JP4862457B2 - 電気光学装置及びプロジェクタ - Google Patents
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Description
そこで、液晶パネルを冷却する冷却機構を有する液晶装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この液晶装置は、液晶パネルを筐体内に収納し、液晶パネルで発生した熱を液晶パネルの表面から筐体に伝熱させ、筐体に設けられたペルチェ素子やヒートシンクで放散させる構成となっている。
すなわち、伝熱部は、外部から照射された光を吸収することや電気光学パネルを駆動することによって電気光学層などにおいて発生した熱を放熱部に伝導し、電気光学パネルの外部と熱交換して排出する。ここで、プリズム部が集光基板のうち画素領域の境界領域に沿って配置されているため、電気光学パネルの面内の中央部における熱を、電気光学パネルの外部に効率よく伝熱することができる。このとき、伝熱部の熱伝導率を集光基板よりも高くすることで、電気光学パネルにおける発熱を効率よく吸熱して電気光学パネルの外部に排出する。
また、プリズム部が画素領域の境界領域に向けて入射した光を画素領域に向けて反射することで、光が画素領域の境界領域に到達することを抑制する。これにより、画素領域の境界領域において、光の吸収による発熱を低減することができる。
したがって、電気光学パネルの冷却効率が向上して発熱による電気光学層の劣化を抑制し、電気光学装置の長寿命化が図れる。
ここで、放熱部は、一対の基板のうちの少なくとも一方に形成されていれば、プリズム部が形成された一方の基板である集光基板に形成されても、他方の基板に形成されても、双方の基板に形成されてもよい。
この発明では、溝部に伝熱性材料を充填することで、同じ伝熱性材料を溝部の一部に設けた場合と比較して電気光学パネルの内部と外部との間の伝熱性が向上する。したがって、電気光学パネルの冷却効率がより向上する。
この発明では、集光基板の内部からプリズム部に向けて入射する光を吸収することなく画素領域に向けて反射させる。これにより、外部から入射した光の光利用効率が向上する。
この発明では、伝熱部の放熱部から放熱部材を介して効率よく熱を外部に放出できる。
この発明では、収容部内に電気光学パネルを収容して伝熱部と放熱部材とを接続することで、伝熱部から放熱部材を介して効率よく熱を外部に放散できる。
この発明では、集光基板上に電極を形成することで、伝熱部と電気光学層とがより接近する。このため、電気光学層における発熱をより効率よく伝熱部に伝導させ、液晶パネルの冷却効率をより向上させることができる。
この発明では、上述した電気光学装置を備えているので、電気光学パネルの冷却効率を向上させると共にプロジェクタの長寿命化が図れる。
以下、本発明による電気光学装置及びプロジェクタの第1の実施形態を、図面に基づいて説明する。
まず、本実施形態のプロジェクタについて説明する。ここで、図1は、プロジェクタの概略構成図である。
プロジェクタ10は、図1に示すように、観察者側に設けられたスクリーン11に光を照射し、このスクリーン11で反射した光を観察する、いわゆる投影型のプロジェクタである。そして、プロジェクタ10は、光源12と、ダイクロイックミラー13、14と、空間光変調装置(液晶装置)15〜17と、導光手段18と、クロスダイクロイックプリズム19と、投射光学系20とを備えている。
ダイクロイックミラー13は、光源12からの赤色光を透過させると共に緑色光及び青色光を反射する構成となっている。また、ダイクロイックミラー14は、ダイクロイックミラー13で反射された緑色光及び青色光のうち青色光を透過させると共に緑色光を反射する構成となっている。このように、ダイクロイックミラー13、14は、光源12から出射した光を赤色光と緑色光と青色光とに分離する色分離光学系を構成する。
ここで、ダイクロイックミラー13と光源12との間には、インテグレータ21及び偏光変換素子22が光源12から順に配置されている。インテグレータ21は、光源12から照射された光の照度分布を均一化する構成となっている。また、偏光変換素子22は、光源12からの光を例えばS偏光のような特定の振動方向を有する偏光にする構成となっている。
λ/2位相差板15aは、空間光変調装置15に入射したS偏光をP偏光に変換する光学素子である。また、第1偏光板15bは、S偏光を遮断してP偏光を透過させる偏光板である。そして、液晶パネル15cは、P偏光を画像信号に応じた変調によってS偏光に変換する構成となっている。さらに、第2偏光板15dは、P偏光を遮断してS偏光を透過させる偏光板である。したがって、空間光変調装置15は、画像信号に応じて赤色光を変調し、S偏光の赤色光をクロスダイクロイックプリズム19に向けて出射する構成となっている。
なお、λ/2位相差板15a及び第1偏光板15bは、偏光を変換させない透光性のガラス板15eに接した状態で配置されている。これにより、λ/2位相差板15a及び第1偏光板15bが発熱によって歪むことを回避できる。
第1偏光板16bは、P偏光を遮断してS偏光を透過させる偏光板である。また、液晶パネル16cは、S偏光を画像信号に応じた変調によってP偏光に変換する構成となっている。そして、第2偏光板16dは、S偏光を遮断してP偏光を透過させる偏光板である。したがって、空間光変調装置16は、画像信号に応じて緑色光を変調し、P偏光の緑色光をクロスダイクロイックプリズム19に向けて出射する構成となっている。
λ/2位相差板17aは、空間光変調装置17に入射したS偏光をP偏光に変換する光学素子である。また、第1偏光板17bは、S偏光を遮断してP偏光を透過させる偏光板である。そして、液晶パネル17cは、P偏光を画像信号に応じた変調によってS偏光に変換する構成となっている。さらに、第2偏光板17dは、P偏光を遮断してS偏光を透過させる偏光板である。したがって、空間光変調装置17は、画像信号に応じて青色光を変調し、S偏光の青色光をクロスダイクロイックプリズム19に向けて出射する構成となっている。
なお、λ/2位相差板17a及び第1偏光板17bは、ガラス板17eに接した状態で配置されている。
リレーレンズ24a、24bは、青色光の光路が長いことによる光損失を防止するために設けられている。ここで、リレーレンズ24aは、ダイクロイックミラー14と反射ミラー25aとの間に配置されている。また、リレーレンズ24bは、反射ミラー25a、25bの間に配置されている。
反射ミラー25aは、ダイクロイックミラー14を透過してリレーレンズ24aから出射した青色光をリレーレンズ24bに向けて反射するように配置されている。また、反射ミラー25bは、リレーレンズ24bから出射した青色光を空間光変調装置17に向けて反射するように配置されている。
なお、空間光変調装置15、17からクロスダイクロイックプリズム19に入射する光は、S偏光となっている。また、空間光変調装置16からクロスダイクロイックプリズム19に入射する光は、P偏光となっている。このようにクロスダイクロイックプリズム19に入射する光の偏光を異ならせることで、クロスダイクロイックプリズム19において各空間光変調装置15〜17から出射した光を有効に合成できる。ここで、一般に、ダイクロイック膜19a、19bはS偏光の反射特性に優れている。このため、ダイクロイック膜19a、19bで反射される赤色光及び青色光をS偏光とし、ダイクロイック膜19a、19bを透過する緑色光をP偏光としている。
投射光学系20は、投影レンズ(図示略)を有しており、クロスダイクロイックプリズム19で合成された光をスクリーン11に投射するように構成されている。
次に、本実施形態の液晶パネル15c〜17cについて説明する。なお、液晶パネル15c〜17cは、変調する光の波長領域が異なるだけであって、その基本的構成が同一である。したがって、以下、液晶パネル15cを代表例として説明する。ここで、図2は液晶パネルの全体構成図、図3は液晶パネルの部分斜視図、図4は液晶パネルの断面図、図5は対向基板の裏面図である。なお、図2では、対向基板を省略して図示している。
基板本体41は、例えばガラスなどの透光性材料によって構成されている。また、基板本体41のうち液晶層34側の内部には、複数のプリズム部44からなるプリズム群45が形成されている。なお、基板本体41としては、上述したガラスに限らず、石英やホウ珪酸ガラス、ソーダライムガラス(青板ガラス)、クラウンガラス(白板ガラス)など、他の透光性材料を用いてもよい。
伝熱部52を構成する伝熱性材料としては、基板本体41を構成するガラスよりも高い熱伝導率を有していればよく、例えばAl(アルミニウム:熱伝導率240W/mK(100℃))やAg(銀:熱伝導率422W/mK(100℃))、Au(金:熱伝導率313W/mK(100℃))、Cu(銅:熱伝導率395W/mK(100℃))、真鍮(熱伝導率128W/mK(100℃))、Mg(マグネシウム:熱伝導率154W/mK(100℃))、Mo(モリブデン:熱伝導率135W/mK(100℃))、Be(ベリリウム:熱伝導率168W/mK(100℃))などを含む金属材料やC(炭素)を含むダイヤモンドライクカーボン(DLC:熱伝導率700W/mK)材料などが挙げられる。なお、伝熱性材料としては、基板本体41よりも高い熱伝導率を有していればよく、Cr(クロム)やPt(白金)、Ti(チタン)、Ni(ニッケル)など他の金属材料や炭素を含む材料などを用いてもよい。
ここで、プリズム部44は、溝部51内に充填される伝熱性材料として金属材料など光源12から照射される光を透過しない材料を用いた場合に、基板本体41の内部から入射する光のうち上記画素領域の境界領域に向かう光を遮光することで、遮光手段として機能する。
また、対向基板31のうち液晶層34から離間する側の表面には、防塵ガラス55が透光性を有する接着層56によって接着固定されている。ここで、接着層56としては、例えば、基板本体41及び防塵ガラス55に対して屈折率がほぼ等しく、硬化後において透明なシリコン系接着剤やアクリル系接着剤を用いることができる。
そして、対向基板31のうち平面視でシール材33の角部と重なる箇所には、図2に示すように、対向基板31とTFT基板32との間で電気的な導通をとるための基板間導通材57が配設されている。
基板本体61は、基板本体41と同様に、例えばガラスなどの透光性材料によって構成されている。
TFT素子63は、基板本体61上に画素電極62のそれぞれと対応するように複数配置されており、平面視でプリズム部44と重なる領域に配置されている。また、TFT素子63は、基板本体61上に部分的に形成された非晶質ポリシリコン膜または非晶質ポリシリコン膜を結晶化させたポリシリコン膜から形成されている。
配向膜64は、配向膜43と同様に、透光性の有機膜にラビング処理などの所定の配向処理を施すことで形成されている。ここで、配向膜43、64は、互いの配向方向がほぼ直交するように形成されている。
また、TFT基板32のうち液晶層34から離間する側の表面には、防塵ガラス65が透光性を有する接着層66によって接着固定されている。ここで、接着層66としては、接着層56と同様に、例えば、基板本体61及び防塵ガラス65に対して屈折率がほぼ等しく、硬化後において透明なシリコン系接着剤やアクリル系接着剤を用いることができる。
なお、データ線駆動回路71及び走査線駆動回路73をTFT基板32の上に形成する代わりに、例えば、駆動用LSIが実装されたTAB(Tape Automated Bonding)基板とTFT基板32の周辺部に形成された端子群とを異方性導電膜を介して電気的及び機械的に接続してもよい。
また、筐体81のうち孔部81aの開口端には、孔部81aの開口端の中央に向けて突出する突出部82a、82bがそれぞれ形成されている。この突出部82a、82bによって形成される開口部の大きさは、液晶パネル15cの画像表示領域の大きさと同等となっている。したがって、この突出部82a、82bによって、液晶パネル15cの画像表示領域に対応する開口部が構成されている。
次に、以上のような構成の液晶パネル15cの製造方法について説明する。
まず、以下のようにして、基板本体41に溝部51を形成する。
最初に、基板本体41上にレジスト層85を形成する(図7(a))。ここでは、基板本体41と同様に透光性材料で構成された基板本体41上に、スピンコーティング法などによって厚さが例えば50μm〜200μmのレジスト層85を形成する。このレジスト層85としては、例えばSU−8やKMPR(いずれもマイクロケム社の登録商標)を用いることができる。
まず、溝部51に伝熱性材料86を充填する(図7(d))。ここでは、基板本体41に形成された溝部51に無電解メッキ法やCVD(Chemical Vapor Deposition:化学蒸着)法、スパッタ法などを用いて伝熱性材料86を溝部51に充填する。そして、リフトオフ工程によりレジスト層85を除去する(図7(e))。その後、基板本体41の表面を、CMP(Chemical Mechanical Planarization:化学的機械研磨)法などを用いて研磨する(図7(f))。これにより、伝熱部52が形成される。以上のようにして、溝部51内に伝熱性材料86を充填する。このとき、基板本体41の外縁部には、放熱部53が伝熱部52と同時に形成される。
以上のような構成の空間光変調装置15において、光源12からの光が入射すると、液晶パネル15cの対向基板31は、以下のようにして光を画素領域に向けて出射させる。なお、図8において、光線は屈折率差のある界面で反射または屈折するが、説明を簡略化するために屈折率差が微小な界面では光線を直進させて光路を示している。
まず、プリズム部44を経由することなくプリズム群45の開口部45aへ直接入射する光線について説明する。空気中を進行してきた光線L1は、対向基板31を構成する基板本体41へ入射面から入射する。そして、光線L1は、基板本体41を透過し、開口部45aから対向電極42、液晶層34及びTFT基板32を透過する。ここで、液晶パネル15cに供給された画像信号に応じて液晶層34で変調された光線L1は、接着層66及び防塵ガラス65を透過して出射する。ここで、光線L1の出射角度は、投射光学系20を構成する上記投影レンズの開口率NAで定まる最大角度よりも小さいため、光線L1がスクリーン11へ投射される。
以上のようにして、液晶パネル15cを冷却する。このため、液晶パネル15cの液晶層34や配向膜43、64が長時間にわたって高温状態で保持されることを回避し、液晶層34を構成する液晶分子や配向膜43、64を構成する有機材料を劣化させることを防止する。
ここで、基板本体41の液晶層34側の表面に対向電極42を形成することで、伝熱部と液晶層34とが近接して配置されるので、液晶パネル15c〜17cの冷却効率がより向上する。
そして、ヒータ107を駆動させて真空チャンバ100内を約60℃に加熱し、あらかじめ軟化点温度まで加熱して軟化された伝熱性樹脂材料108を充填型102に注ぎ込む(図9(b))。これと同時に、基台101に設けられた伝熱線などの加熱機構101aを作動させ、基台101を介して基板本体41を真空チャンバ100内の温度とほぼ等しくなるように約60℃に加熱する。
次に、本発明による電気光学装置及びプロジェクタの第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態では、第1の実施形態とプリズム部の構成が異なるため、この点を中心に説明すると共に、上記実施形態で説明した構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態におけるプリズム部120は、図11に示すように、基板本体41の溝部51上に膜状の伝熱部121が形成されており、溝部51の開口領域に封止材122が充填されている。
膜状の伝熱部121は、上述した第1の実施形態と同様に、金属材料やDLC材料などが用いられており、スパッタ法などによって形成されている。例えば、伝熱部121を構成する伝熱性材料としてDLC材料を用いた場合には、その膜厚が例えば5nm〜300nmとなっている。なお、伝熱部121は、基板本体41のうち平面視でTFT基板32から張り出している領域にも形成されている。
封止材122は、例えばアクリル系樹脂やエポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、ポリイミド系樹脂などで構成されている。封止材122の充填方法は、例えば上述と同様の方法を用いることができる。
また、基板本体41のうち外縁部においても、上述した第1の実施形態と同様に、伝熱部121が形成されている。
例えば、集光基板に形成されてプリズム部を構成する溝部の断面形状は、プリズム部によって液晶パネルの画素領域に光を集光できればよく、二等辺三角形状に限らず、例えば以下に示すような他の形状であってもよい。
図12(a)に示す溝部201は、断面において曲率半径が一定の曲線である曲面201a、201bを有している。ここで、図12(b)に示すように、曲面202a、202bの断面における曲率半径が一定でない溝部202としてもよく、図12(c)に示すように、先端部の断面が水平の直線である溝部203としてもよい。また、図12(d)に示すように、断面が開口端を基準として集光基板の厚さ方向に延びる垂線よりも一部が外側に位置する曲面204a、204bを有する溝部204としてもよい。
また、図13(a)に示す溝部206は、断面が1箇所で屈曲する屈曲線である屈曲面206a、206bを有している。ここで、図13(b)に示すように、断面が複数箇所で屈曲する屈曲線である屈曲面207a、207bを有する溝部207としてもよく、図13(c)に示すように、先端部の断面が水平の直線である溝部208としてもよい。また、図13(d)に示すように、断面が開口端を基準として集光基板の厚さ方向に延びる垂線よりも一部が外側に位置する屈曲面209a、209bを有する溝部209としてもよい。
そして、図14(a)に示す溝部211は、断面が開口端側で直線であって先端部側で曲線である曲面211a、211bを有している。ここで、図14(b)に示すように、断面が開口端側で曲線であって先端部側で直線である曲面212a、212bを有する溝部212としてもよく、図14(c)、(d)に示すように、断面が連続する複数の曲線である曲面213a、213bを有する溝部213や曲面214a、214bを有する溝部214としてもよい。
さらに、図15(a)〜(c)に示すような溝部216〜218としてもよい。
また、対向基板を構成する基板本体の液晶層側の表面に、平面視で画素領域と重なる領域に開口部を有する遮光膜を形成してもよい。これにより、プリズム部を構成する溝部に伝熱性材料として透光性を有する材料を設けた場合であって、プリズム部に光が進入するようなときでも、遮光膜でこの光を遮光する。したがって、平面視で画素領域の境界領域と対応する領域に光を出射させることを防止できる。
また、対向基板に形成された放熱部と筐体とが直接接触しているが、TFT基板に放熱部を設け、この放熱部を筐体に接触させることで、伝熱部の筐体を介した熱交換を行ってもよい。
Claims (6)
- 電気光学層と、該電気光学層を介して対向配置された一対の基板とを有する電気光学パネルを備える電気光学装置であって、
前記一対の基板のうち一方が、平面状に配列された複数の画素領域の境界領域に沿って複数のプリズム部が形成された集光基板を構成し、
前記プリズム部が、該プリズム部に入射した光を前記画素領域に向けて反射させて前記電気光学層に入射させてなり、
前記プリズム部の少なくとも一部に、前記集光基板よりも熱伝導率の高い伝熱性材料で構成された伝熱部が形成され、
該伝熱部が、前記一対の基板の少なくとも一方に形成されて前記電気光学パネルの外部との間で熱交換する放熱部に接続されており、
前記集光基板には平面視において他方の基板から張り出した張出領域を有し、
該張出領域に前記伝熱部と接続された前記放熱部が形成されており、
該放熱部が、前記集光基板よりも熱伝導率の高い放熱部材の一部に面接触しており、該放熱部材を介して熱交換されることを特徴とする電気光学装置。 - 前記プリズム部が、前記集光基板に形成された溝部によって構成されており、
前記伝熱部が、前記溝部に充填された前記伝熱性材料で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。 - 前記伝熱性材料が、金属材料であることを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学装置。
- 前記放熱部材に、前記電気光学パネルを収容する収容部と、前記電気光学パネルのうち前記複数の画素領域で構成される画像表示領域に対応する開口部とが形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電気光学装置。
- 前記集光基板上に、前記電気光学層を駆動する一対の電極の一方が形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電気光学装置。
- 請求項1から5のいずれか1項に記載の電気光学装置を備えることを特徴とするプロジェクタ。
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