出装置、240 主鏡、242 副鏡、250 主制御部、260 マウント部、270 ペンタプリズム、272 フォーカシングスクリーン、280 測光部、290 接眼光学系、292 ハーフミラー、294 ファインダLCD、296 メインLCD、300 撮像装置

Claims (8)

  1. 光学系のうちの第1レンズを保持する第1レンズ保持部材と、
    前記光学系のうちの前記第1レンズとは異なる第2レンズを保持する第2レンズ保持部材と、
    前記光学系の光軸に沿うとともに互いに平行に配置され、前記第1レンズ保持部材と前記第2レンズ保持部材を移動可能に支持する複数の案内軸と、
    前記複数の案内軸の間の第1空間に配置され、前記第1レンズを前記第1レンズ保持部材に対して前記光軸に沿って移動させる駆動力を発生する第1駆動手段と、
    前記第1レンズ保持部材と前記第2レンズ保持部材を移動させる駆動力を発生する第2駆動手段と、
    前記第1空間とは異なる前記複数の案内軸の間の第2空間において前記第1レンズ保持部材に設けられ、前記第2駆動手段に係合して前記第1レンズ保持部材を移動させる第1係合部と、
    前記第2空間において前記第2レンズ保持部材に設けられ、前記第2駆動手段に係合して前記第2レンズ保持部材を移動させる第2係合部と
    を備えることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 請求項1に記載のレンズ鏡筒において、
    前記第1レンズおよび前記第2レンズとは異なる第3レンズを保持する第3レンズ保持部材と、
    前記第2レンズ保持部材と前記第3レンズ保持部材とを一体的に連結する連結軸とをさらに有し、
    前記連結軸は、前記複数の案内軸の間の前記第1空間とは異なる空間に配置されていることを特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 光学系のうちの第1レンズを保持する第1レンズ保持部材と、
    前記光学系のうちの前記第1レンズとは異なる第2レンズを保持する第2レンズ保持部材と、
    前記光学系のうちの前記第1レンズおよび前記第2レンズとは異なる第3レンズを保持する第3レンズ保持部材と、
    前記光学系の光軸に沿うとともに互いに平行に配置され、前記第2レンズ保持部材を移動可能に支持する複数の案内軸と、
    前記第2レンズ保持部材と前記第3レンズ保持部材との間に配置された第4レンズを保持する第4レンズ保持部材と、
    前記複数の案内軸の間の第1空間に配置され、前記第1レンズ保持部材を前記光軸に沿って移動させる駆動力を発生する第1駆動手段と、
    前記第2レンズ保持部材と前記第4レンズ保持部材とを移動させる駆動力を発生する第2駆動手段と、
    前記第1空間とは異なる前記複数の案内軸の間の第2空間において前記第2レンズ保持部材に設けられ、前記第2駆動手段に係合して前記第2レンズ保持部材を移動させる第1係合部と、
    前記第2空間において前記第4レンズ保持部材に設けられ、前記第2駆動手段に係合して前記第4レンズ保持部材を移動させる第2係合部と、
    前記第2空間に配置され、前記第2レンズ保持部材と前記第3レンズ保持部材とを一体的に連結する連結軸と、
    を備えることを特徴とするレンズ鏡筒。
  4. 請求項に記載のレンズ鏡筒において、
    前記連結軸は、前記第2レンズ保持部材と前記第3レンズ保持部材の少なくとも一方の前記複数の案内軸に対する支持部に設けることを特徴とするレンズ鏡筒。
  5. 請求項3から請求項4までのいずれか一項に記載のレンズ鏡筒において、
    前記第1係合部および前記第2係合部は、前記複数の案内軸と前記連結軸に挟まれた空間に配置されていることを特徴とするレンズ鏡筒。
  6. 請求項3から請求項5までのいずれか一項に記載のレンズ鏡筒において、
    前記第1係合部と前記第2係合部とは、前記複数の案内軸のうちの互いに異なる案内軸に近接して移動することを特徴とするレンズ鏡筒。
  7. 請求項3から請求項5までのいずれか一項に記載のレンズ鏡筒において、
    前記第1係合部と前記第2係合部とは、前記複数の案内軸のうち、前記第1空間に対向する案内軸に近接して移動することを特徴とするレンズ鏡筒。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載のレンズ鏡筒を備えたことを特徴とする撮像装置。
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