JP4862494B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

本発明は、保温機能および再加熱機能を有する炊飯器に関するものである。
従来、この種の炊飯器においては、通常保温温度より低い低温保温温度(例えば55〜70℃)で保温することにより、米飯の黄変、異臭の発生、食味の劣化を抑える一方で、通常保温温度より高い高温保温温度(例えば75℃〜95℃)まで所定時間ごとに温度上昇させることにより保温温度低下により発生する雑菌を繰返し殺菌し、保温中のご飯もおいしく食べることができるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
さらに、保温中の米飯のおいしさの要因の1つである保温温度を一時的に所定の温度まで加熱する再加熱機能を有するものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平07−298983号公報 特開平07−039455号公報
しかしながら、このような従来の炊飯器では、保温中の米飯の温度は炊飯終了直後や米飯を食べるために蓋を開けた直後などで異なり、保温中の米飯が適温であるかどうかは、実際に蓋を開けて、米飯を食べてみるまでわからないため、実際に米飯を食べるまでは再加熱を行う必要があるのかがわからず、また、確実に保温温度の高い米飯を食べるために米飯を食べる前に毎回再加熱を実施すると、米飯の劣化をはやめたり、無駄な電力を消費する可能性があるという問題があった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、実際に保温中の米飯を食べることなく、再加熱を行う必要があるのかを知ることができるようにすることを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、炊飯器本体と、前記炊飯器本体の上面開口部を開閉自在に覆う蓋と、前記炊飯器本体の内部に収容され調理物を入れる鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記鍋の温度を検知する鍋温度検知手段と、時間を計測する計時手段と、使用者に各種情報を表示する表示手段と、炊飯器の動作を制御する制御手段と、保温中の調理物の温度を上昇させる命令を前記制御手段に入力する再加熱入力手段と、前記再加熱入力手段による入力を推奨するか否かの境界温度を記憶する再加熱推奨温度記憶手段と、前記蓋の開または閉または開閉を検知する蓋開閉検知手段と、前記蓋開閉検知手段が前記蓋の開または閉または開閉を検知したときに前記鍋温度検知手段が検知した温度を記憶する蓋開閉検知時温度記憶手段とを備え、前記制御手段は、保温中に前記鍋温度検知手段が検知した温度が前記再加熱推奨温度記憶手段に記憶している温度未満である場合に前記表示手段に前記再加熱入力手段による入力を促す内容を表示するよう構成し、さらに、前記蓋開閉検知手段が前記蓋の開または閉または開閉を検知してから再加熱入力手段による入力が行われるまでの時間と、前記蓋開閉検知時温度記憶手段に記憶している温度と、再加熱推奨温度記憶手段に記憶している温度に基づいて、前記再加熱推奨温度記憶手段に記憶している温度を書き換えるように構成したものである。
これにより、使用者の再加熱実施実態に応じて再加熱推奨表示を行う温度を変化させることができるので、実際に保温中の米飯を食べることなく、再加熱を行う必要があるのかを使用者の好みによる保温中の米飯の適温の違いを吸収して、より正確に使用者に知らせることができる。
本発明の炊飯器は、実際に保温中の米飯を食べることなく、再加熱を行う必要があるのかを使用者に知らせることができる。
第1の発明は、炊飯器本体と、前記炊飯器本体の上面開口部を開閉自在に覆う蓋と、前記炊飯器本体の内部に収容され調理物を入れる鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記鍋の温度を検知する鍋温度検知手段と、時間を計測する計時手段と、使用者に各種情報を表示する表示手段と、炊飯器の動作を制御する制御手段と、保温中の調理物の温度を上昇させる命令を前記制御手段に入力する再加熱入力手段と、前記再加熱入力手段による入力を推奨するか否かの境界温度を記憶する再加熱推奨温度記憶手段と、前記蓋の開または閉または開閉を検知する蓋開閉検知手段と、前記蓋開閉検知手段が前記蓋の開または閉または開閉を検知したときに前記鍋温度検知手段が検知した温度を記憶する蓋開閉検知時温度記憶手段とを備え、前記制御手段は、保温中に前記鍋温度検知手段が検知した温度が前記再加熱推奨温度記憶手段に記憶している温度未満である場合に前記表示手段に前記再加熱入力手段による入力を促す内容を表示するよう構成し、さらに、前記蓋開閉検知手段が前記蓋の開または閉または開閉を検知してから再加熱入力手段による入力が行われるまでの時間と、前記蓋開閉検知時温度記憶手段に記憶している温度と、再加熱推奨温度記憶手段に記憶している温度に基づいて、前記再加熱推奨温度記憶手段に記憶している温度を書き換えるように構成したものであり、使用者の再加熱実施実態に応じて再加熱推奨表示を行う温度を変化させることができるので、実際に保温中の米飯を食べることなく、再加熱を行う必要があるのかを使用者の好みによる保温中の米飯の適温の違いを吸収して、より正確に使用者に知らせることができる。
の発明は、上記第の発明において、蓋開閉検知手段が蓋の開または閉または開閉を検知してから所定の時間が経過するまでに再加熱入力手段による入力が行われず、かつ、蓋開閉検知時温度記憶手段に記憶している温度が再加熱推奨温度記憶手段に記憶している温度未満である場合と、前記蓋開閉検知手段が蓋の開または閉または開閉を検知してから所定の時間が経過するまでに前記再加熱入力手段による入力が行われ、かつ、前記蓋開閉検知時温度記憶手段に記憶している温度が前記再加熱推奨温度記憶手段に記憶している温度以上である場合に、前記再加熱推奨温度記憶手段に記憶している温度を書き換えるようにしたものであり、使用者の再加熱実施実態に応じて再加熱推奨表示を行う温度をより適切に変化させることができるので、実際に保温中の米飯を食べることなく、再加熱を行う必要があるのかを使用者の好みによる保温中の米飯の適温の違いを吸収して、より正確に使用者に知らせることができる。
の発明は、上記第または第の発明において、複数の使用者の中から1人の使用者を選択する使用者選択手段を備え、制御手段は、前記使用者選択手段によって選択された使用者毎に再加熱推奨温度記憶手段に記憶している温度の書き換え判定を行うようにしたものであり、各使用者にあわせて再加熱推奨表示を行うことができるので、1つの炊飯器を複数の使用者で共用して使用する場合であっても、実際に保温中の米飯を食べることなく、再加熱を行う必要があるのかを使用者の好みによる保温中の米飯の適温の違いを吸収して、より正確に使用者に知らせることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の
形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における炊飯器のシステム図を示すものである。
図1に示すように、鍋2は炊飯器本体1の内部に収容し、米飯などの調理物を収容するものであり、炊飯器本体1の上部に開閉自在に設置した蓋4によってその上面を覆っている。加熱手段3は鍋2を加熱するもので、加熱コイルおよびインバータ(いずれも図示せず)により構成している。鍋温度検知手段5は鍋2の温度を検知するものであり、検知した温度は制御手段8に送られる。計時手段6は時間を計測するもので、制御手段8によって制御される。表示手段7は使用者に各種情報を表示するもので、LCDにより構成している。制御手段8は、鍋温度検知手段5が検知した鍋2の温度と計時手段6が計時した時間に基づいて加熱手段3を制御して、鍋2に収容された米飯などの調理物の炊飯や保温を行ったり、表示手段7の表示内容を制御したりするものである。再加熱入力手段9は、使用者が制御手段8に保温中の調理物の温度を上昇させる命令を入力するもので、スイッチで構成している。再加熱推奨温度記憶手段10は、再加熱入力手段9による入力を推奨するか否かの境界温度を記憶するものである。なお、計時手段6と制御手段8と再加熱推奨温度記憶手段10は同一のマイクロコンピュータ(図示せず)内に構成している。
ここで、制御手段8は、保温中に鍋温度検知手段5が検知した温度が再加熱推奨温度記憶手段10に記憶している温度未満である場合に、表示手段7に再加熱入力手段9による入力を促す内容を表示するよう構成している。
上記構成において保温時の動作を図2のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、ステップS1では、制御手段8は現在保温中であるかを判定し、現在保温中であると判定した場合はステップS2へ進み、現在保温中ではないと判定した場合には保温制御処理を終了する。ステップS2では、制御手段8は鍋温度検知手段5が検知した鍋2の温度と計時手段6が計時した時間に基づいて加熱手段3を制御して、鍋2に収容された米飯の保温制御を行いステップS3へ進む。ステップS3では、制御手段8は鍋温度検知手段5が検知した鍋2の温度θ1が再加熱推奨温度記憶手段10に記憶している温度θ2(例えば72℃)未満であるかを判定し、θ1<θ2である場合はステップS4へ進み、θ1≧θ2である場合にはステップS5に進む。ステップS4では、制御手段8は、例えば「再加熱推奨」といったような再加熱入力手段9による入力を促す内容を表示手段7に表示させステップS5に進む。ステップS5では、制御手段8は使用者の操作などにより保温が終了しているかを判定し、保温が終了したと判定した場合は保温制御処理を終了し、保温が終了していないと判定した場合はステップS2に戻り、保温制御処理を継続する。
以上のように、本実施の形態においては、保温中に鍋温度検知手段5が検知した鍋2の温度θ1が再加熱推奨温度記憶手段10に記憶している温度θ2未満である場合に、再加熱入力手段9による入力を促す内容を表示手段7に表示させるようにすることにより、使用者は表示手段7の表示内容によって、再加熱を行う必要があるのかを知ることができるので、実際に保温中の米飯を食べることなく、再加熱を行う必要があるのかを知ることができる。また、これにより、無駄な再加熱を実施することを防ぐことができるので、保温中の米飯の劣化の進みを抑えるとともに、無駄な電力の消費を抑えることもできる。
なお、本実施の形態では、表示手段7をLCDで構成し、再加熱入力手段9による入力を促す内容を文字で表示するようにしているが、例えば表示手段7をLEDで構成し、そのLED近傍に「再加熱推奨」といった文字を記載し、LEDを点滅または点灯させることにより、使用者に再加熱の実施を促すようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、表示手段7に表示する再加熱入力手段9による入力を促す内容として「再加熱推奨」という表現を用いて説明したが、例えば、再加熱を推奨する温度帯では「ぬるい」、再加熱が不要な温度帯では「ほかほか」といったように、使用者が再加熱を実施すべきかどうかが判断できるような表現であれば、どのような表現方法であっても構わない。
また、本実施の形態においては、鍋2内の調理物の温度を取得するために鍋2の温度を鍋温度検知手段5によって検知するように構成しているが、鍋2内の調理物の温度に近い温度を取得することができれば、他の方法で実現してもよい。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における炊飯器のシステム図を示すものである。
図3に示すように、蓋開閉検知手段11は蓋4に内装し、蓋4の開または閉または開閉を検知するもので、スイッチで構成し、この蓋開閉検知手段11が検知した蓋4の開閉状態情報は制御手段8に送られる。蓋開閉検知時温度記憶手段12はマイクロコンピュータ(図示せず)に内装され、蓋開閉検知手段11が蓋閉から蓋開の変化を検知したときに鍋温度検知手段5が検知した鍋2の温度を記憶するように構成している。制御手段8は、蓋開閉検知手段11が蓋4の開または閉または開閉を検知してから再加熱入力手段9による入力が行われるまでの時間と、蓋開閉検知時温度記憶手段12が記憶している温度と、再加熱推奨温度記憶手段10が記憶している温度に基づいて、再加熱推奨温度記憶手段10が記憶している温度を書き換えるようにしている。
このとき、蓋開閉検知手段11が蓋4の開または閉または開閉を検知してから所定の時間が経過するまでに再加熱入力手段9による入力が行われず、かつ、蓋開閉検知時温度記憶手段12に記憶している温度が再加熱推奨温度記憶手段10に記憶している温度未満である場合と、蓋開閉検知手段11が蓋4の開または閉または開閉を検知してから所定の時間が経過するまでに再加熱入力手段9による入力が行われ、かつ、蓋開閉検知時温度記憶手段12に記憶している温度が再加熱推奨温度記憶手段10に記憶している温度以上である場合に、再加熱推奨温度記憶手段10に記憶している温度を書き換えるようにしている。他の構成は上記実施の形態1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成において動作、作用を図4のフローチャートを参照しながら説明する。なお、ステップS1とステップS3からステップS5までの動作は上記実施の形態1の動作と同じであるので説明を省略する。
ステップS2では、制御手段8は鍋温度検知手段5が検知した鍋2の温度と計時手段6が計時した時間に基づいて加熱手段3を制御して、鍋2に収容された米飯の保温制御を行いステップS11へ進む。ステップS11では、制御手段8は蓋開閉検知手段11から受け取った蓋4の開閉状態情報に基づき、蓋4の閉から開への状態変化が発生したかを判定し、蓋4の閉から開への状態変化が発生したと判定した場合はステップS12へ進み、蓋4の閉から開への状態変化が発生していないと判定した場合はステップS14へ進む。ステップS12では、制御手段8は蓋4の閉から開への状態変化時の鍋2の温度θ3を鍋温度検知手段5から受け取り、蓋開閉検知時温度記憶手段12に記憶させてステップS13へ進む。ステップS13では、制御手段8は蓋4の閉から開への状態変化後の経過時間T1のクリアとカウントの開始を計時手段6に命令してステップS14へ進む。
ステップS14では、制御手段8は再加熱入力手段9による再加熱開始入力の有無を判定し、再加熱開始入力があったと判定した場合はステップS18へ進み、再加熱開始入力
がなかったと判定した場合はステップS15へ進む。ステップS15では、制御手段8は蓋4の閉から開への状態変化後の経過時間T1と所定の時間T2(使用者が蓋4を開けて、鍋2内の調理物の温度が低いと感じた場合に、再加熱開始入力を行うまでの時間を想定した値で、例えば、30秒)を比較し、T1<T2である場合はステップS3へ進み、T1≧T2である場合にはステップS16へ進む。ステップS16では、制御手段8は蓋開閉検知時温度記憶手段12に記憶されている温度θ3と再加熱推奨温度記憶手段10が記憶している温度θ2を比較し、θ3≧θ2である場合はステップS3へ進み、θ3<θ2である場合はステップS17へ進む。ステップS17では、制御手段8は再加熱推奨温度記憶手段10が記憶している温度θ2を蓋開閉検知時温度記憶手段12に記憶されている温度θ3に書き換えてステップS3へ進む。以上のステップS14からステップS17までの動作は、再加熱推奨表示が表示手段7に表示されている状態でも、使用者は再加熱の必要がないと判断したと推定できることから、再加熱推奨温度の上限を下げたことを意味している。
一方、ステップS14で再加熱開始入力があったと判定した場合に移行するステップS18では、制御手段8は蓋4の閉から開への状態変化後の経過時間T1のカウントの停止を計時手段6に命令してステップS19へ進む。ステップS19では、制御手段8は蓋4の閉から開への状態変化後の経過時間T1と所定の時間T2を比較し、T1≧T2である場合はステップS22へ進み、T1<T2である場合はステップS20へ進む。ステップS20では、制御手段8は蓋開閉検知時温度記憶手段12に記憶されている温度θ3と再加熱推奨温度記憶手段10が記憶している温度θ2を比較し、θ3<θ2である場合はステップS22へ進み、θ3≧θ2である場合はステップS21へ進む。ステップS21では、制御手段8は再加熱推奨温度記憶手段10が記憶している温度θ2を蓋開閉検知時温度記憶手段12に記憶されている温度θ3に書き換えてステップS22に進む。ステップS22では、制御手段8は加熱手段3の制御方法を保温制御から再加熱制御へ変更して保温制御処理を終了する。以上のステップS19からステップS21までの動作は、再加熱推奨表示が表示手段7に表示されていない状態でも、使用者は再加熱が必要であると判断したと推定できることから、再加熱推奨温度の上限を上げたことを意味している。
以上のように、本実施の形態においては、制御手段8は、蓋開閉検知手段11が蓋4の開または閉または開閉を検知してから再加熱入力手段9による入力が行われるまでの時間と、蓋開閉検知時温度記憶手段12に記憶している温度と、再加熱推奨温度記憶手段10に記憶している温度に基づいて、再加熱推奨温度記憶手段10に記憶している温度を書き換えるようにすることにより、使用者の再加熱実施実態に応じて再加熱推奨表示を行う温度を変化させることができるので、実際に保温中の米飯を食べることなく、再加熱を行う必要があるのかを使用者の好みによる保温中の米飯の適温の違いを吸収して、より正確に使用者に知らせることができる。
また、制御手段8は、蓋開閉検知手段11が蓋4の閉から開の状態変化を検知してから所定の時間T2が経過するまでに再加熱入力手段9による入力が行われず、かつ、蓋開閉検知時温度記憶手段12に記憶している蓋4の閉から開への状態変化時の鍋2の温度θ3が再加熱推奨温度記憶手段10に記憶している温度θ2未満である場合と、蓋開閉検知手段11が蓋4の閉から開の状態変化を検知してから所定の時間T2が経過するまでに再加熱入力手段9による入力が行われ、かつ、蓋開閉検知時温度記憶手段12に記憶している温度θ3が再加熱推奨温度記憶手段10に記憶している温度θ2以上である場合に、再加熱推奨温度記憶手段10に記憶している温度θ2を蓋開閉検知時温度記憶手段12に記憶している温度θ3に書き換えるようにすることにより、使用者の再加熱実施実態に応じて再加熱推奨表示を行う温度を変化させることが可能となるので、実際に保温中の米飯を食べることなく、再加熱を行う必要があるのかを、使用者の好みによる保温中の米飯の適温の違いを吸収して、より正確に使用者に知らせることができる。
なお、本実施の形態では、再加熱推奨温度記憶手段10が記憶している温度θ2の書き換え判定に使用する所定の時間T2を、再加熱入力手段9による再加熱開始入力の有無に関わらず同じ値を使用しているが、再加熱開始入力の有無により、異なる値にしても構わない。
また、本実施の形態では、蓋開閉検知手段11は蓋4に内装される状態スイッチで構成しているが、例えば、蓋4の鍋2に面する側の温度を検知するセンサを設け、そのセンサが検知する温度の単位時間あたりの温度変化量によって蓋の開閉を検知するなど、その他の構成で実現しても構わない。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3における炊飯器のシステム図を示すものである。
図5に示すように、使用者選択手段13は、複数の使用者の中から次に炊飯器を使用する使用者に割り当てられた番号を選択するもので、スイッチで構成し、この使用者選択手段13によって選択された使用者の番号は制御手段8に送られるように構成している。制御手段8は、使用者選択手段13によって選択された使用者毎に再加熱推奨温度記憶手段10に記憶している温度の書き換え判定を行うようにしている。他の構成は上記実施の形態2と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成において動作、作用を図4のフローチャートを参照しながら説明する。なお、ステップS1からステップS22までの動作は、上記実施の形態2の動作と同じであるので説明を省略する。
ステップS14で再加熱入力手段9による再加熱開始入力が行われていないと判定された場合に実行されるステップS15で、蓋4の閉から開への状態変化後の経過時間T1と所定の時間T2(使用者が蓋4を開けて鍋2内の調理物の温度が低いと感じた場合に、再加熱開始入力を行うまでの時間を想定した値で、例えば、30秒)を比較し、T1≧T2である場合はステップS31へ進み、ステップS31では、制御手段8は蓋開閉検知時温度記憶手段12に記憶されている温度θ3と使用者選択手段13によって選択されている使用者の番号に対応した再加熱推奨温度記憶手段10に記憶されている温度θ2’を比較し、θ3≧θ2’である場合はステップS3へ進み、θ3<θ2’である場合はステップS32へ進む。ステップS32では、制御手段8は再加熱推奨温度記憶手段10に記憶している使用者選択手段13によって選択されている使用者の番号に対応した温度θ2’を蓋開閉検知時温度記憶手段12に記憶されている温度θ3に書き換えてステップS3に進む。以上のステップS14からステップS32までの動作は、再加熱推奨表示が表示手段7に表示されている状態でも、使用者は再加熱の必要がないと判断したと推定できることから、使用者選択手段13によって選択されている使用者に対応した再加熱推奨温度の上限を下げたことを意味している。
一方、ステップS14で再加熱開始入力があったと判定した場合に実行されるステップS19で、蓋4の閉から開への状態変化後の経過時間T1と所定の時間T2を比較し、T1<T2である場合はステップS33へ進み、ステップS20では、制御手段8は蓋開閉検知時温度記憶手段12に記憶されている温度θ3と使用者選択手段13によって選択されている使用者の番号に対応した再加熱推奨温度記憶手段10に記憶されている温度θ2’を比較し、θ3<θ2’である場合はステップS22へ進み、θ3≧θ2’である場合はステップS34へ進む。ステップS34では、制御手段8は、再加熱推奨温度記憶手段10が記憶している使用者選択手段13によって選択されている使用者の番号に対応した温度θ2’を蓋開閉検知時温度記憶手段12に記憶されている温度θ3に書き換えてステ
ップS22へ進む。以上のステップS14からステップS34までの動作は、再加熱推奨表示が表示手段7に表示されていない状態でも、使用者は再加熱が必要であると判断したと推定できることから、使用者選択手段13によって選択されている使用者に対応した再加熱推奨温度の上限を上げたことを意味している。
以上のように、本実施の形態においては、使用者選択手段13によって選択される使用者毎に再加熱推奨温度記憶手段に10が記憶している温度θ2’の書き換え判定を行うようにすることにより、各使用者にあわせて再加熱推奨表示を行うことが可能となるので、1つの炊飯器を複数の使用者で共用して使用する場合であっても、実際に保温中の米飯を食べることなく、再加熱を行う必要があるのかを、使用者の好みによる保温中の米飯の適温の違いを吸収して、より正確に使用者に知らせることができる。
なお、本実施の形態では、使用者選択手段13によって選択されている使用者の番号に対応した再加熱推奨温度記憶手段10に記憶されている温度θ2’の書き換え判定に使用する所定の時間T2を、再加熱入力手段9による再加熱開始入力の有無に関わらず同じ値を使用しているが、再加熱開始入力の有無により、異なる値にしても構わない。
以上のように、本発明にかかる炊飯器は、実際に保温中の米飯を食べることなく、再加熱を行う必要があるのかを使用者に知らせることができるので、保温機能および再加熱機能を有する炊飯器として有用である。
本発明の実施の形態1の炊飯器のシステム図 同炊飯器の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2の炊飯器のシステム図 同炊飯器の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態3の炊飯器のシステム図 同炊飯器の動作を示すフローチャート
1 炊飯器本体
2 鍋
3 加熱手段
4 蓋
5 鍋温度検知手段
6 計時手段
7 表示手段
8 制御手段
9 再加熱入力手段
10 再加熱推奨温度記憶手段

Claims (3)

  1. 炊飯器本体と、前記炊飯器本体の上面開口部を開閉自在に覆う蓋と、前記炊飯器本体の内部に収容され調理物を入れる鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記鍋の温度を検知する鍋温度検知手段と、時間を計測する計時手段と、使用者に各種情報を表示する表示手段と、炊飯器の動作を制御する制御手段と、保温中の調理物の温度を上昇させる命令を前記制御手段に入力する再加熱入力手段と、前記再加熱入力手段による入力を推奨するか否かの境界温度を記憶する再加熱推奨温度記憶手段と、前記蓋の開または閉または開閉を検知する蓋開閉検知手段と、前記蓋開閉検知手段が前記蓋の開または閉または開閉を検知したときに前記鍋温度検知手段が検知した温度を記憶する蓋開閉検知時温度記憶手段とを備え、前記制御手段は、保温中に前記鍋温度検知手段が検知した温度が前記再加熱推奨温度記憶手段に記憶している温度未満である場合に前記表示手段に前記再加熱入力手段による入力を促す内容を表示するよう構成し、さらに、前記蓋開閉検知手段が前記蓋の開または閉または開閉を検知してから再加熱入力手段による入力が行われるまでの時間と、前記蓋開閉検知時温度記憶手段に記憶している温度と、再加熱推奨温度記憶手段に記憶している温度に基づいて、前記再加熱推奨温度記憶手段に記憶している温度を書き換えるように構成した炊飯器。
  2. 蓋開閉検知手段が蓋の開または閉または開閉を検知してから所定の時間が経過するまでに再加熱入力手段による入力が行われず、かつ、蓋開閉検知時温度記憶手段に記憶している温度が再加熱推奨温度記憶手段に記憶している温度未満である場合と、前記蓋開閉検知手段が蓋の開または閉または開閉を検知してから所定の時間が経過するまでに前記再加熱入力手段による入力が行われ、かつ、前記蓋開閉検知時温度記憶手段に記憶している温度が前記再加熱推奨温度記憶手段に記憶している温度以上である場合に、前記再加熱推奨温度記憶手段に記憶している温度を書き換えるようにした請求項記載の炊飯器。
  3. 複数の使用者の中から1人の使用者を選択する使用者選択手段を備え、制御手段は、前記使用者選択手段によって選択された使用者毎に再加熱推奨温度記憶手段に記憶している温度の書き換え判定を行うようにした請求項または記載の炊飯器。
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