JP6229465B2 - 表示パネル - Google Patents

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Description

本出願は表示パネルに関する。
従来、携帯電話やスマートフォンのような携帯モバイル機器等の電子機器には、液晶パネルや有機EL(エレクトロルミネッセンス)を使用した表示器が備えられている。また、電子機器の内部には電子部品が実装された回路基板が内蔵されている。一方、電子機器の小型化、高性能化に伴い、機器の内部で発生する熱量が大きくなり、この熱の放熱が課題となっている。
例えば、図1(a)に示すスマートフォン1には液晶表示器2の下の筐体3の内部に、発熱素子であるCPU4が内蔵されており、CPU4が発生する熱により、液晶表示器2の温度が局部的に上昇する。図1(b)から(d)は、スマートフォン1が起動されてからの時間経過で上昇する液晶表示器2の温度分布の変化を示している。図1(d)に示すように、スマートフォンが起動されてからの時間が長くなると、CPUに近い部分の液晶表示器2の温度が高くなり、液晶表示器2に温度分布における温度差が大きくなる。液晶表示器2には温度が高い部分ほどドットの密度が高く描いてある。
このような電子機器では―般に、筐体表面からの放熱を使って内部部品が冷却されている。そして、放熱を効率的に行い、また筐体表面温度を人体が火傷しないような安全温度に保つため、内部の高発熱部品(CPU)からの熱を、筺体に内蔵したグラファイトシートやヒートパイプで輸送し、筐体表面温度を均一化することが行われている。液晶パネルの温度分布を均一化するのにヒートパイプを使用した技術が特許文献1や特許文献2に開示されている。
また、表示パネルが有機ELである画像表示装置の表示パネルを台座部に突設された支柱で保持し、表示パネルで発生する熱を支柱と台座部から放熱する画像表示装置の支柱に、ヒートパイプを使用した技術が特許文献3に開示されている。
特開平3−126011号公報
特開2009−64706号公報
特開2010−14957号公報
ところが、特許文献1や特許文献2に開示の技術では、液晶パネルの裏面にヒートパイプを内蔵する冷却器を取り付けているために、この技術をスマートフォン等の携帯モバイル機器に適用すると筺体の厚さが増大し、電子機器の小型化の障害となる。また、特許文献3に開示のヒートパイプは支柱の台座部との接続部近傍に設けられており、放熱による表示パネルの表面温度を均一化するものではなかった。
1つの側面では、本出願は、発熱体を内蔵する電子機器に備えられた表示器を形成する液晶パネルや有機ELパネル等の表示パネルの厚さを増大させることなく、温度分布を無くして表示パネルの表面温度を均一化できる表示パネルを提供することを目的とする。
実施形態の1つの形態によれば、画像を表示する電子機器の表示パネルであって、画像表示側からガラス基板、透明な第1電極、カラー画素フィルタ、画像形成層及び第2電極を備える表示パネルにおいて、ガラス基板側から見て、カラー画素フィルタに重ならない位置の、第2電極より遠い側に、自励振動型ヒートパイプの流路が配置された表示パネルが提供される。
1つの側面では、発熱体を内蔵する電子機器に備えられた表示パネルにおける温度分布が無くなり、表示パネルの表面温度を均一化できる。
(a)は液晶表示装置を備えるスマートフォンの筐体に内蔵された発熱体を示すスマートフォンの正面図、(b)は(a)に示したスマートフォンの起動後の時間が短い時の液晶表示装置の温度分布を示す液晶表示装置の正面図、(c)は(b)に示した状態から所定時間が経過した時の液晶表示装置の温度分布を示す液晶表示装置の正面図、(d)は(c)に示した状態から所定時間が経過した時の液晶表示装置の温度分布を示す液晶表示装置の正面図である。 (a)は本出願の液晶パネルとバックライトとを備えた液晶表示器と、液晶パネルのガラス基板に内蔵させた自励振動型ヒートパイプの流路を示す正面図、(b)は(a)に示した液晶パネルに内蔵されるカラー画素フィルタの配置の一例を示す部分拡大図、(c)は(a)に示した液晶表示器の、符号Aで示す部分の第1の実施例の断面図である。 (a)は図2(a)に示した液晶表示器の、符号Aで示す部分の第2の実施例の断面図、(b)は(a)に示した液晶表示器におけるバックライトから出射された光の光路の一例を示す断面図である。 (a)は図2(a)に示した液晶表示器の、符号Aで示す部分の第3の実施例の断面図、(b)は(a)に示したヒートパイプの直線状の流路の拡大図、(c)は(a)に示した液晶表示器におけるバックライトから出射された光の光路の一例を示す断面図である。 (a)から(c)は図4(b)に示したヒートパイプの直線状の流路の断面形状とは別の断面形状を示す断面図である。 (a)は図2(a)に示した液晶表示器の、符号Aで示す部分の第4の実施例の断面図、(b)は図2(a)に示した液晶表示器の、符号Aで示す部分の第5の実施例の断面図に発光ダイオードからの出射光の光路を加えた図、(c)は図2(a)に示した液晶表示器の、符号Aで示す部分の第6の実施例の断面図に発光ダイオードからの出射光の光路を加えた図である。 (a)は本出願の有機ELパネルと、有機ELパネルのガラス基板に内蔵させた自励振動型ヒートパイプの流路を示す正面図、(b)は(a)に示した有機ELパネルの、符号Eで示す部分の断面図である。
以下、添付図面を用いて本出願の実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。なお、以下に示す実施例では、液晶パネルは、第1ガラス基板と第2ガラス基板の間にカラー画素フィルタ、第1透明電極、液晶層及び第2透明電極等を備えたものとし、液晶パネルの第2ガラス基板に隣接させてバックライトが設けられたものを液晶表示器とする。また、有機ELパネルは、白色発光層からの光をカラーフィルタで赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)に変換するカラーフィルタ方式の有機ELパネルであるとする。
図2(a)は本出願の液晶パネルとバックライトとを備えた液晶表示器5と、液晶パネルのガラス基板に内蔵させた自励振動型ヒートパイプ20の流路を示すものである。また、図2(b)は図2(a)に示した液晶パネルに内蔵される画素フィルタ16の配置例を示すものである。更に、図2(c)は図2(a)に示した液晶表示器5の、符号Aで示す部分の構造の第1の実施例を示す断面図である。液晶表示器5は液晶パネル10とバックライト30を備えている。
まず、液晶パネル10の構造について説明する。液晶パネル10は、第1ガラス基板11と第2ガラス基板12の間に、第1透明電極13と第2透明電極14によって配向制御される液晶層15を備えて形成される。液晶層15と第1透明電極13及び液晶層15と第2透明電極14の間には実際には配向膜があるが、本図には図示していない。第1透明電極13は本図の左右方向に配置されており、第2透明電極14は本図の垂直方向に配置されている。
また、第1透明電極13と第1ガラス基板11の間にはカラー画素フィルタ16が、図2(b)に示すような配置で設けられている。カラー画素フィルタ16には赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)の部分があり、1つの画素がR、G、Bの3つの色で形成される。なお、1つの画素分のカラー画素フィルタ16と隣接する1つの画素分のカラー画素フィルタ16の間にはスペースSがあるものとする。更に、第1ガラス基板11の外側に第1偏光板17が設けられ、第2ガラス基板12の外側に第2偏光板18が設けられている。
そして、1画素分のカラー画素フィルタ16と1画素分のカラー画素フィルタ16の間のスペースSの部分の第2ガラス基板12にはTFT回路や金属配線19が配置されている。TFT回路や金属配線19は、第1ガラス基板11側から見て、カラー画素フィルタ16に重ならない位置に配置されている。カラー画素フィルタ16のピッチは0.1mm程度、第1、第2ガラス基板11、12の厚さは0.5mm程度である。
第1の実施例では、液晶パネル10の、第2ガラス基板12の前述のTFT回路や金属配線19の直下の位置に、図2(a)に示した自励振動型ヒートパイプ20の直線状の流路21が設けられている。この位置は、第1ガラス基板11側から見て、カラー画素フィルタ16に重ならない(直下でない)部分である。ヒートパイプの直線状の流路21の断面形状は矩形状であり、一辺は0.03mm程度である。自励振動型ヒートパイプ20は、加熱部と冷却部の間に細い流路を何回も往復させ、この流路内を真空に排気した後、作動流体を半分程度(内容積50%程度)封入したものである。加熱部の温度が低い場合には作動液は冷却側に偏って存在し、静止したU字型の液柱となるが、加熱部の温度が高くなるに従って作動液が自動的に振動するようになり、この振動流によって加熱部から冷却部へ熱が運ばれるようになっている。作動流体には、水、アルコール、代替フロン等を使用することができる。
図2(a)に示した自励振動型ヒートパイプ20には複数本の平行な直線状の流路21と、隣り合う直線状の流路21同士をU字状に連結する接続部22を備える。端部23と24は封止されている。本実施例の自励振動型ヒートパイプ20では、加熱部が液晶表示器5の発熱素子(CPU)が設けられた側であり、冷却部が発熱素子が無い側である。従って、自励振動型ヒートパイプ20は、CPUで発生した熱をCPUが無い側の液晶表示器5に熱輸送することによって、液晶表示器5の表面温度を均一化する。なお、第2ガラス基板12の中に形成する自励振動型ヒートパイプ20の流路は、液晶パネルを形成する前の段階で、第2ガラス基板12の内部に形成することができる。
第2ガラス基板12の外側に配置されるバックライト30は、本実施例では、光源である冷陰極管31と、冷陰極管31から出射される光を伝搬する導光板33と、導光板33内を通る光を第2ガラス基板12側に向けて反射させる反射板34を備えている。本実施例では、反射板34は部分的に設けられているが、反射板34は導光板33の全面に設けられていても良い。また、本実施例では、光源が冷陰極管31であるが、光源としては発光ダイオード(LED)を使用したバックライト30が可能である。
一般に、液晶パネル10が取り付けられた電子機器では、その筐体内部にあるCPUが発熱するとその直上の液晶パネル10が局所的に熱くなる。一方、電子機器の筐体の、CPUから離れた外周部分では、筺体にCPUの熱が伝わり難く、CPUから離れた位置にある液晶パネル10の温度は低い。よって、CPUの直上部分の液晶パネル10と、筺体の外周部の液晶パネル10との間に温度差が生じる。以上のように構成された液晶パネル10では、この温度差によって自励振動型ヒートパイプ20の内部で作動流体が自励的に振動を始めるので、熱がCPUの直上部分の液晶パネル10から、効率的に筺体の外周部に近い液晶パネル10に輸送される。自励振動型ヒートパイプ20のこの動作によって、液晶パネル10の温度が面内方向に均一化されて局部的な高熱が緩和される。そして、液晶パネル10の大きな面積から自然放熱できるようになる。
第1の実施例の液晶パネル10の構造において、自励振動型ヒートパイプ20の直線状の流路21は、カラー画素フィルタ16の直下の部分には設けられていない。従って、バックライト30の導光板33から第2ガラス基板12を経てカラー画素フィルタ16に向かう光に直線状の流路21は影響を与えない。一方、バックライト30の導光板33から第2ガラス基板12に向かう光で、ヒートパイプの直線状の流路21で遮られる光を、第2ガラス基板12を通してカラー画素フィルタ16に向かわせることができれば、液晶パネル10の輝度が向上する。そこで、第2ガラス基板12の内部に設ける自励振動型ヒートパイプ20の直線状の流路21の断面形状を変更して、液晶パネル10の輝度の向上を図ることが可能な、第2から第6の実施例の液晶パネル10を以下に説明する。
図3(a)は、図2(a)に示した液晶表示器5の、符号Aで示す部分の構造の第2の実施例を示す断面図である。第2の実施例は、第1の実施例に比べて、液晶パネル10の第2ガラス基板12の内部に設けた自励振動型ヒートパイプ20の直線状の流路21の構造のみが異なり、バックライト30の構造は変わらない。よって、第1の実施例で説明した液晶パネル10とバックライト30の、自励振動型ヒートパイプ20の直線状の流路21以外の部分については、同じ符号を付してその説明を省略する。
第1の実施例では、第2ガラス基板12の内部に設けた自励振動型ヒートパイプ20の直線状の流路21の断面形状が矩形状であった。このため、ヒートパイプの直線状の流路21に照射されたバックライトからの光は、カラー光画素フィルタ16に届かなかった。これに対して、第2の実施例では、第2ガラス基板12の内部に設けた自励振動型ヒートパイプ20の直線状の流路21の断面形状が、第2ガラス基板12側を底辺とする二等辺三角形状又は正三角形である。底辺の長さは0.03mm程度である。
作動流体の屈折率は第2ガラス基板12の屈折率より小さいので、導光板33から出射された光は直線状の流路21の斜面に当たり、図3(b)に示すように全反射される。直線状の流路21の斜面に当たって全反射した光は、導光板33側に戻るか、或いは画素フィルタ16の方向に向きを変え、カラー画素フィルタ16を通過する。これにより、第2の実施例の液晶パネル10では、本来ならTFT回路や金属配線19で遮られてしまう導光板33からの光の一部を、自励振動型ヒートパイプ20を用いて、カラー画素フィルタ16の方向へ向きを変えて有効活用することができる。このため、第2の実施例の液晶パネル10は第1の実施例の液晶パネル10に比べて輝度が増大するので、同じ輝度にする場合にはバックライト30の駆動電力を少なくでき、省エネ化にも有効である。
図4(a)は、図2(a)に示した液晶表示器5の、符号Aで示す部分の構造の第3の実施例を示す断面図である。第3の実施例は、第1の実施例に比べて、.10の第2ガラス基板12の内部に設けた自励振動型ヒートパイプ20の直線状の流路21の構造のみが異なり、バックライト30の構造は変わらない。よって、第1の実施例で説明した液晶パネル10とバックライト30の、自励振動型ヒートパイプ20の直線状の流路21以外の部分については、同じ符号を付してその説明を省略する。
第1の実施例では、第2ガラス基板12の内部に設けた自励振動型ヒートパイプ20の直線状の流路21の断面形状が矩形状であった。このため、バックライト30から直線状の流路21に照射された光は、カラー画素フィルタ16に届かなかった。一方、第3の実施例では、第2ガラス基板12の内部に設けた自励振動型ヒートパイプ20の直線状の流路21の断面形状は第1の実施例と同様に矩形状であり、一辺は0.03mm程度である。しかし、図4(b)に示すように、直線状の流路21の導光板33側の面を除いた他の面が反射コート25によって覆われ、直線状の流路21の内面が反射面になっている。
反射コート25は、自励振動型ヒートパイプ20の直線状の流路21の外面に金属を蒸着することによって形成することができる。直線状の流路21の反射コート25が施されていない面から直線状の流路21内に進入した光は、図4(c)に示すように、反射コート25で反射され、反射コート25が施されていない面から出ていく。直線状の流路21から出た光は、導光板33側に戻り、カラー画素フィルタ16の方向に向きを変えてカラー画素フィルタ16を通過する。これにより、第3の実施例の液晶パネル10では、本来ならTFT回路や金属配線19で遮られてしまう導光板33からの光の一部を、自励振動型ヒートパイプ20を用いて、画素フィルタ16の方向へ向きを変えて有効活用することができる。このため、第3の実施例の液晶パネル10は第1の実施例の液晶パネル10に比べて輝度が増大するので、同じ輝度にする場合にはバックライト30の駆動電力を少なくでき、省エネ化にも有効である。
図5(a)から図5(c)は、図4(b)に示したヒートパイプの直線状の流路21の断面形状とは別の断面形状を示す断面図である。図5(a)に示す直線状の流路21は、断面形状が、下底をTFT回路や金属配線19側にした台形形状であり、直線状の流路21の導光板33側の面を除いた他の面が反射コート25によって覆われ、直線状の流路21の内面が反射面になっている。図5(b)に示す直線状の流路21は、断面形状が半円形状であり、直線状の流路21の導光板33側の面を除いた円周面が反射コート25によって覆われ、直線状の流路21の内面が反射面になっている。図5(c)に示す直線状の流路21は、断面形状が下辺をTFT回路や金属配線19側にした二等辺三角形状又は正三角形状である。そして、直線状の流路21の導光板33側の面を除いた円周面が反射コート25によって覆われ、直線状の流路21の内面が反射面になっている。ヒートパイプの直線状の流路21の断面形状はこれらの実施例に限定されるものではない。
図6(a)は、図2(a)に示した液晶表示器5の、符号Aで示す部分の構造の第4の実施例を示す断面図である。第4の実施例は、第1の実施例に比べて、液晶パネル10の構造は変わらず、バックライト30の構造のみが変更になっている。よって、第1の実施例で説明した液晶パネル10については、同じ符号を付してその説明を省略する。
第1の実施例では、バックライト30の光源が、液晶パネル10の周囲に設けられた冷陰極管31(又はLED)であり、冷陰極管31から出射される光は導光板33内を伝搬して反射板34によって向きを変えられて第2ガラス基板12側に入射していた。一方、第4の実施例では、バックライト30が、各カラー画素フィルタ16毎、或いは幾つかのカラー画素フィルタ16の直下に配置されたLED32と、LED32から出射された光を拡散させる光拡散板35とを備えている。従って、第4の実施例の効果は第1の実施例の効果と同じであるので、これ以上の説明を省略する。
図6(b)は、図2(a)に示した液晶表示器5の、符号Aで示す部分の構造の第5の実施例を示す断面図である。第5の実施例は、第2の実施例に比べて、液晶パネル10の構造は変わらず、バックライト30の構造のみが変更になっている。よって、第2の実施例で説明した液晶パネル10については、同じ符号を付してその説明を省略する。
第2の実施例では、バックライト30の光源が、液晶パネル10の周囲に設けられた冷陰極管31(又はLED)であり、冷陰極管31から出射される光は導光板33内を伝搬して反射板34によって向きを変えられて第2ガラス基板12側に入射していた。一方、第5の実施例では、バックライト30が、各カラー画素フィルタ16毎、或いは幾つかのカラー画素フィルタ16の直下に配置されたLED32と、LED32から出射された光を拡散させる光拡散板35とを備えている。第5の実施例の効果は第2の実施例の効果と同じである。よって、図6(b)にLED32から出射された光の、直接カラー画素フィルタ16に向かう光路と、直線状の流路21で反射してカラー画素フィルタ16に向かう光路の一例を示してこれ以上の説明を省略する。
図6(c)は、図2(a)に示した液晶表示器5の、符号Aで示す部分の構造の第6の実施例を示す断面図である。第6の実施例は、第3の実施例に比べて、液晶パネル10の構造は変わらず、バックライト30の構造のみが変更になっている。よって、第3の実施例で説明した液晶パネル10については、同じ符号を付してその説明を省略する。
第3の実施例では、バックライト30の光源が、液晶パネル10の周囲に設けられた冷陰極管31(又はLED)であり、冷陰極管31から出射される光は導光板33内を伝搬して反射板34によって向きを変えられて第2ガラス基板12側に入射していた。一方、第6の実施例では、バックライト30が、各カラー画素フィルタ16毎、或いは幾つかのカラー画素フィルタ16の直下に配置されたLED32と、LED32から出射された光を拡散させる光拡散板35とを備えている。第6の実施例の効果は第3の実施例の効果と同じである。よって、図6(c)にLED32から出射された光の、直接カラー画素フィルタ16に向かう光路と、直線状の流路21で反射してカラー画素フィルタ16に向かう光路の一例を示してこれ以上の説明を省略する。
以上説明したように、本出願の液晶パネルによれば、発熱体を内蔵する電子機器の透過型又は半透過型の液晶表示器を形成する液晶パネルの厚さを増大させることなく、温度分布を無くして液晶パネルの表面の温度を均一化できる液晶パネルを提供することができる。本出願の液晶パネルは、液晶表示器を備えた携帯型モバイル機器やパーソナルコンピュータや液晶プロジェクタ等に広く適用することができる。
図7(a)は本出願のカラーフィルタ方式の有機ELパネル6を備えたスマートフォン1Eにおける、有機ELパネル6のガラス基板に内蔵させた自励振動型ヒートパイプ20の流路を示すものである。また、図2(c)は図2(a)に示した有機ELパネル6の、符号Eで示す部分の構造の一実施例を示す断面図である。
まず、有機ELパネル6の構造について説明する。カラーフィルタ方式の有機ELパネル6は、第1ガラス基板41と第2ガラス基板42の間に、第1ガラス基板41側から、第1透明電極43、画素フィルタ46、白色発光層44及び第2透明電極44がある。1つの画素には、R、G、Bで示す3つの画素フィルタ43がある。また、白色発光層44は、第1透明電極41と第2透明電極42の間に電圧が印加されると、白色(W)に発光する。白色発光層44からの光はカラーフィルタ46を通ることによってR、G、Bに変換される。有機ELパネル6においても、1つの画素分のカラー画素フィルタ46と隣接する1つの画素分のカラー画素フィルタ46の間にはスペースSがあるものとする。
本実施例では、有機ELパネル6の、第2ガラス基板42の前述のスペースSの直下の位置に、図7(a)に示した自励振動型ヒートパイプ20の直線状の流路21が設けられている。この位置は、第1ガラス基板41側から見て、カラー画素フィルタ16に重ならない(直下でない)部分である。自励振動型ヒートパイプ20には液晶パネル10に用いた自励振動型ヒートパイプ10と同様のものが使用できるので、自励振動型ヒートパイプ20のこれ以上の説明は省略する。本実施例でも、自励振動型ヒートパイプ20の動作によって、有機ELパネル6の温度が面内方向に均一化されて局部的な高熱が緩和される。そして、有機ELパネル6の大きな面積から自然放熱できるようになる。
以上、本出願を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明した。本出願の容易な理解のために、本出願の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1) 画像を表示する電子機器の表示パネルであって、画像表示側からガラス基板、透明な第1電極、カラー画素フィルタ、画像形成層及び第2電極を備える表示パネルにおいて、
前記ガラス基板側から見て、前記カラー画素フィルタに重ならない位置の、前記第2電極より遠い側に、自励振動型ヒートパイプの流路が配置された表示パネル。
(付記2) 前記表示パネルが液晶パネルであり、
前記ガラス基板が第1ガラス基板、前記透明な第1電極が第1透明電極、前記画像形成層が液晶層及び前記第2電極が第2透明電極に対応し、
前記ガラス基板側から見て、前記第2透明電極より遠い側に第2ガラス基板があり、
前記第2ガラス基板内に、自励振動型ヒートパイプの流路が配置された付記1に記載の表示パネル。
(付記3) 前記カラー画素フィルタに重ならない位置が、カラーフィルタを備える1画素分のカラー画素フィルタとこれに隣接する1画素分のカラー画素フィルタとの間の隙間部分である付記2に記載の表示パネル。
(付記4) 前記液晶パネルの前記隙間部分には、前記自励振動型ヒートパイプの直線状の流路が配置されており、隣り合う直線状の流路の端部は曲線管路で接続され、前記流路は全体として蛇行形状である付記2または3に記載の表示パネル。
(付記5) 前記カラー画素フィルタに重ならない位置であって、前記第2透明電極と同じ面には、液晶パネル駆動用のTFT回路や配線が形成されている付記3又は4に記載の表示パネル。
(付記6) 前記液晶パネルが透過型または半透過型の液晶表示器に用いられ、
前記第2ガラス基板に隣接する位置に、光源からの光を前記第2ガラス基板に照射するバックライトと、前記バックライトから外部に漏れる光を前記第2ガラス基板側に反射する反射板が設けられている付記2から5の何れかに記載の表示パネル。
(付記7) 前記光源が、前記バックライトを形成する導光板の端部に設置された冷陰極管である付記6に記載の表示パネル。
(付記8) 前記光源が、前記バックライトを形成する導光板の端部に設置された発光ダイオードである付記6に記載の表示パネル。
(付記9) 前記光源が、前記第2ガラス基板に隣接する位置に配置された複数の発光ダイオードと、前記複数の発光ダイオードからの照射光を拡散する拡散板、及び前記バックライトから外部に漏れる光を前記第2ガラス基板側に反射する反射板が設けられている付記2から5の何れかに記載の表示パネル。
(付記10) 前記直線状の流路の断面形状は、前記第2ガラス基板側を底辺とする二等辺三角形状である付記6から9の何れかに記載の表示パネル。
(付記11) 前記直線状の流路の断面形状は、前記第2ガラス基板と反対側に前記第2ガラス基板に平行な辺を備える形状であり、前記平行な辺を除いて反射コートが施されている付記6から9の何れかに記載の表示パネル。
(付記12) 前記断面形状が前記第2ガラス基板側に一辺を備える矩形状である付記11に記載の表示パネル。
(付記13) 前記反射コートが前記ヒートパイプ内面に金属蒸着を施すことによって形成されている付記11又は12に記載の表示パネル。
(付記14) 前記表示パネルが有機ELパネルであり、
前記画像形成層が白色発光層に対応すると共に、前記第2電極が金属電極に対応し、
前記自励振動型ヒートパイプの流路が、前記金属電極に隣接して配置された付記1に記載の表示パネル。
(付記15) 前記ガラス基板側から見て、前記金属電極より遠い側に第2ガラス基板があり、
前記第2ガラス基板内に、自励振動型ヒートパイプの流路が配置された付記13に記載の表示パネル。
1、1E スマートフォン
2、5 液晶表示器
3 筺体
4 CPU
6 有機ELパネル
10 液晶パネル
11、12、41、42 ガラス基板
13、14、43、44 透明電極
15 液晶
16、46 画素フィルタ
17、18 偏光板
19 TFT回路や金属配線
20 自励振動型ヒートパイプ
21 直線状の流路
25 反射コート
30 バックライト
31 冷陰極管
32 LED
33 導光板
34 反射板
35 光拡散板
45 白色発光層

Claims (5)

  1. 画像を表示する電子機器の透過型または半透過型の液晶パネルを備える表示パネルであって、画像表示側から第1ガラス基板、カラー画素フィルタ、透明な第1電極、画像形成層第2透明電極、第2ガラス基板及びバックライトを備える表示パネルにおいて、
    前記画像表示側から見て、前記カラー画素フィルタに重ならない位置の、前記第2ガラス基板内に、自励振動型ヒートパイプの流路が配置され
    前記バックライトには、光源からの光を前記第2ガラス基板に照射する導光板と、前記導光板から外部に漏れる光を前記第2ガラス基板側に反射する反射板が設けられており、
    前記流路の断面形状は、画像表示側を底辺とする二等辺三角形状であり、
    前記自励振動型ヒートパイプを流れる作動流体の屈折率を前記第2ガラス基板の屈折率より小さくすることで、前記流路の斜面に当たった光が全反射して前記導光板に向かい、前記反射板で反射して画像表示側に向かうようにした表示パネル。
  2. 画像を表示する電子機器の透過型または半透過型の液晶パネルを備える表示パネルであって、画像表示側から第1ガラス基板、カラー画素フィルタ、透明な第1電極、画像形成層、第2透明電極、第2ガラス基板及びバックライトを備える表示パネルにおいて、
    前記画像表示側から見て、前記カラー画素フィルタに重ならない位置の、前記第2ガラス基板内に、自励振動型ヒートパイプの流路が配置され、
    前記バックライトには、光源からの光を前記第2ガラス基板に照射する導光板と、前記導光板から外部に漏れる光を前記第2ガラス基板側に反射する反射板が設けられており、
    前記流路の断面形状は、前記バックライト側に前記第2ガラス基板に平行な辺を備える形状であり、前記平行な辺を除いて反射コートが施されており、
    前記平行な辺から前記流路内に入った光が前記反射コートで全反射して前記導光板に向かい、前記反射板で反射して画像表示側に向かうようにした表示パネル。
  3. 前記カラー画素フィルタに重ならない位置が、3色又は4色のカラーフィルタを備える1画素分のカラー画素フィルタとこれに隣接する1画素分のカラー画素フィルタとの間の隙間部分である請求項1又は2に記載の表示パネル。
  4. 前記流路の断面形状は、二等辺三角形状、四角形状及び半円状の何れかである請求項2に記載の表示パネル。
  5. 画像を表示する電子機器の有機ELパネルを備える表示パネルであって、画像表示側から第1ガラス基板、透明な第1電極、前記透明な第1電極毎に設けられたカラー画素フィルタ、前記カラー画素フィルタ毎に設けられた白色発光層、前記白色発光層毎に設けられた第2透明電極、及び第2ガラス基板を備える表示パネルにおいて、
    前記画像表示側から見て、前記カラー画素フィルタに重ならない位置の、前記第2ガラス基板内に、自励振動型ヒートパイプの流路が配置された表示パネル。
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